「観光客を増やすためにゴミ箱をもっとたくさん設置せよ」――。こんなことを言われても、少し困ってしまいます。当ウェブサイトは以前から一貫して、外国人観光客を増やすための「数値目標」の設定には否定的なのですが、こうした文脈で、外国人観光客がゴミ箱の少なさなど、日本の観光で不便を感じていたとしても、それはある意味でやむを得ない話だと思いますし、むしろごみのポイ捨て、路上喫煙等に関しては、包括的な罰則を設けるべきではないか、などと思う次第です。
コロナ前の水準を回復したインバウンド観光
当ウェブサイトでも最近、ほぼ毎月のように取り上げている話題のひとつが、インバウンド観光です。
昨年10月に日本政府が外国人観光客の受入を原則として正常化して以降、日本を訪れる外国人がうなぎ上りに増えており、すでに10月時点で訪日者数は252万人と、、コロナ禍直前2019年10月の訪日外国人総数(250万人)を超えています(図表)。
図表 日本を訪問した外国人合計
(【出所】日本政府観光局データをもとに作成)
11月の訪日外国人数に関するデータは20日夕方4時15分に公表される予定ですが、予想するに、おそらく今回もコロナ禍後の最大水準を更新する可能性が濃厚です。
もっとも、以前の『現実の数字無視…「悪い円安論」』などを含め、これまでしばしば指摘してきたとおり、著者自身としては、インバウンド観光業は、日本がいま、最優先で振興すべき産業であるとは考えていません。
現在、外国人が日本で使っているおカネはせいぜい年間5兆円程度にすぎず、これが2倍になったとしてもインバウンド観光はせいぜい「10兆円産業」に過ぎません。これに対し、日本の製造業などが世界各国に輸出している金額は、「機械類及び輸送用機器」だけで50兆円を優に超えます。
もちろん一般論としては、外国人観光客が少ないよりも多い方が良いに決まっていますし、農業や観光業も盛んになる方が良いに決まっていますが、それと同時に、観光業や農業などを振興したとして得られる外貨収入と、製造業や金融業を振興したときに得られる外貨収入を比べると、その成長の可能性はまったく異なるでしょう。
中国人の団体客が戻ってこないが…
さて、以前の『5ヵ月連続200万人超え:コロナ前に戻る外国人観光』などでも紹介したとおり、現在の訪日外国人の人数自体は増えているものの、その内訳にはコロナ前と比べ、顕著な変化が見られます。
中国人可能客が戻ってこないのです。
コロナ前の2019年といえば、韓国で「ノージャパン」の嵐が吹き荒れ、日本を訪れる韓国人数が激減した一方、日本を訪れる外国人の圧倒的なトップを占めていたのが中国人で、月によっては中国人だけで100万人を超えていたこともありました。
しかし、これが2023年に関していえば、訪日客の国籍トップはほぼ一貫して韓国人であり、少なくとも2023年10月に関しては、中国人訪日客は256,300人で、韓国人(631,100人)、台湾人(424,800人)に次ぎ、上位から3番目に過ぎません。
すなわち中国人訪日者数が減ったにもかかわらず、訪日客数全体が増えているということであり、言い換えれば、「中国人訪日者の落ち込みを中国人以外の訪日者がカバーした」、ということを意味します。
もしこの状態のまま、中国人訪日者がコロナ前並みの毎月100万人前後という水準にまで戻ってしまうと、代表的な観光地において、観光業やそれらにかかわるインフラ(たとえばホテル産業や交通網など)はパンクしてしまいかねません。
というのも、外国人観光客はあまねく日本全体を訪れているわけではなく、代表的な観光地(とくに東京、京都、奈良、鎌倉、富士山など)に集中していると考えられるからです。
こうしたなかで、外国人観光客をこれら以外の地域に誘導するなどの政策は有効であろうと考えられるものの、外国人にとっての移動、宿泊などのインフラを整えることなしに、いたずらにこれ以上、外国人観光客を増やそうとすれば、オーバーツーリズムの問題が今以上に悪化するかもしれません。
いま日本にやってくる中国人は景気が良い
こうしたなかで、ウェブ評論サイト『現代ビジネス』に11日付で、こんな記事が掲載されていました。
コロナ後に中国人観光客が激減していた…!2024年インバウンドの課題は「人材不足と移動難民」
―――2023.12.11付 現代ビジネスより
現代ビジネスによると、現在、日本にやって来ている中国人は一般的な団体客などではなく、どちらかといえば個人ビザを有し、何度も自由に訪日できる個人客が多いと考えられる、などとしたうえで、とある不動産斡旋業者のこんな話題が出てきます。
「たいてい4~5名のグループで来日。1週間ほどの滞在で、最初に不動産を購入し、箱根や軽井沢でゴルフして帰国する。彼らは円安のいま、いずれ円高になったら資産価値が上がるのを見越して、日本でセカンドハウスを購入している。最近は湾岸ではなく、港区や文京区などの環境のいいエリアが人気だ」。
事実であれば、何とも景気の良い話です。
それはともかく、記事によれば、日本政府観光局が現在、日本のインバウンドの課題として挙げている内容のひとつが、オーバーツーリズムの解消だといいます。
しかし、コロナ禍の3年間のブランクを経て、初訪日組の比率が高い欧米客や東南アジア客の増加で、こうしたオーバーツーリズムの混乱が増幅されている面がある、というのが記事の著者の方の見立てです。
「外国人観光客のためにゴミ箱設置」は本末転倒
こうした中で指摘されているのが、日本のインバウンドにおける大きな課題が、人材不足と制度更新の遅れだといいます。
「地方誘客の遅れは、コロナ明け初年で、地方発着フライトの回復がすぐには進まなかったせいもあるが、この3年間で失われた観光業の人材不足の影響が大きい。ホテルではフロントや清掃スタッフ、バスの運転手も不足しており、特に地方では深刻だ」(一般社団法人アジアインバウンド観光振興会の王一仁理事長)
たとえば「とある大型ホテルでスタッフ不足が常態化し、通常の客室対応ができなくなっているがために、客室の7割程度しか予約を受けられない状態が続いている」、「京都などでタクシーが足りない」などの問題が各所で生じているというのです。
さらに、記事の中で目を引くのが、王一仁理事長のこんな指摘です。
「外国客にとって日本旅行の4つの問題は何だと思いますか。ことば、両替、Wifi、ゴミ箱です。日本人はおもてなしとよく言うが、彼らが多く訪れる観光地やショッピングモールで、なぜこんなにゴミ箱が少ないのかという声が多い」。
そのうえで、記事では「海外の観光地のゴミ箱設置事情から(日本も)学ぶ必要があるだろう」、などと指摘していますが、このあたりは正直、本末転倒ではないでしょうか。
このあたり、そもそも現在の日本がオーバーツーリズムに悩んでいて、観光客のためにゴミ箱を増やすべき、というのは、あまり現実的な提案とはいえません。
著者私見ですが、日本でゴミ箱が少ない理由は、1995年の地下鉄サリン事件などの影響もあるのではないかと思いますが、ゴミ箱が少なければ少ないで、人々は意外とゴミをポイ捨てしないものです(※もっとも、夜の繁華街などを中心に、マナーが悪い輩は日本にもいますが…)。
むしろ日本がやるべきは、ゴミ箱を増やすことよりも、シンガポールのようにゴミ捨てなどを厳罰化することではないでしょうか。
いや、先日の『路上喫煙巡り外国人とトラブル…そろそろ立法措置を!』などでも指摘したとおり、むしろゴミ捨て、路上喫煙などを包括的に取り締まる立法措置を講じるのが筋でしょう。
このあたり、普段から当ウェブサイトで述べている通り、観光客については「人数目標」が独り歩きするのは大変に危険です。「人数目標ありき」で動くことで、結果的に客単価が低い観光客が増えてしまう可能性だってあるからです。
こうした文脈からは、「観光客の利便性を高めるためにゴミ箱を増やす」という考え方も、いかがなものかと思いますし、むしろ日本にやってきた観光客の皆さまには、日本のやり方に従っていただくのが正解ではないかと思う次第です。
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日本ではゴミは家まで持ち帰るのが常識です。
管理しきれない所にゴミ箱を設置して汚しくなってしまうのは、外国のお客さまをお迎えするのにも好ましくないと考えます。
大抵の旅行客は、自国てはゴミをそこら中にポイ捨てするなどマナーが悪くても、日本に来たら緊張して、日本のルールを守って非常に清潔に振る舞って下さいます。
もしかしたら、少し窮屈なのかも知れないですが、「清潔な国日本」を満喫していただくと、より日本を楽しめるのではと思っております。
当コメント以下を読んだうえで感じたことですが、この問題は内外を問わず速効性が有る解決策は見出しにくいものと思います。
ただ、結果(現状を含むゴミの散乱)に対応すること(ゴム箱設置、維持、管理)と、原因(マナー、順法?)の対策(義務教育内での啓蒙と、インバウンド時の広報と啓蒙・教育?)をコスト面で比較したときに、圧倒的に後者のコスパが優れていると感じます。
今の政治においても、結果・現状への対応が主で、原因究明のプロセスと根絶の努力が蔑ろにされている気がします。
例えば繁華街のホスト問題に対して、被害者保護の視点での対応などはその典型かと思われますが如何でしょうか。なお、この例では警察当局が真っ当な対応をしていることがニュースでも報じられています。
ゴミ箱ですかぁ。
コンビニやスーパー、PA/SAなどで飲食物買えば、店頭には一応ごみ箱ありますし、そこの近隣で飲み食いすれば捨てる場所はありそうな気はします。
まぁ、日本人が国内旅行したときは出先から持ち帰って、ホテル・旅館のゴミ箱や駅や空港のゴミ箱に捨てるケースが大半じゃないかと思われます。
ゴミが増える要因として、日本は過剰包装気味なものも一つの要因かもと思いますが、かといって簡略化すると衛生や品質的な問題があったりして、なかなか難しいんじゃないかと。
また、ゴミ分別も、自治体によってまちまちだし(ご既承のとおり名古屋市とかは結構細かくて厳しい)、分別してゴミ箱設置しても、旅行者がきちんとそれに従うか・・・とも。
当面は地道に啓蒙してくほかないのではと思います。ただ、昔とちがってwebで検索したりしてから来日するのが多いでしょうし、情報をうまいこと引っかかれば、ルールやマナーを
周知することはできるのかなと思います。あとは旅行者の民度?次第か・・・。
自己レス
自販機の横とかはゴミ箱でなくペットボトルや缶の「リサイクルボックス」でした。
このボックスや、コンビニや駅のごみ箱に、平気で家庭ごみを周りに置いてったりする輩もいるし・・・、そりゃ公共の場所のごみ箱は減りますわな・・・。
日本人ばかりでもこうなんだから、旅行者ならなおさらですね。。。
うながっぱ様
日本人 ゴミポイ捨てしない
外国人 ポイ捨て平気
これまあ、一種の都市伝説。
一般のマナー向上にとっては、必ずしも悪くはないでしょうが。
「道路にゴミが散乱してない」はよく言われることですが、
あれ、毎日ゴミ拾いをしている御仁が大勢いるから(大体はご近所の老人)。
そういう人がもってるビニル袋を覗くと、結構ポイ捨てがあることが分かります。
>あれ、毎日ゴミ拾いをしている御仁が大勢いるから(大体はご近所の老人)
これ、社会貢献意識の醸成になり、年寄りの生き甲斐になっているらしい。
だからといって、ゴミポイ捨てする理由にはなりません。
「俺は、年寄りの生き甲斐を作っている。だから、ポイ捨てして、社会貢献しているんだ」なんて考える輩が居ないことを願います。
ゴミのポイ捨て、というモラルに反する行為が、社会貢献のダシにされては困ります。
>>むしろ日本がやるべきは、ゴミ箱を増やすことよりも、シンガポールのようにゴミ捨てなどを厳罰化することではないでしょうか。
誤解されてる方が多い気がしますが、シンガポールは街中の至る所に灰皿付きのゴミ箱がありますので、ゴミを捨てる場所を探す必要はないし、喫煙する場所にも困ることはありません。
ただ罰則が厳しいだけ。
路地裏などには普通にゴミや吸い殻が落ちてるので、それほど厳格に守られているわけでもなさそうです。
日本の街でゴミが落ちていないのは、コンビニの存在が大きいと思います。
私の地元は海辺なんですが、釣り人が撒き餌の袋をコンビニのゴミ箱に捨ててしまうのでコンビニが困ってます。
捨てる人としては海では捨ててないからマナーを守ったつもりなんでしょうが、マナーの良さを誇るなら家まで持って帰らないとダメ、途中で捨てるなら他の誰かにゴミを押し付けてるだけだということに気づいてほしいです。
https://rocketnews24.com/2022/11/28/1722015/amp/
これですね。
確かにシンガポールの方がタバコ吸い易いみたい。
読みました。
そちらのサイトに書いてあるとおりです。
シンガポールは行政がゴミ箱や喫煙所を用意してます。
納税者も、自分達が払った税金でゴミ収集してるのを知ってます。
こうやってたくさんのゴミ箱や灰皿を用意してあげてるのにポイ捨てするなら高額の罰金を取りたくもなるでしょう。
しかし、日本はどうでしょうか?
全部民間に押し付けてます。
日本の行政は何の努力もしていないのに、ただ表面だけ見てシンガポールはポイ捨てが少ないから日本も見習って罰金を取るべき、という考えには何かなあと思います。
もし日本で罰金を上げたらポイ捨ては今以上に減るかもしれないけど、今までは路上に捨てられていたゴミがコンビニのゴミ箱に入るようになるだけじゃないですかね?
日本人は路上に捨てないだけ外国人よりはマシ、という発想の方もいるかもしれませんが、コンビニの人からしたら自分の所に持って来られるぐらいなら路上に捨ててくれればいいのに、と思ってるんじゃないでしょうか?
路上にゴミを捨てない、だから日本人はマナーが良い、というのはただの自己満足の自画自賛、みっともないと思います。
ちなみに、香港でも大通りならば20mおき位に灰皿付きゴミ箱が設置されています。そのおかげかどうかまではわかりませんが、香港の街中でもタバコの吸い殻ポイ捨ては比較的少ないように感じます(けして皆無だなどといっているわけではありません)。
最近、日本では公共の喫煙所はどんどん潰される傾向にあるようです。私の居住する市内でも駅前にあった喫煙所がいくつか閉鎖されました。おそらくは「良識溢れる人々」からのしつこいクレームが少なくなかったんでしょうね。
ま、それはともかく、このところ駅などのゴミ箱も撤去されるケースが増えているようです。おかげで、鼻をかんだティッシュをポケットに入れたまま行動せざるを得ないこともままあるようになりました。不快ではありますが、ポイ捨てするほど非常識でもないので、これは致し方のないことなのだと自分に言い聞かせてます。
このように、現在日本では街中のゴミ箱や灰皿のような不快設備は減少に向かいつつあるようです。ブログ主様には、実に愉快な傾向なのではありませんか?
タバコの吸殻を街中の何処ででも、吸い終わったら、直ぐに捨てられるようにしろ!とは、又何という横暴な考え方でしょうか?
今は、携帯吸殻入れを携行するのが当たり前です。
ついでに、小さな携帯ゴミ袋を携行する習慣を啓蒙すれば良い、と常々思っています。
何処かに、ゴミを捨てる時、一体誰がこのゴミを掃除してくれるんだろう?と少しは想像して見ないものかな?といつも思います。
行政が雇った清掃員が掃除するとでも思っているのか?
そんな無駄な行政費用を使わせておいて、税金が高いだの、行政の無駄を無くせ、とかはどの口が言うか?とも思います。自分達が行政コストを増やすような、行儀の悪いことしておきながら。
まあ、世の中、行儀の悪い不届きもの程、世の中に文句を付けるように見えます。
自分の出したゴミはちゃんと自分で始末しろってことでしょう。
日本が真っ当な事を、社会全体でやろうとしているのです。
その内、外国から、視察にやって来るかもしれません。
日本は、どうやって公共の場所でのゴミを減らしたんですか?って。
>>タバコの吸殻を街中の何処ででも、吸い終わったら、直ぐに捨てられるようにしろ!とは、又何という横暴な考え方でしょうか?
高額な罰金を導入するなら、です。
ポイ捨てを抑止するための策が罰金だけ、という発想に異議を唱えてます。
シンガポールにゴミが少ないのは罰金が高いからだと誤解されてる方がいるようなので。
さより様の周囲はゴミが落ちてないのかもしれませんが、私の街では旅行者が捨てていくゴミで困ってます。
外国人旅行者が来るような街ではありません。
みんな日本人です。
自分が出したゴミを緑地や漁港やコンビニに捨ててる人が大勢いますよ。
自分が関係する場所は綺麗にしてても旅先ではこんなもの。
さより様は自分のゴミは全て持ち帰っているかもしれません。
しかし、そうじゃない人の方が圧倒的に多いです。
もう何十年も前から啓蒙の看板出してますが、状況は変わってません。
社会全体で真っ当なことをやろうと啓蒙すれば日本人全体がポイ捨てしなくなる、とは全然思えません。
私はシンガポール方式の導入は無理だと思ってます。
ゴミ袋を有料化している地域で公共のゴミ箱を増やしたら、大勢の人が家庭ゴミを持ち込むでしょうから、ゴミ袋は無償化せざるを得ない。
そうなると、ゴミの分別もまともにやらなくなるでしょう。
全て住民税に跳ね返ってきますから。
私は、ルールに従わせたいなら自然に従いたくなるような環境を整えるのが真っ当な政治だと思います。
発展途上国で泥棒が多いのは貧しい人が多いのが最大の原因であって、貧困を放置したまま窃盗罪の罰則を重くしても効果は期待できないでしょう。
そういう国の政府は、罰則を重くするよりもまず経済水準を上げることを目指すべきです。
環境を変えずに重い罰則だけで何かを抑止しようというのは下策ですよ。
まあ、本質論を言っただけです。罰金を取れとは、一言も言ってません。そんなもの取っても効果は無いだろうし、又、徴収コストも掛かります。
>そういう国の政府は、罰則を重くするよりもまず経済水準を上げることを目指すべきです。
全くその通りです。日本も経済を浮揚させ、教育を充実させる事が必要です。
めたぼんさんの地元のような事は、普通に発生することでしょうね。
ついこの間までの日本では、普通にある光景でしたし、今でもゴミ箱や吸殻入れを設置すれば、その周りはゴミや吸殻で溢れ、街中でもゴミはポイ捨てされるようになるでしょうね。
街中から、ゴミ箱を撤去することは、ゴミは、外では何処ででも捨てていいのだ、という意識を無くすことにもなります。
世の中、普通の善人の顔をしていて、知り合いには愛想良くしていても、全く他人の迷惑を考えるという思考回路がそもそも組み込まれていないのでは?と思われる人は、本当に多いです。
>>今でもゴミ箱や吸殻入れを設置すれば、その周りはゴミや吸殻で溢れ、街中でもゴミはポイ捨てされるようになるでしょうね。
なるでしょうね。
設置したとしても収集頻度は週に1回2回でしょうから。
しかしシンガポールでゴミが溢れたゴミ箱は見かけませんでした。
何が違うのか。
ここから先は推測です。
罰則による抑止ではなく、収集が頻繁なのだと思われます。
何故そういうことが可能なのか。
外国人労働者に低賃金労働させてるからでしょう。
日本で同じことしたら住民税がいくらあっても足りないんじゃないでしょうか。
逆に言えば、高額の罰金を導入するなら移民政策まで考慮しないと実効性が上がる政策にならない、ということだと思います。
シンガポールは一党独裁、検閲があって政府批判も許されない国家です。
私は他国のことはその国の国民が100%決めるべき、日本に迷惑がかからないなら内政には一切干渉すべきでない、というポリシーなので、それについて批判はしません。
しかし体制が違いすぎるので、日本が範とするには相応しくない国家だと思ってます。
人材不足っていっておいて、よりお客さんを増やす努力してどうするんだ?って気がするのです♪
まずはひとりあたり単価を上げて、ちゃんとお給料払えるようにして人材不足を解消するのが先じゃないかな?
それはそうと、月200万人も入国してるなら、1人1万円の入国税をいただけば月200億円。年間の2000億円くらいにはなるんじゃないかな?
訪問客を呼び込むためにお金を使うことばかり考えてないで、増えた分を収入に結びつけないと意味ないと思うのです♪
訪日外国人が捨てるゴミってどんなものが多いのでしょうか?
レジ袋を配れば解決できますでしょうか?
申し訳ございませんです。ゴメンナサイm(_ _)m
レジ袋に拘る〇〇さん、やはり、たった一つの政策だからね。あとは、サーフィン。これで、次の総理にしたい第2番だって!?
人手不足ではなく報酬不足でしょう。交通、宿泊、飲食は、コロナで大量整理をしたので、安定性のない業種と見られるようになってしまいました。この状態で人集めしたいなら、報酬アップしかないでしょう。給与1.5倍くらい出さないとダメでしょ。そんなリスクとれないなら、リスク顧客である中国や韓国の観光客を絞るしかないですね。
新宿会計士さまの記事の趣旨に賛成します。
たしかにYoutubeでの外国人観光客インタビューでも
日本にゴミ箱がないことに驚いた意見は多くあり
でも、不便だという意見もある一方で
日本人はゴミは持ち帰るということを知って
むしろその姿勢に感銘を受ける声のほうが
むしろ多いように感じています。
この王一仁理事長さんの発言は、
まあたとえば、ものづくりの会社にとって
売り手の問屋さんの要望は
大切で無視はできないものの、
日ばかり商いで売ってなんぼだけの要求に応じていては
かえって商品の価値を毀損してしまう難しさと
似ているかと思います。
王一仁理事長さんも
来日する観光客のフロント部分として
その一端を担っていただいているようですが
日本を商品として売る立場なら
売りやすさと利益を追求するだけでなく
日本の本来のありようを説明する姿勢も
あわせて持ってほしいものだなあと感じます。
つまり、外国人観光客の為に増やすとしたら、ゴミ箱よりブタ箱が相応しい?
ブタ箱のコストはどれだけ掛かるか?相当なものでしょう?
ブタは入国させないことが一番。
臭いは、元から絶たなきゃダメって言います。
ゴミ箱無いから、行かないって客がいるのか?
ゴミ箱無いから、もう行かない・リピートしないって客がいるのか?
こんな客の存在は、なかなか想像できない。観光の本当の目的はそんな事であるはずが無いから、そんな客はいないことは直ぐに分かること。
こんな発想で、理事長をやっているなんて。こんな安直なことを考える理事長を代えることが、観光振興の第一歩であることは確かなようだ。
私はインバウンドの受益者が、積極的にごみ箱を設置するのに賛成です。
利益は受けるけれどもゴミは行政任せ、だと、ちょっと納得いかないです。
論旨と違えばゴメンナサイ。