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コメ不足の犯人は「パニック消費者の異常行動」だった

本稿は、ちょっとした答え合わせです。「令和のコメ不足」については、当ウェブサイトでは8月頃から「一部のパニック消費者が起こした異常な購買行動」だとする仮説を提示してきたのですが(コロナ禍期のトイレットペーパーやマスク不足と同じようなものでしょう)、その仮説の正しさを示す証拠がまた出てきました。農水省のPOSデータです。しかも、先月、当ウェブサイトが「予言」したとおり、自民党総裁選の告示日以降、販売データが落ち込んでいるのです。

未来については合理的根拠を持って予測すべき

正直、著者自身は当ウェブサイトを「自慢」するために運営しているわけではありません。

読んでくださった方々の知的好奇心を刺激するような題材を探してきて、それをもとに仮説を示しているだけであって、「通常の情報処理能力があれば、おそらくは多くの人が辿り着くであろう結論」というものを探っているに過ぎません。

早い話が、「大それたことはなにもやっていない」のです。

ただ、こうしたアプローチは、何をやるにしても、基本的には正しいのではないかと自負しています。

私たち人類は神様ではありませんから、この世界、この宇宙の森羅万象に関することがらをすべて正確に理解しているわけではありませんし、ましてや私たち人間社会の出来事に関しても、正確に予言することはできません(稀に「俺は預言者だ」と自称する人もいるようですが、この点は脇に置きます)。

そして、たとえば「明日の株価がどうなるか」、「明日の為替レートがどうなるか」、「明日の金利がどうなるか」、などについても、正確に予測することは極めて困難であり、だからこそ証券会社のアナリストのように、何らかの理論ないし論拠によって市場相場を予測するという仕事が成り立つのでしょう。

コメ不足に見る合理的な予測ロジック

この点、著者自身は未来予測についても、確率論などの考え方を使えば、ある程度は「レンジ」を示すことができると考えています。

たとえば、現在発生している何らかの問題があったとして、その問題の原因がある程度正確に特定できれば、その原因が除去された時点で、その問題が解決に向かうであろうとする予測を立てることができるのです。

最近のその典型例が、「令和のコメ不足」でしょう。

当ウェブサイトの読者の皆さまのなかにも体験された方は多いと思いますが、実際、今年8月以降、スーパーなどの店頭でコメが品薄状態となり、しばらくコメが手に入らないという状況が発生しました。

しかし、こうした状態は順次解消され、早いところでは8月下旬、遅いところでも9月中旬ごろには、コメがスーパーの棚に戻ってきたのです。

コメ不足前と比べて値段は上がっているようですが、少なくとも現時点において、多くの地点で「スーパーなどにコメがまったくない」という状況は、おおむね解消されているのではないでしょうか?

これについて、当ウェブサイトでは先月12日、つまり自民党総裁選の告示日に、近隣の店舗を実地調査するなどし、『【やっぱり】自民党総裁選開始でコメ不足は完全解消へ』で、こう「予言」しました。

想像するに、本日、自民党総裁選が告示を迎え、明日以降はテレビの話題もコメ不足をすっかり忘れることでしょう。なので、テレビに踊らされてコメを買い占めている者たちの頭の中からも、コメ不足に関する話題は忘れられていくことでしょう」。

なぜ、こんな大胆な予測を立てたのか―――。

コメ不足の原因をどう特定したのか

その理由は明白で、合理的に考えて、8月中旬から9月上旬にかけてのコメ不足は、「パニックを起こした消費者による異常な購買行動」であると結論付けたからです。

まず、コメの生産量と輸入量の合計は、国内におけるコメの消費量(食用以外にも飼料用、種子用、加工用などを含む)を上回っており、今年8月にその不足が生じるという兆候はほとんど見られませんでした(しいていえば、6月から7月にかけ、若干、コメの販売量が増えたくらいです)。

しかし、当ウェブサイトの皆さまもご存じのとおりとくに8月8日の南海トラフ地震臨時情報が出たあたり、あるいは台風接近が相次いだあたりから徐々に店頭からコメがなくなりはじめ、すっかり店頭からコメが払底してしまう、という「事件」が発生したのです。

しかも、店頭から消えたのはいわゆるコメ袋のみであり、レトルトパック米や発芽玄米などについても在庫はありました。

不自然な点はそれだけではありません。たとえば外・中食産業では大手回転ずしチェーン店や牛丼チェーン店、おにぎりチェーン店、街中のお弁当屋さんやスーパーの総菜売り場などでは、通常通り、コメをふんだんに使ったメニューが提供され続けました。

このあたりが、1993年の不作時との大きな違いです。

このことから、当ウェブサイトではかなり早い段階で、この「コメ不足」は政府の失策などによるものではなく、人為的なものである可能性が高いと述べていたつもりです(『【囚人のジレンマ】令和のコメ不足はメディアも煽った』等参照)。

非科学的な異論を述べる人たちと「ホテルのお湯理論」

もっとも、これについては一部読者の方からは異論も出ていました。

いわく、「私の家の周りのスーパーではコメが手に入らない」。

いわく、「人々を安心させるためにも、政府は備蓄米を放出すべきだ」。

いわく、「農水大臣をクビにしろ」。

少し厳しいことを言わせていただきますが、あまり非科学的なことは述べるべきではありません。

以前も指摘した、「ホテルのお湯理論」がわかりやすいでしょう。

ここで「ホテルのお湯理論」とは、宿泊客に対して十分な給湯能力を備えているはずのホテルでお湯不足になるメカニズムのことです。

「前提条件」は次の通りです。

ホテルのお湯理論:前提条件

あるホテルには毎日、客が100人宿泊し、1人あたり平均して100リットルのお湯を使うことがわかっている。また、このホテルでは1日12,000リットルのお湯を沸かすことができるため、客が1人あたりに使用するお湯の量が1日100リットルなら、すべての客が十分にお湯を使える。

この前提条件をもとに、簡単な設例を置いてみましょう。

ホテルのお湯理論:お湯不足のうわさ

あるとき、「ホテルでお湯が不足している」とする噂が流れた。このとき、100人の客のうちの1割にあたる10人がパニックを起こし、本来ならば100リットルで済むところ、5倍の500リットルのお湯を浴槽に溜めた。このときに何が生じるか。

ホテルのお湯理論:お湯不足が発生

このとき、必要量の100リットルを大きく超える500リットルのお湯を出した客が10人いたため、ホテルでは1日の給湯能力(12,000リットル)のうちの5,000リットルが使われてしまい、7,000リットルのお湯を90人が分け合わなければならなくなる。

…。

パニック消費者が起こした行動が全体に迷惑をかける

つまり、この設例では、100人の宿泊客のうち10人が異常な取水行動をとったため、残り90人がお湯不足に陥ったのです。ひとり100リットルずつ使えば全員が問題なくお湯を使えたのに、500リットルも取水した10人のせいでホテル全体でお湯が不足したからです。

しかも、この500リットルを取水した者たちも、実際に使うお湯は100リットルです。

余った400リットルを、お湯不足に苦しむ人に分け与えるというのは非現実的です。衛生的に考えて、いったん水道管から出たお湯をバケツなどでお湯不足の人の部屋に運び込むというのは難しい話ですし、だいいち、お湯は取水した瞬間から冷め始め、数分も経てばすぐぬるま湯になってしまいます。

コメ不足が生じるメカニズムも、じつはこれとまったく同じです。

パニック消費者が起こした異常で非合理な行動が、全体に迷惑をかけている、という構図だからです。

そもそもコメは生鮮食品であり、精米したらすぐに品質が低下しますし、コメを扱う素人である一般消費者が自宅に常温保管したらなおさらでしょう。このあたりは、お湯を水道管から出せばすぐぬるま湯になってしまい、衛生面でもほかの部屋に持っていけない同じようなものです。

それに、そもそも通常、コメはもみ殻付きまたは玄米の状態で保管されていて、精米業者が販売数量を予測し、計画的に精米して出荷しているのですが、逆にいえば、精米能力は限定的です(仮に水が十分にあってもお湯を沸かす能力が十分でないようなものです)。

こうした状況に照らせば、「コメ不足なんだから、政府は備蓄米を放出しろ」、などとする主張がまったく無意味であることがよくわかります。先ほどのホテルの例でいえば、「お湯が不足しているから給水車を出して来てホテルに横付けせよ」、と主張しているようなものだからです。

当たり前ですが、このホテルで生じているのは「お湯不足」であって「水不足」ではありません。したがって、給水車を出されたとしても、意味はありません。そこから出てくるのは水であり、お湯ではないからです。もちろん、政府備蓄米も「白米」の常態で保存されているわけではありません。

当ウェブサイトの仮説がドンピシャリ

すなわちコメ不足は一部のパニック消費者による異常な購買行動が原因であり、彼らの異常な購買行動が精米能力と流通能力を上回ったものであるため、世の中の(精米前の)コメの総量は十分にあるにも関わらず、スーパーマーケットなどからコメが消えてしまったというのがこの「令和のコメ不足」の正体だ―――。

これが、当ウェブサイトにおけるこれまでの結論だったわけですが、その考え方は正しかったのでしょうか。

その結論が、これです(図表)。

図表 スーパーでの販売数量の推移(POSデータ 全国)

(【出所】農林水産省)

農林水産省が『令和6年度 米の流通状況等について』のページで公表したPOSデータのグラフによると、全国のコメ販売量は、「9月9日~15日の週」にガタ減りし、「9月16日~22日の週」、「9月23日~29日の週」にはさらに落ち込んでいることがわかります。

いちおう誓っておきますが、著者自身はべつに、『【やっぱり】自民党総裁選開始でコメ不足は完全解消へ』を執筆した際、農水省からデータをもらっていたわけではありません。そのような不正行為を働いていないことだけは強調しておきたいと思います。

ただ、当ウェブサイトで「予言」した、9月12日を含んだ週において売上高が落ち込んでいるというのも、なんとも印象的です。このあたりは例の「てめえが犯人か」説の正しさを裏付けているものでもあります。

てめえが犯人か

夫の実家は老夫婦2人暮らしのはずなのに、コメが40㎏くらいあったので、『お義母さん、こちらだとコメは買えるんですね』と言ったところ、義母からは『違うの、お父さんと手分けしてあちこちのスーパーで開店と同時にコメを探して買い溜めたの』と言われ、『てめえが犯人か』と言いそうになった」。

(【出所】Xポストを参考に加工)

いずれにせよ、今回のコメ不足も、結局は「パニック消費者の異常な購買行動」のヒトコトに尽きます。

コロナ禍初期のトイレットペーパー不足、マスク不足、消毒液不足などと、まったく同じ構図です。

そして、現段階ではまだ確たることはいえませんが、このコメ不足にマスメディア自身も当事者として密接に関わっている可能性についても、現時点においては指摘しておきたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (31)

  • 米騒動の理由について色々と解説した記事がありますが
    なぜかマスコミの報道について言及する記事が少ないです。

    腐ってもマスコミの影響力は高いです。
    ヨーグルトや納豆が健康にイイゾー、とテレビで流れるだけで
    消費者が買いに走り売り切れます。
    また売り切れになっている光景を見たテレビを見ていない人も
    売り切れるくらいだからいい商品なんだろうと、購買意欲が高まります。

    今回も同じです、米が無くなるぞーと犬笛を吹けば
    恐怖を感じた視聴者が買いに走ります。
    あとは芋づる式に購入が増えて在庫がなくなります。

    銀行業務として問題がないのに倒産する取り付け騒ぎと同じです。
    後は政府を叩きたいから、適当にそれっぽい理由をつけて発言しているだけで
    なんら本質を表していません。

    • >米が無くなるぞーと犬笛を吹けば、恐怖を感じた視聴者が買いに走ります。

      「一犬影に吠ゆれば、百犬声に吠ゆ」というやつですかね。
      私も妻と一緒に定期的に食料品買い出しに出かけますが、今回は、そんなに買い溜めに走るほどのパニックはなかったようにも思いますけどね。ただ、気づけば、コメはいつも売り切れ状態という感じでした。小生だけがそのような情報に疎かっただけかも知れませんが、分からんもんです。

    • 芋づる式に・・・という表現はちょっとヘンですかねw(言いたいことのイメージは湧きますヨ)。

      「米が無くなるぞーと犬笛を吹けば恐怖を感じた視聴者が買いに走ります。あとはねずみ算式に購入者が増大して在庫がなくなります。」

      こんな感じでしょうか

      • 芋づる式はおかしいなーと思ってましたが、他にいい表現が思いつかなかったですね・・・。

        言いたいことは買ってる人を見かければ連鎖的に買うって言いたかった感じです。

        • Chatgptに聞いてみました
          「パニック買いに続く言葉として、拡散と拡大はどちらが適切でしょうか?」

          ChatGPT
          「パニック買い」に続く言葉としては、「拡散」と「拡大」のどちらも使うことができますが、意味に若干の違いがあります。

          拡散:主に情報や行動が広まる様子を表す言葉です。パニック買いが他の人に影響を与え、広がっていく様子を強調する場合に使います。たとえば、「パニック買いがSNSで拡散する」というように、人々の間で急速に広がるイメージです。

          拡大:規模や範囲が広がることを意味します。パニック買いが一部の人から多くの人に広がり、結果として大規模な現象になる様子を示す場合に使います。「パニック買いが全国に拡大する」など、現象自体の規模が大きくなることを指します。

          どちらも使えますが、人々の間で広まることを強調したい場合は「拡散」、現象の規模が大きくなることを強調したい場合は「拡大」が適切です。

          →今回は「パニック買いの拡散」が適しているのかもしれません。

  • 共産党は「備蓄米を出せ~」とやってましたね。
    その後は何も聞こえてきませんね~
    お得意の「シルバー部隊」を動員してコメントでも出しませんかね~
    解散総選挙でこのまま知らんぷりでしょうね
    シルバー部隊ってメールできるのかしら

  • そもそもの買い占めの発端は宮崎沖地震及びそれに付随した南海トラフ地震の可能性の増,だったと思うので,少なくとも南海トラフ警戒期間が明けるまで(グラフの8/5~8/25あたり?)の購入増は仕方のないこと。ある意味正しい行動といえなくもないのでは。てめえが犯人かって話でもないと思います。
    (非常時に生米が個人の災害備蓄の足しになるのかは諸説。)

    それによる店頭でのコメ不足の原因の詳細(上記)を説明せず,むしろ不足している現状のみ周知したマスコミは悪意があったと見られてもしょうがないですねえ。

  •  キヤノングローバル研究所はまだまだまだまだ「コメ不足は真実であり元凶はJAの暴利で農水省はズブズブで元はといえばアベガー」を主張するようです。シリーズ執筆者は研究主幹様だそうですが、文中で提議されたどれも(しょうもないので例示もリンクも割愛します)農政の問題というだけであって"令和のコメ不足"騒動の直接原因とは言い難いものです。ツッコミきれないほど妄想と矛盾と農民にすら反論されるありがてぇ解決策をお示しくだすっています。主業農家は麦作った後に米作って二毛作すれば所得アップ自給率アップ、価格下落は直接補償しろ兼業農家は土地を貸せば収入アップだ万事解決薔薇色未来ドヤァ、ってどういう発想なんだ。
     安い作物をガンガン作らせて、補助金頼みの産業構造を加速させて、せっかく芽生えつつある農家の経済的自主性を再び葬り、異常行動への対応力をちょびっと上げただけ(買い占め量が増えるだけで、買い占めを諦めさせるほど飽和する量など供給しようがない)の結果が、毎年捨てられるあり余った主食米……なんて未来が透けて見えそうです。ごはんをたべよう!キャンペーンでも張ったほうがマシ。

     ちなみ当地域の[地目:田]の平均賃料は10aあたり年3000円ほどです。月ではなく"年"3000円です。(ねんのため2度いいました。ねんだけに。)貸主はウハウハ、コメ不足解消間違いなしですね。

    • 某研究所の記事はむかつく事が多く、精神衛生上見ないようにしています。
      こいつら、田んぼを工場か何かと勘違いしてて、田んぼで30kgボタン押したら
      精米がサラーって出てくるイメージなのか と疑ってます。
      おそらく、台風で見回りに行きたい気持ちも、雨が降っても晴れても水位が気になる気持ちもわからず、作況指数みながら あーだこーだ妄想する気楽なお仕事なのね。と想像しています。

  • 普通に考えれば本当にコメか不足していたら販売量は減りますもんね。
    まさかこの道理がわからない識者がいるとは思いたくない。

    • て言うか
      むしろ、新米が出る前に1.5倍も供給出きるって過剰在庫じゃない?

  • >コロナ禍初期のトイレットペーパー不足、マスク不足、消毒液不足などと、まったく同じ構図です。

    イソジン騒動にお米騒動に、吉村大阪府知事は「さすが大阪府民が選んだ芸人だなぁ」と感心しています。

    踊る阿呆に見る阿呆 ならぬ 踊る阿呆に選ぶ阿呆 ですね。

  • 「てめえが犯人か」への雑感です。

    先の方々がご指摘されているように、そもそもの発端は南海トラフ大震災への警告でした。救援が来るまで一週間あるいは数週間、なんとか生き延びる手立ての一つとして人々は精米を買いに走ったのだと思います。水と燃やすもがあれば、なんとかご飯は炊けます。

    この南海トラフの警告をより一層深刻なものにしたのが、能登被災地のいっこうに進まない復旧状況だったのではないでしょうか。いつ来るかわからないなら公的援助を当てにするよりも自助努力となるのは当然です。

    40kgのお米を買い集めた老夫婦を冷笑することはできません。彼等は自分達が食べるだけでは無く、子供達家族のため、孫達のため、甥や姪たちのために、被災した時にひもじい思いをしないよう懸命に買いに走ったのだと思います。

    • >40kgのお米を買い集めた老夫婦を冷笑することはできません。

      冷笑はしてません。怒っているのです。老夫婦で食べきれないほどの生鮮食品を一気に買い込んで、地域のの人たちが買えなくなってる状態を作ってるのはてめえらか。ってことで。

      >彼等は自分達が食べるだけでは無く、子供達家族のため、孫達のため、甥や姪たちのために、被災した時にひもじい思いをしないよう懸命に買いに走ったのだと思います。

      余計なお世話です。買ってくれって頼んでません。米がなければパンでも饂飩でも蕎麦でもパスタでもある時代にひもじい思いしません。

      それにどーせ2,3カ月もしたら消費し切れなくなって米を子供孫甥姪に押し付けるんでしょ?シロートが保管して品質が悪くなった令和5年算米を押し付けられても迷惑です。

      • >米がなければパンでも饂飩でも蕎麦でもパスタでもある時代にひもじい思いしません

        それらが全て手に入らなくなる可能性があるのが災害時です。
        台風地震で流通がストップする中,コンビニに行ってパスタ買うからいいや,とか考えてらっしゃる方ですか?

        • 途上国じゃないんだし、1週間もすればモノは動き出すし2週間もすればまずまず普通になってると思いますよ。

          「全てが手に入らない」前提を立てるなら、ホントの災害時は停電は1週間以上、断水は2週間以上、ガスは1カ月以上掛かるでしょうから、白米持ってても宝の持ち腐れです。レトルトパック、缶詰、水、卓上コンロとボンベを買い占めましょう。

          元々の論点は「老夫婦なら40kgは2ヶ月以上の量だろうから過剰な買占めするな」という点ですよね。

        • >それらが全て手に入らなくなる可能性があるのが災害時です。

          別に私は災害時の話はしてませんが?勝手に論点をずらさないでくれます?

      • 私も『過度の買い占め』に密かな怒りを沸かせた口ですが、美術好きのおばさまの感想をみてなるほどと腹落ちする自分がいました。
        十分にありえる日本的な地域や家族に対する慈愛と互助の行動かと。悪気ない自衛行動まで寄ってたかって紅衛兵のごとく糾弾するのは不味かろうと戒める内なる自分がいました。それも含めての日本社会なんでしょうから我が家族からはなるべく迷惑をかけないように気をつけたいと思います。

      • 野次馬的には、典型的な
        「囚人のジレンマ」
        だと思いますね。

        プレイヤーは利己的か利他的かはさておき最善を得ようと行動する。
        その結果、最善(全体最適)には絶対辿り着けなくなる状況。

        新宿さんの主旨は、どうすべきだった!という説教ではなくて、そういう状況を俯瞰的に認識しましょうね!までかと思いますよ。

  • 一部の安売店で、米の販売棚が空になった店が存在した事は事実な様です。
    しかし、米販売棚が空になっていない店が同時に存在した事も事実な様です。

    前者のみ書いて、後者を全く伏せてしまう様では、報道しない自由を謳歌するオールドメディアと同レベルに堕ちませんか?

    嘘を書かずに、読み手の誤解を誘発する(ここにも、そういう作文が天才的に上手な御方が居られましたが)のは、オールドメディアの常套手段の1つです。

    オールドメディアがそういう事をするのは、今に始まった事ではありません。

    という事は、オールドメディアがその方面の腕を上げたか、読み手のリテラシーが下がったか?

    P.S.

    早生品種ではない新米を農家さんから頂いたので、最近はそれを食べてます。

  • *偏向が、”非”の無いところに煙をたてる。そして責任の所在は煙に巻く。

    マスコミが背景を踏まえずに、「事象だけを報じる」から混乱を来たすのです。
    「精米と物流が追い付かないせいだ!在庫はある!!」と言い添えさえすれば・・。
    ・・・・・
    Q.どこの新聞社の ファン ですか?
    A.どこの新聞社も ”不安” ですね。
    ・・。

  • 米不足の切っ掛けが、南海トラフ地震情報とそれに続く地震情報と台風情報によってパニックを起こした消費者によるものだというのはそうでしょう。
    また、彼らによって引き起こされた、米販売コーナーに米が無いという光景が、電波によって拡散されそれによってパニック消費者の絶対数が増えたというのもあるでしょう。

    しかし、POSデータを見る限り、販売量の減少は8/19~8/25の週から始まっています。
    また、その減少の傾きはほぼ一定であり、その後がどうかはまだ完全には分かりませんが9/18以降が谷底になっているように見えます。
    これは、800~900トンを基準に見て、8月の山と同じだけの底を作っていくように見えます。

    この事から考えられることは、パニック消費者達は8月に米を買い込んで、それによって安心し。
    その米があるから9月は米を買わなかったということです。

    消費者と米という要素だけで説明が可能な話に、総裁選の報道という要素を足すのはオッカムの剃刀の考え方に反しています。
    また、総裁選の報道は減少傾向の開始時期とはズレているのもそうです。
    なので、総裁選の報道は米不足の解消とはほぼ無関係でしょう。

    • >しかし、POSデータを見る限り、販売量の減少は8/19~8/25の週から始まっています。
      >また、その減少の傾きはほぼ一定であり、その後がどうかはまだ完全には分かりませんが9/18以降が谷底になっているように見えます。

      8/5?8/11から8/19?8/25の期間の異常な伸びの反動なら翌週は激減しないとおかしいのに前年並みに売れてる時点でデータを誤読しているのは貴方です。

      • >翌週は激減しないとおかしいのに
        反動で、山が起きる前のレベルまで減った。それが8/26~だと前年並みだったというだけでおかしくはないと思いますが? その後も下がり続けていますし。
        山の時点では買えなかった人もいるでしょうし、その人らによって8月下旬から9月上旬によって購入されたというのは自然な話では?

        あなたは、激減というのをどこまで下がっていないと自分の説明が成り立たないとお考えなのでしょうか?
        またそれは、どのような消費者の心理や行動によって、そこまで激減するとお考えなのでしょうか?

        • 08:33の匿名さんの

          >データを誤読しているのは貴方です。

          は言い過ぎ。あなたの解釈はデータの読み方の一つに過ぎない。全く同じで07:51の匿名さんも

          >それが8/26~だと前年並みだったというだけでおかしくはないと思いますが? その後も下がり続けていますし。

          もデータを読む解釈の一つにすぎない。

          私なんかだとブログ主の主張は多分前年並みに売れている=コメを前年なみに買う需要があるってことで、ブログ主の言うパニック消費者が賢者モードになって落ち着き自宅に白米(生鮮食品)が40kgもあってコメのパニック買いを止めたから9/9-9/15以降の週で激減してるとも読める。

          序に上野方で老夫婦が米を40kgも買い込んだのは子供や孫のためとかって書き込みがあったけどこれも理屈がおかしい。余計なお世話だっちゅーの!!

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