石破茂氏が自民党総裁に選ばれた理由は、石破氏を積極的に選んだというよりはむしろ、自民党議員らが「高市早苗氏を選ばなかった」からではないか―――。そう思えてなりません。高市氏は保守層から評価が高い政治家ではありますが、言動で若干の不安を抱かせる材料もあるからです。一方、石破氏の保守層からの評判が悪いことは事実ですが、それと同時に自民党が「集団指導体制」の政党であり、日本の行政機構が首相に権力集中していないことを思い出しておく必要もあります。
目次
「石破当選」なのに「高市当選」の誤植
今だから正直に明かすと、昨日の『総裁選で石破茂氏が当選…自民党政権の継続性に期待を』は、じつは「高市早苗氏が自民党総裁選に勝った」という前提に立ち、なかば予定稿として用意したものです。
本当は、記事のタイトルも『高市早苗氏が自民党総裁に当選:史上初の女性総理誕生(仮)』でしたが、現実にふたを開けてみたら石破茂氏が高市氏を僅差で破り勝利を収めたため、慌てて記事を書き直したのです。
その「記事を書き直した痕跡」は、第1節目のタイトル『石破茂氏、新総裁に選ばれる』の部分を修正し忘れ、うっかり、『高市早苗氏、新総裁に選ばれる』のままで公表してしまったことからも明らかかもしれません(なお、現時点では修正済みです)。
高市氏の弱点
修正前の論考
なお、修正前の「高市氏が勝利した」という前提で執筆した文章は、こんな具合です。
高市早苗氏、新総裁に選ばれる
本日の自民党総裁選では、高市早苗氏が決選投票を制し、新総裁に選ばれました。
これによりおそらく近いうちに国会が召集され、岸田文雄首相が辞表を取りまとめて内閣総辞職し、自公両党が衆参両院で多数を占めるなかで、高市早苗氏が首班指名され、皇居での認証を経て正式に第102代内閣総理大臣に就任することでしょう。
株式市場は、午後1時頃に39,400円前後だった日経平均株価はXXX円、また、為替市場では1ドル=146.XX円の円安となり、ひとまずマーケットは高市「総理」を歓迎しているようです。
文章にある「XXX」は、高市氏の総理就任が確定した直後に具体的な数値を調べて入力するため、原稿執筆時点では空欄にしていたものです(現実には「石破首相」確定のため、CFD日経平均は急落し、為替も円高方向に動いた格好ですが…)。
そのうえで、「女性初の総理・総裁を選び出した自民党と、旧来型の政治家を代表に選びだした立憲民主党の対比」、そして仮にすぐ総選挙に向かったならば、小選挙区中心の衆議院議員総選挙という性質上、自民党が圧勝する可能性があることについて指摘する、という流れでした。
正直、バラ色の文章を書き換える作業は、気が重いものでもあります。
高市氏に対する不安材料
ただし、この「没原稿」には、こんな記述も含まれていました。
高市総理なら「2012年型総選挙」再来はあるのか?
一部世論調査では、「次回衆議院議員総選挙では自民党に投票する」と答えた割合が立憲民主党の3倍以上になっているとの情報もありますが、この場合は2012年型の「自民党圧勝」「立憲民主党惨敗」支那§リオも現実味を帯びて来るのでしょうか。
このあたりは、関心を持って注視する価値がありそうです。
なお、著者自身は高市「総理」をひとまずは歓迎したいと思う反面、彼女の言動に少々の不安がないわけではないのですが、このあたりについてはまた追って議論していきたいと思います。
じつは、こちらのウェブサイトの側ではあまり積極的に触れてこなかったのですが、XやYouTubeなどでは高市氏の言動に、少なからぬ不安を覚えるようなものがあったことについては、指摘しておきたいと思います。
代表的なものとしては、「アホ」発言があります。
高市早苗氏、日銀をけん制 「今、利上げはあほ」
―――2024年9月23日 17:54付 日本経済新聞電子版より
日経電子版も報じていますが、高市氏は23日公開のインターネット番組で、「金利を今、上げるのはアホやと思う」などと発言したそうです。
故・安倍晋三総理大臣を含め、トップに立つ人たちは、それでなくても攻撃されやすい立場にあるわけですから、もし彼女が総理大臣に就任した際に「日銀はアホ」などと発言しようものなら、それだけで野党、マスコミは、鬼の首を取ったかのごとく、大騒ぎとなるでしょう。
威勢の良い発言も多いが…
高市氏の発言で気になる点は、それだけではありません。無法国家に強硬姿勢を取ることが保守性向を持つ有権者からは強く支持される反面、現実に現在の日本の防衛体制に照らし、あるいは国際法の建てつけなどに照らし、無用な国際的トラブルをもたらす可能性も危惧されるところです。
たとえば、こんな話題も気になるところです。
高市氏は23日、自身のXを更新し、ロシアの哨戒機がわが国の領空を侵犯した事件で、自衛隊機が初めてフレアを使用したことに関連し、「過日の中国軍の行為への対処が緩すぎて『日本がナメられている』旨の発信をしたことも、多少は影響したのかもしれません」と述べました。
こうした発言も、高市氏に批判的な立場にある攻撃者にとっては、都合が良いものです。
靖国神社巡る現状整理
さらに気になるのは、高市氏の靖国参拝の意向でしょう。
おそらく最近だと、多くの国民は、「日本の首相が靖国に参拝して、何が悪い」と思っているでしょう。著者自身もそうです。
ただ、諸外国は、そうとらえてくれるとは限りません。
残念ながら、欧米圏のメディアは靖国神社のことを「A級戦犯を讃える宗教施設」などと考えており、実際、日本の政治家が靖国参拝をすれば中国や韓国などが激怒した反応を見せる、などの事実を踏まえると、欧米圏は「日本の政治家が靖国参拝をするのは悪いこと」、などと考えてしまうのです。
実際問題として、在任中に何度も靖国参拝をした小泉純一郎元首相を例外とすれば、少なくとも今世紀に入って総理大臣在任中に靖国参拝したケースは、安倍晋三総理大臣が唯一です。
それも、2013年12月26日、第二次政権発足からちょうど1周年の節目で靖国参拝をしたのですが、当時は中間だけでなく、米国、欧州諸国、ロシアに加え、日本の友好国であるはずの台湾ですらも日本を批判するなどし、日本が外交的窮地に陥りかけたことを忘れてはなりません。
結局、この窮地を「救った」のが、翌・2014年に行われたロシアによるウクライナ領・クリミア半島やセバストポリ市の併合であり、これにより日本に向かいかけていた西側諸国の批判の矛先がいっせいにロシアに向かったため、結果的に日本は外交的に孤立せずに済んだのです。
なお、「A級戦犯」や「B/C級戦犯」が「罪の重さ」を示すものではないこと、靖国が「戦争犯罪者をまつるための宗教施設」などではないことなど、私たち日本人にとっては百も承知のことですし、とりわけ国のために命を落とされた英霊をお祀りすることは国民の義務だとすら著者は考えています。
ただ、ここで問題視しているのは、「諸外国がそれをどう見るか」、という視点です。
非常に残念なことに、日本の一部メディアの不適切報道に加え、中韓両国を中心とする諸国によるプロパガンダなどが功を奏し、日本の正当な言い分が世界には通用しないこともある、という「事実」を、ここでは問題視しているのです。
石破氏、そして自民党への期待
首相の靖国参拝は機が熟していない可能性がある
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、南京大屠殺問題といった虚偽が世界中で流布しているなかで、「首相の靖国参拝問題」がいったん政治問題化してしまった以上、それを鎮静化させるためには、少なくともG7諸国を中心とする西側諸国からの了解を得る必要はあります。
逆にいえば、いまは「そのとき」ではないのかもしれません。まだ機が熟していない、ということです。
現に安倍総理も、その後継者である菅義偉総理、さらに岸田文雄・現首相に至るまで、だれ一人として総理在任中の靖国参拝を行っていません。例大祭への真榊の奉納は行っていますが、逆に、それが限界なのです。
高市氏が総理に就任したとして、まずは秋の例大祭で靖国参拝をすれば、それにより保守的な性向を持つ有権者は胸のすく思いがするかもしれませんが、中国が、ロシアが、韓国が、北朝鮮が、これを舌鋒鋭く批判してくることは間違いありません。
こうしたなか、2012年以来の自民党政権の積み重ねもあって、G7諸国やNATO加盟国などの西側主要国が「高市総理」の靖国参拝に理解を示してくれるという可能性もありますが、そうならない可能性もあります。
つまり、これは一種の賭けなのです。
著者自身などは、高市「総理」が強い意志を持って靖国参拝に踏み切れば良いのではないか、などと考えるクチですが、やはり現在の自民党内では、「そこに賭ける」というだけのコンセンサスは形成されていなかったのではないでしょうか。
石破氏は信頼に値する政治家といえるのか
なお、重ねてお断りしておきますが、著者自身は石破茂氏という政治家を決して評価していません。石破氏が信頼に値する政治家といえるのか、疑問だからです。
たとえば2009年の「政権交代選挙」直前、麻生太郎総理大臣に辞任を迫ったという出来事もそうですし、第二次安倍政権発足以降は安倍総理らを「後ろから撃つ」ような発言も相次いだこともそうです。
また、さらにさかのぼれば、1993年の宮澤喜一内閣に対する不信任決議案で、自民党議員でありながら賛成票を投じたことや、(結果的には一時的だったとはいえ)自民党を離党し、新生党・新進党などに参加したこともあります。
政治的な首尾一貫性のなさ、経済政策(とくに財政政策や金融政策、金融所得課税などの税制、エネルギー政策など)に対する理解の甘さも困りものですし、「~を議論しなければならない」が口癖で、明確に持論を述べることをしない無責任さも、個人的には「大嫌い」です。
ですが、それと同時に自民党というものは、良くも悪くも「集団的指導体制」の政党でもあります。
閣僚・党役員人事次第でもありますが、石破氏自身の党内基盤が弱く、安倍総理から続くリフレ派的な路線を大きく変えることが難しいと考えられること、本人にも明確な持論が乏しい政策分野が多いことなどを踏まえると、現行の岸田路線は良い意味でも悪い意味でも継続せざるを得ません。
そして、石破氏が独自色を打ち出そうとしても、やはり限界があるはずです。日本の行政機構は内閣総理大臣に権限が集中しているわけではなく、財相、経産相、農水相、文科相、法相、外相、総務相といった各大臣に権限が分散しているからです。
逆に、安倍総理のように、あるいは菅総理のように、強い指導力で閣僚や官僚をしっかりグリップし続けた総理大臣の方が、日本の政治史では少数派ではないでしょうか。
自民党総裁選で見えた「自民党の層の厚さ」
あくまでも想像ベースですが、土壇場で高市氏にではなく、石破氏に票を投じた国会議員らは、「石破氏を積極的に選んだ」のではなく、「高市氏を選ばなかった」、という方が、実態に近い気がしますし、石破氏に票を投じた人たちも、自分たちで「石破首相」をコントロールできるという自負があったのかもしれません。
その意味では、「石破(氏)が首相になって、日本はお終いだ!」、などと悲観するのは、少し待った方が良いでしょう。
ただ、今回の自民党総裁選で興味深いのは、やはり、自民党内に人材層が厚い、という点ではないでしょうか。第1回投票の結果を再掲しておきましょう(図表)。
図表 自民党総裁選・第1回目
候補者 | 議員票 | 党員票 | 合計 |
1位:高市早苗 | 72 | 109 | 181 |
2位:石破茂 | 46 | 108 | 154 |
3位:小泉進次郎 | 75 | 61 | 136 |
4位:林芳正 | 38 | 27 | 65 |
5位:小林鷹之 | 41 | 19 | 60 |
6位:茂木敏充 | 34 | 13 | 47 |
7位:上川陽子 | 23 | 17 | 40 |
8位:河野太郎 | 22 | 8 | 30 |
9位:加藤勝信 | 16 | 6 | 22 |
合計 | 367 | 368 | 735 |
(【出所】自民党YouTubeチャンネル)
自民党総裁選の第1回投票では、高市氏がトップ、石破氏が2位で、3位に小泉進次郎氏が入りましたが、4位には岸田首相と同じ旧宏池会出身で、3年前に参院から衆院に鞍替えしたばかりの林芳正氏が入りました。
コバホークこと小林鷹之氏なども控えている
こうしたなかで、特に注目しておきたいのが、5位に入った若手の小林鷹之氏です。
とくに小林氏は「コバホーク」などとも呼ばれ、まだギリギリ40代(今年50歳になるはずです)でありながらも経済安保法制に通じ、また、諸外国の政治家、官僚らの人脈を持っていることでも知られています。
財務省出身者であるため、「財務省の言いなりになるに違いない」、といった懸念を持つ人も多いようですが、むしろ財務省という安定した役所を捨て、財務省の後ろ盾なしに、野党時代の自民党から代議士に立候補するという時点で、「財務省の言いなり」になっているようには見えません。
というよりも、小林氏は財務省出身者であるからこそ、財務省という組織のことをよく理解しているわけですし、小林氏自身が財務省の助けを借りて国会議員になったという事実がない以上、むしろ財務省が政権の邪魔をしようとしたときに、それを排除するだけの能力がある人物と見るのが自然ではないでしょうか。
このあたり、石破「首相」にはいくばくかの不安も抱かざるを得ないにせよ、「不安だ、不安だ」ばかりで過度に悲観すべき局面でもありません。
高市氏にせよ、小泉氏にせよ、林氏にせよ、小林氏にせよ、あるいはそれ以外の候補者らにせよ、史上最多の9人という候補者が乱立して政策論争を繰り広げたことは、自民党にとっても、国民にとっても、有益な者であったはずです。
その意味では、まずは石破「首相」やそれを支える自民党の「挙党一致体制」の手腕を見守るのが筋ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
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私の住んでいる街では、毎年正月一日には地元の校区市民館に町内会のメンバーが集まって、年賀の挨拶会が行われています。
私自身は過去一度しか参加しておりませんが、そのときには地元選出の衆議院議員が、やはり地元の市会議員と共に出席しておりました。聞くところ、どうやら恒例の行事のようです。その議員が毎回出席しているのかまでは知りませんが、もし来年も出てくるようなら、私も5年ぶりに参加して一言文句を言ってやろうかと、昨日の決選投票の後決めました。
「小選挙区ではあなたに投票するかもしれませんが、比例区では自民党には入れませんよ」と。
どうやら、週明けの東証は大暴落になりそうな気配ですし、円ドルの為替も大変なことになることでしょう。来年の参議院選挙まで石破体制が保つのかどうかまでは知りませんが、経済超音痴の石破氏がどこまでネバネバで頑張ってしまうのか、はっきり言って、彼が頑張れば頑張るほどに、日本の未来は暗いもの残念なになってしまうのではないか、そんな危惧を抱かざるを得ない日々が、当分続きそうな、そんな朝を迎えてしました。
石破総裁のニュースで円は3円ほど円高に振れた。
日経平均先物は2400円安。
あの人が首相では「政治が混乱、経済めちゃくちゃ」を織り込み始めている。
それにしても、各マスコミ報道がやたら石破総裁誕生に好意的に見えるのは気のせいか。
妙に「人柄のよさ」「皆から慕われている」という雰囲気を押し出すような映像を多用してくる。
また「経験の豊富さ」のようなことも強調してくる。
特に人柄なんかじゃ経済は良くならない。我々の財布が暖まらなくてはどうしようもないのだが。
まずは月曜日のマーケットと報道を注視したい。
自民党が左翼と保守に実質分裂していることが至極迷惑です。保守頑張れと一票を投じることが、党内左翼の栄養分になることが腹立たしい。自民党に投じる人は劣等民族と偉大な提灯持ちがほざいておりましたが、あながち間違いではないかも。フランスのルペン政党の様な一枚岩の保守政党が存在しない事が日本の不幸。今は玉?である早苗ちゃんを賢明な判断で未来に温存した、と自分を無理やり納得させることにします。石破氏が徴用工で譲歩して莫大なエセ賠償金を抱え込み、徴用工増税のような笑えない未来が来ないことを祈ります。
本当におっしゃる通り。
早いところ左右で分裂して、右は国民民主党、左は立憲民主党と合流すればいい。玉木雄一郎内閣総理大臣の誕生を希望します。
…到底実現しそうにないですが。
「ワイドショー政治」は健在か 「高市潰し」「包囲網」はねのけられず、高市氏敗れる
https://www.sankei.com/article/20240927-IWOPIQWFBZMK7IWZMZ42Y3HKFU/
高市氏の敗因を分析すれば、様々な要因が挙げられるか、と思います。①直接的には、宏池会が決選投票では一致して、アンチ高市に回ったこと②選挙を間近に控える議員が、エッジの利いた(言動に付け込まれる懸念が残る)高市氏に漠然とした不安を抱いていたこと③前回総裁選における小石河連合が生きていたこと、が主な要因かと、思います。
とはいえ、事前の予想を覆し、党員票トップは立派な実績です。これもまた①日本会議と連携する地方議員との地道などぶ板活動②都知事選での石丸旋風のメンバーを陣営に迎えてのネット戦略が成功した、と言われています。
今後の石破政権の行方ですが、まずは人事でしょうね。早くも幹事長につき、石破氏が「選挙に強い人」との登用基準を述べ、森山総務会長の名が挙がっています。論功行賞しないと自陣営は納得せず、し過ぎると敵陣営が納得できずしこりを残します。次に総選挙における裏金議員への対応でしょう。ここを誤ると、石破政権のハネムーン期間は早くも終了しかねません。
石破総裁の持論である①アジア版NATOの設立②日米地位協定の見直し③金融所得課税などは、解散総選挙を切り抜けて、その後のことでしょう。
アジア版NATO???
面子に不安しかないんですが。
本当に不安。NATO北大西洋条約機構はソ連のワルシャワ条約機構に対抗する為に生まれた。もうソ連は無い。対中国で作るならわかるが、媚中の石破なら反米で組織を作り日本を中国の手先にしそうだ。もう自民には入れない。来年野党に落ちれば良いが。
実に危ないところだった。
高市総裁のもとに岩盤保守が再集結する。
こうなったらアベ政権と同様に立憲共産に勝ち目はない。
次回の国政選挙(衆院、参院)で野党は壊滅していただろう。
石破総裁により野党は危機を脱したと言える。
少なくても高市に比べればまだ戦えるだろう。
今回のMVPは岸田に他ならない。
決選投票で高市を避けるという英断に出た(これは中国による指令との観測も)
これにより岸田が石破を勝たせたのである。
自民党のキングメーカーは菅と岸田で麻生は失脚。
これからも泥沼の遺恨劇を見せてもらいたい。
それでは石破の政策を見てみよう。
・女性天皇&女系天皇容認
・緊縮財政&増税路線&金融所得課税
・選択的夫婦別姓賛成
・原発ゼロ&再エネ推進
・外国人受入れ
・韓国が納得いくまで謝罪
おやっ、おやおやおや~!
これは極左政策に他ならないのでは?w
ぜひとも石破はこれらを実現してもらいたいものです。
やっぱり私はゴキゲンなのであ~る(#^^#)
これで立憲民主党と政策が競合して向こうの票を奪う結果になったらそれはそれで滑稽ですね(笑ってる場合じゃないんですがまあ…)
青木理さんですか?
決戦に残れなかった候補者は
大臣ポストを買ったのでしょう
高市に入れても指名はありません
組閣人事を見れば明らかになるでしょう
私も、議員による決戦投票の結果は
大臣人事で取引の要素だと思います。
高市さんは過去Youtubeの対談で
委員会人事だったかで党からの推薦名簿によらず
実力で選んだことを話したのを見ました。
あと、
党員投票については、当初、
架空の党員調査結果で石破1位を
各メディアに転載させ流れを作り
ひっそり削除した元毎日新聞記者の
工作の凄腕は今頃その界隈で英雄と
称えられているのでは?と想像します。
金融課税強化を掲げて総裁選に臨んだのだからやるんだろうね。
日経平均先物が大幅安になっているのはそのあたりを見てるのかな。
円高に振れたのは、ある解説によると高市首相を織り込んでいた市場の「戻し」だそうだ。
確かに高市は利上げに反対していた。日銀が利上げしやすくなったー>日米金利差縮小ということだろう。一瞬で3円ほど円高に振れた。
自民党は石破では選挙に負けると思う。
国民的人気などと言っているがうちの家内はあの人知らなかった。
公明だけでは足りなくて維新、さらには国民を足して政権を維持するのではないか。
「国民的人気」というのに全く実感がわかない。トークはぐだぐたと意味不明、見た目に華がない。いつも目が笑ってないように見えるところがむしろ「負の華」がある。無理やり考えるとしたら権力に噛みつくオレかっけー(ただの裏切り)という設定が受けているのか?
小泉ジュニアの方がまだ「人気キャラ」という設定にうなずけるくらいだ。
申し訳ないが石破総裁で選挙に勝てるイメージがどうしても想像できない。
安倍晋三元総理は3188日(8.7年)、岸田文雄元総理は645日(1.7年)、石破茂総理は545日(1.5年)もつかな。まさか上川陽子外務大臣みたいに原稿を読むだけの国会答するのですかね?
個人的には高市氏、石破氏、小泉氏が今回の総裁選立候補者の中でのワースト3でした。
理由は、石破氏は持論を言わない無責任さ。そして、決断力に期待出来ないこと。
高市氏は、重職経験の無さと口の軽さ。
小泉氏は、具体性と実績の無さ過ぎさです。
それでも、この中から選べというのなら高市氏ではあったので、石破氏というのには納得いかない部分はあります。
ただ、石破氏に党を引っ張っていくだけの力は無いだろうと自分も思います。
自民党実力者達へ配慮し、手綱を握られる形でなければ、政権運営はおぼつかないと見ています。
まずは、組閣にどれだけ彼の意志(あるのか分かりませんが)が反映されるのかを見て、どれだけの影響力が他の自民党議員からあるのかを推測出来るのではないかと考えています。
ちなみに、自分は是々非々で、ときにはブログ記事の主張を全否定する内容をコメントすることありますが。
石破氏の当選と自民党に対する見解はほぼ同意見です。
自分が異論を述べる場合の傾向としてですが。
批判する際に「色々と劣っている批判相手が、欲望を満たそうとした結果だ」という想定が色濃く。
また、そんな要素を抜いても現実的に有り得る仮説があるなら。
オッカムの剃刀とハンロンの剃刀の指針や、内集団バイアス・帰属のエラーを理由に。その主張は信憑性が低く、そんな要素を抜いた主張の方が現実的ではないかと主張することが多いです。
なので、もしこれが「〇〇国のマネーが」「〇〇省が」「〇〇利権が」「〇〇派が」みたいな、敵の存在や目的を探ることに話が終始して。
「そう、石破氏の当選は日本の『敵』による工作の結果だったのかも知れない!」「自民党は腐っている。日本は滅亡する!」「悪夢の石破極左独裁政権の始まりだ!」みたいな主張を記事に書いていたなら。
「それは、ないですね」と自分はコメントしていたことでしょう。
そういう「敵」を想定するより、石破首相の方がまだコントロールしやすいと考えたのではないかという想定の方が、現実的だと思います。
>集団指導体制
そもそも20人集まることすら怪しかった石破推薦人。細野・長島氏が入って20人揃ったようでしたが、どちらも「外様」で二階派の「下っ端」。
日テレの世論調査が効きすぎたせいで、最後の数日は日和見議員にはポストやら過去の貸し借りを持ち出して、或いは戦後の冷や飯をチラつかせてギリギリと締め上げる「追い上げ」が凄まじかったと、ある政治記者が語っていました。菅二階陣営の話。
今回、石破に貸しを作った人は大勢いるでしょう。政権運営はそんな縛りの中でなされる気がします。財務省の色濃い影響、物わかりのいい意識高い系・マスコミ受けのいい政策に辟易させられる未来が見えます。
総裁選は、割と細かい政策論戦が頻繁に見られたのが新しかった気がします。高市氏の支持が伸びたのは政策を丁寧に語れるところがプラスに評価をされた面と、「届け出順で一位」になれたことの2つが大きかった気がします。とにかく9人中最初にしゃべるのが髙市氏。「え?こんな人だったの?」的な、新顔効果があったとも思います。
逆に言うと新顔効果は時間とともに減衰しますから、氏にとっては今回の総裁選が最後のチャンスとなってしまった可能性も感じています。
石破氏は地方票で圧倒することで基盤の圧倒的弱さをカバーしたかったのでしょうが
そこで大差どころか1位すら取れなかったのは大きな誤算でしょうね。
(女性だからか、高市早苗革命についていけないから分かりませんが)「高市早苗候補についていけないから、それなら石破茂候補の方がまし」と考えた自民党議員が大勢いたということでしょうか。
蛇足ですが、石破茂(新)総裁は安全保障の専門家を自任しているので、(軍事面も含めた各分野の)安全保障対策だけは、しっかりしてもらいたいものです。もっとも問題は、安全保障の専門家
であるかどうかは、失敗した時に初めて分かるということです。
現場の自衛隊員からもっとも人気が無かった防衛相として有名だったと、最近聞きました。
F-2の製造ライン終了を主導した人ですね。
石破氏は中国、北朝鮮、ロシアに対峙するための「アジア版NATO」なるおよそ実現しそうもない構想を提案しています。
東南アジア諸国や韓国などそれぞれの国の立ち位置を理解していないと思わざるを得ません。
靖国問題で常に日本に譲歩を求めて来たアメリカにも、日本は中国の脅威に乗じて「大東亜共栄圏」を目指しているのではないかという疑念を持たれかねない構想ではないでしょうか?
石破さんは、防衛に関しても尤もらしい意見をお持ちのようですが、アメリカを含む各国の本音を理解していないのではないかと不安を感じています。
上川さんは案の定何もできませんでしたが、EEZ内ブイ撤去姿勢(放置)を見ると
安全保障の専門家というより安全保障の評論家という気がします。
中共の侵略の準備に対してどの様に捌くのか、半年くらい様子を見ればわかるでしょう。