本記事は2023年5月31日まで当ウェブサイトトップページに掲載し続けます
電子政府の総合窓口(e-gov)トップからパブリック・コメントを入力する方法についてまとめました。手順が大変わかり辛いのですが、本ページを参考にしながら、是非ともパブコメに積極的に応じていただきたいと思います。また、実際に入力したコメントにつきましては、本記事の読者コメント欄にて入力していただいて構いません(※その際、個人情報などについては消してください)。
2023/04/29 20:00追記
本記事に関するバックグラウンド等について追記しています。
目次
本記事執筆の背景と読者コメント
本記事は『韓国「ホワイト国」への復帰は5月までパブコメ募集中』においてお知らせした、「パブリック・コメント(パブコメ)」に関する話題のなかで、「パブコメに意見を寄せる方法がよくわからない」との指摘を受けて執筆したものです。
経産省「8日間だけチェックしたら問題なかったので韓国をホワイト国に戻しまぁす」経産省は28日、韓国を輸出管理上の「(旧)ホワイト国」に戻す政令改定案を公表しました。内容は電子政府の総合窓口(e-gov)で閲覧可能です。もしも今回の措置に納得が行かない(たとえば「国民生活を危機に陥れる可能性を孕んでいる」、「世界に誤ったメッセージを与える」などとお考えの方は、是非ともパブコメにご協力ください。コメントの期日は5月31日です。経産省の2019年7月の発表内容日本政府・経産省は2019年7月1日、韓国に対する輸出管... 韓国「ホワイト国」への復帰は5月までパブコメ募集中 - 新宿会計士の政治経済評論 |
あわせて具体的にコメントした内容につきましては、本記事の読者コメント欄にどしどしご投稿ください。
実際にパブコメに意見を寄せるにあたり、「参考にしたい」という方もいらっしゃるでしょうから、本記事につきましては、2023年5月31日まで、当ウェブサイトのトップページに掲載し続けたいと思います。
韓国を(旧)ホワイト国に追加するパブコメに関しては手順1~3を省略可能
パブコメの一般的な手順は、次の1~6のとおりですが、韓国をいわゆる「(旧)ホワイト国」に追加するパブコメについては、次のリンクを直接踏んでいただければ、手順1~3については省略可能です。
輸出貿易管理令の一部を改正する政令案に対する意見募集について
―――2023年4月28日17時00分付 e-govより
あとは手順4~6を踏んでください。
パブコメ6つの手順
以下、具体的な6つの手順を説明します。
ただし、本記事の説明は政府による公式のものではありませんし、動作等を保障するものではありません。e-govの不具合や操作性などに対する苦情などについては、政府に対して直接、申し立ててください。
手順1 e-govポータルにアクセスする
ご自身のブラウザのURL欄に https://www.e-gov.go.jp/ と入力し、ポータル画面にアクセス。『パブリック・コメント』を選択する。
手順2 「募集案件一覧」から「一覧」ボタンを押す
トップページに目当ての案件が表示されていない場合は「一覧」を押す
手順3 目当ての案件を見つけて選択する
パブリック・コメントをしたい案件を探してクリックする。
手順4 「意見募集要領」などをいったんクリックする
「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」にチェックしないと先に進めない場合は、「意見募集要領」をクリックする(クリックするだけでよく、わざわざ中身を読む必要は一切ない)。
手順5 意見入力画面に遷移
チェックボックス「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」にチェックを入れて「意見入力へ」を押す。
手順6 意見を入力し、「ロボではない」にチェックを入れて提出
「私はロボットではありません」ボタンは一定時間経過すると無効になるので、まずは意見を入力してからボタンを押す。なお、間の個人情報等について入力する必要は一切ないが、いちおう、自身の連絡先を入力することは可能。任意。
パブコメは重要な機会
パブリック・コメントは私たち国民が政府に声を届ける重要な機会のひとつです。
なお、パブリック・コメントを入力したからといって、それに政府が答えてくれるという保証はありません。もともとパブコメ自体、官僚機構にとって「国民からこんなに賛同がありましたよ」というアリバイ作り、という側面も強いからです。
しかし、仮に――あくまでも「仮に」、ですが――、数千件、数万件というパブコメが殺到し、それらの圧倒的多数が政府案に反対するものだったとしたら、いったいどうなるでしょうか。
おそらく、官僚機構に対する強烈な先制となるはずです(※なお、官僚機構に忖度する必要はまったくありません。辛辣な意見であってもまったく問題ありませんので、自由に入力してください)。
仮に「圧倒的多数の反対意見」が寄せられた場合、国民から選ばれたわけでもない官僚機構が、さすがに圧倒的多数の反対を無視して政令改悪案をゴリ押しすることができるのかどうか、興味深いところです。
なお、本記事のコメント欄にて、読者の皆様が実際に入力したパブリック・コメントについて、ご自由に書き込んでいただいても構いません(なお、その際には個人情報は消してください)。
参考:山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士による文例
受付番号 595123034000000255
日本政府は2019年7月1日付の報道発表で、「輸出管理制度は国際的な信頼関係を土台として構築されている」ところ、日韓間の信頼関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない状況となったこと、また、韓国に関連する輸出管理を巡って不適切な事案が発生したことで、輸出管理の厳格運用を実施すると発表した。
一部報道によれば、韓国における迂回貿易もしくは目的外使用などが疑われているとの情報もある。このあたりの真相は経産省が具体的事案を公表していないため、想像によらざるを得ないが、もしこれらの報道が事実なら、私たち日本国民にとってはとんでもない話である。
韓国に輸出した戦略物資が目的外利用され、わが国の平和と安全を脅かすことになりかねないからだ。
こうした点に加え、韓国側ではこの経産省の措置を巡って、「強制徴用問題」への対抗措置としての輸出「規制」だ、などと誤って報じられ続けている。
もしも自称元徴用工問題への対応として、経産省が今回の輸出貿易管理令改定を打ち出したのであれば、こうした韓国側の報道に真実味を与えることにもつながりかねないことが懸念される。
なにより、韓国との信頼関係がそんなに短期間で回復するものなのか、大変に疑問に思わざるを得ない。
一部報道では朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代の2016年6月以降、政策対話が途切れていたことを指摘する意見もあるが、報道ベースでも日韓政策対話が復活したのは2019年12月と3月の2回のみで、その後は韓国が対日WTO提訴という暴挙に出たため、政策対話が中断した。
韓国側がこのWTO提訴を撤回すると発表したのは今年3月の話であり、経産省は4月に入り、都合3回、大慌てで政策対話を行ったようだが、果たしてこんなに短い期間で韓国の輸出管理の実効性を確認できたのか。
もし何らかの政治的意図で対韓輸出管理緩和を行っているのならば、国民に対する深刻な背任であり、また、経産省自身が外為法第48条第1項に違反するという違法行政を行っていることになる。
いずれにせよ、経産省の説明の少なさに鑑みるに、一日本国民としては、現時点において韓国に対する輸出管理を緩めるだけの合理性があるとは判断できない。したがって、輸出貿易管理令別表第3に「大韓民国」を追加するとする今回の政令改悪案には断固として反対する。
なお、本コメントについては著者自身が運営するウェブサイトにて公表するから、そのつもりでいられたい。
上記は怪しい自称会計士がパブコメ募集開始当日に寄せたコメントですが、上記よりも長くても、短くても、どちらでも構いません。パブコメ自体は6000文字まで入力可能ですので、思いのたけをパブコメに込めていただいて結構です。
その際、「読む側の負担」を考える必要はありません。私たち国民はこの国の主権者であり、主人だからです。公僕らは私たち主人である国民に仕える立場の者たちです。
この点、経産省・貿易経済協力局・貿易管理課の黒田課長、平山氏、久保寺氏の3名(直通電話番号は「03-3501-1479」、メールアドレスは bzl-boeki-kanri-inquiry@meti.go.jp )らに忌憚なき意見を伝えるために、電話やメールをじゃんじゃん入れていただく分にも、もちろん、まっっっっったく問題ありません。
ただ、それ以上に、ひとりでも多くの人がパブコメに応じることで、この国はより良い方向に変わっていくのではないかと思う次第です。
View Comments (149)
ありがとうございます!
私は手順4でつまづいていました。
関連資料を別ウィンドウで開いていたからでしょうかね…。
助かります!
素晴らしい!
すでに提出してましたが、再確認できました!
早朝の稿のリンクから、コメントしてきました。
”憤り”を抑えて、事実関係だけを淡々とですね。
・相互主義ですらない(日本側だけ即時停止ができない)。
・欧米諸国と足並みを揃える(韓国は信用に値しない)。
・抑止力が脆弱(対抗措置の法整備が不十分)。時期早々。
↑貿易管理についての意見収集でしたので、上記のような趣旨でコメントしてみました。
提出意見:
今回の措置には以下の理由で反対します。
(相互主義)
相互主義の観点からも、「輸出入告示により即時にホワイト指定を差止できる韓
国側と、閣議を経なければ動けない日本」では対等な条件ではないと考えます。
互いに当局の一存で特恵優遇を即時に差し止められる「現況」こそが『真の意味
での相互主義』ではないのでしょうか?
(韓国の信用)
たとえば個人として、信用に値しない者から「相互の連帯保証」を持ち掛けられ
ても、隣のよしみだけで応じたりはしないですよね。
欧米諸国が韓国を「ホワイト扱いしていない」ことからも、彼らが信用に値しな
いのは明らかではないのでしょうか?
*****
(運用上の担保)
仮に今回の措置がやむを得ないのだとしても。
本来、輸出管理の運用は輸出業者側に課されたもの。少なくとも国内業者への更
なる罰則規定を確立し、不適切事例に対する「抑止力」としていただきたく存じ
ます。
*民間業者による自主的な輸出制限は、輸出規制に非ずです。
・・・・・
↑PCに提出意見の控えが残っていました。
2023年4月29日10時55分1328番でした。
ご説明、ありがとうございます。
確かに操作に戸惑いますね。
総理官邸への意見投書のサイトにも反対意見を出しました。
丁寧な入力方法の説明ありがとうございました
以下のコメントを送りました
韓国を現在の状況下でホワイト国に戻す案には賛成できません
一、現在のままでも韓国が必要とする量の輸入にさし触りがない
二、現在の韓国政権の約束が政権交代後にも維持される保証がない
三、使途不明の戦略物資の行方について説明がない
四、判断を下す期間が短すぎて拙速に思われる
五、主要な工場が中国にありそこへ流れた後の追跡が難しい
六、この判断に至った経緯について説明が存在しない
つい関係ない感情的なことを含めてしまいましたが、このようにコメントしました。
別表第三中イタリアの下に大韓民国を加える改正に大反対です。
2019年7月当時の世耕大臣が不適切な事例により講じた措置が、
改善されたと判断できるだけの実績が不十分だと考えます。
現実として不適切な事例を発生させた国が、今後繰り返さない保証はありませ
ん。
例えば韓国の政権交代でまた迂回輸出や目的外使用などの同じことが起きた時、
その原因を間接的に日本が作ったことになるわけで、そうすると世界各国からの
信用を失って国益を大きく損ねます。これは西村大臣から国民に説明して合意形
成してから進めるべき話で、もし西村大臣の説明なしに措置を講ずるのなら、経
済産業省の暴走であると考えます。経済産業省として日本の国益を損なわないよ
うに正しく判断していただきたいです。
これは本件と関係ありませんが、これまでに韓国が日本に行ってきた数々の無礼
に対して許せません。
地域的な安全保障の観点から韓国との連携がある程度必要であることは間違いあ
りませんが、だからと言って輸出管理を甘く扱って良い理由にはなりません。
つい感情的なことも含めてしまいましたが、このような内容でコメントしました。
2019年7月当時の世耕大臣が不適切な事例により講じた措置が、
改善されたと判断できるだけの実績が不十分である。
韓国の政権交代でまた迂回輸出や目的外使用などの同じことが起きた時、
その原因を間接的に日本が作ったことになり世界各国からの信用を失って国益を大きく損ねる
もし西村大臣から国民への説明なしに措置を講ずるのなら、経済産業省の暴走である。
経済産業省として日本の国益を損なわないように正しく判断していただきたい。
これは本件と関係ないが、これまでに韓国が日本に行ってきた数々の無礼に対して許せない。
地域的な安全保障の観点から韓国との連携がある程度必要であることは間違いないが、
だからと言って輸出管理を甘く扱って良い理由にはならない。
パブリックコメントに意見が殺到して、審議が延期になったケースがあります。
「飲む中絶薬」承認へ、パブコメ殺到で延期経て 対象は妊娠9週まで
https://www.asahi.com/articles/ASR3R5VDTR3QUTFL00V.html
通常の意見の100倍、12,000件とのことですので、皆さんでこの10倍は集めて、一死報いましょう。
当方もパブコメしました。
国民を愚弄する政府/行政機関はいらないですね。
相当前からの愛読者です。
以下ご指導に従い送付させていただきました。
本改正案に反対です。
「不適切な事案発生で輸出管理を厳格化した」との説明ですから
根拠および判断した人物または組織が存在するはずです。
もし根拠が誤解または間違いだったならば判断した人物または組織は
当該国に謝罪すべきですし、その旨公開して国民に周知すべきです。
または根拠が現在でも有効なら「不適切な事案は再発しない」という
結論に至った論拠を一般人にも理解できるように公開周知すべきです。
どちらにしても何の説明もなく貿易管理は当該担当の胸三寸で
どうにでも変え得るという印象を持ってしまいますがこれでよいのでしょうか。
公務員とは公の最大利益を促進するために存在していると理解していますが
適正に業務内容が推進されているという安心感を納税者に与えてください。