X

【読者投稿】韓国在住日本人が見た「韓国人のタイプ」

当ウェブサイトでは、先月から「読者投稿窓口」を常設化しました(投稿要領は『読者投稿の募集につきまして』にまとめております)。これについて、当ウェブサイトでは先週、「韓国在住日本人」というペンネームの読者様からの投稿をもとに、『【読者投稿】在韓日本人から見た韓国』という論考を掲載し、大好評を博しましたが、これについて、さっそくその「第二弾」をご寄稿いただきました。

大好評の読者投稿・第二弾

当ウェブサイトでは先月、「りょうちん」様というコメント主の方からの読者投稿を頂いたことをきっかけに、読者投稿窓口を常設化しました(なお、投稿要領については『読者投稿の募集につきまして』にまとめています)。

すると、さっそく「韓国在住日本人」様と名乗るコメント主の方から、在韓日本人独自の視点に基づく秀逸な論考をご投稿いただき、先週、『【読者投稿】在韓日本人から見た韓国』にて公表し、大好評を博したところです。

やはり、韓国という国を直接に知る立場であればこそ書ける内容であり、読んでいて本当に有益ですし、参考になる論考です。私自身も一読者として、「ぜひ、第二弾を読みたい」と強く感じていたところ、とてもうれしいことに、再びご投稿を頂くことが出来ました。

韓国在住日本人様からの冒頭メッセージは、次のとおりです。

皆様からの反響がかなりあり、小生も驚いております。というのも、小生にとって韓国人と関わる事はすでに日常化しているのでかなり新鮮味に欠けております。そんな内容で良ければと思い、第二弾を書いてみました。タイトルは「韓国人のタイプ」です。

いったいどのようなことが書かれているのでしょうか。韓国在住日本人様からの論考を、さっそく転載したいと思います。

(※これ以降が韓国在住日本人様からの投稿です。)

小生が思い描いていた韓国人とは

小生は韓国に来る前は韓国人との付き合いがほとんどなく、韓国人に対し特に考えたこともございません。諸氏の方々は日韓ワールドカップ等でのお話をなさる方もおられますが、元々韓国に興味が無かったのでワールドカップの時に何があったのかも殆ど知りませんでした。

小生の韓国行きが決まると周りから「大丈夫?」「虐められるよ」「襲われても知らないぞ」等々、あまり良い話は聞きませんでした。一瞬、悩んだ時期もありましたが、男子たる者一度口にした言葉には責任を取るべきと韓国に渡った次第です。

小生は「日本人は嫌われているので、韓国人は誰も絡んでこない」と思っており、身の危険を感じなければ後はこちら次第と思っておりました。

実際の韓国人は

実際に韓国で働いてみると韓国人にはいくつかのタイプがあることが分かってきました。

それは①日本人に対しとても友好的なタイプ、②仕事上の付き合いに留めるタイプ、③小生は問題ないが、日本が嫌いだと言うタイプ、④小生を含め日本人が嫌いなタイプ、⑤俺はエライと信じているタイプです。それぞれタイプごとに共通している部分があるのが中々面白いです。では解説してみましょう。

①日本人に対してとても友好的なタイプ

このような韓国人は常日頃から日本人と接しているか(例えば配偶者が日本人)、または外国で暮らした経験がある人です。特に日本で暮らしたことがある韓国人は日本での職場環境や仕事の様子が韓国とあまりに違うため、非常に違和感を持って働いている人がかなりいます。

韓国では会社で昼食をとる際に集団行動を取ります。つまり、一人飯が出来ない文化です。したがって2人前以上でないと注文が出来ない巷の飲食店も沢山あります。

しかし、日本の生活に慣れた韓国人にとっては「たまには一人でゆっくりと食べたい」と思う人が多く、昼飯時は会社で小生によく愚痴をこぼしていました。最近はかなり一人飯や一人酒が認められるようになってきました。

また、韓国では仕事への取り組み方が全く異なっており完全な上意下達です。したがって、上位者はただ「やれ!」下位者は「はい!」しかありません。反対意見はほぼ許されないことが多く、「自分の意見が言えない」と愚痴をこぼしています。

このような日本人に友好的な韓国人は殆どが高学歴を持っていますので、小生との会話や小生の考え方もかなり理解します。また、日本に対する悪意等も殆どありません(心の底ではどうなのか分かりませんが…)。人間的にも申し分なく、韓国人の中では非常に稀有な存在です。

②仕事上の付き合いに留めるタイプ

このタイプは多いです。

そのほとんどが韓国の大学以上を卒業し韓国で就職した人です。海外での生活経験はありません。したがって、日本人の本質的な考え方は理解しておらず、今まで付き合った日本人から推察したり、マスコミ等の情報で日本人観を構築したりしています。

しかし、結局は韓国人気質が抜けないため、深く付き合うとどうしても韓国人的な部分が出てきます。

このタイプは往々にして日本人に敬意を抱いています。それは、小生よりも以前に来韓した諸先輩方が伝達した日本式の考え方や仕事のやり方、知識等が素晴らしかったためです。

「日本人に聞けば大丈夫」「日本人が言っているから安心」と言った考え方が頭を支配しています。ですから、常に日本人の意見を参考にしようとしますし、何かあれば必ず聞いてきます。

ただし、付き合いが深くなると夜中や明け方に電話を掛けたり訪ねてきたりします。勝手に人の携帯やメールを見ます。日本語だから理解できないのに、気になって仕方がないのでしょう。

韓国はいわゆるパーソナルスペースが日本と比べかなり近いです。これは男女を問わないので、このタイプの女性がいると、たまにくっつかれたり触られたりするため、勘違いをする日本人がセクハラで問題になったりします。

このタイプの韓国人は心の底では反日ですが、日本が好きという気持ちがそれを上回っているため、そのような行動を取ります。実際に日韓間の諸問題を聞くと、ほぼ全員が「日本は過去に悪い事をした」という答えが返ってきます。仕事上付き合うには善良な韓国人といえるかと思います。

③小生は問題ないが、日本が嫌いだと言うタイプ

このタイプは最近かなり減ってきました。

それというのも、韓国のマスコミが日本の実情を報道し、さらに日本旅行が拍車をかけているので、露骨に日本が嫌いだと言う人は少なくなったからです。ただし、何故か安倍総理だけは嫌われています(笑)。

このタイプは学歴が高くても大学、短大卒レベルで初めて深く話しをする日本人が小生の場合です。また韓国企業で働く日本人は韓国語が殆ど喋れないことも、日本人と会話する方法が無い理由の一つです。

つまり、日本のことは学校やマスコミでしか入手しておらず、実際の日本や日本人に接する機会の少ない人です。

小生は人と話しをする際に最後まで聞いてから反論や自論を展開します(もちろん韓国語が流暢ではないのもあります)。ところが韓国人はとにかく「俺の話しを聞け」が多く、また少しでも自身の考えに沿わないことが語られると直ぐに話の腰を折るので、最後まで話しを聞いてくれる人がほぼいません。

したがって小生の様に人の話を最後まで聞く韓国人はごく少数ですので、特に若い韓国人は小生と話しをすると、いつも最後まで話せないフラストレーションがないのが非常に嬉しいそうです。

このタイプの韓国人はあくまで表面上の付き合いに留めておかなければなりません。根本的に日本が嫌いであることには変わりないので、仲良くなると必ず騙されます。特に街で近づいてくるこのタイプは男女を問わず警戒心を持って当たらなければなりません。即ち善良な韓国人でない場合が多いのです。

④小生を含め日本人が嫌いなタイプ

このタイプは何を言ってもワンパターンの答えしか返ってきません。会話などはもっての外です。皆さんが嫌韓ブログ等で見かける「日本がー」のタイプです。少し聞いていると分かるのですが、この手の韓国人は、学歴は高くなく(良くて短大卒)、年齢的にもご年配の方が多いです。

とにかく人の話を聞かず、自論を展開して悦に陥ってる感じです。大声、早口でまくし立て(小生の韓国語能力では聞き取れない場合も多いです)、論点がどんどんズレていきます。最後は「だから日本が悪い」と謎の勝利感に浸っています。

小生の経験上、このタイプは韓国でも多くありませんが(日本人と知ってわざわざ噛みついてもしょうがない)、もしかすると在日韓国人の方が多いかもしれません(一人知ってます)。こういうタイプはとても善良な部類には入れられません。

⑤俺はエライと信じているタイプ

じつはこれが一番厄介なタイプです。

ずば抜けて頭の良い人や社会的地位の高い人に多いタイプです。恐らく、日韓間の問題についても真実を知っています(例を挙げれば現韓国政府の面々)。

このようなタイプは人を見下しているので、同じ韓国人からしても非常に厄介です。ただ、社会的地位が高いため、否応なしに付き合っている韓国人も多いです。

前項のタイプはさしたる知識も思考力もないのでこっちから無視すれば良いのですが、このタイプは変に絡んできたりします。特に仕事の話し等を始めると「俺はノーベル賞も取れる逸材だ」とか平気で言ってきます。

議論をすると④の高学歴版といった感じで話しをします。半ば強引に小生の専門分野に引き込んで論破したりすると、後で色々と付きまとわれたりして面倒なことが起こります。

日本に対する悪意がない分、「善良か善良でないか」でいえば「善良な部類」かもかもしれませんが、小生は非常に苦手です。

韓国人と仕事をする際には

さて、小生の独断と偏見で簡単に分類してみましたが、一概にこれに当てはまるわけではありません。

なにせ韓国人の特徴として下に見られたくないというのがありますので、低思考力・不勉強であるにも拘わらず日韓問題や仕事のことで小生に議論を挑んでくる人もいます。論破すると「恥をかかされた」と言われかなり恨まれます。

仕事の関係上、韓国人と付き合う方もいらっしゃるかと思いますが、ある程度相手の本質を見抜いていれば、割と楽に切り抜けられることが多々あります(苦労しました…泣)。善良かどうかを見抜いて(といっても今でも騙されておりますが)、韓国人と接することをお勧めします。

駄文にて失礼します。

p.s. 新宿会計士様

小生への返信は難しいと思いますので、気になさらなくても結構です。また、内容が面白くないとお感じになれば破棄して頂いても結構です。取り扱いはすべてお任せします。

(了)

読後感

韓国在住日本人様の投稿は以上です。

私などは、「面白くて、またしても一気に読了してしまった」、というのが読後感ですが、正直申し上げると、「是非、第三弾、第四弾が読みたい」と厚かましいお願いをしたい気持ちも同時に出てきてしまいました。

こうしたなか、今回掲載した末尾の一文は、本来、投稿者とウェブサイト管理人の私信のようなものであり、当ウェブサイトに掲載するものではないかもしれませんが、それでもあえて掲載した理由は、韓国在住日本人様の人柄がにじみ出ていると思ったからです。

じつは、『読者投稿要領』にも記載のとおり、読者投稿を掲載する際には、基本的には当ウェブサイトから連絡を送信することにしているのですが、どうも当ウェブサイトが使用しているメールアドレスでは、韓国に対してメールを送付することができません。

今回の論考でも、オリジナルの文章を一部改変するなどしていますが(※といっても、漢字を平仮名に変更する、語順を入れ替える、といった微修正です)、こうした改変も投稿者の方の了解なく行ったものであり、本来であればとても失礼なことだと思います。

韓国在住日本人様からは、こうした細かい改変なども含めて「構わない」というお気遣いを頂いているのであり、本当に感謝以外の言葉が見つかりません。

いずれにせよ、もし差し支えがなければ、第三弾、第四弾、と、ご投稿を賜ると嬉しいと思う限りです。

新宿会計士:

View Comments (64)

  • 「小生がいつも最後に『駄文にて失礼します』と一言添えるのは、小生が物書きでもなくまた実際に誤字脱字多く、文章校正もきちんとできていない場合が多々あるため、自らへの戒めも込めて使っております。従いまして、これからも最後はいつものように〆させて頂きます」
    とのお言葉ではございますが、
    やはり、私は、
    「珠玉の言葉で綴られた眩しすぎる文章の最後を締めくくる『駄文にて失礼します』は哀しすぎる」
    と思わずにはおれません。
    しかし、
    「以後、お控えくだされば幸甚です」
    との僭越なコメントは致しませんので、ご理解くださるようお願いします。

  • 韓国在住日本人様、新宿会計士様、まことにありがとうございます。

    私がサムスンの会議室で経験したことですが、一人の韓国人が突然わめき机をたたく、という場面に遭遇したことがあります。その人はその会議の韓国側では高い地位にいる方で、周りの韓国人はだれもいさめようとはしませんでした。結局その人は席を立ち、会議は継続し、わが社が被害を被ることはありませんでした。

    品性あまりよろしくない嫌韓サイトで良く出てくるファイアー病の典型ですが、あとにも先にも私の少ない韓国人とのやりとりの中ではその人一人でした。

    実際のところ、そのような人に遭遇したことがありますでしょうか。あるとするならば、どれくらいの確率でしょうか。

    • 理系初老 様

       レス有難うございます

       >品性あまりよろしくない嫌韓サイトで良く出てくるファイアー病の典型ですが、あとにも先にも私の少ない韓国人とのやりとりの中ではその人一人でした。
       >実際のところ、そのような人に遭遇したことがありますでしょうか。あるとするならば、どれくらいの確率でしょうか。

       正直に申し上げてかなり多いです。小生が分類したタイプで④と⑤はこのタイプです。しかも、会社の上層部となれば⑤の確率がかなり高いです。とにかく最後まで話しを聞かず、途中で大声で喚き始めると手が付けられません。冷静なmeetingなど出来ない場合が殆どです。

       駄文にて失礼します

      • 韓国在住日本人様

        お忙しいところまことにありがとうございました。心より御礼申し上げます。

      • 韓国在住日本人 様

        この度はご投稿を賜り、大変ありがとうございました。
        こんな場で私信というのも変ですが、心より感謝申し上げたいと思います。

        引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメント、そしてお時間の許す限りにおいて、ご投稿を賜りますと幸いです。

      • 韓国在住日本人様

        二人の日本人ビジネスマンから聞いた話は、まだ序の口レベルでした。
        一人の方は、日本企業の韓国駐在の方。30年前に聞いた話です。
        「韓国の飲み屋では、灰皿が飛び交っていますよ。」
        どうやら、相手の話が気に入らないと灰皿を投げ付け合うという事でした。それが、あちこちのテーブルで行われている日常茶飯の風景であるとの事でした。
        二人目の方は、韓国企業の日本事務所に勤めていた方。20年前に聞いた話です。
        「朝9時に会社に行くと、ドアを開ける前から怒鳴り声の応酬が聞こえてくる。ドアを開けると、韓国人幹部達が、椅子を投げ合って怒鳴り声で言い合いをしている。それが9時30分迄続く。毎朝。」
        この二人の方の話は、日本人から見ればなかなか信じ難いことなので半分くらいは、そうなのかなあと思っていました。
        しかしながら、韓国在住日本人様のお話を加えると、本当にあった事で、しかも、日常茶飯の風景であると思わざるを得ないようですね。

  • 韓国在住日本人 様

    さすがですね。感服します。論理的で説得力があります。冷静な観察力。気取らず簡明な文章。抑制した表現。フラットでナチュラルな価値観。ブログ主様がおっしゃるようなお人柄。見習いたいと思います。

    特定の共同体に属する限り、相応の共通認識を持たざるをえません。あ、だめだ。こういう「気取った物言い」になるのが私の悪い癖。「見習いたい」といいながらすぐこれですw

    日本にも韓国にも、その場所ならではの感じ方や考え方があります。とはいえやはり人はそれぞれですよね。若くてそれなりの学歴で現地の旅行経験があるような、言ってみればフレキシブルな感性と現実的な経験と充実した情報環境があれば、意外に我々はわかりあえるものなのかもしれません。

  • 韓国在住日本人様、第2弾楽しく読ませていただきました。ご苦労お察しいたします。私にはとても務まりませんです。ブチ切れるか、病気になりますね。

    ハッキリ言えば、殆どがクズとかカスじゃござんせんか?個人の集合が国家になるわけですので、当たり前と言やぁ当たり前ですが。あなたのような方が居て下さるお陰で、韓国人に少しでも「日本人というものがどんな人間か、理解してもらえる」わけで、有り難いことです。

    日本人と見れば騙しに来る奴が多い中で、仕事で行くならまだしも、嫁に行く日本女性はどれだけ悲惨なんでしょうか、胸が痛みます。一時の激情に燃え上がって(大抵の場合周囲の反対を押し切って)後々後悔する女性も多いでしょうに・・・と案じます。にっこにこの方はいいんですけどね、ご苦労なさってる方の方が多いんじゃないでしょうか?こんなことを言えば、人種差別主義者のレッテルをバッチリ貼られてしまうんでしょうが、「韓国にお嫁に行くのだけは止めましょう!!!ね、お嬢さんたち!」

    • 韓国嫁入り、といえばコチラの「えだまめ」さん何度か紹介させていただいております)。
      女性目線での韓国人の気性、社会への風刺に満ちた文章、なかなか参考になります。

      https://ameblo.jp/edamamemame/

      特に「お姑様ぴょななげさせよ」というテーマ、是非読んでみてくださいませ。

      • 悪寅狗様 レスありがとうございます。これはどうお読みするんですか?

        えだまめさんのブログは、ここでどなたかが紹介されているのを見て既に1度お邪魔してました。
        時間がないのでそんなに沢山読んだわけではありませんが、面白かったのでそのうちまたお邪魔するつもりでした。姑さんのテーマは読んでませんでしたのでこの度拝見しましたが、可哀想過ぎて1個でもうお腹一杯になりましたです、ハイ。

        私は浅はかにも、何でここまでして・・・って思ってしまいますが、旦那さんがお好きなんでしょうね。私が女なら無理です。大和撫子は強いですねぇ~。

        • ampontan様

          “おいんく”とお読みください。意味はお調べいただければ…

          えだまめさんの韓国姑の話、韓国人のメンタリティを理解する一助となると個人的に思っております。韓国在住日本人様同様、現地からの情報は本当に貴重で参考になります。

  • 第二段ありがとうございます。
    「俺の話しを聞け。」そして「論破されると恨まれる。」
    韓国の新聞みたいです。

    もしそんなタイプが近くに日本人としていたとしたら、自分を守るため目もあわさず、関わらないないとおもいます。恨まれるというのは、ちょっとひどい。話しもできないです。

    一番目のタイプの人が韓国で大多数になれば、国としても付き合いあって良いかとおもいました。

    当分は無理だとおもいます。

    第三段もぜひお願いいたします。

  • 韓国の方とビジネスの経験はそれほど多くはないのですが、この分類はとても共感できます。もう30年くらい前ですが、日本と貿易している方には①の方が結構いらっしゃったように思います。そのような方とは本当にいい仕事をさせていただきました。植民地時代を直接経験されている方、そしてその子供という方も多かったのですが、親日的で植民地時代を決して悪くは思っていない、そんな感じでした。私の中の日韓関係のイメージが大きく変わりましたね。
    それと同時に、②の方も多かったな〜。30年前は女性社員が対応されることはほとんどなく、男性社員でしたが、パーソナルスペースがすごく近いというか、男同士でちょっと・・・、と、日本人には抵抗感がありました。また、1回飲みにいけばその後はいくらでも無理を聞いてもらえる、くらいに無茶振りされることも多く、とても困りましたが・・・。

    そして⑤の方、その当時はとても多く、当時役職のなかった私は結構嫌な思いをしました。日本の体育会系とも異なる、一種独特な雰囲気ですよね。韓国は儒教文化に加え、徴兵制なので、上下関係が厳しい軍隊経験がそれに拍車をかける、と聞いたことがあります。軍の先輩を頼ってその後輩と営業に行くと、後輩は先輩が来るまで応接室の外で直立不動で待ち、先輩から部屋に入って座れと言われるまでそのまま外で待ち続けていました。話が終わった後も、こちらが訪問客なのですが、先に立ってドアを開け、先輩を送り出してから自分たちが帰るという感じで、上下関係の厳しさを感じましたね。その後輩の紹介ですから、まあ、こちらもそれと同レベル、という扱いで・・・。
    ③、④の方とはあまり関わることはなかったです。これは住んでないと分からないことなのでしょうね。

  • わたしが接したタイプは1,2,3,5がほとんどでした。在韓日系企業にいる層には4の階層は少ないのかもしれませんね

  • 第二弾ありがとうございます。

    幸運なことに、私が直接知る韓国人の多くは、日本に来て働いている超エリートさんで、日本語がご堪能のです。そういう韓国人だけを見ていると「韓国人は知的で謙虚で素晴らしい」と勘違いしますが、前もって低学歴・超反日の韓国人をリモート観察しておりましたので、変な親韓にはなりませんでした。

    今だと、みずきさんのところで、底辺層の韓国人の考えを観察できます。

    みずきさんといえば、ホンイクピョ共に民主党チーフスポークスマンの発言「これを口実に、日本政府が韓国の経済報復措置をとることは、過去の戦争犯罪の否定であり、国際社会の人権と良心の正面からの挑戦」が紹介されていました。

    ひと言でいえば「イルボンは韓国の道徳的優位性を認めるニダ」です。韓国が「日本には何をしても許される」と判断している根拠です。

    今後、韓国からの反撃は、この「道徳性」に収斂していくと私は予想します。他に有効な手段を持たないからです。国際社会に向かって“sex slave”だの“forced labor”だのと叫ぶ声がいっそう喧しくなると思われます。

    外務省の皆さん、あなた方の出番です。ちゃんと仕事してくださいよ。

    • 阿野煮鱒 様

      >外務省の皆さん、あなた方の出番です。ちゃんと仕事してくださいよ。

      私もそう思います。

      外務省に関してはご存知のとおりいろいろ噂がありまして、一体どこまで信用できる役所なのか、やる気があるのか、本当に日本や日本人のために真面目に仕事をしているのか、そんな根本的なところから疑いを感じさせる省かと思います。

      外務省に信頼を置けないという現状は、日本人としては相当に不幸であると思いますが、もう少し別のあり方があるのか、あるいは、機密を洩らせない仕事の性質上、理解されないのが当然と考えるべきなのか、我々が本来業務以上に期待しすぎているのか、そのような基本的な疑問からどなたか教えてくださる方がおられないものでしょうかね。

      • 以前、チキンサラダ様が、外交官というものは親善友好のために働くものだから、「仲良きことは美しきかな」(みつを、じゃないや、武者小路実篤)になるのは当然、というようなことを仰っていました。私も基本はそう思います。

        しかし、親善友好を何のために行うかと言えば、国益を守るためです。戦争も外交の一手段とは言われますが、戦争による国力の消耗は甚大であり、国益の対立はできる限り話し合いで解決した方がよいから外交官の仕事があるのです。

        ところが、日本の外交官は、親善友好のためなら国益を進んで売り渡します。そんなの仕事ではありません。ただの「みつぐクン」です。

        外務省職員は、全員マキャベリの著作を熟読していただきたいものです。

        • 何度か書いていますが、まずはおさらいから。

          基本的に外交官は他国に融和的です。
          そして、自国の人間からは融和的すぎると叩かれます。
          アメリカの外交官も、中国の外交官も、ロシアの外交官もそれは同じです。

          外交官の世界は特殊で、貴族文化を色濃く引きずったものです。その世界の人間同士でないとわからない機微がいろいろあります。
          そういう独特の世界、国を超えた独特の仲間意識がある人間同士でなければ、国益が激しく対立する外交交渉などまとめられないものなのでしょう。

          私は何回か外交官や外交官の卵、外交官の息子たちと数年間一緒に勉強したり働く環境にいたことがありますが、どの国の外交官にも共通する独特なものがあるのはわかります。日本でも途上国でも外交官は世襲が多いですが、幼少の頃からああいう環境にいないと、あの独特の世界の阿吽は学びきれないからでしょう。

          元々貴族はいなかった途上国でも、外交官の一族はヨーロッパの貴族のように特殊な家庭と環境にいます。単なるお金持ちというのではないです。語学と教養と特殊なメッセージの能力を持ってる人たちです。一般庶民から見たら、ただの嫌な人たちですけどねw

          中国や旧ソ連のような共産圏(建前上貴族はいないはず)でも、やはり外交官は貴族のような世界を構成しています。(ただ、共産圏の外交官は民主主義国家に比べてかなり押しが強いように見えます。)

          前置きが長くなりましたが本題です。日本の外交官は他国以上に融和的なのか。多分融和的なのだと思います。
          では、その理由はなにか、私が考えてるのは以下の6点です。

          1. (西洋式の)貴族文化の伝統が浅く、他国のペースに乗せられがち (欧州の反対)
          2. 軍事力行使のオプションがないので、融和せざるを得ない (アメリカの反対)
          3. 日本はインテリジェンス(情報機関)がほぼないので、交渉の武器に乏しい。(イスラエルの反対)
          4. 外交官を取り巻くシステムが国益を追求するようになっていない (チャイナスクール問題など)
          5. 日本人の性質として人が良すぎる。交渉が下手。(中国、韓国の反対)
          6. 国民全体が融和的。(日本以外の全ての国の反対)

          どれか一つの要因が飛び抜けて大きいということはないのでしょうが、少なくとも我々が効果的にできることは一つあります。それは、6. です。

          何度か書いてますが、外務省は世論にもかなり弱いのです。世論が慰安婦像に怒ってるとなれば、大慌てでなんとかしようとはします。(事前に準備をしてないので、成功はしませんが)

          外交官の悪態をつくだけでは何も事態は改善しませんが、「韓国には絶対に迎合するな。強硬な措置をとれ。」という世論が強ければ、外務省もそう簡単には融和的な姿勢はとれません。

          何で「世論」を測ってるかは微妙な部分もありますが、オールドメディアはまだまだ外交官にも大きな影響を与えています。ただ、最近ではネット世論も少しは斟酌されてるように見えるのは良いことです。(ネットの動きが、オールドメディアを動かし、それが外交官に影響を与えている、という間接的なものかもしれませんが)

          以上、御参考になれば幸いです。

  • とても、非常に、すごく興味深い内容でした。ご経験された貴重な考察を共有していただき誠にありがとうございます。自分も是非韓国社会を眺めるときの参考にさせていただきます。ご負担で無ければ続編をお願いしたく思います。ありがとうございました。

  • 韓国在住日本人様
    投稿ありがとうございます。 分類大変興味深く読みました。
    是非シリーズにしていただき、いつかは出版いただきたいです。
    日本人に対する屈折した認識(コンプレックスの裏返しの根拠なき優越感、根拠がないので、絶えずマウンティングをしかけないと不安になる)と同様に、在日の方に対する、NATIVEの認識分類も機会があったらお願いします。 福士や新浦などの在日の野球人が陰湿な差別にあい、俺たちの居場所は玄界灘にしかないのかと嘆いたそうです。 日本人に対してはお客さん扱いなので多少の手加減はあるかもしれませんが、在日の方には一切遠慮がないかと思います。Nativeからすると朝鮮戦争から逃げ出して、徴兵制が無く、経済力の高かった日本で、いいい思いしてけしからん(うらやましい)ということでしょうね。

    • 韓国在住日本人様。類大変興味深く拝読させて頂きました。

      > 絶えずマウンティングをしかけないと不安になる

      軍隊経験があるというだけで、未経験者に対しマウント取った気になっていると聞きます。

      > 在日の方に対する、NATIVEの認識分類も機会があったらお願いします。

      在日間でも、new comer と old comer の間で確執があるやの様に聞きますが、如何でしょう。

      > Nativeからすると朝鮮戦争から逃げ出して、徴兵制が無く、経済力の高かった日本で、いいい思いしてけしからん(うらやましい)ということでしょうね。

      それ以外に、、、

      反日教育を徹底させる為、一般国民が20世紀前半の文書を読めぬ様、漢字を廃止してしまいました。その副作用で、日本には「同音異義語」というのがありますが、それを上回る「同字異義語(当然、同音異義語だと思う)」が発生してしまいました。例えば、「素数」と「小数」が同字異義語らしい。おまけに、日本人の感覚では、ひらがなばかりの教科書ですから、韓国と日本で同一学習内容なら、日本の数倍の努力が生徒に求められてしまいます。だから、韓国は大変な学歴インフレですが、通貨のインフレが通貨価値の下落を招くのと同様の状態が、教育でも起こっているのではなかろうかと推察します。その結果、日本で教育を受けた者に対し、「楽しあがって」という感情が湧くのではないでしょうか。

      韓国の書店は、日本の書店と比べ、学習参考書のコーナーが倍以上あり、その分、それ以外の書のコーナーが少ない、原因と結果のどちらが先か判りませんが、未成年顧客が主体で、成年以上の顧客の割合が少ないと聞きます。朴槿恵さんは、韓国の書店を相手にせず、北京の書店を贔屓にしてたとか。

      という訳で、何かの機会に、インテリジェンスに関する話題も御聞かせ頂けると幸いです。

1 2 3