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衆院選を振り返る…自民惨敗は「テレビ層」が主導した

自民党は65議席減らす一方、立憲民主党は50議席積み増しました。これはやはり、「テレビ層」(具体的には高齢層でしょうか?)を主体とする一部の人たちがテレビ報道に乗せられたという可能性が高い気がします。その一方で、(1)自民政権が続くのか、(2)石破政権が続くのか、(3)石破氏辞任の場合は誰が火中の栗を拾うのか、などについても注目点は盛りだくさんです。

2024/10/28 14:47追記

記事ジャンルが間違っていましたので訂正しています(内容は変更していません)。

衆院選の結果が出た

衆院選の結果が出てきました。

各メディアの報道によると次の状況だそうです(図表1)。

図表1 第50回衆議院議員総選挙 新勢力
会派 当選者 公示前 増減
自民 191 256 ▲65
立民 148 98 +50
維新 38 43 ▲5
公明 24 32 ▲8
共産 8 10 ▲2
国民 28 7 +21
れ新 9 3 +6
社民 1 1 ±0
参政 3 1 +2
保守 3 0 +3
無所属 12 14 ▲2
合計 465 465 ±0

(【出所】各社報道をもとに作成)

各選挙区の得票状況については、ざっと見たところ、立憲民主党が自民党に大差で勝利している選挙区もあれば、立憲民主党の海江田万里候補が56,979票で自民党の山田みき候補の55,040票と僅差の戦いとなった東京1区のような事例もあるようです。

ただし、このあたりの詳細分析については、報道ベースでやるか、でそれとも総務省から公式の結果が公表されるのを待ってからやるかについては、著者自身の今後の都合次第、といったところです。

自民の惨敗、立民の圧勝も…本来、立民が勝つ要素はなかった

それはともかく、今回の選挙結果、いったいどう見るべきでしょうか。

まず、「自民党のマイナス65議席」、「立憲民主党のプラス50議席」というのは、正直、著者自身も見方がかなり甘かったと考えています。

「自民苦戦と立民躍進」は本当か』などを含め、繰り返し主張してきたとおり、著者自身、自民党はむしろ微増を予想していたからです。

というよりも、立憲民主党の政権公約があまりにもダメダメであり、「裏金問題」のワンイシュー政党と化しているなかで、しかも日本共産党との選挙協力も不成立となったなかで、普通に戦えば自民党が圧勝し、立憲民主党が惨敗するであろうことは、容易に想像できたからです。

敗因はおそらく、石破茂総裁(首相)率いる自民党執行部が旧安倍派(清和政策研究会)の重鎮5人を含め非公認とするなど、野党やマスコミのいう「裏金問題」のイシュー化に応じてしまったことに尽きるのでしょう。これにより「テレビ層」こぞって立憲民主党に投票したと考えられるからです(私見)。

テレビ層の存在

ちなみにいくつかのメディアの出口調査では、立憲民主党に投票した人は高齢者ほど多いという傾向が示されているようです(たとえばTBSが報じた次の調査結果など)。

このTBS調査で見る限り、70代以上に限ってみれば、(おそらく)自民党に投票した人よりも立憲民主党に投票した人の方が多いのではないでしょうか(※他社調査でも状況は似たようなものです)。

また、著者自身はテレビをふだん、まったく目にしないのですが(家庭にも職場にもテレビ自体を設置していません)、複数の知り合いの報告によれば、テレビでは連日、政治ワイドショーなどでこの「裏金問題」を繰り返し取り上げていたのだそうです(このあたりは定量的に説明できる資料がないか、探しているところです)。

このことから、控え目に見て、今回の選挙は典型的な「2009年型選挙」だったと言えるのではないでしょうか。

メディアが勝手にアジェンダを設定し、それに少なくない有権者が乗せられた、という側面が(おそらくは)強いからです。

こうした見方を裏付けるデータは、ほかにもあります。

まず、上記TBSの図表でもわかるとおり、若年層になればなるほど自民党に投票した人が多い点にも注目しましょう(とくに40代以下でその傾向が顕著です)。

テレビは高齢者の娯楽…若年層はテレビを見ない

実際、総務省『情報通信白書』に掲載されている調査では、この10年あまり、平日のテレビ視聴時間数は若年層については激減していますが(とくに30代以下にその傾向が顕著です)、その反面、高齢層(とくに60代以上)については、テレビ視聴時間は減っていません(図表2)。

図表2 平日のテレビの利用時間
年代 2013年 2023年 増減
10代 102.5分 39.2分 ▲63.3分(▲61.76%)
20代 127.2分 53.9分 ▲73.3分(▲57.63%)
30代 157.6分 89.9分 ▲67.7分(▲42.96%)
40代 143.4分 134.6分 ▲8.8分(▲6.14%)
50代 176.7分 163.2分 ▲13.5分(▲7.64%)
60代 257.0分 257.0分 ±0.0分(±0.00%)
全年代平均 168.3分 135.0分 ▲33.3分(▲19.79%)

(【出所】総務省『情報通信白書』データをもとに作成)

こうした調査結果などを踏まえると、やはり「テレビ層」(≒高齢層、でしょうか?)がこぞってテレビ報道に乗せられ、立憲民主党に投票した、といった説明が、有力な仮説としては成り立ちそうです(※いや、「有力な仮説」というよりも、著者自身はこれが限りなく真相に近いと思っているのですが…)。

そして、こうした仮説に基づけば、立憲民主党が「裏金一点張り」のワンイシューでここまで伸びたのは凄いという言い方もできますが、それでも「騙せた」のはテレビ層だけだった、ということでもあります。

これ、立憲民主党とテレビ業界は、必ずこのツケを払うことになります。

特にテレビ業界に関しては、内外に課題が山積するなかにも関わらず、勝手に「裏金問題」というアジェンダセッティングを行い、国民の意思決定を歪めたのですから、視聴者からは「見なくなる」、「見る人がいなくなる」という形でのペナルティを喰らうことでしょう。

一方の立憲民主党も、「デタラメ政権公約」(『「2%から0%超」…立憲民主のトンデモ物価安定目標』等参照)を掲げ、ろくな政策論争も行わなかったわけですから、今回獲得できた議席も、立憲民主党としての最大値だったと考えて良いのではないでしょうか。

自民党政権は継続?石破首相は続投?

さて、それはともかくとして、図表で示した勢力図で改めて考えてみましょう。

著者自身の大きな関心事は、(1)自民党が与党であり続けるかどうか、(2)石破茂氏が総裁を続投する(できる)か、そして(3)石破氏辞任の場合、火中の栗をこのタイミングで誰が拾うのか、です。

まず(1)に関し、自民党を主体とする政権、という枠組みが変わる可能性は、いったいどれほどあるのでしょうか。

これについては大きく次の3つの可能性があると思います。

1番目は、自民党を主体とししつつ、公明党や国民民主党などが加わる大連立政権、2番目が、いままでの自公連立政権が「少数与党」となるケース。そして3番目が、自公が下野し、野党連立政権が発足するケースです(1993年のようなパターンでしょうか)。

このうち最初のケースは、政権の安定運営という観点からは、理想的なスキームです。自民党は191議席と過半数(233議席)に大きく足りませんし、これに公明党(24議席)を加えても215議席ですので、やはり過半数に届かないからです。

これに日本維新の会(38議席)か国民民主党(28議席)を加えれば、それぞれ253議席、243議席となり、過半数ラインを超えますし、維新、国民両党が連立に加われば281議席となり、国会運営も政権運営も飛躍的に楽になります。

ただ、この「大連立構想」の可能性が、果たしてどれだけあるのでしょうか。大連立に加わるのは、維新、国民両党にとっても大きなリスクでもあるからです。それぞれの支持層が果たして納得してくれるかどうか、そしていかなるポストが渡されるか、といった点が、大きな焦点となり得ます。

一方で、少数政権という可能性もあり、とくに2番目と3番目のパターンについては、著者自身としては2番目のパターンの方があり得ると考えています。

今回、自公両党では単独過半数に足りませんが、その一方で立憲民主党は躍進したとはいえ、得た議席は148議席で、じつは、これは泉健太・前代表が「これ以上取れなければ引責辞任する」と宣言した150議席のラインにも足りません。

必然的に、立憲民主党単独政権が発足するためには、議席が足りません。

ただし、立憲民主党がたとえば維新、国民、れ新、社民と連立したとしたら、5政党で合わせて議席は224議席となり、これに野党系無所属の議員がたとえば5人ほど合流すれば、「野党政権」も現実に発足し得ます(※といっても、この場合も過半数に届かない可能性も高いですが)。

ただし、立憲民主党を主体とした政権に加わるという決断を下すことは、維新、国民両党にとってもリスクは高く、自民党政権に加わる以上のハードルがあります。とりわけ国民民主党にとっては、立憲民主党の「デフレ公約」は受け入れられるものではないからです。

考えられる3つのパターン:石破氏退陣ならだれがしりぬぐいを?

こうした観点からは、可能性が高い順でいえば、次の通りではないかと思います。

  • 1.自民党を主体とする大連立政権(例:自公国、自公維、自公維国)
  • 2.少数与党による自公連立政権
  • 3.立憲民主党を主体とする大連立政権(例:立維国れ)

いずれにせよ、自民党が上記1、2のパターンで政権を維持するとした場合でも、やはり党内の結束のためには、非公認とした候補(とくに「安倍派5人衆」のうちで落選した高木毅氏を除く4人)を党内に戻さなければ政権運営はできっこないでしょう。

そうなると、先ほどの(2)の論点、すなわち石破氏が続投するかどうか、正確には「続投できるかどうか」という論点にもつながってきます。なにより、石破氏が総裁の座にしがみつけば、「自民党分裂」という可能性が生じてきます(著者自身はさすがに現時点で自民党が割れるとは思っていませんが…)。

そして、先ほどの(3)の論点―――だれが火中の栗を拾うのか―――に関していえば、現実的には先日の総裁選に出馬し、互角の勝負を繰り広げた高市早苗氏か、この選挙で知名度を飛躍的に上昇させた小林鷹之氏あたりが真っ先に候補として挙げられるでしょう。

幸いにも高市、小林両氏は総裁選後に無役を選んでいますので、党内で石破下ろしの流れが生じれば、この両名(とりわけ現実的には高市氏でしょうか?)の緊急登板という可能性は十分にあるところです。

ただし、この場合であっても自民党が少数与党となるケースや下野する可能性などと戦う必要があるため、政権運営、党運営は困難を極めるでしょう。いわば、「火中の栗を拾う人」(高市氏?小林氏?)が石破氏の「しりぬぐい」を余儀なくされる格好です。

著者自身、政治家たるものは少数与党での困難な政権運営などを経験するのも大事だと考えているクチですし、高市氏ないし小林氏に本当に総理大臣としての適性があるのなら、「温存する」のではなく、自民党は今すぐその「実弾」を表に出すべきではないでしょうか。

このあたり、自民党の判断を待ちたいと思います。

新宿会計士:

View Comments (90)

    • ・石破は国民的人気

      オールドメディアによる誰にでもバレバレな捏造、偏向、デマ。

      ところがこれを自民党議員たちが真に受けてしまったのだから世も末ですw
      石破総理で本気で衆院選に勝てると信じていたのだから救いようがありませんw

      立憲のピークは案外長く続くと思う次第です(^_-)-☆

  • 毎度、ばかばかしいお話を。
    テレビ局:「高齢者は、「自分が騙された」と認めたくないから、何度でも騙せる」
    まあ、高齢者とテレビの関係とは限りませんが。
    蛇足ですが、もし高齢者がテレビによって自分の生活に実害が出れば、「テレビに騙された」と大騒ぎするでしょう。

    • 毎度、ばかばかしいお話しを。
      ①テレビ局:「自民党の悪口は視聴率になるが、立憲への悪口は視聴率にならない」
      ②高齢者:「テレビよ。自分が生きている間は、自分を騙し続けてくれ。なにしろ、「自分がテレビに騙されていた」と認めたら、死んでしまうから」

  • 久しぶりの会心の勝利!

    今回、石破は普通に選挙をやっていれば議席数を維持できた。
    ところが「アベ派粛清選挙」に打って出る。

    これにより保守層が離脱。
    一番厄介な岩盤保守層が自民党とエセ保守政党に適度に分散してくれた。

    これは大きい。

    立憲は大躍進で最大野党の地位を維持。
    これからも適当にヤジやアジをしていればよいw

    共産、社民は歴史的役割を終えたと言える。
    近い将来の消滅は避けられないだろう。

    ただその代わりにれいわが若者の支持を得て躍進している。
    今後は立憲がリベラル、れいわが極左という棲み分けが望ましい。

    それにしても石破はよくやってくれた。

    ここの皆様もなぜ我々が石破を歓迎しているか、よくわかってもらえたと思う。

    もちろん「俺たちの石破」はまだまだこんなものではない。
    これからも様々なことをしでかしてくれるはずだ。

    てっきり今年は蓮舫惨敗の暗いムードで終わるものと思っていた。
    まさかここまで勝ったうえでの明るいムードで終われるとは予想外だった。

    私は、とても、ゴキゲンだ(^^♪

    • お前らの裏切りは忘れない。何時迄も馬鹿な団塊老人に頼れると思うな。奴らはいずれ死ぬ。この国の若い世代は誰が日本の、自分達の敵か理解している。あと20年もすればお前らは罪を償う事になる。

    • 自民惨敗は「共産党」が主導した。

      今回、かつてのような野党統一ができていたとする。
      ならば自民はある程度の緊張感をもって衆院選に臨んだはずである。

      ところが始まる前から立憲と共産は分裂状態。
      自民執行部はこれならアベ派を排除しての勝利を確信したはず。
      こうして非公認処分、比例重複排除でアベ派の粛清に出た。

      ただ自民執行部は岩盤保守のアレルギーを想定していなかった。
      保守層が離れたことは比例票から容易にうかがうことが出来る。
      自民執行部はアベ派を崖から落とそうとしてついでに自分たちも落ちてしまった。

      今回の衆院選の本質は自民の自爆である。

      そう考えると、共産が早々と大量の候補者を擁立したからこの流れとなったと言える。
      代表就任すぐに共産との連携を否定した野田もこの流れを生んだ。

      立憲と共産の不和により自民が大敗したのは、逆説的ではあるが皮肉な話である。

      かりにゃん より:氏

      (*´Д`)

    • Xなどではほとんどの野党支持者が「仲間以外とは口をきかない」と言う
      スタンスなので、こういう「本音」を隠さず聞かせてくれるのは貴重ですね。

    • たしかに
      アオキさんのような立ち位置だと
      普通に真面目な住民の隙を突いて
      ゲリラさんたちが局地戦で成功を収めたような
      そんな成功を祝うお気持ちなのでしょう(^^);
      ただ、所詮はゲリラさん
      偏向マスコミさんと特定野党さんの
      不実な奇策で予想外の成功をおさめても
      そんなものに気づいた住民のしっぺ返しには
      とても耐えられないそのんな存在だと
      私は思いますがねえ(笑)

    • 世相 マンボウ (^^) 氏

      今回、立憲は特に何もしていません。
      公約もトンデモだし共産との共闘もなし。
      現場の熱量は都知事選の半分以下でした。
      (私は自民の議席はそのままで立憲の議席は減少すると予測していました)

      立憲がゲリラや奇策を行ったというのは完全な誤りです。

      むしろ「アベ派粛清」というゲリラ、奇策を実行したのは自民執行部。
      その余りの姑息さに「普通に真面目な住民(保守層)」が離れてしまった。

      繰り返しますが、この衆院選の本質は自民執行部の自爆。
      立憲だのテレビだのは2次的なものに過ぎません。

  • 自民党総裁選は失敗でした。
    党内で中庸な人物ではなく遺恨が残る方が選ばれました。
    また裏金議員として厳しい態度を取った事で有権者強い憤りを感じさせる負の効果がありました。
    仲間を後ろから撃ってるように私は見ました。

    またマスコミもガンガン裏金議員と言っていましたし
    選挙速報でも裏金シールが貼られてました。
    なーぜーかー野党議員には裏金が無いかのように報道されましたが。
    テレビしか見ない人は刺激的なマスコミ情報を鵜呑みにし
    テレビ視聴する高齢者層が立民票を入れたのでしょう。

    • 駅田 さま
      >野党議員には裏金が無いかのように報道されましたが
      テレビが、野党にも裏金議員がいると認めたら、テレビは高齢視聴者に怒られるのではないでしょうか。
      蛇足ですが、石破首相が続投すると言いだしているので、党首が落選した公明党が怒り出すのではないでしょうか。

      • なっちゃんがキレてたみたいなし
        けど石井(今は普通のヒト)氏も選挙戦始まるまで小選挙区単独ナメてたみたいなしシャーナイっすナ

  •  いくらTVに依存していたとしても、自民党を嫌悪するまでは理解が及ぶものの、立憲をあえて"選ぶ"のが理解できません。TVの自民ネガキャンは四六時中で、立憲の異常行動を報道せず守るまではできても、"褒める"のは事実を捻じ曲げない限りは至難の業だからです。なぜ立憲に?という点をいくら考えても、「第二党だから」という理由くらいしか思い浮かびません。(私も選挙権の無い高校生くらいの頃、なんか自民党ってダメらしいから民主党っていう2番目のが良いんじゃ?とか思った覚えはあります。)
     しかしこれこそが最大の野党第一党利権なのでしょう。政策そっちのけで政局に走ろうが、政策に触れたと思ったら意味不明だろうが、"そんなことを気にしない・できない層"(自分の高校生の頃レベルということか……)の受け皿に無条件でなれる。

     若い世代が維新国民を押し上げたとのこと。政権与党ではなく"野党第二党"の変遷を注視していきたいと思っています。

    • > なぜ立憲に?
      私は野田が上手かったんじゃないかと思います。
      とにかくブレずに「政治とカネ」一点突破。
      普通は衆議院選挙は政策議論が大事だと思うのですが、TVばかり見てて考えない層は、この方が良く利くと思います。
      維新はともかく、若い層が国民民主支持に動いているあたり、日本の未来も明るいのではないかと、私も思いました。

    • 今回の選挙で立憲が議席を増やした要因に、共産党と選挙協力を『しなかった』から、というのもあると思います。
      立憲支持者の中の「共産党だけはダメ」という層が、前回の選挙では離れていたのが今回は戻ってきたというのもあるんじゃないでしょうか。

    • まさに「第二党だから」だと思います。年寄は目が悪く文字を読むのが億劫なので、ネットは見まないでしょう。テレビで自民が駄目だと騒いでいれば、新興政党のことはよくわからないので消去法で立民になる。

    • 民放のテレビ番組はこれは(国民の代表を選ぶ選挙ではなく)裏金を認めるかどうかの選挙であると一生懸命すりこんでました。これだけで自分の考えはないけど自分の責任にはなりたくない層は自民に投票しないという行動にでるんでしょうね。

    • ↑すみません、上の続きです。
      では裏金を厳しく追及しているのは立憲なので、立憲に投票してしまうのではないかと。普段の生活で理不尽に虐げられていると感じる層は、選挙が政策よりもそういう強い人(党)をたたいている人に投票することで満足する人、が一定数いるのかな、と。

  • テレビ層だけではなく、安倍政権時代に自民党を支持していた若年層を菅岸田石破の三馬鹿が「ネトウヨ」呼ばわりして切り捨てた自民党にも問題があると思いますよ。
    若年層に限らず庶民というのはそんなに難しい事は求めていないのです。自分達に身近な経済対策をして、隣の仮想敵国に毅然と反応すればいいのです。
    菅岸田政権は安倍政権に比べ明らかに財務省を向いた経済政策と外務省(+アメリカ)言いなりで事なかれ外交を行いました。
    そして、極めつけは中国韓国北朝鮮と軍事同盟を結びアジア版NATOにアメリカを入れないと言い放った石破茂。自民党自らがルーピーを担いだ事による自滅でしかありません。
    自民党が反省し民意に向き合えなければ参院選も勝てないでしょう。

  • 「フツーに考えたら自民党ソコまで大負けせんやろ~」と思った‘ユルい自民党への投票層’が「云うて積極的に自民党に投票したいカンジでもないしちょっと今回は選挙休もか」となった結果の積み上がり…だったりして

  • 日経引用で恐縮ですが・・・

    大連立とは
    https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS13019_T10C11A8PE8000/
    連立政権の一つの形態で、一般的には第1党と第2党を含む連立を指す。

    大連立というと自民+立憲を連想してしまいます。

    ちょっと不確定要素が多くてよくわかりませんが。
    維新も国民も少なくとも泥船石破自民党の誘いは受けると思えないですね。今は安売りする必要が無いですし。総裁が代われば可能性も生まれるのでは。
    石破氏の撤退の仕方次第で、誰が火中の栗を拾うかが決まるのでしょう。直近総裁選惜敗の高市氏、官房長官林氏、さすがに麻生最高顧問はないですかね。

    石破森山体制で強行突破もあるかもしれませんが、ネガティブな新ネタにはこと書かないでしょうから早晩石破降ろしが始まるのでは。

  • しんじろー君が先ずは離脱。
    しげるちゃんには厳しい船出ですね。

  • NHKの特番でも裏金問題が焦点の今回の総選挙、と言っていた様子。公平さの担保が極めて重要な選挙報道を公共放送ですら主観を交え報道するのが許される日本。誤った運用形態の言論の自由が確保されていると言うしかありません。
    老い先短い高齢者も先の長い若者も1人1票。重みは同じ。今回もまたテレビ視聴時間の長い高齢者の意向が強く反映される結果となったようですが、それが先の長い若者の未来を歪めることのない事を望んでいます。

    安易にマスコミ迎合した挙句、今回もまた味方を背後から撃つ石破判断となった結果、旧安倍派の議員の多くは落選してしまいました。そして自民党自身も大幅に勢力を失いました。
    今後仮に総裁が高市さんなり小林さんになったとしても体制が痛みすぎ、本来のやるべきことを実現するだけのチカラを失ってしまいました。
    総裁選の石破選出。本当に手痛い結果でした。

    仮にあの時高市内閣が実現しマスコミ野党が裏金総攻撃を仕掛けても、高市さんなら跳ね付けるだけの胆力があり、過半数の与党勢力を維持したまま議院運営でき、日本の国益にとって重要な議題を進めることができた思うだけに本当に残念です。

    • 私が思うに、今回は裏金よりも、石破の露骨な安倍派潰しが、岩盤保守層の反感を買ったのではないかと思います。私自身も、その一人です。

      中韓に対する優位性、安倍総理が上げた日本の国際的なポジションを、いとも簡単に放棄して、元の卑屈な外交に戻したり。安倍総理以前の、財務省の言いなりに戻ったり。「岸田路線」は石破も変わらないどころか、「奇貨置くべし」の安倍派潰しに憤りを覚えた保守の支持層は多かったのではと思います。

      かつて、小泉政権の時には露骨な創生会潰しがありましたが、岩盤保守層は創成会支配に限界を感じていたように思います。今回の総選挙で、安倍派の大物は潰され、石破はほくそ笑んでいるでしょう。しかし、自民党総裁として、踏んではいけないものを踏んだと思っています。

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