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日本の義務教育に必要な経済教育

なぜ、比較的余裕がある老後を送ろうとしている人が、信用取引などに手を出したのか―――。『ゴールドオンライン』というウェブサイトが配信した記事によると、経済的に見て比較的余裕があるはずの元公務員男性が株式信用取引に手を出し、大損を出して長男にこんこんと説教されたのだそうです。通帳残高が半額近くに減ってしまったそうですが、「それで済んで良かったね」、というのが個人的な感想です。

新しいこと、始めてますか?

当ウェブサイトを訪問してくださる方々は、さまざまなバックグラウンドをお持ちのことと思います。

アクセス分析などをしていると、平均して40~50歳のビジネスマンの方が多いようですが、高齢層や若年層の方もいらっしゃるようですし、また、当ウェブサイトの読者コメント欄などから判断するに、働いている(た)人の職種も、農業、公務員、メーカー、金融、メディア、教員、専門職などさまざまです。

そして、著者自身はこの社会のさまざまな構成員の方の話を聞くのが好きですが、それは、話を聞いているだけでも大変勉強になるからです。だからこそ、読者コメント欄に寄せられるさまざまな方からのコメントを読むのは非常に楽しみなのです。

さて、それはともかくとして、著者自身の自戒を込めて申し上げるなら、人間、年を取るほどに新しいことに手を出すのが億劫(おっくう)になるものですが、それと同時にそれもかなりの個人差があり、新しい物好きな人はいつになっても新しいものに手を出すようです。

先日、某高齢の縁戚と話す機会があったのですが、この人は昔から新しい物好きで、今でもスマートフォンを手に入れ、LINEやインスタグラムなどを通じて娘や孫、曾孫らと交流している、などと楽しそうに話していたのが印象的でした。

これに対し、とある知り合いの方と会食したときは、「僕は株を買ったことがないんだ」とおっしゃっていて、もちろん一般社会常識としての株の知識はあるものの、株価がどうやって決まるのか、その肌感覚がまったくないと述べていました。

なんだか怖い?株式投資

なんとなく、気持ちはわかります。

インターネットにせよ、株にせよ、ふるさと納税にせよ、いままでまったくやったことがなければ、なんだか非常にハードルが高い行為に見えてしまいます(実際にやってみたら大した話でもないのですが…)。

ましてや、たとえばインターネットで「炎上」してしまい、巨額の賠償義務を負ったという話題を見ると、あるいは「コンピューターウイルス」「フィッシング詐欺」などの報道を読むと、なんとなくインターネット空間は非常に怖い場所であるようにも見えてしまいます。

また、株で大損をした、といった報道を見ると、やっぱり株に手を出すのは怖い、などと思ってしまうのも自然な感情でしょう。

というわけで、本稿でお付き合いいただきたいのは、株式投資という話題です。

最初に申し上げておきますが、著者自身、株式投資はギャンブルではないと考えているのですが、やり方次第ではギャンブルっぽい投資もできてしまいますので、注意が必要です。そして、株式投資がギャンブルなのか、それとも健全な投資なのかについては、論者によっても多少のブレがあります。

著者自身としては、株式市場は企業が自己資本を調達するためのリスクマネーの供給源であると考えており(※これには商法学者の故・鈴木竹雄元東大名誉教授あたりの学説の影響もあるのかもしれません)、したがって、株式市場に投資家として参加することは日本経済の発展に寄与していることになると思っています。

ただ、それと同時に、株価というものは激しく変動するものでもあります(とりわけ短期的にはそうでしょう)。

あるときにある会社の株式を1株100円で1,000株買えば、あなたは10万円を株式に投じたことになりますが(※売買手数料を除く)、翌日、株価が1株95円に下落すれば、あなたが10万円で購入した株式の時価は95,000円に減ってしまい、5,000円の評価損が生じます。

そのときになって慌てて株を売ってしまうと、この5,000円の損失が確定してしまいます。

これが株式投資の怖さでもあります。

これに対し、銀行預金だと、預け入れた銀行が経営破綻でもしない限り、通常の普通預金や当座預金などに関しては、1人1,000万円まで元本が保護されます。したがって、銀行預金以外の投資をしたことがない人にとっては、「元本が数日で数パーセント動いてしまうような金融商品」は恐怖でしかないかもしれません。

損失限度額、分散投資、投資方針の設定が大事

だからこそ、株式投資にはいくつかのポイントがあると考えられます。

ひとつ目は、「損をしても良い金額」を決めて投資することです。

たとえば、全財産が100万円の人がその全財産の100万円を投じて株式を1銘柄だけ購入したところ、不幸にしてその会社が倒産してしまい、ほぼ無価値になってしまったとしたら、大変に不幸なことです。全財産を失ってしまうことになりかねないからです。

これに対し、この人の全財産が100万円ではなく1000万円だった場合、同じく100万円を投じてその銘柄購入した場合、その会社が倒産してしまい、株式がほぼ無価値になってしまったとしても、この人は全財産を失うわけではなく、失うのは全財産の10%に相当する100万円に過ぎません。

この「損をしても良い金額」のことを、機関投資家のリスク管理の世界では損失限度額と呼んでいます。

ふたつ目は、できるだけたくさんの銘柄に投資することです。

たとえば、先ほどの「全財産が100万円の人がその100万円を使い1銘柄だけ購入した」という事例だと、その会社が倒産してしまうとアウトですが、同じく全財産が100万円でも、10万円ずつ10銘柄購入した場合は、そのうちの1社が倒産しても「全財産を失う」という事態は生じません。

このように、「できるだけたくさんの銘柄に投資すること」を、一般に分散投資と呼びます。

低PBR銘柄、高配当利回り銘柄、高自己資本比率銘柄

そしてみっつ目は、自分自身の投資目的を明らかにすることです。

株式投資は多くの場合、短期的な値上がり益を追求するパターン(いわゆるキャピタルゲイン狙い)と、中・長期的な配当金を狙うパターン(いわゆるインカムゲイン狙い)に分けられますが、キャピタルゲイン狙いが短期投資に向いているとされる一方、インカムゲインは長期投資に適しているといわれることがあります。

たとえば業績が急成長している銘柄に狙いをつけてその銘柄を購入し、狙い通り、その株価が上昇したタイミングで売却する、といった手法は、よりギャンブル味が出てきますが、配当金狙いで値上がり益は二の次、といった投資だと、どちらかといえば定期預金に預けるのと似たような感覚が出てきます。

ちなみに長期投資・長期的な配当金狙いだと、見るべきポイントとしては、PBR(株価純資産倍率)が低く、自己資本比率(純資産の部÷総資産)が高く、そして配当利回りが高い銘柄を物色するのが確実かもしれません。

こうした株式投資を続けていれば、配当金累計額だけで株式の取得原価を大きく上回る額を受け取れることもありますし、10年単位で株式を保有し続ければ、株価上昇により購入時と比べて株価が数倍から、下手したら十数倍にまで膨らむこともあります。

その意味では、著者自身はどちらかというと長期投資狙いの方が性に合っている気がしますが、これは人により事情もさまざまだと思いますので、もし株式投資に手を出すならば、くれぐれも適切な損失限度額管理を行い、分散投資戦略などを活用して、ご自身のスタイルに適合した投資をお願いしたいと思います。

(※なお、ついでに申し上げておきますと、当たり前ですが、本稿は読者の皆様に対し「株式投資をやれ」と勧める目的の記事ではありません。投資はあくまでも自己責任ですので、くれぐれもご注意ください。)

信用取引のこわさ

いずれにせよ、投資にはさまざまな目的があり、また、さまざまな使い方があるわけですが、そのなかでも注意が必要な手法があるとしたら、信用取引です。

証券会社によってもできる信用取引には違いがあるようですが(興味がある方は直接、各証券会社ウェブサイト等をご参照ください)、典型的には「信用買い」と「信用売り」があります。

このうち「信用買い」は証券会社からおカネを借りて株式を買う取引であり、「信用売り」は証券会社から株式を借りて売り付ける取引です。

  • 信用買い…証券会社からおカネを借りて株式を買う取引
  • 信用売り…証券会社から借りた株式を売り付ける取引

信用買いは、株価が上がれば儲かる仕組みです。

たとえば証券会社から100万円を借りて100万円分の株式を購入するというもので、株高により株価が120万円になれば20万円儲かりますし、株安により株価が80万円になれば20万円損をする、という仕組みです(※ただし金利や手数料が別途かかります)。

信用売りは、株価が下がれば儲かる仕組みです。

たとえば証券会社から時価100万円の株式を借りてきて、それを市場で売却した場合、株高で株価が120万円になれば、その120万円の株式を買い戻したうえで証券会社に返済しなければならないため、20万円損をします(※ただし、貸株料や手数料などが別途かかります)。

しかし、同じく証券会社から時価100万円の株式を借りてきて、それを市場で売却したあとで株安となり、株価が80万円に値下がりしていれば、あなたはその株式を80万円で買い戻せばよく、差額の20万円があなたの儲けです(※ただし、貸株料や手数料などが別途かかります)。

そして、この信用取引は、あなたが現金や株式現物を十分に持っていなくても始められます。

具体的には、最初に証券会社に対して現金または株式などの適格金融資産担保を預ける必要がありますが、預けた担保の約3.3倍の取引をすることができますので、もしあなたが30万円しか現金を持っていなくても、100万円分の信用取引ができるわけです。

そして、100万円の信用買いを行い、株価が上がって20万円の利益が出たら、あなたの全財産は30万円から一気に50万円に増えることになります。これに対し、100万円の信用買いを行い、株価が下がって20万円の損失が出たら、あなたの全財産は30万円から一気に10万円に減ります。

このため、信用取引は一般にギャンブル性が非常に強くなります。

正直、著者自身は自分が持っている現金の範囲内でしか株式を買ったことがありませんし、いわゆる株式のショートセルをやったことがないため、これから信用取引をやろうという人に対して適確なアドバイスができるという自信はありません。

もしどうしてもやりたいのならば、それこそ自己責任でお願いします、としか言いようがありません。

老後に信用リスクに手を出した事例?

こうしたなかで、『Yahoo!ニュース』に12日、ウェブ評論サイト『ゴールドオンライン』が配信した、こんな記事が掲載されていました。

こんな親父ですまん…年金月30万円・定年退職金2,500万円の66歳元公務員男性が「まさかの老後破産危機」新婚の30歳長男に借金をねだったワケ【FPが警告】

―――2025/05/12 11:02付 Yahoo!ニュースより【THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)配信】

記事の中身について全文を引用・転載することは控えますが(ご興味があればリンク先を直接お読みください)、この記事、まさに信用取引を取り扱ったものです。記事表題にもあるとおり、比較的経済的な余裕がある元公務員男性が信用取引に嵌り、損をした、というストーリーです。

記事のハイライトは、こんなくだりではないでしょうか。

明日までに数百万円の追加保証金を差し入れないと、取引が強制終了になってしまいます。/『もう少し我慢すれば、また上がるはずなんだ……!』/運用がうまくいっていると伝えている手前、妻だけには知られたくありません。しかし、すでにAさんが自由に使えるお金はほとんどない状況です」。

これ、ギャンブルに嵌っている人間の言い分と、ほとんど同じでもあります。

本人が「もう少し突っ込めば大当たりが出るはずだ!」、と、カッとなっているあたり、パチンコや競馬などと、本質的には何も変わりません。

ただ、この男性が幸いだったのは、カネを借りようと電話をした長男が冷静で、その日のうちに長男が自宅にい合ってきてこんこんと説教され、取引が強制終了した、という点でしょう。人間、冷静さを失っている状態でこれ以上資金を突っ込むとろくなことになりません。

記事によると男性は4000万円近くあった通帳残高が半分近くに減少したそうですが、全額失う前に強制終了して良かったね、としか言いようがありません。そもそもこの男性の経済状態に照らし、老後資金を無理して運用する必要もないわけですから、慣れない信用取引に手を出すのも意味がわかりません。

義務教育レベルでの経済教育の大切さ

ただ、この手の記事を眺めていて個人的にいつも思うのは、経済教育の大切さです。

とりわけ昭和時代の日本の学校教育現場では、投資やカネ儲けはなにやら「卑しいこと」であるかのごとく取り扱われてきたフシがありますが、やはり、クレジットカードとの付き合い方、株式との付き合い方など、経済教育は必要だと思います。

自分自身が公認会計士だからいうわけではありませんが、やはり、複式簿記の考え方については、できれば義務教育で、可能ならば小学校で、遅くとも中学校あたりでは教育してほしいと切に願います。

もっとも、経済教育を徹底していけば、日本の年金制度が破綻しているという事実がバレてしまうため、政府としては都合が悪いのかもしれないね、などと思うのはここだけの話です。

新宿会計士:

View Comments (12)

  •  男だったらレバレッジ。マージンコールもなんのその。スッカラピンで生活保護。
    冗談です、ごめんなさいm(_ _)m

     学校教育とまではいかなくても、投資の部活ぐらいあると良いですね。
    野球じゃ飯食えないです。

  • 我が家では、幼稚園の時から我が子にお金の教育をしている。
    最初は使い方、その後に得る方法、そして守る方法、最後は増やす方法。
    そして活きた事例(親の金勘定)を公開している。自社の経営状況も子にはオープンだ。
    最後の増やす方法は反面教師も含めてになってしまうが、労働、事業、投資と幅広くプチ体験してもらっている。我が家への貸主は主に子供だ。金利も(3%)払っている。

    お金という力の有効な使い方を学んでほしいと思っている。どう使うかは本人次第だが。
    腕力・知力・能力・人脈・お金以外の資産、影響力等々、力の使い方を総合的に学び、どう使うかを会得できれば、多少なり苦労は減るだろう。
    日本の経済金融教育は政府の都合だろうが、投資の話が多いのが残念だ。

  • 証券口座の乗っ取り。
    メールを送り付け、いろいろ理由つけて(例えばあなたの口座で不審な取引の兆候がある)偽サイトに誘導、ログインIDとパスワードを入力させる。
    通常カネを盗み出すことはできない。なぜならば送金口座はあらかじめ決まっているから。
    では何をするのか?
    詐欺師は口座内にある資金で中国株を買う。それも小型株。
    買えば上がる。そう詐欺師はあらかじめその株を仕込んでいるのだ。上がったところで売り抜ける。それだけではない、詐欺被害に気づいた人はその株を当然売るはず。売れば下がる。そこに目をつけて空売りを仕掛けておく。なんと「一粒で2度おいしい」あるいは「往復ビンタ」のようなことをやっている。
    いま証券業界全体で通常のID+パスワード以外の追加認証を設定しようとしている。
    私の使っている証券会社は「電話」
    0120で始まる番号に電話するとつながった直後に切れる。
    そのあと3分間だけログイン可能。顧客の電話番号からかかってきたことを認識しているのだ。
    これ、結構優れてるね。インターネットとは切り離されている。

  • 私は個人資産こそが個人の自由と自立の砦であると思っています。
    学校などでの金融知識の教育が必要だと言われていますが、私が知るところでは投資の話が多いように思います。
    私は、投資だけでは無く、税制や保険を含めた資産形成とリスクヘッジの教育が必要だと思います。

  • 子供にお金の教育をして欲しいというニーズはあるようです。大人になってお金で失敗させたくないということのようです。
    私としては、子供に実際のビジネスを経験させるのが重要ではと考えています。多分、どのようなご商売でも、なかなか大変なことも多いのではと。
    子供の時から、戦略を考え、実行に移し、結果を見ながら、再度、戦略を考え、実行して、結果がどうなるか。義務教育に必要かもと思っています。

  • 最近、新しいこと・・・昨年から少額ですが投資はじめました。
    まぁ、今回のテーマにぴったりw

    転職の際に前職の会社が残した企業型確定拠出年金(DC)がそのまま残ってて(現職にはない)、でも大した金額ではなく、移管手続きとか面倒くさそうだったのでずっと放置してました。
    ただ、そろそろ年金を意識するいい年齢になってきたことと、ネット証券の普及や制度改正により、ようやく一昨年からiDeCOに移し替えました。ついでにじゃぁ、新NISAも・・・という感じで両方の口座を開設して投資の世界に足踏み入れました。

    実家暮らしのサラリーマンでずっと勤めつつ、老親の面倒も見ていますが、自営で商売営みながら育ててくれた親の金銭的苦労をずっと目の当たりにしていたので、自分としてはお金とは一線引く感じでずっと付き合ってきたのは否めません。。

    投資の勉強代として、タンス預金で眠っていたお金に口座の貯金から少しだけ足して、NISA口座に振り込んで昨年初めより投資開始しました。
    日本株、米国株、投資信託、ETF、ADR、PBR/PER、日経225、TOPIX、JPX400、S&P500、MSCI-ACWI、・・・お金動かしつつ用語から調べて覚えていきました。

    てなわけで・・・1年半ほど経ちました。
    投資信託と個別株が半々ぐらいで、個別株は現物のみで日本株と米国株。

    半導体関連株?
    興味本位でいっとき米国株で数社現物買いましたが・・トランプ着任決まる前に売りました(苦笑)
    Windows3.1やOS/2、漢字Talk7.1(ふ、古い・・w)の頃からパソコンいじってた者としては、米国のテック企業をそもそもあまり信用していないので、いかに投資のなかのマグニフィセント7の影響を下げるか日々思案中です。。

    短期売買で利益上げようとは思ってなく、長期&分散投資として、老後資金の幾ばくかの足しと自分の金融リテラシー向上のため・・ですね。

  • 投資を義務教育にがたとえ話なのは承知の上ですが
    小中学校レベルの付け焼刃が役に立ちますかね
    学校教育に簿記をとりいれるべき、プログラミングをとりいれるべきなどの意見はあります
    選択の末で学ぶなら良いのですが一専門分野を必修科目にしては求人の需給バランスが崩れるだけ
    価値観を固定させず中高まで無地で良いのでは
    今のアメリカの株安で個人投資家が絶叫したり逆張りしたりとか狂乱を見れば
    溶けても問題ない金をみんな持ってるわけでなし投資をしない選択肢もリスクヘッジじゃないですかね

  • お金の教育は絶対必要ですね。会計の知識と金融の知識、貸借と投資、この知識を知らないと大人になって困るんですよね。小学生から教えたらいいと思います。

  •  いつぞや、芸人だか芸人じゃないんだかよいくわからない著名人が、美術館を建てたら破産とかなんとか嘯いて資金集めをしていました。1万円を使って1万円の物品を得たら、"資産"は1万円減ったのではなくプラマイゼロだという概念くらいは義務教育の段階で知っておいた方が良いかもしれません。1万円で得た資産は更にカネを生む可能性もある、という程度までは。

     で、この教育をやるにあたって、どーせ教材が財務相監修、各学校に財務相の方から来た講師が現れるのは目に見えています。なんなら天下り先として嬉々として何か設立しそう。連中を排除するのが大前提ですね。

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