X

ひとさじの泥水で樽一杯のワインは台無し…政党も同じ

たったひとりの候補者でも政党は揺らぐ

国民民主党が元「反ワクチン活動家」を今夏の参院選の比例候補に選定したことを受け、同党はSNSを中心に、強く批判され続けているようです。これについては「たかがSNSでしょ?」と思う人もいるようですし、また、非拘束名簿式の参院比例では「嫌なら(その候補に)票を入れなければ良い」、といった発想もあります(後者は同党の榛葉幹事長が16日の会見で主張した内容でもあります)。ただ、こうした考えは、正しいのでしょうか?

何が問題なのか

国民民主がSNSで炎上…これをどう見るか

木曜日の『国民民主が絶賛大炎上?これも「深い期待」の裏返しか』でも報告したとおり、国民民主党がいわゆる「反ワクチン活動家」らを今夏の参院選の比例候補に擁立したことで、SNSを中心に「大炎上状態」にあります。

これに関しては、読者の皆様のなかにも、「なぜそこまで『炎上』しているんですか?」、あるいは「そこまで目くじら立てるべきことですか?」、といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

また、「しょせんはネット上の炎上でしょ?」、「有権者が実際に投票行動を決めるうえで、SNSの『炎上』がどこまで影響するというの?」、といった感想をお持ちの方もいるのではないかと思います。

どちらも、疑問ないし感想としては、正当なものです。

昨年のいくつかの選挙(とくに衆院選や兵庫県知事選など)で、SNSが本格的に選挙に影響を与え始めたことは間違いないにせよ、「SNSの炎上」がリアルの選挙にどこまで影響を与えるのかについては、正直、現時点での定量的な検証ないし予測は困難です。

ただ、少なくともこれまでのSNSでの反応や、あるいは各種世論調査などで判断する限り、国民民主党は若年層(≒SNS層)を中心に支持を伸ばしてきた政党である、という点については間違いありません。

このように考えると、SNSでの炎上が選挙での得票に与える悪影響は、非SNS層に支持基盤があるその他の政党(たとえば立憲民主党や日本共産党など)とは比較にならないほど大きいものである、という可能性が高そうです。

樽一杯のワインに泥水を混ぜたら…!?

これに加えて、「変な候補者がたったひとりやふたりいるからといって、その政党を全否定するのはおかしい」、「比例代表なんだから、気に入らなければ投票しなければ良いだけではないか」、といった批判についても、よくよく考えておく必要があります。

昨日の『SNS時代の有権者は「政党」ではなく「政策」を選ぶ』でも指摘したとおり、著者自身が特に「問題」だと考えているのは反ワクチン活動家です。

「不倫政治家」も倫理的に見ていかがなものかという気がしますが、それをいい出せば国民民主党は党首自身が昨年、不倫疑惑を認めて代表としての職権を停止された人物でもあるため、とりあえずここでは「反ワクチン」について「論外である」とは指摘しておきたいと思います。

樽一杯のワインにひとさじの泥水を混ぜれば樽一杯の泥水になる」。

これは、さる哲学者の名言と伝えられているそうですが、たったひとりでも妙な人物が比例候補者に交じれば、それだけでその政党自体が信頼を失いかねません。

玉木氏と榛葉氏への反論

たったひとりの候補者で政党は揺らぐ

これについては山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士が昨日、国民民主党の玉木雄一郎代表の「ひとりの候補者で政党が揺らぐことはない」という発言を、舌鋒鋭く批判しているようです。

この怪しい自称会計士の引用した動画を視聴すると、玉木代表は冒頭、こんな発言をしています。

これだけは言いたい。ひとりの候補者で政党が揺らぐことはありません」。

玉木さん。

それを決めるのはあなたではありません。私たち有権者の側ですよ。

この自称会計士がポストしている通り、政党というものは、実績と信頼をコツコツと積み上げていく努力が必要ですが、それと同時に信頼はちょっとしたことでいきなり崩壊します。反ワクチン候補の擁立は一発でそれらを吹き飛ばすだけのインパクトがあるからです。

反ワクチンは公衆衛生の敵であり、以前の新型コロナウイルス感染症拡大の折、ワクチン接種を妨害するかの言動は社会の崩壊をも招きかねない危険な行為です。そのような活動を行ってきたものを、確認書ペライチで国会議員にすることを容認することがあってはなりません。

「嫌なら票を入れなければ良い」は正しいのか

また、「比例代表なんだから、気に入らなければ投票しなければ良いだけではないか」、に関しては、一見するとそのとおりにも思えます。

実際、同党の榛葉賀津也幹事長は16日の会見で、こんな趣旨のことを発言しています(動画の40:08~)。

比例(代表)っていうのは切磋琢磨だから、嫌なら票を入れなければ良いだけです」。

榛葉氏のこの発言は、参院の比例代表については「非拘束名簿式比例代表」と呼ばれる制度であることを念頭に置いたものと考えられます。

つまり、有権者は比例票について、政党名を書いても良く、また、候補者名を書いても良いとされており、その政党に配分される議席は政党名と候補者名の合計に応じてドント式で決まり、各政党の当選順位は個人名の多い順番に決まります(※ただし、政党は「特定枠」であらかじめ当選順位を指定することもできます)。

榛葉氏の「嫌なら票を入れなければよい」、は、同党の比例代表のなかで気に入らない候補者がいれば、その候補者には票を投じず、政党名で「国民民主党」と投票するか、もしくは各々の有権者が「気に入る候補者」の個人名に投票すればよいじゃないか、という意味であると考えられます。

その候補を当選させる可能性を減らしたいなら?

もしそのような意味でそう言っているのならば、これはとんでもない勘違いです。

そもそも反ワクチン活動家を比例候補として擁立したこと自体も非常識ですが、そのような候補者がいることで、反ワクチン活動家を嫌う有権者は比例票に「国民民主党」と書くことを躊躇せざるを得なくなる、ということを意味しているからです。

自分自身が「国民民主党」、あるいは同党のなかでも自分が推す候補者の名前を書いたとしても、それによって国民民主党全体の合計得票が増え(つまり当選枠が増え)ることになるかもしれず、そうなれば反ワクチン候補が当選する可能性も増えるからです。

Xなどで「投票する政党がなくなった」という嘆きの声を目にすることもありますが、これは、政策を見て国民民主党に投票するつもりだったという人が、同党が反ワクチン候補を擁立したことで、同党に失望したという嘆きであろうと考えられます。

国民民主党は(著者自身の主観かもしれませんが)「その政党が好きでたまらない」という熱心な政党支持者によって支持されたというよりはむしろ、「たまたま良い政策を掲げていたから」支持されていたに過ぎず、政策を売りにしているはずなのに、反ワクチン候補を擁立したことによって信頼を失う効果は計り知れません。

このあたりは党首がカリスマ的な支持を受けているいくつかの政党とは異なり、「玉木さんが好きでならない」、「榛葉さんが好きでならない」という理由で同党を支持しているのではなく、あくまでも「同党が掲げる政策が魅力的だから」同党に投票した人が多かったのではないか、というのが著者自身の見立てです。

同党の決定を尊重するしかないが…投票しない自由も!

この点、著者自身は現在でも、「現時点の経済政策」に限定すれば、(たまたまですが)国民民主党が最もマシな政党だと思っていますし(※同党の政策のすべてに賛同しているものではありません)、同党が勢力を伸ばせば日本の政治も少しは変化する可能性があるのではないか、とも考えています。

しかし、それと同時に「元反ワクチン活動家」を擁立するのは、さすがに一線を越えています。

Xなどで同党に怒りや失望を表明している人も、おそらく多くの場合は同じ考え方であり、「同党に期待していたからこそ怒りや失望が大きい」というのが実情に近いのではないでしょうか。

それに、榛葉氏の会見を視聴する限りは、国民民主党は反ワクチン活動家らを候補に擁立したことを間違った行動ではないと考えていることも間違いありませんし、私たち外部者が仮にそれに不満を抱いたとしても、それを同党に変えさせる権利などありません。

結局は、同党の決定を尊重するより方法はないのです。

もっとも、榛葉氏自身もいみじくも述べたとおり、選挙というものは「嫌ならその候補者や政党には投票しない」、という権利が認められています。

「国民民主党の経済政策には賛同しているが、反ワクチン候補が当選する確率を少しでも減らしたい」と思うのであれば、たとえば選挙区で同党の候補に票を投じつつ、比例では同党以外の自分の考えに最も近い政党を選んで来て投票する、というのもひとつの考えです(たとえば自民党の反石破派議員など)。

(※もっとも、選挙区で投票するためには、ご自身の選挙区で最適な候補がいることが必要ですが、運よくそのような候補者が出現するという保証はありません。これについては一人区などではとりわけその通りでしょう。)

必ず投票してください!

選挙は池の水を少しずつ入れ替えるようなもの

なお、くどいようですが、先日の『選挙で完全に理想の候補者はいない…それでも投票を!』などでも報告したとおり、当ウェブサイトとしては「この政党・この候補者に投票してください」とお願いしたことはありませんし、おそらく今後もそれはないでしょう。

なぜなら、選挙というものは自分自身で適切に考えて行動すべきものだからです。

良い年をした大人であれば、「投票したい候補者がいません」、「だから選挙には行きません」、が許されるとは思わないことです。

正直なところ、1回や2回、投票に行ったからといって、世の中が劇的に変化することはありません。選挙というものは、池の泥水をバケツで少しずつすくい出し、きれいな水をバケツで少しずつ投入するようなものだからです。

しかし、それでも票を投じ続けていれば、必ず民意が政府に伝わりますし、民意は投票で選ばれていない実質的権力者たち(とくに財務官僚を中心とする官僚・役人や、NHK・主要民放・主要新聞社を中心とするオールドメディア関係者)に対抗する唯一にして最強の手段でもあるのです。

それに、今回の選挙で投票すべき理想の候補がいなかったとしても、「最悪の候補」を排除すれば、もしかしたら次回の選挙ではよりマシな候補者が出現するかもしれません。

「減税が票になる」、「NHK廃止が票になる」、「外交安保が票になる」、ということに気付けば、そのことを主張する政党や候補者が力をつけますし、実際、故・安倍晋三総理大臣がアベノミクスで財務省に、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)で外務省に対抗できたのも、民意の後押しがあったからです。

もし自民党の石破首相が気に食わないなら、石破首相の側近、あるいは「例の189人」に含まれていると思しき者たちを落選させるのも有権者の力ですし、また、ある政党が気に食わないとしても、「もっと気に食わない」政党があるのならば、「気に食わない」の度合いが最も低い政党に投票すべきでしょう。

(※正直、政界は一寸先が闇です。自民党内で石破茂首相が失脚し、「リフレ派」が復権するという事態が生じる可能性はゼロではなく、もしそうなれば、国民民主党人気もあっという間に凋落する可能性もあります。すべては彼ら次第ですが…。)

白票や無効票ではなく、意味のある投票を!

いずれにせよ、選挙では、必ず投票してください。

それも、白票や無効票ではなく、必ず意味のある票を投じてください。これは、当ウェブサイトからの重ねてのお願いです。

どこの政党に投票するのが正しいのかについては、申し訳ありませんが、皆様ご自身で考えてください。

やっぱり野党には任せられない、という人は、自民党に投票してください。そうすれば、野党も自民党の良いところを真似ようとするかもしれません。

自民党がどうしても気に食わないなら、自民党を敗北させてください。そうすれば、もしかしたら自民党に代わる保守政党が出現するかもしれません。

ただ、大事なことは「投票に行くこと」であり、「意味のある投票をすること」です。

これについては切にお願い申し上げる次第です。

新宿会計士:

View Comments (46)

  • 不倫にいい不倫も悪い不倫もないかもしれない
    でも相手の奥さんが自死している不倫は心情的に許せない
    国民民主党よ、さようなら〜

    • 地球5周分のガソリンや政治資金の件も、与党がやったら秘書がやったと言うのは通用しないと追及してたのに、自分がやったら秘書がやった事で自分は被害者、他の事は書類記載ミスと逃げ回った、典型的ダブスタブーメラン。旧民主の権化みたいな奴なんですよ。その上で不倫、不倫相手の嫁さん自殺、これで表に出てこれる神経が、もう駄目。一気に夢から醒めた。いくら減税叫んでも共産やれいわに入れない人は彼らのヤバさ、どう考えてもマトモな人達ではないと感じ取ってるんです。国民民主も宣伝は上手かったが玉木がダメなのか、連合に押し切られたのか、只々身内に甘いのか、自分達が誰から支持を受けたのか忘れたようだ。少なくとも岸破体制はぶっ壊さないといけないのに、立憲もクズ、他も無いなら極右の保守党か参政党しか無いのか。もう駄目だよこの国の政治。

      • まー被選挙権もお持ちなら自分で出てもええんやで
        知らんけど

  •  本件について、「玉木代表やっちまったな」よりも「石破総理やっちまったな」の方がより強く感じます。
     国民民主からしたら、いくら良い政策で喝采を浴びても、頭数が居なければ思うままには政策を通せません。政策本位なればこそ、泥水を入れてでも嵩増しをしたい段階なのでしょう(件の反ワク議員じゃ嵩増しにならんだろうにというのはさておき)。旧民主党は、勝ち馬乗りでロクでもないのが参集しまくって肥溜めに汚泥と重金属と粗大ゴミがフュージョンぶちかましてあぁなっただろうにとは思いますが。
     翻って自民党、遺産でしか有りませんが、泥水など加えずとも頭数は既にあります。既に泥水溜まりなのはさておき。手取り増を潰したりしたせいで大苦戦が決定的になったように思えますが、与党というのは手取り増案の手柄を実現させて横取りできる唯一の存在だったはずです。総理の「ウケの良いことをする政治家は悪い政治家」などという、本質を無視した上辺だけの美徳に囚われた石破総理らしい思想のせいなのか、自民は絶対安泰なので(特に反財務省的な)野党の芽を潰せば良いとでもいうような勘違いのせいなのか、逆に野党案を通せば与党がもたないと国民生活を無視した判断でもしたのか、どう捉えても実に愚かな判断でした。
     ただ今から軌道修正が効くのはどちらかといえば、国民民主側でしょう。内定予定候補者だかよくわからんモノなので外せば良いだけですし、それをブレだと嬉々として批判する者も出るでしょうが、手取り増案の発想からの副次効果で「国民の声を聞いた」と捉えられる方が多そうです。自民党側はもはや憎悪対象までなっている感があるので手遅れっぽい。

     両者の本質的な違いは「国民の声を聞いた者とつっぱねた者」という点が大きいのではないでしょうかね。

  • 今の自民党ですらカンコロンゴ氏の擁立を撤回したというのに…

    個人的には、ただの頭数要員でしかない(言い方は悪いですが最悪尻尾切りすれば済む)反ワクの方より、旧民主党系出身で因縁の根深い菅野氏擁立の方がよっぽど問題だと思います。前原誠司の乱の二の舞になるのは明らかですから。

  • 比例区に異分子を投じ、”身削ぎ” をしてまで公認する意義が無い。否、異議しかない!
    但し選挙区で勝ち残り、「 ”禊(みそぎ)” を経た後の公認」であれば、また別のおはなし。
    だと、考える。

  • 今となってはワクチンって本当にどれだけ効いてたのかよくわからないし、
    多少反ワクくらいいたって別にいいんじゃない?例の人物にはあんまり好感持っていないけど。
    国民民主には、中身がなくてもいいから、とにかく人を集めてほしい。
    末端の議員なんてどうせ何もしないよ、トップの方向性(減税)だけ明確ならそれでよい。

    次回の選挙は、保守じゃなきゃまともに戦えないってことを、自民党の中の人たちにちゃんとわからせる為の選挙。そこが変わらない限り、どうせ何も変わらないし。

    • ワクチンは効いてたと思いますよ。
      超過死亡と陽性者数が、2021年春から有意に低下してますから。
      (東京オリンピック直前)

      投与数に対する副作用も、統計的に言えば無視できます。
      (青酸カリみたいに即死する毒物という訳ではない)
      生理食塩水を点滴しても、あのくらいの死者は発生するかも。

      なおかつ決定的なのは強制されていないところ。
      嫌なら接種しなければよいだけ。
      ピーマンが嫌なら食べなければよいだけで、世の中からピーマンを無くせ!とまでは言い過ぎ。

      問題の本質は、
      税金を使ったところと、
      自粛風潮の蔓延、かと。

      でもそれはワクチンとは関係ないですからね。

    •  ワクチンの実際の効果はあまり関係がないように思います。そもそも科学的根拠をじっくり準備する時間的余裕が無い緊急対応でしたし。
       須藤氏の問題は、そんな状況から今に至るまで科学的根拠が無いことをふれまわる軽率さと知識の欠如、議員でありながら政府方針に正式な手続き以外で反した事等々です。仮にたまたま反ワクが正しかったのだとしても、結果ではなく議員としての適性の方に信用がおけません。正義感はおありなのでしょうが、暴走する独善、目的のためなら手段を選ばないのはいただけません。
       また反ワクだけでなく問題発言は多岐にわたります。個人的に捨て置け無いのが農薬陰謀論に染まっている点ですが、農政ひいては食料安保や経済に悪影響を及ぼす人物ということになると、反ワクを黙らせ目を瞑ったとしても、減税が達成されたとしても、トップと無関係だったレジ袋のようなつまらない失政を、担当させられた分野でやらかす懸念が強い。自民党にトドメを刺したっぽい手取り増潰しだって、石破総理や高知名度議員らによる動きではなく、税調や財務省のご説明のせいですし。末端の議員は目立ったことはできないかもしれませんが、何もしていないわけではありません。
       あと保守かどうかは関連性が見いだせませんが、何か関係あるのでしょうか?

    • ワクチンの効果はあったとおもいますよ

      2023年のメモから
      ルーマニアやブルガリアは直近に薬害とかあって国民が政府に不信感を抱いていたうえに
      著名な宗教指導者がワクチン忌避を表明しちまったもんだから反ワクチンに傾倒
      結果2021年11月4日時点で接種率14~16%に留まり100万人あたりの新型コロナの死亡率は
      イギリスですら2~3%なのに両国は20%を超えていた

      さらに分り易いサイトがあった
      以下のサイトで100万人あたりの死者数のグラフの時間軸スライドしてもらうと
      死者数が多かったイギリスがワクチンが普及した2021年下半期以降は急減し
      接種率が低いブルガリアは集計が終了する2023年12月17日までずっと死者数トップ
      https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html?rg=Europe&s=y&n=j&f=y&m=e
      これは現地医療の脆弱性を加味する必要性はありますが参考までに

    • 件の人物は“反原発”も掲げとったやうな…
      あーでも政党公認を獲るにあたっての『政策面で手のひらクルクル』がどー評価されるかでしょーなァ
      まーかつては「最低でも県外」で選挙に挑んでいざ内閣総理大臣に就けばむにゃむにゃ云いながら手のひら返した人物も居るわけで、公党の代表格でもその程度の知見でやっとんなし
      知らんけど

  • 国民民主の掲げた一候補者がどうなろうが、あまり関心はない。まずは手取りが増えるか、生活がより良くなるかが重要。
    これは現在の律法(議員)が行政(官僚)に支配されている状態からの脱却がまず必要と考えているから。三権分立してないから主権者にシワ寄せがくる。
    なので政党ではなく政策を支持する点はサイト主と同意見。

    候補者については色々とあるだろうが、さらにもっと政策優位に持っていくにはいい兆候とも言える。考え方や優先政策を表面上は変えさせたのだから(本心は知りませんが)。
    人気があろうが無かろうが、国民(主権者)を無視する議員は存在意義が無い。
    我々にとっては能力があろうが無かろうが、国民のために働かない議員や官僚は負債でしかない。

    政党ではなくプロジェクト(政策)単位で仕事をしてくれるようになればさらに良い。

    即死レベルのゴミでなければ使わなければならない程の惨状から早く脱却したいな。
    有害なゴミを排除して、その後普通ゴミを排除。先が長い。
    (放置されると辛いが、反原発・反ワクチンは有害だが即死ではないと思っている。原発は代替手段があること、反ワクチンは接種の自由と支持の薄さ)

  • 個人的には投票先の選択には毒水かどうかは判断要素の一つではありますが、直結はしないと思います。
    ただし、毒水を作りつつあることへの批判はあってしかるべきだし私も批判的に見ています。

    執行部は今回の決定は押し通すような雰囲気ですね。
    国民民主は支持率からして議席が大幅に増えるのは間違いないと思いますが、国会・委員会の対応業務が急激に増えるがそれを裁ける人材を確保できるかどうか。
    曲がりなりにも元議員であれば仕事ぶりは「計算できる」と思いますが、応募してきた新人さんは未知数で「計算できない」。
    いま不確定要素だらけの中で議員経験者を確保することは国民民主にとっては割と優先順位が高いことなんだろうと思います。執行部としては党の方針への賛同と引き換えに公認する。まあ、それしかやりようがない。
    山尾氏や足立氏は政策は微妙ですけど、女系天皇論者や中間層増税論者は自民党にもいます。まあ、そんなもんじゃないのとも思います。

    ただ、執行部は民主党政権の反省として「基本政策の一致が大事」と言い続けていたので、あまりにも考えの違う議員を抱えることはそれに反するのではないのか? 政権獲得時にまたバラバラになるのではないのか? その懸念というか疑問には答えなきゃならないんじゃないですかね。

    ただまあ、須藤氏に限って言うと、陰謀論はアウトだと思うんですよね。
    科学的根拠と事実に基づいた議論は民主主義の根幹だと思います。
    根拠もなしに非科学的なデマを流す人は議論を歪め、健全な世論形成を阻害します。民主主義の敵なんですよね。
    まー、よりによってこの人らかとも思いますが、人材いないんでしょうねー。

  • > ひとさじの泥水で樽一杯のワインは台無し
    本当にそんな感じで残念です。

    不倫の問題も直接〇したのなら問題ですが、これで山尾を攻めるのはちょっと違う気もします。
    須藤の反ワクも、その時に思っていただけで、むしろ考えを改めていい方向なんじゃないかと思いますが、どうなんでしょうね。

    ・1つがダメだから全部ダメ、だから投票しない
    ・ほとんどダメだけど1つだけいいところがある、だから投票する

    泥水を入れ替える作業って後者のような気もするんですけど、なかなか難しいです。
    きっと、支持しない人にとってはこの人選は絶対に許せない事なんでしょうね。

    • ちょっと思考実験的に。
      私も不倫は個人の問題と思うので判断の外と思っています。

      根拠の無いデマを流す陰謀論者は理解に一ひねり必要ではないでしょうか。
      陰謀論者には2種類あると思います。
      ・根拠のないデマと分かっていながら、別の目的達成のためにデマを流布する人。
      ・そもそも科学的根拠に基づく思考ができなくて、デマに引っかかって右から左に流す人。

      前者であれば悪質でウソつきということになります。目的達成のためにはウソをつく人。約束(確認書)はアテにならない。
      後者であれば、約束(確認書)に書かれた意味を理解できていない可能性が高いです。分かっていないのに署名した。
      前者後者いずれにしても、身の証を立てるには相応の説明が必要になると思いますが現時点での説明は不十分です。
      今の時点では、陰謀論者である彼の本質は変わっていないと判断せざるを得ないと思います。

      もちろん、投票先をどうするかという話とは全く別次元の話だと思っています。

      • 元雑用係様、解説ありがとうございます。

        須藤の陰謀論はそんな感じなんですね。どちらかと言うと前者の悪質なタイプだったのかな。よく知らなかったので、考えを改めたんならいんじゃね?くらい思ってました。

        陰謀論と言えば、佐賀県に大御所、新潟県にも小物、そして、大作家先生も盛大な陰謀論者(保守党支持者に怒られそうですが)だと(私は)思ってます。それなりに支持を集めてるってことは後者の陰謀論者なのかなぁ。。。

        投票先は悩ましいところですが、国民民主にするかどうかは別として、それでも今回は自民党はあり得ないですね。(現執行部である限り)

    • まあトーク動画ですし是非見てください、というつもりはないですが、上念氏の須藤氏への語りが私的にはヒット(うまい)と思いましたので、参考までに。
      さすが、日々陰謀論者と闘っておられるだけあって、抽出ポイントがすばらしかったです。

      上念司:須藤元気氏には総括が必要!!高知東生さんみたいに誠意を持って臨むなら是々非々で評価します!但し、山尾志桜里氏は、、国民民主公認
      https://youtu.be/frD4Y0B-2ZM

      要は、陰謀論から更生したがっていることは認めるべきだが、他人がそれをわかるようにもっと説明しなきゃね、です。
      かつて陰謀論で名を馳せた(らしい)高知東生氏(よく知らない)の例がよかったですね(7分頃)。

      「陰謀論は自信のなさから信じかけた。強く断言する人に惹かれたり・・・間違った優越感にしがみつきたかった。」
      「自分だけが知ることができた新たな"事実"を仲間に話したら、ネットのエコーチェンバーのしくみを教えてくれた。そのおかげで気づいた。」
      「俺は何にも知らないんだ、ということを謙虚に言い聞かせながらこれから生きていく。56歳。恥を忍んで告白します。」

      まあ、これから選挙に出ようとする元陰謀論者が足抜けしたことを示すには、これくらいの説明は必要ですよね。
      それも、その言葉を信用してくれる寛容な周囲の理解があって成り立つ話ですけどね。そこでようやくスタートライン。

      •  須藤氏は反ワク(以外も多すぎる)について、その影響力発信力をもって同調者を増やしてきた立場なので、本人が翻意したとて責任がついてまわります。カルト信者の「目が醒めました」は良い事ですが、カルト教幹部の「目が醒めました」では、オイオイそれで済むんかいなと。出所不明な情報とか入れ知恵とかの影響でしょうから、教祖とまでは言いませんけど。
         無関係な周囲が寛容であるに加え、これまでの賛同者を説得するか謝罪する(か大反発を無視する)なりの長く地道な行動が必要に思います。更に、反ワクだけでこれなのだから、反原発、反農薬、ロシア擁護、DS、スピリチュアルなナンカ……と一体どれだけの心配をしなければならぬやら。またそれらに論拠付きで反論されても蔑ろにしてきた事もついてまわります。今回の国民民主に従うという旨も「ワクチンの科学的根拠を否定するわけではありません」でしたっけ。「してましたよね?」と絶対に言われる。
         一つや二つ改めただけでは到底埋められない、一つ一つも「なぜ今更(しかも急速に)改められるんだ」というレベルでいっちゃってましたから。なぜありのままでいける政党を選ばないのか、改めてまで"今のタイミングで"国民民主なのか、という疑念が尽きません。
         常念氏の「当選後裏切られたらどうするの」という指摘に近いですが、玉木氏の説明動画では「国民民主党はこうです」とは言えていても「国民民主に入ってくる人はこうです」にはなっていないのがなんとも。嘘をつくより誠実ですが。

         投票先選択の決定打ではないが、党へのリスクや管理能力の懸念として決して軽い問題ではないのではないか、という感じです。

        • 「説明をするなら聞くよ」という姿勢を失ってはならない、ところからの「ちゃんと説明してよ」の主張ではありますが、仮に本人が説明する意思があったとしても説得力あるものが出てくるとは思えず、まあぶっちゃけ公認撤回以外に手はないと思います。
          一方で執行部はこの2日間で「確認書を取った」とか「票を入れなきゃいい」とか言ってしまったので、取り消す名分がなくなっちゃいまいしたが。

          須藤氏の問題は意見や政策の相違の問題ではなくて人として信用できるかの問題なのですよね。「確認書とってるからOK」の説明はこれから党が拡大する上での有象無象との付き合い方、割り切り方としては合理的ですが、だからといってその前の人選をテキトーにしていいということにはならないので、説明がピントずれなんですよね。問題にされているのは人選眼なので。

          執行部もちゃんと向き合って説明しなきゃならない場面ですが、どういう選択をするのやら。

          私事ですが、コメントと投票先判断を直結して解釈されるのが面倒なので毎回しつこく書いてますが(笑)、この件が投票先の判断要素の一つであることは間違いないです。

          •  私は"政策提議での躍進"や"財務省への挑戦"などの面で国民民主をもう実験政党みたいに捉えてしまっていますが(そして成功してほしい)、本件もこじれた上で撤回というのをやってみて欲しくはあります。今の時代ならば、ブレがどうとかなんぞよりも正しいことの方が多数に受け入れられそうに思えるので。須藤氏が噛ませ犬になりますが……理想の高い格闘家というキャラ付けなのだから本望でしょう。
             このあたり、石破総理の思想(求めに応じるのは衆愚迎合で悪)や、野党マスコミの定番口撃ポイント(ブレがどうとか)と正反対になるのも興味深いなと。

    • 直接手を下したわけじゃないから責められないと言うなら
      いじめで相手が自殺した場合も責められないことになりませんか?
      自殺するほど相手を苦しめた点が問題なのではないでしょうか

      • いや、そう言う事じゃなくてですね。。。
        政治に善悪を持ち込むな、って話ですよ。

        『酷いことをした』から罪が重くなるとか、『かわいそうだから』罪が軽くなるとか、そういう考え方をしたらお隣の国みたく、情治国家になってしまいます。

        そいう言う人の情に訴えることで、あたかも罪のない人を犯罪者のごとく扱ってきたのがマスコミであり、オールドメディアで、そういう事が「モリカケ桜」などの話になったりします。

        不倫は倫理的にはダメですが、犯罪ではないです。不倫相手の奥様には残念ですが、世の中には不倫されても強く生きている人もたくさんいます。私は不倫をもって議員の資格があるかどうかと言えば「ある」と思います。
        逆に法律を守れない人たち(共産党や一部、立憲民主党の議員)には、国会議員になる(法律を作る)資格はないと思ってます。

        あとは、個人の問題なので、匿名さんが「なし」であれば無しでいいのですが、政治を考えるときは是々非々で、善悪を持ち込まないように思考するのがいいと思います。(そいう自分もできてないことが多いですが)

  • 毎度、ばかばかしいお話を。
    ○○(適当な政党名を入れてください);「樽一杯のワインに、ひとさじの泥水を混ぜても、有権者は気が付かないに違いない」
    皆さんは、○○に何をいれますか。

1 2 3