石破茂首相は選挙で負けても居座っており、あろうことか、政務三役等に対しては「(臨時総裁選の開催に賛成するならば)辞表を提出するのが筋だ」、などと言い出しているとの情報もあります。ただ、これに関連し、環境省の副大臣でもある小林史明衆議院議員が29日、副大臣を辞してでも総裁選開催に賛成する可能性に言及しました。臨時総裁選賛否表明で氏名も公表されるわけですから、総裁選賛否表明に先立って石破内閣自体が崩壊する可能性が出てきたともいえます。
目次
居座り石破を辞めさせる?
石破首相のまさかの居座り
自民党総裁でもある石破茂首相といえば、昨年秋の衆院選に負け、今年6月の都知事選で負け、そして7月の参院選でも負けたという意味では、まさに「3連続で負けた首相」です。
その「3連続で負けた首相」である石破氏は、しかし、参院選直後に、まさかの居座りを宣言しました。
『石破首相が居座りたければ自公維連立くらいしかない?』などでも取り上げたとおり、「首都直下型地震や南海トラフ、自然災害、史上最も厳しい安保情勢」といった諸情勢に照らし、政治空白を作らないために辞任せず続投する、と宣言したのです。
これは、理屈としてまったく成り立ちません。いつ来るかわからない自然災害に備えるため、と言い始めたら、どんな首相でもいったん就任したら半永久的に辞められないことにもなりかねませんし、有権者の信を得ていない首相の下で大災害が発生すること自体が大きなリスクでもあるからです。
そんなバカなことは、あり得ないでしょう。
実際、自民党内では参院選後の7月28日に両院議員懇談会が、続いて8月8日には両院議員総会が行われたのですが、懇談会の場では石破首相に退陣を迫る意見も多数出たそうであり、総会では最終的に、党則第6条第4項の発動を巡る調査を選管にゆだねる決定がなされました。
石破首相に加担するオールドメディア
ところが、石破首相はその後も居座りを強行し、参院選から1ヵ月以上経過した現在でも辞める気配を見せていません。
想像ですが、こうした石破首相の強気の居座りを許しているのは、新聞、テレビを中心とするオールドメディアではないでしょうか。
『SNSで蔓延する石破内閣やオールドメディアへの憎悪』などでも取り上げたとおり、オールドメディアは今月に入り、入れ代わり立ち代わり、各社が「有権者の多数は石破首相の続投を支持している」とする内容の世論調査結果を発表しているからです。
こうした世論調査結果自体、調査結果に年齢補正が行われていないなど、信憑性そのものに大きな問題があることもさることながら、やはりこの期に及んでオールドメディアが「世論は石破首相が辞める必要などないと考えている」とするキャンペーンを張っている「意図」についても熟慮する必要があります。
想像するに、石破政権がオールドメディア(や彼らを操る官僚機構)にとって、よっぽど都合が良い存在なのではないでしょうか。
なお、どうでも良い話ですが、これについては山手線の駅名を関した怪しい自称会計士もXになにやら妙な私見をポストしていたようです。
氏名公表は「総裁選潰し」!?
この自称会計士の件はどうでも良いのですが、話を続けましょう。
オールドメディアのキャンペーンにもかかわらず、結局、総裁選に向けた機運を潰すことができないと見たのか、選管(※委員長は石破氏に近いともされる逢沢一郎氏です)は先日、総裁選実施に賛成する議員には書面への署名などを求めたうえ、氏名を公表する方針を決定しました。
いわば、氏名を公表することで臨時総裁選を潰す狙いでもあるのでしょうか?
そして、こうした決定に対し、たとえば自民党の青山繁晴参議院議員は28日、自身のXにこんな内容をポストしています。
青山氏は選管が臨時総裁選を実行するかどうかの賛否の意思表示を書面で行い、その氏名を公表する方針であることを巡り、オールドメディアによる「賛成した議員だけを晒すことになる」という趣旨の報道とあわせ、「賛成しようとする議員への不当な圧力」になる、と批判しているのです。
差分で「反対した議員」が丸わかりに!
ただ、この青山氏の懸念については、正直、当たりません。
『自民党総裁選「氏名公表」で困るのはむしろ反対派の方』でも取り上げたとおり、むしろ逆効果と見るべきだからです。
冷静に考えていただきたいのですが、「石破下ろしに賛成する議員の氏名が公表される」ということは、裏を返せば差分で「石破下ろしに反対した議員の氏名」も判明する、ということを意味するからです。
つまり、総裁選に賛成したら「賛成した」という事実が公表されてしまうわけですが、そうでなかった場合であっても「反対した」という事実がバレてしまうわけです。
新聞、テレビなどのオールドメディアが作った世論調査を妄信する議員ならばいざしらず、通常の議員、たとえば衆院の小選挙区を制した132人、参院の選挙区を制した72人であれば、お盆の時期に自身の選挙区に戻り、有権者のかなり厳しい反応を知っているはずです。
また、一般に若手議員は選挙には弱いかもしれませんが、SNSを使いこなしている人も多いはずであり、自身で直接、SNSで情報を発信・収集しているならば、SNS空間で石破首相や自民党に対する憎悪にも似た激しい反発を感じているはずです。
こうした状況を踏まえると、いまどきよっぽどの高齢議員(たとえば森山裕・自民党幹事長など)を除けばオールドメディアの偏った報道を妄信する議員が多数派を占めるとも思えないなかで、「(臨時総裁選に)賛成したら名前を公表するぞ?」、は、脅しにならないのです。
内閣崩壊への道
政務三役(現職の大臣や副大臣、政務官)は賛成し辛い?
ただ、青山氏など一部議員はすでにXなどで「私は総裁選開催に賛成する」と表明し始めているのですが、懸念点がないわけでもありません。それは、現職の閣僚や政務官などは、首相を支えるという立場上、なかなか総裁選に賛同し辛い、という点です。
これについては神田潤一衆議院議員(旧岸田派)の次のポストがわかりやすいかもしれません。
神田氏はポストの中で、「政務三役(※大臣、副大臣、政務官)が(臨時総裁選を要求する文書に)署名をする場合は、辞表を出さないと筋が通らない」とする趣旨のメディア報道を引用し、自身も法務政務官という「政務三役」に就いている点を挙げたうえで、こう述べます。
「私は今、法務大臣政務官を仰せつかっており、もちろん『政務三役』である。/私が総裁選挙の前倒しを求めることが大臣政務官を辞任することに直結するのであれば、法務省にも迷惑をかけ、ひいては国民にも迷惑をかけると批判される可能性があり、総裁選挙の前倒しを求めるかどうか大いに悩むことになる」。
この発言は、まったくそのとおりでしょう。
本来、政務三役や党幹部(幹事長など)は首相・党総裁を支える立場として、石破氏(首相/総裁)を最後まで支えるべき立場でもありますので、もし政務三役の立場から石破総裁の交代を要求するならば、いったんは政務三役を退くべきだ、との理屈が成り立つのです。
職を辞してでも総裁選に賛成する人は出てくるのか?
ただし、神田氏自身は「総裁選挙の前倒しを求めるべきとの考え方に大きく傾いている」としたうえで、こう述べています。
「例えそのために『大臣政務官の職を辞す』ことになろうとも、それこそが、国民にとって重要な政策を前に進めていくために必要なことであるように感じている」。
すなわち、「必要ならば」大臣政務官の職を辞めたうえで、総裁選を求める書面に署名する、と述べているのですが、この「政務三役」などについてさらに踏み込んだ発言をする議員も出てきました。
小林史明衆議院議員(旧岸田派)です。
小林氏は現在、環境副大臣(つまり政務三役)に就いていますが、ポストのなかで「元々、私自身は総裁選を早期に実施すべきという考えです」としたうえで、こう述べています。
「これまで副大臣という立場から、公に意思を示すことは控えてきましたが、今回の手続きで氏名を公表することが決定されたため、あえて控える必要も無くなりました」。
「報道で首相周辺の話として、『政務三役が署名をする場合は、辞表を出さないと筋が通らない』という情報があります。本当に必要があるのなら、副大臣を辞して手続きを行いたいと思います」。
…。
すなわち、小林氏は神田氏よりもさらに踏み込んで、「副大臣を辞して(臨時総裁選を要求する)手続を行う」という可能性を示唆した格好です。
沈む船からネズミが逃げるがごとく…
神田氏も小林氏も(旧)宏池会(=岸田派)に所属していたはずであり、旧宏池会の立場から自民党総裁選に賛同する政治家がいるというのはやや意外な気がします(この点はやや引っ掛かります)。
ただ、「総裁選を要求する議員の氏名は公表する」とする方針が決定されるとともに、(やや信憑性に疑義はあるにせよ)「政務三役は総裁選に賛成するならば辞表を出してからにしろ」という「首相周辺のメッセージ」が報じられたことで、石破内閣の政務三役の辞任ラッシュが生じる可能性が出てきました。
事前の報道等によると自民党総裁選を行うべきかどうかを判断する手続が9月8日に行われるそうですが、その前日までに、もしかしたら石破内閣から、それこそ「沈む船からネズミが逃げ出す」かのごとく、(とくに若手を中心に)政務三役がボロボロと辞任する、といった展開もあり得ます。
意外と、臨時総裁選賛否の表明手続だけで、「石破内閣崩壊」があり得る、ということなのかもしれません。
あれだけ「臨時総裁選を回避する」ために、「賛成したら氏名を公表するぞ!」、「政務三役は職を辞してからにしろ(※ここの部分は真偽不詳ですが…)」、と頑張ったわりに、最終的にはこうした「策」のために石破首相は自滅するのかもしれません。
まさに「策士、策に溺れる」、といったところでしょうか(石破首相が「策士」といえるほどに賢いかどうかは別問題ですが)。
対抗措置としての総選挙は非現実的
なお、一部では石破首相が臨時総裁選への対抗措置として、臨時総裁選が決まった瞬間に衆院解散で応じるとの観測もありますが、これは現実的ではありません。衆院を解散するためには、まずは国会を召集しなければならないからです。
いちおう、憲法の規定「だけ」で見れば、国会は内閣が召集できますので(日本国憲法第53条前段)、召集即解散、という流れが考えられますが、臨時国会の開催を強行したとすれば、自民党選管側は対抗措置として臨時総裁選の実施を早め、臨時に両院議員総会で新総裁を選び出すという流れも考えられます。
当然、石破氏が自民党総裁として再選される可能性はありませんし、むしろ総選挙の期間中に自民党の体制が変わり、石破氏自身が自民党を除名されるという展開もあり得ます(ただし鳥取1区に「刺客」を立てるだけの余裕は自民党にはないかもしれませんが)。
もしも衆院選で自民党が単独過半数を回復した場合には、石破氏は自民党から除名されたうえで、当然、首班指名選挙でも当選できないでしょう。石破氏が「マトモな」思考の持ち主なら、解散総選挙などあり得ない話です。
石破内閣の崩壊は始まるのかに注目
いずれにせよ、くどいようですが、『いよいよ正念場の石破下ろし…失敗すれば自民は終わる』でも指摘したとおり、現在の局面は、自民党にとってはまさに存続の危機です。もしも自民党が石破茂総裁の排除に失敗すれば、今度こそ本当に、自民党は遅くとも3年以内に下野するでしょう。
その意味では、石破内閣の崩壊が始まるかどうか、まずは9月2日の「自民党参院選惨敗の総括」を見極める価値がありそうです。
(なお、どうでも良い話かもしれませんが、石破内閣が崩壊するということは、それを支えていた自民党・石破茂執行部やオールドメディアも崩壊するかもしれない、ということでもあります。いずれにせよ臨時総裁選をめぐる来週の展開が楽しみですが、はて、どうなるでしょうか。)
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1 2 3 次へ »「不合理に居座る上に姑息な駆け引きに腐心する」総裁に対して「合理的に地位を返上することを厭わない」という好対照な姿勢を「明示する」というのは、時流を読める、潔い、献身的、と良い印象尽くめです。
いち早く立場を表明した議員らの内心が愛国か打算かはともかく、有能である証明としては十分でしょう。前者は勝っても負けても結局侮蔑され、後者は同様に称賛されます。党議員としての直近の立場など些末であり、政治家という人気商売をこの先もやっていく為となると、どちらが後々有利かなど自明です。
そもそも自民党がもちそうにありませんし……あ、執行部はいまだ不沈艦だと思っているのか。時間が経って風が変わるだけで解決だと思っているのだものね。実際は暗礁海域でコントロールを失っているのだけど。
石破総理はミリオタだったはずなのですが、山口多聞はお好きではないようですね。
・有能で慕われ、(正反対)
・乗艦が沈みゆくにあたり部下から退去を懇願されるも清々しい態度で固辞し、(正反対)
・陛下に詫び、後は頼んだと激励し、(正反対)
・後に同僚も敵将すらも称賛した。(未定、そうはならなさそう)
本日の朝日新聞の女性記者の署名コラム(?)によれば、「私の周りの女性は「石破首相は嫌いだが、辞める必要はないんじゃない」と小声で言っている人ばかりだ」(大声でいうと、正論で反論されることは、本人も認めています)、ならば「SNSでは「石破辞めろ」、「自民党前倒し総裁選を実施しろ」ばかりだ」と言う記事も、出来るのではないでしょうか。また「安倍強権政治の時代に戻りたくない」とありましたが、「臨時総裁選に賛成するなら、閣僚を辞めろ」も強権政治ではないでしょうか。(参政党か、石破首相か、それともそれ以外かは分かりませんが)推しなら、同じことをしても許されるということでしょうか。もしかして、「アベガー」が石破首相を応援しているのかもしれません。
蛇足ですが、私は、ここでのネタ探しに朝日新聞を読んでいるのかもしれません。
>私の周りの女性は「石破首相は嫌いだが、辞める必要はないんじゃない」と小声で言っている人ばかりだ
朝日新聞の中ではそうかもね。好きだと正直に言えないところがまたひねくれている。
特定思想を持ったお仲間ではなく、不特定多数に大声でいうと、正論で反論されることはさすがに認識しているんですね。
石破氏自身の未来がどう暗転しようが知った事ではありませんが、どうしても解せないのは、いまだに表立って石破氏を支援している現自民党宏池会、マスコミ・メディア、背後から支援というか操っているであろう財務省官僚。
この支援者達が、「潮時」とでも言いましょうか、わきまえないのかが不思議になります。
「もうコイツは駄目だ」と判断しているはず。「これ以上付き合わされたらコッチにダメージが及ぶ」「別のヤツに代えよう」と判断しているはず。
しかし。現実はまだ見捨てるフェーズになっていない。って事は、石破氏は空前絶後の逸材、これに代わる人材が居ない最終兵器。ラスボス。
マスコミ・メディアなど反日勢力にとっても背水の陣、ということなのでしょう。「保守勢力本流」自民党を潰すか、自分たちが潰されるか。
そんな気持ちで、まともな有権者にはバレバレのなりふり構わぬ石破氏支援をしているのかもしれない。そんな事を思いました。
報道しない自由を行使したと言われないように、石破下ろしに賛成しなかった議員の氏名も自主的に公表したほうがいいんじゃないの。有権者に判断材料を提供することはとても有益ですよね。
もっとも、石破下ろしに賛成した議員の「数」(もしくは賛成が上回ったという事実)しか報道しないかもしれないが。
直近の展開を予想:
・「減税阻止が愚民に理解されなかった」「裏金議員への処分が足りなかった」などと自己弁護に終始した「総括」を発表し、さらに炎上
・オールドメディアが「(我々の)民意を無視した裏金議員による暴挙」と発狂して逃亡
>「臨時総裁選を回避する」ために、
>賛成したら氏名を公表するぞ!
>政務三役は職を辞してからにしろ
>臨時総裁選が決まった瞬間に衆院解散で応じる
こんなの完全に、石破さんによる自爆テロでしょ。
党総裁が自分の保身のみのために自党の同士に刃を向ける最悪の展開です。
自民党所属の議員さんは、石破さんがやってることが、自民党の壊滅さえ厭わない自爆テロ行為であることを、しっかり認識したほうがいいと思いますよ。
自民党の中の人たちが、このテロリストにお付き合いして自滅への道を進むのか、このテロリストを排除して党の再生に一縷の望みをつなぐのか、事ここまで至ったら、どちらに転んでも茨の道でしかありませんが、まあ頑張って、としか言えませんな。
かつて公明党の支援も拒否して
圧倒的に勝った人いましたよね
自民が党としてこれだけ支持率落としてしまうと
なんなら離党まで覚悟しますと戦う方が有権者にアピールできるんじゃないの
まあ、野次馬の感想です
ほかの方はそれぞれ自分の判断で投票しますから
>> 離党まで覚悟します
「落ち目になったら離党するのは自己中心的で党への裏切りだ」と総裁が絶叫したりして。
>落ち目になったら離党するのは自己中心的で党への裏切りだ
おまえがいうな by麻生
自称ポピュリズムとの闘いが行き着く果て
・自民党全壊
・立民共倒れ
・オールドメディア売り上げ激減
こうして書き下すと、不可避、不可逆なことを加速してるだけのことで、「劇場型社会」のプレーヤーたちが落伍する様子を環視するだけですな。
民主主義の基本は多数派が勝つことです。
少数派勝つためには、選挙以外の方法で権力を握らなくてはなりません。
選挙に負けても居座り続ける石破総理は民主主義の否定とも言えますし、マスゴミを使ってプロパガンダをひろげるその手法はお隣の共和国と同じです。
さすがパヨクは、あの国との親和性が高いというか あの国をお手本にしたいのか。
もし、このまま石破総理が権力闘争に負けたなら次は文化大革命を起こすのかも。
まぁ、石破総理には毛沢東ほどの能力もカリスマ性もないから無理ですが。
石破執行部は一枚岩なので、不条理でも「世論調査による民意を問う」と不意打ち解散する可能性はそれなりにあると思います。
石破総裁が反石破派に対し解散で対抗する可能性は十分ありますね。
仮に総裁選の前倒しが賛成多数で決定されても、新総裁が選ばれて新執行部ができるまでは、党務を執るのは現執行部なので反石破派が総裁選日程をスケジューリングすることはできない。
石破総裁は総理大臣として衆議院を解散する、自民党執行部は、石破総裁を支持しない候補は公認しない、党員として選挙資金の提供もしない、選挙区で無所属で立候補するのであれば刺客を立てる、翻意して石破総裁を支持すると誓約するなら公認する、と踏み絵を踏ませればいい。
萩生田氏や西村氏のように無所属で勝ち上がってこれる衆議院議員はそれほど多くないでしょうから、石破総裁が本気で解散を考えているとなれば賛成派が雪崩を打って中間派になるかもしれない。
議員は選挙に落ちればただのひと。義を通してただのひとになってもいいという議員はそんなに多くはないでしょう。ここで勝負をかけなくても衆参少数与党の国会で行き詰まれば内閣の進退になる可能性はある。権力闘争は殺るか殺られるか。勝負は勝たなければ意味がない。
>石破総裁が反石破派に対し解散で対抗する可能性は十分ありますね。
鈴木某とかいう渡り鳥がそんな話をしているようですが。
参院選の敗因の一つがこの鈴木某を自民党に再度引き入れたことの可能性が大。
(ここのサイト主が落としたい候補のいる党以外に投票するという案を推奨していたことを思い出しました。)ちゃんと総括できるか見もの。
>石破総裁は総理大臣として衆議院を解散する。
やれば、前倒し推進派以外の自民議員は、コップの中の嵐に血税を浪費する等まともな判断の出来ない輩としてかなり厳しい選挙になるでしょう。
>刺客を立てる
そんな自分の将来を閉ざす輩がいるのでしょうか?
>義を通してただのひとになってもいいという議員
義を通さずにただの人になるだけでなく将来も閉ざす輩の方が少ないと思いたい。
そんな輩が多ければ、お灸が足りないとして、自民党は比較第一党さえ失うでしょう。
>ここで勝負をかけなくても
勝負ではなく、国会議員としての存在が問われていることに気が付かない様では次はないのでは?