メディアは権力を監視する側なのか、それともメディア自体が実質的権力として、国民から監視される側なのか―――。ネットの出現により、私たち一般国民のレベルでも、情報を「タテ」「ヨコ」「深さ」という3次元で捉えることができるようになりました。これまでメディアが独占していた情報を、一次ソースから私たち国民が確認できる時代となったなか、じつはメディア自体も監視される側に転落しつつあるのです。
目次
昭和末期のあるサラリーマンの朝
私の名は、凸山凹夫。東京近郊の●●線沿線に暮らす、何の変哲もないサラリーマンだ。
私の1日は、朝7時に始まる。専業主婦の妻が、私を起こしてくれるのだ。
妻は高校生の娘と小学生の息子も起こしつつ、朝ご飯を作ってくれる。今朝はこんがり焼いたトーストと紅茶、そして目玉焼きだ。私は寝ぼけまなこで食卓に着き、妻が取って来てくれた朝刊に目を通しながら、おもむろにテレビを点け、朝の情報番組をチェックする。
今日の天気予報は、曇りのち雨。よし、一応傘を持って行こう。
私は最新ニュースを新聞とテレビの両方で確認しているのだが、連日のように、天皇陛下のご容体が芳しくないと報じられている。もしかして、私が生きている間に昭和時代が終わってしまうのだろうか?やや不謹慎だが、天皇陛下が崩御された場合、昭和が終わり、新しい元号が始まるのだろうか?新しい元号はなんだろう?
そんなことを考えながらも、私は朝刊を閉じて会社に行く支度を始めた。私はいつも朝7時半に家を出るが、ふとテレビの画面を見ると時刻は7時24分を回ったところだ。やばい、急がなきゃ…。
急速に変わるメディア風景
新聞購読率は5割…部数も激減中
これは、一見何の変哲もない朝の風景ですが、ひとつ違和感を覚える箇所があるとすれば、それは「何の変哲もないサラリーマンである私」さんが「朝起きて食卓に着き、おもむろに新聞を手に取る」という部分かもしれません。
昭和時代、あるいは平成時代も中期ごろまでは、多くの家庭が新聞を定期購読しており、朝起きたら自宅に配達されている新聞を手に取る、という人も多かったはずです。
ところが、まずはこのシーンが変化しているという家庭も多いのではないでしょうか。
たとえば『高市時代を象徴するメディア危機』でも取り上げたとおり、(公財)新聞通信調査会の最新の調査によると、直近(2025年)の新聞購読率は5割と調査が始まった2008年度(88.6%)以来の最低を記録しています。
また、当ウェブサイトでよく取り上げるとおり、(一社)日本新聞協会が公表する新聞部数のデータについても、最盛期と比べて半分以下に落ち込んでおり、とりわけコロナ禍以降は新聞部数が毎年数百万部というレベルで落ち込んでいます(図表1)。
図表1-1 新聞部数の推移(セット部数を1部とカウントした場合)
図表1-2 新聞部数の推移(セット部数を2部とカウントした場合)
(【出所】一般社団法人日本新聞協会データをもとに作成【※1999年以前に関しては『日本新聞年鑑2024年』、2000年以降に関しては『新聞の発行部数と世帯数の推移』】。「合計部数」は朝夕刊セット部数を1部とカウントした場合、2部とカウントした場合の両方のパターンで示している)
同協会のデータでは、朝夕刊セット部数を1部とカウントする方法と、セット部数は朝刊・夕刊1部ずつ、合計2部とカウントする方法がありますが、いずれの方法によったとしても、新聞部数が猛烈に落ち込んでいることに違いはありません。
あくまでも想像ですが、とりわけ現役のビジネスマンの家庭では、紙媒体の新聞を定期購読しているという事例は決して多くなく、むしろ少数派に転落しつつあるのではないでしょうか?日経新聞のような経済紙を別とすれば、とりわけ一般紙はかなり苦戦しているのではないかと推察します。
テレビ視聴時間も劇的に減少~とくに若年層で~
この一方で、テレビを点けるという家庭は現在でもそこそこ多いのではないかと思うものの、総務省などの調査によると、その利用時間は(とくに若年層を中心に)劇的に減少しています(図表2)。
図表2 平日のテレビの利用時間(リアルタイム視聴)
| 年代 | 2013年 | 2024年 | 増減 |
| 10代 | 102.5分 | 39.7分 | ▲62.8分(▲61.27%) |
| 20代 | 127.2分 | 52.6分 | ▲74.6分(▲58.65%) |
| 30代 | 157.6分 | 80.2分 | ▲77.4分(▲49.11%) |
| 40代 | 143.4分 | 117.5分 | ▲25.9分(▲18.06%) |
| 50代 | 176.7分 | 159.0分 | ▲17.7分(▲10.02%) |
| 60代 | 257.0分 | 226.7分 | ▲30.3分(▲11.79%) |
| 10~60代平均 | 168.3分 | 123.8分 | ▲44.5分(▲26.44%) |
| 【参考】70代 | ― | 310.7分 | ― |
(【出所】『情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』や『情報通信白書』等をもとに作成。ただし、70代のデータは過去の調査では含まれていない)
これによるとテレビ視聴時間(※リアルタイム視聴のみ)については、この10年あまりでだいたい4分の1ほど減った格好であり、10~30代に限定すると半分からそれ以上の減り方です。いわば、テレビ視聴者層は高齢者に極端に偏っているのです。
ネット利用時間は増える一方
冒頭で取り上げた昭和時代末期の「何の変哲もないサラリーマンである私」さんのような事例に関していえば、少なくとも「新聞を手に取る」のあたりが非現実的ですし、「おもむろにテレビのスイッチを入れる」というのも、もしかすると事例としてはさほど多くないのかもしれません。
あえていえば、スマートTVなどでYouTubeをチェックする人がいても不思議ではありませんが、(著者の勝手な主観ですが)若い人であれば朝起きて真っ先にやることはスマホのチェックではないかと思うのです。
実際のところ、先ほど取り上げた総務省調査でも、ネット利用時間については伸びる一方であり、しかもこうした傾向は、とくに若い層において顕著です(図表3)。
図表3 平日のネットの利用時間
| 年代 | 2013年 | 2024年 | 増減 |
| 10代 | 99.1分 | 243.4分 | +144.3分(+145.61%) |
| 20代 | 136.7分 | 257.2分 | +120.5分(+88.15%) |
| 30代 | 87.8分 | 225.8分 | +138.0分(+157.18%) |
| 40代 | 70.0分 | 200.3分 | +130.3分(+186.14%) |
| 50代 | 61.8分 | 181.0分 | +119.2分(+192.88%) |
| 60代 | 36.7分 | 151.3分 | +114.6分(+312.26%) |
| 10~60代平均 | 77.9分 | 203.5分 | +125.6分(+161.23%) |
| 参考:70代 | ― | 72.4分 | ― |
(【出所】『情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』や『情報通信白書』等をもとに作成。ただし、70代のデータは過去の調査では含まれていない)
令和版「サラリーマンの朝」
以上より、令和版の「何の変哲もないサラリーマンである私」さんの日常を描写してみると、こんな感じになるのではないでしょうか。
私の名は、凸山凹夫。東京近郊の●●線沿線に暮らす、何の変哲もないサラリーマンだ。
私の1日は、朝7時に始まる。フルタイム共働きの妻と私が、目覚ましで同時に起きるのだ。
妻と私は高校生の娘と小学生の息子も起こしつつ、私が洗濯物を片付けている間に妻が朝ご飯を作ってくれる。今朝はこんがり焼いたトーストと紅茶、そして目玉焼きだ。私たち家族は食卓に着き、各自スマホをチェックしつつ、ポータルサイトなどをチェックする。
我が家もそうだが、最近だと小学生もスマホを持っているらしい。
今日の天気予報は、曇りのち雨。よし、一応傘を持って行こう。
私は最新ニュースを『Yahoo!ニュース』とXの両方で確認しているのだが、連日のように、自民党や野党の連立に関する話題が報じられている。もしかして、私が生きている間に史上初の女性総理が実現するのだろうか?
そんなことを考えながらも、私はスマホを閉じて会社に行く支度を始めた。私はいつも朝7時半に家を出るが、先ほどスマホの画面で時刻が7時24分を回ったのを確認したからだ。やばい、急がなきゃ…。
もしかしてこの令和版の「何の変哲もないサラリーマンである私」さんは、年齢によってはテレビのスイッチを入れている可能性もありますが、あくまでも個人的な感想を述べておくと、スマホを眺めながらテレビを見ると情報が頭に入ってこないのではないか、という気がしてなりません(※個人の感想です)。
情報はフローではなくストックの時代
スマホはやっぱり便利
いずれにせよ、私たち現代人は(とくに若ければ若いほど)新聞もテレビも見なくなっており、情報はPC、タブレット、スマホなどを通じてインターネットで入手する時代なのです。これは良い、悪いの話ではなく、「統計的事実」としての話です。
そして、著者も都市部に暮らしていますので、鉄道路線を利用することも多いのですが、自身が若かったころと比べて顕著な違いがあるとしたら、電車のなかで新聞を読んでいる人がめっきり減った、という点でしょう。
読者の皆さまも電車に乗るときに周囲をチェックしてみてください。紙媒体(書籍や新聞など)を読んでいる人は少数派であり、多くの人がスマホにかじりついているはずです(動画を見ている人、ゲームに興じている人、ウェブマンガを見ている人、Xをやっている人など、やっていることはさまざまですが)。
これは端的にいって、スマホが便利だからです。
ひと昔前の新聞・雑誌、単行本、あるいは携帯ゲーム機などの機能があの小さいスマホに凝縮されているうえ、テレビにもなれば音楽再生も可能であり、さらにはSNS、メール、メッセンジャーなど、ネットが出現する以前であれば考えられなかったさまざまな機能が備わっているのです。
さらに、最近の著者自身がそうであるように、現代社会では、その気になればサイフを持たずに外出することだって可能です。北海道から沖縄に至るまで、全国津々浦々で交通系電子マネーやQRコード決済が使えるようになり、また、マイナンバーカードや各種ポイントカードなどもスマホに搭載できるようになったからです。
ちょっとだけ余談ですが、著者自身が昨日驚いたのは、とあるメーカーの自販機で、アプリを使って飲料を購入したことです。
著者は現在、現金をまったく持ち歩かない生活をしているのですが、ふとした拍子に自販機で飲料を購入したくなったときには、現金がないのはたしかに不便です。ところが、あるメーカーは専用のアプリをダウンロードすれば、そのアプリと(おそらくはBluetoothで)自販機と通信し、電子決済で飲料が出てくるのです。
初期設定が若干面倒ですが、喉が渇いたとしてもこれで安心(?)です。
もちろん、現在でも現金しか受け付けていない自販機はたくさんあるのですが、少なくとも都市部では最近、アプリ決済ができる自販機、電子マネー、コード決済ができる自販機などが増えていることもまた間違いなく、時代はますます「現金要らず」となっているのです。
こうしたスマホ決済の利便性や課題などについては『【速報】サイフを忘れて出かけても「愉快」で済む時代』などでも論じていますので、もしご興味があればご参照ください。
新聞、テレビの利便性が非常に低い
さて、本論に戻りますが、「統計的事実」として、新聞が急速に廃れていることは間違いなく、これに加えておそらくテレビ(とくに地上波)もこれに続くであろうこともまた間違いないと思います。
これには、とにかくスマホの利便性が非常に高いこと(これ1台あれば、新聞、テレビ、雑誌、ゲーム機、サイフなどの機能を併せ持つうえに、SNSなどさらに高い付加価値がもたらされること)を大きな理由とすべきですが、それだけではありません。
やはりその反対解釈として、新聞、テレビの利便性が非常に低いことを挙げておく必要があります。
そもそも論ですが、新聞だと紙に印刷されている媒体ですので、紙面自体をウェブ検索する、ということができません(※余談ですが、新聞記事は最近、多くがウェブ版でも配信されていますが、有料版でしか読めない記事も多く、また、一部記事は公開期間が終わると削除されてしまいます)。
また、情報が紙に刷られて配られるため、どうしても読者の手元に記事が届くタイミングが遅く、情報の速報性という面ではネットに負けます。「速報性では新聞はテレビに勝てない」というのは昭和時代から指摘されていた点ですが、新聞にとっては、速報性で勝てない相手が増えた格好です。
その一方のテレビも、速報性では新聞に勝てるうえ、ネットとも良い勝負ができるのかもしれませんが、詳報性ではネットにはまったく勝てません。ネットだと一次ソース(たとえば要人記者会見の中継など)を確認できるのですが、テレビ(とくに地上波)だとそういうわけにはいかないのです。
しかも、ネットには、情報の「タテ」「ヨコ」「深さ」という3次元において、新聞、テレビと根本的に異なる長所があります。同じ事件を他社はどう報じたか(ヨコ)、同じ事件が過去にどう報じられてきたか(タテ)、どこまで一次情報に近づけるか(深さ)、です。
自民党広報の文字起こし
それを痛感させる「事件」があるとしたら、「自民党広報」が最近開始した、党幹部らのぶら下がり会見などに関する文字起こしとXへの配信でしょう。
これは、かつて新聞、テレビなどを通じてしか確認できなかった自民党総裁らの発言を、インターネットを通じて直接に確認できるようになった、ということを意味しています。しかも、自民党広報のポストは動画がついているため、文字起こしが正しいかどうかについても(時間さえあれば)容易にファクトチェックできるのです。
これは、新聞、テレビが独占していた情報流通が、本格的に崩壊し始めたことを意味します。
そして、日本の新聞、テレビなどのメディアが抱える問題がもうひとつあるとしたら、それは「喋る糸電話」という論点でしょう。
『「支持率下げてやる」発言でメディア自浄作用働くのか』などでも指摘しましたが、日本のメディアは自分たちにとって気に食わない政治家に対して「支持率を下げてやるような報道」に終始している可能性が非常に高く、それだけ情報が歪んでいるという可能性が濃厚なのです。
インターネットの出現により、情報がフローからストックに変わったことで、メディア各社も過去の報道姿勢との矛盾を突かれる立場になったこと、同じ事件を他社がどう報じているかを、大した時間や手間をかけずに簡単に知ることができるようになったこと、一次ソースによる検証が可能になったこと。
こうした変化が、今後の情報の流れ方を根幹から変えて行くことでしょう。
メディア記者が監視される側になった!
これに加えて先ほど取り上げた自民党広報のXポストを眺めていて、もうひとつ気づく点があります。
それは、Xポストに質問した記者の社名などが明記されていることです。
これ、冷静に考えたら凄いことです。あるメディアが高市氏の発言をどう報じたかという記事から遡って、そもそもの会見でそのメディアがどんな質問をしたかというファクトチェックを、私たち一般国民が本当に簡単に実施できるようになったのです。
ここで紹介したいのが、とある新聞業界関係者の、こんな趣旨のXポストです。
「<中略>端的に言うと、新聞の使命は権力監視です」。
この発言でもわかるとおり、一部のメディアの記者は自分たちが「権力の監視役」だと勘違いしているフシもあります。
しかしながら、新聞、テレビくらいしか情報の入手手段がなかった時代だと、じつはそのメディア記者らこそが「第四の権力」を僭称する実質的な権力者だったわけであり、それがインターネットの出現により国民から監視される側に転落したのです。
これは、結構な緊張感をメディア業界にもたらしかねません。自民党広報のXポストを眺めていると、「ははーん、この新聞社はこの流れでこんなトンチンカンな質問をしたのか」、という点が、極めて直接的に読者に伝わってしまいます。
また、『メディアの「要約」は正しいのか』でも指摘しましたが、メディアが要人発言を切り取ろうとしたとしても、そのメディア報道自体が検証されてしまうのです。おそらく、こうした情報の透明化・検証可能性の向上・ストック化の傾向は、多少の揺り戻しこそあれ、今後変わることはないでしょう。
メディアがこの先生きのこるには?
いずれにせよ、当ウェブサイトにおいて普段から申し上げている通り、どんな職業にもその職業としての「本分」があります。
携帯電話会社が個人間の通話に割り込み、勝手に「この人はこういうことを述べていますよ」、といった解説を付け加えたりしないのと同じで、客観的事実を伝えるべき局面では、そのメディアとしての勝手な見解をうかつに付け加えるべきではありません。
そのことが理解できるメディアのみが、次の時代に生き残っていくのではないか、などと改めて思う次第です。
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1 2 次へ »ワシントン発のアメリカ政治報道はいびつに歪んで日本に届いている。
裏を採るなんてとても簡単です。WH 報道官ブリーフィングには日本語脚注付き動画が出る時代です。CNN / MSNBC / Fox の言い分はそれぞれどうか、不偏不党と強調する非主流メディアはどう言っているか。ちょっと時間を使って照合すれば、大手新聞社のワシントン支局は揃いも揃って偏向報道の毒水を日本に流し込んでいることがはっきりします。本社は駐在員を業績審査して選り分け、必要に応じ帰国命令を出すタイミングと考えます。
AIがそれぞれの報道がオリジナルとどの程度偏っているか 一覧表を作ってくれ それを流すビジネスが始まりそう
新聞記者は高解像度時代に振り落とされる
中華民国台湾のステートメディア中央通訊社が、就業規定・執務倫理規定に違反したとして記者を懲戒処分したとの報道が現地で出ました。三日前です。社員は先月9月末に依頼退職したとあります。審査委員会は上長にも処分を下しました。
- 偽名を使って SNS 投稿した
- こっそり副業して収入を得ていた
政治狗仔 ... 政治的意図による付きまとい行動、パパラッチ行為
狗仔集團 ... 付きまとい集団、パパラッチ
化名 ... 偽名
マウス操作一つで邦訳でき、発音まで教えてくれる。クリックして脳内転写しよう。年間6万円も新聞に支払うのが如何に馬鹿らしい出費かよく分かります。
繁体文字中文は情報圧縮効果が高い。画数が多いためインパクトがあり、じっくり見入るほどに文字選びひとつでニュアンスが違ってしまう言語の特徴が透けてきて、解釈は一筋縄ではいかない印象を受けます。今ではそうでないこともありますけれど、機械翻訳、意味の取れなかった箇所をこっそり外して翻訳するので要注意です。普通に人間だってそうしますが。
大相撲ロンドン場所、国内報道機関も精力的に取り上げ始めました。4日目です。
大きな画面を PC で今使っておられるかた、試しに youtube.com をブラウザで開き、london sumo と入力してみてください。人気語なので自動補完も掛かります。
出て来た動画一覧、豊富さに驚くはず。もう TV 番組を視ることに意味はありません。TV 新聞に時間もカネも使っている場合ではないのです。
宇良、今日も豪快にやってくれたようです。読売ロンドン支局、6:44 とは報道速かったですね。
>国内報道機関も精力的に取り上げ始めました。4日目です
何がウケるか、わかってないと思うんですよね。組織体制の硬直化もありそうな気がしますが。
最後のロンドン公演34年前と今の違いは皆が情報発信者であることと、海外での日本ブーム。ある程度予想できたと思うのですが。
34年前は国内は相撲ブームだったためか、ロンドン公演も割と扱われていた記憶があります。
日刊スポーツが前後二編に分けて1991年ロンドン興行を記事にしています。掘り出してきたのだそうです。いい仕事してますね、日刊スポーツ、それこそ報道機関にしかできないことだ。
34年前のロンドン公演~前編 2025年10月17日午前6時公開
34年前のロンドン公演~後編 2025年10月18日午前6時公開
全文を読むには会員登録が必要です。月額790円支払いするならざっくりサイトまるごと読めるようになると書いてあります。
前編無料部分の最終写真に写っている横綱北勝海こそが、34年後の2025年に力士勢を率いてロンドン再訪問を果たした八角親方とは(く~ぅ、泣けるぜ)現地報道はちゃんとこの事実を報じています。
見ました。お兄ちゃん若いですね~。舞の海変わらねー。
かつての相撲ブームのスターだらけですな。
なんか知りませんが、無料で見れました。
>メディア記者が監視される側になった!
>要人発言を切り取ろうとしたとしても、そのメディア報道自体が検証されてしまう
*報道の本分【事実を捻じ曲げずに解りやすく解説する】に徹して欲しいですね。
・・・・・
(昔のテレビドラマのタイトルを想起しました。)
「中卒・東大一直線!----- もう高校はいらない!-----」(ありましたよね)
『官邸・国民一直線!----- もう報道はいらない!-----』・・って ですね。
毎度、ばかばかしいお話を。
オールドメディアのベテラン記者:「ネットで監視されるようになって、政治家の気持ちが分かるようになった。(それにしても、最近の新人記者は、これが当たり前だなんて、何を考えているのか)」
これって笑い話ですか。
新聞記者(あるいはOB)は、自費で購入した自社の新聞の(自分が直接にはかかわっていない)記事を、面白いと思って読んでいるのでしょうか。(自分が面白いと思わなければ、他人に面白いと思ってもらうことは出来ません)
最近まで退職者に自社新聞を無料講読させていたところがありました。仮にA紙としますが、無料講読終了後も自腹で買って読む人がどの位居るかで、当該新聞の価値が測れると思います。
ホントに自社製品に価値があると考えるならば、他社製新聞こそ無料で提供して読み比べさせるほうが意義があるのでは....
メディアの権力の監視とは主権者である国民に見えない情報、事実を客観的に伝えることがお仕事です。
船舶で例えるとGPSやレーダーのない時代に行われていたマストの監視台で監視することと同じ仕事です。
確かに報告内容次第では船の向きを変えコントロールすることが可能ですがそれが高じて噓の報告で勝手に船の航路を変えることがお仕事ではありません。
GPSやレーダーが発達した今、不要となる業種ですがGPSやレーダーがない船や、湾内の水先案内として未だ求められているだけです。
権力の監視というお仕事がこの世に存在しないとすれば、どうしますか。
はにわファクトリー さん
しょうもないコメントに返信ありがとうございます。
>権力の監視というお仕事がこの世に存在しないとすれば、どうしますか。
事実が歪められるような権力の監視というお仕事は百害あって一利なし
監視というと能動的な表現なので記者たちの意思が入ってしまうと思います、欲しいのは監視カメラのような存在。
まともな野党とマスコミがいないのは日本の不幸だと思います。
>メディア記者が監視される側になった!
全文書き起こしへの反響の強さはオールドメディア不信と表裏だと思います。自民広報ツイートへのリプ欄がすごいんですよね。
わざわざ長文公開してくれとのニーズがこんなにもあるなんて。
でさらに、「○○の記者はアホ」などのSNS発信が消費され、新たなエンタメも生んでいるという。
自民党が合理的で妥当な発表をやれているという前提の下ですが、メディア側がねじ曲げて報道した場合に、
「反論したいこと」
「言い返したら意地悪されるから自分からは言いにくいこと」
は、ノーカット動画か文字起こしで全文公開しておけば、読んだ人たちが(主に切り抜き職人さんたちが)
「自発的に反論してくれる」
「それがWEB上で勝手に拡散する」
自民党側からすれば圧倒的に早くて安上がりなのですよね。
自民党に限らず、妥当で説得力ある仕事をしている限りは、どの政党でもどの組織でもあてはまる状況であり手法です。
今すぐにだってやれる話なのに、やらない。
あるいはリプ欄を閉じてるなんてのは話になりませんや。
思えば岸田や石破は「聞く力」とか言ってましたが、言い得て妙。
聞くだけでなんにも発信してないのだから、嘘ではない訳でして。
「神様はなんでも願い事を聞いてくれる。」
「聞いたよ。叶えるとは言ってないけどね。」
みたいな?
何処ぞの党も小さな声を聴く力とか言っていたような。
>今すぐにだってやれる話なのに、やらない。
>あるいはリプ欄を閉じてるなんてのは話になりませんや。
中身がなかったり、下心があって結論を決めていたり、端から大衆の話など取り入れるつもりなどなかったり、能力がなかったり、そんな人々だと全文公開しても議論に耐えられないでしょうね。むしろしない方がマシとか。
多分、合理的な行動の結果として全文公開に至っていなかったのだろうと思います。
たまに勘違いしてRehacq出たりするとこうなっちゃうと思うんですよね。
https://x.com/MGRaywaCarter/status/1978050411803414917
宮沢御大しかり。進次郎氏のインスタデビューしかり。(笑)
マジメに政治家やってたら普通は活用できるんじゃないかなー。
歴史家のフランク・ルーサー・モットは1941年に以下の5つをイエロージャーナリズムの特徴として挙げている。
・赤や黒の大きな活字で人を驚かせるような見出しをつける。大したニュースでもないことが多いため、全体として嘘臭い構成になる。
・絵や写真を多用するが、その多くはどうでもいいようなもので、盗用や捏造も見られる。
・あらゆる種類の詐欺的行為が行なわれている。たとえば、インタビューやストーリーの捏造、誤解を招く見出し、科学的根拠のロンダリングなど。
・日曜版には、カラーの漫画や中身の薄い記事が掲載された付録がつく。
・社会的公正の支持であるかのように振る舞う。
wikipwdia[イエロー・ジャーナリズム]より抜粋
びっくりするほどそのまんま現代のマスコミ。
100年前に既にあった問題を未だに解決できぬまま、する気すら無いまま、次世代規格に取って代わられる。そして次世代規格に文句を付けて居直っている。馬車やフィルムカメラなど淘汰された物は数あれど(これらは徐々に譲り愛される文化として残った。レコードなんてむしろ今ブームにすらなって高額取引されている。)、こんなふざけた業種はちょっと他に知りません。
上記は行き過ぎた商業主義、競争の成れの果てが主眼と思われますが、これに政治的意図が加わるのであれば、進歩を拒んだどころか、自ら悪化を望んだとすら言えます。新聞紙も後に高額取引されると良いネ。
権力の監視は、あったらあったで良いと思います。それを担うモノが他に無い時代もありましたし。ただ、現在の視聴購読者のほとんどは「権力の監視」にはお金を払ってはいません。買い手は主たるサービスを"情報"だと思ってお金を払っている。しかし売り手は"情報"はあくまでも媒体で、権力の監視とやらが本質だと思い込んでいて、しかもそれは視聴購読者のためや国家のためではなく、自分たちの思想にだけ基づいている。このギャップにつぐギャップを悪意をもって無視したか、無能さゆえに気付かなかったかで、衰退した。
そこにきてネットでは"情報"が、高速に、時間を問わず、"無料で"、手に入る。結果としてオールドメディアが高く売っているのは権力監視というか「思想」だけ。トドメにその権力監視、出来てない。
お金払うやつおりゅ?
政治部は解体、政治記者には退職勧告
『いい新聞記者とは、辞めた記者のことだ』
大丈夫、Youtube / Note / Substack で喰っていけます。ホンキで言ってます。
>端的に言うと、新聞の使命は権力監視です
そうだとするなら、もう新聞の存在意義はない気がします。
今の世の中、国民が直接権力監視ができるので。
メディアは媒体
一次情報に直接アクセスできるならば
メディアは不要