共同通信が誤報の検証記事を公表したとする報道がありました。そのわりに共同通信社が同社サイトのトップページや公式Xアカウントでその記事を見つけることはできなかったのですが、それ以上に面白いのは、誤報が出て来た仕組みです。時事通信などの報道によると、共同通信は「他社の情報をうのみにした」と述べているのだとか。
先日の『共同通信の誤報が日韓関係に影響か…政府は説明を要求』では、生稲晃子・外務事務次官が2022年8月に靖国参拝したとする報道が誤報だったとして、共同通信社が謝罪した、とする話題を取り上げました。
共同通信の誤報が日韓関係にも影響を与えている―――。わりとシャレにならない事案が出てきました。生稲晃子・外務事務次官が2022年8月に靖国参拝したとする共同通信の報道を受け、佐渡金山の追悼式典に韓国政府関係者が参加を見送ったなかで、当の共同通信は問題の報道が誤報だったと述べ、謝罪したそうです。これに対し林官房長官は「事実関係や経緯の説明」を求める構えです。シャレにならない共同通信の誤報2022年8月15日に生稲晃子参議院議員が靖国神社に参拝したとする報道を巡り、共同通信が25日、該当する報道が事実誤認だった... 共同通信の誤報が日韓関係に影響か…政府は説明を要求 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ただ、これも「誤報でした」、「はい、すみません」、で済まされる問題でもありません。
水道管に水道水でない液体が混入したら、水道の品質が問われるレベルの大問題となります。報道というのも、本来はこれと同様に、水道水から色水が出て来ると困るはずです。
しかも共同通信の記事は地方紙などに配信されているものでもありますし、配信元の記事が誤っているという事態が頻発すれば、共同通信社のみならず、報道の質全体に対する社会からの疑念が深まるのもやむを得ない話です。
こうしたなかで、どうやら共同通信が土曜日、その「検証記事」を配信したのだそうです。
共同通信、靖国参拝誤報で検証記事 「他社情報うのみ」
―――2024/11/30 23:38付 Yahoo!ニュースより【時事通信配信】
時事通信によると、共同通信は国会議員の靖国参拝に関し、別の報道機関数社と分担して出入りを取材し、情報を共有していたのだそうです。そのうえで2022年8月15日は他社記者からの情報をLINEで受け取り、「裏付けを取らないまま、他社情報をうのみにしてしまった」、としています。
ただ、印象的な点が、少なくとも2つあります。
この「検証記事」とやらを巡っては、現時点で共同通信社のウェブサイトを検索しても、Xの共同通信公式アカウントを検索しても、見当たらない、という点。そしてもうひとつはメディア各社が取材を分担し、情報を共有しているという点でしょう。
自社ウェブサイトのトップに目立つように配信しないという点もなかなかに強烈ですし、また、メディア仲間で靖国神社に人員を貼り付け、情報を共有しているというのも、現在のメディア業界の皆さんの「仲の良さ」という象徴に見えてなりません。
正直、政治家の靖国参拝にそこまでのニューズ・バリューがあるのか、という気がしますが(個人的にはむしろ「靖国参拝しなかった政治家」という情報こそ、欲しいところです)、「メディア業界のインナー組織」の仕組み―――仲間内で情報を共有し、答え合わせをしてから情報発信という構図―――が垣間見えます。
そういえば、「記者クラブ」という制度そのものも、メディア業界の「仲間内の答え合わせ」の仕組みといえるかもしれません。そして、先日の兵庫県知事選あたりから、「メディアが報じない内容がSNSを通じて拡散している」という点については、一般の人々にも広く共有されている事実となったのではないかと思います。
著者自身の知り合いの、一般的には初期高齢者の年齢に達するような人々が、最近、相次いで「新聞もテレビもウソばっかりだな」、「自分でエックスやユーチューブを見るようになって気付いたよ」、などと証言し始めているのです。
もちろん、「新聞もテレビもウソばっかり」、「SNSやユーチューブにこそ真実が含まれる」、という考え方は、いささか極端です。とりわけSNSには明らかに誤った情報、不適切な情報なども蔓延していることは間違いありません。
しかし、少なくとも人々が情報を得る手段が増えている(新聞、テレビを中心とするオールドメディアだけでなく、SNSや動画サイトといったネットメディア)、という点は間違いありませんし、SNSなどのネット空間だと反論の自由があるため、誰かが間違った情報を流しても、議論の過程で主張が修正されていきます。
とくにXの場合、最近はコミュニティノートという機能も実装されていますし、むしろケースによっては、適切な情報が手に入るのはオールドメディアよりもSNSの方だ、という事例も増えているのではないでしょうか。
いずれにせよ、現在はオールドメディアの社会的信頼が実態に合わせて調整されていくという動きが急速に生じている、というのが実情に近いのではないかと思う次第です。
View Comments (36)
毎度、ばかばかしいお話しを。
朝日新聞:「我が社が誤報を出したのは、共同通信からの情報を鵜吞みにしたからで、我が社に責任はない」
朝日新聞以外でも、使えるな。
毎度、ばかばかしいお話を。
オールドメディア:「今回の米大統領選で、ハリス副大統領有利と報道したのは、米メディアの情報を鵜吞みにしたからで」
まあ、そうでしょう。
共同通信には、他に他社情報を鵜吞みにした報道は、ないのでしょうか。
毎度、ばかばかしいお話を。
共同通信:「我が社が誤報したという事実が拡散しないように、SNSを規制しよう」
まさか。
毎度、ばかばかしいお話しを。
共同通信:「我が社が誤報したという事実は、ネットで拡散するから、何もしなくても大丈夫だ」
つまり、ネットの方が使用できると、共同通信自身が認めたのですね。
毎度、ばかばかしいお話しを。
共同通信:「我が社から(建前はともかく)犠牲者や生贄を出さないようにしよう」
共同通信から、別の会社に栄転するのでしょうか。
>https://www.youtube.com/watch?v=-nSI6-enZGI
虎ノ門ニュースで、「8月15日に有名人のそっくりさんが、靖国神社に参拝したらどうするのだ」と言ってましたが、共同通信は「いい考えだ。そのそっくりさんは、こちらで用意しよう」と思っているのではないでしょうか。
毎度、ばかばかしいお話しを。
共同通信:「生稲外務事務次官には、これから靖国神社に参拝してもらおう」
まあ、そうすれば誤報にはならないですから。
もしかして今、共同通信は「別の日に、生稲外務事務次官が靖国神社に参拝していないか」必死に探しているのではないでしょうか。まあ、「その疑惑がある」と報道する手もありますが。
参拝せぬなら 参拝したことにしてしまえ 生稲晃子議員(激しく字余り)
誤報を掲載した新聞社・電波にのせた放送会社は
『配信サービスの抗弁』で逃げるのでしょうね。
今回は配信した当の通信社まで「他社情報を鵜呑みにした」で逃げようとしている(ように見える)のが新機軸です。
内ゲバでもしてくれた方が、まだ健全かも。
>別の報道機関数社と分担し、出入りを取材
>他社の記者からの「生稲議員入りました」との情報が共同通信を含む数社の記者にLINEで共有された
靖国神社で張り込みしてるんだね。
こういう仕事は当然若い記者がやる。
若いのは「おにゃんこクラブ」なんか知らないからこういうことになる。
>現時点で共同通信社のウェブサイトを検索しても、Xの共同通信公式アカウントを検索しても、見当たらない、
読者や一般人向けには説明しない姿勢なのでしょうかね。よくわかりません。
ちなみに、「加盟社編集責任者」様にはご説明と謝罪の「文書」が送られたようで、リークしたスキャン画像がこの記事に掲載されていました。
JBPress 共同通信の“内部文書”が明かす、生稲氏の靖国参拝誤報はなぜ起きたのか
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/85201?page=3
「共同通信は靖國神社に記者1人を配置、官邸エントランスで首相動静の取材などでも協力してきた社として時事通信、NHKと組み、午前10時から10時半の時間帯は到着殿が時事通信、参集殿が共同通信、拝殿前がNHKの配置でした。」
===
靖國神社に「張り込み」って、何やってんでしょうね。非建設的なことに膨大な人件費を費やす。
それから、共同通信にとってお客様は「加盟社」であって読者じゃない、そんなところですかね
共同通信 時事通信 NHKは悪の枢軸。とりわけNHKは視聴者の皆様の受信料を こんな無駄遣いするのは許せない
報道したか否かよりも 持ち回りで張り番していることに 信教の自由を妨害し 他国に媚びを売るためにつるんでいることが許せない。
共同通信は誤報したが、時事通信、NHKは誤報しなかった?
共同通信は、時事通信、NHKに嵌められた?
“検証記事”とやらを報じなかった張り込みナカマは…
まーナンにせよコノ一件も『マスゴミ蛮勇伝』の一節としてデジタルアーカイぶされるンっせう
知らんけど
しっかしこっからマスゴミの内ゲバとかに…ナランか
今となっては、NHKと時事通信は「共同通信の取材に信用が置けなかったので、報道するのを見送った」と言うでしょうね。
現場に記者を張り付けた当の通信社・放送業者自身が「ウチの記者は信用ならん」と見切っていたのかも...
>共同通信は、時事通信、NHKに嵌められた?
では他の当事者社の報道はどうでしょうか。
時事通信:共同通信、靖国参拝誤報で検証記事 「他社情報うのみ」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024113000457
>検証記事によると、国会議員の靖国神社参拝は、別の報道機関数社と分担し、出入りを取材。情報は共有しつつ、報道は各社の責任で判断するのが取材協力の大前提だった。
NHK:共同通信 靖国参拝誤報で検証記事「他社記者の情報うのみに」
https://www.nhk.or.jp/knews/20241130/k10014654741000.html
>他社の記者がどのように生稲氏と判別したかは共同通信として確認できていないとし、「目視だけだった可能性が高い」としています。
どちらも「他社」が時事通信、NHKであることに全く触れてないですねー。
ウソついた記者はどの社なんでしょうねー。
JBpressの前掲の記事によると
到着殿にいた時事通信社の記者のようです。
で、時事通信社の記事では、共同通信は「他社」の情報で誤報した
と報道しているのです。
この国では靖国神社に国会議員がお参りをしたらあかんのですかね?
それをわざわざ神社さんに人を張り付かしてまで確認せなあかんことですかね?
こんな何も建設的なことでもないことに人件費をつかって経営者はアホですね。
おまけに、そのことを、特に、特定アジアの国に向けて(だと、私は思いますが)
【御注進】、【御注進】、【御注進】と報道しないとあかんのですかね?
日本のマスコミって、とてもとても腐りきって、おもろすぎますね。
韓流人が機能中枢に食い込んでるから時々変なことを言い出すんでしょ?
伝聞を検証せずに再拡散してそれがデマになった……ってそれ、SNSの短所と全く同じでは。「それを起こさないから既存メディアはエラいんだ!ファクト!!」って言ってたのに?そう騙ってた分、タチの悪さは数段上なような。
つーことは、不幸の手紙なんかも立派なメディアに入るんですね。
他社の情報を鵜呑みにしたって・・・・
マスコミの方が、「マスコミは裏とりしてる」ってドヤってたポストを見たような記憶があるんだけど♪
・・・で、新宿会計士様が突っ込み入れてたような?
かつて日本の大手メディアの中で唯一、北朝鮮の平壌に支局を置いていることを誇っていたのが共同通信社。2016年に撤退したとの噂があるが、YouTube の 「KYODO NEWS チャンネル」 には 「北朝鮮」 という再生リストが今もあって、新しい動画が追加され続けている。
KYODO NEWS - 北朝鮮 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLZu70tymuL9RFnHzPeH-yn45sSpuVidpo
支局があった当時から 「現地に日本人記者は常駐していない」 と言い訳していたが、それなら現地スタッフが撮影したプロパガンダをそのままYouTubeにUPしていたという事になる。
現地スタッフの給料や支局の維持費として北朝鮮にお金を払うことは、国連の経済制裁破りでもある。共同通信社はテロ支援国家を支援する、れっきとした反社会団体だ。
他社から誤報が伝わったのはLINEだったので、再発防止策として、他社とのLINEは自粛します。イーロンは許さない。
これって、共同通信が集中砲火を浴びるとマズイから他社にも非をかぶってもらって
ターゲットを分散させようとしているんでしょうかねえ?
いや、わざわざそんな事をする必要はないか……?
こんなに酷い言い訳もないかと。
「自分が悪かった」
ならばまだしも、
「みんな万引きしてるから僕もやりました」
とか、洒落になってないぞおい。(笑)
共同通信とか時事通信とかは、大手メディアが自説として書けないような記事を、引用として書くときに使う隠れ蓑として利用されてた(ように見える)から、
「死なばもろとも」
みたいな覚悟の爆弾発言なのかも。
たぶん、実体はなんにも考えてないだけ、みたいに思いますけどね。
韓国系の左翼文化人は実績として、ピンチになると必ず内部分裂して裏切る様式美がありますから。
実態はどうなんでしょうねえ……
そう遠くない未来、オールドメディアはバタバタと死滅していくだろうから
「あの頃わが社はこんな雰囲気だった」と言う暴露本が出たら良いのに。
日本の報道機関は、いつも朝鮮人の主張するウソを鵜呑みにして報道し続けているからな。全く反省もなく、同じ方法で世論誘導を繰り返す。存在意義がまったくないな。