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テレビ局に襲い掛かるワイドショー問題とスポンサー凸

早ければ今から3~5年以内には、テレビ業界からの大々的なスポンサー離れが生じるのではないか―――。これが、著者自身が現時点で予想するテレビ業界の近い将来です。これまでは「お付き合い」で出稿していたスポンサーも、なかば反社と化しつつあるテレビ局に広告を出すのに耐えられなくなる(かもしれない)。その原因を作る要素のひとつはもちろん、SNSの社会的影響がますます大きくなっていることです。

なぜ企業はスポンサー料を払うのか

テレビにスポンサー料数億円という価値はあるのか

昨年の『現在のTVに数千万~数億円のCM料の価値はあるのか』では、地上波のテレビ局におけるスポンサー料に関する放送コラムニスト・ジャーナリストの高堀冬彦氏の、こんなコラム記事を紹介しました。

テレビ、2つの誤解 「ドラマの再放送」はちっとも儲からない 「TVer」は新たな収益の柱にはならない

―――2024/12/13 06:12付 Yahoo!ニュースより【デイリー新潮配信】

高堀氏の説明によると、テレビ業界ではプライム帯で製作費3000万円の1時間ドラマを作ると、局にはスポンサーから1億円以上のスポンサー料が入るのだそうであり、また、地上波のスポンサーがプライム帯でネットタイムCMを出すと、30秒のものが26本で4000万円~3億円程度なのだ、ということです。

記事には「プライム帯」だの、「ネットタイム」だのといった業界用語も多く、また、著者自身、テレビ業界の商慣習については詳しくなく、したがってこのリンク先記事の記述がすべて正しいのかについても判断できないところではあります。

とくに「再放送での売上高は通常番組と比べせいぜい10分の1程度」、などとする記述についても、にわかには信じがたいところでもあります。

スポンサーとテレビは一種の「なれ合い」関係?

ただ、それ以上に個人的に興味深いと思うのは、これらの番組に対し、「よくスポンサーが付くものだな」、という点です。

そもそも論ですが、スポンサー(広告主)の立場としては、その広告を出すことで▼自社の製品、サービスがより売れること、▼自社の企業イメージを向上させること、▼自社の企業ブランドを訴えること―――などの効果を得ることを期待しているはずです。

ですが、果たして現在のテレビに、そのような効果が期待できるものなのでしょうか。

これについては、年末、とある業界関係者の方に聞いた、こんな話が気になります。

現在のテレビ業界とスポンサーは、一種のなれ合いの関係にある」。

「なれ合い」というのは、何とも不穏当な表現です。

この業界関係者の方によると、テレビ業界ではこれまで、一種の「みかじめ料」的な発想でスポンサー料を支払っていたフシがある、とのことです。要するに、そのテレビ局に広告を出稿することで、妙な報道をされるリスクを軽減させる、ということです。

これが事実なのかはよくわかりません。

ただ、著者自身にはメディア関係者の友人はいないのですが、逆に、メディアに広告を流す側の友人は多数おり、彼らからも「テレビ(や新聞)の広告って、知名度を上げるためだけではなく、ほかにも目的があるんだよ」、といった具合に、似たような話をよく耳にします。

長年のお付き合い、あるいは一種の「みかじめ料」

たとえばこの「なれ合い」の具体例として、多いパターンのひとつが「長年のお付き合い」です。

とりわけ地方のある程度の企業は、その地域内で走らない人がいないという程度には知名度があるため、自然に考えたら「知名度をさらに上げるために広告を出す」というのは考え辛いところですが、現実には地元局(や地元紙)には、それらの企業の広告は頻繁に出稿されています。

これなども、その企業が地元を大切にしているというメッセージ性を伝えるなどの目的があると考えられ、ある意味では地元ならではの対応といえるかもしれません。

また、もうひとつ耳にするのが、「変なことを報じられないようにする」という意味の、一種の「みかじめ料」的な発想です。こちらは企業としてはテレビ(や新聞)の広告効果が低いことを理解していながらも、そのメディアにわざと広告を出すことで、自社のことを悪く報じないでほしい、といったメッセージなのだそうです。

つまり、テレビ(や新聞)は社会的な影響力が大きいため、企業がそのテレビ局(や新聞社)にあらかじめ広告を出すことが一種の「保険」となっているのです。万が一、その企業に不祥事が生じたとしても、テレビ(や新聞)がそれを報じないでいてくれることを期待している、というものです。

ただ、このロジックが正しければ、やはり大きな疑問が生じます。

昨年の「兵庫県ショック」などでもわかるとおり、新聞、テレビを含めたオールドメディアの社会的な影響力が低下しているからです。

いや、もちろん、オールドメディアの社会的影響力がゼロになったというわけではありませんし、今でもオールドメディアは(かつてと比べて減ったとはいえ)ある程度の社会的影響力は保持しているため、「オールドメディアに対するみかじめ料」としての性格が完全に消滅するわけではありません。

しかし、企業にとっては、かつてと比べ、「オールドメディアにネガティブな情報を報じられること」のダメージが少なくなっていることも事実でしょう。いわれなき報道に対しては、企業ウェブサイトで反論するだけでなく、SNSなどでもそれを否定する声明文を出すことができるからです。

このように考えていくと、オールドメディアの引力が弱くなる過程で、「みかじめ料」的な意味合いを持つ広告料・スポンサー料を支払う必要性を感じない企業が徐々に増えてくることは間違いありません。

ワイドショー問題に耐えられなくなる?

ワイドショー問題とスポンサー凸

ただ、昨今の企業は、これとはまた別次元の問題で、広告支出を見直さなければならない可能性が生じて来ています。いわゆる「ワイドショー」などの報道番組が不適切報道の温床となっているとして、今後、訴訟リスクに晒されると著者自身が予想しているのです。

これを今後、当ウェブサイトでは「ワイドショー問題」と呼びたいと思います。

このワイドショー問題とは、昨年、SNSなどの影響もあって斎藤元彦氏が兵庫県知事に再選されたことで、おそらくは多くの人が意識したであろうテレビの虚報体質を著者自身が表現するために作り出した用語ですが、今年以降は、これが大変に大きな問題となると考えられるのです。

そのひとつが、「スポンサー凸(すぽんさーとつ)」と呼ばれる行動でしょう。

この「凸」とは「突撃」をネット風に略したもので、わかりやすくいえば、ワイドショーなどおかしな報道を行っているテレビ番組に関連し、その番組のスポンサーの「お客様相談センター」やIR部署に直接問い合わせたり、あるいは株主総会などに出席して経営陣に直接質問したりする、という動きが広まってくる可能性があります。

その先駆として、『放送法遵守を求める新・視聴者の会』などの動きが知られていますが、昨今はSNSなどを通じて単独で、あるいは連携して、さまざまな人がさまざまな立場から意見を具申することができる、という時代に突入しつつあります。

極端な話を言えば、いまこの文章を読んでいるそこのあなたも、その気になれば簡単に活動を始められます。

まずXなどのSNSにアカウントを開設することは簡単ですし、解説したアカウントで情報発信することもまた簡単です。

もしあなたが株主なら…株価に影響する行為を質問する権利がある

そして、たとえばあなたがテレビを見て、「これはおかしいんじゃないか?」、と疑問を覚えるようなコンテンツを発見したときには、「何月何日、どのテレビ局のどの番組で、こんな趣旨の報道があった」、などとXにポストすれば、その内容がおかしいと思っているほかのユーザーからの共感がえられるかもしれません。

また、その番組のスポンサーを覚えておいて(できればメモに書いておいて)、そのスポンサーのIR担当部署をネットで調べて電話したり、(電話が苦手な人は)IR部署にメールを発信したりして、その企業がその番組のスポンサーをしていることの是非を問いかけることができます。

たとえば、こんな具合です。

XXテレビのX月X日放送の『XXXX』という番組で、事実に反する内容が放送されました。その詳細はXXXXです。御社はこの番組にスポンサーとして出稿していらっしゃいますが、虚偽の内容を放送するテレビ番組に広告を出すこと自体、御社の風評にも関わるのではないでしょうか?

また、これについてはさまざまな立場が考えられるのですが、いちばんわかりやすいのはその会社の株主、という立場でしょう。

あなた自身が株式を保有している会社がデタラメな情報を流す番組のスポンサーを務めていれば、その番組を見て「この番組、おかしい!」と思った人がその会社に対し悪い印象を抱き、業績が加工することを通じて貴方の株式の価値が下落する(かもしれない)わけです。

したがって、あなたは株主として、会社に対し、「そんな番組に広告を出稿するのはいかがなものか」と疑問を呈する権利があるわけですし、また、会社のあらゆる行動が株価に繋がっている以上、おかしな番組にスポンサーとしておカネを払っていること自体の是非が問われるのも当然の話です。

SNSでの炎上は企業にとっても大きなリスクに!

さらに怖いのは、SNSでの炎上でしょう。

先ほど述べたとおり、かつてテレビ(や新聞)は絶大な社会的影響力を持っていましたが(だからこそ「みかじめ料」的なコストとして広告料を負担していたという側面があるのですが)、昨今だとテレビの影響力が低下しているだけでなく、SNSの影響力が上昇しているという側面があります。

たとえば、ある番組で問題報道が発覚し、それにより「あの会社、あのテレビ局のあの番組に広告を出しているらしいよ」、などとSNSを通じて拡散するような事態が生じれば、そのこと自体がその会社にとって、非常に大きな風評損害をもたらす可能性をもたらします。

いわば、不祥事を起こしたワイドショーなどに広告を出稿し続けた場合、そのテレビ局との関係は良好に保つことができるかもしれませんが、SNSを通じて自社の風評が傷ついてしまうというリスクを抱えなければならなくなるのです。

結局は、企業にとってもテレビとSNSを両天秤にかけざるを得ません。

そして、広告を出稿する企業にとっては、これまでであれば「テレビを通じて自社の風評が拡大するリスク」の方が大きく、「不祥事を起こしたからといって、そのワイドショーなどに対するスポンサーを降りない」、という判断に傾きがちだったのかもしれませんが、この天秤が崩れる可能性が高まっているわけです。

ワイドショーが炎上したら、その曲の他の番組にも影響する(かも)

ただ、そうなってくると、話はそれだけにとどまらなくなります。

情報番組次第では、「公共の電波」を使ってそのような番組を放送するという行為自体が反社会的なものとみなされるリスクが出て来るからです。

あまり言いたくはないのですが、テレビ局が企業から「反社会的勢力」に近い扱いを受ける可能性がゼロとは言えないのです。

たとえば、あるテレビ局の情報ワイドショー番組で、事実に反する内容、あるいは取材不足その他一面的な内容を放送してしまったとしましょう。そして、そのことが「公共の福祉に反する」などとしてSNSなどで批判され、「炎上」してしまったとしましょう。

このとき、スポンサー企業としては、「当社は単なるスポンサーであり、番組の内容は関知していません」、では済まされません。

そして、該当する情報ワイドショー番組のスポンサーではなかったとしても、そのような情報ワイドショー番組を放送した局のほかの番組にスポンサーとしてかかわっていたならば、最悪の場合、そのような企業もまた同様に、SNSで「炎上」してしまう恐れがあるのです。

実際、「ネット炎上」の走りともいえる2011年のフジテレビに対する抗議デモの際には、一部の家庭用品メーカーなど、スポンサーにも抗議行動が「飛び火」したことがありますし、現時点のネットの社会的影響力は、14年前とは比べ物にならないくらい大きくなっていることを忘れてはなりません。

制作費不足のテレビ局はワイドショーを切れないのでは?

そうなると、反社会的な内容を放送してしまった局は、そもそもその番組自体を打ち切るか、それとも開き直ってそのスポンサーとの関係を解消するかを選ばなければならなくなるかもしれませんが、話はそこまで単純なものでもありません。

結局のところ、番組制作の関係で、テレビ局もワイドショー依存から簡単に脱却することはできないからです。

昨年末の『制作費「ゼロ」も?テレビ局が通販番組を放送する背景』でも取り上げましたが、昨今、テレビ業界は深刻な製作費不足に陥りつつあるからです。

結局のところ、(あくまでも現時点での著者自身の予測も交えるならば)テレビ業界は制作費が安上がりである程度の視聴率が期待できる「情報ワイドショー」という形態を止めることはできないでしょうし、また、番組制作者の専門能力のなさといった問題を解決することも難しいのではないでしょうか。

そして、現在のペースでSNSなどネットの社会的影響力が高まり、オールドメディアの社会的影響力が低下して行くという流れが続けば、やはりどこかの段階で、スポンサーのテレビからの大規模な離脱が生じるのではないでしょうか。

あと数年でスポンサー大量離脱も?

それが生じるタイミングを、著者自身は、早ければ5年以内、いや、3年以内と見ています。

もちろん、テレビ業界が「改心」し、ファクトをベースに正確な報道を心掛けるようになれば、もしかしたら再び人々の信頼を回復する、といった展開も、理論的にはあり得ないわけではありませんが、まぁ、その可能性は極めて小さいとみて良いのではないでしょうか。

いずれにせよ、今年のテレビ業界は「ワイドショー問題」と「スポンサー凸」などが大きなキーワードとなりそうだと思うのですが、いかがでしょうか?

新宿会計士:

View Comments (26)

  • 新聞会社をぶっ壊せ
    こんなスローガンが今年広まるかも知れません。
    ジャニーズ事務所問題は終わっていない。誰もが知っているのに隠蔽された社会悪というものがあった。それを記事したのはイギリスの報道機関 BBC でした。破壊力がありました。
    「うそのしんぶん」「報道しない自由」は今や高校生でも知っている社会単語です。
    深く隠蔽された欺瞞を衝くことには報道価値がある。報道しない自由が行使されているのなら、外国報道機関に手柄を渡す。これこれは嘘ですよ、ホントウはこうなんですよ、誰だれが関わっていますよ、利益関係はこうですよ、だから隠蔽が続いていますよ。そうネタをくべてやり続ければいい。
    結果として何が起きるかというと、日本の新聞会社がぶっ潰れることになるのです。

  • スポンサー凸の影響。以下は、架空の話です。あるスポンサーのビジネスモデル。あるテレビ局とあるスポンサーが結託し違法な接待で有力タレントを確保。有力タレントによるテレビCMにより自社の製品サービスの売上を拡大。これが今までのビジネスモデル。架空の話です。
    SNSによる情報の非対称性の崩壊により、スポンサー企業の担当者は、戦々恐々。
    決算短信に記載されている電話番号に1本のスポンサー凸電話。情報の非対称性が崩壊していることに鑑み、1本のスポンサー凸電話だけであるが、違法な接待を原動力とするビジネスモデルからスポンサーが離脱の意思決定。テレビ局の売上が突然の蒸発。
    スポンサー凸は、可也の破壊力があるかもしれません。

  • スポンサー企業がオールドメディアに「みかじめ料」を払っていたとしても、SNS炎上で自社の経営に致命傷(?)を与えたとしてら、SNSに引っ張られてオールドメディアが、スポンサー企業に不都合な事実を報じるとなったら、オールドメディアがSNSからスポンサー企業を守ってくれないとなったら、スポンサー企業がオールドメディアに「みかじめ料」を払う必要がなくなるのではないでしょうか。

  • 広告費というのは企業にとって典型的な「予算を取って使う」費用じゃないかな。
    翌年度(あるいは数年間の)の予算立ててその通り使っていく。
    その予算をテレビ、新聞、ネット、看板等に配分していくのだと思う。
    総額を決めてしまえば、配分や内容は広告部にまかされるので電通(広告代理店)が広告部に日参して責任者を接待攻めにする。広告部長の口から「役員会で最近はネット広告じゃないかという声が上がってるんだけど、そのあたりどうなってるの?」電通の担当者は「いゃ~さすがお目が高い(内心いまごろかよと思っていても)。次回弊社の担当を連れてきましょう」そんな感じかな?想像だけど。

    テレビ番組の製作費だけど最近1社提供が減っている。去年終わった「ふしぎ発見」は日立グループの1社提供。他に出光の「題名のない音楽会」塩野義の「ミュージックフェア」
    こういう番組はスポンサーとの間で1回分xx千万円年間xx億円の製作費という契約になっているんだろう。ふしぎ発見はある回はエジプト取材、その次は国内というようにして
    年間xx億円の製作費という枠内でやっているのだとおもう。

    • 今にして思えば、番組の人気不人気も好評不評も全部スポンサーが被る一社提供番組というのは、広告主も放送会社も制作スタッフも、相当な緊張感を持っていたのでしょう。

  • 箱根駅伝、
    8時スタートなのに1時間も前から「もうすぐスタート」などという番組を作って大手町、芦ノ湖に押し寄せて煽りに煽っている。
    優勝校の行方が分かってきたら次はシード権争い。15年くらい前までシード権などという存在すら知れ渡っていなかった。しかも最近は予選会まで実況中継している。
    さらに大学駅伝部の合宿所に押しかけ練習風景、選手、監督を取材。
    日テレがもつ数少ないキラーコンテンツ(正月のテレビが面白くない漁夫の利だが)なので「骨までしゃぶってやれ」ということだろう。
    読売新聞は箱根駅伝グッズを販促に使っている。私の家にタオルとパーカーをもって現れ2-3か月取ってくれと。

    こういうのを観ていると「テレビが生き残る分野はスポーツの中継と定時ニュース、天気予報くらいではないか」という私の予測にだんだん近づいてきた気がする。
    あっ忘れてた、通販番組も。あれを番組と呼ぶならだけど。

    • >8時スタートなのに1時間も前から「もうすぐスタート」などという番組を作って大手町、芦ノ湖に押し寄せて煽りに煽っている。

      夜のバラエティ番組の前にもやってますよ。同じ日の真っ昼間に 「今夜放送の〇〇を一足早く予習しよう!」 とか言って。そんな番組でも放送しないと枠が埋まらないんだろうな。

    • 新聞の購買の低下、紅白の視聴率低下は順々に進んでいるようです。
      いよいよとなればNHKの大相撲の視聴、興行の売上低下。朝日の甲子園の視聴、観戦の低下、日テレの箱根駅伝の視聴率低下が起こった時テレビの終焉だと思います。
      テレビは騒ぐの得意、検証不得意なのが不誠実で弱味と思えます。

  • こんな経験があります。
    朝日新聞大阪本社広告局の男性と2度ほど異業種交流会で会いました。ずいぶん以前のことです。名刺も2枚持っています。
    ひとことで言うと、彼は品行卑しい人物でした。バブル時代に学生の身分でタダ飯ただ酒を満喫していたこと、卒業後は新聞社広告局に就職して羽振りよくやってきたこと。自分は私立大学出だが、俺の人生にはカネが掛かって来た。別れた配偶者をあったばかりの見ず知らずの他人に悪く言うこと。住んでところは高級住宅地街なこと。そして、同僚の新聞記者は安月給だ、よくあんな給料で働けるものだと馬鹿にするのです。こんな放言を2度聞かされました。これが著名新聞社の社員なのです。

    • 昔エジプトからの帰りの飛行機でテレビ局のクルー14~5人に周りを囲まれてしまったことがある。一人旅だったのでそのような席になってしまったのだろう。
      長旅なので回りの会話はいやでも聞こえてくる。
      彼らの話は3つに終始していた。女の話、車の話、マージャンの話。
      学生時代を思い出したが、そのクルーたちはみな40台の男。なんともチャラい奴らだと思ったね。

    • 韓国の傷ましい事故で、英国 SkyNews 局が機体調査地点にカメラを据えてインターネットライブ中継を続けていました。ところがライブ中継には何故か日本語がピックアップされて聞こえていた。なんだか誰かをけなしているような話し声、嫌味なげたげた笑う声が聞こえていた。きっと日本の TV 局取材関係者だろう。誰かが録音音声から発言者を特定してくれるだろうとそう予測しています。

  • つい最近、こんな出来事があったばかりですね。

    「日本に移民を」 亀田製菓CEOの発言が炎上して株価は下落…不買運動に加担する“ピュアな人”に背筋が凍るワケ (ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
    https://news.yahoo.co.jp/articles/96cee8c9167e0d7d594d6cdae400da45c53ac49b/

    発言の主の亀田製菓CEOはインド人だそうです。どっちが“ピュアな人”なんだか。

  • 制作費削減の対策は?

    従来:ワイドショーだ!!
    今後:ワイどぉしょう?・・。

    通販番組が尺埋めの終着点なのかもですね。

    *本年も、どうぞよろしくお願い致します。

  • 今でもあるのかどうかは知らないのですが、総務省の入っている霞が関のビルのロビーにはCS放送の番組を紹介する目的?の多画面パネルがありました。
    かつては多チャンネルのニーズがあり、総務省にとってもこの世の春であったことなのでしょうね。
    それが今や、基本の基本である地上波放送ですら、番組枠を満たすのに四苦八苦する現在。
    天下のNHKですら番組宣伝のための番組やら、再放送やらでマスを埋めることが日常的な様子。

    人の意思決定には工学用語でいうところの「ヒステリシス」があるように思います。
    現状は各社様子見という状況だとすると、どっかが足抜けしたら急速にスポンサー企業全体に足抜け反応が進展することと推察します。

  • 数年前テレビで出雲駅伝を見ていたらトップ走者が大写し。アナウンサーが「まっすぐ前を見据えて走っていきます。決して後ろを振り返りません」その直後にランナーが1回振り返り、そのあと2回目、3回目と後ろを振り返った」アナウンサー「。。。。。。。。。。」
    私は腹を抱えて笑い転げた。

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