政府のせい?むしろワクチンのおかげでこの程度で済んでいるのですが…
このところ、当ウェブサイトでは頻繁に追いかけているデータが、ワクチンの接種実績、東京都における新規陽性者数の実績といった「基礎データ」です。データとロジックから判断する限り、今般の「『感染』拡大局面」は若年層がその中心であると考えられ、政府にロックダウン権限が与えられていない以上、これを防ぐことは政府には不可能です。むしろ政府の努力の結果、ワクチン接種が進捗していることから、むしろこの程度の被害で済んでいるといえるのではないでしょうか。
目次
目で見る「VRS未入力問題」
どんどんと書き変わるデータ
昨日の『9月中に対象者の「8割」にワクチンが行きわたる根拠』では、政府が運営する「ワクチン接種記録システム(VRS)」から得られる最新のデータなどをもとに、「希望する国民は9月中にワクチン接種を終えることができる(かもしれない)」、という話題を取り上げました。
そのなかで、「7月以降、だいたい1週間ごとに1000万回を達成していることが確認できる」と申し上げたうえで、こんな図表を紹介しました(図表1)。
図表1 ワクチン接種実績データ
区分 | 達成日 | 累計接種回数 | インターバル |
---|---|---|---|
1000万回達成 | 5月21日(金) | 10,319,277 | |
2000万回達成 | 6月4日(金) | 20,230,761 | 14日 |
3000万回達成 | 6月14日(月) | 30,190,057 | 10日 |
4000万回達成 | 6月23日(水) | 41,301,157 | 9日 |
5000万回達成 | 6月30日(水) | 50,702,482 | 7日 |
6000万回達成 | 7月8日(木) | 61,275,566 | 8日 |
7000万回達成 | 7月15日(木) | 70,664,084 | 7日 |
8000万回達成 | 7月25日(日) | 80,832,191 | 10日 |
(【出所】昨日時点で取得したVRSオープンデータをもとに著者作成)
休日などを挟むと接種速度が若干低下するようですが、それにしても、とくに7月以降は「1週間で1000万回弱」というペースで進んでおり、この数値だけを見る限り、「順調か、そうでないか」を問われれば、「順調である」と答えざるを得ません。政府が目標とする「1日100万回」を、大きく超えているからです。
ただ、これとあわせて、「VRSへの入力遅れがあまりにも多すぎて、接種済だけれどもVRSに未入力という事例が、下手をすると数百万回分はあるのではないか」、というのが当ウェブサイトでかなり以前から提示して来た仮説です。
やっぱりおかしい、VRSデータ
その仮説が正しいという証拠が、またしても出て来ました。
本日時点でVRSから取得した接種データが、次の図表2です。
図表2 ワクチン接種実績データ
区分 | 達成日 | 累計接種回数 | インターバル |
---|---|---|---|
1000万回達成 | 5月21日(金) | 10,342,269 | |
2000万回達成 | 6月4日(金) | 20,267,909 | 14日 |
3000万回達成 | 6月14日(月) | 30,238,457 | 10日 |
4000万回達成 | 6月23日(水) | 41,362,366 | 9日 |
5000万回達成 | 6月30日(水) | 50,784,651 | 7日 |
6000万回達成 | 7月8日(木) | 61,424,864 | 8日 |
7000万回達成 | 7月15日(木) | 70,872,130 | 7日 |
8000万回達成 | 7月24日(土) | 80,156,143 | 9日 |
(【出所】本日時点で取得したVRSオープンデータをもとに著者作成)
図表1と図表2、ソックリですが、細かい数字のところをよく見ていただけると、その違いがわかります。
いちばんわかりやすいのは、「8000万回を達成した日付」が、図表1だと7月25日(日)であるのに対し、図表2だと7月24日(土)に変わっている点でしょう。したがって、7000万回から8000万回への「インターバル」も、10日から9日へと1日短縮されています。
つまり、後日になってデータが盛大に書き替えられ、接種実績がどんどんと積み重なっていくのです。
「9000万回」の大台はすでに超えている?
というわけで、現時点で手に入る最新実績についても確認しておきましょう。
図表3 接種実績
区分 | 総接種回数 | 接種率 |
---|---|---|
全体合計 | 89,111,989 | |
うち1回目 | 51,167,720 | 40.25% |
うち2回目 | 37,944,269 | 29.85% |
65歳以上合計 | 58,093,819 | |
うち1回目 | 30,730,422 | 86.60% |
うち2回目 | 27,363,397 | 77.11% |
高齢者以外合計 | 31,018,170 | |
うち1回目 | 20,437,298 | 22.30% |
うち2回目 | 10,580,872 | 11.55% |
(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。ただし、データはいずれも8月3日時点で取得した8月2日までの接種実績。「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、「高齢者以外」の接種率は、接種回数合計から65歳以上接種回数を引いた数値を、9164万2566人で割って求めたもの)
ワクチンの総接種率は8月2日時点で8911万回と求まっていますが、現実には8月1日か、下手をするとすでに7月31日の時点で9000万回に達しているのではないでしょうか。
コロナ局面、いったいどうなる?
うまくいけば9月中にワクチン一巡へ
では、このコロナ局面が一巡するのは、いったいいつでしょうか。
「高齢者以外」の区分で接種対象者が8000万人だったとして、何らかの事情でワクチン接種できない人、あるいはワクチン接種を希望しない人などを除いた「接種希望者」が80%だったと仮定すれば、接種しなければならない回数は合計1.28億回(=1回目と2回目それぞれ6400万回ずつ)と計算できます。
しかし、すでに2000万人が1回目接種を、1000万人が2回目接種を終えていますので、残りの必要接種回数は1回目が4400万回、2回目が5400万回。
すなわちあと9800万回接種すれば、ワクチンは一巡します。
この点、医療従事者等への接種がほぼ一巡した影響もあるのでしょうか、「公表日ベース増分」で見た場合、昨日は増分が173万回にも達しています(図表4)。
図表4 VRSデータの「増分」の推移(医療従事者等以外)
(【出所】日付別に取得したVRSデータをもとに著者作成)
つまり、現在の接種回数は再び1日あたり150万回を大きく超えている、というわけです。
もちろん、このペースが維持された場合にワクチン供給が追い付くのか、問題はあります。ただ、それでも今後、やや堅めに「1日135万回」(内訳は平日に1日150万回、休日に100万回)というペースで接種が続けば、70日あまりで「希望する対象全国民へのワクチン接種」が2回分終了する、と考えて良いでしょう。
政府の問題ではなく自治体の問題
さて、これに関連して、もうひとつ重要な点を指摘しておきましょう。
以前の『8000万回目前で「ワクチン接種が順調でない」の怪』では、「最新データで見たら7月27日時点で総接種回数8000万回の大台達成を目前にしているにもかかわらず、なぜ『ワクチン接種が順調ではない』と判断できるのか」とする疑問を申し上げました。
ただ、今になってみれば、この記述には訂正が必要です。
それは、「7月27日時点でワクチンの総接種回数が8000万回到達直前の状況にある」、という記述です。
正確には、「8000万回」はすでに7月27日よりもかなり前の段階で、到達していたのです。先ほどの図表2でも確認できますが、「8000万回」は7月24日の段階で達成しています。
つまり、結果として、7月27日時点の未入力回数が、ざっくり500万回分は存在していたという計算です。1日当たり接種回数に換算すれば、少なくとも3日分です。
いずれにせよ、この「VRS未入力案件」については、現時点において少なく見積もって1~3日分、下手をすると5日分は存在すると考えられること、職域接種や大学接種などが進むと期待されることから、現実には70日もかからず、2ヵ月ほどで実質的に接種が終わる、というわけです。
河野太郎・行革・ワクチン担当相自身も「ワクチンは9月までに十分に入ってくる」と力説していますが、現在の「ワクチン『不足』」の正体とは、おそらくは「入力しなければならないデータ」の入力を、一部の自治体が怠っている、などの事情によるものでしょう(『松井一郎大阪市長がVRS未入力の事実を認め開き直り』等参照)。
若年層の「感染」拡大
もうひとつ、当ウェブサイトでかなり以前から報告して来た問題が、「ワクチン未接種層」への感染拡大です。
そもそも、新型コロナウィルス感染症/武漢肺炎については、重症化率が年代によってまったこ異なっていることが知られています。少し古いデータですが、厚労省の『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』によれば、京都大学の西浦教授が提供したデータなどに基づき、こんな倍率が示されています。
年代別の重症化倍率:30歳代を1とすると…
- 若年層:10歳未満…0.5倍/10歳代…0.2倍/20歳代…0.3倍
- 中年層:30歳代…1倍/40歳代…4倍/50歳代…10倍
- 高年層:60歳代…25倍/70歳代…47倍/80歳代…71倍/90歳代…78倍
(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P4)
この点、わが国では65歳以上人口の9割弱に対し、何らかのワクチン接種が行われていると考えられるため(著者私見)、この重症化倍率も変化している可能性はあります。
というのも、厚生労働省『ファイザー社の新型コロナワクチンについて』のページによれば、ワクチンで感染そのものを防ぐ効果があるかどうかについては「現時点では十分には明らかになっていない」ものの、「発症予防効果は約95%」と記載されているからです。
そうなると、ワクチン接種が遅れているであろうと想定される、50歳から64歳までの層の重症化リスクが社会問題化するのは当たり前の話でしょう。
医療従事者等にも、新規陽性者が増えて来た
また、東京都では最近、気になるデータも出て来ました。
新規陽性者の絶対数が増えるに従い、医療従事者等にも新規陽性者が増えていることが確認されているのです(図表5)。
図表5 東京都における新規陽性者全体に占める医療従事者の割合
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成。ただし、現時点において、職業別データは8月1日(日)時点のものまでしか存在しない)
新規陽性者全体に占める割合自体は低いままなのですが、新規陽性者数の絶対値が増えているのです。
また、重症化している事例についても、着実に増えています(図表6)。
図表6 東京都・新規陽性者数と重症者数の推移
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数』より著者作成)
もちろん、重症者数の「増え方」自体は新規陽性者数のそれと比べれば緩やかであり、これ自体は高齢者に対するワクチン接種が進んだためと考えて良いとは思いますし、実際、新規死亡者数自体も激減していることが確認できるでしょう(図表7)。
図表7 東京都・新規陽性者数と新規死亡者数の推移
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数』より著者作成)
しかしながら、現在の状況については、決して油断できるものではありません。
怒りを向ける相手は日本国民だ
さて、あいかわらず、一部のブログサイト、ニューズサイト等では、今回の「『感染』爆発局面」を菅義偉政権のせいにしているようですが、正直、責任転嫁する相手が間違っていると言わざるを得ません。
「1日100万回接種」目標を掲げた菅義偉総理、それを実現させた河野太郎ワクチン担当相らについては、「よくやった」と褒められることはあっても、けっして「ワクチン接種が順調ではない」、「ワクチン不足の責任者だ」、などと批判されるべきではありません。
まず、ワクチン接種の進捗がうまく行っていない自治体に関しては、怒りを向けるべきはご自身がお住まいの自治体であり、地方選挙でのご自身の投票行動に対して、でしょう。
この点、「地方自治体も人材不足で事務が回っていないのだから、やはり政府が悪い」と言いたい人もいらっしゃるかもしれませんが、限られた人員のなかでうまく事務を回している自治体もあるわけですから、その巧拙については首長(市区町村長)の手腕です。
また、今般の「『感染』拡大」に関しては、おそらくは若年層を中心とする路上呑みや高年層を中心とする「五輪反対デモ」など、感染拡大につながる行動を取る者がかなりの数に達していることがその最大の原因でしょう。
正直、これについては政府に責任は皆無です。
「ロックダウンなど、もっと強力な措置を導入すべきではないか」と述べる人もいますが、憲法上、緊急事態条項のない憲法を改正せずの放置している最大の責任者は、いったいだれですか?
安倍晋三総理大臣でもなければ、菅義偉総理大臣でもありません。
ほかならぬ、私たち日本国民です。
結局、いくら政府が頑張ってワクチン接種を進めたとしても、国民の側がおろかな行動を取っていれば、「『感染』拡大」を防ぐことなど不可能でしょう。
むしろ、昨今の局面も、政府がコロナワクチンの接種を「何が何でも、強引に」進めたからこそ、この程度で済んでいるのではないでしょうか。
いずれにせよ、今回のコロナ禍自体は、メディアの在り方、野党の在り方、あるいは憲法の在り方と国の在り方そのものを、国民的に議論にしていく好機といえるのかもしれません。
View Comments (53)
何らかの事情でワクチン接種ができないならともかく、ワクチン接種を希望しない人が一定数いるというのが理解できない。
少なくとも私の周囲にはワクチン接種を希望しない人なんて一人もいないんですが、やっぱりテレビばっかり見ているような人は、ワクチン陰謀説とかワクチンの危険性を煽るような情報に影響さてしまうのでしょうか。
どう考えても、ワクチン接種で重篤な副反応が出るリスクより、ワクチン未接種でコロナに感染して重症化するリスクの方が高いと思うのですがねぇ。ワケワカラン
この点自分も気になり、職場の若手(TVを全く見ない)に聞いてみたところ
・怪しいクスリを体に入れたくない
・若いから感染しない
とのことで打たない、との事でした。
議論してもしょうがないのでふーん、と流しましたが。とりあえずTVは関係なさそうです。
>ワクチン接種で重篤な副反応が出るリスクより、ワクチン未接種でコロナに感染して重症化するリスクの方が高い
まったく逆に考えるとよろしいかと思います
ワクチン接種のリスク ①感染②副反応③死亡
ワクチン未接種のリスク ①感染②重篤化③死亡
それぞれのリスクを年齢を鑑み検討した結果未接種の方がリスクは少ないと判断する方がいてもおかしくない
特に高齢者に比較して重症になりにくい若年層はそう
ワクチン接種による死亡リスク 実証されていないとはいえ「万馬券が当たる」「宝くじが当たる」くらいのリスクは存在するかと思います
私も妻も50代で、私は自営業、妻は企業勤務です。私のところには区役所からワクチン接種予約のお知らせ、妻には会社での職域接種の案内がそれぞれ来ていますが、私も妻もいまのところ接種の予定はありません。これについて夫婦で話し合ったことはなく、それぞれの自由意志で接種しないことにしたという状況です。妻がどんな理由で、受けないことにしたのかはわかりません。会社は従業員に対して特に強制することもなく、あるいはどこかの廉価住宅販売会社のようなこともなく、接種してもしなくてもいいですよ、というスタンスだそうです。
私自身は、平生よりなるべくクスリの類を服用接種しないよう気をつけていて、暴飲暴食は控えて、睡眠を十分に取り、加齢による体力の低下をなるべく遅らせるために、適度な運動をするという生活をつづけています。いまのところ基礎疾患もなく、検診での数値もとくに悪いところがありません。コロナ禍以降は、三密が予想されるような機会をなるべく減らすよう心がけています。同世代の友人はコロナにかかり高熱が3日間つづいて入院した経験があり、彼の話を聞く限り、症状はよく聞くインフルエンザのそれに近いものだと考えられます。ただしインフルにはワクチンと治療薬がありますので、みなさんコロナほどは恐れていないように見受けられます。私にとってはコロナもインフルも同様に怖い病気です。いずれのワクチンも打ったことはありませんが。
コロナのワクチンについては明らかに高い効果がみられますから、接種したい人は摂取するし、したくない人は接種しないという政府厚生労働省の方針のとおり、みなさん自身が打つか打たないかを判断して決めればいいことだろうと考えています。コロナとワクチンは英米あるいは中国の陰謀だとか、ワクチンを摂取するとカラダが磁石になるとか、5G電波がどーのとかいうことは全く信じていません。なにをバカなと思っております。私はネット普及以前の30年前からテレビは見ていません。妻は見ているので、ニュースで感染者が急増していると聞き、心配だからワクチン打とうかしらなどと最近言い出しました。妻には、どうぞご自由に、と言ってあります。
他の方の書き込みを見てなぜ自治体によって大きな差がでてしまうのかがよくわかりません。
私が住む市は12才以上の予約が始まりました。9月になりますが市の接種センターにまだ空きがあります。
データを見ると、接種対象者が70000人。=人口の80%以上。9月中には、そのうち70%が2回の接種を終えることができるようです。
50歳台の私は来週2回目
新宿会計士さまの計算と変わらないようです。
市の人口が私が子どものころからかなり減ってるのにも驚きました。
>新規陽性者の絶対数が増えるに従い、医療従事者等にも新規陽性者が増えている
これは、未接種の医療従事者が感染したと見るよりは接種から時間が経って抗体価が低下したからではないかと思います。自分の測定結果で5月下旬に接種後2週で2733AU/mLあった抗体価が接種後11週で323.8AU/mLまで低下してます。2月に接種開始した人の中にはかなり低下している人もいると思います。重症化の予防には十分なはずですが感染防御しきれないことも増えるかと思います。
年内に医療従事者3回目ブーストがありそうですね
>すなわちあと9800万回接種すれば、ワクチンは一巡します。
細かいですが、高齢者の2回目が約3.4百万回のこっているので、今後の高齢者の追加分(現在1回目接種が数万人/日いる)と合わせて5百万回位追加しておいた方が保守的な数値かもしれませんね。
また、職域接種はhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_shokuiki.html
7・25日V-SYSでは約6百万回ですが、当日のVRSのモデルナ接種数は約3.4百万回であり、未登録が少なくとも(多分モデルナだけ)2.6百万回あるのが分かります(職域接種は接種時に接種券が無くても可能)。
モデルナは6月までに13.7百万回分入荷しているのに現在の(VRS上)総接種数が約5百万回ですから、未登録は相当あることが推測できます。
高齢者の2回目・追加分(ー)と職域接種(+)で相殺できるかな?
野党がワクチンの特例承認にいちゃもんをつけ、国内治験を追加したことが悔やまれます。
結果論ですが国内治験をしても何の懸案もなかったのですから特例承認が認められていれば少なくとも今頃は希望者全員の接種が終わっていたはずです。
国難に際し、与野党、官民一体となって事にあたらなければいけないのに、野党は政局のため、マスコミは2009年の夢をもう一度とばかりにコロナ批判を繰り返し、ワイドショーは視聴率の為にコロナの恐怖をあおる始末。
その結果が国民に政府への不信感を植え付けることになり、政府と国民の分断と対立を招いたのです。
それでも事実を基にした批判なら政府の不作為ですが、報道しない自由や捏造による印象操作を繰り返すのはもはや報道テロと言えます。
その結果、被害者意識で自粛を強要されるのはもう御免、国が何も対策しないのだからもう言うことは聞かない、オリンピックを強硬開催しておいて自粛を強要するのはおかしい等、国民は政府の要請(忠告)を無視するようになったことが今回の感染爆発の原因でしょう。
疫病ですからワクチンや治療薬でしか対応できません、感染防止に関して出来ることは個人が感染しない、感染を広げない行動をすることです、国が出来ることはモニタリングして現状を伝え、今はどのような行動をするのかを国民に要請(忠告)することだけです。
有能なリーダーでも無能のイメージを植え付けられれば誰も言うことは聞きません。
更新ありがとうございます。うまくいけば、9月中に必要な方全員に、ワクチン接種が行き渡りそうです。更には「ブースターショット」もあるかも、と心の準備をしています。
コロナワクチン接種は、希望者への接種です。そこは一応「本人の自由」となっています。勿論、普通の感覚を持つ人は、半年前なら「まだ先の事だな」で済みましたが、今や「まだ接種券も届いていない50歳代~64歳」の人は、自治体にアクセスするか,電話するでしょう。
ところが、ですね。「自分の信条として、ワクチンを体内に入れる事を拒否する」と言う方も居るんです。知人の知り合いの方です。まあ、私にとっては他人ですが(笑)。いくら武漢肺炎から始まるコロナ禍を説明しても、受け付けない。「死んでもいい」と言ってるそうですが、それは貴方の自由だが、周りに多大な迷惑をかける、という点には考えが及ばないんですなぁ。
また、基礎疾患とかがあり、ワクチン接種によって、身体へのダメージが大きい人へは個別の相談もしているようです。
ところで20歳代と思しき若い方の路上座り込み、路上喫煙、路上飲酒、大声で話す、唾が飛びまくり。アレを一掃して欲しいですネ。全員しょっ引いたら警察署が「密」になるか(笑)。
沖縄で陽性者数が拡大しているということで、五輪(と通勤電車)は陽性者数の拡大と関係ないですよね。
これを機会に、アメリカのように、路上や公園、ビーチ等の公の場での飲酒を禁じる法律を制定すれば良いのに、と思います。
コロナに関係なく、通常も禁止するということです。
先日TVで、渋谷のセンター街での若者の路上飲酒の取材をしていましたが、多くの外国人が混じっており、双方盛り上がってドンちゃん騒ぎでした。
警察が注意をしてもどこ吹く風、彼らは警察に対する恐怖も敬意も全くありません。
路上飲みを禁ずる法規が無いのだから、彼らの行動は欧米人的発想では責められる筋合いはなく、楽しそうなので、また誘われたので、自分たちも加わったのだと言いたいのでしょう。
日本政府のコロナ対策は合格点かと思いますが、批判を恐れるあまり、個人の自由を制限する法律制定に及び腰すぎると思います。
事業者ばかり締め付けた結果がこれです。
国家を揺るがすリスクが顕在化した場合、可能性が高い場合、個の権利を制限して公益を保つという欧米なみの法規を制定すべきと私は考えます。
パリ市警が、公的な場所でマスクをしない市民をしょっぴき、抵抗する輩に対して警棒をふるう姿は、正直言いまして爽快感さえ感じました。
そのような感情は恥じずべきなのは重々承知です。
公道上での飲酒は禁止していいと思いますね。
少なくとも喫煙と同じくらいの機会削減が望ましい。
販売も自販機を禁止すべきだと思います。
アル中の親に、「酒買ってこい」と言われる子供の悲劇を減らすべき。
はーい、アル中でーす。
子供に酒を買いに行かせたらダメですよ。犯罪ですよ。児童虐待ですよ。私は自分で買いに行きます。(おい!) いや、何とか断酒できています。
屋外の喫煙は、指定喫煙場所以外では禁止して欲しいです。私は、買い物や散歩に行くときはゴミ拾い用ポリ袋を持って出かけます。路上にゴミが捨てられていることは滅多にありませんが、少ないゴミのほとんどが紙巻きタバコの吸い殻です。往復2kmで4~5本拾います。
公共の場に吸い殻を捨てると言うことは、街の美観のみならず、防災の点で迷惑です。火事が起こったらどうするんですかね。
阿野煮鱒 様
強固な自制心があり、かつ酔っても理性がむしろ強化される阿野煮鱒様がセンター街で路上飲酒されても誰も不快感は感じないかとは思いますが、
そういった卓越した人間はごく少数、大多数は立○○と乱痴気騒ぎをそこらでするような普通の人達だと思います。
日本も素性の異なる多様な人たちが増えてきましたので、犯罪抑止&街の美化の見地から、公共性の高い場所での飲酒は禁止すべきと考えます。
野外の喫煙に関しても、おっしゃるように強い制限を加えるべきと思いあます。
思うに、居酒屋があるのですから、居喫煙屋があっても良いような気が。。いたします。
虎がタバコを吸っていた頃(※)私も喫煙者でした。
> 居喫煙屋があっても良いような気が。
あるとき、某国に一週間の出張となりました。飛行機の中は禁煙、トランジットで降りた空港の中も全面禁煙。喫煙できる場所を探し求めて、空港の端から端まで歩き回りました。やっと一軒だけ、店内喫煙可のカフェを見つけました。そこは、私同様のニコチン中毒者が行列を作っており、店内は煙で真っ白でした。推定待ち時間の間に乗り換えの飛行機のチェックイン時間が来そうなので、泣く泣く諦めました。その後も行く先々で喫煙場所を探し求めて歩き回ることとなり、つくづく喫煙者でいるのが嫌になりました。それが切っ掛けでタバコをやめました。
あのカフェは、喫煙させてやることが主眼で、コーヒーを提供することはオマケではないかと思いました。
> 酔っても理性がむしろ強化される
誤解と言いますか、過剰な美化です。私が一旦飲むと、止める頃合いを見計らえず、際限なしに飲み続けてしまいます。確かに暴れたりクダを巻いたりはしませんが、明日のことを考えず、夜通し飲み続けます。理性どころか、緩慢な自殺です。私が屋外で飲んだら、野垂れ死ぬ可能性が高いでしょう。
節度を保って楽しくお酒を飲める方が羨ましいです。
※「虎がタバコを吸っていた頃」というのは、朝鮮の昔話の決まり文句です。「昔々」と同じように、話の出だしに使います。新大陸からもたらされたタバコが昔話の切り出し文句というところに、あの国の底の浅さを感じたり、それでも虎がいたのは羨ましかったり。
りょうちん様
最低公道上での飲酒は禁止すべきですね、ビーチや公園等はまだギリギリ許容できる範囲ですが。。
自治体の条例で禁止しているケースはないのでしょうかね?
うちの県では バーベキューパーティーで集団感染発生事例が 頻発してます。自分たちが良ければ 感染の機会が増えようとも まったく気にしない人たちがいて 嘆かわしいです。
海水浴場なども、ノーマスクなので感染の巣窟なのでは ないのでしょうか。でも 感染経路不明でしょう。
すべて 個人のモラルが 問われます。
総理が医師会に協力を要請したようです。
ようやく医療リソースを全力で使えるようになりそうですね。