X
    Categories: 外交

1年でたった0.1%…埋没原価で見るプーチンの苦境

ロシアがこの1年で獲得した領土はウクライナの0.1%に相当し、このペースで戦争を続けるならば、ロシアがウクライナ全土を掌握するのに800年と24万人の兵士が必要となる―――。こんな指摘が出てきました。ウクライナ戦争の行方を巡って楽観視は許されませんが、少なくとも現在のウクライナ戦争がウラジミル・プーチン容疑者にとって、一種の「埋没原価」効果のような状況となってしまっている可能性が濃厚です。

ウクライナ戦争を巡る気になる話題

ウクライナ戦争を巡って、産経ニュースが6日、やや気になる話題を報じました。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が5日、欧米諸国やウクライナ当局者の間で最近、ロシアの占領下にあるウクライナ領の実効支配をロシアに認めることと引き換えに、ウクライナをNATOに加盟させて安全を保障するかたちで停戦を実現する案が広がっていると報じたというのです。

欧米・ウクライナ内に「露占領地放棄と引き換えにNATO加盟」案広がる FT報道

―――2024/10/06 10:12付 産経ニュースより

えらく具体的です。

そして、FTのように金融業界に対して影響力が大きい(?)メディアがこのように報じること自体、ウクライナにおける戦意に影響を与えないかが懸念されるところです。

ただ、産経の記事は、ロシア側が「軍事作戦は目標達成まで続ける」と表明している点を引用し、このような案が現時点で実現する「可能性は低いとみられる」ともしているとおり、これはあくまでも西側諸国の一部で検討されている、数ある案のひとつに過ぎないと考えておくのが正解ではないかと思います。

実際、産経によるとFTは「(この案の)賛同者の多くはロシアがこの案を嫌うことを理解している」などとしたうえで、米独なども現時点でのウクライナのNATO加盟には慎重である、などと評しているのだそうです。

経済、金融面ではロシアが「ジリ貧」状態に

もっとも、万が一、宇露両国が停戦で合意したとしても、西側諸国としてはロシアに対する経済制裁を解除しなければ良いのではないかと思いますし、この場合、ロシア経済が復活に向かう可能性がどれほどあるのかは微妙でしょう。

著者自身の想像ベースですが、少なくとも西側諸国がロシア経済を破綻させようと考えている、という方向性については、あまり変わらないからです。

もちろん、現在のロシア経済に関しては、BRICSと呼ばれる諸国が制裁に参加していないなどの事情もあり、西側諸国だけの制裁でロシア経済を破綻させることは困難でもあります。

とりわけ近年だと、西側諸国から金融制裁を喰らったとしても、ただちにその国が経済破綻に至ることはありません。中国の通貨・人民元の国際的な通用力が高まっているからです(実際に、ロシアはBRICS諸国間の貿易決済の9割が自国通貨化していると強弁したりしています)。

ただ、それと同時に、外貨準備の世界では人民元の地位は高まっているとは言い難く、それどころか外貨準備の世界では「脱ドル化」よりも先に、むしろ「脱人民元化」が進展しているほどです(『外貨準備の世界で進むのは脱ドル化よりも脱人民元化か』等参照)。

しかも、最近では一部ロシア企業を中心に、人民元決済にも影響が生じ始めています。中国の銀行のなかには米国などでも事業を営んでいるケースがあり、米国からの「二次的制裁」を回避するために対露取引を中止する事例も相次いでいるからです(『米国がロシア「二次的制裁」で中国の銀行を締め上げか』等参照)。

もちろん、現実にロシアでは市民生活にほとんど影響が生じていないとする情報もないではないのですが(『現在のロシアは意外と豊か…経済制裁は効いているのか』等参照)、いずれにせよ、西側諸国からの経済・金融制裁が続けば、現在のロシア経済にとっては「ジリ貧」であることは間違いありません。

キーウの大学教授の興味深い指摘

こうしたなかで、キーウの「アメリカン大学」のローマン・シェレメタ教授(経済学)が10月5日付でX(旧ツイッター)に投稿した、こんな内容が目に留まりました。

シェレメタ氏の指摘は、こうです。

  • ロシアがこの1年で獲得した領土はウクライナ全土の0.1%である
  • この調子でいけば、ロシアがウクライナ全土を占領するためにはざっと800年と24億人の兵士が必要だ
  • 西側諸国がもっと支援してくれていれば、この小さな前進さえ阻止できたはずだ

…。

この視点は、なかなかに興味深いところです。

「西側諸国が支援したからこそ、ロシアに占領されてしまった領土を1年でたった0.1%相当に抑えることができたのだ」、とする見方もあり得る一方で、「単純計算するとロシアが膨大な犠牲を払って1年でウクライナの0.1%に相当する領土を奪った」、という事実関係もまた重要でしょう。

埋没原価理論で見るロシアの苦境

ちなみにウクライナの面積は60.35万平方キロメートル(情報源は総務省『世界の統計』)ですが、その0.1%ということは、約600平方キロメートルということであり、ロシアの面積(1709万8246平方キロメートル)に対して0.0035%(!)という広さに過ぎないからです。

一説によると宇露戦争におけるロシア側の犠牲者は5万人超であるとも伝えられます。

ロシア兵の死者、5万人以上に BBCなどの調査で明らかに

―――2024年4月18日付 BBC NEWS JAPANより

これに対しもちろん、ウクライナ側でも(公式ベースでも)3万人を超える犠牲者が報告されるなど、双方に決して少なくない犠牲が出ていることは間違いありません。

ウクライナ兵3万1000人が死亡、ロシアの侵攻で ゼレンスキー大統領が公表

―――2024年2月26日付 BBC NEWS JAPANより

しかし、ロシアの大統領であるウラジミル・プーチン容疑者が、自国の経済や金融、さらには自国民の莫大な犠牲を払い、この1年でロシア全土のわずか0.0035%に相当する領土を獲得したというのは、何とも印象的でもあります。

この点、会計学で著名な論点のひとつに、「埋没原価効果」というものがあります。

「埋没原価」とは、英語の「サンクコスト(sunk cost)」の直訳ですが、わかりやすくいえば、「これまでに投じたコストが未来の意思決定に影響を及ぼす効果」のことであり、「埋没原価バイアス」などと呼ばれることもあります。

わかりやすくいえば、「莫大なコストを投じてゲームの開発を行ってきたが、そのゲームを完成させても絶対に面白くなく、絶対に売れないとみんな気付いているのに、これまでに投じて来たコストが大きすぎ、いまさら開発中止に踏み切れない」、という現象だといえば良いでしょうか。

あるいはパチンコ屋で数万円を突っ込み、「いい加減、もう出るはずだ」と必死になっている様子を思い浮かべてみれば良いかもしれません。

現在のプーチン容疑者が「埋没原価バイアス」にとらわれているのかどうかはわかりませんが、著者自身の想像ベースでは、かりにロシアがドンバスの一部地域を獲得したところで、西側諸国の制裁が解除されるというものでもないでしょう。

その意味では、ロシアにとってのウクライナ戦争は、「投資」として考えるとまったく割に合わないにも関わらず、いまさら引くに引けなくなった「埋没原価」効果そのものなのかもしれない、などと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (23)

  • タシケントに移住してしまったコンスタンティンさんは3週間前に自身の Youtube チャネルに付属するコミュニティーページで次のように発言しています(DeepL にて英文から翻訳)
     今のロシアは、1991年のソ連末期を思い出させる。類似点は、毎日出てくる非常に奇妙なニュースの量にある。あまりに奇妙なニュースなので、偽ニュースでないことを確認するためにファクトチェックをするほどだ。1991年の奇妙なニュースは、ソ連崩壊の前触れであることが判明した。それから33年後の今、私たちは歴史の繰り返しを目の当たりにしているのだと思う。エンジンは煙を上げ、咳き込み、失速し、ばらばらになって墜落しようとしている。
    公共工事がストップするとか、長距離列車・国内線便が運休になるとか、当たり前の生活物資が買えなくなるとか、今年の冬はいろいろ不可解な動きがあるんじゃないでしょうかね。

  • とても興味深く拝見しました。こうして見るとロシアが戦場でいかに優勢でもそのコストはかなり厳しいものがありますし、今更自分からやめる選択肢はとりようがありません。とはいえ、ロシアの攻勢によりウクライナの戦線が崩壊してしまえば、一気に占領地を拡大し、ロシアが大勝ちする可能性もあるので、莫大なコストを投じたゲームが大コケするかは何ともいえないと思います。FTの報道は、ウクライナがかなり劣勢で苦境にあることが背景にあります。

    ロシアの核の威嚇により、アメリカが抑止されてしまい、ロシアを刺激しすぎないよう武器支援を限定し小出しに逐次投入ていることがウクライナが苦境にある最も大きな原因。アメリカが本気で武器支援すれば、0.1%の被占領どころかロシアを押し返すことすらできたはずです。
    本来、バイデンはプーチンに対してこちらにもロシアを壊滅させるだけの核があると発言すればいいだけです。

    今回の論点とはズレますが、アメリカが核の威嚇により、抑止されることが露呈しまったことにより、中国にも悪い教訓をもたらしました。台湾侵攻も核で威嚇すればアメリカは台湾への支援を渋るということを意味しているからです。中国軍が尖閣に上陸したとして、日米同盟に基づきアメリカが日本を支援するかも怪しくなってきました。一方で北朝鮮を見れば、核さえあればアメリカすら手出しできなくなるわけです。ウクライナも核を放棄しなければこんなことにはならなかったでしょう。

  • ウ~ン、埋没原価!
    プーチン執政下のロシアでは、コストの観念が、われわれとは全然違ってるんじゃないでしょうかね。

    何万人が戦場で死亡しようが、多くは社会に役立たずの囚人か、周辺共和国の非ロシア民族か、他国から掻き集めた傭兵、あるいはロシア語が理解できないことを良いことに半ば瞞して前線に送り込んだ外国人移民、出稼ぎ労働者。そんなのは数のうちには入らない。

    枯渇しつつある国家の資金を、湯水の如く戦費につぎ込んで、国民生活に欠かせないインフラ設備、医療、教育なんかがボロボロになったところで、情報統制が徹底してれば、その悲惨な実態を国民に広く知られることはない。だったら何も問題ないと同じこと。

    それで、消耗戦でウクライナの方に先に手を挙げさせることが出来たら、大したコストも掛けずに、プーチンの威勢にひれ伏したと大宣伝をやれるわけだから、コスパすこぶる良し、って皮算用してる可能性大かと(笑)。

  • 【BBC】2024年9月20日
    『ロシアの戦死者7万人超』
    ウクライナで殺害されたロシア兵7万112人の名前を特定したが、実際の数はこれよりかなり多いとみられる。ロシア占領下のウクライナ東部ドネツクとルハンシクで死亡した民兵の数は含まれていない。
    https://www.bbc.com/news/articles/cjr3255gpjgo

  • 【Meduza】 2024年7月5日(元ロシアの独立系メディア)
    『ウクライナでは12万人のロシア軍人が死亡した』
    BBCは戦争で5万人のロシア兵が死亡したことを確認した。この数にはすべての死者が含まれているわけではなく、死亡記事や埋葬に関する情報などのオープンソースから名前が判明した死者のみが含まれている。本当のロシア軍人の死亡者数は約12万人である。
    https://meduza.io/feature/2024/07/05/120-tysyach-rossiyskih-voennyh-pogibli-v-ukraine-za-dva-s-polovinoy-goda-tempy-poter-rastut-kazhdyy-den-obhoditsya-vs-rf-v-200-250-smertey

  • 現状では僅かな領土に留まっていますが、ウクライナ側のクルスク転進作戦が大失敗し東部総崩れですので獲得する領土は今後急増すると思います。人命とか国際関係はともかく

  • ウクライナ応援団の特徴は

    ・西側の加工された2次情報ばかりを見る
    ・その中でも自分の見たいものしか見ない

    これに尽きる。

    >少なくとも西側諸国がロシア経済を破綻させようと考えている、という方向性については、あまり変わらないからです。

    ロシアへ制裁をしている国はわずか48国。
    それ以外の170の国・地域はロシアと活発に貿易している。

    これでロシアを破綻させるというのは不可能。
    西側の非力さが明らかになったのは皮肉な話だ。

    >西側諸国からの経済・金融制裁が続けば、現在のロシア経済にとっては「ジリ貧」であることは間違いありません。

    何十回同じことを書いてるのですか?

    親露派は当初より一貫して「制裁は逆効果だからもっとやれ」と言っている。
    米国のインフレ、債務増大や欧州(特にドイツ)の不況を見てもそれは明らか。

    これからも西側は思う存分に、好きなだけ制裁をやればよいw

    >一説によると宇露戦争におけるロシア側の犠牲者は5万人超であるとも伝えられます。

    開戦当初、ウから500万人以上がロへ移住している。
    現在でもロに定着して生産活動に従事している。

    それよりウの出生率、死亡率でも見てみては?

    >ロシアにとってのウクライナ戦争は、「投資」として考えるとまったく割に合わないにも関わらず、いまさら引くに引けなくなった「埋没原価」効果そのものなのかもしれない

    本当にそう考えているのですか?

    https://japanese.joins.com/JArticle/294286?sectcode=A00&servcode=A00

    ロシアは開戦から半年でウから数十兆ドル価値相当の資源を獲得している。
    それから2年たち東部、南部に領土を広げウの70%以上の資源を獲得した。

    「投資」として考えるならば開戦半年ですでに勝ちを確定させている。

    それにしても埋没原価とはウ応援団はパラレルワールドにでも生きているのでしょうか?

    いずれにせよここはウクライナ応援団・最後の砦であり、ウが陥落するその日まで頑張っていただきたいものです(^^♪

    • 何だか必死ですね。それだけあなたにとって現状の都合が悪く、また、このサイトの存在が邪魔だということですね。ロシアンフレンズの皆さんって全くワンパターンなんですよね。

      >ロシアへ制裁をしている国はわずか48国。
      >それ以外の170の国・地域はロシアと活発に貿易している。

      国の数、おかしくね?48か国+170か国=218か国ってことになるけど日本政府が承認している国の数は日本を含めて196か国、これに北朝鮮と台湾を加えてもせいぜい198か国。一体何を根拠に「218か国」って言ってんのかな?
      https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/world.html

      それにロシアを制裁している48か国のGDPのシェア、しらないのかな?

      ・西側の加工された2次情報ばかりを見る
      ・その中でも自分の見たいものしか見ない

      一寸厳しいことを言いますが、耐えてくださいね。これって、アオキさん、あなたのことです。

    • 相変わらずですね。支持をまるで得られていないのに、それを気にしない点が特に。
      とりあえず一番気になったのは

      >ここはウクライナ応援団・最後の砦であり

      この一点ですね。ウクライナを応援する趣旨のウェブサイトなど、
      他にも沢山あるのでは?それらのサイトでもあなたは似た様な活動をしているのですか?

    • 上の方とは別の匿名です。確かにウクライナ支援は一枚岩では有りませんしブリックスがロシア制裁に参加してないのも確かですね。ですがインドブラジルアルゼンチンやグロサウは制裁に参加してないだけで支援してる訳じゃ無いです。ロシアを明らかに支援してるのは北朝鮮と白ロシアでしょう。

      アキオさん。
      ブログ主さんが中国の銀行が元決済を辞めた話を仕切りに持ち出してるんですけどこれの考え方を教えてくれません?ずうっと前に貴方に聞いたんですがスルーされまくっていて全然答えてくれないのでいい加減、答えて欲しいですよ。

      • 横から失礼しますが、「アキオ」さんではなく「アオキ」さんかと。他人のお名前を間違えるのは大変失礼です。(アオキさんもブログ主さんに対し大変失礼ですが。)

        で、そのアオキさんの言。

        >ロシアは開戦から半年でウから数十兆ドル価値相当の資源を獲得している。
        >それから2年たち東部、南部に領土を広げウの70%以上の資源を獲得した。

        その理屈が正しければ西側諸国が露が敗北の暁には領土分割をしていいってことになりますね。

        >それにしても埋没原価とはウ応援団はパラレルワールドにでも生きているのでしょうか?

        サンクコストの考え方は会社員やってたら理解できるでしょ?フツー。働いたことないの?

        >いずれにせよここはウクライナ応援団・最後の砦であり、ウが陥落するその日まで頑張っていただきたいものです(^^♪

        ウクライナ応援団の最後の砦ってwww
        新宿会計士さんのブログは凄いと思いますが、このブログが最後の砦ってのはおかしいだろ、フツーに考えて。ウクライナを応援しロシアの敗北を願うサイトなんて山ほどあるだろうに。ちょっと病院行った方が良いですよ。

    • >それよりウの出生率、死亡率でも見てみては?
       了解でっす!

      '24 barth rate(人口1000あたり出生数)
       ウクライナ:6.0(228位)
        最下位、なるほど大変深刻。ただ劣勢の被侵略側で戦場化だと数値の悪化は常識です。
       ロシア:8.4(209位)
        いやそれでも日本よりは多いのだけど。え、西側の制裁を軽くいなす超大国がコレ…?

      '24 death rate(同、死亡数)
       ウクライナ:18.6(1位)
        最上位、なるほど大変深刻。ただ劣勢の被侵略側で戦場化だと数値の悪化は常識です。
       ロシア:14(9位)
        え、勝利が約束された超軍事大国がコレ…?

       "The World Factbook"参照。あ、すみませんこれ西側の2次情報ですか。あまりお気になさらないでください。
       ところで東側の無加工の1次情報って触れられる人間存在するんです?ロシア国民ですら触れられないと思うのですが。

    • 匿名 氏

      私が言っているのは170の国と地域。
      国の数は196だがカントリーコードにより地域数は50を超える。

      ロシアは制裁初期に20以上の地域にダミー会社を置き迂回取引をしていると報道されていた。

      よって、国=198(北朝鮮、台湾含)-48=150
      これに20以上の地域を加えて170以上の国・地域とした。

      ロシアのGDPは米国の約10分の1でしかない。
      西側全体から見ると数十分の1となる。

      それでも軍事的に負かせないし経済的に破綻もさせられない。
      GDPはあくまで参考程度で過信するのは禁物。

      雪だんご 氏

      少し前に「円安教の総本山」なる秀逸なフレーズがありました。
      それにインスパイアされて「最後の砦」を考案しました(*´Д`)

      匿名 氏

      中国は「上に政策あれば下に対策あり」という国。

      中国の銀行が元決済を止めたと言っても必ず抜け道を用意してある。
      わざわざ種は明かさないだろうが、必ず制裁逃れを用意している。

      これは今までの事例を見ても明らか。

      農民 氏

      https://www.youtube.com/watch?v=KsSJTZL6tMY&t=93s

      もうウがどれだけ苦境かご丁寧にウ人が説明している。
      彼がいうように領土を奪還できたとしても維持すらできない。

      ロシアは一昨年から「母親英雄」の称号を復活させている。
      ぜひとも大きな出生率の向上を期待したいところだ。

      >ところで東側の無加工の1次情報って触れられる人間存在するんです?

      あくまで戦場限定だが「RYBAR」というロシアのミリブログがある。
      これはロシアの劣勢や敗北を含め戦場での出来事を淡々と報告。

      ウ側の「DEEP STATE」と併せれば戦場の推移をほぼ確実に補足できる。
      私はこの両者を観察し続けてきてロシアの勝利を確信した。

      •  ウクライナの出生率と死亡率を見ろと仰られたのはアオキ様なのに……やはり数字は無視して話の方向を逸らすのですね。
         以前にボグダン氏を紹介して頂き以来、ch登録しております。ウクライナの大変厳しい実情とともにロシア側の苦境も大変わかりやすく伝えられており、さすが現地情報だなと感謝しております。

         で、1次情報の定義が曖昧すぎませんか。別の話題で日本共産党や立憲の発表(弁明)をそのまま1次情報の事実として扱ってもおられましたので、アオキ様としては"本人談"と"現地情報"であれば良いようですが、ロシア発だろうがブログにどれほどの確度があって、更にそれを検証できるというのでしょう。むしろやりたい放題なはずです。私が「実は火星から来た宇宙大統領です」とかほざき出したって、一次情報で事実なはずがないでしょう。

         最後に、
        >ロシアは一昨年から「母親英雄」の称号を復活させている。
         これは"こうでもせねばならない"というただの苦境の証明です。ロシアの人口自然減は経済低迷等から随分前に始まり、未だに改善を見せないことで有名なはずです。西側を手玉に取る第三世界の輝かしいリーダーの風情は見て取れません。

        • >私が「実は火星から来た宇宙大統領です」とかほざき出したって、一次情報で事実なはずがないでしょう

          この「アキオ?アオキ?」さんって人、案外、それで納得するのかもしれないですよ?

          この人、説明と証明の違いが明らかに分かったいませんからね。説明したら証明したことになると思ってるんでしょ、多分。

      • ここまで支離滅裂だと、どこかに病気を抱えているのではないかという気がしてならない。頭とか。

    • 農民 氏

      ウの死亡率世界1位、出生率(下から)世界1位。
      ウの人口3300万、ロの人口14600万。

      数字から消耗戦になればロが勝つのは明らか。
      わざわざ説明しなくてもそのくらい察してほしい。

      https://grandfleet.info/

      ここの「ウクライナ戦況」を見てほしい。
      ロの「RYBAR」とウの「DEEP STATE」の発信を総合している。

      私は長らく見ているが両者とも淡々と出来事を発信している。
      そして両者から戦闘の経緯をほぼ正確につかむことが出来る。

      この2つは有力な1次情報として以前から知られているよ。

      •  いやですから、私も当初からロシア側大優勢だと思っていますし、どうしたってロシア勝利だと思っていますし、というかほとんどの人がそうでしょう。賭けにしたら、ロシア側オッズ1.1倍、ウクライナ側100倍ですよ。ロシア大勝利の預言など1mmも価値はありません。
         その上ですら、ロシアの苦境は異常なのです。情けないとまで言っていい。開戦数日で勝利すべきだったのです。なぜしないのでしょう?

         もうどれほどやっているのでしょうこのやりとり。ウクライナは可哀想なほど劣勢なのです。"だから"日本は立場上利益上、ウクライナを支援すべきなのです。
         世界国別対抗勝利予測大会なんてだーれもやっちゃいないのです。私が問題にしているのは、貴方の言説の不確かさと不誠実さです。貴方は未だにここの誰一人として説得に成功していません。
         ロシアが勝利し日本がロシアに加担することで齎される国益を示せば良いだけなのです。日頃から本邦極左の驀進を称えゴキゲンなアオキ様ならば短文一本の投稿で済むでしょうに。

    • 農民 氏

      2023年、習近平モスクワ訪問

      プーチン「この戦争を5年やる」
      習近平「百年に一度の変化を見届けよう」

      露中はこの戦争を奇貨として西側との逆転を図る。
      これしか考えられない。

      米国は高金利、インフレ、債務残高増大となる。
      欧州はインフレ、債務残高増大、不況となる。

      中国は不況ながらも戦争特需で潤う。
      BRICSの結束を図り西側に対抗する。
      脱ドルを図り人民元の国際化を推進する。

      現在は200年続く米英体制を崩壊させる絶好の機会。
      かつて日独伊でできなかったことを露中でやる。

      1:NATO瓦解
      2:脱ドル化と米国覇権の終了
      3:BRICS主導の世界秩序への移行
      4:グローバルサウスの解放と西側の支配の終了
      5:米国とイスラエルの国際孤立

      この変化を起こそうとしているのでしょう。

      •  その変化、現状の日本にとって損(というか破滅)しか見受けられませんが……
         BRICs主導になる未来に備えて日本は寝返れということでしょうか。それならば「ロシアに加担せよ」(或いは日本の左翼化)というのはなんとか理解できますが、現実性も確実性も全くありません。寝返ってロシアが敗北などしたらそれこそ破滅ですし、寝返り後ロシアが勝利、西側が崩壊したとて、日本の地位が保証されるとも思えません。中露が中心ならば、日本などついでとばかりに潰されるでしょう。

         これでなぜ「ウクライナ応援団は愚行だから辞めよ」という話になるのでしょう?他ならぬ"アオキ様の論によって"、断固としてウクライナを応援すべきと逆に補強されてしまいます。

    • 農民 氏

      最初から日本の答えは出ています。
      それは完全な抑止力を持ったうえでの武装中立。

      これだけで中国もロシアも米国も手出しできません。

      日本にはその前例があります。

      https://www.nhk.or.jp/archives/teachers-l/list/pdf/2019021_point.pdf

      米国の機密文書より日本は1300発の核兵器を沖縄に保有していました。
      だから中国もソ連も日本に何もできなかったのです。

      現在でも日本が原子力潜水艦で数十発の核ミサイルを保有すれば十分です。
      これで中国もロシアも米国も日本に手出しできません(やったら核の返礼がくる)

      答えは案外とシンプルなのですが、できるかどうかは別問題です。

      今日はもう寝ます。返信は後で( 一一)

  • 元々ロシアは男性より女性が多い国だそうですが、無謀な戦争のお陰で男性不足が加速するんだろうな、と。

    イスラムみたいに妻を平等に愛する事を条件に、3人まで重婚可能とかになるのかも。

    ウクライナには、今まで以上にロシアの人的資源を徹底的に潰していって貰いたいですね。

  • 毎度、ばかばかしいお話を。
    プーチン大統領:「ウクライナに勝てば、すべて取り戻せる」
    ある日本企業:「このプロジェクトが成功すれば、すべて取り戻せる」
    現場:「地獄だ」
    どこかで見たような。