見たところ「映像」とやらは現時点では公表されていませんが、はたして韓国政府はそれを公表するのでしょうか?非常に気になるところです。その疑問に加えてもう1つ、私が現在、強く感じていることがあるとすれば、今回の「レーダー照射事件」の一件により、日韓関係はほぼ「道徳的価値観に基づく密室外交」から脱却し、「国際秩序に基づく公開外交」に変化したと見て良いでしょう。そうなれば、日韓のいずれが強いのか。答えは自ずから出て来るのです。
昨日、韓国政府が「日本の海自機が低空威嚇飛行を行った」とされる問題を巡って、産経ニュースに本日、こんな記事が掲載されています。
「威嚇飛行」映像公開か 韓国報道、国防省は「決定していない」(2019.1.24 12:32付 産経ニュースより)
掲載されたメディアは産経ニュースですが、配信したのは共同通信です。
これによると、複数の韓国メディアの報道では、韓国政府・国防省(※正式には「国防部」)が「威嚇飛行」の様子を撮影した映像の公開を検討しており、早ければ24日中(つまり本日中)にも公表されるのだそうです。
といっても、韓国政府報道官は24日の記者会見で、公開の有無については「具体的に決定していることはない」と述べたそうであり、実際、『韓国国防部公式チャンネル』を見たところ、該当する動画については現時点ではまだ公表されていません。
実際、公表されるのかどうかについては非常に気になるところです。
ただ、公表されたとしても、それが「日本の海自機が韓国艦艇に対して低空威嚇飛行をした証拠」になるとも思えません。せいぜい、海自機が飛行している姿がちょこっと映って、あとは雄大な(?)音楽が延々流れる、というのが関の山ではないでしょうか?
ただ、私はこの手の議論が出て来ること自体、日韓関係が新たな局面に入った証拠だとも考えています。
というのも、これまでの日韓関係では、お互いがお互いの行為に関する判断をオープンな場に委ねるということは、あまりなかったからです。
日韓関係は、これまで、「道徳的優位性に基づく密室外交」に支配されてきました。これは、韓国が「道徳的優位性」とやらを日本に対してゴリ押ししつつ、密室では「どうか韓国に配慮してくれないか」とお願いするという、非常に不透明で不健全な外交慣例です。
ところが、昨年12月20日に発生したとされる「レーダー照射事件」を巡っては、日本はその翌日の段階で事実を公表し、韓国側との協議が不調になったという時点で、レーダー照射を受けた哨戒機から撮影したとされる動画を公表。
さらに、韓国側が反論動画を公表するなどしたところ、今週に入り、ついに防衛省側は日本政府としての最終見解を公表し、この問題での協議を打ち切るという姿勢を示したのです。
こうした一連のプロセス自体、国際社会に対して「どちらの国の主張が正しいか判断してほしい」とお願いしているようなものです。
そして、国際社会がこれを判断するとなれば、判断基準は、韓国式の「道徳的な価値観」ではありません。
「国際法に照らしてどちらが正しいか」
です。
そうなれば日韓どちらの方が説得力を持っているのか。
答えは、じきに明らかになるでしょう。
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とりあえず、写真が公開されたようです。
水面が無いので、飛行高度は不明でした。
https://news.joins.com/article/23320550?cloc=joongang|home|newslist1
中央日報の記事です。
今の所、韓国語のみですね。
わはは。こんな笑い声が聞こえてくるような。幻聴?いや、毎日楽しませてくれるからこうなってもた。
アホ過ぎてびっくりですが、このアホさ加減はもしかしておとりで、他にもっと大きな秘密を持っているのではないかと思うようになりました。
すでに韓国内に核があるとか…
ようするにあれだろ、俺らに怖いぞ〜という気持ちにさせたいんだよな。あのBGMなんざそういう気持ちが伝わってくるけとな。だが笑ってまうだろ。
彼らを見てると普通に「もしかして他にもっと大きな秘密を持っているのではないかと思う」やまいに罹患するんですよ。鈴置さんがいい例。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
我々には、あの時、あの場所で何があったのかは、日韓双方が証拠を
示してくれなければ判断できません。(これは政府が出すとは限りませ
ん。菅内閣時代の尖閣諸島沖での中国船衝突映像のように、現場がリー
クすることもあります)
予想では(北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの、証拠写真のように)
偽造された写真(あるいは映像)が韓国側から公開されるか、あるいは前
回の証拠映像と同じく、第三国の一般人の感情に訴える予告映画風な映像
ではないでしょうか。
(ただし、これが国際世論を背景に日本政府に密室での交渉を迫る材料
にも、なりえるので注意が必要です)
駄文にて失礼しました。
画像見ました。思わず膝から崩れました。こんな動画が画像かはどちらでも良いですが、作戦本部長とか、外交部長官がよくも日本にあれだけ強気な発言を出来たな、と。呆れすぎて力抜けました。
写真です。
https://abematimes.com/posts/5613252?categoryIds=92058
コメントを失礼致します。
写真を見てきましたが…
可視光線の画像に映る航空機は航空自衛隊のP-3Cではありますが、他の方が書かれている通り、海面が写っていないため、高度については判断できませんね。
何となくですが、画面の比率(縦横)から推察するに、画面の下側をトリミング(切っている)しているような気がします。
「短いけど映像もあるよ」と言っていますから、その映像を待ちたいところです。
日本側は韓国側からの映像が公開されてから、映像を出すのかもしれませんね。
もしくは、時間が経ってから。
先に出すと前回の様に勝手に使われるうえに、こちらの手持ち材料がどれだけあるか教えてしまう事になりますからね。
失礼致しました。
「機械は嘘をつかない」そうですが、その機械を操っている人間が嘘をついているのでしょうね。
大昔にテレビで見た「インディアン嘘つかない!」という西部劇のセリフを思い出しました。
正直者の先住民をインド人呼ばわりして殺した白人はなんて悪い人たちなのでしょうね。白人が乗った幌馬車は先住民の「襲撃」を受けますが、彼ら白人が常に「正義」なので最後はいつも勝つというのが西部劇でした。何のことはない、白人の侵略を先住民が「専守防衛」してた図だったのですけど。
韓国人にも正直な人はいたかもしれませんが、そういう人の子孫はもしかしたら生き残ってないような気がします。わたしの心は曇っているかもしれません。
「韓国側があれだけの強気発言をしたんだから、明日こそは、決定的な
証拠を出すに違いない」と言ったら、山田君、座布団1枚、くれます?
「独断と偏見かもしれないと~」を忘れてるからダメです
はぁ。
これこそ「客観的証拠とは言えない」の極地ですね。
静止画だけに「動かぬ証拠」ニダ
「狼が来たニダ〜」
「本当か?」
「本当に狼が来たニダ〜」
「嘘くさいな」
「本当に本当に狼が来たニダー」
「プチっ、ふー」(鼻毛抜いて吹き飛ばした音)
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「上司がアホやと軍人やっとれん」(韓国海軍の本音)
24日の国防部の会見は、密室外交に戻してくれという叫びのように見えました。今回の低空威嚇飛行という苦し紛れを突っぱねられたら、仮にこちらが時間かせぎをしていたとしても勝手に詰んでしまうのではないでしょうか。
毎日の更新お疲れ様です。
そもそも韓国と北朝鮮三者立ち会いで何をしていたのでしょう?日韓共に公開出来ない程なのでしょうか?あの北朝鮮船では瀬取りはむろん高官もないでしょう。ならば工作員レベルの人材で非常に危険な工作を仕掛けていたか?