社会常識を知らなかった「令和生まれ」のなかには、最近だと、言語能力が非常に向上し、たとえば「自分自身が平穏理に占有・使用していた玩具を強引に奪われた」などとする趣旨の説明を行うことができる若者も増えているようです。そんな最近の「令和生まれの若者事情」を追ってみましょう。
あれから3年
「080808」―――。
時代が令和に移って早くも6年目ですが、こうしたなか、本稿は令和3年8月に議論した「衝撃のあの論点」(『最低限の社会常識もわきまえない「令和生まれ」の衝撃』参照)の「続報」です。
当ウェブサイトでは以前、「令和生まれ」の若者について、一般論として、次のような特徴がある、と指摘しました。
何か気に入らないことがあると、すぐ泣く。
令和3年当時、令和生まれの若者は、ちょっと自分に気に入らないことがあると、すぐに泣く、という特徴がありました。
そもそもちゃんと話せない
令和3年当時だと、「令和生まれ」はそもそも日本語自体が怪しいという事例が多く見られました。
多くが実家暮らし・親離れできていない
令和3年当時、独り立ちできている「令和生まれはほとんどおらず、その多くが親元での実家暮らしだったと考えられます。
掛け算の九九もできない
令和3年当時では、掛け算の九九を暗記している「令和生まれはほとんどいなかったのではないでしょうか。
運転免許を取得している人は皆無
令和3年当時、「令和生まれ」のなかで、自動車の運転免許を取得しているケースはほぼ皆無だったのではないでしょうか。
言語能力が高いのは女性が多い(ような気がする)
このあたり、あれからちょうど3年が経過しましたが、これらの事情についてはどうなっているのでしょうか。
少なくとも著者自身が観察している事例でいえば、「令和生まれ」のなかにも最近、言語能力の著しい向上が見られるという事例があり、とくに「令和生まれの女性」のなかには、かなり理路整然と自己主張をする事例が見られます。
「私が占有・使用していた玩具をAくんが強引に奪っていった」、などと他人の不法行為を周囲の昭和生まれ・平成生まれなどに対して説明することができる人もいますし、「このケーキの所有権並びに使用権は私が留保している」とする趣旨の自己主張を行うことができる女性もいます。
これに対し、「令和生まれの男性」といえば、言語で説明するよりも、どちらかというと行動で示す人が多いようであり、たとえば保育園などで他人が使用している玩具を横取りし、その場にいた「平成生まれ」から咎められる、といった事例は日常茶飯事だそうです。
野菜を選り分けて食べ残すとは!
さらに困った論点があるとしたら、「好き嫌い問題」でしょう。
「令和生まれ」はトマト、きゅうり、ピーマン、茄子といった野菜類に顕著なのですが、一般に「令和生まれ」の人は野菜を嫌う傾向が見られ、「昭和生まれ」や「平成生まれ」がチャハーンなどにこれらの野菜類をコンタミネーションさせたとしても、器用に野菜だけ選り分けて残す、といった現象が見られます。
なお、首都圏近郊などにお住いの方の場合だと、たとえば千葉県にある某遊園地施設あたりは満4歳になる以前であればチケットなしで入場することができるためか、金銭的な負担なしに某遊園地を利用しまくっている「令和生まれ」がいるとの報告も、著者自身は耳にしています。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただ、著者自身が最近、大いに危惧しているのは、「昭和は遠くなりにけり」問題です。
すなわち平成元年生まれ(≒ギリギリ昭和64年生まれ)の人たちは35歳、ということでもあります。
昭和生まれのうち、会社や役所などで勤務している人などのなかには、早い人だとおよそ15年ほど前から、職場に「平成生まれ」が本格的に進出し始め、衝撃を覚えたという事例も多いと思われますが(私見)、現在だとその「平成生まれ」が社会の中堅層を形成しつつあるのです。
いずれにせよ、若い人たちが世の中を変えていくことに期待したいと思う次第です。
View Comments (25)
>「昭和は遠くなりにけり」問題
これから30年後、
「これだから平成生まれは・・・」「うわ、平成臭い」
と言われてしまうようになるのは歴史の必然でしょうか。
令和生まれの若者って平成生まれの若者の間違い?
読解力低いな、おい。
令和生まれは本当に怪しからんですね
しかし人口に占める割合は大したことないので
社会問題を引き起こすことはないと思われます
問題点の殆ども時間が解決してくれるでしょう
何から何までルールを定めて厳格に運用するより
市民生活の中では不文律が自然に機能してくれる方がありがたい
エラソーに言うのもなんですが
スマホが生活必需品となった今この使用マナーにも自然な共通意識があればと願います
そも周囲への配慮を考えないのか
あるいは注意力を削がれた結果周囲への配慮不足に陥るのか
「お前こそ迷惑かけまくりだろ」と言われそうなので
いちいち具体例を挙げるのは避けます
オマケですが、駅の改札は出る人と入る人の流れが交錯しにくいように配置してほしいなあ
無理なのか?
「某千葉の有名遊園地は4歳まで無料!」そーなんだ。私の頃は遠すぎて、連れて行った記憶があるが、忘れていたよ。でも首都圏に住む息子家族四人が遊びに行ったとは聞いた事無いゾ?考えてみれば、やはり「平成生まれの奥様の意向が最大限尊重される」と見るべきか?確かに奥様が行きたいというのを、子が生まれる前から聞いた事無い(爆笑)。それよりも美味い食事が好きだった(^^)。CADやらでパソコン触っている時間の方が長かった。USJはホテル宿泊で行ったそうだが。
平成元年生まれ(昭和64年、ほとんど居ない)の人たちは35歳です。凄い事だなぁと思います。ちなみにずっーと以前、昭和40年生まれを自慢していた部下が居た。確かに当時若かったが、なんや今は59歳、昔なら定年1年前です!
今や社会の中核は、平成生まれですね。そして令和の若者、期待してますよ〜。
令和生まれには、Z世代だのゆとり世代だの団塊の世代だのといった実質蔑称ではなく、世代を褒め称えるような◯◯世代と言われてほしいものです。
とはいえそれぞれ元々は悪い意味は含まていないはずですが。あるやっかいなY世代に苦慮しつつある優秀なゆとり世代に助けられて事業をしていると、レッテルもあまり気にならなくはなります。
そろそろ、課金が発生するサイト、異性との交際を仲介するサイト等への接続や、無着衣の自撮り映像の送信を強制的にブロックし、かつその解除を不能とする措置が施されていないスマホやPCは、令和生まれの家族がいる限り、購入設置を不可とする「令和ルール」を法制化する時期に来ているのかも知れませんね(笑)。
まぁ元年生まれとして今年5歳ですしね
平成生まれのキラキラネームの祭典、スケートボードのパリオリンピックを見ていると、昭和生まれの言語能力のおかしなアナウンサーが「金メダルに恋した14歳!!」「13歳、真夏の大冒険!!」と意味不明な言を発しているので、令和生まれには、そういった悪い昭和のセンス的なものを断ち切ってもらえたらと思います。
私の読解力が無いのか分かりませんが、令和生まれの若者って?
令和元年生まれでも、せいぜい5歳か6歳。実家暮らしは当たり前だし、九九は小学校で習うし、
自動車免許なんか持ってるはずもないし。。。
令和に成人になった人、という意味として読めばいいのかな。
まあ、ユーモアと取るか、ナンセンスと考えるかは、その人その人の感性次第。「読解力」云々の話とは言えないでしょう。
因みにこの話題、初出は令和3年だそうですが、シリーズ化して何十年も引っ張るのは、ちょっと無理っぽいですね(笑)。
当たり前のことをいかにも問題があるように書くことで、昨今のオールドメディアの偏向報道やミスリードを揶揄しているジョーク記事ですよ。
例として「一酸化二水素」は大変危険だ、大量に飲むと死ぬ。こんな危険なものが日本では各家庭に配布されている。※一酸化二水素=水の事です。
ここで不思議な記事に出会ったときには掲載日時を確認するといいです。
ちょっと話は、横にずれますが、最近驚いた事を書きます。
それは、【老害】という言葉です。
この言葉の意味を知らない高齢者が結構いる事です。(私は73のじっちゃんです)
たまたま同窓会で、【そんことを言うと老害と言われるよ】と言ったところ【老害ってなんだ?結核の事か?】と返されました。回りに聞いてみると半数ほどの人が【老害】という言葉を知りませんでした。また知っているという人でも【高齢者に対する悪口】程度の認識でした。
たまたま私の同級生がそうだったのかもしれませんが、ちょっとびっくりしました。
本来は世代交代や意識改革が起きない組織の弊害、集団としての老いを指す言葉なのですが、すっかり高齢者への罵倒語へと意味がすり替わっていますね。大抵は昔の価値観を押し付ける老人そのものを指したり、認知機能や感情抑制の衰えた人を指しているといった感じでしょうか。もはや本来の意味で使う人はほぼ居ないのではないかと思います。使うと誤解を招く確率が高すぎますから。
「新聞社は老害に陥っているね」などが正しいかな?