この時間に異例ですが、私たち日本人にとっては重要な「速報」をお伝えします。
拉致問題幕引きを許すな!
さっそくカードを切ってきた金正恩
先ほど米メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが、「北朝鮮が3人の米国人を解放した」と報じています。
Trump: North Korea Has Released Three U.S. Detainees(米国夏時間2018/05/09(水) 08:50付=日本時間2018/05/09(水) 21:50付 WSJより)
WSJの記事を簡単に要約すると、米国のポンペオ国務長官が北朝鮮を訪問した際に、北朝鮮が3人の韓国系米国人の身柄を引き渡し、彼らはポンペオ長官の飛行機に同乗して米国に戻る見込みだと、「トランプ大統領自身がツイッターに投稿した」のだそうです。
WSJは今回の措置を「敵対する2人の首脳の会談を控え、米朝間の摩擦のタネをあらかじめ除去しようとする狙い(to remove a source of diplomatic friction between Washington and Pyongyang ahead of a summit between the leaders of the two adversaries)」があると評しています。
日本人拉致問題を「なかったこと」にすることは許されない
今回の北朝鮮の「カード」は、明らかに米国の歓心を買うためのものです。ただ、あの北朝鮮がこのタイミングで、このカードをさっさと切ってきたことには、実は重要なメッセージが隠れていると見るべきでしょう。それは、北朝鮮がきわめて追い込まれている、ということです。
『【速報】米国のイラン核合意離脱と「PVID」、そして金正恩の焦り』で指摘しましたが、米国が突如、イラン核合意から離脱したことや、核兵器の「完全、検証可能、不可逆的な方法による廃棄(CVID)」の「C」(Complete)を「P」(Permanent)に置き換えたことなどが、強く響いたのでしょう。
これに加えて、拘束されていた米国市民をさっさと解放したことで、日本人拉致問題のトーンダウンを図る狙いもあると見られます。少なくとも米国との間では拉致問題を解決したので、米朝間では核合意だけつめれば良い、という浅ましい狙いです。
こんなことを許してはなりません。
たしかに現状、拉致問題は米国頼みですが、これにはきちんとした理由があります。それは、わが国には憲法第9条第2項という「悪魔の殺人憲法」が存在するため、日本軍が直接、北朝鮮に侵攻して、日本人拉致問題を強制捜査する、ということができないからです。
そうであるならば、米国が今回の3人の解放をもって「日本人拉致問題」への関心を失うことが最も警戒すべきことであり、逆に、米国に対しては「これに動じない」ように釘をさすことが必要でしょう。
本来ならば日本が解決すべき
ただし、無理を承知で申し上げておくならば、日本人拉致事件については、日本の国家権力が、その責任において全容を解明し、完全解決すべき筋合いのものです。なぜなら、被害に遭っているのは日本国民だからです。
具体的には、日本は捜査官を北朝鮮に派遣し、また、日本の捜査官の公務を妨害する北朝鮮政府当局者を排除・拘束するために、同時に日本軍を侵攻させる必要があります。場合によっては金正恩(きん・しょうおん)自身の身柄を拘束し、日本に連行しなければなりません。
それができることが国家として当たり前のことであり、それができない現在が異常なのです。その意味でも、日本に仇なす野党やマス・メディアを、1日も早く日本国民が自力で排除し、改憲を達成しなければならないのです。
そのことを改めて痛感した次第です。
View Comments (1)
< 速報ありがとうございます。
< PVID だけにマトを絞るよう、北朝鮮が謀ってますね。ポンペオ氏が急に訪朝したのは、拉致被害者引き渡しの為か。在米韓国人とのことだが、れっきとした日本人は何故帰さぬ!米朝会談では日本人救出を強く大統領にお願いするしかありません。
< 日本国が強く出れない(強硬に突撃し被害者を救出する)のは憲法9条第2項がある為。もっと以前、具体的には20〜40年前なら北朝鮮の武力も弱く、陸全師団と海空自衛隊ですぐに保護出来たでしょう。しかしその当時なら朝日始め左傾マスゴミと社会党始め左巻市民感情が『弱くて小さい北朝鮮に旧日本軍のように侵略した』として、内閣、保守党は持たなかったです。一般市民もまだ、そこまで理解が無かった。『何か他の方法があるんじゃないか』と。過去の事を言っても繰り言なので、とにかく今は護憲憲法を廃し、まともな国が国民を護れるようになって欲しいです。以上。
< しかし、決定的な言質をトランプ大統領に与えぬよう、慎重に話を進め、相手を怒らさない程度にまとめるつもりでしょうか。