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厚労省新データ:「先週の20代以下の重症者はゼロ」

先日、厚労省が公表する「オープンデータ」のフォーマットなどがガラリとリニューアルされ、使い勝手が若干向上しました。これについて、個人的にまだすべてのデータをチェックできているわけではないのですが、とりあえず目についたデータとして、先週時点における日本全国の年代別の新規陽性者数と重症者数をグラフ化したところ、大変重要な点が再確認できました。「若年層の重症者は非常に少ない」、という統計的事実です。

2021/07/30 13:22 追記

週次重症者数」と書くべきところ、一部に「新規重症者数」と書いてしまっている箇所がありましたので、修正しております(数字、グラフ自体は修正していません)。

武漢コロナ関連統計

統計的事実をまとめることの大切さ

新型コロナウィルス・武漢肺炎に関して、当ウェブサイトではこれまで、次のようなウェブサイトからデータを取得し、「統計的事実」をまとめて来ました。

  • 東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数
  • 首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて
  • 政府CIOポータルサイト・「ワクチン接種記録システム(VRS)」データ(※データ取得方法は下記)
    • VRS生データのダウンロード方法
    • 次の文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
    • https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson
    • 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年7月11日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-07-11」に変換)

この点、これらの分析については、どうしてもデータがあちらこちらに散らばっていて、スマートフォンなどでの一覧性にも乏しく、また、忙しい一般人がじっくりとエクセルファイルや「ndjsonファイル」を入手して分析する、といったことは非現実的です。

ただ、何を論じるにしても、出発点に「統計的事実」があるならば、その「統計的事実」をできるだけ正確に踏まえなければ、そこから出てくる議論はときとして意味がないものになるだけでなく、社会的に有害なものとなりかねません。

だからこそ、新聞、テレビを中心とするマスメディアこそが、その役割を担うのが本筋でしょう。

だいいち、マスメディアは「記者クラブ」などの組織を通じて、私たち一般国民に先立って情報を入手することができるという「特権」を持っていらっしゃるのですから、本来ならば、その特権に見合った社会的役割を果たすべきでしょう。

「東京都3865人」をメディアはどう報じたか

ただ、当ウェブサイトでしばしば申し上げているとおり、マスメディアはこのコロナ禍を巡って、必ずしも適切な報道をしているとは言い難いのではないかと思います。

その典型例が、今朝の『東京都の新規陽性者の4割弱が20代であるという事実』でも報告した、「東京都で昨日、3865人近い『感染』者が出た」、とする話題です。

これについて、メディアはどう報じたのでしょうか。

とりあえず、目についた記事について、タイトルだけを紹介しましょう。

新型コロナ 東京都で新たに3865人の感染確認 2日連続の3000人台

―――2021年7月29日 16:45付 FNNプライムオンラインより

東京都 新型コロナ 3人死亡 3865人感染 3日連続過去最多更新

―――2021年7月29日 22:10付 NHK NEWS WEBより

東京のコロナ感染、最多更新3865人 小池知事「保健所の方々に多くの負荷」若者に協力呼びかけ

―――2021年7月29日 17:30付 東京新聞TOKYO WEBより

東京で新たに3865人 過去最多を更新

―――2021年7月29日 16:46付 日テレNEWS24より

ここに列挙した4つの記事に関していえば、日テレのものを除けば、どれもタイトルの段階で、「感染」と誤報しています。また、日テレの場合は本文で「…新たに3865人の感染が確認されました」と、「感染」という単語を使っています(太字・下線は当ウェブサイト側の加工)。

先日の『陽性者を感染と呼ぶNHK:コロナ問題はメディア問題』でも報告しましたが、メディアが新規陽性者発表を「感染」と報じていること自体、ミスリーディングです(※もっとも、最近だと菅義偉総理大臣や加藤勝信官房長官も「感染」という用語を誤って使用しているようですが…)。

「陽性者」と「感染者」は別物であり、東京都などが「新規陽性者数」と発表しているのであれば、基本的には「新規陽性者は3865人だった」と報じるべきでしょう。

実際、コロナ禍の恐怖を誇張しているのが、まさにマスメディアそのものではないか、というのが、当ウェブサイトで最近提示している仮説なのです。

若年層の重症化リスクを適切に把握せよ

この点、新規陽性者数自体が、東京都だけで4000人近く、日本全体で1万人近くにそれぞれ達しているというのは、これはこれで、大変な脅威ではあります。

ただ、これについては今朝の『東京都の新規陽性者の4割弱が20代であるという事実』でも述べたとおり、新規陽性者数を押し上げているのは、「重症化リスクが高齢者と比べて著しく低い」とされる20歳代が中心であると考えられます。

もちろん、これは「リスクが低い」というだけの話であり、「若年層は重症化しない」という意味ではありませんし、本当の意味での「感染者」が急増してくれば、重症化確率は低くても、重症者の絶対数も増えて来るおそれは十分にあります。

さらに、感染者が増えれば増えるほど、まだワクチン接種が完了していない人が多いと見られる50~64歳の層にも感染リスクは高まるかもしれません。

だからこそ、少なくとも東京都に限定していえば、現在一番必要なのは、感染の温床(たとえば路上呑み、営業自粛に応じない秋葉原などの飲み屋、ノーマスク集会など)を特定し、そこの穴を集中的に塞ぐことではないでしょうか。

その意味で、当ウェブサイトのメッセージは、一貫しているつもりです。

「小池百合子さんや東京都議の皆さんは、『感染拡大』の責任を菅義偉総理大臣に押し付けず、ちゃんと自分たちがやるべき仕事をこなしてください」、です。

厚労省の新データ分析

厚労省のデータフォーマットが変わった!

さて、当ウェブサイトの議論を眺めていて、すでにお気づきの方は多いと思いますが、「新規陽性者の年代別分析」、「ワクチン普及前の重症化率に応じた『重症化危険指数』分析」などに関しては、基本的に東京都のものしかありませんでした。

その理由は、データとしての入手のしやすさもさることながら、日本全国のものに関しては、加工・分析しやすいデータがあまり存在しなかったからです(皆無ではありませんが、さまざまな点で使い勝手が悪かった、ということです)。

こうしたなか、厚生労働省の『オープンデータ』のウェブサイトを眺めていると、昨日付でリニューアルされ、公表されるデータのフォーマットが変わりました。具体的には、陽性者数や重症者数、死亡者数について、これまでの「全国の数値」だけでなく、「各都道府県の数値」についても格納されているようなのです。

あわせて、『データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報』というウェブページも開設されたらしく、新規陽性者数、累積陽性者数、現在の重症者数、現在の死亡者数(とその前日比)などのデータを、おそらくは1~2日遅れで確認することができます。

新規陽性者数と新規重症者数を比較してみた

まだすべてのデータをチェックしたわけではありませんが、とりあえず目についたのが、こんなデータです(図表1)。

図表1 週次の新規陽性者数・週次重症者数(7月21日~27日の1週間)

(【出所】厚生労働省『データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報』オープンデータより著者作成)

この図表、4つのグラフを1枚に収めていますが、左上が男性の年齢別新規陽性者数、その下が女性の年齢別新規陽性者数、右上が男性の年齢別重症化数、その下が女性の年齢別重症化数です。

比較を容易にするため、目盛の最大値(下軸)を、新規陽性者数については10000人、重症化数については100人に統一しています。

まさか、ここまでわかりやすいグラフが出来上がるとは、正直、思っていませんでした。

7月21日から27日までの1週間において、新規陽性者で最も多いのは、男性、女性ともに20歳代です。

しかし、「重症化」事例は、男女とも20歳代以下でゼロ、男性30歳代で1人で、それ以外はすべて40歳代以上です。

見事に出て来た、「重症者は高齢層に偏る」の統計的事実

ためしに、この4つのグラフをもとに、性別・年代別に「週次重症者数」を「週次新規陽性者数」で割ってみると、こんな割合が出て来ます(図表2)。

図表2 性別・年代別の「重症化割合」
年代 男性 女性
10歳以下 0 0
10歳代 0 0
20歳代 0 0
30歳代 0.02% 0
40歳代 0.57% 0.28%
50歳代 2.15% 0.50%
60歳代 8.83% 4.09%
70歳代 33.46% 18.61%
80歳代 37.07% 15.73%
90歳以上 4.17% 10.61%

(【出所】厚生労働省『データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報』オープンデータより著者作成)

もちろん、コロナ陽性判定時点と重症化時点にズレが生じる可能性がある点などを踏まえると、この図表2のような分析には、若干荒っぽいところはあります。ただ、この計算結果自体、当ウェブサイトでかねてより申し上げてきた、「年齢が上昇すればするほど重症化するリスクが高い」とする仮説とうまく整合するものでもあります。

(※ただし、高齢者へのワクチン接種がほぼ一巡しているはずなのに、やはり高齢層における重症者の絶対数が多いのは、「ワクチンの効果が絶対ではない」という証拠と見るべきか、それとも「ワクチン接種が進んだから、こんなもので済んでいる」と見るべきなのかについても、このグラフだけでは何とも言えませんが…。)

ワクチン接種はすでに9000万回を視野に

さて、ついでに、ワクチン接種の最新状況についても、本日のVRSデータをもとにまとめておきましょう(図表3)。

図表3 ワクチン接種実績と接種率
区分 接種回数 接種率
全体合計 83,948,819
うち1回目 48,841,248 38.42%
うち2回目 35,107,571 27.62%
65歳以上合計 56,356,448
うち1回目 30,415,815 85.71%
うち2回目 25,940,633 73.10%
医療従事者等合計 12,192,908
うち1回目 6,499,807
うち2回目 5,693,101

(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。ただし、VRSデータは7月30日時点で取得した7月29日までの接種実績、医療従事者等については7月28日時点で入手した7月27日までの接種実績。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、全体接種率は累計接種回数を1億2712万8905人で割って求めたもの。「医療従事者等」については算出していない)

総接種回数は8500万回を視野に入れ、かつ、高齢者への2回目接種についてもあっさりと7割を超えました。ただし、1回目接種については85%超でほぼ頭打ち、といったところです。

いずれにせよ、来月以降はワクチン接種が若年層にも広がることが期待されますので、引き続き、落ち着いて感染症対策を心がけたいものです。

新宿会計士:

View Comments (26)

  • データの分析、ありがとうございます。
    昨今、病床のひっ迫が叫ばれ始めましたが、このデータによれば、その原因は60代以上ということになります。
    この方々は、①ワクチン接種をされた方々なのか、②未だ順番が回ってこない方々なのか、③ワクチンなんて絶対にうたないぞと主張されている方々なのか、が興味あるところですね。
    ③の方々が大多数だとすると、ちょっと厄介ですね。

    • ブログ主さんにより重症者数について直近の1週間のデータが示されたのですが、病床ひっ迫を指摘する医療関係者は入院者数の急増、或いは自宅療養者や入院待ちの員数も指摘しています。
      入院者数(軽症とか中等症、或いは重症とかの区別は判りませんが)とその年齢構成が東京都モニタリング会議資料に示されていて、それによると若い年齢層、中年の比率が確実に増加し、かつ陽性者数の激増に伴って入院者実数も日増しに増加しています。医療関係者がテレビで発言する極めて危険なのかどうかは判りませんが、重症化、陽性者数と併せて入院者数も考えるべきだと思います。
      https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/014/349/56kai/20210729_04.pdf

      また壮年以上の陽性者は年齢層と共に男女差が明確なので、それも勘案して考えるべきだと思います。そうするとブログ主さんの主張される対応の要点が見えると思います。
      https://datastudio.google.com/reporting/c1dfbd03-0aa7-457d-81d2-3ca5be34706b/page/KNtNB?s=mM99TXFS68A

      • 東京に限って言えば、入院者用の病床が無くなるのは確実ですね。若年層でも発熱や動けなくなるほどダルくなるのは結構あるので。どういう体制で対処していくのか。8月は正念場です。

      • 新学期の開始を半月~一月遅らせて学校の体育館や校庭、公園なんかに施設を設営して対処することになりそう。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
     そもそも論ですが、(新型コロナに限らず)ウィルスは、種としての生存戦略として、ワクチンに対抗できるように進化(?)していくものではないでしょうか。(その最終形態は、拡散の移動手段であり、栄養供給源である人体を、生かさず殺さず(?)の状態になることです。そこまでウィルスは進化を続けようとします)
     そのため、新型コロナも、(もちろん、形は変わるかもしれませんが)永久に残り続けます。そのため人類は、とりあえず、「新型コロナで死亡しない、重体化しなければよい」と割り切る必要があり、人類の種としての生存戦略としては、次の世代につなげることではないでしょうか。
     蛇足ですが、絶滅したと言われる病原菌も、(時間はどれほどかかるかは分かりませんが)ウィルスの生存戦略に合わせて、復活するのではないでしょうか。
     駄文にて失礼しました。

  • 会計士殿

    週次重症者数は、新規に重症者になったわけではなく、今週のあるタイミングでの重症者の割合のようです。
    今日の時点で先週から新規に増えた分はグラフから読み取る限り195人ですが、合計人数が明らかに超えています。

    • 上は今日までの1週間で195人増加
      20日から27日と書いてありましたのでこの期間であれば132人増加 です。
      重症からの離脱者数が別途いるはずですがそれは考えていません。

      上の重症化率の数字が本来の4倍くらいになっていると思います。

  • 待てないから40歳以上にアストアゼネカ使用しようという事に方針転換しましたね。
    イギリスと英連邦の接種はこれなのですが、
    兵庫県もマンボウで高校野球も無観客ですよね!朝日新聞様。

  • 僭越ではありますが本文中の「図表2 性別・年代別の「重症化割合」」は年代別の割合ではなく陽性者数に対する重症者比率ではないでしょうか?
    例えば7/21-27週のデーターで
    男性陽性者(週次)総数は20423人
    男性50代の陽性者(週次)は2604人
    男性重症者総数は285人
    男性50代の重症者は56人
    よって
    男性50代の陽性者(総数に対する)割合は12.75%
    男性50代の重症化(総数に対する)割合は19.6%
    男性50代の重症化(する)率は2.15%

    もっとも重症者割合が総数に対する割合を示すものとしてではなく、陽性者内の重症化割合を示しているものなら無視してください。

    • ちなみに上の方もおっしゃっているように重症者は新規重症者ではなく、その週の入院している重症者のようなので重症化率は参考程度のものとしてとらえた方が良いのかと思います。あるいはトレンドとして観察する程度。

  • 重症者の定義を正確に把握しておられるのか少し疑問があります。
    重症者となると人工呼吸器を挿管しての治療で予後も悪く正に死ぬか生きるかの状態。
    軽症者というと風邪の重い程度と考えがちですがこれも相当に苦しく重大な後遺症の危険も大きいです。
    軽症でも殆どの人は経験のないくらいの苦しさを味わうので、たぶん一般人の基準だと重症患者に該当すると思います。

      • 重症者リスクだけで語るのはパンデミック全体を見るのには片手落ちになりかねないということです。軽症でも一般人が思うより重症なのですから。
        「重症者だけ」で語るのも間違ってはいませんがね。

    • 重症の定義ははっきりとしたものを書いているのに
      肝心の軽症についてはイメージと感想などの印象論で語るんですね。
      意図的かどうかはともかく、現状の主張では残念ながら
      燻製ニシンの虚偽という論点のすり替え行為に見えます。

      この論点に拘りたいなら、読者投稿欄で軽症者重要論なり
      きっちりとしたものを改めて投稿する方が良いかと思います。

      • 関係ない人ですけど、こんなのがありますね。

        新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安は?
        忽那賢志 感染症専門医 7/25(日) 8:50
        https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210725-00249673

        これによると、入院する20%の人のうち、肺炎やARDSに至っても重症カテゴリー(5%)にならない例がほとんどということですが、仮に肺炎まで進むと回復に数週間、後遺症も気にしないといけないレベルだと思います。若年層については以下の報告が参考になりそうです。若者でも半数は症状が出て、一週間程度苦しみ、治るにも二週間程度かかるということのようです。現状、この苦しんでいる一週間をどうケアしていくかという問題が焦眉の急となっています。

        >特に若い人では感染しても無症状のことが多いのではないかと考えられています。例えばアメリカの原子力空母セオドア・ルーズベルトで起こったクラスターでは、乗組員4,779人のうち、1271人が新型コロナに感染しました。この1271人のPCR検査陽性者のうち、45%は無症状、32%が検査時には無症状でのちに症状を発症、そして23%が検査時に症状がありました。

  • まだ結論は早い時期なのですが、夏休みに入って3週間後くらいのデータで、ある層の動きの変化による10代の感染経路はわかりそうです。
    学校に行かないで済むからといって遊び回れるアレげな階層で感染が広がるかどうか。
    夏休みでも部活や塾に勤しむようなタイプの子供にはあまり影響はないでしょう。
    パパ夏休み取ったのに、子供達、誰も遊んでくれない。

    • ウチと入れ替わって欲しい…

      最近の若者と来たら、休日は殆ど家にいて親はずうっと相手にし続けなければならない。しかも気に入らないことがあるとすぐ泣くし、社会常識もない。

      まったく、これだから令和生まれは…。

  • こんにちは、いつもありがとうございます。ご紹介頂いている
    データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報
    は見やすくてありがたいですね。
    東京と大阪とその他の重症者基準が、未だに統一されていない事も予想できます。

    • 注釈を見落としていました。

      【データ定義に関わる制約条件】
      ・重症者数については原則、①人工呼吸器を使用、➁ECMOを使用、③ICU等で治療、のいずれかの条件に当てはまる患者を重症者と定義しているが、一部例外の自治体が存在する。
      ・空港検疫症例については含まない。
      ・集計方法の主な見直し:令和3年5月19日公表分から沖縄県について、令和3年5月26日公表分から大阪府・京都府について、重症者の定義を従来の自治体独自の基準から国の基準に変更し集計を行った。

  • 本文との趣旨はずれるのですが、
    「我慢の出来なくなった若者が街へ出て感染を広げている」
    という趣旨の報道、本当に正しいのでしょうか?
    6月下旬から続く今回の拡大局面とそれ以前で、若者だけの行動が変わるとはにわかに考えられません。ごく自然に考えるならば、
    「以前から我慢の出来ない人は年代問わずに居たが、高齢者のワクチン接種が進み、行動様式が変わらなくても若年層の感染が顕著となり、加えて感染力の強い変異株が流行の主体となった。」
    となるのではないでしょうか?
    小生はこうしたデータをにわかに集めることが出来ていないので、議論の元となるデータの提供も実現出来ていませんが、マスゴミの方々はこうしたデータ分析が可能なのではないでしょうか?
    どうしても事実の分析を報道するのではなく、顧客の満足に応えるならば社会分断も厭わないというオールドメディアの姿勢なのか、という先入観を抱いてしまう報道に触れる機会が多いと感じます。

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