国民民主党が主張する「年収103万円の壁」撤廃を巡り、「巨額の税収減が見込まれる」だの、「引き上げの対象者を低所得者に限定する案なども浮上している」だのといった観測報道も出てきました。端的にいえば噴飯物ですが、これらに対して国民民主党がどんな態度を取るかについては見ものです。著者自身は金融評論家的立場から国民民主党の全政策に賛同するものではありませんが、政治ウォッチャーとしては大変おもしろい状況になってきたと考えています。
目次
ついにX(旧ツイッター)でフォロワー1万人
当ウェブサイトの読者の皆さまに、御礼かたがた、謹んで報告がございます。
山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士がX(旧ツイッター)に保有しているアカウント(@shinjukuacc)のフォロワー数が、6日午前、1万人を突破しました。
なんだか、最近の展開には驚きます。
選挙の前後あたりからでしょうか、短い言葉で「ポスト」(昔の用語でいう「ツイート」)をすると、人々の反応が、驚くほど良いからです。
この怪しい自称会計士が「ポスト」している内容は、実際のところ、本当に大したことがないものばかりです。
…。
当ウェブサイトの焼き直しが多い
いかがでしょう?
これらの「ポスト」を見ていただくとおわかりかと思いますが、これらのうちとくに財務省など官僚組織に関する内容は、基本的には著者自身が当ウェブサイトで長らく持論にしてきた内容を短く区切ってわかりやすく配信し直しているだけのものばかりです。
自分自身にとってはさして新鮮味がない内容だと思っていても、こうやって改めて投稿してみると、じつに多くの方々から共感していただけていることに驚きます。
それもそのはず。
これまで当ウェブサイトの場合だと「いちどネタにしてしまっている内容」を重複して何度も繰り返すのは何となく憚られてきたのですが、Xの場合は常に新しいユーザーが流入しており、また、Xユーザーは興味分野も異なりますので、やはり世に訴えたい内容があれば、手を変え品を変えつつ繰り返すのが良いのかもしれません。
なにより、著者自身としてはすでに当ウェブサイトで語り尽くしたつもりになっていた内容を改めてXにポストし、さまざまな反応をいただくにつれ、もっとわかりやすく、もっと丁寧に、もっと適切な言葉で言い換える、という工夫をする楽しみも出てきたような気がします。
いずれにせよ、フォロワー数が5ケタになるとは正直、自分自身でも思っていなかったため、少々驚いている次第ですが、それでもこれからも精進して行こうと思う次第です。
年収103万円の壁撤廃に対する虚偽に近い反論
さて、そんな著者自身のことはわりとどうでも良いとして、ここ数日、当ウェブサイトでも、またXでもさかんに取り上げているのが、国民民主党が公約として掲げる「年収103万円の壁」の話題です。
これについては財務省関係者の意を汲んでいると思しき者たちからの攻撃が激しくなってきており、たとえばいくつかのメディアや(自称)知識人らが、「国民民主党の減税案をそのまま飲めば毎年7兆円レベルで税収が減る」、といった具合の警告を出しています。
もちろん、これは限りなく虚偽に近い言説です。
たとえば昨日の『じつは財務官僚は数字に弱い?毎年巨額の剰余金を計上』などでも取り上げたとおり、そもそも日本の財政を眺めてみると、ここ数年は毎年のように10兆円を超える規模での剰余金を生じていたりもするからです。
しかも、日本にはまだまだ国債を増発する余力が十分にありますし、債券市場の金利も諸外国と比べればまだまだ低く、むしろ比較的低い金利で公共事業をするなり、減税をするなり、といった選択肢だって、十分にあるわけです。
というよりも、財務省のこれまでの言い分ないし言動は、やはり奇妙な者ばかりでした。
民間企業の場合、「商品の値段を下げたら売上が落ちます」、などと主張すれば、わりとバカにされるのではないかと思いますが(値段を下げたらその分、売れる数量が増えるかもしれないからです)、官庁の世界だと「税率を下げたら税収が落ちます」とかいうおバカな理屈がそのまま通用してしまうのでしょうか。
余談ですが、著者自身、じつは財務官僚という人種が世間で思われているほどに頭が良い人たちではないのではないか、といった仮説を持っていますが、これも『財務省とマスコミ「値段下げたら売上落ちる」式の詭弁』などで述べたとおり、彼ら自身、数字に極端に弱い人たちだからです。
「巨額の税収減」という噴飯物の主張
さて、以上を踏まえて本稿で取り上げておきたい話題がこれです。
「年収103万円の壁」見直し、政府・与党と国民民主が引き上げ幅を協議へ…11日には党首会談
―――2024/11/06 05:00付 Yahoo!ニュースより【読売新聞オンライン配信】
これは「年収の壁」に関連し、読売新聞が一昨日に配信した記事ですが、改めて読んでみると、なんともツッコミどころが多くて困惑するのです。
とりあえず気になった点を2箇所ほど紹介しましょう。最初はこれです。
「国民民主党の案では巨額の税収減などが見込まれるため、修正を図って合意を得たい考えだ」。
…。
なんとも噴飯物です。「巨額の税収減」と言われましても困惑するからです。
国民民主党の減税案を巡り、財務省が試算した税収減は7兆円少々とされていますが、これは毎年の各種剰余金の額と比べても十分に小さい額であり、また、多少の税額不足であれば国債を発行することで賄うことは十分に可能です。
まさかとは思いますが、この「国民民主党の案では~」で始まる文章を考えた人(読売の記者に述べた人)は、本気でこの7兆円という額が「財政危機をもたらすほどに巨額の税収減だ」と思っているのでしょうか?取り過ぎた税金を返すというのは当然にやらなければならないことではないでしょうか?
次に、こんな記述も気になります。
「国民の主張通りに引き上げた場合、高所得者の減税額が大きくなるという批判も出ている。政府・与党内では、引き上げの対象者を低所得者に限定する案なども浮上しており、国民の理解を得ながら議論を進める考えだ」。
なぜそこでわざわざ低所得者に限定する必要があるのでしょうか?減税の対象者を所得階層で分けるというのは、努力や才覚で高い収入を得ている人たちに対する不当な差別ではないでしょうか?
もちろん、所得税は累進課税であり、担税力が高い人(資産家や高所得者層)により大きな税負担をお願いするという意味では社会正義に照らして妥当だとする考え方も一般的であり、また、先進国でもこうした仕組みを採用する国も多いことは事実でしょう。
著者自身は行き過ぎた累進課税には反対ですが、累進課税の考え方そのものを無碍に否定するつもりはありません。
しかし、国民民主党の「103万円の壁」議論は、本質的に言えば、インフレなどによって物価水準が変わっているにもかかわらず、基礎控除や給与所得控除の設計が変わっていない点に問題があります。つまり、「給与所得103万円以上の全所得階層の人から税金を取り過ぎている」のです。
ここを抜本的に変えないと、税負担が不当に高止まりしたままです。
こうした点を理解しないままで財務官僚を務めている、政治家を務めている、新聞記者を務めている、という人が、少し多すぎやしないでしょうか?
国民民主党は(現時点では)譲らず
ただし、国民民主党の側は、この「103万円の壁」やその他の減税政策を巡って、今のところは譲る気配を見せていません。
報道等によれば、国民民主党代表は、たとえば「壁」の103万円」を178万円に恒久的に引き上げることに加えて、消費税率の5%への時限的引き下げ、電気・ガス料金の引き下げなども与党側に申し入れる予定だそうです。
国民、8日自公に申し入れ 「103万円の壁」見直し
―――2024年11月07日18時24分付 時事通信より
国民民主党、与党との協議で「103万円の壁」先行対応や消費税率5%の時限的引き下げ要求へ
―――2024/11/07 05:00付 読売新聞オンラインより
著者自身は「金融評論家」としての立場からは、決してこれらのすべてに賛同しているわけではありませんが、「政治ウォッチャー」という立場からは、国民民主党の主張がすべて盛り込まれると面白いことになるとは思っています。
もちろん、国民民主党はキャスティング・ボートを握っているとはいえ、衆院側で28議席の集団に過ぎず、何でもかんでもすべての要求が通るというわけではないでしょう。
しかし、国民民主党が主張する▼基礎控除・給与所得控除合計額を178万円に引き上げ、▼消費税率を時限的に5%に引き下げ、▼再エネ賦課金の徴収停止―――などが1項目でも通れば、玉木氏のいう「手取りが増える」が何らかの形で実現します。
国民の案が通れば財務省は立場を失う?
そして、手取りが増えた結果、経済成長が加速され、却って税収が伸びようものなら、これまで30年間、増税を繰り返してきた財務省・財務官僚らは完全に立場を失うことになります。
また、財務省と結託して「国の借金」論や「悪い円安」論、「金融緩和悪玉」論といったインチキ経済理論を垂れ流して来た新聞、テレビも同様に、これまでに溜まりに溜まったツケを一気に支払わされることになる可能性が高そうです。
こうした観点からは、やはり国民民主党の減税政策については(とりあえずは、たとえば「年収の壁」だけでも良いので)完全なかたちで実施されることを期待したいところです。
この点、年収の壁は控除103万円だけでなく、社会保険料の壁(106万円)、国民年金の壁(130万円)など、さまざまなものが残っているため、103万円の壁を撤廃するだけでは不十分であることも間違いありません。
しかし、103万円の壁を取っ払えば、103万円以上の年収の全ての勤労者に恩恵が及ぶことになりますので、経済効果は抜群です。
その意味では、国民民主党の姿勢に注目しておく価値があることは間違いないといえるでしょう。
View Comments (62)
自称新聞記者、自称国際機関職員、自称会社役員、自称団体理事 ...
自称を乗っける「とほかに」笑いが取れる。あなたもやってみませんか、自称会社員 ...
>そして、手取りが増えた結果、経済成長が加速され、却って税収が伸びようものなら、これまで30年間、増税を繰り返してきた財務省・財務官僚らは完全に立場を失うことになります。
>また、財務省と結託して「国の借金」論や「悪い円安」論、「金融緩和悪玉」論といったインチキ経済理論を垂れ流して来た新聞、テレビも同様に、これまでに溜まりに溜まったツケを一気に支払わされることになる可能性が高そうです。
厚顔無恥な連中だから、知らぬ顔で居直るのでは?
ツケを払って貰う方法として、全体の消費税を5%に下げておくかわりに、新聞テレビ業界はその穴埋めが終るまで10%で納税して貰うことにしよう
マスコミは国民を騙す力を失った
ただ情弱政治家の判断を誤らせればそれでよい
>ただ情弱政治家の判断を誤らせればそれでよい
私も財務官僚より政治家のほうが問題だと考えますが、選んでるの国民ですから話が此処で止まっちゃうんですよね。
「国民の主張通りに引き上げた場合、高所得者の減税額が大きくなるという批判も出ている。」
これって、減税になる割合で言うたら高所得者のほうが少ないはずだと思うんですがね。
典型的な「割合が出されたら数字を見ろ 数字が出されたら割合を見ろ」案件じゃないですかぁ!
毎度、ばかばかしいお話を。
①マスゴミ:「国民民主党の減税案は、石破自民党の延命につながる。だから反対である」
まさか。
②マスゴミ:「国民の生活が苦しむほど、その不満のはけ口として、新聞が売れて、視聴率もあがる」
これも、まさか。
もしかして、テレビ局は不況になれば、スポンサー企業は宣伝に力を入れると考えているのではないでしょうか。(ただ、その宣伝がネットになるのか、そもそも宣伝費に増やすかは分かりませんが)
重松清の小説での登場人物のモノローグですが、曰く、
新聞雑誌やテレビなどの報道は、
「他人の不幸で飯を食ってる」
神妙な顔して報道してるが、災害や事故などを舌なめずりして待ち望んでいる。
それらを見たり読んだりしてる人たちも、
「自分より不幸な誰か」
についてのニュースを渇望している。
安心し笑い飛ばすために。
…てのがありましたね。
榛葉氏も党首同様か以上か、民主党時代から豹変してますね。今回の街頭演説は中々上手く、正論を熱く語るものでした。喋りの上手さだけなら、立憲組もそれなりに立つんですが……某番組に出た何故か総理になれない方なんて、喋り方も印象悪いわ言ってる内容は無茶苦茶で出演者にひかれるわで散々なもの。彼と会話していると、ツッコミが延々終わらずに自然と口喧嘩になっているかのよう。
榛葉氏の政策主張も民主党時代とは変遷しているため、やはり所属に縛られるのか(所属次第で言うことを変えてしまうのか)とは思いますが、とにかく現状については随分と差が出たものです。佐賀出たっちゃーアノ人も大概ですが。
なんと!
「03万円の壁」がジェリコの壁のように崩壊しそうだと見てとるや、電光石火で「106万円の壁」を無くして全員から社会保険料を徴収するのだとか。
死なばもろとも、というかバーター取引でなんとか相討ちに持ち込もう、と悪あがきしてるみたいな?
そんな変更が一週間程度で準備できるものなのね。
やればできるじゃん、あんたら。
内容や方向の是非はともかく、国民民主党の躍進をきっかけに、よどんだ雰囲気が一気に動き出しているのが、爽快ですね。
玉木いいね。
>なんで官僚組織の言い分を聞く必要があるん?
時間的に無理なものは無理では?
開発仕事をしている身としては、スケジュールはすぐには組み直せないし、無理な納期をやると成果物の品質が著しく下がってろくでもないことになるという事例をよく見ています。
これは、どこの仕事も同じだと思いますけど。
>嫌なら辞めな。
技術者の言い分を聞かない、ブラック顧客やブラック企業経営者達に、まさにそんな事言われて辞めていった人が多く。
今さら、人手不足に泣きを見て、技術者争奪戦が起きていたりします。
財務官僚を「技術者」って、それ、相当恥ずかしい認識ですね。
技術者を侮辱してます。
さすが以前から民主主義を否定し有権者を侮辱するようなコメント↓を投稿されている方だなと。
>自分は、誰でも何でも投票に行き、投票率を上げるというのはあまり賛同出来ません。
>何故なら、この手の人達も投票権を持って、国政に参加しているというのは、正直なところ国政の足を引っ張っているだけとしか思えないからです。
>「馬鹿に選挙権を与えるな」が、自分の主張となります。
https://shinjukuacc.com/20241103-01/comment-page-1/#comment-337214
上の匿名氏の肩を持つつもりはありませんが、この言いようはいかがなものかと思いますが…。
まず、財務官僚=技術者とは言っていないのではないですか?
それと、有権者を侮辱するようなコメントを例示してこきおろしていますが、削除コメントに該当するほどのものではなかった(なので削除されていない)ようですし、何より他の方との会話のキャッチボールもなされており、こんな考え方もあるのだな、という程度で「私は」有権者を侮辱するけしからんコメントとは感じませんでしたけどね(今回のコメントは?ですが)。
>まず、財務官僚=技術者とは言っていないのではないですか?
そうですか?
文脈に照らしてこの匿名コメント主は財務官僚を技術者になぞらえていますよ?問題のコメント、ちゃんと読みました?
>削除コメントに該当するほどのものではなかった(なので削除されていない)ようですし
>「私は」有権者を侮辱するけしからんコメントとは感じませんでしたけどね
ウェブ主が削除しなかったコメントを批判しちゃいけないっていいたいのかな?
コメントにはさまざまな種類があります。「削除基準に該当しない」からといって、自動的に「ウェブ主的に全面的に受け入れている」、を意味するものではありません。
このコメント主が有権者を侮辱するコメントを出すのも自由ですが、それを発した以上、これに対しては批判を甘受する義務があります。
それが言論自由ってもんですよ。
それが自己責任ってもんですよ。
それが主義主張ってもんですよ。
うーん、上手く伝わらなかったようです。
レベル低くて申し訳ないです。
”ウェブ主が削除しなかったコメントを批判しちゃいけない” とかではなくて、言い方がちょっと酷くないですか?と思ったのです。
批判を甘受することも当然理解していますが、え?発言が許しがたいと思ったにせよ、そこまで言うのか…否定しすぎじゃない?とちょっと驚いてしまったので。
財務官僚=技術者ではない については、匿名氏自身が開発者(技術者かも)であり、自分の知っている世界や経験をもとにどこの仕事も同じだよね、と拡大解釈しただけ…まあ、結局なぞらえていると言われればそうですね、すいません
黒犬さん
>まず、財務官僚=技術者とは言っていないのではないですか?
実際、自分はそう言っているつもりではないです。黒犬さんの認識で合っています。
「これは、どこの仕事も同じだと思いますけど。」と書いた通り、依頼に対して成果を納品する、大凡どの仕事でも共通する話をしています。
技術者を例に取り上げたのは、自分にとって身近で、それが一番分かりやすい例だと思ったからに過ぎません。
依頼に対して成果を納品する(例:税の調査依頼に対して、調査結果を作成するなど)。というのは、官僚だろうと同じ話のはずなので。
あと、有権者については、別に有権者全般を指して侮辱しているわけじゃありません。
あくまでも、国政に対して義務教育レベルの理解を持っていない人や。政治に対して、当事者意識も無く非現実的な要求を強請るだけの人は、有権者足る資格は無いだろうと言っているだけです。
黒犬さんなら、ご理解頂けていると思いますが。
>>まず、財務官僚=技術者とは言っていないのではないですか?
>実際、自分はそう言っているつもりではないです。黒犬さんの認識で合っています。
ご自身がお書きになられた文章をもう一度ちゃんと読んでみられてはいかがですか?あなたの文章は間違いなく、財務官僚を技術者に例えています。コメントを書き込む前にちょっと推敲する癖を付けられてはどうでしょうか?
>「これは、どこの仕事も同じだと思いますけど。」と書いた通り、依頼に対して成果を納品する、大凡どの仕事でも共通する話をしています。
その例えは、適切ではありません。そもそも財務官僚を含めた公務員は「公僕」であり、「政治家の依頼に対して成果を納品する」者たちという例えが間違っています。
官僚は、本来ならば国会の命令に従い、粛々と仕事をすべき者たちです(ちなみに「怪しい自称会計士」がツイッターで批判しているのは、自分たちの本分を忘れ、国会に命令するかのごとき態度を取る財務官僚どもの傲慢さです)。
また、ツイッターの趣旨は、専門家としての財務省に対する怒りです。実務的には、国民民主党が述べている「年収103万円の壁」部分だけであれば、技術的には所得税法第89条、同別表第5、月額表などの修正で済みますので、何年もかかるというレベルではありません。「何年もかかる」は明らかな虚偽です。
虚偽の説明を垂れ流して国民を欺こうとするその姿勢は、断じて許せるものではなく、それを擁護するのであれば相応の批判の対象とさせていただきます。これは、当然のことです。
>あと、有権者については、別に有権者全般を指して侮辱しているわけじゃありません。
>あくまでも、国政に対して義務教育レベルの理解を持っていない人や。政治に対して、当事者意識も無く非現実的な要求を強請るだけの人は、有権者足る資格は無いだろうと言っているだけです。
それを、「有権者を侮辱している」と言います。有権者の資格はあなたが決められるものではありません。あなた様の以前の「馬鹿に選挙権を与えるな」とするコメントもそうですが、有権者をバカにするのはたいがいにしてください。傲慢すぎます。
当ウェブサイトでは「馬鹿に選挙権を与えるな」といったレベルであれば、多少は非常識ないし反社会的なコメントであっても許容しているつもりですが、それは「そのような非常識・反社会的なコメントを遠慮なく書き込んでよい」という意味ではありません。「暴論を書き込む以上は、相応に批判されることを覚悟しなさい」、ということですよ。
新宿会計士さん
自分はこれ以上、今のあなたと会話するつもりはありません。
説明したい話は色々とありますが、それを説明したところで聞く耳を持たないであろう事が目に見えているからです。
>官僚は、本来ならば国会の命令に従い、粛々と仕事をすべき者たちです
だから、それが国会の命令という「要求・依頼」に対して、粛々と仕事するという「成果」を納めているということでしょう?
>技術的には所得税法第89条、同別表第5、月額表などの修正で済みますので、何年もかかるというレベルではありません。
本当ですか? システムのこと何も知らない顧客が、ちょちょいと設定やソースコードを弄れば要望が出来るだろとか言って、大惨事を引き起こすというのはよく聞きました。なので、部外者としてはそこは慎重に考えた方がいいと思いますが。
これらの例からしても、互いの認識が違いすぎます。会話がまるで成立していません。続けるだけ不毛としか思えません。
>「暴論を書き込む以上は、相応に批判されることを覚悟しなさい」、ということですよ。
暴論を書き込んでいるつもりはありませんが、書き込んだ内容が他人にどう受け止められるかは常に覚悟しながら書いています。
そして、言ってもいないこと勝手な解釈されたり。何をどう考えたか、説明にもなっていない反論でない限りは、反論を受け付けています。
また、何をどう考えたかは、自分はなるべく説明します。
あと、この際なのでこれも書き込んでおきます。以前にも、同じ話はしたかもですが。
自分は相手がどこのブログ主、コメント主、マスコミ、政治家だろうと。単なる情報発信者として、自分も含め平等な態度で接しているつもりですので、そこはご容赦を。
ブログ主がそうかは分かりませんが、もしブログ主であることを理由に敬意を払え、配慮をしろと言われても、そういう要求には応えられません。
主張の発信者は、公平な立場であるべきだと考えているので。
礼節は常に弁えるつもりですが。
>説明したい話は色々とありますが、それを説明したところで聞く耳を持たないであろう事が目に見えているからです
書き込むのは自由です。どうぞご勝手に。
ただしそれでツッコミを受けても文句を言わないでくださいね。
>ブログ主がそうかは分かりませんが、もしブログ主であることを理由に敬意を払え、配慮をしろと言われても、そういう要求には応えられません。
>主張の発信者は、公平な立場であるべきだと考えているので。
>礼節は常に弁えるつもりですが。
勝手に前提条件を作らないでください。。べつに当ウェブサイトにおいてウェブ主を批判することは禁止事項ではありません。
「礼節をわきまえていないから批判されている」のではないことに気付かないんでしょうかね?
>ただしそれでツッコミを受けても文句を言わないでくださいね。
言いませんし。そのこと自体に文句言ったこともないつもりです。
ツッコミとやらが議論のルールを守っていない場合は別ですが。
>「礼節をわきまえていないから批判されている」のではないことに気付かないんでしょうかね?
これも、そんなこと言っているわけじゃないです。
「この際なので」と書いた通り、批判云々とは全く別の話です。そういうところを読み飛ばされるので、いちいち会話が成立しないんですよ。
どちらかというと、これはブログ主というよりかは他のコメント主宛てなところところもありますが。
以前に、一部の人からそれこそブログ主の主張出来ないなら、ここには来るなだの。
あるいは、ただのコメント主なのだから立場を弁えろ的な返信を返されたことがあったので。
自分は、あくまでも是々非々でブログ主の記事を自分なりに判断しているだけに過ぎない。
異論を言うことがあろうが、尊敬語みたいなものが無かろうが、そこに何か感情的に含むものがあるわけじゃないという説明をしているだけです。
以前に、そこを勘違いされている人達がいたようなことがあったので。
他にも、ブログ主からの返信を光栄ですと言っている人も見かけたことあります。
その人個人がそう思うのは勝手ですが、そういうスタンスをこっちには押し付けられても、自分には応じられないという話です。
>匿名 より:2024/11/08 14:28
うーん、機械系技術者なら機工、電気系技術者なら回路、ソフト系技術者ならプログラムに相当するのが、財務官僚にとっての税制って事だと例えていると読み取れて、財務官僚=技術者って読解は“誤読”ではないと考えますけどね。
クロワッサンさん
大凡、労働者というのは依頼を請けて成果を納める存在だと考えています。
一次生産者の場合は依頼は、成果物を納めても、そこに明確な依頼主がいると限ったわけではないので少し外れるかもですが。
ともあれ、官僚も技術者もそういう労働者の枠に含まれるということです。
数式で書くなら。労働者⊃技術者、労働者⊃官僚、労働者⊃営業、労働者⊃医者……。という具合です。
>財務官僚を「技術者」って、それ、相当恥ずかしい認識ですね。
>技術者を侮辱してます。
なので、ブログ主のこの返信の意味が分からなくなるんですよ。
「どこの仕事も同じ」と書いた通り、自分は労働者⊃官僚ということを言っているので。
文法的にはこの返信は『財務官僚を「労働者」って、それ、相当恥ずかしい認識ですね』『労働者を侮辱してます』となるのが正しいです。
でも、実際はこんな文は現実と照らし合わせておかしいことになります。
労働者に含まれるという意味で、技術者も官僚も同じですが、それを直接=で結ぶのは理解が違うということです。
>匿名 より:2024/11/09 08:41
技術者とそれ以外との感覚の違いに、
事象Aと事象Bとの関連性について、
現実的にはあり得ないけど完全に否定出来る根拠がない場合に、
無いと言い切らないのが技術者の感覚で、
無いと言い切るのが技術者以外の感覚で、
ってのを、何かの裁判に絡んで見聞きした記憶があります。
技術者としての感覚で官僚の無理を技術者の無理と同じだと捉えるところが間違いなんじゃないかと。
Xの方でも大盛況です。
私のサラリーマン経験では技術者の言い分はもちろん大事なものでしたけど、でも立場のポジショントークがあるので、丸呑みしていてはダメでした。納期の話は特に。(笑)
どこの会社も普通そこは同じじゃないかと思ってましたけど。
その「できない」という言葉は「誰が」言っているのかをよく注視していました。技術者といってもいろいろいますからね。
関係ないですけど「馬鹿にはわかんねーんだよ」なんて顔に書いてる人もいました。(なつかしい)
バランスを欠いて人が辞めたり会社が傾いた事例があるのは確かですけど、まあ、「技術者の話は全て尊重すべき」なんて一概に言える話ではないですね。
今回の所得税減税案件における財務省に対して適用するにはムリがあるような気がします。
ちなみに、私は技術者になれなかった人間です。
自分も別に、技術者(というか、仕事を頼む相手全般)の言うことを丸呑みすべきとは思っていないし、そう言っているつもりもありません。
仕事を頼む方が、一方的に相手の言い分も聞かずに、自分の要求ばかりを押し付けると、相手が潰れて依頼したものがまともに出てこない。
逆に、何でもはいはいと丸呑みすると、コストばかりが嵩んで、これまた依頼者が望んだ結果を得られない。
お仕事は、両者がよく話し合って、現実的な計画に調整しないとダメだよねという一般論を言っているつもりです。
自分は、財務省の言い分としては「時間が足りず、年内には無理だ」という結論しか知らないので、それが妥当かどうかも分かりません。
検索しても、根拠の詳細は分かってないです。
言い分の根拠について、政治家達とよく話あった上で、現実的な落としどころを探った上でやって欲しいと思っています。
その話し合いの結果が、無理なく年内に出来るというのなら、それはそれでよしです。
根拠の詳細も分からない状態で、要求を押し付けるつもりは、相手が誰だろうとしないというのが自分のスタンスです。
根拠の詳細が分かって、現実的に年内に可能だったなら、財務官僚達も、政治家の指示に従ってくれとは思いますが。
私も「技術者」の言葉に反応してしまい自身でズレていたと思いましたので、ちょっと論点を修正します。
>なんで官僚組織の言い分を聞く必要があるん?
この言葉はブログ主さんが、財務省のホンネとやらを聞いて報道しているマスコミに向けたものです。
過去の財務省が減税の芽を潰すため、或いは増税を進めるためにマスコミを使って世論形成する手段を使うのは、直接的な証拠があるかはわかりませんが状況証拠的には間違いないと思います。
その前提で。国民民主党がこれから、自民党と政策実現に向けた交渉を始めようとしていますが、その奥にいる財務省の手口からすればすでに戦いは始まっています。
この時点で財務省のホンネとやらを、マスコミが一方的に垂れ流すことは財務省の世論戦に加担することを意味します。私は批判は当然かなと思います。
その上、財務省はというと、国民の下僕であり、財務大臣の手下であり、本来直接国民に政策を訴える立場にはなく、ホンネとやらは本来ありえないですよね。
建前上は、そんな立場にもないはずなのにあたかも財務省に人格があるかのように扱う報道もあまり好ましくないとも思います。そんな既成事実化は財務省の力になるのでしょう。肝心なときには「公僕ですから」と逃げられますから。
いや、実際はバリバリ自らの意思で行動する集団なんですけどね。その価値観が公正である担保は何もないのですが。だからなおさらタチが悪い。
そこは一線引いてほしいなとは思います。
自分は、財務省、外務省、自衛隊、警察、消防、市役所その他諸々、どの公的機関も人格があってしかるべきだと思いますけどね。
中にいるのは、結局のところ人なのですから。
そもそも、マスコミの言う財務省の本音とやらも、誰が言っているのかもよく分かんないですが。
財務省を批判するなら批判するでいいのですが。
人格否定ではなく。仮に、年内に出来ると考えているのなら、根拠を揃えてどういう理屈で年内に出来ると考えているかを説明するような。
そういう、主張を否定することでの反論、批判の方が建設的だと思います。
「財務省が言っているから」「自衛隊が言っているから」「〇〇が言っているから」で態度を変えるとしたら、それも論理的な態度とは思えません。
人格という言葉に反応されると困るのですが、権限と読み替えていただけますか?
>権限と読み替えていただけますか?
分かりました。ただ、権限と読み替えても、結局の所は自分の主張としては同じになります。
>直接的な証拠があるかはわかりませんが状況証拠的には間違いないと思います。
何故かというと、この部分について直接的な証拠が確認出来ていないので、自分はここをあくまでも「分からない情報」としか扱わないのです。
ですので、ここが分からなくても持って行ける結論にしていきます。
つまりは、政治家と財務官僚との間で話し合って、現実的な決着をしてくださいという結論になります。
では戻りますけど、
>人格否定ではなく。
組織と個人は分けて考えるべきです。
財務省に法人格があるのかどうか法的解釈はわかりませんけど、少なくとも国民に認められるような人格は、財務省にも財務官僚にもありません。法令で定められた権限しか認められません。
財務官僚個人も国民ですが、一国民としての意思表示は財務官僚としての立場で行ってはなりません。公人と私人の立場は区別するべきです。公務員にはそのような義務も課されています。
財務省・財務官僚批判も、組織や組織人に対してなされるもので、一国民個人としての官僚に向けられるものではありません。
今回話題となった玉木代表の自宅にマスコミが突撃、家族に突撃インタビューしていますが、その区別がつかない人々の行為でもあります。
上で新宿会計士さんも補足されていますが、財務省の行為は分を越えていますし、それを垂れ流すマスコミも批判されて然るべきです。
>そもそも、マスコミの言う財務省の本音とやらも、誰が言っているのかもよく分かんないですが。誰が言っているかもわからないようなことを報道することも批判されて然るべきです。
>つまりは、政治家と財務官僚との間で話し合って、現実的な決着をしてくださいという結論になります。
加えて言うと、あなたがどのような価値観で財務省に接するかをとやかく言うつもりはありません。(というか、わりとどうでもいい)
2024/11/08 17:06 17:06
https://shinjukuacc.com/20241108-01/comment-page-1/#comment-338299
この「匿名」は「元雑用係」です。
ここは改行が抜けて引用と私の文言が混じっていました。
訂正します。
>そもそも、マスコミの言う財務省の本音とやらも、誰が言っているのかもよく分かんないですが。
誰が言っているかもわからないようなことを報道することも批判されて然るべきです。
日本メーカー「出来ません」
中韓メーカー「出来ます」
これらは、意味がそれぞれひっくりかえっていますからね。 財務官僚を知るわけではないのですが、言われたままを信じられるほど彼らを信用できるのかという点は、かなり判断に影響を及ぼすと思います。
仕事に置き換えても、
技術者「出来ません」
└多分そのまんま、「ウチの設備じゃホント無理」だとかでしょう。
営業「出来ません」
└「もっと価格を上げろ」という交渉だと捉えるのが普通ではないですかね。
この場合の"財務省さん"はどちらかといえば…ってことですね。
ちなみに、私は元は営業がホイホイ都合の良いことを言って受けた仕事のせいで残業しまくっていた現場の人間です。
書いた後に思ったのですが、
財務省「出来ます!」
これだと多分、言われたことだけ受け入れて、他の事で増税補填できるぜみたいな骨抜き策がありそうですね。
内需企業、関係者も日本人がほとんどの職場だったので中韓の例は想定外でした。(笑)
環境はいろいろだと思いますが、私の環境では技術的な可否判断は信頼感が高いのですが(というか信じるしかない)、プロジェクトのみなさんそれぞれがいい仕事をしたいがために少しずつ取っているバッファーが、足し合わせるとすごいことになることがままあったのですよね。
そんな感じの、善良な日本人同士のせめぎ合いを頭に描いていました。
農民さん
>財務官僚を知るわけではないのですが、言われたままを信じられるほど彼らを信用できるのかという点は、かなり判断に影響を及ぼすと思います。
実際そうだと思います。
自分も、財務官僚の知り合いなんていないですし、実際は知らないです。
だから、別に信用しているわけでも、信用していないわけでもないです。
ただ単純に、分からない相手に対して、分からないまま断じるのは違うと思うので、自分はああいう主張になるという具合です。
匿名 氏の完全勝利ですな。
管理人様は何をそんなにムキになっているのか?
一読者の意見として素直に容認すればいいのではないか?
それこそが多様性なのでは?
まったく不思議な限りだ。
私はゴキゲンだ(^^)/
ブログ主から相手にもされていないピエロがコメント欄で必死ですね。
あなたの大好きなロシアちゃん、負けそうでちゅね❤️
匿名さん、あなたの味方ってアオキしかいないんですよ。
残念でしたね~
またお会いしましょう~
予算通らなきゃあ「総辞職」
財務省がいくらつっぱっても減税は避けて通れない。
今減税に対してネガティブキャンペーンのようなものが出てくるのは一種の「煙幕」かもしれない。国民民主のもう一つの公約{消費減税}は財務省としては何が何でも阻止したいということだろう。
私の予想では:
基礎控除はせいぜいプラス5万~10万円。
給与所得控除の計算式をいじって低所得者の減税を大きくして高所得者には恩恵が行かないようにする。
社会保険、健康保険は加入義務の限度を上げる。
これで壁を103万円から150万程度にする。
国民民主はこれで妥協。
さて、どうなるか。
1.石破忘れ、石破素通りの潮流が逆転して、
2.抵抗勢力が首相に大挙して集まり、
3.石破操縦、石破強硬突破をくわだてるかも知れませんね。
岸田前首相周辺の動向に注意を払っておく必要がありそうです。
石場の評判が悪いですが 前からその手の人物というのは 我々ですら知っているのですから 自民党の国会議員ならもっと良く知っていたはず。それが選ばれたのは岸田の悪巧みと思っています。石破本人も選ばれるとは思っていなかったのではないかと邪推しています。
>そして、手取りが増えた結果、経済成長が加速され、却って税収が伸びようものなら、これまで30年間、増税を繰り返してきた財務省・財務官僚らは完全に立場を失うことになります。
30年といったら労働者としてはほぼ一世代ですよね。物価と賃金が上昇する好循環を経験として知る人は少数派。今は定年後も働く人が増えていますが。定年の年齢を間近に感じる団塊ジュニアの私の幼少時は好循環があった社会だったようですが、自分が就職して以降には経験がありません。私より少し上になるとバブルのトラウマがあったりします。
今回大型減税が実現し好循環が軌道に乗り財源不足が杞憂だったことがわかると、ものの見え方が変わる人は大勢いるんじゃないでしょうかね。
とにかく今は、普段政治に関心のない情報源がマスコミに偏らない普通の層に対して「財務省」の存在が盛んにアピールされていますから、「原因はあいつらだった」の合意形成ができてしまうかもしれませんね。
長引いたアベノミクスの仕上げを自民ではなく後に現れた野党主導で実現するというのも、皮肉なものではあります。実現すればですが。