X

今度はフジの番組が「迷惑ロケ」

これまで多くの業界が最盛期を過ぎると腐敗し、衰退し、そして滅び去って行きました。現在、衰退し、滅亡する寸前にある業界の筆頭格のひとつは、間違いなく新聞業界です。しかし、現在のテレビ業界自体もそう遠くない未来、新聞業界の後を追うのではないか――、などと思えてなりません。というのも、テレビ業界にはNHK、民放を問わず、不祥事が多すぎるからです。こうしたなか、本稿でも取り上げておきたいのが、フジテレビの番組ロケでスタッフが住民の方に多大な迷惑をかけた、という「事件」です。

自宅前でフジテレビの「迷惑ロケ」が…

ネット上で数日前から騒がれている話題がひとつあります。

とあるXのユーザーが自宅の前で、フジテレビの番組撮影が行われていたと報告。その際、自宅入口を塞いだり、敷地を勝手に使用したり、公道の歩行者通行を妨害したりするなどしていた、と綴ったのです。

「一般の方々と我々は違うんです」

これだけだと、ちょっと状況はよくわかりません。

もう少し調べていくと、『まいどなニュース』が本件について、比較的詳細に報じているのが目に付きました。

フジ「逃走中」制作会社 マンション出入り口塞いで撮影、敷地を無断使用 モラル皆無の迷惑ロケに住民激怒 指摘しても「一般の方とは違う」と強引に

―――2024/03/06 06:50付 Yahoo!ニュースより【まいどなニュース配信】

これによると、問題の会社は株式会社フジクリエイティブコーポレーションで、東京都内で撮影中、マンションの出入り口を塞いだり、敷地を無断使用したりしたうえ、マンション住民が迷惑行為を指摘したにも関わらず、強引に撮影を続けたものだと指摘しています。

Xのポストにない情報は、次の通りです。

  • マンション住民男性によると撮影があったのは3月2日午後1時ごろ
  • 仕事帰りの男性がマンションに入ろうとしたところ、出入口にカメラの機材、キャビネット、折畳いすなどが置かれ、マンションに入れない状態だった
  • 現場スタッフは20~30人ほどで、番組に登場する出演者などが走り、叫び声が響いていた
  • 男性が道路使用許可所を確認したところ、使用する場所が100mほどズレていた

…。

そのうえで、驚くのはこんな記述です。

「(男性が)確認のため撮影を一時的に中断するように伝えたが、『みんなの道路だから撮影してもいいんです』『一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください』などと言われ、撮影を続けられたという」。

フジクリエイティブコーポは謝罪になってない謝罪を公表

スタッフらが本当にそんなことを述べたのかどうかについては、確認は取れません。

Xのポストにもそんな記述は見当たりませんし(※これは単純に探し足りないだけかもしれませんが…)、また、実際にスタッフがそのように発言している証拠(音声など)がXなどに投稿されているわけではないからです。

ただ、これについては疑惑の渦中にある株式会社フジクリエイティブコーポレーションが6日、こんな「謝罪文(?)」を公表しています。

撮影現場に関する記事について

この度の撮影現場に関する記事につきまして、
日頃よりご協力、ご支援いただいております皆様には、大変ご心配とご迷惑を
おかけしたことをお詫び申し上げます。
また、撮影現場の近隣住民の方にご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び
申し上げます。
今後このような事の無いよう、スタッフの指導を行うとともに徹底してまいります。
株式会社フジクリエイティブコーポレーション
―――2024.03.06付 株式会社フジクリエイティブコーポレーションHPより

文中の大変読み辛い改行などは、原文のママです。

番組名も問題の日時も表示されていないため、この「謝罪文」がXポストに対応したものであるかどうかはよくわかりません。ただ、「この謝罪文自体が謝罪になっていない」という点は脇に置くとして、謝罪文を公表したという事実は、同社が現場での撮影に問題があったという事実を認めた、という意味でもあります。

TV関係者「トラブルは日常茶飯事」

これに関しては同じく6日付で、『弁護士ドットコムニュース』が「テレビのロケを巡るトラブルは日常茶飯事」としたうえで、「撮影トラブルのみならず、最近テレビをめぐって発生している問題のほとんどは、実はテレビマンが謙虚になれば、だいたい解決するのではないか」とする記事を配信しています。

TVロケ「トラブルは日常茶飯事」 フジ制作会社「迷惑撮影」騒動があぶり出した「メディアの傲慢」

―――2024/03/06 21:08付 Yahoo!ニュースより【弁護士ドットコムニュースより】

記事を執筆したのはテレビプロデューサー・ライターの方で、今回のフジテレビの番組撮影の件を巡って、こう指摘するのです。

このような撮影・ロケ中に、近隣住民との間で起きるトラブルは、実は非常に多い。『ほぼ毎日』と言ってもよいかもしれない。私の実感では、ニュース番組の小規模なロケは別として、大規模なロケを10回すれば、揉めずに済む回数は半分にも満たないのではないか」。

これは、いったいどういうことでしょうか。

記事によると、トラブルの多くは「音」と「抜け」に関するものが群を抜いているのだそうです。

このうち「音のトラブル」とは、撮影現場付近で差し障りがある大きな音を止めてもらおうとして発生するトラブルで、これにはたとえば▼選挙カー、▼街頭演説、▼飲食店のBGM、▼ストリートミュージシャンの演奏――などがあり、「それらが始まるたびに撮影はストップし、『音の発生源』との間でトラブルの火種」となるそうです。

(どうでも良い話かもしれませんが、音声が問題なのだとしたら、後日、スタジオでアフレコ・アテレコなどをやれば済むのではないか、という気もしますが、どうでしょうか?)

また、「抜けのトラブル」とは、撮影の際に後ろに映り込む景色のことで、たとえば▼許可を得ていない通行人の顔、▼番組スポンサーと競合する看板や商品、▼ドラマで「映像の美しさを損なうもの」、▼時代劇で「その時代になかったもの」、さらにはケースによっては▼場所が特定できるもの――などが含まれるそうです。

(これもチャチャを入れるようですが、これも正直、現代だと映像の技術は向上しているわけですから、「映ってはならないもの」が映ってしまったときには、コンピューターでその部分を除去・差し替えるか、手っ取り早くボカしを入れるなどしたら良いのではないか、などと思ってしまいます。)

テレビへの許容度は下がり続けている

しかも、目を疑うのは、こんな記述です。

カメラマンや演出のディレクターが優先するのは『撮影がうまく行くかどうか』であって、『周囲とトラブルになるかどうかは二の次』」。

彼らは”うるさい音”がしていれば『止めてこい!』と怒鳴るし、”邪魔なもの”があれば、勝手にどかしてしまう。通行人も止めたいし、大きな機材も路上に置きたくなる」。

時には『木の枝を勝手に切った』ということもやってしまうことがあり、さすがにそれは迷惑な撮り鉄となんら変わりない」。

こうしたカメラマンたちのわがままに対し、「AD(アシスタントディレクター)」や「AP(アシスタントプロデューサー)」と呼ばれるスタッフらが、こうしたトラブルを「平謝りして何とか収めている」、「彼らが頭を下げ、時には金銭で補償して、なんとか収まっている」のだそうです。

なんだか、強烈ですね。

ただ、記事の中ではテレビ局関係者らに対する、こんな指摘も出てきます。

世間の人たちの『テレビへの許容度』が低下しつつあることは自覚しなければならない」。

過去に『テレビの撮影なら仕方がないか』と、現場周辺の方々も比較的許してくれていたことも、最近では『テレビの撮影だからなんなんだ。邪魔なものは邪魔だ』と許されない。その結果、こうした撮影に伴うトラブルは、今も昔もあまり変わりなく発生し続けている」。

この指摘、一見すると「ごもっとも」なのですが、「現場周辺の方々の理解」を前提としているテレビロケ自体が成り立たない時代となりつつあることについて、少し認識が甘い部分もあります。そもそもテレビ局は(NHKも含め)「特別な存在」とはいえくなりつつあるからです。

昭和時代に生まれた方ならば記憶にあるかもしれませんが、かつてテレビは「特別な存在」であり、もしもテレビ局のクルーが撮影をしていたならば、それに対して私たちは自然に協力しようとしていたのではないかと思いますし、テレビ局のインタビューなどに答える機会があれば、それは大変に光栄なものだったのではないでしょうか。

実際、テレビは多くの家庭で「お茶の間」の中心にドッカリと座っていましたし、家族がみんな家に帰って来て、ホッとしてリラックスしている時間にテレビを点けるという家庭も多かったのではないかと思います。

とりわけ70年代から80年代にかけて、土曜日の8時に始まるお笑い番組に、多くの人々は夢中になっていましたし、その前後からアニメ、洋画劇場、ドラマ、バラエティなど、夕方から深夜にかけて、本当にテレビが中心の生活を送っていたという人もいたのではないでしょうか。

若年層でテレビ離れが深刻化

ところで、「人々のテレビ離れ」という観点からは、ついでにこんな話題も気になるところです。

余暇の行動では、20~30代のテレビ離れが顕著 推し活をするのは「自分自身への癒し」と「ストレス解消」のため

―――2024年3月4日 16時00分付 PR TIMESより

これは、株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区)が定期的に実施している『新型コロナウイルス生活影響度調査』の2024年2月分に関するレポートです。

レポートの原文自体は同社のウェブサイトからダウンロード可能ですが(具体的なダウンロード方法などについては同社のウェブサイトにてご確認ください)、調査項目のなかで気になるのが、「直近1週間に行った家の中での余暇行動」というものです。

サンプルは男性20代~60代(各250人ずつ)、女性20代~60代(各250人ずつ)、合計2,500人です。これによると自宅での余暇行動で最も多かったのが「テレビを見る」で60.8%、次いで「動画共有サービスを観る」が49.2%、「SNSをする」が39.8%――などとなっていたそうです。

ところが、これを年代別に分解してみると、大変興味深いことがわかります。20代だと、男性・女性ともに「テレビを見る」が動画、SNS、ストリーミング音楽鑑賞よりも低くなっているのです(図表1)。

図表1 『家の中での余暇行動(直近1週間に行った)』の20代男女の行動
男性 女性
テレビを観る 40.4% 50.8%
動画共有サービスを観る(YouTube、TikTokなど) 56.4% 61.2%
SNSをする(X、Facebookなど) 50.8% 62.0%
音楽を聴く(YouTube、Spotify、Amazon Musicなどのストリーミング) 44.0% 53.2%

(【出所】株式会社クロス・マーケティング『新型コロナウイルス生活影響度調査』(2024年2月分)P30図表をもとに作成)

今やテレビは「中高年の娯楽」

調査の選択肢には、これら以外にも「読書」「ゲーム」「料理」「筋トレ」「美容ケア」などが設けられていますが、とくに若年層では「テレビを観る」が余暇の過ごし方のトップではなくなっているというのは興味深い現象です。

これについては、たとえば総務省『情報通信白書』などで示されている、「メディアの平均利用時間」などのデータとも、(細かい点では一致しないにせよ)傾向としてはおおむね似たようなものであることはあきらかでしょう(図表2)。

図表2-1 2013年における年代別・メディアの平均利用時間(平日、単位:分)

図表2-2 2022年における年代別・メディアの平均利用時間(平日、単位:分)

(【出所】総務省『情報通信白書』データをもとに作成)

すなわち、現代社会において、テレビが「中高年層の娯楽」と化していることに関しては、ほぼ間違いなさそうです。

考えてみれば、現代社会ではスマートフォンがひとつあれば動画も撮れるわけですし、その気になればYouTubeにも無料で投稿できるわけです。最近だと、動画で生計を立てている「YouTuber」と呼ばれる人たちも大量に出現しています(彼らの生活が本当にそれで成り立っているのかどうかは別として)。

あるいはもっと手軽に、日常で見かけた事件、事故などを偶然スマホで撮影していたならば、それをXなどに投稿する、といったことも可能でしょう。

すなわち、「動画を撮影し、それを不特定多数の人たちに共有する」という行為自体が、ここ5年ほどの間に一挙に一般人レベルにまで拡大し、なかには映像のプロであるはずのテレビ局が制作する番組などよりも、遥かにクオリティが高い動画も出現している状況にあります。

さらには今回の「マンション敷地無断撮影」のようなケースも含め、テレビ局や新聞社、雑誌社を含めた「マスコミ全体」の取材のクオリティが、(社にもよりますが)決して高くないケースもある、といった点が、一般人に広く共有され始めていることも看過できません。

テレビ広告の市場規模はネットのそれの半分強

そういえばつい先日の『ネット広告が成長:新聞とテレビの広告費はさらに低下』でも取り上げたとおり、2023年におけるテレビ広告費は前年と比べて672億円(3.73%)落ち込み、1兆7347億円となりました。

総広告費が前年と比べ2146億円(3.02%)伸びて7兆3167億円となり、とりわけネット広告費が2418億円(7.82%)伸びて3兆3330億円に達したのとは、ずいぶんと対照的です。いまやテレビ広告費はネット広告費の半分強に過ぎません。

つまり、市場規模で見て、テレビ広告市場はネット広告市場の半分ちょっとのサイズしかなく、もう少しきつい言い方をすれば、「広告媒体として見たときのテレビの価値はネットと比べて半分ちょっとである」、という言い方もできるのです。

テレビ業界といえば、先日の『今度はドラマで原作改変…不祥事は日テレの体質問題か』や『日テレだけが募金活動見送り…その背景を東スポが取材』などでも触れた「日テレの不祥事」などの問題も解決していません。

というよりも、当ウェブサイトで取り上げている話題に限定しても、最近は民放、NHKを問わず、テレビ局の不祥事が多すぎます。印象的には月に2~3件はテレビ局不祥事の話題を取り上げているような気がします(あるいはもっと多いのかもしれません)。

これまで多くの業界が最盛期を過ぎると腐敗し、衰退し、そして滅び去って行きました。

現在、衰退し、滅亡する寸前にある業界の筆頭格のひとつは、間違いなく新聞業界です。

しかし、現在のテレビ業界自体もそう遠くない未来、新聞業界の後を追うのではないか――、などと思えてならないのですが、いかがでしょうか。

新宿会計士:

View Comments (22)

  • 昔はマスコミは公益性があるものと信じてたので皆さん協力的だったと思います。
    信用がなくなると誰も協力しなくなりますよ。
    捏造報道、印象報道ばかり繰り返しているツケがドラマ制作部に及んでいるのですね。
    あ、セクシー田中さん問題もあったか。

    • 一般人がネットで自由に情報や動画を配信できる時代になり、メディアに「公益性」を求める時代はもう終わったのではないか。
      メディアは、自社の利益や思想に照らして「話題」を都合よく提供する単なる営利組織(もしくは工作組織)にすぎないと、多くの人が認識するに至ったと思う。

      >『みんなの道路だから撮影してもいいんです』『一般の方々と我々は違うんです』

      本当に言っていてワロタ。

  • 最近のテレビ、「つまらないにもほどがある」
    「食べ物」に関する内容ばかり。
    これはTVの広告効果が小さくなってきてスポンサーの払う番組制作費が減っているためだろう。30分番組で50万円の制作予算ならあんなものしかできない。
    スポンサーはますますTVから離れ、TVはスポーツ中継、ニュース、天気予報に収斂していくのではないか。

    • 国際報道の殿堂 BBC どんどんつまんなくなって行ってます。2000 年ごろは凄みがあったと覚えています。
      何が違って来たのか理由を考えると、カメラクルーの存在感でないかと思い始めました。今般能登半島地震報道において BBC や Aljazeera の撮影力・画面編集力に彼我の実力差を実感したひとは多いでしょう。ですが、カメラクルー(撮影部隊)を送り込んでぶいぶい言わせる報道形態は時代遅れになりつつある。ディジタルデバイスの進化軽量化、通信手段の普遍化低廉化に伴い、撮影手段がひどく簡略化された。とどめはウクライナ戦地報道です。英国のタブロイド紙 Sun が派遣する取材記者は本人ひとりだけです。カメラクルーは居ません。彼はスマホに向かって話しかけます。1メートルもない至近距離で展開する「臨場感」は圧倒的です。こんな感じです。

       「みなさん、こんにちは
        私はタイムスクープ社の時空調査員、かなめじゅんです」

      でっかい業務用カメラを肩に乗せ、マイクマン、ライトマン、バッテリーマンを一編成単位とする時事報道の王道はもう壊れてしまっている。聞きたいのは人の話であって、取り繕った「フォトジェニックな」かっこいい絵を求めているわけではない。そもそも現場に近い情報こそ SNS によって第一報として瞬時に「とっくに」広がっているのです。TV 局カメラクルーなんて、20 世紀から来た亡霊です。もっとも BBC が魅力ないのはスタジオキャスターが2流以下に堕ちて来たせいのほうが大きそうですが。

      • はにわファクトリー様

        私は発信手段の民主化にばかり囚われていましたが、確かに映像手段・音声手段etcの機器の小型化・廉価化による民主化も大きいですね。
        現在のスマホでの撮影は充分に鑑賞に耐える質をクリアしています。

        私は趣味で極地(南極やヒマラヤ等)とかアフリカ・ジャングルなどの自然映像を見るのもスキなのですが、一昔前ならテレビクルーが数十人単位でパーティ組んで長期ロケしたような映像を、プロの冒険家・写真家個人が小型カメラで撮影した映像などをSNS発信したりしています。

        低品質でも組織力・資金力をバックに大規模な映像発信を寡占してきたメディアの生き残る道はなかなかに難しそうです。過去の遺産コンテンツを再利用するしか無いのかな?現在すでにバラエティ・歌番組・報道でも過去映像のリバイバルとかで番組作ってる気もしますがw新規が追加されないと先細りしか感じられませんね。

        追記。タイムスクープハンター私も見てました。ああいうメタ化したようなずらしたコメディセンスはスキ♥

      • こんとん さま

        自分が大真面目でやっていることは実は滑稽なのでありそれをコメディと見なして笑い飛ばせる才覚あるいは利発さがお話の面白さを生むのです。ボケと突っ込みをひとりでやってなお出発点に戻って来るようなものです。

      • はにわファクトリー さま

        BBCといえば、看板キャスターで、東日本大震災の時には被災地に入って生中継もしていた George Alagiah 氏が去年、ガンで亡くなりましたね。

        BBC夕方のニュースの 「顔」 アラガイア氏、67歳で死去 数々の紛争地を取材 - YouTube
        https://www.youtube.com/watch?v=C0b7H4dpx4A

        BBC journalist and newsreader George Alagiah dies aged 67 - BBC News - YouTube
        https://www.youtube.com/watch?v=bbKYhorgLPw

      • 名物リポーターのひとりコムラ・ドゥモール Komla Dumor 氏、亡くなったとき衝撃が走ったことを思い出します。いつも陽気で深刻ぶらず他愛のない悪ふざけを混ぜてくるので視聴者に人気があった。
         「俺たちの本当の血の色を見せてやろう(服を脱ぎ始める」
        周囲はやんやの歓声

  • テレビ局がロケをする際、撮影班は放送日や視聴率しか頭になく、一般人は存在していないことになっているのですね。というより、一般人が撮影に協力するという前提で動いているのですね。

    • ロケをするテレビ局を、ネットが撮影してたら、テレビ局は怒り狂うのではないでしょうか。

    • TV 局取材クルーが今日はここに出現
      それネット投稿だ、このネタで炎上だ、総括はこれからだ

      新聞も TV も仕事にならなくなって、編集部なり TV 局なり「令和のあさま山荘」に立て籠もらざるを得なくなる。いまごろ組織内ではリンチ殺人が行われているのではないか。打ち付けて聞こえているのは破城槌なのか破壊鉄球か。新聞 TV 産業の崩壊過程を視れるのはネットだけ。

  • いつもお疲れ様です。
    日テレに引き続き、今度はフジテレビですか。去年は埼玉県の川口で外国人が暴れている件について、TBSのスタッフが意識の高いことを言っていた覚えが。
    一般人なんて我々を見下した言い草を、芸能人もしていたような気がします。そんなに我々が独自に情報を発信したり収集するのが気に入らないのでしょうかね。
    自分はこの15年くらいテレビは見ていません。最近もテレビの音がするだけでイライラするのです。NHKの啓蒙番組で意識の高いことを言っていても胡散くさいですし、ニュースも最初から結論ありきでそれをこじつけるためのデタラメのオンパレード…バラエティはつまらないくせにえらそうな芸人が内輪ではしゃいでいるだけ。こんなものを耳目にする価値があるのでしょうか。
    YouTubeでも、地上波キー局のチャンネルで政治を扱う動画はコメントがひどいものです。オールドメディアに毒されるとこうなるのかというお手本がズラズラと。テレビというのは中高年もそうですが、頭の弱い人にも娯楽なのではないでしょうか

  •  おそらく台本通りに忠実に再現しないといけないので、台本にないことは存在しないことになっているのでしょう。
     ニュースも重要度で報じるのではなく、火事枠とか、交通事故枠があって決まった順に毎日流すだけ。まあ新聞からしてそうなっているのにおかしいと思わないのは恒常性バイアスかしら。

  • 『周囲とトラブルになるかどうかは二の次』
    そのとおりなんでしょうね。
    謝罪文も『また、』と近隣住民は二の次若しくはオマケ扱いになっています。

    そもそも、近隣住民にテレビ局の私利私欲(営利行為)に協力する義理は有りませんからね。
    普通の工事業者のように、近隣住民に協力若しくは理解を求めるチラシを事前に投函するなどしようとは思わないのでしょうか。

    「迷惑な撮り鉄」と言うよりも、「ビッグモーター」が頭に浮かんだのはわたくしだけでしょうか。

    • なぜ社長が出てきて会見しない

      新聞社や TV 局に対するいらだちの根底にはこれがあります。彼らが二枚舌(ダブルスタンダード)を続けるほどに、新聞産業と TV 産業の凋落が早まるという構図は崩れたりしないでしょう。トップが腐っていて組織が無責任だからです。

  • 因みに、フジクリエイティブコーポレーションはフジサンケイグループの一員で、フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社です。
    同じくフジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビジョンと並ぶフジテレビジョン直系の制作分社だそうです。
    テレビ番組の質が悪化している要因は、制作を子会社や下請け(または孫請け)に丸投げしているからではないかと思います。
    ところで、同社の役員一覧を見ていると、社外取締役にあの宇津井健さんの息子さんである宇津井隆氏が名を連ねています。
    其れによると現在は、フジテレビジョンの執行役員事業局長という肩書きとなっているそうです。
    フジテレビに就職していた話は、ある程度の人なら知っていた事だと思いますが、ここまで出世していたとは正直思いませんでした。

  • SNSでテレビ局から受けた迷惑行為を広めるのも大事ですが、忘れてはならないのスポンサーへの抗議ですね。

    こんなのがありました。

    逃走中 グレートミッション
    https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/883.html

    (2024.03.03)
    1'00"…BANDAINAMCO バンダイナムコ エンターテインメント※1
    0'30"…BANDAI、日本コロムビア、LiFeneT ライフネット生命
    ヒッチハイク(0'30")…CanPass 個別指導キャンパス、BUSHIROAD

    3/10は番組が無さそう。
    3/17の放映ではどうなるのやら。

  • 貧すれば鈍する。元々問題だらけだったオールドメディアですが、どんどんお先真っ暗に
    なってますます予算も人材もなくなっている昨今、問題は悪化する一方でしょうね。

    ①問題だらけでオールドメディアの社会的評価が落ちてくる
    ②評価が落ちた結果、予算も人材も減っていく
    ③もっと問題が発生し、①に戻ってループ

    この負の連鎖を断ち切れる改革者は多分表れないでしょうね。
    そんな面倒で報われなくて危険な事が出来る能力の持ち主なら、
    自分が動画作成者になった方がずっと安全で儲かるのですから。

  • >さすがにそれは迷惑な撮り鉄となんら変わりない

    これって撮り鉄というか、自民党の会計責任者達と変わりないのでは?

1 2