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海外行くなら「トイペ」持参を!

早いもので、もう年末ですね。旅行が趣味の人にとっては、今年はコロナ禍のため、旅行に行けないというストレスを感じているケースもあるかもしれません。こうしたなか、本稿では普段と少々趣向を変えて、今から10年近く前に自分自身が執筆した「旅日記シリーズ」というブログ記事を紹介したいと思います。

年末にあわせて旅の話題でも…

個人的体験ですが、学生時代や独身時代、年末の休みの時期にあわせて航空券をとり、よく海外に出かけたものです。例年、年末が近づくと、そのころのことをふと思い出すことがあります。

今年は新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、海外への観光旅行が大変に難しいという状況にあります。そこで、本稿では過去に自分自身が執筆し、ブログに投稿していた「旅行記」をいくつかアレンジして、再掲してみたいと思います。

ただし、文章を執筆したのが10年近く前ですので、現在と状況が変わっている可能性もありますが、どうかご注意ください。

(※なお、読みやすさのため、元記事については文章の順番を入れ替えたり、漢字仮名遣いや「てにをは」を修正したりしていますが、基本的にはオリジナルに近いものを掲載したいと思います。)

エピソード①大雪の海外旅行

普段から海外旅行に出かけるときは、飛行機の出発時間の2~3時間前には空港に到着するようにしている。小心者のため、乗り遅れたりしないか心配だからだ。

ある年の海外旅行は、異例だった。出発の日は雪が降りしきっていて、新宿では一面、銀世界に変わっていたからだ。東京は、雪に弱い。万が一にもダイヤが乱れていて、空港に辿り着くのが遅れたら、大変なことになる。

「無事に、成田空港まで行けるかな?」

そう考えて、その日はかなり早めに自宅を出た。夜6時発の便に乗るために、なんと午前中に自宅を出たのだ。あとから振り返ると自分でも呆れてしまう。そして幸いにも(?)、大雪にもかかわらず、鉄道は定刻通りに動いていて、午後1時には成田空港についてしまった。

当時、まだ航空会社の上級会員ではなかったから、当然、早めにチェックインしたとしても、ラウンジで時間を潰したりすることはできない。また、空港にWiFi環境が整っているわけでもなく、スマートフォンもまだ普及していなかったころだ。

完全に、時間を持て余してしまった。

そして、もうひとつ困ってしまったのが、手荷物だ。これは完全に失敗だった。なぜなら、自宅から空港まで、厚着を着込んでいたのだが、あいにく今回の旅先は南国だったからだ。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

この文章は、厳密にはブログに投稿したものではなく、書きかけで放っておいたものです。小説家を気取って妙に文学的に文章を書こうとして、書きながら大して面白くないことに気付き、結局投稿するのをためらっていたのですが、そのまま投稿しなくて良かったと思う次第です。

ちなみにこの続きは、「南国は暖かいと思っていたけれども、渡航してみたら意外と寒かったので、厚着を持って行ったのは結果的に良かった」、というものです。

また、大雪にも関わらず飛行機が無事に飛んだというのも、航空会社の方々の努力に敬意を表したいと思う次第ですが、それ以上に「異例の大雪となった東京」、「非日常感溢れる海外旅行」というコントラストから、個人的には現在でも鮮烈に印象に残っている旅行でもあります。

エピソード②欧州ドライビングツアー

欧州や米国を旅行する際、一都市にじっくり滞在する旅行のスタイルも良いが、せっかく旅行に行くのであれば、あちらこちらを見て廻りたいものだ。しかし、重い荷物を抱えて、現地で飛行機や電車、バスに乗るのも結構しんどい。

そこでお勧めしたいのが、現地でレンタカーを借りることだ。とくに、欧州や米国、豪州といった先進国だと、レンタカーを使えばとても快適に旅行を楽しむことができる。

国際運転免許自体は、居住している都道府県の免許センターなどですぐに交付される。東京の運転免許センターの例でいえば、いつもたいていは10分ほどで国際運転免許の交付を受けることができる。ただし、有効期限は1年間と短いのが難点だ。

さて、渡航先が欧州の場合、多くの日本人が困惑するのが2点ある。それは①右側通行であること、②ほとんどの自動車はオートマチックではなくマニュアル・トランスミッションであることだ。

このうち「①右側通行」については、さほど心配する必要はない。1日も運転すればすぐに慣れるからだ。また、「②マニュアル車の操作」も最初は戸惑うが、最近の日本のレンタカーにはマニュアルの自動車がないため、運転を楽しむという感覚で乗れば結構楽しいものだ。

自動車の旅をお勧めする理由はいくつかあるが、その最たるものは、発車時間を気にする必要がない、という点だろう。これに加え、旅先でも重量を気にせずにお土産を買うこともできるし、自動車でしか行けない場所のホテルは、たいていの場合、清潔で快適、かつ値段も安い。

なにより、治安の悪い大都会と異なり、欧州の片田舎では、観光地にありがちなスリ、置き引きなどの被害に遭うこともほとんどない(※もちろん、最低限の警戒は必要だが…)。

もっとも、欠点もある。それは、ガソリン代が高くなりがちであること、事故に遭うとトラブル対応が大変なことだ。ただし、ドライビングマナーの良い欧州のこと。よっぽどの無謀運転でもしない限りは、普通の人は事故に遭わないはずだ。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

この文章は、イタリア旅行をする前に執筆したものです。

欧州の道路事情に詳しい方はご存じかもしれませんが、じつは、イタリアはドライビングマナーが極端に悪く、多くのレンタカー会社は欧州連合(EU)内でも「イタリアだけ進入禁止」、という扱いにしているケースが多いのです。

じつは、個人的にはイタリアでドライブをした際、何度かぶつけられそうになったり、後ろから煽られたり、強引な割込みをされたり、と、ほかの欧州諸国ではありえないほど危険な目に遭いました。その意味では、どうもこの文章、「欧州では一般的に安全だ」、と書いてしまっているフシがあるのは気になる点です。

また、文中では「欧州は右側通行だ」と書いてしまっていますが、正確に言えば、英国、アイルランド、マルタ、キプロスなどは日本と同じ左側通行です。

日本人がよく渡航する先の交通事情について、個人的な記憶をベースにまとめておきたいと思います(図表)。

図表 欧州、米国、豪州、ニュージーランドなどの運転事情
渡航先 通行区分 速度表示
欧州(※英国等を除く) 右側通行 キロ
英国等 左側通行 マイル
米国 右側通行 マイル
豪州 左側通行 キロ

(【出所】著者作成)

エピソード③海外旅行にティッシュを持参しよう!

最近は民主党政権下で異常な円高が進んでおり、逆に海外旅行ファンにとっては海外での購買力が強い、という意味でもある。

こうしたなか、何度も旅に出ていると、自分なりの工夫も多数思いつく。そのなかでもとくにお勧めしたいのが、「日本製のティッシュやトイレットペーパー」の持参だ。少々下世話な話だが、欧州に限らず、外国はティッシュやトイレットペーパーの質が悪い。というよりも、日本のそれらの質が世界最高品質なのだ。

日本製の箱ティッシュの中には、最近では1箱数百円という高級品もあるが、5箱298円の安売り型のものであっても外国製と比べると高品質だし、極端な話、街中で配られている消費者金融とかのポケット・ティッシュですら、高品質だ。

裏を返せば、外国製のティッシュは質が悪い。だいいち、肌触りが悪い。それだけでなく、トイレに流すと水に溶けないことが多い。よく日本人がやるミスは、トイレット・ペーパーをトイレに流してしまうということだ。これは、トイレ詰まりを招く危険な行為なのだ。

外国のホテルに行くと、部屋のトイレにゴミ箱が設置されていることに気付く。これは、使用済みのトイレット・ペーパーをゴミ箱に捨てなさい、という重要なメッセージなのである。そして、そうすることは別に外国では何ひとつ、不思議なことではない。

もちろん、高級ホテルなどの場合は、トイレに紙を流せることもある。しかし、中級ホテル・エコノミーホテルでは、部屋は清潔だが、トイレの設備は概して古く、水流も弱い。この、「水流の弱さ」+「紙質の悪さ」が理由となって、何回流しても紙が流れていかないのだ!!

いちど、台湾のホテルで誤ってトイレット・ペーパーを流してしまい、あわや逆流という大惨事になりかけたことがある(ホテルのオーナーさん、大変ごめんなさい)。

こうしたなか、日本製のトイペは、外国のトイレの弱い水流でも、きちんと溶けて跡形もなく流れてくれる。一度、某国を訪れたときに、日本から持参したトイレット・ペーパーがホテルの人に見つかって、そのあまりの紙質の良さに「譲ってくれ」と懇願されたこともあるが、残念ながらこればかりは譲れない。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

この記述について、若干補足しておきます。

じつは、欧州などでもトイレットペーパーをトイレに流して良い場所もありますし、近年では海外のトイペ事情も改善しているケースもあるようです。

また、これとは逆に、たとえ日本製のトイペであっても、トイレに流せないという国もあるようですので、ここの記述はあくまでも「参考条件」としてお取り扱いください。

たまには旅行も楽しいですね

ちなみにこれら文章を執筆した当時は民主党政権下で、日々、やりきれない気持ちを抱えながら過ごしていました。当時のメモに、「民主党政権やマスメディアに対する不満を書いているときとことなり、旅を振り返るのは楽しい」とあります。

現在はコロナ禍のため、なかなか旅行に行けないのですが、それでもこうやってときどき過去を振り返るのも楽しいものだと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (25)

  • 海外ではトイレットペーパーはいつもトイレに流していました。
    数年前から韓国や中国では流さないと知りましたが、ヨーロッパのサミット会議に参加しているような先進国やアメリカでもそういうところがあるのでしょうか?

  •  10年くらい前にカナダ人がネットでKoreaのトイレは世界一汚い臭いとやっていた。
     その頃、偶然見た旅行記にアジアや中東や欧州のトイレ事情の記載があり
    『水洗トイレは、使用済みペーパーを流せない』

    知り『えっ!』と驚いた。
     このとき世界中のトイレ体験記を読み漁ったところアジアの国々のトイレ事情は様々で興味深かった。中東とか海沿いの国々なんじゃないかと思うが基本ペーパーを使わない、ペーパーはあるがそれは旅行者用で、手桶に水瓶やシャワーがあって水で洗うがあったり、そのトイレの不衛生さに著者の女性は困惑したそうな。
     世界中のトイレ体験記を読んで
    地球上唯一日本だけだと知った、トイレでペーパーを流せるのは。
     国のどんな辺鄙なところのトイレでもペーパーを流せる国は日本だけ。これも大昔から便所という文化があり落とし紙という文化をそのまま水洗トイレに適応した日本の超先端技術の集大成なんですね。

     あのとき読んだ体験記にヨーロッパ(たぶんパリ)のホテルで、水洗トイレでペーパーを流してしまったら糞小便があふれ出たというではないか。唖然というか....。
     今でも世界中のほとんどのトイレは糞小便をぬぐったペーパーをトイレの脇のボックスに入れるほかないようなので
     使用済みペーパーをボックスに入れるたびに武漢ウィルスが飛び散る
     また、このボックスの中に何日も10なん日も糞小便つきペーパーが鎮座ましましている間に糞小便のなかの武漢ウィルスが凶悪化するだろうね。
     そうしたトイレに入った靴を掃いたまま自宅で暮らし風呂にも入らずシャワーも浴びすに寝てしまう。
     これでは武漢ウィルスでなくとも伝染病は蔓延すると瞬時に反応するのは日本だけなのだろうか。

     

  • ここ1年海外に行ってませんが(みんなもそうかな?),海外ではアルコール除菌ウエットティッシュ,水に流れるティシュ,水に流せる携帯便座シートは毎日持ち歩いていました。あと,個人的にはTOTOの携帯ウォシュレットも重宝していました。こっちは当日の調子によって,ホテルに置いていったり,いろいろです。
    現地の人達は洗ってない手でパンを平気で食べるのですが,これもコロナ蔓延の原因の1つの気がします。おしぼりは当然出てきませんし。

    • 愛読者様,まったくその通り。
      以前,香港で「もよおし」,入室したはいいがドアが西部劇の酒場みたいな,下が30cmくらい空いていて上は青天井ようなドアで,いゃあ,参りました。おまけに外にはオジさんがいて手洗い後にペーパータオルをくれる。おや「thank you!」,じゃなくて「チップ頂戴!」なわけで,素通りで出ると怒られる。日本は最高ですね。

      • 下が30cmくらい空いているのは,中での犯罪防止や,女性が商売するのを防止する目的らしいですね。それは慣れているので,そっちが普通だと思っています。でも,清潔さの感覚は違いすぎるので,対策が必要です。便座がないこともありますし。トイレでチップが必用なのは常識で,そのための小銭はいつも持っています。コインを入れるとゲートが空くタイプも増えてきましたが,またいだり,くぐったりしている人を結構見かけます。

  • > このうち「①右側通行」については、さほど心配する必要はない。1日も運転すればすぐに慣れるからだ。

    私はLAに一週間ほど仕事で滞在したとき、車を借りて通勤していました。その頃はまだ若かったはずなのですが、脳みそが既に柔軟でなくなっていたのか、一向に右側通行になじめませんでした。特に左折するときの恐怖感ときたら! 声を出して自分に「右側、右側!」と言い聞かせながら走りました。

  • Nagaさんへ
    第8回先進国首脳会議1982年7月4日から6日までフランスのヴェルサイユで開催

    前にベルサイユ宮殿に初めてトイレを設置した。←昔の立読みの記憶

     約10年前、世界中トイレ事情体験記を読み漁ったのですが、ヨーロッパに一国だけ水洗トイレにペーパーを流せる小さな国があるとのことでしたが、辺鄙な田舎は流せたのか不明。国名は忘れた(英仏独のような有名どころではない。)

     こういう話題のとき必ずあるのがカナダはできるとのコメント、それを否定する
    『流せるのはカナダでも大都会の○○○だけだ』とのコメントに、後は沈黙...。

  • ここ何年も南朝鮮には行ってません。たしか朴槿恵さんの執政時が最後ですが、あまりの反日下衆ぶりに耐えられなくて、断韓しました。
    私たちが泊まるホテルは紙を流せるようなとこではなく、町中の食堂や駅公共施設も紙はすべて、バケツへでした。臭いとともに不潔で日本へ帰るとほっとしたものです。
    いや私が疑問なのは、その現実のトイレ事情の韓国でコロナがK防疫と自慢してたようなことが、本当なのかと疑心暗鬼でした。(この5年ほどで韓国のトイレは飛躍的に先進国レベルによくなったのか?)
    トイレの後手を洗う人はきっと少ないでしょうし、田舎の土間にトイレと台所が共存してるの何回か見たし、その間に白菜を、した漬け中のたらいがあったし、、なんだかなーと思うのです。
    ムンさんが世界から賞賛されるK防疫なんて、もう、言うのもはずかしい過去なんですが。
    よそのことはさておいて、我が家はトイレの蓋は必ず閉めて流してます。消毒のし過ぎで、手荒れがすすみ顔より手の老化を案じてます。

  • 最近は欧州に滞在するとき平気で流しちゃってるけど、駄目だったのかな。今度確認しておこう。

    この記事に書かれているくらいは序の口で、皆既日食を観にボリビア奥地へ入り込んだとき、宿では電気(照明)もつかずトイレの水も流れない状態でした。星は綺麗に見えましたけど。
    電気がつかないのは当然。電線がつながっていなかったのです。
    「翌日にはつなげる」との言葉通りつながりましたが、その配線が酷かった。2〜3mの短い電線を何本も地面にはわせて、いい加減によじってあるだけ。同行者にペンチなどの工具を持ち込んでいた人がいて、やり直してくれましたけど・・・
    日本人なんて訪れることのない田舎街。私たちが歩くと、子供達が珍しげにぞろぞろついて来ました。
    ある家の方が招待してくれるというので行ってみると、綺麗とは言えない器に、濁った飲み物を勧められました。うっすらと油も浮いていました。飲んだ人の 2/3 はお腹の具合いが悪くなったようです(私は平気でした)。
    住環境、衛生環境があんなだっただけに、ボリビアでの武漢肺炎流行が気になります。
    住人はみんな、人懐こくっていい人達でしたから。

    K国は都会の外見だけは立派だけど、中身も住人も最低です。
    (板門店へ行ったことがあります。ソウルでは「あなたの部屋で一緒にテレビを見よう」と韓女が寄ってくるし、デパートではキツネ目の男が「女の子いるよ」と寄って来るし。韓女は生理的に受け付けません。DNA が近寄ることを拒絶すると言うか)

  •  水洗トイレにペーパーを流せるようにするには、日本のペーパーだけではその場しのぎはできても恒久的には実現不可能!
     ペーパーを流せる水洗トイレ実現には莫大なお金と先端技術と職人技が不可欠だと思いますよ。
     ペーパーを流しても詰まらない下水管、家庭やホテルや工場や学校やスーパー等々建物内の下水管(太さだけでなく勾配や角度を配慮した配管)
     そして、道路下の下水管も詰まらない巨大下水管の設置
     ホテル等の建物から道路下巨大配水管までの敷地内下水管工事のとき下水管に石ころが入ってしまうと日本のペーパーでも配管が詰まって糞小便水があふれる。
     水にとろけるペーパー
     とろけるペーパーとはいへ水になるわけではないから蕩けたペーパーをも処理できる高機能の下水処理技術
     綺麗な水にするため排除した物質の最終処理技術と再利用技術
     このようなことが考えられるが、こうしたことを一つの国の隅々まで的確に施工する技術と職人技そして莫大なお金を水洗トイレのために投入できる国が、日本以外に存在すると良いですね。

  • そういえば、ここ数年は訪問した外国(ヨーロッパ)でのホテルではトイレットペーパーは流してますね。10年近く前、台湾の一般のおうちに行ったときにそんなボックスがありましたっけ。
    2-3年前、紐育の郊外に行ったときレンタカーの運転しました。40年ぶりぐらいですがちょっと怖かったです。
    香港の確か日航ホテルでしたが、10年前ぐらいかな、冬でも夜は暖房がついてなくて寒くてどうにかしてと頼んだら、電気ストーブを貸してくれました。冬の北半球は、香港、台湾では寒さ対策が必要ですね。

  • 派閥争いに巻き込まれ東アジアの某国へ飛ばされた男がいたのですが、某国の田舎のホテル(旅籠かな)へ泊まるとトイレでトイレットぺーパーの代わりにロープが渡されていて・・・なんてウソですよね、まさか。

    • 知人が書を目的に中国の田舎を旅し、田舎のトイレ事情を話してくれました。もうずいぶん前の話で、今もそうなのかはわからないけど。
       石だそうです。トイレの隅に小石が積み上げられていて、石で拭くのだそうです。使用後はポーンと外に投げて放置。時間が流れ雨が何度も降りきれいになり、また集めてトイレにバラ積み。究極のエコと妙に感心されていました。
      ただトイレのドアがしゃがんで顔のところが隠されていて、下半身は見えてしまうので、同行者が互いに前をふさぐようガードしながら、ようを足したそうです。

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