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日韓関係悪化:米国の責任に言及しないグリーン氏

先週金曜日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、米戦略国際問題研究所(CSIS)の上級副所長であるマイケル・グリーン氏が「菅義偉時代でも韓日葛藤解決は難しい」、「韓国と日本は共に葛藤の対価を支払っている」、「韓日両国は小さな事案から少しずつ協議を詰めていくときだ」などとする、極めて無責任な論考を寄稿しています。米国自身の責任や、韓国が米韓同盟を破壊しようとしていることなどについて、まったく言及していない時点で、いい加減、ウンザリします。

グリーン氏「韓日葛藤解決」

先日よりしばしば報告しているとおり、当ウェブサイトでは最近、数日前の話題・記事などを、かなり遅れて紹介する、という機会が増えています。

照会が遅れてしまうような理由について明かすつもりはないのですが、ただ、当ウェブサイトで紹介するまでタイムラグがあるというのは、決して悪い話ではありません。というのも、これらの話題のなかには、数日経過させることで、結果的にじっくりと「熟成」することができることもあるからです。

そんな話題のひとつが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された、米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長であるマイケル・グリーン氏が執筆した、次の記事です。

【グローバルフォーカス】菅義偉時代でも韓日葛藤解決は難しいもよう

菅義偉首相は韓日関係に変化をもたらすだろうか。彼のニックネームは「解決者」だ。しかし韓日葛藤の打開は期待しにくい。<<…続きを読む>>
―――2020.09.25 09:23付 中央日報日本語版より

記事の冒頭でさっそくのけぞってしまいました。不肖、菅義偉総理大臣のニックネームが「解決者」だというのは、初めて知りました。著者自身の不勉強の至りですね。

グリーン氏の「日韓どっちもどっち」論

正直、この記事がグリーン氏の原文どおりなのかどうかはよくわかりません。おそらく英語で執筆され、それを韓国語に翻訳し、さらに日本語に翻訳したものであると思われるのですが、原文に含まれているニュアンスが損なわれている可能性もあるからです(韓国メディアにはありがちですが…)。

ただし、以下ではグリーン氏が本当にこのように執筆したとする前提で、この文章をレビューしてみたいと思いますが、冒頭の記述以上に気になったのはグリーン氏が開口一番、「日韓葛藤の打開は期待しにくい」と断言している点です。

グリーン氏はまず、2015年の日韓慰安婦合意について、韓国政府が(※あるいは文在寅(ぶん・ざいいん)政権が?)「不当だと主張している」のに対し、日本側はこれが「最終的・不可逆的な解決だったという立場を守っている」という点を指摘。

あわせて、2018年10月と11月の自称元徴用工判決問題を巡っても、日本政府が「一方的な協定廃棄は国際法違反だ」としている、などと述べているのですが(細かい表現の稚拙さには、この際目をつぶります)、これこそがグリーン氏にいわせれば「弱り目に祟り目」、というわけでしょう。

そのうえでグリーン氏は、こうした個別の事件だけでなく、「地政学的・理念的観点」からも、問題がさらに深刻であると述べます。というのも、日韓両国はともに、米国との同盟関係を「最も固く維持している」一方で、同盟の方向性自体は両国で異なっているからです。

具体的には、日本は「中国の覇権主義的野望に対抗して米、豪、印の4ヵ国との協力体制を推進し、インド太平洋地域の領域内協力を強化」しているのに対し、韓国は「米中経済葛藤で戦略的あいまいさを維持している」、などとした上で、次のように述べているのです。

  • 日本指導者は韓国が中国側に加わり日本の戦略的利益を阻害していると考えている
  • 韓国指導者は日本がインド太平洋戦略で北東アジア内の競争を深化させて韓国の立場を難しいものにしていると考えている

まるで「日韓どっちもどっちだ」、とでも言いたいかのような文章ですね。

グリーン氏の主張の卑劣さ

ここまで読んでいて、思わず、「おいおい、ちょっと待てよ」と文句のひとつもつけたくなります。日韓関係の悪化における米国の責任を、グリーン氏は完全に無視しているからです。そもそも論として、2015年12月の日韓慰安婦合意について、守らせる責任は米国にもあります。

バラク・オバマ米大統領(当時)が朴槿恵(ぼく・きんけい)韓国大統領(当時)に対し、「正義のある結果を得た朴大統領の勇気とビジョンを高く評価する」と述べたと韓国政府自身が発表しています。

オバマ氏 慰安婦問題妥結を評価=「朴大統領の勇気」

―――2016.01.07 13:52付 聯合ニュース日本語版より

慰安婦合意自体、事実上、米国の後ろ盾を得てなされた(というよりも当時の副大統領だったジョー・バイデンらの強い圧力があった)ものである以上、この合意の履行に、米国自身が連帯責任を負わなければならないことは当然のことでしょう。

また、現在の日韓関係がギクシャクしていることは、韓国国内で国際法に違反した最終判決が日本企業に対して下されたからであり、法と正義を大事にする米国としては、こうした無法な判決を支持するということがあってはなりません。

それなのに、グリーン氏の主張は、いずれの問題に対しても「他人事」を貫いているのです。まるで、「日韓それぞれに言い分がある」とでも言わんばかりの態度ですね。

さらに問題なのは、「自由で開かれたインド太平洋構想」や「クアッド(日米豪印連携)構想」については、もともとは日本が積極的に推進しているフシがあることは事実にしても、日本「だけ」が推進したものではない、という事実を無視している点でしょう。

とくに、米中対立構造自体は日本ではなく米国の問題です。そして、アジアにおける中国の覇権主義に立ち向かおうとする日本の態度は、米国の国益に合致こそすれ、米国にとって決して否定的なものではありません。

それどころか、米国を代表するシンクタンクの副所長という立場にあるグリーン氏が、本来ならば舌鋒鋭く批判しなければならないのは、米国の同盟国でありながら米中との間で戦略的曖昧さを堅持する韓国の無責任な態度であるはずです。

韓国の戦略的曖昧さは、米韓同盟を滅ぼしかねませんし、そうなると米国の国際戦略にも何らかの影響は生じるでしょう。それを、「日本が~」、などと述べるのは、責任転嫁以外の何物でもありません。

菅総理には原理原則を大事にしてほしい

グリーン氏の論考では、これ以降、「岸信介前首相」(※原文ママ)の孫である安倍晋三総理と異なり、菅氏が「農夫の息子」(!)であり、「政治的・理念的遺産がない」、など、菅総理の出自などをもとに、「権力を利用して実質的な成果を出す人物」などと評しています。

そのうえで、「韓国と日本はともに葛藤の対価を支払っている」、「いまは両国の首脳が小さな事案から少しずつ協議を詰めていくときだ」、と結論付けているのですが、こうした視点にも、強い違和感を覚えざるを得ません。

なぜなら、昨今の日韓関係において、関係を破壊しようとしている全面的な加害者は韓国、全面的な被害者は日本であって、日韓関係悪化局面において、日本には何の落ち度もないからです。

「農夫の息子」(※原文ママ)という出自はともかく、菅総理が現実的な課題に対処する実績を積み上げ続けて来たことはたしかだと思いますが、それと同時に、少なくとも原理原則を踏み外すような人物でもないと思います。

菅総理は内閣官房長官時代から、たとえば自称元徴用工判決問題などを巡って、「韓国側の責任で解決しなければならない」などと一貫して述べ続けていましたし、先週末、韓国側の要求で開かれた会談でも、これらの問題にキッチリと言及しています。

「日韓葛藤」とやらの原因を作ったのが、100%、韓国の側であることを思い出すならば、それも当然の話です。そして、菅総理がこうした原理原則を大事にするのであれば、おそらく日本国民もその姿勢を支持するのではないでしょうか。

インチキ外交はこれから活発化する

こうしたなか、普段から当ウェブサイトで申し上げている、「韓国と北朝鮮が5つのインチキ外交を好む」という命題を思い出すと、このグリーン氏の論考の位置付けがおぼろげながら見えてきます。

【参考】韓国と北朝鮮が大好きな5つのインチキ外交
  • ①ウソツキ外交…あることないこと織り交ぜて相手国を揺さぶる外交
  • ②告げ口外交…国際社会に対してロビー活動を行い、相手国を貶める外交
  • ③瀬戸際外交…協定・条約の破棄、ミサイル発射、資産売却などの不法行為をチラつかせる外交
  • ④コウモリ外交…主要国間でどっちつかずの態度を取り、それぞれの国に良い顔をする外交
  • ⑤食い逃げ外交…先に権利だけ行使して義務を果たさない外交、あるいはドロボー外交

今回、パターンとしては②でしょうか。

中央日報は、「米国を代表するシンクタンクの上級副所長様が韓日葛藤について韓日双方に責任がある」などとする論考を掲載することで、結果的に「韓日問題悪化を巡っては、米国も『韓日双方に責任がある』と見ている」という印象を植え付けようとしている、という見方もできるからです。

いずれにせよ、日韓関係がこれから破綻に向かうにつれて、このマイケル・グリーン氏のような無責任な論考が増えて来ることは間違いないと見ているのですが、いかがでしょうか。

新宿会計士:

View Comments (33)

  • この肩書きでこの文章書いたら中央日報は結構高値で買ってもらえそうだなと単純に感じました。いい商売だなぁ

  • 【ベルリンの公共の場に慰安婦像を設置】
    소녀상, 베를리너의 일상속으로..獨공공장소 첫 설립
    https://news.v.daum.net/v/20200927072911650

     ドイツの公共の場に初めて慰安婦像が設置された。
    ドイツの民間ではなく、公共の場というのが重要です。
    ドイツの市民団体・コリア協議会は日本の妨害に備えて、政治的な目的はないと
    得意の嘘により地元を説得。当局の許可が下りました。
    韓国の団体は日本に妨害しないよう呼び掛けている。
    これは日独の国交問題になります。
    日本政府はドイツ政府に抗議をして即刻撤去を求めるべきです。

     この慰安婦像の除幕式は明日9月28日に行われます。
    式には寄付金不正使用で調査されている、あの慰安婦支援団体・正義連の理事長と、
    証言が何度も変わる嘘つきババアの元慰安婦の李容洙がビデオメッセージで参加します。
     この情報をドイツの日本大使館、外務省がキャッチしていなかったとしたら問題です。
     捏造された歴史で日本の国際的な品位を下落させようとする反日韓国に対し外務省には、
    ちゃんと働いてほしいものです。

  • マイケル・グリーン氏は、日韓間の軋轢とその原因はある程度把握しつつも、それをうまく収めるには日本にしわ寄せするのが米国にとって一番都合がよいという考えの方だというい印象を受けています。そしてその傍迷惑な方針は、日本の忍耐によって今まではまあまあ機能してきました。しかしながらその態度は韓国に対する誤ったメッセージ(米国は血盟、韓国>日本)となって伝わってしまい、韓国の増長と暴走を招き、現在の米国乗って不都合な状態を招いてしまっています。途中は良さそうでも結果として失敗だったのです。

    グリーン氏、このままでは立場がないですよね。

    残念ながらグリーン氏は自論の誤りを認めるより、旧来の方法での糊塗を選んだように感じられます。韓国の異常性を理解できず、より詳しい日本の側に論点を持ってこようとしている感が強いです。

  • 中央日報は多分、グリーン氏の原稿をかなり我田引水的に歪曲していると思います。なんせ首脳会談の結果でさえ歪曲して発表する国ですから。そしてグリーン氏もそれを知りつつ黙認しているということではないでしょうか。これまで米国にとり日韓の諍いは、表では日米韓同盟が弱体化するなどとキレイごとを言いますが、裏では日本牽制のために必要なことと思っていたからです。いわゆるdvide et impera(分割統治)という訳ですね。

    この戦略は、冷戦時代(韓・中の国力が、日本のそれに較べそれ程でない)であれば良かったのかもしれません。しかし中韓が国力を付けた現在では最善かどうか疑問です。特に米中対立が激化し、韓国も米国の言う事を聴かなくなっています。ですから近い将来、この米国の戦略は見直しされる気がします。(甘いかな?www)

    • はぐれ鳥 様へ
      私もし宇思います。
      韓国の色眼鏡を通して「見せてもらう」のでは本有の事は分かりません。
      会計士様には申し訳ありませんが、論評にも値しないと思います。

      グリ-ン氏がガ-ス-なら、「そんなことは言ってない」と言う処です。

  • 重箱の隅ですが、一番上なので、
    米戦略国際問題検収書→米戦略国際問題研究所ですね。

    最初に、日韓関係の悪化について、アメリカ政府関係者が、責任を認める事は無いと思います。
    マイケル・グリーン氏は、定期的に中央日報の【グローバルフォーカス】に登場する人物で、韓国のロビー活動の成果の一人でしょう。
    かと言って、韓国べったりの記事ばかりでも有りません。
    国連演説で、文大統領が「終戦宣言」発言をした際には、「米国の立場とこれほど大きく外れた演説見たことない」と批判しています。
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/270583
    CSISとしては、日韓関係が良好な方が、仕事がしやすい(楽だから)から、今回の記事の様な発言に、なっているんだと思います。
    QUADの会議で、ポンペオ国務長官が、来日し韓国は別に訪問する様です。日米韓の枠組みの中からの韓国外しは、これ以外にも進んでいくでしょう。
    日韓関係の悪化は、アメリカにとってマイナスだけど、関係改善の仲裁をするレベルでは、無くなっていると思います。
    スチューピッドな大統領を仰ぐ国は、「米韓関係が悪くなったのは、日本のせいニダ」というでしょう。

    • だんな 様

      誤植ご指摘ありがとうございました。
      引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

    • >>だんな様
      中央日報の記事を読みました。

      >グリーン元補佐官は…また、1928年にフランク・ケロッグ米国務長官とアリスティード・ブリアン仏外相が戦争放棄条約(ケロッグ=ブリアン条約)を主導したが、10年後に日本の満州侵攻を皮切りに第二次世界大戦の勃発を防げなかったことを例に挙げた。
      (投稿者注:パリ不戦条約のこと)

      1938年頃に日本が第二次世界大戦を起こした(とグリーン氏が言った)んですって。
      ここも中央日報のねつ造くさいなー(満州事変は1931年)。

  • 更新ありがとうございます。

    コメントするのも馬鹿らしいなーと思ったのも事実なんですが、阿呆らしいけど米戦略国際問題研究所の上級副所長であるマイケル・グリーン氏が、こんな意識でいるのかと思うと、悲しくなります。

    ナニ?「農夫の息子」「菅氏は解決者」「日韓どっちもどっち論」?。日本と韓国を同じ仲間の如く、並べ立てるように書くな。極東人でもまっったく別物で、理解し合える部分は無い。

    日韓関係の悪化について米国の責任を、グリーン氏は完全に無視している。慰安婦合意もオバマ氏時代のバイデン氏の圧力があった。 いつも民主党政権の時は米国も対韓対中政策が甘いネ。

    言っとくけど、日米関係はここ8年間ほど、大変な蜜月時代だった。菅氏も同じ路線を引き継いでいる。韓国はどうだ?李明博に朴槿恵に文在寅、米韓関係は悪くなる一方だよ。特に今の文は米国をはじめ、自由民主主義諸国の敵国である。貴方は、何をいったい研究してるのか!

  • 毎々の執筆、ありがとうございます。

    CSISのホームページで記事の原文が無いかなぁ。と探してみたのですが、探し方が悪いのか、見つけ出せませんでした。
    https://www.csis.org

    元々の論考を寄稿したマイケル,J,グリーン氏はCSISでは副所長兼日本ディベート議長にあるようで、同じくCSISには、ボニー,チャン氏(中国電力プロジェクトフェロー)やスー,ミ,テリー氏(ソウル出身でCSISでは韓国ディベート議長)という中韓系と思わしきメンバーもおります。
    想像の域を超えませんが、マイケル,J,グリーン氏は韓国サイドの意向を汲んで 自転車の修理ばかりしている氏の仰るような発言(寄稿)をしているのかなと思われます。(お金ですかね?)

    なお、HP内にはWeb_Project内のBeyond_Parallelに米韓同盟の今後に関する寄稿もあるようなので、時間のある時に読んでみようと考えています。

    失礼致しました。

  • 記憶している限りでは、マイケル・グリーン氏と言えば、日韓間の問題についてはいつでも韓国の肩を持ち、日本側の自制と譲歩を求めてきた人であるという印象があります。これまでも時々韓国を非難するような文章を書いたこともありましたが、その時も「*あの*グリーン氏が韓国を非難するのだからよほどのことなんだろう」と思ってました。
    そのような観点で見ると、今回の文章のように日韓双方の自制を求めるというのは、日頃のグリーン氏のスタンスからすれば、むしろ日本寄りの文章であるとすら思います。さすがのグリーン氏も、現在の状況を日本側のせいだけにはできなかったということなのではないかと。

    もっとも、中央日報はグリーン氏に限らず元々の論旨を自在に捻じ曲げることで定評があるので、どこまで元の論旨が反映されているのか一概には言えませんけど、その中央日報の手腕をもってしてもこの程度までだったとも言えます。ということは、かつてのようにアメリカが日本側にだけ譲歩を求めてくることはないのだろうなという観測が成り立つでしょう。
    アメリカという国の成り立ちを考えると、たとえどれほどの親韓派であっても、裏切者を擁護することはできません。そして、現在の韓国政府が日々裏切者としての実績を積み重ねていることを考え合わせると、アメリカがいつ大きな決断を下すのか、あるいはすでに下しているのか、おそらく遠からず判明するのではないでしょうか。

  • 「日本がまた韓国を排除!」日本政府が中国に対抗する為技術先進国で構成された輸出規制協議体を設置、しかし韓国だけ除外 

    シンシアリーさんのブログより
    https://sincereleeblog.com/2020/09/27/whywhy/

    日本政府は、技術先進国だけで構成された輸出規制協議体を設置し、中国を牽制する案を米国や英国、ドイツなどに提案する方針だ。韓国は、日本が構想する協議体に招待される可能性は低いものとみえる。

    日本経済新聞は27日、日本政府が人工知能(AI)と量子コンピューターなど最先端技術が中国の軍事力増強に活用されることを遮断する為、最先端技術を保有している国が一堂に会して輸出規制標準案を作ろうと提案する計画だと報道した。

    韓国政府「許せないニダ! 何で韓国を排除するニカ??」
    日本政府「だって『先進国」って、言ってるだろ。」

    • 匿名希望の平民さま
      先端技術は安全保障と同じという観点から、技術先進国だけで構成された輸出規制協議体を設置するという考え方は、正しいと思います。
      今の国際情勢なら、言い出しっぺが日本の方が、アメリカ主導よりも、話が纏まり易いと思います。
      さて、除外される韓国ネット民は、「韓国の方が日本より技術先進国だから、除いたのだ」という考え方の様です。
      QUADの件で韓国は、中国からの経済制裁が怖くて加入する事が出来ません。米中の選択をしなくとも、選択をしない国を増やして、韓国外交の可動域を広げる願望を持っています。
      韓国はリスクが頭に無い国だから、選択しない事で、先端技術が入って来なくなる(例えば半導体製造装置)事は、結びつかないでしょう。
      将来は、多分協議体のメンバーの国の中だけで、機械や原材料が流通して、半導体や最終製品の供給先も、アメリカチーム側に付かないと、供給されない様になると思います。
      韓国が選択しなくとも、大丈夫だと考えていた事が、時間と共に徐々に削られて行くんだと思います。
      必ず「日本が悪いニダ」の話になる案件で、明日の韓国新聞には、僻み丸出しの記事が、出て来ると思います。
      変な大学教授が、韓国の何とかランキングは、日本より上だから、韓国は先進国で、参加する資格が有るとか言い出すんじゃ無いかなぁ(妄想)。

  • 卑劣と来ましたか…(笑)
    日本の皆様には嫌われ者のマイケル・グリーン氏、ブッシュ政権時の大統領補佐官を務め、安倍晋三前首相とは懇意にしていて、良く言えば日米のパイプ役、悪く言えばジャパン・ハンドラーズの有力な一人と目されている人物です。
    ですが、少しは氏を弁護してみたいと思います。

    この記事を取り上げなくては、マイケル・グリーン氏に対する評価は片手落ちとなるでしょう。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/db00a4b13e15661f6753272d784007bc0825c00a
    米国の日本専門家が安倍首相に送る最大級の賛辞

    「安倍首相は、米国、インド、オーストラリアが熱心に支持し、南アジア、東南アジア、欧州の多くの国々も歓迎している“自由で開かれたインド太平洋の大戦略”を確立した」
    「海洋民主主義国の緊密な協力によって支えられた自由で開かれたインド太平洋に対する安倍氏のビジョンは重要な意味を持っており、米国、オーストラリア、インドのアプローチを組み立てる役割を果たした」

    最後に「安倍氏の後任候補の中には、同氏と違う方向性を提示している者は一人もおらず、それこそが、安倍氏の遺産を示す最も重要な証拠と言えるかもしれない」と述べています。
    『安倍氏の後任候補の中には、同氏と違う方向性を提示している者は一人もおらず』(笑)
    いやはや、最後まで日本を罠に嵌めようという執念、この老獪ぶり…(笑)

    https://www.asahi.com/articles/ASN8033S4N8YUHBI029.html
    米国から見た安倍外交の功罪 一致した識者2人の評価
    ワシントン=園田耕司2020年9月1日15時00分
    ■マイケル・グリーン氏 元国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長
    日本の外交政策において、安倍首相は吉田茂元首相以来、最も重要な政治指導者だったと思う。小泉純一郎元首相も日本に自信を取り戻させたという意味で非常に重要だったが、安倍氏の外交政策の成果は、数十年にわたって続くものだ。
    まず対中政策においては、安倍氏は、日本が中国に「いじめられる」存在ではないことを実証した。中国は当初、アジアと国際社会で安倍氏を孤立させようと試みたが、安倍氏は国際社会において日本の方が中国より信用される国であることを示し、打ち勝った。

    『安倍の葬式はウチで出す』と宣言した朝日新聞ですら、ネットに取り上げられないよう間隙をぬって、こんな記事を出しています。(笑)
    果たして、マイケル・グリーン氏は日本と韓国のことについて何もわかってないのでしょうか?

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