本稿は、ゴールデンウィークの雑感です。先日、とある病院の待合室から新聞と雑誌が消えたという話題を取り上げたところ、知り合いから「人間ドックの待合室」、「家族サービスで訪れたファミリー・レストラン」などに関する興味深い報告をいただきました。社会の隅々にまでスマホが普及し、データのコストが劇的に低下しているためか、IT化の波はあちこちに押し寄せています。なるほど、新聞が売れなくなるわけです。そして、スマートフォンには電子マネーやクレジットカード、ポイントカードなど、なんでも搭載できる時代になりました。
目次
ペーパーレス社会
病院の待合室から新聞と雑誌が消えた
とある近所の病院の待合室から、新聞と雑誌が消えた――。
こんな話を、先月の『病院の待合室から「消えたもの」』で紹介したばかりです。
近所のとある病院を訪れると、「とあること」に気づきます。待合室から新聞、雑誌などの紙媒体が消えてしまったのです。きっかけはコロナ・武漢肺炎の流行ですが、おそらくその病院では、「新聞、雑誌自体を撤去してしまってもとくに苦情はない」と判断し、恒常的に撤去したのではないでしょうか。起業したばかりの事務所に怪しいメールが…東京の繁華街の片隅で、怪しげな事務所が開設された。山手線の駅名を冠した自称会計士が起業したのだ。すると、それを待っていたかのように、開業したばかりのその事務所の代表宛てに、ある日、こ... 病院の待合室から「消えたもの」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
受付の方によると、この病院ではかつて、全国紙やスポーツ紙、女性週刊誌などが置かれていたそうですが、例の武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)の影響もあり、マガジンラック・新聞スタンドごと撤去されてしまい、現在のところ再設置の予定はないのだとか。
病院の待合室では天井に備え付けのテレビからは大音量で某地上波の「朝の情報番組」が垂れ流されているのですが、待合室にいた十数名の患者さんらをちょっと観察してみると、テレビに目を見遣る人もいないではないものの、ざっと8~9割がスマートフォンなどの電子デバイスとにらめっこしていました。
こんな話を紹介したところ、これに関連し、知り合いの方からいくつかの「体験談」をいただきました。それらを要約すると、こんな具合です。
事例1 人間ドック
都内の某病院で人間ドックを受診してきた。
その病院は丁寧な接客と高級感溢れる調度品で知られており、待合室でもクラシック音楽が流れるなど、落ち着いた雰囲気で定評がある。地上波の下品な放送が大音量で垂れ流されている近所の某病院とは大違いだ。
昨年までは、人間ドック受診中の手待ち時間に読めるような配慮として、同病院には主要紙(日経新聞や英Financial Times紙など)に加えていくつかの雑誌が置いてあったのだが、今年はそれらが完全に撤去されてしまった。
ふと周囲を見渡すと、暇つぶし用のものを持ち込んでいる人も多かった。ざっと見て、スマートフォン、タブレットなどの電子デバイスを持っている人が7割、紙媒体(文庫本など)を持ち込んでいる人が2割ほどで、新聞、雑誌が撤去されたことに戸惑いを感じているらしき手ぶらの人も1割ほどいた。
事例2 某ファミリー・レストラン
ゴールデンウィークの家族に対する奉仕活動の一環として、妻と子供を連れて都内の某ファミリー・レストランに出掛けた。
入口に「お好きな席にどうぞ」と書いてある。
このレストラン、以前だと客が入店すると入口まで店員がやってきて、メニューとともに席に案内してくれていたのだが、どうやら昨今の人手不足の折、混雑時以外は案内係を廃止したようだ。
席に着くと、タブレット端末が置いてある。紙のメニューはない。注文はタブレット操作で行う仕組みらしい。
店内では無料のWiFiが飛んでおり、そのチェーン店のアプリをダウンロードし、メアドを登録するなどすれば、クーポンも使用可能だ(スマホに表示されるクーポン番号をタブレットに入力すれば良いらしい)。
もっと驚いたのは、注文したあとだ。なんと、ネコ型の配膳ロボが席まで料理を持ってきてくれる。ロボットから料理を受け取り、「完了」ボタンを押すと、ロボは悠々と厨房に向けて戻っていく。見るとこのロボは、障害物があってもうまく避けながら進んでいるようだ。
会計は、いま流行のセルフレジで、伝票を読ませるスタイルだ。電子マネー、QRコード決済などにも対応しており、便利だ。入店から注文、配膳から退店まで、極端な話、最初から最後まで人間の店員さんと会話しなくても済んでしまうのだ。
そこに一抹の味気なさを感じたが、子供たちはロボに大喜びだった。
何とも便利な時代に…
何とも便利な時代になったものです。
ちなみに外食産業において、メニューが消えた、などとする話題は、ほかにもいくつかあります。たとえば『「回らなくなった回転ずし」に生じた思わぬ「副産物」』などでも議論したとおり、「すしテロ・バカッター行為」の攻撃を受けた回転ずし業界などでは、タブレット注文が定着しつつあるようです。
回転しないのに回転ずしと名乗って良いのかという問題に、続報がありました。某大手チェーン店の場合、すでに「フルオーダー制」が導入されているのです。これについて公式には「従来のような提供方式に戻すかは未定」としているようですが、思わぬ副産物として、食品の廃棄の減少に加え、会計時の精算の効率化という効果も生じているのだそうです。回転しないのに回転ずしとは…以前の『時代の流れ?哲学的にも難しい回転ずしの「非回転化」』でも取り上げた論点が、「回転しなくてもそれは回転ずしといえるのか」、です。改めて、「回... 「回らなくなった回転ずし」に生じた思わぬ「副産物」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
考えてみれば、回転ずしではもともと食事をレーンで届けるという仕組みであり、原始的な「自動配膳システム」の一種です。いわば、配膳の仕組みを省力化することで人件費を浮かし、そのことでより高品質な商品をより安い価格で提供することを可能にする仕組み、と言い換えることができます。
「タブレット注文」「ロボ配膳」というファミリー・レストランの仕組みも、これと同じ文脈に位置付けられます。
もちろん、これを「便利な時代になった」と肯定的に表現する人もいる一方で、もしかしたら「人間の温かみが感じられない、味気ない時代になった」と否定的に表現する人もいるかもしれませんが、これまで労働集約的産業と見られていた外食においても、IT化の波が押し寄せていることは間違いありません。
やはり、スマートフォンやタブレットの出現に加え、それらのデバイスの能力が日進月歩で飛躍的に高まっているがために、「紙に印刷すること」の需要が社会的に見て急減しているということなのでしょう。
データのコストvs紙のコスト
データ化のコストが劇的に低下した
ここでもうひとつ見逃せない社会的変化があるとしたらは、さまざまな情報をデータ化する際のコスト自体が劇的に低下したことでしょう。
日本のインターネット黎明期、たとえば今から20年以上前のPC・ネット回線のスペックだと、写真を1枚表示させるにも、それなりの時間を要していました。たった数十キロバイトの写真も、クリックしてから表示されるまで数秒の時間がかかっていたのです。
こんな時代に、「各席からデータで注文を送付する」など、非現実的な話だったはずです。しかし、現代だと店舗に備え付けのタブレット、あるいは客自身のスマートフォンを操作すれば、料理の写真つきのメニューが表示され、ポチポチとタップしていけばすぐに注文が完了します。
実際、『令和2年情報通信白書』の『5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築』によると、通信回線の最大通信速度は、この30年間で約10万倍に上昇しました(図表)。
図表 移動通信ネットワークの高速化・大容量化の進展
(【出所】総務省)
どうりで、これが現代社会だと写真どころか地上波テレビを上回る4Kという画質の動画も、通信が途絶することなくスムーズにダウンロードすることが可能となったわけです。
同じ値段で買えるバイト数は20年で3000倍に!
また、データを保存するためのコストも限りなく低下しています。この20年前後で、メモリの価格は数千分の1にまで下落しました。
著者自身の手元メモで恐縮ですが、2003年12月に購入した128MBのメモリスティックの価格は4,704円でしたが、約19年後の22年12月時点で調査してみると、128GBのメモリスティックの価格が1,668円、という事例がありました。
メモリスティックの値段①
- 2003年12月…128MBが4,704円
- 2022年12月…128GBが1,668円
(【出所】著者調べ)
同じ「128」ですが、2003年は「メガバイト」、2022年は「ギガバイト」です。128メガバイトは134,217,728バイト、128ギガバイトは137,438,953,472バイトです。
- 128MB=134,217,728B
- 128GB=137,438,953,472B
あるいは、1円で買えるメモリは、2003年12月時点だと28,533バイト(約0.027メガバイト)でしたが、2022年12月には82,397,454バイト(約78.58メガバイト)に増えています。この20年弱で2888倍に増えた計算です。
大人気ゲームの容量
ちなみに、1988年頃に世の中に大ブームとなり、当時のニューズ・メディアにも大々的に取り上げられるなどの社会現象を起こしたのが、名作『ドラゴンクエスト3』です。
このゲーム、当時としては珍しいバッテリー・バックアップ(BB)の仕組みを採用し、「ぼうけんのしょ」が頻繁に消える減少が生じるなど、全国的にもさまざまな議論を呼んだことでも知られています。
ただ、このゲーム、容量は2メガビット、すなわち256KB(キロバイト)でした。
一説によると、アイデアが盛りだくさんすぎて、結局「没」になってしまったエピソードもあったのだそうですが、当時の容量だとそれが限界だったようです(しかし、たった256KBとは思えないほどに作り込まれています)。
この「ドラクエ3」、初代の「ドラゴンクエスト」の64KBと比べて4倍、前作の「ドラクエ2」の128KBと比べて2倍だったわけですが、自作の「ドラクエ4」が512KB、ハードをSFCに移して発売された「ドラクエ5」が約1.5MBでした。
これに対し、2019年に発売された「ドラクエ11」、容量は何と13.6GBなのだそうです。KB換算で14,260,633KBですので、ドラクエ11の容量は初代ドラクエと比べて222,822倍、ドラクエ3と比べても55,705倍、というわけです。
新聞業界の苦境は「紙媒体のコスト優位の崩壊」
いずれにせよ、「メモリを詰め込む技術」は日々進歩しており、まさに倍々ゲームで伸びていることがわかります。
そして、「情報を世の中に流通させる」という行為に関しては、「紙媒体に印刷して全国津々浦々に物理的に配送する」のではなく、「データの形にしてネット回線で配布してしまう」方が、遥かに安価となってしまったのです。
このように考えていくと、昨今の新聞業界の苦境も、結局のところ、「紙媒体」の「電子媒体」に対するコスト優位が崩れたことによるものと総括することができます。新聞程度の情報量ならば、紙に印刷するよりもデータ化てネット配信した方が、はるかにコスト・パフォーマンスが良いのです。
東建コーポレーション株式会社が運営する『メディアポ』というウェブサイトの『新聞紙面の構成「小さな情報を読み取る楽しみ」』というページによると、標準的な新聞朝刊1紙あたりの文字数は最大で50万4000文字だそうです(※下記参照)。
新聞1紙あたりの最大文字数
- 新聞の上下段数は15段である
- 1行に入る文字を12文字、1段の行数を70行と仮定すると、1ページをすべて文字で埋め尽くした場合、1ページの文字数は1万2600文字となる
- 朝刊1紙を40ページと仮定すると50万4000文字となる
(【出所】『新聞紙面の構成「小さな情報を読み取る楽しみ」』の記載を要約)
日本語の1文字は情報量として2バイトですので、50万文字といえばだいたい1MBです。つまり、新聞がすべて文字で埋め尽くされていた場合は、その新聞をそのまま電子化した場合に1MBとなる、という意味です。理論上、写真も何もない紙面だと、たった1MB分の情報量しか存在しないのです。
ただし、実際の新聞には写真や広告なども満載されているため、文字数はせいぜい25万文字程度であろうと考えられる反面、写真をデータ化する場合には、その分、容量を食われてしまうため、現実に新聞朝刊をすべてデータ化した場合には、1日あたり数MB~数十MB程度の容量は必要と考えられます。
しかし、データ回線の速度も遅く、記憶媒体も高価だった20数年前ならばいざしらず、通信速度が「30年前の10万倍」となり、同じ価格で買えるメモリも「約20年前の3000倍」になった現代社会だと、たとえ数十MB程度であったとしても、新聞1紙くらいの情報を全国に送り届けるコストは、ほぼゼロです。
情報を紙に印刷し、地球温暖化ガスを撒き散らしながらトラックなどの手段で全国津々浦々に物理的に送り届けるよりも、ネット回線を通じて電子的な手段で全国に配信する方が、遥かに効率的なのです。
「さっさとネット化したら?」→専門性の欠如という問題が…
そうなると、新聞社や雑誌社にとっては、「まだ経営体力があるうちに、さっさとネット化を果たすべき」、というのが自然な判断でしょう。
このあたり、テレビが出現しても映画がなくならなかったのと同じで、あるいは電卓が出現してもそろばんがなくならなかったのと同じで、「紙媒体に情報を印刷したもの」が世の中から完全になくなってしまうとは、著者自身も考えてはいません。とくに専門紙などを中心に、紙媒体は残り続けると思います。
ただ、紙媒体の地位は今後、大きく低下することはあっても、現在の地位を維持することはあり得ません。とりわけ新聞のように「時事的な話題」を紙に刷って物理的に全国津々浦々に送り届けるというビジネスモデル自体が成り立たなくなっていることに、新聞社の経営者の方も、そろそろ気付くべきでしょう。
もっとも、現代社会において、新聞に「速報性」がないのは今さら指摘する話ではありませんが、先日の『紙媒体の新聞はコストが高すぎる』などでも指摘したとおり、日本の新聞は多くの場合、記者の専門性が著しく欠如しています。
速報性はなくても専門性が高ければ生き延びていけるはず今日から5月です。本日以降、大手全国紙の朝日新聞、有力ブロック紙の西日本新聞が購読料を500円値上げします。用紙代の高騰を受けた措置とのことですが、おそらく他紙も遅かれ早かれ追随する可能性が高そうです。その一方で、株式会社産経新聞社が再び割増退職金で希望退職を募る、とする話題も聞こえてきました。こうした話題を目にすると、「いっそのこと、新聞業界は高コストな紙媒体の発行を止めたら良いのに」、などと思わざるを得ません。ただ、だからといって簡単に新聞... 紙媒体の新聞はコストが高すぎる - 新宿会計士の政治経済評論 |
もちろん、新聞社がネット化すれば、このうち「速報性」の問題は解決するかもしれませんが、「専門性のなさ」という問題についてはそのまま残ります。
世の中に紙媒体しか存在しなかった時代ならば、記者に専門性がなくても新聞は売れたかもしれませんが、誰もが気軽に情報発信できるようになった現代において、専門性のなさは致命傷になりかねません。世の中の有象無象の専門家が、各々自由に情報発信を行うようになったからです。
IT化でサイフが自由になった
いずれにせよ、IT化の劇的な進展が、社会にかつてない自由をもたらしていることだけは、間違いありません。
ついでにひとつ言及しておくならば、IT化で大きく変わったのは、私たちのサイフかもしれません。
思えばほんの数年前まで、私たちが暮らす社会はどこに行っても「紙」、「紙」、「紙」、でした。レストランに入ればメニューという「紙」が、お会計の時には現金という「紙」幣が使われ、スーパーに行けばチラシという「紙」がおいてあり、ドラッグストアに行けばポイントカードという「紙」を貰う…。
必然的に、社会人のサイフはポイントカードでパンパンに膨らんでいることが多く、私たちは数多くのポイントカードを持て余していたのです。
しかし、現代社会では、スマートフォンがひとつあれば、その気になればそこに何でも詰め込むことができます。
最近だとiPhoneなどのスマートフォンではFeLiCaを含めたNFC(非接触型の短距離通信システム)が実装されており、各種電子マネー・クレジットカード・ポイントカードなどを電子的にスマートフォンに取り込むことが可能であり、ペイアプリの場合、NFCすら不要です。
また、大手チェーン店などではスマートフォン用にポイントアプリを開発しているケースも多く、これらのアプリを使えば「ポイントがたまる」、「クーポンが使える」などの特典もあります。ポイントも、そのチェーン店特有のものもあれば、共通で使えるものもあります。
これなども、スマートフォンがここまで普及したからこそ実現したのかもしれません。
ちなみに著者自身は3大コンビニエンス・ストアと某全世界的に有名なハンバーガーチェーン店、某薬局、取引銀行や取引証券会社などのアプリを自身のスマホにひととおり入れているほか、クレジットカードや電子マネーについてもスマホに取り込んでいます。
このあたりについて、読者の皆様からのごニーズがあるようであれば、一度、レポーティングしたいとも思います。
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都市部では電車に乗る時も切符は買わずに、ICカードやモバイルスイカなどのアプリで自動改札を通るのが主流になりましたが、これもペーパーレス化ですね。
ただ、JR東日本は現在、駅の時計の撤去まで進めてますね。このあいだ利用した駅では、発車案内の電光掲示板には次の電車の発車時刻が表示されているのに、肝心の時計がなくて、自分のスマホで現在時刻を確認しないと、あと何分で次の電車が来るのかわかりませんでした。
時計の撤去で、年間3億円位のコストが削減出来るらしいです。
時刻合わせの費用がそれくらいかかるそうです。
電波時計やスマホの時計のように、時刻が常時自動修正されている時計を多くの個人が持っている現在、見るだろう人が減少しているのだから、撤去してもいいだろうということのようです。
紙の新聞が生き残ってゆくのは専門性とかではなく、紙の新聞を読んでいる姿がかっこいいと思い込んでいるナルシストや、電子化やネットは怖いものと思い込んでいるお年寄りがいる限り存続するのでしょう。
だから新聞がこの先生きのこるためには、今後起こりうる消耗戦を生き抜いて、紙の媒体という稀少な部門での残存者利益を目指すことだと考えます。
なんだかチャットAIみたいな文章になってしまいましたな。
要らない読まないの筆頭は確かに新聞ですが、
「明日の一面載ったぞテメー‼️」
「ショッカーに強行取材した記者大怪我」
などのアニメ漫画特撮の新聞ネタが消えるのは少し寂しいですね。
秘密結社、タイムカードもペーパーレス。
せまる~ ショッカー 遅刻のぐんだん♪
・・。
あと、
ベテランの方々は必ず見たことあるはず、
ドラマやアニメなどで、
事件やスキャンダルが発生すると、
印刷機の新聞がダダダッと流れて、それをバックに
事件の内容が大見出しで映る場面、、
これも最近の作品では見かけなくなりましたね、
勢いがあって好きな場面だけに残念です。
本当に輪転機の場面見なくなりました。
代わりに、パソコン画面が出てきますね。
5月11日から Android に証明書情報を格納できるのだそうですね。
当方は今のところマイナンバーカードの利便に与っているのは薬局で処方箋を提出するときくらいなものですが、マイスマホと4桁番号で本人確認がどこでもできる API、これは使えますよ。このからくりを応用して一儲けしたいと考えるプログラマは多いのではないでしょうか。
USBの大きさは変わらないのに入るデータ量は何百倍、何千倍。
これで思い浮かぶのがデータセンター。
これまで大きなビルが必要だったのが、1フロアーで十分になり、そのうち1部屋で収まるようになるのだろうか。
いずれはなるでしょうが、しばらく(20~30年)の間は、取り扱うデーター量が激増していくと思いますので、そういう事にはならないとおもいます。
sqsq様
現在は二次元データーの保存が主なので
巨大データセンターが不要になる感じるかも知れません。
しかし、もうすぐにも3次元データーの保存に
なるでしょうから、メモリー(記憶)容量は
より増大になります。
記憶媒体・データーの保管・検索方法が、そして
その運営費用は誰が出すのかが
より問題になってくると思います。
たった一つの事を検索するのに、時間がかかるという
問題もあります。 検索キーワードが解らないと
カーソルが人工衛星になって地球に戻りづらく
なるでしょう。 これは、現在のGoogle等の
検索でお同じですね。
これは、検索技術の問題もありますが、データ形式の問題の方が大きいかもしれません。
コンパクトな3次元データの新しい形式を、誰か天才が考え出してくれるではないでしょうか?
ある日突然、
未来から全裸サイボーグが出現して
「服とブーツとバイクをよこせ」
と
言うんですね。
これは短期の需給要因ですがSSDの末端価格は今もなお絶賛崩落中で、2TBが一万円を切り始めてきました。1ヶ月で数十%下がる勢いです。価格コムの価格推移グラフがすごいことになってます。今までもこういう波を経ながら下がってきたんでしょうね。
以前の羽田のサイネージネタのコメント欄で言及がありましたが、ANAは4月からスキップサービスをやめちゃったんですよね。
アレに慣れてた身としては、いちいちスマホのアプリを立ち上げてQRコードを表示させて、リーダーに画面を見せる行為がウザすぎます。後退するものがあるのに驚いてます。
本筋からズレ方向ですが、羽田で出発待ちの間フリーwifiを使うことがあるのですが、接続作業が面倒くさくて使わないことも多いんですよね。
同系列(NTT-BPとか)のフリーwifi電波圏に入ったら自動接続してくれる、「Japan Wifi」というアプリの存在を最近知りました。それを入れてから羽田のラウンジ以外でも、リムジンバスの車中、鉄道駅構内、デパートや系列店舗など、結構チョコチョコ接続されてることに気づきました。
対象のAPは一定基準で設置されたものなので、データの抜き取りリスクは心配するほどでは無いそうです。心配な人はVPN接続併用が必要かも知れません。
以上、関連小ネタでした。
更新ありがとうございます。
データ媒体の単価はずいぶん安くなりましたね。今ではTB単位のHDDですら1万円を切ります。各社のクラウドも無料枠でGB単位です。各種アプリや音楽ファイルなども重くなりましたが、普通の生活をする分にはかなり低コストで過ごすことができると思います。
通信環境と端末さえあれば、通常のオフィスワークで必要なサービスも低価格で導入することもできます。AI関連に必要な GPU環境も Google Colab などのレンタルサーバがあり、無料プランで Python を動かすことが可能です。
最近ローカル環境にようやく GPU と Python を導入することができました。低価格モデルだったのでスペック不足を何とかごまかしながら使っています。
Win11だったのは失敗だったかも知れません。セキュリティを一旦外さないとファイルの認識すらうまくできませんでした。w
個人情報は当たり障りのないアカウントで始めましたが、仕事用のデータを入れることができないグレーな趣味専用環境になってしまいました。
話はそれましたが、記事中に書かれている通り紙媒体はなくならないにせよ、使用目的が益々専門書や趣味用、学習用の一部になっていくかと思います。
特に新聞紙などメディア媒体としては不向きでしょうね。それ以前の問題として記述内容自体が、社会からあまり必要とされなくなってきていると思います。
トイレもペーパーレス化しようぜ!
ウォシュレットの普及で消費量減ってますかね?でもレスはきつい!
今現在の生活。
金銭の支払いは、全て電子マネー。現金を使わなければならないのは、個人クリニックを受診する時だけ。買い物、食事で現金しか使えない店は利用しないです。
新聞は家庭購読、街での購読とも無し。ニュースその他の情報はネット。本は電子書籍。雑誌記事もネット。
TVは見ず、ネットでドラマその他視聴。
こう見ると、気が付かないうちに、キャッシュレス、ペーパーレスになっていました。
不要なのは、新聞社だけでなくTV局も。
社会はペーパーレス化するかなどと議論している間に、庶民は、さっさと便利な合理的な生活に移行しています。
紙媒体のみならず、TV局など時間を決めて放送する事で視聴者を時間的に縛る方式のものは、間違い無く廃れます。ネットTVとオンデマンドが普通になります。
あと専門性について。
一般新聞紙などのように、読者が必要としない情報まで一緒くたに纏めて提供するプッシュ型のものは、もう要らないでしょう。読者が必要とするものだけを取りに行く、目的のはっきりしたプル型になって行くでしょう。取りに行く先は、ネットです。
専門性も無く碌に取材もせず妄想で記事を書いている所は、気がつけば、読者は誰もいなかったとなるでしょう。ATMK、10年後には、そう言えばそんな新聞社昔あったっけ?となっているはず。これは希望的な観測が半分ですが。
店に入って、店員が来るまでオーダーが出来ないのは少し面倒だったが、席に座って直ぐパネルでオーダー出来るのは、精神的にも楽。パネル操作は2回も行けば慣れます。支払いもさっさと自分で済ませれば、支払いのために店員を呼ぶ必要もないです。回転寿司では全てこのようになっていて、1回目は、戸惑ったが、2回目以降は、全てストレスフリーで利用できるので、又行きたくなります。
ファミレスは、入店時も店員が出迎えず、自由な席に座り、パネルでオーダーし、ロボットが持って来て、自分で取り、食べ終わったら、無人レジで支払いをして店をでる、近所のファミレスは既にこんな感じです。これは快適ですね。店員の応対がどうのも気にしなくていいです。店員との触れ合いなどと言うものは、店員が全てアルバイト化している所では、既に以前から無くなっていたので問題無しです。
ただし、スターバックスのように、ちゃんとキチンとした店員教育がなされている所は、店員から声をかけてくれ良い気分になれるので人間的触れ合いが感じられます。このように人的触れ合いが、計画的に経営の戦術になっている所は、これが無くならない事を望みたいですね。
今日の記事のテーマになっている事は、この記事を読んで、そう言えば、個人的には既にこんな生活しているな、と言う事ばかりでした。
一昔前はマスコミらが、いつもの「これからはー欧米ではーこれだから日本はー」の手段として、深く考えもせずペーパーレスを持ち上げていました。今になってみれば、仰るようにユーザは別に意識せずに自然と合理的なペーパーレスに進み、煽っていたメディアがペーパーレス化せずにぼけっと立ち止まっていたというオチに。
さて個人的にはプッシュ型の情報もアリだとは思います。それまで全く意識していなかった新しい興味を惹かれたり、別の視点の知見が得られたりもするので。ただしそれは別に新聞TV固有の強みなどではなく、それしかできなかっただけでしかない。むしろ新聞TVからだと仕込まれた毒をいちいち自分で選り分けななければならないし、ネットでも同じことが(もっと高度に)できてしまうわけで。
オールドメディアは憎まれたから排除されるわけではなく、自然淘汰に逆らわないでいるだけですね。憎いし。
返信ありがとうございます。
>>>さて個人的にはプッシュ型の情報もアリだとは思います。それまで全く意識していなかった新しい興味を惹かれたり、別の視点の知見が得られたりもするので。
これは、私もそのように思っておりましたが、ネットのみの世界になってみると、
こちらの方が、いろいろな新しい情報に出会える機会が多いように思います。
昔は、ネットサーフィンなどという言葉もありましたし、アマゾンでは、次々にお勧め商品や本が出てきます。こういう本があったのか?と、つい買ってしまいますが。
グーグル検索は、今まで全く知らなった有益なサイトなどを見つけさせてくれ、そのお陰で世界が広がります。
ネット世界は、「検索というプル操作で、検索結果というプッシュ情報」が得られます。「プッシュ情報の世界」が広がります。
>>>新聞TVからだと仕込まれた毒をいちいち自分で選り分けななければならない
毒が多い新聞・TVがありますから、より分ける前に気分が悪くなりますね。
未来に向かってペーパーレス化が進むのは必然として、過去にたまった膨大な資料をペーパーレス化するかどうかは、どの職場も悩ましいでしょうね。そのためにバイトを雇うのか、どのように管理するのか、どのレベルの資料をいつまで保管するのかetc.
基本的にはしないでしょう。
近所の病院が、電子カルテにするときに、それ以前の診療記録は、ディジタルデータ化しないという方針で導入したそうです。
それは、正解です。過去のデータをどうするかまで考えていたら、導入に踏み切れなくなることもあります。
どうしても必要なら、保管庫から紙のカルテを持ってくればいいだけですから。
そして、その機会は極めて稀です。殆どないです。
コンピュータシステムを導入する時に、律儀な日本人が悩むのが、過去のデータをどうするかです。
律儀と書きましたが、0か1か思考しかできない、と言った方がいいかもしれません。
デジタルデータ化するなら、全部デジタル化しなくては、と考えてしまうのです。
過去のデータなど、もう意味のないデータの場合の方が多い、ということを考えないのです。
つまり、データそのものが意味や価値があるかに視点が行かず、デジタル化の所で思考がストップしてしまうのです。
思考の柔軟性が無いのです。
必要でないデータをデジタル化するのに、馬鹿げた費用を掛けようとする、本当にこういう会社もあります。
日本がDX化が遅れているのは、このように過去に捕らわれやすい思考傾向が原因であることは、かなり大きな原因になっていると思います。
これは、もう基本的に過去データは、デジタル化しないが、正解です。
デジタル化して価値のあるデータは、勿論データ化します。
するかしないか迷うデータは、デジタル化しない、です。
「こんまり」ではないですが、トキメカナイ(つまり価値が感じられない)データはデジタル化しない、です。
近所の病院が、カルテを電子化する時に、過去のカルテはデジタル化しないという方針で導入したそうです。
全く問題なしだったようです。必要になれば、それだけ、過去の紙のカルテを保管庫へ取りに行けばいいだけですし、そういうことは殆どないでしょう。
継続して入院している患者の分だけ、デジタル化するとかの個別対応でOKです。
システム導入の時に、過去データをデジタル化するかで悩む会社もありますが、必要な過去データは、バイトを雇ってもデジタル化する、必要かどうかわからないデータはデジタル化しない、が正解です。
こういうことで悩む会社は、普段から自社の業務を良く認識していない会社ではないでしょうか?
2TBSSDで1万円割りこみはSUNEAST製(中華?)だけやろ……と思っていたらWD製(米)もセールで9000円。まぁ読出速度の規格が進化しているための[同容量での旧式化]の在庫を掃き出したいなど様々要因はありますが、それにしても。
こち亀で両さんがSFCの大容量化を語っていたのが懐かしい。当時はロボットキャラが出てきても性能指標はビットだったか。ちらとsteamライブラリを見たらcyberpunk2077等の現行重3DFPSで70~80GBほど、Swith共通のゲームで1GBほど、軽量インディーゲーで500MBほどと、ゲームがどのくらいとはひとくちには言えない幅があります。
そんな時代でも、紙ではないにせよ物理媒体のポケカが流行り、お小遣いでは買い揃えられないのでプレイ用を子供が紙で自作したり、おっきなオトモダチは妙に味のある手作りカードや異様にハイクオリティな自作カードを作って遊んだり。カードゲームボードゲームが不朽であったり、人狼が子供の手作りでできたりゲーム進行をアシストするアプリで行えたりと、なんだかんだアナログ込みも楽しいものです。
さて新聞にそんな良さはあるでしょうかね、掃除用具以外。
Gen3の値下がりが目立ちますが、体感差がないことを知る賢いユーザは安くて熱くないGen3製品をこの機に買ってるようです。
ようやくサムスンも減産しはじめたものの在庫はクソほど積み上がっており(以下略)。
PS5が、さすがにハイスペックPCには太刀打ちできない描画性能よりも爆速ロードでゲーミングPCに優位をつけているようですが、あれもSSDの性能上限よりもPS5側のデータ処理方法による差だとか。PCユーザからしたら、同等のSSDを購入してもあまり性能に寄与しない(今のところ)ので確かに買い時。RTX40系も在庫ダブつきが話題になっていますし。
韓国企業はメモリといいバッテリといい……どうしてこうなった\(^o^)/
PS5はGen4・5000MB/s以上指定だったんですね。
PS5の冒険者ユーザでは低温高速中華のhiksemi F70とその累属が話題のようです。販売は旭東関連会社ですが。(笑)
グラボはNvidiaが高価格維持戦略をうまくやってるせいで、相変わらず手を出す気になりません。早くコケてくれないかなー。