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【資料】参院・自民比例候補の派閥・得票アップデート

自民党の比例候補者の派閥一覧について更新しました。昨日の図表と比べて情報をややアップデートしています。なお、実際の投票行動に当たっては、必ずご自身で情報を調べたうえで、ご自身のご判断においてなさることをお願い申し上げたいと思います。

先日の『和田政宗議員、「岩盤支持層の離反で自民苦戦」を予想』では、自民党の和田政宗参議院議員が来月の参院通常選挙で自民党の苦戦を警戒している、とする話題を取り上げました。

和田政宗参議院議員がウェブ評論サイト『月刊Hanadaプラス』で、参院選に向けて危機感を示しました。これまで自民党に票を投じてきた「岩盤層」20%のうち、すでに10%弱が自民党から離反した可能性がある、というのです。もしこれが事実なら、メディアの世論調査では見えてこない動きがある、ということであり、自民党が議席を激減させる可能性があるだけでなく、「参政党」や「新党くにもり」といった新興保守政党にも勝機が見えてくる、ということでもあります。岸田首相「高支持率」「何もしていない岸田首相が高支持率」の謎先日...
和田政宗議員、「岩盤支持層の離反で自民苦戦」を予想 - 新宿会計士の政治経済評論

和田氏によれば、安倍晋三・菅義偉政権のころであれば「必ず自民党に投票していた」であろう「20%の岩盤支持層」のうちの「10%弱」が、岸田文雄政権に代わって以降、「自民党支持をやめ」ており、これらの層は「参政党や新党くにもりに投票するか、投票に行かないという行動を取るとみられる」、というのです。

この点、参政党、新党くにもり、日本第一党といった「自民党よりも右側の政党」というものが今回の選挙で何議席取るのか(あるいは1議席も取れないのか)については、個人的には今回の参院選の「隠れたテーマ」のひとつだと考えている次第です。

ただ、保守層から岸田首相に対する風当たりが強いことは間違いないのですが、それと同時に冷静に考えてみたら、自民党という組織自体が「さまざまな思惑を持つ人たちの集合体」であるという事実を、これらの「保守」の方々は失念しているのかもしれません。

「自民党のことは支持しているけれども、岸田(氏)のことは大嫌いだ」、「だから今回はお灸を据えるために、自民党には投票しない」、という人がいるのだとしたら、そのような人にこそ、「自民党は岸田総裁の独裁体制ではない」という点を、改めて思い出してほしいのです。

こうした考えから、昨日は『【資料】参院選・自民比例候補の派閥と前回得票数一覧』では(「やっつけ仕事」的に、ではありますが)、今回の参院選における自民党の比例代表候補の「所属派閥一覧」を作成してみました。

ただ、これについてはあとで自分自身で読み返してみると、数箇所の「不備」がありました。候補者一覧から漫画家の赤松健氏の名前が抜けていたほか、重要な情報にいくつか記載漏れがあったのです。

また、「菅義偉を支える参議院議員の会」に参加していたことがある議員を便宜上「菅派」に位置付けていましたが、これについては「無派閥」とみるのが正解ではないか、とも考えられます。そこで、「自民党の比例代表の候補」について、本稿ではもう少し踏み込んで追記しておきたいと思います。

少なくとも何らかの情報により所属派閥が確認できた(あるいは無派閥であることが確認できた)候補者は、結局、現・元職の議員に限られます(※ただし、現職議員のなかにも派閥が調べきれなかったケースはありますのでご了承ください)。

一方で、新人に関しては、残念ながら、派閥に関する情報はほとんど出ていません。

そこで、昨日の図表をこんな具合にアップデートしてみました(図表1)。

図表1 今回出馬する元職・現職議員
候補者氏名 前回得票数 備考
青山 繁晴(あおやま しげはる) 481,890 無派閥
片山 さつき(かたやま さつき) 393,382 無派閥
今井 絵理子(いまい えりこ) 319,360 麻生派
足立 敏之(あだち としゆき) 293,799 岸田派
山谷 惠里子(やまたに えりこ) 249,844 安倍派
藤木 眞也(ふじき しんや) 236,119 岸田派
自見 英子(じみ はなこ) 210,562 二階派
進藤 金日子(しんどう かねひこ) 182,467 二階派
山田 宏(やまだ ひろし) 149,834 安倍派
藤末 健三(ふじすえ けんぞう) 143,188 麻生派
阿達 雅志(あだち まさし) 139,046 (不明)
宇都 隆史(うと たかし) 137,994 茂木派
小川 克巳(おがわ かつみ) 130,102 (不明)
水落 敏栄(みずおち としえい) 114,485 岸田派
園田 修光(そのだ しゅうこう) 101,154 (不明)
井上 義行(いのうえ よしゆき) (落選) 安倍派
岩城 光英(いわき みつひで) (落選) 安倍派
尾立 源幸(おだち もとゆき) (落選) 二階派
木村 義雄(きむら よしお) (落選) 二階派
赤松 健(あかまつ けん) 新人 漫画家
有里 まほ(ありさと まほ) 新人 豊島区議会議員
英利 アルフィヤ(えり あるふぃや) 新人
遠藤 奈央子(えんどう なおこ) 新人
越智 俊之(おち としゆき) 新人
神谷 政幸(かみや まさゆき) 新人 日本薬剤師連盟副会長
河村 けんいち(かわむら けんいち) 新人 河村建夫・前衆院議員の長男
高原 朗子(たかはら あきこ) 新人
友納 理緒(とものう りお) 新人
長谷川 英晴(はせがわ ひではる) 新人 全国郵便局長会相談役
むこう山 じゅん(むこうやま じゅん) 新人
吉岡 しんたろう(よしおか しんたろう) 新人 全国保育推進連盟幹事長
梶原 大介(かじはら だいすけ) 新人 自由民主党高知県連 幹事長
藤井 一博(ふじい かずひろ) 新人 元鳥取県議会議員

(【出所】自民党『参議院2022 比例代表候補一覧』、総務省『平成28年7月10日執行 参議院議員通常選挙 速報結果』などを参考に著者作成)

昨日の図表と比べると、もう少しわかりやすくなったとは思います。

また、図表1のうち派閥がわかる候補者に限定し、派閥順・前回得票順に並べ替えたものが、次の図表2です。

図表2 派閥別・前回得票順 候補者一覧
候補者氏名 前回得票数 備考
青山 繁晴(あおやま しげはる) 481,890 無派閥
片山 さつき(かたやま さつき) 393,382 無派閥
山谷 惠里子(やまたに えりこ) 249,844 安倍派
山田 宏(やまだ ひろし) 149,834 安倍派
岩城 光英(いわき みつひで) (落選) 安倍派
井上 義行(いのうえ よしゆき) (落選) 安倍派
足立 敏之(あだち としゆき) 293,799 岸田派
藤木 眞也(ふじき しんや) 236,119 岸田派
水落 敏栄(みずおち としえい) 114,485 岸田派
今井 絵理子(いまい えりこ) 319,360 麻生派
藤末 健三(ふじすえ けんぞう) 143,188 麻生派
宇都 隆史(うと たかし) 137,994 茂木派
自見 英子(じみ はなこ) 210,562 二階派
進藤 金日子(しんどう かねひこ) 182,467 二階派
尾立 源幸(おだち もとゆき) (落選) 二階派
木村 義雄(きむら よしお) (落選) 二階派

(【出所】自民党『参議院2022 比例代表候補一覧』、総務省『平成28年7月10日執行 参議院議員通常選挙 速報結果』などを参考に著者作成)

なお、実際の投票の判断に当たっては、上記図表に関わらず、必ずご自身のご判断においてなさることをお願いしたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (5)

  • 他党の比例top候補比較+私見妄言です。
    (1)石井あきら / 日本維新の会
    失言が多くてアベガー派に攻撃されまくっているようですが、以下のツイッターを見る限り好ましい人物ですね。
    6月19日
    「この辺真一という自称ジャーナリストだが、日韓問題を何も理解していないようだ。
    国と国との約束は責任を持って履行せねばならない。これら日韓合意を一方的に反故にしてきたのは韓国なのだ。」
    (2)白  真勲 / 立憲民主党
     いわずとしれた元韓国紙支社長。「日本人と日本国のために働きます」という誓約書にまずサインさせるべきですね。

  • 参議院選挙投票について、ヒトリゴトです。
    月曜日に不在者投票に行く予定です。

    で、選挙区は維新の(名前は知りませんが)女性に(男性は当選が有力なので)投票を考えています。比例区は例年なら維新と書いて投票ですが、今回は自民党の女性候補に。。。以下省略。
    名前は憶えていないので、後ほど確認しますがココの板で教えてもらった、ウイグルの女性候補に...中国への批判を込めて投票します、と思っています。何時もの事ですが、真剣に考えていないのがバレてしまいます。

  • 内から変えるか、外から変えるか。
    外から変えるには、政権交代で与党になるしかない。
    いつになるのか実現するのかも分からない。
    逆に、信念のない岸田さんだから政策を変えられるという発想もできる。
    アメリカなら、事実上、二大政党しか選択はなく、影響力を及ぼしたいなら、各政党の内部から変えていくしかない。
    日本の政治もそれに近い。
    一から政党を立ち上げ成長させることがどれほど困難なことか。
    過去の新党ブームの結果を見れば分かりやすい。
    それなら、政党という容器の中身を変えてしまえばいいのだ。
    こういう発想もあってもよい。