本稿は、例の輸出管理適正化措置を巡る、ちょっとした雑感メモです。
例の輸出管理適正化措置を巡り、昨日、こんな記事を発見しました。
輸出規制巡り「日本から対話要請ない」 WTO提訴手続き継続=韓国政府
日本が半導体材料などの韓国に対する輸出規制強化を発表してから1年を迎えた1日、韓国産業通商資源部の羅承植(ナ・スンシク)貿易投資室長は6月の輸出入動向に<<…続きを読む>>
―――2020.07.01 14:38付 聯合ニュース日本語版より
羅承植(ら・しょうしょく)貿易投資室長と聞くと、先月の『【速報】韓国、対日WTO提訴再開』でも紹介した、例の「対日WTO提訴再開」の報道発表をした人物だとピンと来た人もいるかもしれませんね。
聯合ニュースによると、羅承植氏は昨日、彼が「輸出『規制』」だと言い張る措置を巡り、次のような趣旨の発言をしたのだそうです(※わかりやすさのために番号を付したほか、原文の意味を変えない範囲で、日本語表現を整えています。ただし「輸出規制」という表現の誤りについては原文のママです)。
- ①日本が一方的に対韓輸出規制強化措置を発表して以来、わが国は官民が団結し、関連品目の輸出・生産に大きな支障をきたすことがないなどの成果を収めた
- ②こうした我々の努力に見合う速やかな原状回復措置が必要だ
- ③我々は日本との対話継続を希望しているが、対話に関してまだはっきりといえることはない
- ④日本の対韓輸出規制を巡る世界貿易機関(WTO)への提訴手続は日程通り進める
なんとも不思議な発言ですね。
①については、彼らが常に口にする表現であり、要するに、「日本の輸出『規制』でわが国はまったく困っていない」、というものです。しかし、自然に考えて、「困っていない」のなら「原状回復措置」など不要でしょう。②については①から論理的に飛躍しているのです(というか、支離滅裂です)。
ただし、今回の彼の発言で気になるのは、③と④です。
これについては、そもそも論として、日本が韓国に対して輸出管理上の政策対話を求めていたこととの関連が気になります。つまり、非常に気になるのは、日韓政策対話がどうなるのか、という論点です。
この点、勘違いしてはならないのは、韓国が求めているのは、彼らが「輸出『規制』」だという措置の原状回復・全面撤回に関する協議ですが、日本が求めているのは、日韓の輸出管理に関する定期的な政策対話です。
もしも今回の韓国によるWTO提訴を契機に、日韓の政策対話自体が滞るようなことがあれば、日本は韓国の輸出管理上のカテゴリーを、現状の「グループB」に維持しておくことすらできなくなるように思えてなりません。
また、韓国が日本を提訴している理由は、日本が韓国を「(旧)ホワイト国」(現「グループA」)から外したことではなく、あくまでもフッ化水素など3品目を包括許可の対象から外したことにあります。「ホワイト国外し」については韓国は何も提訴していないのです。
そう考えると、日本が韓国を「グループB」からさらに引き下げたとしても、韓国はこれに対抗手段を持っていないということでもあります。あるいは、韓国のために「グループK」(たとえば「ワッセナーアレンジメントに参加しているが信頼できない国」)なんてものを創設しても良いかもしれませんね。
View Comments (27)
繰り返しになりますが・・・
「うりはグループBでもグループKでもないニダ。グループ特A[特ア]ニダ。」
イーシャさま
特A(とくあ)グループにすると彼の国が宗主国様に忖度して難色を示すやもしれませんね。国民レベルでは宗主国様と対等と喜びを爆発させるかもしれませんが、政府は後の仕打ちを怖れて尻込みするのでは?…と推察します。
(ま、G7?G11?G12?だかの際の諸手を上げての浮かれようを見せつけられると、小生のとんだ思い違いなのかもしれませんが…)
ここはやはり彼の国無双のKを冠しては如何でしょう?
「日本ではKは金(ゴールド)の頭文字であり特別な扱いである。また、噂に名高いK防疫を称える意味ももつ。」…と記者会見でボソッと呟いておけば大丈夫ではないでしょうか?
いよいよ、「り国」独自のグループ設定ができるかも。
かの国は日本が大人しくしていると増々つけあがる。
やられたらやり返すべし。
グループは北と同じランクにして、文ちゃんの反応を見たい。
「グループK」の定義は、意味無く何にでも頭にKを付けて、ホルホルする国となるでしょう。
今日7/2の朝日新聞社説
対韓輸出規制 「徴用工」解決へ行動を
https://www.asahi.com/articles/DA3S14533675.html?iref=pc_rensai_long_16_article
は用語の使い方、主張の趣旨ともに何処の国の主張ですか、何処の国を指示するのですか、その社説の根拠はどこにあるのですかと問い詰め続けたくなる内容でした。
Nobodyさま
簡単な文章ですね。
頭を使わずにすぐに書けそうです。
だがちょっと待って欲しい。
日韓で協力できる分野は有るけど、韓国で無いといけない理由は、有りませんよね。
冷静な議論が必要だと思います。
省エネレスでした。
だんな様
ホント、webから文章を拾ってコピペして並び替えただけのような社説です。
社説って新聞社の意見表明であったり提言のはずなのに、手間をかけずに字数だけ埋めたごときお手軽な文章。
ついついオールドメディアの劣化というフレーズが頭に浮かんでしまいます。
新聞社って紙面を作るときにウラをとったり、議論を重ねたりしなくなっているのでしょうか。そう疑いたくなりました。
Nobody様
朝日の社説は独特のリズムがありますね。見慣れた安定のいつもの型のやつです。
今回、音読を試してみましたが、やってる途中で吐き気がしました。心が一ミリも動かされませんでした。
ウリの提案した「グループD列外」(韓国)は却下ニカ?🐧
更新ありがとうございます。
日本が求めているのは、日韓の輸出管理に関する定期的な政策対話です。措置の全面撤回や日本は謝罪を!徴用工判決の報復するなッではありません。
日本と対話しないなら、グループBからグループKへ、まっしぐら!(笑)
ま、実際にはグループDですネ。韓国さん、お気に召しますか?火病起こさないで下さい。なんなら人的交流据え置き、金融凍結、断交という「レアカード」もありますが。「次はウチのターンだ!」(笑)。
グループD...
「オレは、高句麗エンジンの血統に脈々と流れ続けている、裏切りのスピリッツが好きなんだ。」
「反日全開が韓国の基本だ!」
「1万1千回まできっちり嘘つけ!」
「レットゾーンまで吹き上がるこの嘘… この陶酔感、死ぬほどいいぜ! たまんねぇ!!」
by しげの秀一
言っておくが、オレはこれが対話だと思っちゃいない。
先進国を奢るための制度と軍事転用を防ぐための制度は何が違うのかを、お前に教えてやる。
これはセミナーだ。
「頭文字K」ニダ。
間違いないで欲しいニダ。
阿野煮鱒さま
バリバ・・・じゃなくて
「ホルホル伝説」でしょうかね(笑)
越中憤怒士さま
シンプルで、良いと思います。
座布団2枚で。
だんなさま
座布団ありがとうございます(^0^)/
3月に開催された輸出管理政策対話で、アチラさんは管理体制に関する法制度の整備、組織・人員などの体制の充実を進めたことを説明したようですね。
日本側もソレには一定の評価をしたものの、効果的に輸出管理に反映されるか実効性を確認しなければならんでしょーが、という当然すぎる姿勢を崩さなかったので、アチラさん的には格下国によるマウンティングが許せんとかそういうレベルなのでしょう、WTO提訴は。
梶原経産相も対話のテーブルに戻れコノヤロー、とか言ってますが再開は無理でしょうね。
×梶原経産相
〇梶山経産相
・・・あれ、ひょっとして韓国は
「対話」の定義も変えようとしていたりします?
WLTさま
最初から対話を協議だと、言い張ってましたやん。
だんなさん
あっ・・・
本当ですね(顔曇)
>①日本が一方的に対韓輸出規制強化措置を発表して以来、わが国は官民が団結し、関連品目の輸出・生産に大きな支障をきたすことがないなどの成果を収めた
>②こうした我々の努力に見合う速やかな原状回復措置が必要だ
この2つの命題。以前から必ずセットで出てきますね。②はそのときどきで表現こそ変わりますが、「原状回復措置」すなわち彼らの言うところの「報復措置の撤回」を要求する点ではいつものワンパターン。誰かの思いつきがテンプレート化したんでしょうが、真っ当に考えれば、①が事実なら②は不要。②が必要なら①は事実ではない、ということになるはずです。
しかしカノ国の人間の頭の中では、この2つの命題が相矛盾することなくきれいに納まるらしい。だからこそ、②を要求するときには、ついでではなく、必然として①も主張するのでしょう。半島人というのはなべて論理的思考力に欠けるのかと思ってしまいますが、まあそれだけで説明してしまうのも変です。①と②が相互背反的ではない形で繋がる論理がないか、この間から考えていたのですが、とりあえず思いついたこんなのはどうでしょう。
公準A:半島人は日本人より道徳的高みにあり、また「経済」を除く社会的諸分野でも日本より遥か先を行く存在である(こう考えるときは、ノーベル賞受賞者数のはなしは視野の外に置く)。
公準B;日本人というのは経済的な損得が判断のすべてで、それ以外の価値基準をもたない人種である。
この2つの公準は疑いを差し挟むことができないドグマであって、幼児からの教育の効果もあり、少なくともそれに反する考えは、念頭にないというか、表に出てくることが許されない。そうすると、彼らがイメージする「輸出規制」問題の合理的解消というのは、次のような三段論法的流れにならねばならない、
第一段(前提):日本が狙った経済的ダメージは、われわれはとうに無効化した。
第二段(展開):したがって、日本はその措置を続けてももはや得るところはないばかりか、いたずらに我々の怒りを買って損するばかりである。
第三段(結論):ゆえに日本は速やかにその措置を撤回するのが利益に適ったことである(本音は:分かんねえかなぁ。格上のウリが、互いの努力でとまで表現だけでも譲ってやってきてるんだから、有難く思うニダ)、
伊江太様に賛同します。
確かに、韓国の主張が矛盾だらけで奇妙に見えるのは、基礎となる公理公準の相違ですよね。彼らのそれでは、韓国=無条件に正・善かつ無謬。日本=その対極。故に、韓国を困らせようとする日本の行動は全て悪行(不義)である。
なので、伊江太様が挙げられた、韓国の論理展開は以下のように書き換えも可能でしょうか?
前提 :そもそも日本の輸出規制は、正義を否定しようとする無謀な試みでハナから不義。
展開1:しかし我国は、それが日本の無知によるものと考え、この1年間温情を示し、寛容に接してきた。
展開2:けれど、その忍耐にも限度があり、不義は可及的速やかに正されなければならない!
結論 :従って、日本は、早急に悪戯のごとき抵抗を止め、潔く正義(韓国)に降伏(規制解除)しなさい!!
韓国さんにお願いしたいのは、何かを主張する時は、日本人にもそのまま理解可能なように、前提となる3K(=韓国型公理公準w)を端折らないで記述して欲しいということですね。余計な負担を押し付けないで欲しいです、ホントに。(笑)
伊江太様・はぐれ鳥様
こういう言い分に対して「大人の対応」で甘やかしてきたのが、道を誤らせる結果になったんでしょうね。
オイッ、日韓議連ッ、聞いてるか!
お二人とも人間扱いしすぎですよ、朝鮮人を。
ただ単に、馬鹿なだけ、24時間365日その場しのぎの嘘捏造人種が文字列を二つ並べただけ。
整合性などという難解なことなど分からない、それどころか整合性という概念そのものがない。
嘘に嘘を重ねるという高級技など朝鮮半島にない。
年がら年中三十秒前の嘘(その場しのぎ)と今の嘘(その場しのぎ)が真逆は当たり前の朝鮮人、整合性という発想そのものがない。