X
    Categories: 金融

今回のマクド値上げ詳細情報と「賢い購入方法」の考察

東京の物価水準はニューヨークの68%程度か

マクド・ナルド社の値上げは成功だったのか、失敗だったのか――。本日以降、マクド社は都心・準都心店などに限定し、一部商品の価格を引き上げました。ただ、実際に調査してみると、極端な価格上昇は「特殊立地店」(空港やサービスエリア、遊園地など)に限定されており、都心・準都心においては、ハンバーガーやチーズバーガー、エグチといった商品の価格は据え置かれていることが判明します。なお、ビッグMを使用して価格を比べると、東京の物価は依然としてニューヨークのそれと比べ68%程度の水準にあるといえるかもしれません。

マクドが一部店舗で値上げ

極めて重要な「速報」です。

世界的に有名なハンバーガーチェーン店であるマクド・ナルド社(以下「マクド」)は7月19日以降、「特殊立地店」や「都心店」、「準都心店」で商品を値上げするとする話題を巡っては、先月の『マクド再値上げか…物価上昇時代を生き抜くテクニック』でも取り上げたとおりです。

マクド・ナルドが再び値上げをするとの報道が入ってきました。ただ、マクド社の報道発表を読むと、メニューごとの具体的な値上げ幅は明らかにされていません(というよりもそもそも「値上げ」という表現が使われていません)。これについてどう考えるべきか、まずは現時点で判明している事実関係を整理するとともに、値上げ幅を具体的に予想したうえで、値上げ時代を賢く豪遊するテクニックについても考察したいと思います。じつは「値上げ」という表現を使っていないマクドついにあのマクド・ナルドが再び値上げでしょうか。マクド社...
マクド再値上げか…物価上昇時代を生き抜くテクニック - 新宿会計士の政治経済評論

対象店舗は、「特殊立地店」(空港、遊園地、サービスエリア)が13店舗、「都心店」が94店舗(うち東京都56、大阪府22、京都府7など)、「準都心店」が121店舗(東京都84、神奈川県10など)だそうであり、リストは(少し見辛いですが)マクド社ウェブサイトにて確認可能です。

対象店舗は全部で228店

ただ、これについては大変に重要な話題ですので、マクド社の報道発表をもとに分類しておきましょう。まずは値上げ対象店舗の一覧です(図表1)。

図表1 値上げ対象店舗
都道府県 合計店舗数 「特殊立地店」の具体例
埼玉県 6店(すべて「準都心店」)
千葉県 7店(特殊立地店4店/都心店1店/準都心店2店) 京葉道路「パサール幕張」上り1店舗、成田空港3店舗
東京都 142店(特殊立地店2店/都心店56店/準都心店84店) 羽田空港2店舗
神奈川県 12店(都心店2店/準都心店10店)
静岡県 1店(特殊立地店) 足柄サービスエリア店
愛知県 11店(特殊立地店2店/都心店6店/準都心店3店) 美合パーキングエリア、刈谷ハイウェイオアシス
滋賀県 1店(特殊立地店) 大津サービスエリア
京都府 11店(都心店7店/準都心店4店)
大阪府 32店(特殊立地店2店/都心店22店/準都心店8店) 枚方パーク、関西国際空港
兵庫県 4店(すべて「準都心店」)
広島県 1店(特殊立地店) 福山サービスエリア
合計 228店(特殊立地店13店/都心店94店/準都心店121店)

(【出所】マクド社『価格が異なる店舗一覧・2023年6月19日時点』をもとに著者作成)

都心店と準都心店の一覧

続いて、「都心店」と「準都心店」を一覧にしておきましょう(図表2)。

図表2 都心店(94店舗)、準都心店(121店舗)
都道府県 都心店 準都心店
埼玉県 大宮DOM店、大宮東口店、コクーンシティ店、大宮ソニックシティ前店、大宮西口店、ニューシャトル大宮店
千葉県 舞浜イクスピアリ店 ペリエ千葉店、千葉富士見町店
東京都 秋葉原昭和通り店、御茶ノ水ソラシティ店、神田小川町店、JR東京駅店、ビックカメラAKIBA店、秋葉原駅前店、有楽町ビルヂング店、丸の内国際ビルヂング店、神保町店、銀座インズ店、銀座二丁目ビル店、品川港南口店、赤坂見附店、六本木ヒルズ店、赤坂駅前店、麻布十番店、品川インターシティ店、お台場デックス店、三田駅前店、新橋日比谷口店、青山店、大門店、西武新宿駅前店、高田馬場駅前店、西新宿駅前店、新宿西口店、JR新宿南口店、新大久保店、後楽園店、上野御徒町店、東京スカイツリータウン・ソラマチ、ダイバーシティ東京プラザ店、アトレ五反田店、大崎ゲートシティ店、目黒駅前店、自由が丘駅前店、渋谷MIYASHITAPARK店、恵比寿駅前店、渋谷新南口店、南青山店、渋谷東映プラザ店、渋谷店、原宿竹下通り店、渋谷センター街店、南新宿店、代々木店、中野セントラルパーク店、中野南口店、中野北口サンモール店、サンシャインシティALTA店、池袋北口店、池袋LABI前店、池袋東口店、池袋西口店、吉祥寺南口店、吉祥寺店 九段下店、神田末広町店、勝どき駅前店、晴海トリトン店、月島駅前店、水天宮前東京シティエアターミナル、人形町店、芝浦シーバンス店、早稲田駅前ANNEX店、西新宿5丁目店、明治通り新宿ステパ店、東新宿駅前店、市ケ谷店、早稲田駅前店、春日駅前店、白山駅前店、水道橋外堀通り店、茗荷谷駅前店、浅草ロックス店、蔵前駅前店、稲荷町駅前店、鴬谷北口店、浅草店、錦糸町駅前プラザビル店、錦糸町オリナス店、錦糸町アルカキット店、両国駅西口店、KAMEIDOCLOCK店、豊洲駅前店、有明パークビル店、亀戸店、門前仲町店、阪急大井町ガーデン店、大井町イトーヨーカドー店、大森ベルポート店、目黒不動前店、武蔵小山店、池尻大橋店、祐天寺店、学芸大店、大森北店、大森イトーヨーカドー店、東急蒲田駅前店、大森駅北口店、池上駅前店、蒲田アロマスクエア店、大岡山店、経堂駅前店、二子玉川ライズ店、桜新町店、駒沢大学店、下北沢店、三軒茶屋店、初台店、幡ヶ谷ゴールデンセンター店、新中野店、中野坂上店、西荻窪店、阿佐ヶ谷店、荻窪西口店、駒込駅南口店、巣鴨店、十条駅前店、赤羽アピレ店、板橋駅前店、田端駅前店、赤羽公園店、赤羽東口店、王子店、日暮里駅前店、西日暮里駅前店、成増駅北口店、常盤台駅前店、成増店、大山店、西武練馬駅前店、大泉学園店、北千住東口店、千住ミルディス店、北千住西口店、平井店、武蔵境イトーヨーカドー店、武蔵境北口店、三鷹店
神奈川県 横浜西口5番街店、横浜西口店 ランドマークプラザ店、横浜クイーンズスクエア店、横浜元町店、横浜ワールドポーターズ店、山下公園前店、関内北口店、関内南口店、川崎駅東口店、川崎ミューザ店、武蔵小杉東急スクエア店
愛知県 栄オアシス21店、JR名古屋駅店、名古屋エスカ店、名古屋ゲートウォーク店、栄大津通店、サンシャインサカエ店 ささしまマーケットスクエア店、矢場町店、金山店
京都府 烏丸御池店、新京極通り店、JR京都駅八条口店、四条大橋店、四条河原町店、京都駅烏丸口店、京都アバンティ店 烏丸丸太町店、東山三条店、烏丸五条店、四条大宮店
大阪府 ホテル近鉄ユニバーサル・シティ店、四ツ橋店、天王寺北口店、JR難波駅前店、なんばパークス前店、あべのイトーヨーカドー店、あべのHoop店、新大阪阪急ビル店、新大阪駅店、梅田堂島店、ルクア大阪店、LINKSUMEDA店、JR大阪駅桜橋口店、梅田茶屋町店、新梅田店、北心斎橋店、西心斎橋店、心斎橋南店、南海難波駅中央口店、戎橋南店、千日前店、ららぽーとEXPOCITY店 靱本町店、上本町YUFURA店、日本橋三丁目店、堺筋南久宝寺店、天満橋パナンテ店、地下鉄谷町四丁目店、アイ・エム・ピービル店、ツイン21店
兵庫県 神戸元町店、三宮ラウンドワン店、三宮北口店、三宮センター街店

(【出所】マクド社『価格が異なる店舗一覧・2023年6月19日時点』をもとに著者作成)

具体的な値上げ幅が判明

ただ、先月の段階では、その具体的な値上げ幅については明らかになっていませんでした。

一部メディアの間では、ハンバーガー類が40~60円程度値上げされる、などとする報道も錯綜していたのですが、これについてはデリバリー価格の改定と混同しているのではないかと疑わしきものもありました(ちなみにデリバリー価格の改定幅に関しては、すでに6月20日の時点でマクド社から公表されています)。

これに関し、本日時点でマクド社のウェブサイトおよびマクドアプリを利用し、「特殊立地店」として羽田空港第2ターミナル駅店、「都心店」としてJR新宿駅周辺の店舗、「準都心店」として同じく都内の店舗を1つずつサンプルとして選択し、主要商品(ハンバーガー、ポテト、ナゲット等)に限定し、調査を実施しました。

その結果が、図表3のとおりです。

図表3-1 都心店
図表3-2 準都心店
図表3-3 特殊立地店

(【出所】マクド社のメニューのページ及びマクドアプリ情報をもとに著者作成)

今回の値上げで判明した「意外な買い方」

これを、どう解釈すれば良いでしょうか。

じつは、都心店と準都心店に関していえば、値上げ幅が大きい商品は、ビッグマック(以下「ビッグM」)やダブル肉厚ビーフ、ダブルBのような「大きな商品」が中心であり、冷静に確認すると、エグチやハンバーガー、チーズバーガーなどについては、値段が据え置かれています。

言い換えれば、たとえば「ダブルバーガー的なものを食べたい」と思ったとしても、夕方5時まで我慢して、通常のハンバーガーやチーズバーガーを「パティ倍」と指定すれば、都心店・準都心店であっても、従来と同じ価格で注文することができるのです。

また、ビッグMを食べたいと思うのであれば、ちょっと待っていただきたいと思います。

都心店で500円、準都心店で470円ですが、通常のチーズバーガーを2つ購入すれば、それは200円×2で400円であり、この場合、肉もチーズもバンズも2枚ずつついてきます。むしろバンズがビッグMと比べて1つ多い分だけ、お得感もあるかもしれません(ただしレタスはついてきませんが…)。

すなわち、この注文方法だと、都心店だと100円、準都心店だと70円、それぞれお得に購入することができてしまうのです。

さらに、「チーズは要らない」という健康志向が強い方であれば、チーズバーガーではなくハンバーガーを2個購入していただければ、170円×2で340円という価格で、ビッグMと類似する商品を組成することができてしまう、というわけです(そもそも健康志向が強い方がビッグMを買うかどうかは別として)。

この場合、節約効果でいえば、都心店だと160円、準都心店だと130円、というわけです。

肉2枚、バンズ3枚以上を実現させるためのコスト(チーズBの場合)
  • ビッグM…都心店で500円、準都心店で470円
  • チーズB×2…都心店でも準都心店でも400円
  • 節約額…都心店で100円、準都心店で70円
肉2枚、バンズ3枚以上を実現させるためのコスト(チーズ抜きの場合)
  • ビッグM…都心店で500円、準都心店で470円
  • HB×2…都心店でも準都心店でも340円
  • 節約額…都心店で160円、準都心店で130円

このことを、少し心にとどめておく価値はあるでしょう。あるいは、マクド社にとって値上げ戦略は「失敗」だったという可能性もありそうです。

東京はニューヨークの68%

もっとも、特殊立地店に関していえば、なかなかに大幅な値上げがなされています。通常のハンバーガーですら+40円、ビッグMに至っては+90円です。また、倍サイズにした場合には、値上げ幅がさらに上昇します。

そして、マクドの指数は世界各地で物価を比較するのに使用されています。

米国のとあるウェブサイトの情報によると、ニューヨークにおけるビッグMの価格は5.23ドルだそうです。

そして、都心店の500円という価格を1ドル=140円で米ドル換算すれば3.57ドルと出てきますので、今回の値上げにもかかわらず、東京の物価水準はニューヨークと比べて68%程度と、依然として割安だ、という言い方もできるのかもしれません。

新宿会計士:

View Comments (27)

  • 「安価」では無いのですが無料でソース、ピクルスなどのトッピング増量注文ができます。夕方以降のパティ倍注文時や濃い味好きの方はどうぞ
    https://piyoch.com/mactopping/

    おまけ
    あの鳥羽周作シェフの味変レシピ
    https://macaro-ni.jp/100880
    BBQソース、マスタードソースは30円/個で追加購入できます。

  • 店名まで詳しく書いて下さりありがとうございます。ありありと情景が目に浮かぶようです。

    アメリカには様々な移民料理もありますが、アメリカ料理の最大の特徴はクイックネス、合理化にあるのかもしれません。客にスピーディーに食べ物を運ぶ方式をアメリカンサービスと言うそうです。
    いかにも大量生産が好きな合理主義者アメリカ人っぽい発想です。

    またハンバーグがアメリカに渡るとハンバーガーに変化する。これはコメがおにぎりに変化するが如く革命的発想でさらにレタスの食感とピクルスの酸味も同時に楽しめる。アメリカにはトマトを使うものが、多いですがトマトソースも最高ですね。
    芋ばかり食べている北欧や道民にはない発想です。

    さらにアメリカは冷凍食品も多様で機械化による加工の形態も合理的です。ハンバーグは冷めてもチンしても美味しい。

    大量の農産物、畜産物が、豊富で量産、貯蔵からの供給は他の国には見られません。
    さらに肉料理に関して言えば、ハンバーグだけでなくティーボーンステーキやワンパウンドステーキなど血の滴るようなお肉があることも評価が高い。
    90年代や0年代ビックマックが250円か280円で楽しめた時代が終わりいよいよ、デフレの終焉、出口を感じます。アメリカン料理がどう時代と共に変化していくか、身近な飲食店だけに目が離せません。

  •  「マックが高い」という話題を目にしましたが、一部ではまんまと「自民党のせい」という流れになっていたり(意味はよくわかりませんでしたが)。値上げが経営上どう影響するかはまだこれからかと思いますが、どうせ値上げをするのならば、他責っぽく悪印象を和らげられる良いタイミングだったかもしれません。新聞屋と大違い。

     そしてロシアがまた黒海合意離脱によりウクライナ小麦輸出にストップをかけてでどーなるやら。輸出遮断はロシアの正当な対応だとしつつもSWIFTへの復帰を要求と、見返りがあるのならば不当は受け入れると言っているようなもので、正当さはドコイッタという支離滅裂、よほどSWIFT復帰を渇望していると見えます。瀬戸際外交というほどの手腕すら無くなって、ただの脅迫をするロシア……

  • 会計士さん、おまとめお疲れ様でした。
    職場の目の前の店舗が準都心店だということが分かりました。自宅近くの店舗で食べたほうがお得だと気がつきました。
    つくづく気軽に食べられた藤田田さんの時代が懐かしい。山田邦子がCMしていたカレーライスはもっと懐かしい。

  • >世界的に有名なハンバーガーチェーン店であるマクド・ナルド社 ...(以下略)

    社名「McDonald's」はゲール語の「ドナルド氏の息子」が由来である名前ですので「マクドナルド社」か、或いは「マク・ドナルド社」であって「マクド・ナルド社」にはなりません。

    • 面白い語源を教えて頂きありがとうございます。勉強になります。
      所で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、ヴィンチ村出身のレオナルド、という意味らしいですね。昔は、平民には名字が無かったのは、日本も含めて世界でも同じだったのでしょうね?

      >>「マクドナルド社」か、或いは「マク・ドナルド社」であって「マクド・ナルド社」にはなりません。

      ここに、3つの読み方が列記されていますので、暇に任せて少し理屈を考えてみました。

      1.日本マクドナルド社は、マクドナルドと表記しているようです。
        「マク・ドナルド社」という言い方は、採用していないようです。

      2.「マク・ドナルド」は、語源によるとこうなるのが正しかろうというご主張です。
        しかし、日本マクドナルド社も、その他の誰も、こんな呼び方はしておりませんし、聞いたことも一度もありません。

      3.「マクド・ナルド」については、「マクド」と「ナルド」から成っています。
      そして、「マクド」は、誰もが、略称通称として、使っています。一々、マクドナルド、と長く言うのが面倒なので。

       例えば、こんな会話が日常でよく交わされていないでしょうか?

      A君:「今日、マクド行かない?」
      B君:「ああ、マクド・ナルドね? いいよ。」
         という発音の感じではないでしょうか?
      これが、
      A君:「今日、マクド行かない?」
      B君:「ああ、マクドナルドね? いいよ。」
      という発音の感じにはならないでしょう。

      何故なら、後者のように、
      A君が、「マクド」と言ったのに、それを受けて答える時に、「マクドナルド」と一気に発音して言ってしまうと、A君の「マクド」と発音したことを否定したようなニュアンスが、少~し、漂うのです。

      だから、「マクド」と本当に僅かな一気持ちで一旦止めて、次に「ナルド」と続けて発音して言うことが多いと思います。つまり、「マクド・ナルド」と発音している訳です。
      何故、「ナルド」を付け加えるかと言えば、A君の「マクド」が、「マクドナルド」であることを確認する為です。

      ですから、日常の中には、
      「マクドナルド」、と
      「マクド」、と
      「マクド・ナルド」、と
      いう3つの発音が存在しているのです。

      そして、この論考では、表題に「マクド」と書いてあるので、それを受けた本文は、
      「マクド・ナルド」という表記にした方が、頭の中で無言の音読をする読者は、すっと本文に入って行けるのです。

       如何でしょうか?
      暇に任せて、こんな理屈を考えてみました。
      が、日常の、言語発声の実情に合っていませんでしょうか?
      そして、このサイトは、読者の日常の言語発声の現実に合わせて記事を書くよう、大変に親切かつ精密な心の籠った文章を心掛けておられるのでしょう。
      感謝します。
      (別に、提灯記事を書いている心算はありません。冷静な分析です。)

      「マク・ドナルド」という表記は、ゲール語を教える時には絶対に必要な表記でしょう。が、現在の現実の日本社会では、必要が無いようですよ。

      • 上記の
        >>だから、「マクド」と本当に僅かな一気持ちで一旦止めて、

        を、
        ⇒ だから、「マクド」とA君の気持ちを受け入れたことを示すために、一旦発音を一気持ち止めて、

        と、変更します。

        心理学でいう、相手が言ったことを繰り返して言う、ストローキングのような気持ちです。始めに相手を受け入れる気持ちを示す心の姿勢です。
        つまり、「マクド」と相手と同じ発音を繰り返して、「マクド・ナルド、ね」と確認する感じです。
        これは、殆どの人が日常やっていることだと思います。

        • 豆腐の角様

          言葉というものはどういうものか?ということになりそうです。
          ゲール語のことは知りませんが、今使われているマクドナルドは、ゲール語とは関係ないです。
          一つのビジネスの為の商標、商品名、社名です。
          尚、マクド・ナルドと書いた事に、何故ゲール語を持ち出して来られたのか?先ず、これが疑問です。
          せいぜい、日本マクドナルドに対して失礼ではないか?くらいな話にならなかったのか?と感じましたので、上記の返信をさせて頂きました。
          ただし、日本マクドナルドも、マクド・ナルドと書いたことに文句は言わないでしょう。そんなことを言えば、マクドと書くことにも文句を言わなくてはならなくなります。
          更に、日本に初めてマクドナルドを導入した、藤田田さんも、アメリカのマクドナルドから叱られていなければならなかったですね。その発音違うぞ、と。
          つまり、マクドナルドは商標であって、ゲール語とやらとは何の関係もありません。
          そもそも、地球上にマクドナルドという発音をする言葉は、日本にしかないのです。

          ですから、マクドナルドを、マクド・ナルドと表記することに、異を唱えるのに、ゲール語だとかを持ち出して来ることは、ゲール人?もびっくりなことです。語源がどうのこうのも関係ありません。

          そんな話、オレ達には関係な〜い、と笑っていますよ。ゲール人が居ればですが。

          • ドンキもマクドも口語ならそれでいいんですが,文字/文として書く場合には語源関係なく元言語に沿った書きぶり(今回の場合はマク・ドナルド若しくはマクドナルド)のほうがきれいだと思いますね。

            この議論(笑)は以前にも見た覚えがありますので,上でも書かれているとおり会計士氏はわかってやっているとは思います。

          • さより様、

            >ゲール語のことは知りませんが、今使われているマクドナルドは、ゲール語とは関係ないです。

            さより様がどのような思い込みをされても全くご自由なのですが、客観的に検証出来る事実は以下です。

            日本のマクドナルド社は、ロシアを除く全世界規模で展開するゲール系設立者兄弟の姓を冠した米国会社の日本における直結企業です。(Wikipedia 参照)

            ”MdDonald +name +origin" としてネット検索すれば瞬時にご理解頂けると思います。

          • 豆腐の角様

            >>どのような思い込みをされても全くご自由なのですが、客観的に検証出来る事実は以下です。

            商標に何故、「本来はゲール語だ」とかの話が出て来るの?ということです。
            商標だから、マクド・ナルド、と書いてみても良いでしょうし、それに対して怪しからんということであれば、マクドナルド社の表記が「マクドナルド」だから、「マクド・ナルド」は違うよということならば分かりますが、本来ゲール語だから怪しからんという話が出て来ると、何故?、となります。
            「思い込み」という話でもないと思います。

          • さより様、

            >商標だから、マクド・ナルド、と書いてみても良いでしょうし、

            全く逆です。登録された商標だからこそ万人がアクセス出来る公共の場、それもそれなりの信憑性性の定評のあるサイト、で言及する場合では正確さを期するべきなんですよ。 (分かり易いユーモアの場合を除く。)

            >2.「マク・ドナルド」は、語源によるとこうなるのが正しかろう
            >というご主張です。

            いや、私は「マクドナルド」は分かち書きをすべきではないと言っております。

            さより様は「マクドナルド」って日本語の商標なんだから日本人がどう表記しようが文句を言われる謂れは無い」と仰りますが、日本で登録された「マクドナルド」なる商標の知的財産権は米国のMcDonald社からライセンスされたものであり日本のマクドナルド社は米国本社の合意なくその商標を弄る事は出来ません。

            >3.「マクド・ナルド」については、「マクド」と「ナルド」
            >から成っています。

            全く根拠の無いの思い込みから来る錯誤です。

            日本語版の商標の「マクドナルド」は上記のように創業者の姓である "McDonald" の日本語表記ですが、ゲール語の構成は "Mc"(~の息子)+ "Donald" であり「マク」+「ドナルド」となり「マクド」+「ナルド」にはなりません。
            そもそも "McDonald" は一つの単語であるから分かち書きの「・」は必要ありません。

      • 日本語における「・」は外国語の複数の単語からなる文節を基本的に分かち書きをしない日本語表記になじませるために便宜的に用いられます。例えば ”The Wall Street Journal" が「ウォール・ストリート・ジャーナル」と表記されるように。(”New York" は 「ニューヨーク」、"Old Saybrook" は「オールド・セイブルック」 になるので「・」の用い方には便宜が重視され、一貫性に欠けるのかもしれませんね。

        「McDonald's 」の場合、は一つの単語のみなので、原則として「・」は必要なしです。 無理をして米国の英語読みの音節で分かち書きをすると「マク・ドン・アルド」になりますが、それでも「マクド・ナルド」にはなりません。

        外来語の単語の分かち書きををある程度正確に日本語表記になじませる為に存在する「・」を必要の無いのに乱用するのには同意出来ません。

        • ツリー皆様
           本文はもちろん、コメ欄のこういった流れも、ここを愛読する大きな理由です。

      • A君:「今日、マクド行かない?」
        B君:「ああ、マックね? いいよ。」

         こうなると、「否定したようなニュアンスが、少~し、漂う」にとどまらずに、血みどろの戦争の始まりなので注意しましょう。
        (あ、上コメでマックって書いてもーた。)

        • 農民様

          わざわざ、お出ましありがとうございます。
          最初に書きましたように、
          >暇に任せて少し理屈を考えてみました
          が、理屈はいろいろ出て来るものですね。

  • むつかしい語源の話は、私には分かりませんが、前回どなた投稿されていましたが、日本でマクドナルドのハンガーを販売するために、日本マクドナルドの創設者で初代社長藤田田(でん)(50%出資)氏が、アメリカの発音、マクダーナルズでは、成功しないとアメリカ本社の意向に反対して。マクドナルドとした話を50年程前に読んだことがあります。
     蛇足ですが、50年程前に藤田田(でん)氏が、出版したユダヤ商法は、衝撃的でした。
     納期を守る為に、1000万円出してジェット機をチャーターした話とか。
     一番衝撃的だったのが、数字の1、2、3・・・9は、角度の数を表している、1は角度が1つ、2は角度の数が2つ(Z)、3は3つ(Wを立に)90度以内の角度の数、ただし7は90度以上も含める。ゼロは丸で角度なし。今では、多くの方が知っていると思います。
     納期を守る大切さを教えられたので、就職してから、社内納期を守る為に、徹底してでも納期を守りました。

    • 訂正します。ハンガーではなく、ハンバーガーでした。
      ちなみに、7は流れ線分に横棒を追加するのですけど、そうすると、90度以上の角度もできるのですけど、これも数に入れます。

      • また、訂正です。恥ずかしい。
        7は流れ線分ではなく、7は長い線分に 訂正します。

  • ディスカウントストアの 「ドンキホーテ」 も、会話では 「ドンキ」 と略されることが多いし、きっと 「ドンキ・ホーテ」 ですよね?

  • 店名の読み方でいろいろ意見が出ていますが、外国の言葉をカタカナ日本語にすれば元の発音と異なるのは当然ですね。
    McDonald'sをマクドナルドと日本国内での呼称としたのであとはどう発音しようがどうでもいいと思います。
    個人的には店名でサイゼリヤ(Saizeriya)というイタリアンレストランがありますが、イタリア語ではyは外来語以外には使用しないのでこちらの方に大きい違和感があります(ひょっとしたらイタリアンレストランなのに名前だけ違う国の名前?)

    • >McDonald’sをマクドナルドと日本国内での呼称としたのであとはどう発音しようがどうでもいいと思います。

      いや、ここでの議論は発音の問題ではなく、文字にした時の表記上の妥当性です。 

      日本語表記上の記号の "・" は外来語の単語列を日本語の文節に翻訳した時の元言語の分離の目印として用いられますが、元の外来語が一つの単語のみの場合には日本語表記上の記号の "・" は使うべきではないんじゃないかと言う議論です。

      日本語で書かれている名前を日本人がどう発音べきとか、何処にアクセントやイントネーションを付けるべきか等々は全く別の議論です。