「棄権、白票は無責任」。「投票行動は賢明に」。これは、当ウェブサイトにてこれまでに何度も繰り返してきたものですが、大変重要な論点なので、改めてその趣旨について簡単に振り返っておきます。とりわけ最近、X(旧ツイッター)上で「自民党にお灸を据えるために、いちど自民党を大敗させるべきだ」、といった意見も目につくようになったのですが、こうした考え方は正しいのでしょうか?
目次
「自民党にお灸を据えよう!」
最近、X(旧ツイッター)などを眺めていると、ひとつ、非常に気になる話題があります。
「岩盤保守」を自称するユーザーを中心に、「今回の衆院選では、俺は絶対に自民党に投票しない」と宣言している人が増えているように思えるのです(といっても、現時点ではちゃんと統計を取ったわけではなく、あくまでも著者自身の印象です)。
ただ、なかには自民党に対する失望のあまり、こんな趣旨のことを述べているユーザーもいます。
「自民党にお灸を据えよう!」
「いちど自民党を大敗させるべきだ!」
このような声が出てくるのは、想像するに、石破茂首相のことが嫌いだからなのでしょう。あるいは、(一部のメディアがしきりに繰り返した)「(旧)統一教会問題」だ、「裏金問題」だといった「問題」で自民党に愛想を尽かしたからなのでしょうか?
「お灸を据えられる」のは有権者なのですが…
この点、「2009年8月の総選挙で私たち有権者が「自民党にお灸を据える」などと称し、その結果、自民党にお灸を据えたつもりが、お灸を据えられたのは自民党ではなく私たち有権者の側だったのではないか」、といったツッコミ、いまさら入れるつもりはありません。
以前から当ウェブサイトで繰り返してきたとおり、選挙で誰に投票するかは各人の自由であり、かつ、適切に判断する必要があるのは各人だからです。
そして、もしも有権者の多数が「自民党政権を終わらせて、野党政権を誕生させよう」と思い、そのような投票行動をとったのであれば、それは有権者の判断であり、それに従うより方法はありません(そうした判断をメディアが主導しているのだとしたら、それはそれで問題ですが…)。
ただ、そうなってくると、「自民党にお灸を据える」などと称している人たちは、いったいどの政党に投票するつもりなのでしょうか?
立憲民主党?それとも日本共産党?日本維新の会や国民民主党、公明党、社民党やれいわ新選組、参政党でしょうか?あるいは最近一部で話題の「日本保守党」や「日本第一党」などでしょうか?
食べなければ餓死する:投票しなければ民主主義は壊死する
くどいようですが、当ウェブサイトでは「どの政党に投票しろ」、「どの政党に投票するな」、などと、読者の皆さまに勧奨したり、命令したりするつもりはありません。
当ウェブサイトのこれまでの論調から、勘の鋭い読者の方であれば、著者自身がどの政党を「最もマシだ」と考えているかについては薄々お気づきではないかと思いますが、著者自身が「この政党が最も優れている」、などと断言することは控えたいと思います。
ただ、著者自身が考える「判断材料」くらいならば、当ウェブサイトにて提供しても良いのではないかと思います。
著者自身が考える選挙とは、「ピッカピカの素晴らしい候補者群からよりどりみどりで理想の候補者を選ぶ手続」ではありません。むしろ、(少し表現は悪いのですが)傷んだ食材のなかから少しでも料理に使える食材を選り分けるようなプロセスと考えた方が良いのではないでしょうか?
私たち人間は、食べなければ餓死してしまいます。
もしもそこにある食材が限られていたら、その限られた食材から最もマシなものを選んで調理しなければならないでしょうし、「こんな傷んだ食材など使いたくない」、「料理を作りたくない」などと思えば、最悪の場合、あなたは食べるものが何もなくなってしまいます。
選挙で「棄権する」、「白票を投じる」というのは、積極的に餓死の道を選ぶようなものです。せっかく私たちの代表者を決める選挙があるというのに、それに参加しないというのは、私たちが本来ならば大事にしなければならない民主主義という手続を壊死(えし)させるようなものでもあるからです。
したがって、著者自身としては、選挙でどの政党、どの候補者に投票してくれ、などと読者の皆さまに具体的なお願いをすることは(今のところは)考えていませんが、それと同時に、これだけは力説したいと思います。
「選挙では、必ず投票してください」。
これは、当ウェブサイトが続く限り、今後何度も強調していくつもりです。
少数泡沫政党に投票する意味
ただし、「客観的事実として」指摘しておきたいことがあります。
それは、「泡沫政党を誕生させたとして、現実にできることは限られている」、という論点です。
突然ですが、「政党」とは、いったい何でしょうか。
「政党」についてはおもに政治資金規正法(第3条第2項)、政党助成法(第2条第1項)に規定が設けられていますが、共通しているのは次の2点です。
①国会議員(衆議院議員か参議院議員)が5人以上所属している
②前回の衆院選、前回と前々回の参院選で選挙区か比例代表で有効投票総数の2%以上を得ている
政党助成法ではこれに加えて、②については「国会議員が1人以上所属していること」という要件が付け加えられますが、要するに、国会議員選挙である程度は票を取るか、それなりの国会議員を当選させるかしなければならない、ということです。
ただ、政党要件を満たしたとしても、その政党が国会でなにかできるかといえば、そこも微妙でしょう。
衆議院ウェブサイト『議案の審査』によると、議員立法には衆議院で20人、参議院で10人以上の賛成者が必要ですが、それだけではありません。それが予算を伴う法律案である場合、そのハードルは参院でも20人、衆院だとなんと50人に跳ね上がります。
これを図示すると、こんな具合でしょうか(図表)。
図表 政党の成長段階
所属議員数 | ステージ |
0人 | 国政選挙の得票率が2%以上で政治資金規正法上の政党に |
1人 | 国政選挙の得票率が2%以上で政党助成法上の政党に |
5人 | 「2%要件」がなくても政党に |
参院で10人 | 参院で単独法案提出権 |
衆院で20人 | 衆院で単独法案提出権 |
参院で20人 | 参院で予算を伴う法案提出権 |
衆院で50人 | 衆院で予算を伴う法案提出権 |
(【出所】当ウェブサイト作成)
何もできずに徒過するのが関の山
もちろん、これよりも議席が増えていけば、ステージも変わっていきます。
たとえば最大野党になれば、野党全体に配分される質問時間を他の野党に配分する権限が出てきますし、議席がさらに増えれば政権奪取も視野に入ります。
しかしながら、まずは「助成法上の政党要件」―――議員1人+得票率2%、もしくは議員5人―――のハードルはそこそこ高く、最近だと社民党が辛うじて政党要件を維持したことや、れいわ新選組、参政党、NHK党などが政党要件を満たしたことなどが話題となっていますが、そこに至るまでの距離は近くありません。
また、現実問題として、所属国会議員が数名いたとしても、法案を提出するのは、なかなかに大変です。
少数政党が単独で法案を出すだけでなく、他政党と連携して共同で法案を提出する、といったことももちろん可能なのですが(たとえば国民民主党が日本維新の会と連携するようなものでしょうか)、他党との連携は政治的な意図も関わるため、なかなかに大変です。
このため、新興政党が国会で存在感を示すためには、よっぽど努力しなければなりません。
NHK党の浜田聡氏のように個性的な観点から鋭い国会質問を繰り返す個性的な政治家もいないではないのですが、「泡沫政党」は多くの場合、何にもできずに任期を終えることが多いようです。
もちろん、「少数政党」はろくに何もできないことが多いからといって、少数政党に投票することが「一切無意味だ」と決めつけるつもりはありません。ご自身で判断した結果、「この政党ならば絶対大丈夫!」という確信が持てる正当があるのならば、その政党に投票すれば良いと思います。
しかし、それと同時に小規模な政党の場合だと、候補者に政治家としての適性、あるいはそもそもの「政治家としての基礎体力」すらない、というケースだってあるでしょう。
ここで「政治家としての基礎体力」は、たとえば憲法・行政法・民法・刑法といった法律の知識であったり、経済、会計、金融、産業などに対する深い理解・知識であったり、既存の制度を変えていくための交渉能力・調整能力であったり、はたまた人脈、語学力であったり、といったスキルです。
こうしたスキル(いわゆる実務能力)を持たない人は、かなり高い確率で何もできずに任期を終えるのです。
この点、「国会議員になったら勉強できるから、それで勉強すれば良いじゃないか」、などと思う人もいるかもしれませんが、残念ながら、この認識は正しくありません。
もちろん、国会議員になっても勉強しなければならないことは事実ですが、それは「国会議員になったら遊んで暮らして良いというわけではない」という意味であり、基礎体力がない人がそのままで国会議員になってしまった場合、基礎体力を付けるだけの時間的余裕はありません。
結果的に、国会議員としての数年を徒過するのが関の山でしょう。
大事なことなので、もう一度申し上げます
いずれにせよ、当ウェブサイトでは何度となく主張してきましたが、そもそも選挙では棄権すべきではありませんし、ましてや白票を投じるべきではありません。
ただ、だからといって「誰に入れても良い」、「どの政党に入れても良い」という話にはなりません。
「棄権、白票は無責任」。
「投票行動は、賢明に」。
大事なことなので、これについては今後も何度も強調していきたいと思う次第です。
View Comments (33)
もし選挙で投票先がないのなら、政権を取らせたくない政党を潰していって、最期まで残った政党に投票すればよいのでは。(もし、全ての政党が消えてしまったら、最初から、どうしても政権を取らせたくない政党を潰していけば)
蛇足ですが、先日の党首討論の最後の一言で、国民民主党は「若者を潰すな」でした。こればシルバー民主主義への反抗でしょうか。
ウクライナで戦術核兵器が使われかねない現在、総選挙では「日本を核攻撃から、どうやって守るか」も論戦してもらいたいものです。
毎度、ばかばかしいお話を。
私:「自分の頭で、投票先を考えるのは苦手だ。絶対に間違えない投票先を教えてくれ」
2009年8月も、こうだったのでは。
>「ピッカピカの素晴らしい候補者群からよりどりみどりで理想の候補者を選ぶ手続」ではありません。むしろ、(少し表現は悪いのですが)傷んだ食材のなかから少しでも料理に使える食材を選り分けるようなプロセスと考えた方が良いのではないでしょうか?
新宿会計士さんも説明がお下手だ。
具体例を見せれば簡単に理解してもらえますよ。
ワイの選挙区である千葉14区 予想される候補者
立憲民主党 野田佳彦
自由民主党 高橋恭介
日本共産党 坂井洋介
れいわ新選組 ミサオ・レッドウルフ
_人人人人人人人人人_
> なんという闇鍋 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
毎度、ばかばかしいお話を。
○○(好きな言葉をいれてください):「清廉潔白なら、全てうまくいく」
私:「結果とは関係ないのでは」
少数党についても一定の意義があると認識しております。
現に0に近い基盤から維新の党ができて、第三の立場的な立ち位置を獲得しています。
もしかすると将来的に高齢リベラル野党が見限られて、労働者層支持が強い維新のウェイトが増える可能性は十分あるでしょう。
既存の政党へ不信感が非常に高い中で、議論を活発化させるためにも少数党には期待しています。
また国会で既存政党がされたくない議論をするというのは有意義です。
国会で議論された・・・と言うのは強い実績を持つからです。
(無論事実かどうか、論拠があるものかは別ですが)
兎も角、政治主張を切磋琢磨させるために私は少数党が増えることを喜ばしいことだと思っています。
ただ・・・何いってんだこいつ。
みたい議員の資質を疑う政党や候補者が居るのは事実です。
最低限の技量を持った人間だけを国会に送り込む必要があります。
駅田 様。
ここは維新を押しているワタシには肩身が狭いところですが、駅田様、ミナミ様が維新を選択肢のひとつに入れて貰えれば、ひょっとしたら、前回より少しは議席が増える事を願っています。
蛇足です。
ワタシはずっと大阪5区に住んでいました。公明党が居たのでツマラナイ選挙区でした。れいわが比例で当選するほどツマラナイ選挙区です。でも、今回は維新が出るのでアンチ公明党の票はれいわに行かずに維新に行って大石女史を落選させたいものです。
蛇足です。
6月に大阪1区に引っ越ししました。誰が出るんでしょうか?
まあ今回の選挙は常識的に考えれば、維新か国民民主のお好きな方をお選び下さいって感じですよね
考えが他にある人に無理に勧めはしませんが
石破が「信任を得た」と勘違いする結果なら、増税路線に進むのは目に見えている
もちろん言うまでもない事ですが、立共れ社は全方面で論外
デフレ不況推進を堂々と掲げましたし。本当に野田はどの方面の政策も理解できてない愚物
というか、立憲は全員か。「物価上昇率を0にするぞ!」を、誰一人止める人間が居なかったのが恐ろしい
与党だけでなく、野党にも支持者だけでなく、国民全体に対して責任がある事が理解できてないのか?
その程度の知能も無いのか・・
今の自民党には「何もしないほうがまし」と思わせるだけのひどさがある。
とはいえ、石破自民党に票を入れるというのは中々の苦行ですね。
自民の岩盤保守票の受け皿になる政党は今までありませんでした。ですが今回日本保守党の誕生によりそういった状況が変わるかもという期待をしております。
日本保守党の結果次第では、政界再編が起きる可能性も感じております。
今の自民党には、政治信条が全く違う議員達が利権の為に手を組むという利権政治を優先してきた副作用が起きているのではないでしょうか。
可能性は低いですが、選挙後に自民が割れる(高市・保守派の離党、新党立ち上げ)事があれば本当に政界再編が起きるでしょう。
まあ、可能性は低いですが・・・(苦笑)
とりあえず石破自民党を「信認」しない事は心に決めています。前回の選挙で自民党を負けさせないようにと、岸田前首相を信認した結果があれだったので。
お灸をすえて健康で元気になろう!
お灸って悪いことなんですか?
頑張れ高市次期総裁
私は『自民党にお灸をすえる』に大賛成です。
今回の選挙で、自公過半数割れ、で、公明党と石破さん(一派も含め、できれば宏池会も)を叩き出して、自民、国民民主、維新、日本保守?等々、どう組み合わせるかはプロに任せて連立政権を作ればよい、で、次回の選挙で公明党なんぞに頼らず新生自民党が単独過半数を取れば良い。と、かなり本気で思っています。ガンバレ自民党。
あなた自身にお灸を据える必要がありそうですね。
『自民党にお灸をすえる』には、シンパシー大。
だからといって共産党とか立憲民主党には投票しませんけどね。
「株価が上がってほしい」
「景気がよくなってほしい」
みたいなマクロな流れについての願望です。
しかし、
「自公で半数プラス1でも取れたら勝ち!」
とか、低すぎるハードルを設定している石破には、もぐさを1kgほど積み上げて火をつけてもお灸にならないかもしれないので、困りますネ。
お考えに賛同いたします。お灸を据えるというより、今回の総裁選の結果を見ると、現在の自民党には、ある種「解党的出直し」を迫るほどの選挙結果を突き付けることが必要と考えています。そもそも自民党が極端な左右20%を除いた左派リベラルから右派コンサーバティブを幅広く包含した政党として国政を担ってきたことは基本的に否定的に考えていません。米国風に云えば、共和党と民主党が交代しているのと同じで、議会制民主主義の国にあってそれは十分に「あり」だと考えます。しかし、今回の総裁選決選投票の議員票の動きを見ると、結局今の自民党の議員たちは己の国会議員たる地位の維持「だけ」に汲々としている手合いが大半であることを露呈したと云って良いと考えます。これは、立憲民主(丸めて云えば55年体制下の旧社会党と同じ)の大半の連中とか変わるところが無いし、「昔からそんなもんだよ」と云われれば、それはそのとおり。
しかし、冷戦の下である意味安定的であった55年体制の時代も終わり、米国一強の「グローバリズム」のメッキもはげ落ちてしまった今日、グローバルに深刻化・不確実化する地政学リスク(=戦争・安全保障リスク)に対して、我が国の舵取りを「付託」するには、前述のような自民党議員には国権の最高機関たる国会からお引き取り頂きたく考えています。
具体的には、国民民主或いは維新などとの連立に追い込まれる程度に自民・公明が議席を失うことを望んでいます。特に、総裁選の決選投票で石破氏に投票した議員の落選を望みます。
ちなみに私の選挙区の自民党候補者は伊藤達也という人物で、これまで、選挙区では同氏に投票してきましたが、石破氏応援団の副団長くらいの活動をしていたと情報を得たので、来たる衆院選では伊藤氏に投票しないことにしました。同じ発想で比例区にも自民党には投票しません。参院選と異なり候補者名での投票ができないですしね。株主を忘れた企業の株なんぞ誰が買うかというハナシということです。
実に愉快だ!
高市総理で衆院選ならば立憲共産は壊滅していた。
同じく石破総理が普通にやっていても立憲共産は壊滅していた。
だが「俺たちの石破」はやはり一味違う。
非公認処分、比例重複排除議員のほとんどがアベ派。
今回の衆院選は実質的に「アベ派粛清選挙」となった。
議員の裏金問題とは結局
・アベ派がやれば裏金
・それ以外がやれば不記載
というのが結論となった。
私も石破がまさかここまでやるとは思わなかった。
エセ保守どもはさぞや悔しいことだろう。
結果はどちらに転んでも良い。
アベ派が粛清され自民が議席を大きく減らしても良い。
自民が議席を減らさず石破が信任を得て自身の政策を邁進しても良い。
選挙中からゴキゲンというのはまずめったに見られないことである(^^♪
この人、自民党をディスっているようにみえるが、実は立憲民主党をメチャクチャディスってるんだよね。
同様にロシアを普段から謎擁護してるが、これも見方を変えればロシアをディスっているんだよなぁ。
最近の石破氏は「ずいぶん日和った」発言を繰り返している様です。
「あれだけ威勢のいい事を言っておきながら、実際は岸田の操り人形なのか!?」と
アンチ自民勢力がかなり憤慨している雰囲気があります。
どうやら彼は「自覚のある鳩山」だった様で、思った程悲惨な事には
ならなさそうな予感がしていますね。まだまだ様子見ですが。
「自覚のある鳩山」であってくれればよいのですが、衆院選後に豹変しそうで怖い。
「アジア版NATO」等は憲法改正をしなければ無理なこと、国際環境を理解すれば無理なことは理解して破棄するでしょうが、内政面で国論を二分している「選択的夫婦別姓」、「女系天皇容認」等は小泉Jr(の黒幕)が画策して暴走しそう。
なので、過半数を取らせたくないなという気持ち。
しかし、国民民主も含めて野党7党は「選択的夫婦別姓」に賛成ということで、比例の投票先が自民を除くと参政党と日本保守党しかないので悩ましい。
言っていることとやることはどこも別なので両党とも実態をもう少し見極めたい。
雪だんご 氏
今回の処遇は余程の覚悟がないとできない行為です。
自民党内に修復不能な禍根を残したと言っていいでしょう。
総選挙で信任を得たなら君子豹変、前言撤回することは十分に起こりえます。
宏池会が望んで岸田が出来なかった政策をそのまま石破にやらせると思われます。
なお、この時にマスコミや野党からの批判はなくむしろ応援します。
私がこの選挙で期待しているのは岩盤保守層の分裂です。
自民右派と限界保守政党間で岩盤保守が割れてくれることを望みます。
・立憲共産は左端でヤジ、アジをし岩盤からの批判を一身に受ける
・その裏で自民左派が左傾政策を粛々と行う
何回も書きますが、これがベストです(*´Д`)