日本学術会議が強烈過ぎるツイートを発信しました。「学術に携わる我々は広く社会と対話しなければなりません」と騙りながら、リプライ欄をすべて閉じてしまっているのです。また、あわせて公開したYouTube動画でも読者コメント欄は閉鎖されています。もっとも、ツイッター上で「引用ツイート」が「いいね」の数を圧倒的に上回っていること、YouTube上で「低評価」が「高評価」の5倍近くに達していることから、一般国民の日本学術会議に対する冷たい反応は明らかでしょう。
日本学術会議の強烈過ぎるツイートと動画
なんだか、久しぶりに強烈過ぎるツイートを発見しました。
日本学術会議広報の公式ツイッター・アカウントが5月26日付で発信した、こんなツイートです。
「日本学術会議の考えを国民の皆様にお伝えするため、『新たな信頼関係への一歩』と題する梶田会長のメッセージを発出しました。/全体版のメッセージ動画は以下のYouTubeから御覧ください」。
この「梶田会長の全体版のメッセージ」なるもののリンクは下記で視聴可能です(動画時間は4:10)が、それだけではありません。
「社会との対話」騙りながらリプ欄閉じる
該当するツイートにはその短縮版メッセージ動画も掲載されているのですが、これについて、字幕をそのまま転記すると、こんな具合です。
「今私たちの暮らしは
学術の知見ぬきには
成り立ちません
それだけに
学術に携わる我々は
広く社会と
対話しなければ
なりません
政府と日本学術会議が
信頼関係を取り戻し
学術が
本来の役割を
果たせるような
状況を作るために
力を尽くしたいと
思います」
句読点もなく、やたらと改行が多くて読み辛いのは、字幕をそのまま転写したからです。
それはともかく、「学術に携わる我々は広く社会と対話しなければならない」、という心意気そのものは良いとして、驚くのは、このツイートとYouTube動画です。どちらもコメント欄を閉じてしまっているのです。
ツイッター上で「返信」機能を使おうとすると、「返信できるアカウント」と題する警告ウィンドウが表示され、「@scj_infoさんが@ツイートしたアカウントが返信できます」とのメッセージが流れます。要するに、このツイートには私たち一般人の多くは返信すらできないわけです。
また、YouTube動画もコメント機能はオフになっています。
「広く社会との対話」と騙りながら、広く社会全体からの意見を聞くつもりはない、という日本学術会議の「中の人たち」のホンネが、このツイートとYouTube動画から、思わず透けて見えてしまう、というわけです。
なんだか大変に面白い組織だと思わざるを得ません。「学術」に携わっていると自称する者たちが、そんなこともわからないのでしょうか?
謎です。
「引用RT>いいね」「低評価>高評価」
もっとも、ツイッターの仕様を知っている人からすれば、返信欄を閉じたところで、あまり意味はありません。「引用ツイート」という機能があるからです。
これについては5月28日午前8時半時点で、「リツイート」は71件、「いいね」は84件であるのに対し、「引用ツイート」が936件にも達しています。
- 「いいね」…84件
- 引用RT…938件
これが何を意味するか――。
一般に「引用RT」の数が「いいね」の数を上回っているという状況は、批判が高評価を上回っていることを意味します。そして、「引用RT」ボタンを押せば、このツイートを見た人がどう思ったか、その忌憚なき感想を知ることができてしまうのです。
実際、この938件の引用RTをすべてチェックすることは難しいにせよ、高評価が付いている引用RTは、その圧倒的多数が日本学術会議に対して批判的です。
また、YouTube動画の方は、高評価が71件に対し低評価(※)が331件で、高評価の5倍近い低評価がついていることがわかります。
- 高評価…*71件
- 低評価…331件
(※なお、YouTubeの低評価については2021年秋ごろより表示されなくなってしまいましたが、これを再度表示させる方法はあります。ただし、これについては本稿で詳述するつもりはありませんので、「YouTube 低評価 再表示」などで検索し、ご自身で調べてください。)
腐敗した利権組織
いずれにせよ、「広く社会との対話」を騙りながら、肝心のリプライ欄、読者コメント欄を閉じてしまうというのは、この「日本学術会議」という組織が、本音では社会との対話を望んでいない、ということでしょう。
この点、当ウェブサイトでは「利権は得てしてその利権保有者の強欲や怠惰により腐敗し、自壊する」と指摘してきたつもりですが、その典型的な事例が、このツイート・動画なのかもしれません。
こうした「言行不一致」は、この日本学術会議という組織が、こんなこともわからないほど腐敗し切っている証拠だ、という言い方もできるのではないでしょうか。
View Comments (26)
新会員候補6人の任命拒否により、日本学術会議という利権組織を白日の下に晒したのは、菅前総理の功績だと思います。ネットで検索すれば、日本学術会議の成り立ち、会員、功罪等々、一目瞭然。
ネット検索のために携帯通信料金の値下げ迄したのだとしたら、菅前総理はとんでもない策士だった?。
「人気の消えた職場
衰退産業に『逃げ恥』蔓延
ついに部長が自らコピー機操作
(いつかこの紀伊半島の南端に ...)
使ってるブラウザがChromeなら、あの拡張機能を入れれば、YouTubeの低評価の数が表示されるようになりますね。私も入れてます♪
組長がノーベル賞受賞者だから、なんとなく敬意を持ってましたが、結局ここも親中反日パヨクの巣窟だった。日本中の親中派がその志向を隠さなくなっている、というか、隠せなくなっている。これもオールドメディアの衰退とネットメディアの隆興の効果なのですね。
ギフテッドの人たちの評価は、その「業績だけ」ですべき。
人格が優秀か下劣かは、その人の業績評価に無関係。
同じことを逆の言い方すれば、
「業績が高評価でも、組織マネジメント能力の有無とは無関係」
いやほんとに、
「マトモな提言を出したのかどうか」
で評価&淘汰すればよいと思いますね。
法律の規定では、「日本学術会議は必要」だけども、スタッフを利権化して守ることまで規定してないと思いますわ。
学術会議の民主化に積極的だった安倍菅政権に反して、岸田さんは改革法案の提出見送りをしました。
そういった岸田さんの学術会議への忖度姿勢を受け、これ幸いとYoutubeで学術会議の正当性をアピールして好反応を期待したところ、意に反して視聴者からは批判の嵐。
学術会議があらゆる面から、いかに世俗から浮いた存在かが解る好例ですね。
それにしても岸田さん、ことごとく安倍菅路線を壊しまわっていますね。
私にとって、個人的には日本史上、最も嫌いで低評価な首相です。
まだ鳩山さんの方が、少なくとも日本人である自分の意思で動いていただけましですね。
最近はTVで顔を見ると、怒鳴りつけてチャンネルを変えています。
手元にしきりに目を落として演説する首相に猫が憑依して頭越しに連続猫パンチを食らわせる動画が Twitter で流れてきて秀逸と感じました。
はにわファクトリー様
見ましたが、何だか少し左翼の香りがするのでいまいちですね。
藤井聡さんがYoutubeで岸田さんを強面で罵倒している動画の方がはるかに共感できます。
学術会議に限らず、左系のサイトはコメント欄がないもの(あっても内輪だけで勝手に盛り上がっているもの)が多い。論理が破綻していて批判に耐えられないと、うすうす感じでいるんでしょうか。
あの界隈のサイトは何処もかしこも無防備マンの精神を受け継いでますからね(冷笑)。
毎度、ばかばかしいお話しを。
日本学術会議;「日本国民とは、日本学術会議に賛同する意識が高い人のことである」
鉄板ネタで、どこでも使えそうだな。
日本学術会議広報のアカウントは全てのツイートがリプ欄無し設定なんですね。
>日本学術会議に対するお問合せやご意見は、メール(ご意見・ご感想はこちら)で受け付けております。
https://www.scj.go.jp/ja/other/info.html
との事ですが、公開ではないし随分と敷居が高いですねぇ…。
ノーベル賞受賞者の梶田さんも汚点を残して終わるのか。
巡り合わせとは残酷だなあ。
政府はこのままだと全員辞任もあり得る。と危機感を持ってるとか。
詳しくは分からないが全員辞任で委員じゃ無いか。
新しく政府主導で集めればいいじゃ無いか。
文系で日本は弱体化したんだから理系を増やせば良いだろう
悪かったら政府が適宜修正する。
今のように理想主義者(活動家)が牛耳ると社会の流れに追従できない
「詳しくは分からないが全員辞任で委員じゃ無いか。」(面白いだじゃれ?)
巷では学術会議が全員一斉に辞任するとキッシーを脅したら、震えあがって先送りにしたとかささやかれています(震えあがったのはキッシーなのか木っ端役人なのかは分かりません)
利権団体が全員辞任するというなら、普通は喜んで「どうぞ、どうぞ」と応えると思うのですが、G7前のこととて悶着を起こしたくなかったのでしょうか。学術会議が全員辞任しようが空中分解しようが、国民はちっとも困らないのですが、きっと大学への予算配分やら何やかやに腐敗が深く進んでいる臭いがプンプンです。
>対話しなければなりません
コメント機能はオフ
これは「私たちの説教を聞かなければなりません」と言っていること。
一方的に怒鳴ってくるパワハラ上司。あの、でもあの時...と事情を話そうとすると「口ごたえするな!」と一切の発言を封じる。
そういう場面が思い浮かびました。
結局、日本学術会議にとって外部からの意見や批判は雑音にしか過ぎないでしょうね。
事実上の親玉でもある日本共産党も同じ事をしていましたし。
志位和夫委員長と語り合う対話集会
https://www.youtube.com/watch?v=5Rf9u7wnGAw
問題の場面は1時間17分30秒あたりだそうです。
【この動画を紹介した記事】
共産党、質問を検閲?参加者から抗議も音声切断:「志位和夫委員長と語り合う対話集会」 事実を整える
https://www.jijitsu.net/entry/kyousantou-taiwa-kenetsu
因みに「事実を整える」でも日本学術会議の件を取り上げています。
日本学術会議「広く社会と対話しなければなりません」⇒リプライ欄を閉鎖 事実を整える
https://www.jijitsu.net/entry/nihongakujutsukaigi-taiwa-heisa
何方の記事もサブタイトルが「「対話」とわ、いったい…ウゴゴゴゴ…」になっています。
聞く耳を持たず、一方的に自分達の主張だけをワーワー言うのも可笑しな事ですよね。