「壁紙を赤くしたら他の色の壁紙と比べて生鮮食品の鮮度が保たれる」、あるいは「心霊写真は幽霊を写した写真だ」。この手の主張を「オカルト」と一刀両断にできるものでもありません。現在のわが国では、おそらくは官僚発と思われる「財政破綻」論、「国の借金」論のようなものがオールドメディアを通じて社会に蔓延しているからです。ただ、SNSが社会的影響力の観点でオールドメディアを駆逐していくなかで、SNSのユーザーに求められるのは、科学的思考態度ではないでしょうか。
目次
知的好奇心を刺激するサイトを目指して
先般よりお伝えしていますが、当ウェブサイトは先日からトップページのレイアウトを少しだけ変更し、現在の「イチオシ記事」を数本、常に表示するようにしました。
この理由は、著者自身のX(旧ツイッター)アカウントでフォロワーが増加しているからです。
ついに先日、フォロワーが4万人を超えたのですが、これに伴い当ウェブサイトへの新たな読者の流入も続いており、したがって、初めて当ウェブサイトを訪れてくださった方々に、当ウェブサイトでどんなことを議論しているのかを知っていただこうという趣旨です。
改めて、当ウェブサイトのコンセプトを紹介しておくと、「オープンベースの情報をもとに、読んでくださった方々の知的好奇心を刺激するようなコンテンツ」、ということです。
実際に知的好奇心を刺激されたかどうかは読者の皆様のご判断に委ねていますが、曲がりなりにも9年間、ウェブサイトを継続してきたということは、読者の皆様からは辛うじて合格点をいただいている、ということかもしれません。
ウェブサイトを作ったばかりのころはまだ方向性が固まらず、資格試験合格のための指南記事のようなものを書いたり、(大して詳しくもない)クレジットカード業界の聞きかじった情報を調べてみたり、あるいは過去に住んでいたマンションで発生した漏水事故について取り上げたりしていました。
正直、今になって読み返すと、「これ、面白いんか?」と疑問に思うようなものも少なくなかった気がします(「これ、面白いんか?」は、現在でもあんまり変わらないのかもしれませんが…)。
ただ、その後は少しずつ「定番」のジャンルが形作られていき、たとえば資金循環統計などの基本データをもとにした経済・金融議論などは、現在でも頻繁に取り上げる、当ウェブサイトの定番コンテンツとなりました(某国会議員の方にもご愛読いただいているようです)。
ウェブサイトのテーマ変遷歴
サイトのテーマはそのときどきで変化してきた
ただし、ウェブサイトで取り上げる話題は、そのときどきに応じて変化しますし、時期により、取り上げる話題が大きく偏ることもあります。
たとえば、2018年から20年にかけての時期は、韓国の日本に対する不法行為が相次いでいたことに加え、オールドメディアのなかには相変わらず「過去に日本は韓国に悪いことをやった」式の歪んだ議論を展開していたこともあり、当ウェブサイトはなかば「韓国専門サイト」のようになっていたこともあります。
(※余談ですが、2023年の自称元徴用工問題に関する「岸田合意」を巡っては、当ウェブサイトでは当時から「韓国は合意を取り交わしても絶対に破る」と申し上げています。近い将来、自称元慰安婦問題などと並び、日韓間では歴史問題が再燃するかもしれませんが、これについては機会があれば別稿で議論します。)
また、2020年以降はコロナ禍の発生に伴い、コロナウィルスやワクチンなど、この疾病に関する記事が激増しています。当時、当ウェブサイトには現役の医師の方などが複数、愛読者に名を連ねていただいていて、読者投稿のかたちで秀逸な論考をいくつか寄せてくださった方もいたからです。
さらに2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降は、金融統計(たとえば『国際与信統計』 Consolidated Banking Statsitcs )などのデータに基づく国際的な資金の流れであったり、日露の貿易統計であったり、外為法であったり、といった具合に、国際金融に関する話題が急増しています。
余談ですが、ロシア中央銀行のレポートと国際通貨基金(IMF)の『COFER』と呼ばれる統計データをもとに、「中国の通貨・人民元建ての外貨準備のうち、半分前後を保有していたのはロシア中銀である」との結論を出したのは、当ウェブサイトが最初だったと自負しています。
AIIB不参加で日本は除け者に…なってません!
そういえば、中国が主導した国際開発銀行である「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」を巡っても、(最近はややご無沙汰ですが)一時期はずいぶんとウォッチ対象にさせていただきました。
2015年前後には、「日本もAIIBに参加しないとアジアのインフラ金融から除け者にされるぞ!」、といった「警告」が、一部の「作家」などから出ていたのですが、当ウェブサイトでは「AIIBこそアジアのインフラ金融では『新参者』であり、AIIBがうまくいくかどうかは微妙」と述べていました。
結果的に、AIIBは2020年ごろまではまさに「鳴かず飛ばず」状態だったわけですが、コロナ禍でアジア全体における「コロナ関連金融」の需要が急増したこともあり、現在ではアジア開発銀行(ADB)の数分の一というレベルまで融資が伸びています。
ただ、コロナ需要が一巡したなかで、現時点のAIIBの融資は足踏み状態にあり、むしろ世界銀行やADBの協調融資案件などを拾っているような事例も散見されるなど、少なくともAIIBが日本をアジアのインフラ金融の世界から「除け者」にしている形跡はまったく見られません。
というか、数百億ドルというバランスシートのサイズでインフラ金融の世界を支配してしまえるわけなどないでしょう。
(※そういえば、最近、AIIBネタがご無沙汰気味ですので、近いうちにまたネタとして拾ってみても良いかもしれません。2015年当時、「AIIBに参加しない日本はアジアのインフラ金融で除け者にされる」などと主張した某作家先生は嫌がるかもしれませんが…。)
現在のテーマは「税社保取り過ぎ問題」
こうした文脈でいえば、2024年の衆院選以降、現在に至るまでの時期は、明らかに当ウェブサイトの話題は石破茂内閣や「石破自民」のていたらく、あるいは宮沢洋一・税調会長らによる「減税潰し」など、(旧)宏池会・石破茂氏などに関する話題を取り上げることが非常に増えています。
その理由は、SNSなどの普及により、少なくない国民が、税金や社会保険料があまりにも高すぎることに気づき始めたと考えられる状況が出現した(『「税の取られ過ぎ」に気付いた国民がSNSを手にした』等参照)からです。
そして、この「税社保取り過ぎ問題」、冷静に調査・試算していけばいくほど、その深刻さの実態が浮き彫りになっていくわけですが、このテーマに関する最新の記事としては、たとえば次のようなものがあります。
いずれにせよ、当ウェブサイトではそのときどきで話題として取り上げるネタが偏ったりしますので、数年前の当ウェブサイトの記事を読んでいただくと、現在とは取り上げているテーマがずいぶんと変化していると思われるのではないでしょうか。
議論の骨格は変わらない…「事実と考察が大切」
ただし、取り上げる話題自体がそのときどきに応じて変化してきていることについてはそのとおりですが、議論の「骨格」については変化していないつもりです。
その「骨格」とは、「客観的事実・数字」と「科学的な考察」を組み合わせることで、一定の結論を得る、というアプローチです。
議論の出発点が正しい事実であったとしても、考察がおかしければ、結論は間違ったものとなる可能性が高いです。たとえば、「病人を寝かせて悪魔祓いの儀式をしたらその病人が起き上れるようになった」としても、その「悪魔祓いの儀式」が病気を治したとはいえません。
また、考察が正しかったとしても、インプットされる客観的事実関係や数値が誤っていたり、デタラメなものだったりしたら、同様に、信頼できる結論は得られません。「この地球は球体ではなく平面だ」というデタラメを前提におくと、天文学や物理学などが崩壊してしまうかもしれません。
そもそも医学は長い時間をかけて少しずつ試行錯誤し発展してきたものですし、天文学もさまざまな観察と推論を重ねた結果、少しずつ発展してきたものです。
人智は有限ですし、一人の人間の考察力などたかが知れていますが、それでも客観的事実と正しい科学的考察を積み重ねること以外に、正しい結論を得ることはできないのです。
波動や心霊写真をどう考えるか
「壁紙の色を変えたらビジネスがうまくいく」
こうした観点で、個人的に忘れられない経験がひとつあります。
ちょっとした縁があって、本当にただの1度だけ、さるスタイリストの方と一緒に仕事をしたことがあるのですが、このスタイリストの方がなかなかに強烈な主張の持ち主でした。というのも、「壁紙を赤色に変えたら波動が変わり、あなたはビジネスで成功できる」、と信じていたからです。
その論拠もまた個性的で、どうもアメリカのどこかの大学で「赤い壁紙の部屋、青い壁紙の部屋、黄色い壁紙の部屋のそれぞれで3日間、リンゴを放置したところ、赤い壁紙の部屋のリンゴだけが新鮮だった」という研究結果が出てきた、というものだったのです。
(※記憶違いで「赤い壁紙」ではなく「黄色い壁紙」だった可能性はありますが、壁紙の色は議論の本質ではありません。赤だろうが黄色だろうが非科学的という意味で結論は変わりませんので、ここではとりあえず「赤い壁紙」という前提で話を進めます。)
そのうえで、このスタイリストの方は、「赤からは生命を健康にする波動が生じていることが(この実験で)もう証明されている」、「したがって、壁紙を赤に張り替えたらあなたはビジネスで成功できます」と宣言され、正直、返答に困りました。
部屋の壁紙の色で食品の品質が変化するといわれても、室温や日当たりなどの室内の諸条件を揃えているのかどうかもわかりませんし、「3日間放置したリンゴの新鮮さ」をいかなる方法で評価したのか、その実験は際限可能なのか、など、疑問は山ほど出てきます。
科学的思考態度の欠如
ただ、それ以上に驚いたのが、この人物の科学的思考態度の欠如です。
「赤い色からは良い波動が出ている」という「結論ありき」で、その結論を(科学的な検証手続をすっ飛ばして)正しいものと信じたうえで、さらにその効果を自分にとって都合よく解釈する、というのは、科学的思考態度とは真逆です。
たとえば「壁紙の色で部屋のリンゴの鮮度の保持に差が出る」という実験結果を疑わずに「正しい」と信じるのもどうかと思いますが、「赤色は生命を健康にする波動を発している」という、実験結果だけでは導けるはずがない結論を勝手に導き出しているのは、さらに困りものです。
さらに、「壁紙を赤にしたらビジネスで成功する」に至っては、議論があまりにも飛躍し過ぎていて、ちょっとついていけません。生命が健康になったとして、それとビジネスで成功できるかどうかは直接的な関係がありません。「健康だけどビジネスで失敗した」「ビジネスで成功したけど不健康」という人も、世の中には存在します。
いずれにせよ、「赤い壁紙の部屋でリンゴを3日間放置してもリンゴは新鮮なままだった」という実験結果が出たとしても、(実験を捏造していない限りは)「単なる事実」であり、そこから「壁紙を赤くしたらビジネスで成功できる」という一般原則を導くことはできません。
「リンゴを3日間放置しても新鮮だった」としても、その原因が「壁紙が赤かった」からなのか、それともなにかほかの部屋との違いがあったからなのかは、この人物の話だけだと理解できませんし、また、「赤い壁紙にしたら食品の腐敗の進行を遅らせることができる」のだとしたら、それはそれで世紀の大発見です。
もし本当に赤い壁紙にそんな効果があるのなら、世界中の多くの食品工場やレストランの壁という壁が真っ赤に塗られていなければおかしい気がします。
(※ちなみに著者自身が会計監査に従事していたころに棚卸の立ち合いで訪問した食品工場の壁はだいたい白でした。衛生的理由で、食品工場の場合は汚れが目立つよう、壁を白くしている事例が多いようです。)
いずれにせよ、もし著者自身がリアルの世界でもう少し気が強く頭の回転が速い人間だったならば、即座に、「そうおっしゃるなら、あなた様のご自宅やオフィスの壁紙を率先して赤にしたら良いのでは?」と返していたかもしれません(※残念ながら著者自身はそこまで頭の回転は速くありません)。
幽霊の正体は「それを恐れる人間の心理」
こうした文脈で思い出しておきたいのが、「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」、です。
これは、一説によると江戸時代の俳人である横井也有氏が詠んだ句に由来するものだそうですが、オバケだと思ってよく冷静に見てみると、それはただのススキだったりする、という現象を喝破したものでもあります。
そういえば、最近、心霊写真というものをとんと見かけなくなった気がします。
いや、もちろん、調べたら、「恐怖の心霊写真」だの、「怪奇写真」だのといったコンテンツもないわけではないのですが(たとえばテレビ東京が今月14日付で『真夏の怪奇ファイル 見えてしまった…招かれざるモノたち“最恐”の3時間半』という番組を放送したようです)、少なくともかつてほどの勢いはないでしょう。
もちろん、当ウェブサイトとして、「オバケなんていないさ」、「幽霊が写真に写り込むことなんてありえないさ」、などと断定するつもりはありません。もしかしたら、私たちが知らないだけで、死後の世界というものは存在するのかもしれませんし、成仏できなかった人が写真に写り込む可能性もまったくゼロではないからです。
ただ、かつて存在した心霊写真の多くは、偶然かトリックです。たとえばカメラの特性の場合、ゴーストやフレア、ハレーションなどの減少が知られています。
心霊写真と勘違いされる写真現象の例
- ゴースト…逆光時などにレンズ内に強い光が入り、レンズ内で反射した光が絞りの形や楕円などとして写る現象
- フレア…レンズやボディのなかで光が反射することで、画面にカブリやムラが出る現象
- ハレーション…レンズから太陽などの強い光が直接入射し、画面の一部がぼやけて写ってしまう現象
(【出所】キヤノンマーケティングジャパン株式会社ウェブサイト『写真用語集』を加工)
あるいはかつて放送されていた毎日放送の『ワイドYOU』という番組の『心霊写真の謎を暴く』というコーナーでは、心霊写真と疑われる視聴者からの写真を分析し、それを再現するなどのアプローチが好評を博していましたが、(著者自身の記憶ベースでは)次のようなものがありました。
被写体の人物の頭の後ろに手のようなものが写っている
背景の鉄塔が被写体の人物の頭で隠れ、後ろからつかまれているかのような写真が写ってしまった
墓参りのときに墓石に人の顔が写っている
当該墓石はピカピカに磨き上げられており、角度により近くにいる人の顔を鏡のように写してしまう
心霊写真を殺したものの正体はデジタル化
ただ、もっと身もふたもないことを指摘してしまうと、心霊写真がほぼ根絶に近い状態に追い込まれた決定的な要因は、デジタル化ではないでしょうか。
カメラがデジタル化する以前であれば、私たちが写真を撮ったとしても、それらは写真屋さんに持ち込んで現像してもらわないと、写真を見ることはできませんでした。現像するためには1枚数円で、焼き増しにもおカネがかかるうえ、数日の時間を要することも一般的でした。
だからこそ、撮った覚えのないものが写り込んでいて驚くことが多かったのではないでしょうか。
これに対し現代ではデジカメ、スマホは撮ったらその場で写真や映像を確認することができます。iPhoneの場合は設定次第でモーションを捉えることもできますし、「被写体の頭から生える謎の手」も前後のシーンから鉄塔が写り込んだものだと簡単に確認できてしまうでしょう。
これに加えて写真家の前島聡夫氏が昨年6月12日付で公表したnote記事『デジカメで心霊写真は撮れないってお話』には、こんな指摘が出てきます。
「フィルム写真では写る可能性があるけれど、デジタル写真では心霊写真は写らない」。
前島氏によると、デジタルカメラは可視光のみしか写らない一方で、フィルムはその特性上、人間の目に映る光(可視光)だけでなく、人間には見えない電磁波(可視光よりもちょっと波長の短い紫外線側の電磁波)をも捕捉してしまうのだそうです。
これこそ「肉眼で見たときには何も写っていなかったのに写真を撮ったら、見えちゃいけないものが写り込んでいた」、の正体のひとつでしょう。
科学的思考態度の重要性
いずれにせよ、「波動」だ、「心霊写真」だといった、非常に露骨な「オカルト系」の議論は論外ですが、オールドメディアでは現在進行形で、「国の借金」論を筆頭とするトンデモ論を、いまだに強く主張していたりします。
そもそも論として、『【総論】腐敗トライアングル崩壊はメディアから始まる』や『【総論】崩壊始まる官僚・メディア・野党「腐敗利権」』などでも報告してきたとおり、わが国ではこれまで、世論というものは官僚とオールドメディアが主導して作りあげてきたフシがあります。
しかし、当ウェブサイトの予言通り、オールドメディアがSNS時代の検証に耐えられず、滅亡の道を歩み始めているなかで、オールドメディアをうまく利用して世論誘導を図ってきた官僚組織は今後、オールドメディアに代わる世論誘導手段を手に入れようとする可能性が高いです。
実際、財務省などはすでに積極的に、ネットを使った情報発信に力を入れ始めているフシがあります。
ただ、官僚にせよ、オールドメディアにせよ、人々から直接選挙で選ばれたわけではないという共通点があり、したがって、議論には極端に弱いという特徴があります。
いずれにせよ、SNSはそれを「使う側」の意識が大切なのであり、客観的な証拠・数値・事実をもとに適切なロジックで議論を組み立てたうえで、官僚などの主張に対抗していく必要があります。
その意味で、SNSユーザーにこそ科学的思考態度が求められる、という点については、何度でも強調しておきたいと思う次第です。
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1 2 次へ »>フィルムはその特性上、人間の目に映る光(可視光)だけでなく、人間には見えない電磁波(可視光よりもちょっと波長の短い紫外線側の電磁波)をも捕捉してしまうのだそうです。
かつては空港のX線手荷物検査で高感度フィルムが感光してしまうのを防ぐための専用の鉛製袋なんて物がありましたね。
科学と社会科学とは、違うということですね。
ケインズは株価のことを、
「美人の観測ではなくて、美人コンテストの観測だ」
と述べていました。
美人かどうか?が数値に現れているのではなくて、みんなが誰を美人だと見なしているか?が数値に現れているのだよ、と。
社会科学はゴーストやハレーションではありませんし真面目に大事なのですが、それは科学とは違うものだという前提の認識は必要ですね。
報道の自由度を測る、フリーダムハウスとRSFの違いみたいですね。
RSFの主観調査もそうだし、「日本は報道の自由度が低い!」と言いたがるのも併せて、さしずめ「ブスコンテスト」ってとこでしょうか。
SやMな人が多いから成り立つんだろうか。
鷹の爪とのコラボ動画、再生回数は全然上がってないみたいだけど、広告代理店にいくら払ったんでしょうね? これも税金のムダ使いなんじゃ?
今回の論考は、例えが適切ではない気もしますが、大学講座のシラバスの様な印象を受けました。これこそ最初にお読みください的扱いが良いのでしょう。
今回の事例の人には「成る程〜、だからカズレーザーさんは真っ赤なんですね~」とか言っておけば良かったですね。
科学的思考が身に付くかどうかはそれこそ10歳ぐらいまでの子供時代の経験に粗方決定されてしまうように思っています。三つ子の魂百まで。とか。
では、そうでならなかった人はどうすればよいか?
一つは世のマジョリティ動向に従うことかと思っています。
世のマジョリティ動向は言うなれば集合知の結晶です。
民主主義社会における代議員選挙制度もその応用例でしょう。
変化の激しい事象に対しては時間遅れや認知バイアスのようなヒステリシス的現象が発生しうりますが、比較的ゆっくりした変化の事象であれば問題無いでしょう。
その人に関しても、世間一般で真っ赤環境で生活しているのが常識かどうか、この辺りを自問する癖をつければ良いのかなぁ、と思いました。
>心霊写真を殺したものの正体はデジタル化
私が小学生の頃、学校に心霊写真の本を誰か同級生が持ってきて、授業中に回し読みし、休み時間に皆で輪になってそれを見ながら恐怖した体験は、今思い出しても楽しいものでした。写真とそこにある2,3行の説明書きや写った心霊を特定する丸囲みが恐怖を倍加させました。夢がありました。(違)
心霊写真もいろいろで、可視光のフィルムへの多重露光もあれば明らかな切り貼り改竄などもありました。デジカメ原因説も、悪意のない心霊写真が撮れてしまう原因の一つが排除できるだけなので、今心霊写真が流行らない理由としては今ひとつしっくりこないんですよね。
今でも心霊写真的なものはデジカメでも撮れるし造れますから。
多分、心霊写真がなくなったわけではなく、心霊写真が「流行らなくなった」。その恐怖体験を「多くの人」が「同時に」共有する場がなくなったことなんではないでしょうか。
心霊写真に写ったものが霊ではない理由は、そのうち見る人が見れば出てきます。それで種明かしをされるまでの間が心霊写真の賞味期限です。賞味期限内に多くの人が恐怖を共有できればその間は心霊写真となるのです。
現代では過去の心霊写真の種明かしの知識の蓄積もあって賞味期限はますます短い上に、マスコミの退潮によって、多くの人が同時に一つのコンテンツを見て体験を共有する機会が激減している。
そういうことかなーと思いますね。
昔は楽しかった。(笑)
心霊写真は流行らなくなった。
恐怖体験を多くの人が同時に共有する場はなくなった。
TV が見てもらえないのも、出版業界が渇望してやまないミリオンヒット本が出現しないのも原因は同じです。
例に挙げた小学校時代の心霊写真の本は、たしか日本の心霊写真ブームのキッカケ本だったと思います。あの現象はあの時に始まった。
でもその後、オールドメディアがそれに便乗して同じネタをしつこく使い回しすぎて「みんな飽きちゃった」、って要素も強い気がしますね。
テレビなのに芸がないんですよね。取り柄は電波を持ってることだけ。
>オールドメディアをうまく利用して世論誘導を図ってきた官僚組織は今後、オールドメディアに代わる世論誘導手段を手に入れようとする
ネット環境で何を発信するか?だけではなく「どのように発信するか?」も一つの注視点。
通信(相互発信)を放送(一方通行)的に使ってると、ブラッシュアップされないんですよね。
*コメント欄を開放せよ!ブロックするな!異論にも耳を傾けよ!「指摘は素敵だ!!」・・。
ネットを拡声器代わりにしか使えない人々は、相対的に発信力を落としていくと思いますね。
そんなの誰も見なくなる。(笑)
左翼系の人たちは、そこのところか決定的に致命的に理解できてないですよね。
「なに?今タピオカが流行ってる?」
タピオカタピオカタピオカ~
「なに?今SNSが流行ってる?」
SNS、、SNS、SNS~
おっかしいなあー、流行ってるんじゃないの?
双方向(聞く耳)なんて、露ほどにも概念なし。
元雑用係さま
CRUSHさま
文明の利器も使い方次第なんでしょうね。
・・・・・
>そんなの誰も見なくなる。(笑)
*「あなた(発信者)しか知らない世界」ってことですねー!(笑)
科学的思考をするためには、事前の知識というか、フレームワークの理解が必要に思います。このフレームワークを理解するには、結構な勉強が。実際の実務経験も重要かもしれません。オールドメディアが意味不明な発信を続けるのは、勉強する暇がない、実務経験がないという点も大きいかもと思っています。新卒で新聞社に入り、夜討ち朝駆けを繰り返して役員へ。これでは特定分野のプロにはなれないでしょう。これはオールドメディアだけではなく、日本中かもと思っています。時代が変化する中で、日本全体が適応して、科学的思考を実践するためには、業界を跨いだ横断的な知識が必要で、そのためには、終身雇用、年功序列を止め、解雇規制の撤廃が必要な時代になってきたように思っています。
「科学的思考態度」パヨクや財務省には全く無縁な概念ですね。「ワイドYOU」いやー何と懐かしい響き。私が学生の時は「鬼嫁シリーズ」で腹筋崩壊させていただきました。
丸10年以上経過してもリアルタイム献策に引っかかり純度100%の放射脳ボケとして愛されている『カエルの幼虫』(関東の川でトウキョウオオサンショウウオが発見された記事)や付随する『幼虫の人間』『高校では物理・化学を選択したから』は有名です
更に、処理水海洋放出に反対し何度もコミュニティノートで撃墜された別アカウント渾身のネタ『川に流せばいいじゃん』も忘れられません
サンモニを見るよりも、上念司氏のyoutubeチャンネルによる関口MC時代のサンモニのお笑い実況よりも、今や左翼毒電波浴はネットで好みの語句で検索して好きな時に好きなジャンルのネタを自由に見る時代になりました
もうオールドメディアは好事家向けの電波浴さえまともに提供できていません
ネットの方が基本無料でよりお笑い成分の純度が高く不快感の少ないネタが多いからです
「カエルの幼虫」ありましたね。両生類なのに幼虫って何?」と突っ込まれてましたが。他にも著しく変形した規格外の野菜や、雌雄同体のクワガタが見つかると「原発事故の所為だ」と騒いでは突っ込まれる一団がいましたね。そういう連中は「放射脳」と呼ばれてネットで弄くりの対象になりましたが、コミュノートの付く現在、ネットに彼らの居場所はあるでしょうか?
??「アンダーコントロール(笑)」
・一冬放置したリンゴを煮て食ってる信州民ワイ困惑。
・なんで財務省は世間から嫌われ出したタイミングで悪の秘密結社(ポンコツ)とコラボしちゃうの?自虐?
・心霊コンテンツもネットに移ってしまった感はあります。ホラーゲームのジャンル定番化と、その配信で機材トラブルが、とか。つまり需要はあるはずなんだけど……
以上3本お送りしましたンガググ