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若い女性が圧倒的に支持:年代により不支持率0%も!

JNNの世論調査によると、18~29歳の女性に限ると、高市内閣支持率は90.9%、不支持率はなんとゼロ%(!)だったのだそうです。一般に内閣支持率は政権発足直後に高く出る傾向があるうえ、現時点で高市総理に対する高い支持率は期待という側面もあるため、過度な楽観は禁物ですが、それにしてもなかなかに興味深い結果です。

先日の『一部では支持率8割超!若者が高市内閣を支持する理由』では、高市早苗内閣に対する支持率が若年層ほど高い、という話題を取り上げました。わかりやすいのが、FNNプライムオンラインが配信した『BSフジ プライムニュース』の10月31日放送回でしょう。

動画の21:19~で取り上げられているのですが、メディア各社の調査で高市早苗内閣に対する支持率が若年層で高くなり、高齢層になるほどに下がる、という傾向が顕著だというのです。

詳しいグラフは動画で直接ご視聴いただきたいのですが、かいつまんで述べると、▼18~39歳で80%(読売)▼30代で86%(朝日)▼18~29歳で76%(毎日)▼40~50代で82%(日経)▼18~29歳で89%(産経・FNN)―――と、総じて若年層で高支持率を叩き出している、というのです。

ただ、高齢層になると、たとえば▼60歳以上で63%(読売)▼70歳以上で54%(朝日)▼70歳以上で53%(毎日)▼60歳以上で66%(日経)▼70歳以上で61%(産経・FNN)―――と、若年層とは対照的に支持率が下がる傾向がくっきり浮かんでくるのです。

このことから、高市内閣はおもに勤労層・現役層から支持されているということは明らかであり、その意味では安倍内閣と非常に似た構造を取っていることがわかります。

こうしたなかでもうひとつ印象的なのが、最新調査で支持率が8割を突破している事例が出ていることでしょう(図表)。

図表 内閣支持率(2025年10月~11月)
メディアと調査日 支持率(前回比) 不支持率(前回比)
読売・NNN(10/21~22) 71.0% 18.0%
共同通信(10/21~22) 64.4% 23.2%
日経・テレ東(10/24~26) 74.0% 19.0%
朝日新聞(10/25~26) 68.0% 19.0%
産経・FNN(10/25~26) 75.4% 19.1%
JNN(11/1~2) 82.0% 14.3%

(【出所】各社報道)

どの調査で見ても支持率は最低でも6割超、平均で7割超ですが、そのなかでも最新版のJNNによる調査では、なんと82%と8割台を叩き出しています。

もちろん、一般に発足したばかりの内閣は支持率が高めに出る傾向があるようであり、今回の支持率も一種の「ご祝儀相場」という側面もあるのかもしれませんが、それにしても驚きます。

そして、このJNNの支持率の内訳が出ている動画がありました。

動画の10:26~あたりを見ていただけるとわかりますが、支持率は次の通り、男女ともに80%を超えているのですが、とりわけ現役層女性からの高い支持が得られていることがわかります。

高市内閣支持率
  • 男性…80.5%
  • 女性…83.4%
女性の支持率の内訳
支持 不支持
18~29歳 90.9% 0%
40代 90.2% 7.3%

(【出所】TBS動画)

支持率90%台というのもさることながら、不支持率ゼロ%、というのは、シンプルに凄い話です。

史上初の女性総理が「うれしくない」、などと公言していた人もいることを思い出しておくと、いったいどっちが本当の世論なのか、気になるところです。

いずれにせよ、内閣支持率は内閣発足直後に高くなる傾向があり、また、高市総理・高市内閣が国民をがっかりさせるようなこと(例:大規模増税など)を行えば、支持率はすぐに落ちますし、だいいち政権が自維連立という微妙なバランスに乗っかっていることは忘れてはなりません。

ただ、高市政権が石破政権という負の遺産からのスタートとなったことを思えば、現在のところは過度に期待せず、過度に悲観せず、政策を是々非々で見守るのが正しい態度ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

新宿会計士:

View Comments (10)

  • どこの将軍様?!と思えるくらい、支持率がすごいことになっていますね。
    「うれしくない」などとお気持ちを表明している女性も、
    同調圧力に負けず、支持されるようにがんばっていただきたい。

  • 前々回の総裁選で高市さんに決まっていたら、80兆円アメリカに贈与することもなかった可能性が高い。自民党のどの議員が石破さんに総裁選で投票したのか。80兆円の責任は、石破さんに総裁選で投票した自民党議員が落選することで負う。
    スキームが具体的になると大問題になる可能性はありますが、原価側を日本で牛耳ることで、上手く難を逃れることができるかどうか。前々回の総裁選が悔やまれる。

  • 毎度、ばかばかしいお話を。
    フェミニスト:「18から29歳までの女性の高市総理への不支持率がゼロなんて間違いだ。石破続投支持の世論調査をみれば、分かるはずだ」
    反論できんな。

  • >若い女性が圧倒的に支持:年代により不支持率0%も!

    彼女の実現力にシンパシーを感じたから。
    若い心が ”惹” かれたから。(若+心=惹)

  • カミさんはどちらかと言えばリベラル寄りですが、今のオールドメディアの高市下げには怒り心頭のようです。ついでに言えば同じ女性として高市下げをしている一部の女性にも。

    彼等彼女等は完全に一般国民を敵に回したな… とカミさんを見ながら思う今日この頃です。

  • たまたま目にした高市政権高支持率に関する記事です。筆者は元大手マスコミ記者氏。
    分析と言うより感想に近いですが。

    窪田順生:「高市首相の支持率80%超」に首をかしげるアンチが知らない“首相の人柄”
    https://diamond.jp/articles/-/376463
    >ただ、個人的にはこの現象はシンプルに、首相就任によって高市氏の「人柄」が注目を集めて、それが思いのほか国民にウケただけの話ではないかと思っている。

    今の高支持率にはその要素もあるのだろうと思います。
    今までマスコミ上の露出を極度に抑えられてきた中で、受動的情報取得層にとっては首相となったために突然現れた新星なのだと思います。率直な語り口が新鮮に捉えられているのではないかと感じています。テレビや動画に出れば出るほど好感度が上がるやつ。
    当然、それだけでは長期持続するものではないとも思いますが。

  • ちょっとテーマズレですが、高市政権支持率絡みということで。読み物です。
    公明の連立離脱の選挙への影響についてですね。自民にとっては厳しい内容です。

    菅原琢の政治分析:公明党は「下駄の雪」ではなく「下駄」である
    ――延命装置が外れた自民党が生き残る道は?
    https://sugawarataku.theletter.jp/posts/5081d250-baf2-11f0-886a-eb80e1bf6219

    昨年の総選挙の数字を元に、公明票の「離脱率」「離反率」別に、幅を持たせて自民の小選挙区の議席減をシミュレートしています(図表2)。マスコミの予想記事がある特定の前提条件に決め打ちでしたが、これだとあれこれパターンを想定しながら眺められます。
    図表3にありますが、前回の自民の落選議員の最多帯が、当落ラインから-10~-20pt程度に位置しているそうです。自民支持率が多少回復したとしても過半数を伺うレベルにはほど遠いとしています。

    現実の選挙結果もそうなるのか、サプライズとなるのか、答え合わせはどうなるのでしょうかね。

    記事末尾の注意事項がどちらかのブログさんとそっくりでした。(笑)
    すばらしい。

    > ネット上での記事の部分引用はリンクを入れるという条件で自由に行っていただいて構いません。図表の転載も著者名と出典元を入れていただければ自由に行っていただいて構いません。当方の議論や分析の真似っこもOK。