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問題候補いるなら…その党のあらゆる比例候補を避けよ

国民民主党の玉木雄一郎代表は20日の定例会見で、「わが党は全国比例では現在よりもさらに10名ほど追加で擁立するつもりである」などとしたうえで、同党が擁立した候補者について「疑惑を持たれるような候補者が比例で当選するのはそもそも難しい」との認識を示しました。比例代表は同じ政党内でも競争に勝ち抜かなければ議席を獲得することができない、という趣旨です。この発言、正しいのでしょうか?

国民民主・玉木代表の会見

参議院議員通常選挙が近づいてきました。

予想だと投開票日は3連休の中日(なかび)である7月20日(日)であり、ちょうど2ヵ月を切った格好です。

こうしたなかで、ある政党が比例代表で変な候補を擁立したとして、あなた自身がその候補にどうしても当選してほしくないと思っているとしましょう。このとき、あなたはどのような投票行動をとるのが正しいのでしょうか。

いったい何の話をしているのかといえば、国民民主党です。

同党代表の玉木雄一郎氏が火曜日の定例会見で、一部の比例候補者を巡ってフリーの記者から「なぜそのような候補者を擁立したのか」と尋ねられた際に、玉木氏なりのロジックを説明したのです(該当する部分は動画の31:26~でご確認いただけると思います)。

玉木氏の言い分は先日の榛葉氏と同様

以下では話した順番を入れ替えているほか、前後の文脈に合わせて言葉を補っていますが、趣旨はこんな具合です。

  • (有権者から)疑惑を持たれるような候補者が比例で当選するのはそもそも難しい
  • 比例代表は(同じ政党内での)競争に勝ち抜かなければ議席を獲得することができない
  • わが党は全国比例では現在よりもさらに10名ほど追加で擁立するつもりである
  • そうなると(疑惑を持たれているような候補者が)当選するのは相当に厳しいと思う

…。

要するに、同党が比例で擁立した候補者が「おかしい」と有権者が判断するならば、たとえ国民民主党がそこそこの議席を比例で獲得したとしても、そのような候補者が十分な票を得て当選するのは難しい、というのが玉木氏の指摘だと思えば良いでしょう。

その意味では、先週16日に行われた同党の榛葉賀津也幹事長の会見で、榛葉氏が発言した、こんな趣旨の内容とも整合しています(動画の40:08~)。

比例(代表)っていうのは切磋琢磨だから、嫌なら票を入れなければ良いだけです」。

つまり、玉木氏や榛葉氏の一連の発言は、参院の比例代表については「非拘束名簿式比例代表」と呼ばれる制度であることを念頭に置いたものと考えられます。非拘束名簿式は比例代表で政党名、候補者名のいずれを書いても良いというシステムです。

その解釈は正しいのか?

玉木氏、榛葉氏の発言を解釈するならば、たとえば「国民民主党の政策自体は支持しているが、その候補者は当選させたくない」と有権者が判断したならば、比例でその「当選させたくない候補者」以外の名前を書けば良い、ということです。

たとえば国民民主党を支持している有権者が1000万人いるとしましょう(なお、便宜上、当選に必要な票数は1人100万票とします)。

このとき、同党が比例で20人の候補を擁立したとすると、当選できるのはこのうち10人であり、残り10人は落選することになります(※もちろん、ここでは単純化しているのであり、現実の選挙では「100万票で議員1人、1000万票で議員10人」、と単純に比例するとは限りません)。

そして、国民民主党に投票する1000万人のうち900万人が「国民民主党」と政党名を書き、残り100万人が候補者個人名を書いたとしましょう。そして、Aさんが10万票でトップ当選、Bさんが9万票で2番目に当選、といった具合に、得票の順に当選者が決まっていきます。

あるいは、当選者数が10人と決まった場合、最も下位の1万票だったTさん、2万票だったSさん、と、下から10番目までが落選していく、ということでもあります。

ただ、このロジックだと、どう考えても国民民主党の政策にも賛同していない、また主義や主張にも問題のある候補者が、固有の「ファン」を持っていたとして、10万票を獲得したらどうなるでしょうか?

残念ながら、この場合は国民民主党を政策や理念で支持し、同党に投票された票が、この「固有のファン」を持つ問題候補を当選させることに使われてしまうことになります。

その政党に配分される議席は政党名と候補者名の合計に応じてドント式で決まり、各政党の当選順位は個人名の多い順番に決まる(※ただし、政党は「特定枠」であらかじめ当選順位を指定することも可)、という参院比例の問題点が、ここで出てくるわけです。

玉木氏や榛葉氏は疑問に答えていないが…

これこそ、玉木氏や榛葉氏が誠実に答えていない、有権者の疑問点でもあるのです。

結果論で申し上げるならば、もしあなたが国民民主党の政策や理念を支持していたとしても、比例で擁立された候補者を絶対に当選させたくないと思った場合は、「政党名ではなくその候補者以外の支持できる候補者に投票する」という対策は、正しい処方箋ではありません。

その「支持できる候補者への投票」も、結局は国民民主党が獲得した票にカウントされるからです。

つまり、国民民主党の比例代表でその候補が擁立されている以上、少なくとも比例代表では、国民民主党という政党名で投票してもいけませんし、その候補以外の同党の候補に投票してもなりません。

国会に送り込みたくない候補を擁立している政党には、政党名だけでなく、あらゆる候補に投票するのを控えるべきです。

少々厳しい言い方ですが、国民民主党自身が候補者を選んだわけですから、有権者側としては、仮にその候補者を絶対に当選させたくないと思うなら、その政党、あるいはその政党に所属する一切の候補者に投票しない、というのが最も賢明な選択肢といえるでしょう。

いずれにせよ、選挙には行こう!

なお、本稿も含め、当ウェブサイトで行っているのはあくまでも一般論であり、したがって、上記の議論は別に国民民主党のみに当てはまる話ではありません。

極端な話、他のあらゆる政党に成り立つロジックです。

そして、私たち有権者は私たち自身が考えている以上に大きなパワーを持っています。新聞、テレビを中心とするマスメディアの影響力が日に日に低下し、SNSの影響力が日増しに強まるネット時代ならば、なおさらのことでしょう。

問題のある候補者を擁立したことで、それにより「逃げた」票の重みを痛感させることができるならば、各政党に対しても候補者選びを「まじめにやれ」、という強いメッセージとなり得ます。

そのことは、各政党が擁立する候補者の質の向上という形で、巡り巡って私たち有権者自身に多大な恩恵をもたらすのです。

いずれにせよ月並みな結論で恐縮ですが、選挙では必ず投票するようにしましょう。それも、有効票を、です。

このことを、改めて指摘しておきたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (46)

  • 国民民主に入れるつもりでしたが、山尾さんを公認すると言う判断をしてしまう時点でこの政党を信用出来なくなりました。比例だけで無く候補者も国民民主には入れない事にしました。何故こんな馬鹿な候補選びをしたのか理解に苦しみますし、こんな判断をする政党は信用出来ません。私は今後二度と国民民主には入れません。日本保守が参政党。泡沫政党に入れますので、自民か立憲が勝って日本はもっと悪くなるでしょう。それでも山尾を公認する政党は嫌です。

    • しかも政策が一致しているならまだしも
      党の見解と違うことを言って注意を受けるような候補をなぜ公認したのか
      まったく理解に苦しみます

  • 嫌いな一候補者がいるだけで政策を見ずに感情的になるのは減税潰しと一緒です。増税会計士に名前変えてください。

    • そのとおり。
      木を見て森を見ずの発想は見苦しい。
      巨大な官僚組織や自民党と戦わないと国民民主党の目指す政策は実現できない。太々しいくらいな強い政治家を何十人と集めるくらいじゃないと財務者や農林省とは戦えない。
      政党として票を集めるという視点でしか新宿会計士は見ていない。
      その後の官僚組織や自民党と戦う難しさは単に議員数集めても無理。
      安部晋三も財務省には手を焼いた。小泉進次郎もJA改を目指したが挫折。
      既得権益を守られた官僚組織や自民党は甘くないですよ。
      甘いのは新宿会計士。

      • >巨大な官僚組織や自民党と戦わないと国民民主党の目指す政策は実現できない。

        国民民主党がそれらと戦えるのかって話をしてるんですがね。

        >太々しいくらいな強い政治家を何十人と集めるくらいじゃないと財務者や農林省とは戦えない。

        反ワクチンや不倫議員、ザイムと戦う以前の問題だろ?

        >政党として票を集めるという視点でしか新宿会計士は見ていない。

        正当として票を集めるという視点がすべてだろ?馬鹿かお前は。

        >安部晋三も財務省には手を焼いた。小泉進次郎もJA改を目指したが挫折。
        >甘いのは新宿会計士。

        小泉進次郎がJA改革目指した?なにスットコドッコイなこと言ってんの?お前は甘いというよりか馬鹿だね。

      • あのー・・・・

        >問題候補いるなら…その党のあらゆる比例候補を避けよ

        この記事のテーマはこれ。
        財務省や農林省(?)や自民党と闘うためには何が必要か、じゃないので。
        テーマが違えば議論も噛み合わない。
        議論したけりゃ論点合わせましょうね。

  • 医師国家試験に禁忌問題というものがある。これは選んだ時点で失格になるような選択肢のこと。試験によっては、1回でも禁忌肢を選ぶと失格になるものもあるが、複数の禁忌肢付きの問題があって、規定の回数以上、禁忌肢を選択すると失格になるものもある。国民民主党が須藤某を候補に据えたのは禁忌問題と一緒。山尾某の場合は不倫だが須藤某の場合は公衆衛生に直接に影響する。

    もっと分かり易く言えば「ウ・コが入ってる幕の内弁当。」

  • メディアがあおってるだけでは?

    多かれ少なかれ、あちらを立てればこちらが立たないようなジレンマに踏ん切りを付けて、みんな投票に行くはずですから。

    今の日本のメディアには、
    どうしたい。
    どうあるべきだ。

    という要素がゼロ(左翼的だけど少なくとも中立を装ってる)なので、文句や粗探しばかりやってますから。

    国民民主党からすれば、圧勝したのに先の総選挙で候補者不足で3議席も他所に譲り渡したことがトラウマなのでしょう。
    で、次の選挙でも同じことが発生しそうだけれども候補者が居ない。
    見つけられない。
    どうせまたムザムザと他所に譲り渡すくらいならば、アホでもよいから総得票が減ってもよいから頭数を揃えに走った、ように見えますね。

    プロ野球でいうなら、一軍以外になんの組織もないんでしょう。
    スカウトも二軍もメディカルトレーナーも練習場も、なにもない。
    (国民民主党に限りませんが)

    石丸伸二をみならえよ、と思いますねえ。

    • その理屈でも、軽薄で政界の繋がりも薄くすぐ切り捨て可能であろう須藤氏は(千歩以上譲って)まあ良いとして、問題なのは菅野氏の方。ただでさえ既に国民民主の路線と反する論調を繰り広げている上に、立憲や裏切り者の前原誠司との繋がりも深く、第二の壊し屋になる可能性が極めて高いです。
      例え過去に在籍経験があっても、絶対に受け入れてはならない人物です。

    • 「確認書」が首輪として機能するのかどうか?ですかね。

      例えば自民党。
      「公約なんか守らなくてよい!」
      と断言した人が今の総裁ですから、確認書を信じるかどうかと比べてどうなのか。

      例えば立憲民主党。
      ワクチンやオカルトや亡命宣言者やキックバックの議員がたくさんです。
      消費税は25%に!とカメラの前で泣いた幹事長とか、消費税減税するなら党から出ていけ!と言った元党首とか、そういう下地の上であえて消費税ゼロ!(なんか付帯条件多々)とブチ上げてる今の党首とか。

      先の総選挙では獲得議席数では最大の減少率になった党もありますね。
      逆に増加率ではめざましいけど党首がひたすら歌って踊ってるとこもあります。

      おやおや、ガソリーヌが気になる人たちは、相対評価でこういうのが気にならないのかなぁ。

      僕が玉木や榛葉だったならば、例えば四人を集めたいなら八人を立ててみて、選挙運動を見ながら下位四人を途中で切り捨てるやり方をしますね。
      推薦で安心させたくないから。
      確認書の効果を担保したいから。

      まあ、落ち着いてお茶でもすすりながら眺めてたらよいかと。
      ダメならダメで、国民民主党はダメだったというだけですからね。

  • 今からでも擁立撤回すれば(流石に元通りは無理でも)支持率回復できますよ玉木さんよ…

  • まーねー、結局「ゴミの中から一番ましなゴミを選ぶ」式になると「一番当選させたく無いヤツを除外」を候補者がひとりになるまで繰り返すしかないからなァ
    消去法の選択はあんまおもろないけど自分やら身内出るワケでもなけりゃまーシャーナイか
    しかしコノ流れだと玉木ン氏はじめ国民民主党幹部連は支持者や有権者選挙民に参院比例の仕組みを錯誤させるツモリの発信だったンだらうか?
    だとしたら悪質なし、参院比例の仕組みを知らんと云うとんなら謳う政策まで絵空事級に信頼感堕ちてまうンちゃうかいな??
    知らんけど

  • 特定の候補者(例: 須藤元気氏)の問題を理由に、政党全体への投票を控えるのは早まった一般化という誤謬です。国民民主党に他の優れた候補者や、支持したい政策(例: 経済政策、エネルギー政策)が存在する場合、その政党への投票を全面的に否定するのは不合理です。一人の候補者の問題(例: 反ワクチン活動)が党全体の価値や他の候補者の資質を代表するとは限らりません。党の政策や他の候補者を評価せず、特定の候補者だけで判断するのは、選択肢を不当に狭めます。
    国民民主党の政策や理念に賛同している場合、特定の候補者を理由に投票を控えると、支持する政策の実現機会を失うことにつながります。これは有権者の意向を十分に反映しない選択となり、選挙の目的(政策実現)に反するのではないでしょうか。比例代表制では、政党への投票が政策支持の意思表示となり、望まない候補者を避けるために投票を控えると、他の望ましい候補者が議席を得るチャンスや政策実現を減らすことになります。
    国民民主党が須藤氏に「科学的根拠に基づく政策の順守」を求める確認書を提出させ、党の方針に従う姿勢を示させている点を無視しています。特定の候補者の過去の問題だけで党全体を否定するのは、党の是正努力を見過ごす不当な判断では? 須藤氏は党の方針に従うと釈明し、確認書に署名しています。党のガバナンスや候補者の最新の立場を考慮せず、過去の行動だけで投票を控えるべきと主張するのは一方的かと。
    特定の候補者を避けるためだけに、党全体への投票を否定するのは、選挙における多様な判断を無視する押し付けでは? 有権者は政策、候補者、党の総合的な評価に基づいて投票する権利があり、「投票しない」ことを唯一の正しい選択と決めつけることは、選択肢を損なうことになります。

    • それもひとつの意見ですね。
      コメント主様がそう考えるならば、好きになさったら良いでしょう。

      それはともかくとして、

      >須藤氏は党の方針に従うと釈明し、確認書に署名しています。
      >党のガバナンスや候補者の最新の立場を考慮せず、過去の行動だけで投票を控えるべきと主張するのは一方的かと。

      確認書って法的拘束力、あるんでしたっけ?
      反ワクチン活動家のこれまでの言動に照らし、約束を守るという保証があるんでしたっけ?
      反ワクチン活動家が確認書に反する行動をとった場合、国民民主党はその本人を議員辞職させる権限を持っているんでしたっけ?

      ま、そこも含めての有権者の判断なんですけどね。
      少なくとももし有権者が「私は絶対反ワクチン候補者を当選させたくない」と思った場合、その唯一にして確実な方法は、少なくとも今回の場合は「比例代表でその政党名とその政党のあらゆる候補を忌避する」以外にあり得ないんですけどね。

      くどいようですが、当ウェブサイトでは読者の皆様に「いついかなる場合も特定の政党に投票するな」と命じているわけではありません。反ワクチン活動家を国会に送り込んで良いという人は、どうぞご自由に。

    •  「特定の候補者を避けることを"最優先するならば"、その政党自体を避けなければ実現できない」という議論です。それを最優先させないのであれば、その政党の方針を優先し投票しても良いという意味でもあります。
       難しく考えすぎて、あるいは不投票を呼びかけた!という思い込みで、論旨は正しいものの的はずれな反論になっています。
       現に私などは須藤氏らのためだけに国民民主を外してはおりませんし、かといって総合的にはまだ自民も捨ててはおりません。最後まで判断の努力を尽くしましょうというだけの話ではないでしょうか。

  • 今回は維新に投票シナイと決めた、大阪出身の私には次期参議院選挙は国民民主党一択です。地方区の国民民主党の候補者はまだ決まって居ません。全国区?は山尾志桜里さんと、ほぼ決めて居ましたが、足立康史さんが出るので、足立康史さんに入れます。
    山尾志桜里さんは不倫とガソリンで嫌われて居ますが、自民党候補者と比較して、まだまだマシだと思って居ます。

    ヘソから下は人格が無いと聞きます。
    ワタシは人格者では無いので、ホドホドやったら、まぁエエやんです。
    ガソリンはねぇ~、ワタシの感覚でも、チョット恥ずかしいです。おカネはキレイにしなあきまへん、と思います。

    不倫の配偶者が自殺したら、それはその人の人生だと思います。

    薬師寺道代さんはよく判りません。
    須藤元気さんはワクチンをが嫌なら自分だけ黙って拒否すれば良いだけ、他人に勧める事ではありません、とワタシは思います。
    ワクチンを打って死ぬ、ワクチンを打って死なないはその人の人生です。

    私はワクチンは有効と思い接種しました。

    ダラダラ書き込みしました。
    私の結論は腐った自民党より国民民主党が腐り方がより少ないです。

    • どっちかってーとプリンガソリーヌしおりさんは議員パスの私的利用ふくめ様々なアレヤコレヤに対して「(自身がソレマデ追及してきた諸々の対象者に自身が追求したような)説明をせず逃げたまま」で居ることが嫌気されとるような気もしますが…知らんけど
      まー個人的には「タマに正気になる」と評された頃の玉木ン氏や前原一党も内包していた頃の国民民主党に回帰しつつありげに見えてきて、“嵐を見せた正気の風も去ったか!?”的概観を持ちつありマス
      まー国政維新もまた烏合度合い昇り調子クサイですし、自分は投票日ギリまで消去法ぐるぐるっすかねェ

    • 不倫なんてどうでも良いんですよ
      「日本死ね」で流行語大賞受賞してヘラヘラしてたような輩に日本国のことを任せたくないんです

  • 会見動画は私も見ました。
    記者陣の質問や疑問の提起は、ネットで見かける支持者達の思いを概ね体現していたと思います。が、疑問への回答にはなっていませんでしたね。
    立憲共産などからの攻撃のための批判や質問なら、通り一遍の回答でもよいのでしょうが、いま執行部に向けられている質問や疑問はこれまで国民民主を支援してきた人々からの疑問なのですよね。確認書だけで担保になり得るのか、非科学的な候補者を党として認めるのか、等々。

    「このままだと支援できないよ、ちゃんと納得できるように説明してよ、言葉を尽くしてよ」

    この思いが見えないのか、受け止められないのか、いずれにしても応えようとしていませんでした。
    結構今までは、厳しい質問でも受け止めて必死に回答して、過ちを改めるは改めてきていたんですよね。だから、多少危なっかしいところはあっても任せられるかな、という判断も可能だったのですが、ちょっとこの点については疑問符を持たざるを得ないですね。
    正論やスジではなく、立場によるトークに留まってしまっている。今まではうまくこなしていた世論との対話ができなくなりつつあるのか。

    政策によって政党を選ぶ面はありますが、公約だけでは任期中の全ての仕事を網羅できないので、投票は白紙委任の要素があります。彼らの判断の仕方、考え方、これらも判断要素になり得ます。

    あ、そうそう、江藤大臣の辞任要求に国民民主も名を連ねてましたね。これも頭にインプットしてます。あんな程度の発言で大臣が辞任してたら国政は停滞します。

    まあ、参院選までは時間がありますし、ゆっくり考えます。
    以上、しょうもない私の個人的感想でした。

  • 須藤や山尾の嫌われ方にちょっとした違和感があります。
    なんというか、統一教会とか裏金の関係を指摘されていた議員のような感じです。

    テレビや雑誌、オールドメディアに煽られてないか、XなどSNSで著名人の同調圧力に流されてないか、今一度確認するのもいいかもしれません。その理由が「減税、手取りを増やす」目標の旗振り政党を選ばない理由になるのかどうかを。

    国民民主党の躍進を嫌がる勢力(財務省とか財務省とか)は、現状笑いが止まらないかもしれません。生理的に嫌なら仕方ないし、考えても無理であればいいんですけど、あと2か月あるし、一度冷静に考えてみてもいいかもしれません。

    念のため、私は国民民主党の回し者ではないし、国民民主党に投票をお願いするものでもありません。

    • まーアレでしょ?
      「掲げる政策への賛意後押し期待希求度合い」と「特定候補者を議員にしたくない度合い」を天秤して後者が勝つなら比例に入れるだけで自分のキモチを裏切ってまっせ!という選挙制度の解説記事デショ??

      • はい、そういう解説記事だと思います。

        後者を選んだ時に「それ本当にあなたの気持ち?」って事を今一度、自分に問うてもらえれば、って感じですかね。

    • ネット上の反応の強さは以前の記事で指摘されていましたが、元の期待値の高さからの反動だと思いますよ。
      これが立憲だったら「爆弾抱えたぜザマー」だったと思います。
      よくわかりませんけど、マスコミ影響層はそんなに反応してないんじゃないかと思いますが。

      • そうなんですね。テレビとか見ないので、須藤や山尾の露出度がイマイチわからず。どちらかと言うとSNSのインフルエンサーと呼ばれる人たちがたたいている感じでしょうか。

        何で須藤や山尾を候補にすると、その期待を裏切るのか私にはよくわかりません。

        ただ、
        > これが立憲だったら「爆弾抱えたぜザマー」だったと思います。
        これはよくわかりますw

        • >何で須藤や山尾を候補にすると、その期待を裏切るのか私にはよくわかりません。

          先日もコメント欄でやりとりした上ですので、そう問われますとお答えのしようもありません。
          ネット上の実際の批判を直接お読みになられるとよいかと。

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