日本政府が対韓輸出「規制」を撤回したなどの事実もないにも関わらず、韓国で「ノージャパン」が勝手に消えつつあるようです。なんだかよくわかりませんが、少なくとも「日本が韓国に輸出規制を課したせいで訪日観光客が激減した」、「だから日本は輸出規制を解除すべきだ」、などとする主張は、根拠を失った格好だと考えて良いでしょう。
コロナ禍以前、当ウェブサイトでは毎月のように追いかけていたデータのひとつが、インバウンド観光、つまり日本を訪れた外国人の人数に関するものです。
これについてはコロナ禍が深刻化した2020年3月以降、日本政府が順次、外国人の入国ビザ免除措置を中断したことにともない、インバウンド観光客は激減。毎月200万人を超えていた訪日外国人数も、2020年4月以降は数千人から数万人台と、ほぼゼロに近くなってしまったのです(図表1)。
図表1 インバウンド外国人
(【出所】日本政府観光局『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』を参考に著者作成)
ただ、日本政府はインバウンド観光を正常化し、10月11日以降はビザ免除措置を再開したため、観光客も徐々に戻りつつあります。
日本政府観光局(JNTO)の『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』は現時点では2022年10月分までしか公表されていませんが、インバウンド外国人総数は50万人で、コロナ禍直前の2020年1月の266万人と比べればまだまだですが、少しずつ外国人は戻り始めているようです。
こうしたなか、コロナ禍以前であればトップを占めていたのが中国、韓国、台湾、香港の4ヵ国ですが、このうち韓国に関しては、2019年8月以降、なぜか入国者が激減し始めていました(図表2)。
図表2 訪日外国人総数と訪日韓国人総数
(【出所】日本政府観光局『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』を参考に著者作成)
これはまさに、「ノージャパン」運動の影響でしょう。
日本政府が韓国に対し、輸出管理上のカテゴリーを「(旧)ホワイト国」(現在の呼称で「グループA」)から除外する措置を講じたことを、韓国メディアや韓国政府は「輸出『規制』」などと誤った用語で呼んだうえで、これを自称元徴用工問題に対する対抗措置であると勝手に勘違いしたのです。
グラフで見ると、2020年2月以降の急激な落ち込みはコロナによるものですが、韓国からの入国者数はこれに先駆けて2019年8月ごろから始まっており、これにより2019年を通じた日韓の往来は1000万人を割り込んでいたのです。
ところが、これについては大変不思議なことに、2022年10月のインバウンドで見ると、韓国人の回復が非常に急激なのです。
2022年10月の訪日外国人は暫定値で498,600人ですが、この内訳は、韓国が122,900人でトップを占め、香港(36,200人)、台湾(35,000人)などを大きく上回っています。
はて、ノージャパンはどこに行ってしまったのでしょうか?
こうしたなかで、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日、こんな記事がありました。
「ノージャパンはどこへ」… 日本旅行急増、日本産ビールの売り上げも増加=韓国
―――2022.12.13 11:46付 中央日報日本語版より
中央日報によると、日本産製品の不買運動「ノージャパン」が、韓国全体で消えつつあるようなのです。
中央日報はJNTOのデータを取り上げたうえで、「10月に日本を訪れた観光客の4人に1人が韓国人であることがわかった」などと指摘。ノージャパンの影響で2020年に884億ウォンの赤字だったユニクロ(FRLコリア)が今年に入り、営業利益ベースで前年同期比2倍となる1148億ウォンを計上したのだとか。
また、日本産のビール輸入量は2021年と比べすでに2倍近くに増加しているというから驚きです。
このあたり、日本国内では「韓国でノージャパンが発生したくらいだから、日本も輸出『規制』をすぐにやめるべきだ」、などと主張する人がいましたが、少なくとも「ノージャパン」運動は、放っておけば勝手に消えるものなのかもしれません。
なお、著者自身はまったく別の理由に基づき、韓国国民に対するビザ免除措置については、厳格化すべきと考えています。
外務省『ビザ免除国・地域(短期滞在)』によると、韓国国民に対しては、ビザなしで90日までの滞在が許可されていますが、これについてはたとえば15日程度にまで短縮する措置などが必要ではないかと考えているのですが、これについては機会があればまた別稿にて議論したいと思います。
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(韓国の反応!)
対中国:THAAD報復時、韓国行き人員数800万人強が半減→もう勘弁して下さい
対日本: NO JAPANで、日本行き人員数800万人弱が半減→もう勘弁してやる!
NO JAPANでは、中国から受けた報復を真似てみたんじゃないのだろうか?
依存度の違いを顧みず、日本がひれ伏する夢でも見たのでしょう・・。きっと。
韓国人観光客の増加でLCCは息を吹き返す。そうかもしれないが韓国のLCCが韓国人を日本に運んでも外貨は入ってこない。燃油、着陸料、リース料で外貨が出ていくだけ。さらに韓国人観光客の日本での消費で旅行収支の赤字は増える。だいじょうぶかね? あの国の外貨繰り。
>燃油、着陸料、リース料で外貨が出ていくだけ。
その通りなのですが、このうちリース料は「どうせ使っても使わなくても払わにゃならないお金」ですので、「ヒコーキは使わにゃソンソン」です。
次はどんな理由で「ノージャパン(笑)」をしてくるんでしょうかね?
そろそろ何か新規のトラブルが日韓関係に発生しそうな予感がします。
雪だんご様
拉致したまま返せない観世音座像、差し押さえしたまま手出しできないスリーダイヤのロゴ、日本大使館・領事館前に居座りつづけたままの邪神像。
三点セットで強力な結界が張られている限り、新たなトラブルの発生は期待薄かも(笑)。
「トラブルを増やそうとしてももう日本側が近づかせてくれない!」
確かにそれはあり得そうですね。
もう日本の世論は韓国を正確に理解したので、
「こんな国と友好や信頼なんか築ける訳がない」と判断した人達(嫌韓派)と
「分かっているけど自分の利益の為に分からないフリをする」人達(親韓派)に
分かれている以上、接触面がかなり減っているんですよね。
フリじゃなくて本気で「韓国すごい日本ダメ日本が悪い韓国正義」と
思っている人達はもう絶滅危惧種だと思いますし
(フリをしている人達は都合の悪い指摘をことごとくブロックするので)。
韓国人観光客の激減は日本の幸せなのにね。
やはり韓国人とは永遠にわかりあえないということか。
まぁ「NO JAPAN」は事実上文在寅政権の終了で今春には終わったんじゃないですかね。何れにせよ日韓間の貿易は特にBtoCの部分は両国の経済規模の割に驚くほど少ない。BtoBでも農産物の種子などは意地でも盗んで使って、沢山使ってもなるべく日本に払わない事を正しいとしている。
この取引が元々少ないせいで、反日不買運動が巻き起こっても日本経済への打撃が少なかった。だからこのNO JAPANが雲散霧消しても言うほど日本が潤う事はないのではないか。但し、インバウンドの観光収支はあちらでマイナスこちらでプラスとイテコイで倍ほど打撃になる。何ともかんとも韓流に毒された若い女性層が日本に一定数居る事は事実で、この訪韓観光客の数と経済力は侮れません。更に空港使用料など様々な優遇措置のせいか韓国の空港をハブにしての第三国への旅客が誘導されるトランジットな日本人観光客の数時間滞在のお買い物インバウンドもバカにできない。これと、韓国内の日本への観光客が押し寄せる圧と、どちらが勝つかという事に。更に労働ビザを得ないで潜り込んで働こうという韓国人もバカにできない数が押し寄せると思います。観光客ならともかく不正滞在不法就労韓国人となると今度は(日本の経済への貢献も少しはあるが)日本人の雇用の機会の消失という事に。
マスコミの韓国推しが気持ち悪い。
CM、コラボグッズ、果ては紅白歌合戦まで、マジ勘弁してほしい。
(テレビ見ないけどw)
懸命にノージャパンの印象を薄めようと、必死さを感じる。ヤレヤレ
なんとなくだけど、需要があんまし安定せずに大きく変動するのって、お客さんとみたら、あんまし有難味がないと思うのです♪
そんなのよりも長くおつきあいできるお客さんを大切にすべきと思ったのです♪
まぁ、口では「ノー・ジャパン」とか言ってても身体は正直だって事ですね。
とは言え、日本も、国民は安さ一番で「フェア・トレード?なにそれ美味しいの?」「特許侵害?そんなのかんけーねぇー!」くらいの低レベルですが。
マクロ的な流れでは、
「羽振りが悪くなってきたので、全力で掌を返して、韓国が日本にすり寄ってきた」
としか見えないですけどね。
ツン(不買運動)しても効き目がないから、デレ(日本ヨイショ)かな。
インプットに対するアウトプットだけに着目するなら
aa.
IP日本が韓国を甘やかしたら、OP韓国は増長して反日する。
bb.
IP日本が韓国を突き放したら、OP韓国は丁寧従順で下手に出る。
韓国への対応は、ケツを蹴る方がお互いに成果が大きい気がしますけどね。
普通の国ならこんな函数関係は成立しませんから、つくづく朝鮮半島ってユニークな地域ですね。
とりあえず対馬の仏像返さない国はビザ免除措置国から外してほしいわー。
文化財不法輸出入等禁止条約等の条約も、ビザ免除措置も外務省マター。
外務省の仲良しごっこで国民が迷惑だわー。
あと、用日右派にとっては「ノージャパン」派は敵だろうから、そりゃ中央日報も遠慮なくこき下ろしますわなw