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選挙違反は報じるメディアや放置する官僚にも責任あり

日本は透明性の高い自由・民主主義国家ではありますが、そんな日本の自由度を引き下げているのは、官僚、メディア、特定野党という「腐敗トライアングル」です。先日、東京都知事選を巡り、出馬を表明している齊藤蓮舫参議院議員が明らかな公選法違反行為を行った件、あるいはそれを一部民放が報道した件に関し、参院会派「NHKから国民を守る党」の浜田聡参議院議員は総務省などに対し国会質問を行ったようです。

RSFvsFH

日本は自由・民主主義国家…なのか?

日本は自由・民主主義国家である」。

私たち日本国民の多くはそう信じているはずですし、実際、国際的な組織の調査でも、日本は世界の中でも最も透明性が高く、自由で民主的な社会であると評価されています。

米国に本部を置く非政府組織「フリーダムハウス」が調査し、毎年公表している「世界の自由度ランキング」では、日本は今年も100点満点中の96点を獲得しました。ランキングでいえば、世界210ヵ国・地域のなかで、上から11番目に入りました。

日本よりも上位だったのは、1位が100点のフィンランド、2位が99点のニュージーランド、スウェーデン、4位が98点のノルウェー、5位が97点のカナダ、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルク、オランダの合計10ヵ国。日本はベルギー、ポルトガル、スロベニア、スイス、ウルグアイと並んで同率11位でした。

ちなみにランキングをG7諸国(日本、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ)に限定したうえで、データが手に入る2013年以降でランキングの変化を見てみると、図表1の通り、日本は2016年以降、9年連続して96点で2位であることがわかります。

図表1 自由度ランキング・G7比較

(【出所】Freedom House, Publication Archives データをもとに作成。なお、グラフタテ軸の起点はゼロとなっていない)

RSF調査だと180ヵ国中70位、G7では最下位

この調査「だけ」で判断する限り、日本は世界でも最も自由で透明性が高く、民主的な社会であるといます。

ただ、こんなことをいうと、「このフリーダムハウス(FH)のランキング、信頼に値するものなのか」、という疑問を持つ人もいるのではいでしょうか。

とりわけ、「日本は自由で民主的だ」、などと述べると、一部の新聞やテレビがしきりに報じている、「日本の報道の自由度が低い」という調査結果とは矛盾しているようにも見えるからです。

この「報道の自由度」とは、フランスに本部を置く非政府組織である「国境なき記者団」(Reporters sans frontières, RSF)が公表する『報道の自由度』 “Classement mondial de la liberté de la presse” ランキングです。

これによると、日本の2024年のランキングは180ヵ国中70位と、非常に低い評価に留まっています。

また、先ほどの図表1に倣って、こちらのRSFランキングについてもG7諸国での比較を行っておくと、図表2のとおり、とくに2017年以降に関していえば、日本はG7で最下位の地位に甘んじていることがわかります。

図表2 報道の自由度ランキング・G7比較

(【出所】REPORTERS SANS FRONTIÈRES, CLASSMENT LISTEをもとに作成)

したがって、RSFの調査結果を信頼するならば、日本はジャーナリストにとって、他のG7諸国と比べ、報道の自由が制限された国だ、ということです。

少なくともどちらかの調査が「正しくない」

FHの調査では「世界で11番目、G7で2番目に自由度が高い国」なのに、RSFの調査では「報道の自由度はG7で最も低く、世界180ヵ国で比べても70位に留まっている」。

このFHの調査結果とRSFの調査結果、日本に関していえば、ここまで矛盾する結果が出ているわけですから、少なくともどちらかがウソをついているのではないか、という疑いが生じてきます。

あるいは、「RSFは報道の自由度であり、FHは社会全般の自由度を指しているのだから、両者の評点やランキングが異なっていても不思議ではない」、といった説明も成り立たないわけではありませんが、こうした説明、かなり苦しい言い分です。

本稿でも、FHとRSFのどちらが「正しい」のかについての結論を示すことはしません。

ただ、事実をひとつ述べておくならば、FHとRSFでは、評点のプロセスが、まったく異なっています。

そもそもRSFに関していえば、2022年以降に関しては5つの尺度でスコアが示され、総合スコアはその5つの項目の平均値が採用されているようなのですが、2021年以前に関しては評点のみが示され、2011年以前に関しては評点すら出て来ていません。

しかも、2022年以降に関しても、5つの尺度のそれぞれのスコアが、いったいどういう根拠で出て来たのかに関する、詳細な積算レポートは見当たりません。ただ単に、「この国は何点で何位だった」という「結論」が示されているのみです(図表3)。

図表3 RSFの評点

(【出所】RSFの日本に関する2024年のトップページ

これに対し、FH調査に関しては、「100点満点」は25個の設問(各4点満点)が列挙され、これらの設問について、「4点中の4点」、「4点中の3点」、といった具合に、各項目の評点を積み上げた結果が示されています(図表4)。

図表4 FHの評点

(【出所】FHの日本に関する2024年の詳細レポートページの一部)

このことから、FHランキングについては、全部で25個の評価項目をじっくりと読み込み、「この項目の評点は納得がいく」、「ほかの国と比べてこの項目の評点はおかしい」、など、ひとつずつその正しさを検証する、ということが可能です。

すなわち、少なくとも「どこの誰がどう判断したのかわからない」RSFのランキングと異なり、FHのランキングに関していえば、評点項目をひとつずつ確認することができる――、すなわち「客観性」ないし「検証可能性」があるのです。

この点、RSFのランキングが大好きな日本のメディアが、FHのランキングを頑なに報じないというのも不思議ですし、また、『日本の報道の自由度を引き下げているのはメディア自身』などでも取り上げたとおり、RSFのランキングについても、原文どおり正確に報じているとは言えないのが日本のメディアの実態でしょう。

日本の問題は腐敗トライアングルにあり

あれ?これってマスコミの問題では…?

さて、冒頭に提示した、「日本は自由・民主主義国家である」とする命題については、FHランキングで読む限りはおおむね正しいといえるのですが、ただ、それでも留保が必要な項目がいくつかあります。

そのうちのひとつが、「その国に自由で独立したメディアは存在するか」、という設問です。原文でいえば質問D1 “Are there free and independent media?” です。

この項目については4点満点中、3点に留まっているのですが、先日、2024年版の日本に関するレポートが出ていたので、これについて原文どおり、掲載しておきましょう。

Freedom of the press is guaranteed in the constitution, and Japan has a highly competitive media sector. However, a 2014 law allows journalists to be prosecuted for revealing state secrets. Article 4 of the Broadcast Act gives the government the power to determine what information is “fair” and thus acceptable for public broadcast.

Under the traditional kisha kurabu (press club) system, institutions such as government ministries and corporate organizations have restricted the release of news to journalists and media outlets with membership in their clubs. In recent years online media and weekly newsmagazines have challenged the daily papers’ dominance of political news with more aggressive reporting.

In August 2023, members of the UN Working Group on Business and Human Rights accused the media of failing to cover sexual-abuse allegations against the late Johnny Kitagawa. Kitagawa had exerted influence over television stations that featured the musicians his agency represented.

意訳すると、こんな具合でしょう。

報道の自由は憲法で保障されており、日本のメディア業界の競争はとても厳しい。しかし、2014年の法律により、国家機密を漏らしたジャーナリストは訴追される可能性がある。放送法第4条は、どのような情報が「公正」で、公共放送にふさわしいかを判断する権限を政府に与えている。

伝統的な記者クラブ制度の下、政府省庁や企業組織などの機関は、クラブに所属するジャーナリストやメディアにのみニューズの公開を制限してきた。近年では、オンラインメディアや週刊ニューズ雑誌が、より積極的な報道で日刊紙の政治ニューズ支配に挑戦している。

2023年8月、国連ビジネスと人権作業部会のメンバーは、故キタガワ・ジャニー氏に対する性的虐待疑惑をメディアが報道しなかったと非難した。キタガワ氏は、自身の事務所が代理を務めるミュージシャンを特集するテレビ局に影響力を発揮していた。

3つの段落からなる文章ですが、ここで指摘されている3点のうち、政府の情報統制に関するものは1つで、残り2つは、メディア自身の問題であることがわかります。

記者クラブという制度では、このクラブに所属しないジャーナリストやメディアに対する政府機関の情報提供の機会が限られている、ということであり、その意味では情報の完全な自由が実現しているとはいえない、ということでもあるのです。

個人的に、どうしてこれで4点満点中3点が取れるのかが、むしろ疑問でなりません。

RSF調査でもメディアの問題が指摘されていた!

ただ、このような点に関連して思い出しておく必要がある論点が、ひとつあります。

じつは、「日本の報道に大きな問題がある」という点については、RSFのレポートにも、はっきりと記載されているのです。RSFの日本に関する記載(ASIE – PACIFIQUE / Japon)から、メディアの状況がわかる内容を4つほど抜粋して意訳しておくと、こんな具合です。

メディアの状況

従来型メディアは依然としてニューズサイトよりも大きな影響力を保持している。主要な新聞・放送局は、読売、 朝日、日経、毎日、フジサンケイの5大メディア複合企業体が所有している 。うち読売・朝日は1日の部数がそれぞれ620万部、360万部と世界最多の新聞発行部数を誇る。また、Nippon Hoso Kyokai(NHK)は 世界最大の公共放送局のひとつである。

政治的背景

2012年に国家主義的な右派勢力が権力を掌握以来、ジャーナリストたちからは、自分たちに対する不信感に加え、ときには敵意さえも漂っている全体的な風潮に不満を表明してきた。記者クラブ制度は既存の報道機関のみに対し、記者会見や高官へのアクセスを許可する仕組みで、記者を自己検閲に追い込み、独立系ジャーナリストや外国人ジャーナリストに対するあからさまな差別的取り扱いの温床となっている。

経済的背景

紙媒体の新聞は依然として主要な経営モデルであるが、この国では世界で最も高齢化が進んでおり、読者の減少によりその将来は不透明である。日本には新聞と放送グループの相互所有権を制限する規制がないため、極度のメディア集中と、時には記者数が2,000人を超えるかなりの規模のグループの成長につながっている。

安全

日本のジャーナリストは比較的安全な労働環境を享受しているが、「名誉毀損」とみなされるコンテンツをリツイートしたという単純な事実で政治家から訴訟を起こされているジャーナリストもいる。国家主義団体はSNS上で、政府を批判したり、能登災害への対応の遅さについて議論したり、福島の水を「放射性処理水」などと呼んだりしているジャーナリストに対し、日常的に嫌がらせをしている。

要するに、少数の巨大なメディア・コングロマリットがクロス・オーナーシップで新聞、テレビを支配し、記者クラブによりこれらの少数メディア以外のフリー・ジャーナリストや外国人記者らに差別的な取り扱いをしている、ということです。

また、SNSの発達に伴い、新聞・テレビ関係者らがネットで「炎上」することが増えて来ていますが、それはべつに「組織的な言論弾圧」ではありません。「インフルエンサー」と呼ばれるユーザーは多くの場合、組織などに所属せず、自由にさまざまな意見を書き込んでいるからです。

「自民党からの工作費、もらえないかなぁ…」

これに関連し、少しだけ「自分語り」をしておきましょう。

山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士の場合だと、X(旧ツイッター)でのフォロワーは5,000人少々に過ぎず、とうてい「インフルエンサー」と呼べる存在ではありませんが、少なくとも自民党などから工作資金を受け取っているわけではありません。

というよりも、少なくとも当ウェブサイトでは、岸田文雄首相やその他の自民党議員らに関し、「是々非々」の態度を取っていて、昨年はやたら偉そうに「1度きりの定額減税」を批判したクチです(『やらない方がマシの4万円減税:でも自民は敗けない?』等参照)。

現在報じられている、与党が検討しているとされる「1年限り、1人あたりたった4万円」の所得税減税は、正直、やらない方がマシでしょう。税収が過去最高を記録するなか、政府に必要なのは「取り過ぎた税金を返すこと」と「ブラケット・クリープ対策」だからです。正直、話になりません。ただ、もし国民の多くが岸田首相に幻滅したとして、岸田首相が年内解散総選挙に踏み切った場合、自民党は単独過半数を失うほどに苦戦するのかといえば、そこも微妙です。「1年限り1人たった4万円」なら、やらない方がマシインフレが進む現在の...
やらない方がマシの4万円減税:でも自民は敗けない? - 新宿会計士の政治経済評論

もっといえば、鈴木俊一財相のことを「ポンコツ」と批判したこともある(『「ポンコツ」鈴木俊一財相、今度は「悪い円安」と失言』)くらいですので、残念ながら、著者自身が自民党から工作資金を受け取れることはないでしょう(というか、自民党がそんな資金を配っているとも思えませんが…)。

びしょ濡れ有権者と齊藤蓮舫氏の選挙違反

ただ、やはりネット時代が到来したことで、自民党政権のだらけっぷりも深刻ではあるにせよ、それ以上に官僚、メディア、特定野党の腐敗が深刻であると痛感せざるを得ません。

たとえば、かつて存在した最大野党・民進党の代表も務めたこともある「大物政治家」(?)の齊藤蓮舫氏を巡る選挙違反疑惑などの報道ぶりが、その典型例ではないでしょうか。

「びしょ濡れ聴衆」が象徴する政治家としての立ち位置』でも指摘したとおり、齊藤氏は2日、東京・有楽町で行われた街頭演説で、今年7月7日に予定されている東京都知事選に「挑戦」すると宣言。有権者に対し、支持を訴えました。

齊藤氏ら演説する側が、わざわざ雨に濡れない場所に陣取り、聴衆は雨ざらし、というのもなかなか強烈な絵でした。

余談ですが、齊藤氏が濡れず、聴衆がびしょ濡れだった点に関し、「コンサートでも歌い手が雨に濡れず、聴衆がびしょ濡れになることがあるのと同じだ」、などとする屁理屈を述べて、齊藤氏を擁護する人も、SNSなどではいたようです。

たいへん失礼ながら、そのような方はおそらく論理的な思考が苦手なのでしょう。客がカネを払って歌ってもらっているコンサートと、候補者が有権者に主張を聞いてもらっている遊説を、同列で比較するというのも、なかなかに斬新かつ強烈な発想だからです。

腐敗トライアングルとSNS

さて、著者自身が「日本は完全な自由・民主主義社会とは言えない」と考えている理由は、『【総論】腐敗トライアングル崩壊はメディアから始まる』などでも論じてきたとおり、官僚支配、メディアの虚報、特定野党の行動などが、すべて根底でつながっていると考えているからです。

立憲民主党や日本共産党が各地で選挙違反を繰り返しているようだ、という点については、当ウェブサイトでもかねてより取り上げてきたとおりですし、梅谷守・衆議院議員に至っては、日本酒や現金を配った(と報じられている)にも関わらず、議員辞職もせず、逮捕もされていません。

それどころか、所属する立憲民主党は梅谷氏に対し、党員資格停止1ヵ月という「激甘処分」に留めましたし、メディアもこうした野党の違法行為を正面から取り上げようとしておらず、テレビ局の問題報道、野党の選挙違反について、官僚組織はまともに動こうとすらしません。

当たり前ですが、野党による選挙違反の常態化は、日本の法治を根底から揺るがしかねませんし、それこそが自由・民主主義社会に対する最大の脅威なのです。その意味で、やはり、「官僚、メディア、特定野党」の3者こそが、いわば、「国民の敵」そのものでしょう。

こうしたなか、参院の会派「NHKから国民を守る党」に所属する浜田聡参議院議員が、またしても、こんな行動を取ってくれました。

国会で枝野氏の「蓮舫氏を勝たせよう」演説を問題視 「事前運動の要素そろっている」

―――2024/6/6 17:22付 産経ニュースより

産経によると浜田氏(記事では「無所属」)が6日、参院総務委員会で、枝野幸男氏が齊藤氏を巡り、「蓮舫さんを勝たせよう」などと演説したことを「問題視」。

そのうえで、枝野氏らの行動が公選法上の「事前運動」に「該当する要素が揃っている」と指摘し、これに加えて一部民放(テレビ朝日などでしょうか?)が演説を放送したことを問題視した、というのです。

これに対し、総務省の担当者は同委で回答をはぐらかしたようですが、これはたしかに総務省を含めた官僚機構の怠慢そのものでしょう。

選挙違反はその場で警察などが摘発すべきですし、あるいは組織的な選挙違反が疑われるなら、検察が直接、家宅捜索に踏み込むなどすべきです。さらには政治的公平を損ねるなど、違法性が高い内容を放送しているテレビ局に対しては、停波処分なども必要かもしれません。

浜田氏のような視点から国会質問をする議員、「腐敗トライアングル」からしたら邪魔でならないのかもしれませんが、それでも国会でこのような質問が出てくること自体、社会のネットによって、少しずつ、しかし確実に、世の中が変わっている証拠なのかもしれません。

その意味では、メディア利権の崩壊はわが国に間違いなく良い影響を与えると思うのですが、いかがでしょうか?

新宿会計士:

View Comments (12)

  •  人々の情報を媒介する”メディア”が、新聞・テレビ局から、SNSに移行しつつあることは、確実でしょう。ただそれが本当に社会に役立つものとするには、まだまだ国民みんなの努力が必要だと考えます。
     ユーチューブでの配信数稼ぎの迷惑系ユーチューバーなどは、どの典型でしょう。またトランプ支持派のように、好きなニュースにしか接しないのも問題でしょう。
     ブログ主ご指摘の一部マスコミの”偏向”も同様か、と考えます(これは昔からの問題ではありますが)。

  • 左派→右派は、監視から、宣伝、告発までが組織化されているようだ。
    一方、右派→左派は、ブロガーやインフルエンサーが個々に監視するにとどまっているようであり、無視されるか、「ヘイトだ!」「差別だ!」と総出で脅迫、告訴などを受けることもある。

    同じルールの下、追及する対象を恣意的に選んでいるのなら、それは「権力の監視者」ではなく「腐敗した権力者」ではないか。

  • 蓮舫さんが自民党員なら
    斎藤さんは青筋立てて舌鋒鋭く批判するんだろうなー(棒)

  • 今朝は、通勤最寄駅の改札前で、共産党の市会議員がビラをまきながら蓮舫蓮舫と、ハンドマイクで連呼してはりましたよ。

    ビラにはなんにも書いてないから物証は無し。
    動画も朝は時間がないからパス。

    それはあかんやろー。

  • 国会での牽制はここまでにして、後日の警察案件(証拠は十分)ですね。
    ・・・・・
    お役所仕事の特性は、頑なまでの前例主義と杓子定規。
    なぁなぁに済ませるのを前例にしないで欲しいですね。

    *業務遂行の秘訣は?
    新人官僚:分け隔てなく法治に努めることです!
    ベテラン:分け隔てなく放置に努めることです!
    ・・。

    • 最近、洗練されて来ていますね。

      法治と放置が、同音だったとは?
      放置したんじゃ、法治にならないんですがね。

      所で、
      >お役所仕事の特性は、頑なまでの前例主義と杓子定規。

      これまだ、仕事する気があるようですが、
      事無かれ主義
      ってのもあります。
      これ、事が起こらないように慎重に、事を進めるというのならまだ良いのですが、
      事が起こっても、無かったことにする、っていう方へ、最近は移ってきているように感じられます。

      無かった事にすれば、仕事しなくていいですからね。

      • 事無かれ主義 = 放置
        ですね。

        日本が、法治国家から放置国家にならないように、しっかりと、選挙違反は検挙して欲しいですね。

        ということで、カズさんのコメントは、奥深い!

  • 民主主義政治体制の根幹を揺るがす巨悪と云って過言ではない幾度も選挙を経た政治家生活も長きにワタル最大野党重鎮達による意図的な公職選挙法違反をスルーするやうでは、警察検察も税金泥棒の謗りを免れ得ませぬな()
    知らんけど

  • ちょっとネタズレですが、腐敗のトライアングルの一角を担う立憲批判ネタということで。

    政治資金規正法改正案審議の国会本会議の討論で、公明党議員の力強い討論を見かけたのですが、添付動画を最後まで見てしまいました。(音量注意)

    https://x.com/mi2_yes/status/1798589979909849327
    【立憲民主党に政治は任せられない】公明党・中川康洋「立憲民主党は政治​資金​パーティー全面​禁止​​法案​を​提出​し​て​るが審議の最中に大串​選対​委員​長​、岡田幹事長が​​パーティー​を計画していることが明らかになった。常識​的​に​考え​て整合​性​が​とれ​ない言行​不一致​」

    あの公明党議員から「立憲民主党案は信用できない!」とまで厳しい言葉を投げられてしまうのですが、しかし主張はごもっともで、そんな言葉を投げかけられてしまう行為をしてしまったことを本来は恥ずべきだと思うのですがね。
    まあヤジが聞こえてますが、彼ら、どこ吹く風なんでしょうね・・・

  • この件では言いたいことはいくつかあるのですが、特筆すべきは放送したメディアに対しても「同じ罪にあたるのではないか」と指摘した事です。これは目から鱗でした。

    考えてみれば、蓮舫が都知事選に立候補したことをテレビでで広く世に知らしめたわけですから、確かに同罪もしくは、悪質だと言っていいと思います。

    そういえば、先の島根の補欠選挙で、立民の亀井亜紀子陣営が選挙期間中の個別訪問をしていた事を嬉々として報道していたのも朝日系列でしたね。(のちに取消されましたが)

    警察は、野党側が公選法違反してもほとんど取り締まられないのは、警察が権力に忖度しているのか屈しているのかわかりませんが、こういう時こそ、自称「権力の監視者」たる記者連中が動くべきだと思いますが何やってんですかね。

    自民党しか取り締まれない法律なら、もうこんな法律無くしてしまえ、と思う。

  • 「みんなやってるじゃん」
    「これまで取締りされたことないじゃん」
    と醒めた意見もありますな。

    でも、立ち小便みたいなもんで、みんなやってるけどコッソリ見えないようにやってるでしょ。

    堂々と公衆に向けて立ち小便したらアカン。
    (排泄がお家芸?)

    選挙活動が禁止事項なのだから、ANNも報道すること自体が立ち小便を垂れ流してる訳でして。

    「報道とは聖なる仕事」
    「俺たちは特別なんだ」
    てな臭いがしますね。

    もう、排泄はよせ。

    • ガリバーさんは立ち小便で火事を消したので
      小人さんに大層恨まれたらしい