問題ツイートの「桜ういろう」は大手メディア記者か?
今度は「桜ういろう」なるツイッター・ユーザーの「炎上案件」が出てきました。このユーザーは問題ツイートを繰り返してきたのですが、ウェブ評論サイト『NEWSポストセブン』はこのユーザーが共同通信の社会部デスクだと報じました。これについて現時点で信頼すべきかどうかは悩みどころですが、いずれにせよ「桜ういろう」がオールドメディア産業関係者である可能性は濃厚です。
目次
自由民主主義国家・ニッポン
日本には政権交代があり得る
日本は紛れもなく、自由・民主主義国家です。
当たり前の話ですが、「自由・民主主義国家」では最高権力者は民主主義的な手続で選ばれますし、「儲かっている会社」というものは、「政治的に決定される」のではなく、「市場原理によって決定される」のです。
これを一党独裁の諸国と比べてみればよくわかるでしょう。
たとえば日本の場合だと、現行憲法下において内閣総理大臣は国会議員の互選で選ばれており、その国会議員は私たち日本国民からの直接選挙で選ばれています。ちなみに選挙権は「18歳以上のすべての日本国民」に等しく与えられます。
そのうえ、選挙は基本的に「無記名」方式で公正に行われており、その意思と能力さえあれば、野党が政権を奪取することも可能です(※現在の野党にその「能力」はありませんが、これは日本国の制度の問題ではなく、その野党の問題です)。
実際のところ、1955年以降の多くの期間、内閣総理大臣は自由民主党という政党から輩出されていますが、1993年の細川護熙内閣、94年から96年の村山富市内閣、2009年以降の3内閣(鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の各内閣)のように、「自民党以外の政党から首相が出た」という事例もあります。
中国や北朝鮮では政権交代が発生しない
これに対し、中国や北朝鮮の場合、政権交代事態が発生しません。
たとえば中国は中国共産党による事実上の一党独裁体制のもと、国家の最高権力者は基本的に中国共産党の党員から選ばれますし、北朝鮮に至っては出生により身分がなかば固定され、事実上の「王朝国家」と化しつつあります。
極端な話、北朝鮮に生まれた場合、どんなに能力があったとしても、どんなに努力したとしても、「出身成分」次第では出世も望めず、それどころかいきなり収容所送りにされる(2021/06/15付・Yahoo!!ニュース『顔も知らない先祖のせいで収容所送りにされた北朝鮮のある一族』等参照)かもしれないのです。
また、「自由主義」についても民主主義と並び、極めて重要です。
もしもあなたが「金持ち」の家庭に生まれた場合、裕福な暮らしを営むことができるかもしれませんが、もしそうでなかったとしても、あなた自身に能力があり、それなりに努力すれば、自分自身が「金持ち」になることは可能です。
また、その気があれば自分自身でビジネスを興すこともできますし、成功すれば一代で財を成すことだって夢ではありません。とくに昨今はインターネット・ビジネスが隆盛ですので、目端が利く人であれば、従来存在しなかった新たなビジネスに目を付けて大成することもできるかもしれません。
ただし、ここでポイントがあるとしたら、あなたのビジネスに「政治の力」が関与するかどうかでしょう。
「某国」の場合だと、ビジネスで成功できるかどうかは、政治的な権力者に近い場所にいるかどうかで決まるようです。許認可権限を握る役所が迅速に動いてくれるかどうかという面もさることながら、政治的な権力者の力を借りれば、大した努力をしなくても大成功することができることもあるようなのです。
このことから、「自由・民主主義社会」と対立する概念があるとしたら、「腐敗・独裁社会」とでもいえば良いのかもしれません。
日本も完全な「自由・民主主義社会」ではない
もっとも、非常に残念なことに、日本は「完全な意味」での「自由・民主主義社会」ではありません。
選挙の手続によらずに事実上の政治的な権力を握っている者たちや、自由経済競争のしくみによらずに大儲けしている組織などが存在しているからです。
このうちの「選挙の手続によらずに政治権力を握っている者たち」の典型例は、官僚や役人でしょう。
官僚や役人になるためには、多くの場合は国家公務員採用試験を受験し、その試験に合格したうえで、役所に採用してもらう必要があります。その人が官僚や役人になれるかどうかを決めるのは有権者である私たち日本国民ではなく、官僚機構なのです。
その官僚機構は、不必要に難しい規則(政・省令や告示、通達など)を制定し、巧妙に自分たちの利権を拡大しています。
国家のサイフの入口(国税庁)と出口(主計局)を同時に支配し、国家財政という面から並みの国会議員を大きく凌駕する政治権力を手にしている財務省など、その典型例でしょう。
また、「自由経済競争のしくみによらずに大儲けしている者たち」の典型例は、NHKです。
NHKは「放送法」という法律(つまり国家の統制)に基づき、事実上、テレビを設置しているすべての人から半強制的に受信料を取り立てることが保証されており、この世からテレビがなくなりでもしない限りは、自動的に毎年7000億円前後の売上が発生します(※しかも非課税法人です)。
そのNHKは職員1人あたり1500万円を大きく上回る人件費を計上しており、それでも余る資金は1兆円を超える金融資産(※年金資産を含む)などに形を変え、NHK内部に不当に蓄財されています(『現代の貴族・NHK職員の平均人件費は1500万円超』等参照)。
これまた強烈な情報が出てきました。NHKは昨日、2022年3月期決算(財務諸表・連結財務諸表)を公表したのですが、相変わらず巨額の金融資産を保有するとともに、おそらく1万人を超えるであろう職員に対し、昨年に引き続き、1人あたり約1573万円の人件費を計上していることが明らかになりました。NHK職員はまさに「現代の貴族」であり、NHKとは「利権の塊」だと言わざるを得ないのです。金融資産は1.3兆円に!NHKは昨日、2022年3月期決算を公表しました。さっそくですが、NHKの連結財務諸表から判明する、NHKが保... 現代の貴族・NHK職員の平均人件費は1500万円超 - 新宿会計士の政治経済評論 |
官僚とオールドメディアの問題は「国民の敵」
つまり、官僚や役人は民主主義的な手続(選挙など)によらずに不当に大きな権力を得ていて、NHKなどの組織は自由経済競争の原理などによらずに不当に大きな収益を手にしているいるわけです。
また、NHKを含めた新聞、テレビ業界全般に関していえば、記者クラブ制度、新聞業界の再販価格維持制度や消費税の軽減税率、テレビ業界の電波利権などのように、業界自体の収益を保証する仕組みが多数存在しています。
これに加え、日常的に人々に情報を伝えることができるという立場を悪用すれば、政治的に特定の思想を人々に押し付けることも可能です。
結果的に、国民から選ばれたわけでもない官僚組織が省益を追求するあまり、国益のためにならない間違った政策を次々と推進し(※たとえば消費税の増税など)、新聞、テレビ業界が「国の借金論」などの誤った情報を垂れ流し、官僚機構を「援護射撃」する、という構図が出来上がっているのです。
この点、自由経済競争の原理や民主主義の手続などから逸脱し、不当に大きな政治的権力・社会的影響力を握り、日本の国益を損ねる行動を取っている者たちのことを、著者自身は「国民の敵」と呼ぶべきだと考えています。
「国民の敵」とは?
自由経済競争原理や民主主義の手続から逸脱し、不当に大きな政治的権力・社会的影響力を握り、国益素をこねる行動を取る勢力のこと。
(【出所】著者作成)
オールドメディアの闇
なぜか官庁・特定野党を攻撃しないオールドメディア
「国民の敵」をこのように定義するならば、一部の省庁(とくに財務省)やテレビ局(とくにNHKや一部の民放局)、新聞社などは、まさにこの「国民の敵」そのものです。
また、官僚機構や新聞・テレビなどのオールドメディだけでなく、彼らにとって「都合がよい存在」も、やはり「国民の敵」に該当しているケースもあります。
たとえば、官僚機構にとって、政権与党の存在は邪魔です。政権与党があまりにも強すぎると、官僚機構としては好き勝手出来なくなるからです。たとえば財務省にしたって、安倍晋三総理大臣によって、消費税の増税を当初予定の2015年10月から19年10月へと4年も延期させられています。
したがって、財務省のホンネをいえば、自民党は適度に弱い方が良いのです。
そうなると、官僚機構は「記者クラブ」などの特権組織でオールドメディアを飼いならし、オールドメディアは官僚機構の望むような報道に終始するようになります。
たとえば「森友学園問題」に関連し、2018年に発覚した財務省の公文書改竄事件についても、オールドメディアはなぜか財務省ではなく、当時の安倍政権を舌鋒鋭く追及しました。本来、批判すべきは公文書改竄が生じる財務省の組織風土だったにもかかわらず、です。
こうした構造を踏まえれば、オールドメディアが特定野党に対してやたらと甘い理由も、何となく見えて来ます。官僚機構にとってもオールドメディア業界にとっても、「強すぎる与党」は望ましくなく、とくに特定の政治思想に偏った政党などを、やたらと推すのです。
旧社会党、旧民主党、旧民進党、そして現在の立憲民主党が最大野党であり続けているのも、オールドメディアが「報道しない自由」などを駆使し、徹底的に守っているからではないか、といった仮説は、あながち的外れではないはずです。
報道しない自由の例としては、例の「脱糞疑惑」(『立憲民主党「脱糞疑惑」続報が参院選後に出てきた理由』等参照)などを見ていただくだけでも十分かもしれません。
参院選後に意外な話題が出てきました。例の「脱糞疑惑」に続報が出てきたのです。週刊ポストの報道によれば、今年5月に愛知県内の高級焼肉店で発生した(と報じられた)「立憲民主党関係者脱糞疑惑」では、愛知選挙区で当選を果たしたばかりの斎藤嘉隆参議院議員が同席していたというのです。「もりかけ・さくら」で「疑われた側が説明責任を果たさねばならない」とする姿勢を堅持してきた立憲民主党こそ、本件で徹底的に説明責任を果たさなければなりません。2022/07/25 16:00追記敬称が抜けていましたので修正しております。また、... 立憲民主党「脱糞疑惑」続報が参院選後に出てきた理由 - 新宿会計士の政治経済評論 |
日本社会を悪くしている記者クラブ制度
そして、著者自身がここ15年ほど持っている問題意識があるとしたら、それは、「日本社会にとっての本当の問題は、自由で公正な報道をするメディアが非常に少ないことではないか」、です。
2009年8月の衆議院議員選挙では、当時の民主党が地滑り的な圧勝を遂げ、自民党は結党以来の惨敗を喫し、政権交代が発生しました。これについては『先祖返りする立憲民主党、今度の標語は「変えよう。」』などでも指摘したとおり、オールドメディア偏向報道が最大の理由です。
まずは代表から「変えよう。」いまから12年前の2009年8月、麻生太郎総理大臣との党首討論会の最後に、鳩山由紀夫・民主党代表はヒトコト、「チェンジ!」と叫びました。そして、最大野党・立憲民主党は昨日、あらたなキャッチコピーを発表しました。それはなんと、「変えよう。」、です。麻生総理と鳩山代表の党首討論ちょうど12年前のいまごろでしたでしょうか。麻生太郎総理大臣が衆議院を解散し、日本は選挙に突入。21世紀臨調は2009年8月12日、自民党の総裁でもある麻生総理と、当時の野党・民主党の鳩山由紀夫代表の2名を招い... 先祖返りする立憲民主党、今度の標語は「変えよう。」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
オールドメディア業界といえば、現在でも排他的な記者クラブ制度によって、一般人が得られないような情報を独占的に得ることができるという特権を保持し続けています。
米国に本拠を置く国際的なNGO団体「フリーダムハウス」(Freedom House)が公表している、世界210ヵ国に関する「自由度調査」によれば、日本の「自由度」は100点満点中96点でアジア1位です(アジア2位は台湾で94ポイント)。
ただ、日本に関するレポートを読んでいると、「政治的権利」に関しては40点満点中40点ですが、「市民の自由」については60点満点中56点であり、評点を下げる理由のひとつに「記者クラブ」の存在が挙げられている点に注目しておく必要があります。
ちなみに「記者クラブ」は原文で “press club” という訳語だけでなく、日本語の “kisha kurabu” という単語がそのまま紹介されており、これについては次のように批判されています。
Under the traditional kisha kurabu (press club) system, institutions such as government ministries and corporate organizations have restricted the release of news to journalists and media outlets with membership in their clubs. While the club system has been criticized for privileging the major dailies and other established outlets that belong to it and potentially encouraging self-censorship, in recent years online media and weekly newsmagazines have challenged the daily papers’ dominance of political news with more aggressive reporting.
意訳すると、こんな具合です。
「伝統的な “kisha kurabu” の仕組みに基づき、政府官庁や企業などの組織は、情報の公開をこのクラブに所属するジャーナリストや報道機関に制限してきた。この仕組みは大手日刊紙を含めた既存のメディアを優遇することを通じ、メディアの自己検閲を助長する可能性があると批判されてきたが、近年はネットメディアや週刊ニューズ・マガジンなどが、こうした日刊紙の政治ニュースの優位性に挑戦し、より積極的な報道を展開している」。
何のことはない、日本社会の自由度を損ねている要因のひとつがオールドメディアの存在だ、ということを指摘しているだけの話です。
RSFレポートも記者クラブを問題視
ちなみに「日本における報道の自由度を引き下げているのはメディア自身である」という仮説は、フランスに本部を置く「国境なき記者団」(reporters sans frontières, RSF)が公表する「報道の自由度ランキング」(classement mondial de la liberté de la presse)でも指摘されています。
Depuis 2012 et l’accession au pouvoir de la droite nationaliste, les journalistes se plaignent d’un climat général de méfiance, voire d’hostilité à leur égard. Le système des clubs de presse (kisha clubs), qui n’autorise que les médias établis à accéder aux conférences de presse et aux hauts responsables, pousse les reporters à l’autocensure et représente une discrimination flagrante à l’encontre des journalistes indépendants ou étrangers.
この指摘を意訳しておくと、こんな具合でしょうか。
「国家主義者の右翼が権力の座に就いた2012年以降、ジャーナリストらは自分たちに対する敵意を伴った不信感の風潮が生じていると指摘する。記者会見や政府高官などの会見に参加するには記者クラブの許可を受ける必要があるため、記者を自己検閲に追い込むとともに、独立ジャーナリストらを露骨に差別している」。
ちなみにRSFの調査だと2022年における日本のランキングは71位と非常に低く、ボツワナ(38位)、韓国(42位)、セネガル(49位)、ベリーズ(53位)、モーリシャス(61位)などよりも報道の自由度が低いことになっています。
これに対し、フリーダムハウスの調査だと日本の得点は96点で、ボツワナ(72点)、韓国(83点)、セネガル(68点)、ベリーズ(87点)、モーリシャス(86点)を上回っています。
これについて、一部には「RSFランキングはマスメディア業界の主観的な回答で決定されるが、フリーダムハウスの調査は一般人の感覚がより反映されるため、両者の乖離が大きくなるのではないか」、などと指摘する人もいるようです。
この仮説、説明としては非常に整合していますが、これを裏付けるだけの情報が十分ではないため、現時点においては「有力仮説のひとつ」くらいに位置付けておくのが良いでしょう。
共同通信記者、JAXA会見で「炎上」
さて、このオールドメディア業界、つい最近まで「この世の春」を謳歌してきましたが、ここ5年ほどで「炎上」することが急に増えてきたのではないでしょうか。
その理由はおそらく、社会のネット化にあります。昨年の『【総論】崩壊始まる官僚・メディア・野党「腐敗利権」』などでも論じたとおり、昨今のネット化する社会では、官僚組織とオールドメディア、そして特定野党議員といった「腐敗のトライアングル」が、音を立てて崩れ始めているのです。
社会のネット化が進展して、一番困る人たちは新聞・テレビを中心とするオールドメディア産業関係者であることは間違いありませんが、それだけではありません。官僚・役人や野党議員なども、かなりの割を食うことが予想されます。いったいどういうロジックでしょうか。ここで考えておきたいのが「腐敗トライアングル」という重要な論点です。腐敗トライアングル昨日の『騙せなくなる日本:「自称徴用工」年内妥結は困難に?』では、自称元徴用工問題に見せかけて、当ウェブサイトなりのちょっとした「問題意識」を展開しました。それが... 【総論】崩壊始まる官僚・メディア・野党「腐敗利権」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
その「炎上」の直近の事例は、『JAXA会見でのやり取り巡り共同通信記者が「炎上」』でも取り上げた、共同通信のやらかしでしょう。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が17日、次世代主力ロケット「H3」の打ち上げを直前で突然中止したのですが、これに関するJAXA・岡田匡史氏の記者会見で、共同通信の記者が質疑の最後で「それは一般に失敗といいます」と言い放ったのです。
該当するやり取りについては、JAXAが動画サイトにアップロードしている動画で確認することができますが(動画の33:55あたりから)、問題の質疑は共同通信の記者が「打ち上げは失敗だったのではないか」とする趣旨の質問を行い、岡田氏の回答に対して発せられたものです。
視聴していただくと、決して誇張ではなく、この共同通信の記者の質問が本当に無礼であることがよくわかります。というよりも、「誘導尋問」そのものでしょう。オールドメディアは長年、こうやって自分たちの思うストーリーを捏造してきたのかもしれません。
「桜ういろう」は共同通信社会部デスクなのか?
ただ、共同通信を巡る話題は、これだけではありません。
土曜日には小学館が運営するウェブ評論サイト『NEWSポストセブン』に、こんな記事が掲載されていました。
【独占】ツイッターでヘイト発言を繰り返していた「桜ういろう」は、共同通信の社会部デスクだった
―――2023.02.18 17:10付 NEWSポストセブンより
NEWSポストセブンによると、ツイッター上で過激な発言を繰り返し、「炎上」を繰り返していたユーザーが、共同通信の社会部デスクだったことが『週刊ポスト』の取材でわかったのだそうです。
このユーザーはツイッター上で某作家や某ジャーナリストらの「有識者」(※原文ママ)に執拗に絡み、「ホラノ門ニュース」だ、「サイコパス」だ、「コバンザメ」だと罵倒。一般ユーザーに対しても「ネトウヨは知識が足りない」などと馬鹿にした言動が目立っていたのだそうです。
(※NEWSポストセブンの記事に少しだけ物足りなさがあるとしたら、当初、この「桜ういろう」なるツイッター・ユーザーが記事に出て来る「有識者」(?)に執拗に関わるようになった経緯をもう少し詳細にレポートしてほしい、といった点にありますが、この点は本筋ではないため、本稿で詳細は割愛します。)
また、この「桜ういろう」なるユーザーは、在日ウクライナ人政治評論家であるナザレンコ・アンドリー氏に対して非常に品のないリプライを送ったほか、アンドリー氏を「レイシスト」と決めつけ、住所などの個人情報を拡散するなどの行動を取っていたそうです。
オールドメディア産業関係者である可能性は濃厚
ちなみにアンドリー氏は16日付で、「桜ういろう」についての情報開示請求を行う方針をツイッター上で表明しています。
ツイートのなかで「桜ういろう」を「大手新聞記者」と書いていますが、これはNEWSポストセブンの報道が出る前のことで、某大手新聞の記者であることが疑われていたときの話だからでしょう。
実際、NEWSポストセブンの記事には、こんな続きがあります。
「2月14日頃からTwitter上で桜ういろうについて、過去のSNSアカウントから氏名などの個人情報が流出していた。名前を検索すると、『大手新聞社勤務を経て、現在は共同通信に在籍している記者』と同姓同名の人物が該当したことで大きな話題に」。
「はたして桜ういろうは共同通信の記者なのか。同社関係者が語る。『桜ういろうはネットで指摘されている通り、共同通信記者です。現在は名古屋社会部のデスクで、2月16日には緊急の会議が開かれました。<中略>10日間の自宅待機の間で、ツイートを精査したうえで正式な処分を下すとみられています」。
この記述をもとに、「桜ういろう」が共同通信の記者だったと断定するには少し根拠は不十分かもしれませんが、少なくともオールドメディア産業関係者である可能性は濃厚ですが、アンドリー氏の開示請求が通り、その内容をアンドリー氏が明らかにすれば、真相は意外とすぐにわかるかもしれません。
国民の敵を「見える化」
いずれにせよ、オールドメディア関係者が「炎上」するようになったのも、時代の変化そのものでしょう。
JAXAの件もJAXA側が記者会見をインターネットに公開し、質疑が「見える化」したことで発生したものですし、「桜ういろう」の件に至っては、ツイッターという不特定多数の人々が常駐しているような場所で、明らかに一線を越えた不適切投稿を繰り返したという意味で、じつにお粗末な事件です。
結局のところ、こうした「炎上」案件の数々も、オールドメディア産業関係者らが記者クラブという閉鎖的な組織内で情報を独占し続けた結果なのかもしれません。
そして、「国民の敵」に対しては、「徹底的な『見える化』」こそが最も有効な対処法であることは間違いないでしょう。
View Comments (26)
・報道バイアスとその背後にある存在
日本の報道機関に偏向した報道バイアスが存在しているのは有名で最近の構図は
左翼→コロナ→ウクライナ=↑
保守→反ワク→ロシア =↓
左派的なものは過剰に持ち上げ不利なことは報道しない。
保守的な言動や政治家は不当に下げ捏造を用いてでも叩く。
コロナの恐怖を煽りに煽り国民をコロナ脳、ワクチン信者に洗脳。
反ワクの言い分は完全に無視しコロナ脳、ワク信に弾圧するように仕向ける。
ロシアに侵略されたウクライナは完全な正義で有利な報道しかしない。
ロシアの言い分は完全に無視し国民にロシアを叩くように誘導。
このように特定の意思を持った報道バイアスが存在していることは間違いなく、特に
「コロナ怖いワクチン打て打て!」と「ウクライナガンガレ!」
「反ワクは害物だから叩け!」と「ロシアは害物だから叩け!」
印象操作やレッテル張りの仕方、国民の受け止め方や過剰な反応が完全に一致。
都合の良いことは過剰に持ち上げ都合の悪いことは完全無視の「大本営発表」となっている。
コロナとロウ戦争での報道と国民の反応で、報道機関の圧倒的影響力が改めて確認された。
与党への左派浸透で政治家ー報道機関ー官僚の「腐敗トライアングル」はますます強固なものとなった。
ただここまで露骨だと「本当の答え」はバイアスの逆にあるとわかる。
・コロナは実はたいした病気ではなくワクチンは人体に有害だから打つ必要はない
・ロウ戦争は米英が意図的に仕組んだものでロシアはむしろ被害者
この「完全に正しい」情報は、それが事実であるが故に表に出て報道されることはない。
それにしても不思議なのは、普段から報道機関を批判する連中こそがワクチン打ってウクライナを応援していることだ。
本人たちが知ってか知らずか、結果的に報道機関の思惑通りに踊っているのだからこんな滑稽なことはない。
現在の日本人の知的レベルでは未治験薬品の薬害や米英の深慮遠謀など理解できない。
それではこの報道バイアスの背後には何が存在しているのか?
日本が中国から「静かなる侵略」を受けているのは有名な話。
だがコロナ、ロウ戦争と米国の圧倒的な影響を受けている。
これからは中国だけでなく米国による浸透工作も活発化していく。
反日と言えば親中親韓が相場だったが、これからは反日親米も出てくる。
少し落ち着かれたらどうですか。
個別にツッコミ入れたいところですが、ざっくり言うと、何を今更な事柄ばかり。
もしも天が落ちてくるならタイヘンですが、
日本はいつからその状態?
どんな変化がありましたか?
馬鹿はいつの時代にも居ましたし、馬鹿な記事はいつの時代にもありましたし、それなりにメロメロしながらなんとか今に至るのが日本国かと。
そんなに心配しなくても、ゼレンスキーのことを聖人君子だから助けてなくちゃ!
などと考えてる日本人は殆ど居ないと思いますよ。
ヒトラーとスターリンが殺し合いを始めたときに、連合国側はスターリンが聖人君子だからレンドリースした訳ではありませんから。
大手メディアは、分かり易いストーリーに落とし込んで泣かせようとしますけどね。
CRUSHさま
このサイトのコメント欄において、新宿会計士さまが提唱する「ゼロ対100理論」※を展開される、貴重な方です。
まるで、
・韓国「マスゴミ」の日本語に堪能な記者さん?
・話題の、毎日?「共産通信」いえ共同通信系の記者さん?
とご同類みたいな方ですね♪
※自分たちの側に100%の過失がある場合でも、ウソ、捏造、屁理屈などを駆使し、過失割合を「50対50」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく態度のこと。
丁寧な無視、いえ、新たな視点を提供いただくべく、お考えを伺うのも一興かもしれません。
まあ、世界での事象を
どう結びつけるかは
人それぞれで自由です。
なので、ケツさんのような
無理筋な持っていき方をなさる人も
少数ではありますが
お見えになるものだと感じます。
国連憲章踏みにじり戦車とミサイルで
ウクライナに攻め込んだ
プーチンロシアを
>>ロシアはむしろ被害者(?)
などと言い放ってしまわれるのは、
世界でも少数のならず者国家さんと
日本では、
ならず者国家とは友愛結ぶ鳩ポッポさん
ぐらいのものですわ。
更新ありがとうございます。
記事中の桜ういろう氏はtweetを再開しており「ちょっと、もやもやします」w
開示請求が通らない確信でもあるのか、共同通信社の桜□記者とは別名義でアカウントを作成し、辿り着けないとタカでもくくっているのかも知れません。
当然全くの別人であるという可能性もあります。
串を通すなどが当たり前で、ネットに自分の個人情報を上げるのを、極力避ける年代の方かも知れません。IPアドレスや個人情報を残さずに取れるフリーメールでも用意すれば、Twitterの捨てハンも取れたような記憶があります。
自分自身もIPやOSバージョン等は、閲覧した時点で抜かれるのが普通だと思っています。最近は面倒さが勝りセキュリティソフトぐらいでしか対策しないようになりましたが。
アメリカで「最も尊敬される職業」( Most respected professions )あるいは「信用ならない職業」(Dishonest profession)という調査をいろいろなところが出している。
ある調査では下から5つは 国会議員、ロビイスト、Car sales people(おそらく中古車販売業者)TVレポーター、新聞記者だ。
新聞記者はアメリカでもうさん臭い奴らだと思われているのは興味深い。
ちなみにこの調査で最も尊敬される職業は看護師、以下軍人、医者、教師、技術者。
こういうのを眺めているとアメリカと言えども不言実行の人が尊敬され、口からでまかせの人は尊敬されないんだなと感じる。
新聞記者が花形職業であるはずがない。
誹謗中傷ではなくて眼前に横たわる事実のひとつです。
>その官僚機構は、不必要に難しい規則(政・省令や告示、通達など)を制定し、巧妙に自分たちの利権を拡大しています。
その例として挙げるとすれば、安倍元総理への誹謗中傷に用いられたモリカケサクラの「加計学園問題」に関わる、文部科学省の“省令”です。
法的根拠が無いにも関わらず、文部科学省は“獣医学部新設”を“省令”で阻んできて、いわゆる“岩盤規制”となっていました。
それを破ったのが国家戦略特区制度を利用しての加計学園の獣医学部新設でしたが、安倍総理に対する悪意と憎悪を持った反社会的主義者達によって悪用され、安倍総理に対する誹謗中傷のネタとなりました。
誠に嘆かわしい事です。
変なのが出て来ました「桜ういろう」。この名前を見た時に、「あ、名古屋絡みかな」とピンと来ました(自分の閃きだけですみません)。「ういろう」なんて普通ネーミングしないでしょ。どんなものかも思い出すのに時間かかるし(笑)。
ツイッターでヘイト発言を繰り返していた「桜ういろう」は、共同通信の社会部デスクだったーー。NEWSポスト セブン、週刊ポストによれば断定してますが、さーすがオールド記者、やる事が陰湿です。まともなコメントにさえ、挑発的な返し、醜悪な表現。また在日ウクライナ人政治評論家のナザレンコ・アンドリー氏に対しては、失礼も度が過ぎます。アンドリー氏を「レイシスト」と決めつけ、個人情報を漏洩した。最悪ですね。共同通信は庇うのでしょうか。
ジョークで仰っているのだとは思いますが念のため。
ういろうは江戸頃にはもう日本全国に広まっているお菓子です。
京都はもちろん、山口や小田原、徳島など各地にそれぞれのういろうがあります。
ういろうイコール名古屋じゃありませんよ。
めがねのおやじ
>「ういろう」なんて普通ネーミングしないでしょ。
歌舞伎の演目に「外郎売り」なんてのがありますね。口上の初めの方こそ、由来とか効能とか、割と真面目に語っているのが、途中から、語呂合わせだの、擬声音だの、意味不明の造語だのが延々と続く、ほとんど無意味な長口舌を、役者が一気にしゃべり了えるというのが趣向。
桜ういろう氏、ブンヤ稼業とういろう売りの生業に通底するところがあることを、HNを考えるときに、深層心理のどこかで、チラッと感じたのかも知れないですね(笑)。
めがねのおやじ様
上のコメントに敬称を付け落としておりました。
失礼しました m(_ _)m
オフレコ破りを正当化するような記事も出ているし、もうなんでもありですね。
公正性を保つために、会見や取材は生中継し、発言をする記者は名前と顔を特定するようにしたほうがよいでしょう。
更迭された秘書官の差別発言を「多様性の一つ」という意見が完全に間違っている理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ebe299754591c5a9ee43f447e3aa7eb66dd6254?page=1
>更迭された秘書官の差別発言を「多様性の一つ」という意見が完全に間違っている理由
メディアが常々言ってる「言論の自由」はどうなってるんだろうね。
秘書官が個人としてどんな発言をしようが自由だと思う。彼は公人の立場では発言してはいけないことを言ったから批判されているということ。
私自身、隣にLGBTが住んでいてもなんとも思わないが、隣に暴力団が住んでいたら「いやだ」と思う。これは発言してはいけないことなのか。
オフレコ破りについては「責任を負えるのであれば何をしても自由であり、オフレコとはそういうルールだ!」(以後取材をさせてくれなくなるという責任(笑)を負ったのだそうで)などと主張し、舌の根も乾かぬうちに「国家は社会契約において成り立つため、差別発言を多様性だなどと、身勝手な行動では破綻する!」と続く。刑を受けるのなら罪を犯しても良いと言った直後に罪を犯さないのが重要だなどと並べているのに気づかないものでしょうか。
(元)記者様はこうでなくてはという見本ですね。
専門家様のオフレコと私の考えていたオフレコとはだいぶ異なるようですし、「同性愛者が気持ち悪い」はただの"自己に対する"お気持ちであって、差別とは「あなたが同性愛者だから嫌いだ」「君は同性愛者だから給料を上げない」といった"個人に対する属性を基にした処遇や結果の左右"の事を言うと思うのですが。
発言者が公人であるか、発言対象者が公人であるか・個人であるか不特定多数であるかなどという要素は考慮する必要はあるかとは思うが、
秘書官の「LGBTは気持ち悪い」発言って過去にあった
・辻本清美議員の「天皇は生理的に嫌だ。同じ空気を吸いたくない」とか
・流行のcolabo仁藤夢乃氏の「オヤジはキモイ」発言とか
と同じベクトルの発言なんですよね。
ここまでは発言者個人の感想ですが
・山本太郎議員の「郡山、放射線量高いです。だから来るのに結構気合がいります。」
は個人の感想ですらなく、データを提示しないデマ・捏造であり、居住する福島県民に対するひどい差別発言であると思えるのですが
秘書官の発言を大々的に取り上げて、これらの同種の発言を小さくスルーするあたりに大マスコミのダブスタを感じてしまいますね
※個人的感想でいえば、今の時期にオフレコでもこの手の発言をしてしまうあたりはわきが甘い人だなぁという感想はありますが・・思っても言うなよとw記者相手に
>秘書官の「LGBTは気持ち悪い」発言って過去にあった
・辻本清美議員の「天皇は生理的に嫌だ。同じ空気を吸いたくない」とか
・流行のcolabo仁藤夢乃氏の「オヤジはキモイ」発言とか
と同じベクトルの発言なんですよね。
コレ深く納得しました。ありがとうございます。
(新宿さんのところは、コメント欄が本当に勉強になります。)
個人的にはオフレコという条件を付けた打合は、
「ジャンク品」
なので、
「クレームや返品は不可」
だと考えてます。
つまり責任なんか負わないし、揚げ足取りするなら
「そんな発言してません」
とシラを切るぜ!という合意の上でのやりとりのはず。
ジャンク品なのに保証しろ!とかクレームを付けてる大手メディアには、違和感が大きいですねえ。
それくらいなら定価で正規品を買えばいいのに。
(=公式なプレスリリースだけを使えばいいのに)
更迭された秘書官の「差別発言」にしても、「ストレートだとはっきり伝えているにもかかわらず、あなたを性的な対象としてしつこく言い寄ってくる、見た目は男性の人物が隣に越してきたらどう思うか?」といった誘導尋問に引っかかっただけかもしれません。しかし、オフレコなので事実を知る術がありません。
メディアに偏向切り取り記事を書かれるリスクを軽減する為にも、記者会見を基本公開する組織が更に増えるかもしれません。ウソツキを駆逐するには真実を広めることが一番ですから。
>日本は紛れもなく、自由・民主主義国家です。
その手法として、
主権在民 => 三権分立 があるのは、理解できますし、
それが、仕組みとして担保されているのも理解しています。
しかし、私の脳みその中では、
国民 ≪ 三権(司法 行政 立法)と感じてしまっているのは
何故なんだろうかと、考えてしまっています。
無論、武漢コロナ禍での、
国民に対する行動制限は、真っ当な主権の制限だと思っていますが。
私の脳みその中では、
多様な意見は必要だ考えているのですが、
TV朝日の朝の情報番組の、某コメンテータ
報道の世界の、代表選手として、取り上げるのは、
どうかとも思うのですが、
あれをして、
あれが多様なのかというのは判断は違うと
思うんですよね。
やはり、嘘 妄言の垂れ流しは、
公共の電波を私物化していると、思うのです。
これは、報道の自由とか、言論の自由とは、
違うと思うんですよね。
自浄作用が、働いていなんでしょうか?
私は、それでも、自由・民主主義 バンザイです。
レイワ NHK(働かざる者、食うべからず) 立憲
ことに、最近迷走していて、言行の一致していない共産
を見ると、そう思わざるを得ません。
桜ういろう様、
世のおばさま方はあなた様に大変怒っています。
四季折々の可憐な和菓子とお抹茶をいただくひとときは特別です。日本人でよかったと、つくづく思います。和菓子の職人さんたちは日本の四季をあらわす作品作りに、日々精進しておられます。今年も「桜餅」とともに「さくらういろ」や「ういろう 桜」など季節を先取りした和菓子が店頭に並び始めました。
そんな矢先のあなた様の「桜ういろう」騒動……大変不愉快です。日本の伝統ある四季の和菓子や創作に努力される職人さんたちを軽んじた行為に思われます。風評被害も懸念します。
世のおばさま方は、あなた様に「謝罪」を要求します!!
もう大分経っているので忘れていましたが、似たような記者のやらかしといえば
「新潟日報報道部長ツイッター中傷投稿事件」
とかもありましたね。
あれは旧しばき隊の構成員でしたっけ。
「闇のキャンディーズ」でしたっけ?
あとは、ITセキュリティ会社にパヨチン社員が勤めてて、ネトウヨの個人情報を流出させるぞって息巻いて自爆したのもあったような。
パヨチン音頭でパヨパヨチーン♪
(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノ ィェーィ!
そうそう、それです。
ちなみにF-Secureの方は未遂ではなく
実際にFacebook上で公開しました。
加えて、故意という事で悪質であったためか知りませんが
会社側の対応もちょっとおかしかったです。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1511/13/news044_2.html