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クマと酒を酌み交わして仲良くなれば侵攻止まるのか?

何ともクマった話です。人里に降りて来るクマと話し合いを行い、酒を酌み交わして仲良くなり、もう二度と人里に侵攻しないよう確約すれば良い、という主張が出て来たからです。なんだかどこかで聞いたような話題ですが、さて、これについてどう考えるのが良いのでしょうか?

大変にクマった話が出てきました。

先日、秋田県のスーパーマーケットに居直り強盗が出現したのです。

犯人―――もとい犯クマ―――は女で、11月29日に秋田市内のスーパーマーケット「いとく土崎みなと店」に押し入り、男性従業員を襲い、そのまま2日間にわたって店舗に居座り、最終的には秋田県警が設置した箱罠に入り、麻酔を掛けられたうえで電気によりあの世に送られたと伝えられています。

ただ、これに噛み付いたのが、クレーマーの人たちです。

小学館が運営するウェブサイト『NEWSポストセブン』が先週木曜日に配信した記事によると、この騒動を受け、秋田市役所には4日午後4時までに119件にのぼる電話やメールが寄せられ、その半数ほどが「クマを遠くの山に逃がして」、「なぜ殺処分するのか」、といった苦情だったのだとか。

《秋田スーパー・クマ立てこもり》駆除へのクレーム電話が殺到するなかで店舗が“お詫び投稿“ 県内外から「謝らないで!」「きりたんぽ買いました」の声

―――2024/12/05 18:15付 Yahoo!ニュースより【NEWSポストセブン配信】

ちなみに記事によると、こうした苦情、「大半が県外の都市部などに住む人らから寄せられている」ということで、秋田市の農地森林整備課の担当者は次のように述べたのだそうです。

物愛護団体や、その会員だと名乗る人からのご意見も多く寄せられています。(身元を)答えてくださる方のなかには県外の方が多いですね。なかには九州ですとか、クマが出ないようなところの方からも(苦情を)いただいたりして……。こちらとしてはそういった方たちからのご意見もお受けするしかないんです」。

なんともクマった話です。

こうしたなかで、このクマ騒動に余計な首を突っ込んだ自称会計士がいました。なにやら山手線の駅名を冠している怪しい自称会計士は、12月2日付でこんな内容をポストしているのです。

この者の言い分は、こうです。

  • 熊だって悪気があってスーパーに侵入したんじゃない。
  • いきなり殺処分はやり過ぎだ。
  • せめて熊が起きたら話し合いを行い、二度とスーパーに侵入しないよう約束させたうえで山に返すべきだった。
  • 何なら酒を酌み交わして仲良くなり、もう二度と人里に侵攻しないよう宣言させるべきでは?

…。

なんとも意味不明です。

クマがスーパーに侵入するのに、そりゃ「悪意」などないでしょう。べつにクマは日本国の法律を守ることが予見または期待される存在ではないからです。そしてこの「殺処分はやり過ぎだ」、は、動物愛護団体の皆さまに対する当てこすりでしょうか?

ちなみに「クマと話し合え」、「クマと酒を酌み交わして仲良くなろう」、はて、どこかで聞いた記憶がないでもありません。なにせ、相手は反社会的勢力であり、話し合いが通じると期待する方が不自然だからです。

人里を侵略する者との間で酒を酌み交わし、仲よくなれば相手は攻めてこない、というのも、冷静に考えたらなんだか強烈な発想です。

いずれにせよ、話し合いでクマの人里への侵略を防げるものであれば、是非とも実践していただくのが良いのではないか、などと思う今日この頃です。

新宿会計士:

View Comments (22)

  • 話し合いで問題を解決を
    というのであればまず国内の問題をそれで解決して欲しい。
    もしも国内ですらできないのであれば国外の問題も解決できないでしょう。

    酒飲んで解決なんて机上の空論でしかなく
    侵略国家を利するだけの行為です。

  • 熊の住む都道府県に居住している身としては、某ネット事典などで、三毛別羆事件などを見ていただいたうえで、発言をしていただきたいと切に思います。
    心の中では、では飼ってみてはと言いたい気持ちもあります。

    • 熊の住まない都道府県に居住しているから、言える発言では。(熊以外の危険動物が住んでいたら、それは駆除せよと、言うのでしょうか。気候変動で、熊がやってきた、でもよいです)

    • よく保護派が語る
      「熊(イルカでも鯨でも適宜に)は頭が良くてかわいいから…」
      式の論理展開

      頭がわるくてかわいくなければやっちまっていいのでしょうか?
      似たような事を舛添氏が声高らかに吠えている1日でした。
      なんだかな…

      • 「敵国の人間は頭が悪く、かわいくない」と言う(日本国内が国外かは別にして)政治指導者が、いそうですね。

  • 毎度、ばかばかしいお話しを。
    ①話し合い絶対教:「話し合いで全ての問題は解決しなければならない。だから、熊とも話し合いで解決しなければならない」
    井沢元彦(著)の「逆説の日本史」の世界でしょうか。
    ②憲法9条信者:「憲法に熊が里にきてはいけないと書き込もう」
    それでは、改憲になるのでは。
    ③動物愛護団体:「ここまで言う我々は、他の動物愛護団体より偉い」
    ④○○(好きな言葉を入れてください):「酒を酌み交わして、熊と仲良くできるVRゲームを作ってくれ」
    蛇足ですが、もし「熊と酒を酌み交わして仲良くなれる」という発言が都合が悪くなったら、この発言をした人は、自分の発言を覚えているのでしょうか。

  • 里に下りて一度でも人の食するものを食べた熊は追い返しても駄目です。
    11月29日に発生とのことですから、冬眠直前の栄養を蓄える行動だったのだろうと考えると
    少々可哀そうな気もしますが、放っておくと何度でもやって来るようになりますから、殺処分以外に手はありません。
    また、山に熊の食べるものが十分に無いようですから、里に下りてくるのは必然であって
    殺処分は必ず行うことになります。動物愛護を持ち出すには的外れだと考えます。

    熊と酒を酌み交わすのは一番やってはいけないことです。御法度です。
    入れ替わり立ち替わりで何度でもやって来るようになります。

  • 憲法第903条
     国民は、正義と秩序を基調とする自然環境を誠実に希求し、武力による威嚇又は駆除は、熊さん紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

     憲法改正待ったなし。

     普段、鹿と戦っている(というか一方的に食害攻撃されている)身からすると、"害獣"という言葉が良くないかもしれません。連中は経済的被害がほとんどです(実は十分攻撃力高い)が、熊は違います。
     熊はツキノワグマだろうがヒグマだろうがハチミツ食べたいなぁーだろうが"危険生物"とすべきです。何らの誇張も無く、蛇などと大差ありません。家屋に毒蛇が侵入したら「蛇を殺すな!そっと外へ出せ!!」などという人の割合はグっと減るのでは。この場合は危険性よりも「きもちわるい」とかいう方が原因として強そうですが。
     遠目や幼獣が可愛いのがいけないのか……クマリン可愛いもんな。

  • なんだ、てっきりロシアの話をしているのか、と思ったら、本当の熊の話だったんですね。
    トランプが大統領になって、現状の占領地域での固定が視野に入りつつあるなかで、秋田県のツキノワグマも、既成事実を積み上げようと、考えたのかな?

  • 熊を山に返しても人に危害が及ぶ可能性があるという問題の解決にはなりません。猿は人に危害を加える可能性が低いので山に返すようですが。
    動物がかわいそうというなら、環境省か農林水産省に対策を講じるよう促すのが筋では無いでしょうか?
    野生動物の食料になる植物を植えるよう促すとか。
    既に対策は講じられているのかも知れませんが。
    熊さんを中国に例えるのは、熊さんにとってはちょっと失礼ですね。熊さんは生きるために山を下りて来たのですから。
    中国は生きるためでは無く、縄張り拡大という指導者の強欲が動機のように見えます。

  • >大変にクマった話

    渦中には、目の前にクマ!
    事後には、目の下にクマ・・。

    *一刻も早い日常の回復を願います。

  • 北の大地や本州最北端に長い間住んでいます。
    毎日のようにクマ出没のニュースに接します。
    それでも比較的都市部に居住していますので自分自身が「ある日クマさんに出会った♪」ことはほぼありません。

    それでも居住地から半径10km以内にクマは出没しましたし、以前知床横断道路でヒグマに遭遇したことはあります。
    ヒグマ遭遇時は、「野生のヒグマ」という非日常に驚きましたし遭遇した個体がそれほど大きくないこともあって、自動車内から見物する限りは身の危険を感じることはなかったです。
    だから、身の安全を確保できている限りは何とでも言えますし、クマを「プーさん」と同等に見立てて「クマさんが可哀想」と無邪気に発言する方も理解できます。

    でも
    身近にクマがいる、もしくはクマの被害にあった方を想像できる知能があれば、こんなクレーマーもなくなるし、当て擦りも不要になると思います。

    動物愛護の方々には「知床財団」のメッセージをトイレに貼って、毎日唱和いただきたいです。
    「ヒグマと生きるために(知床財団)」
    https://www.shiretoko.or.jp/activity/higuma/

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