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パニック消費者の異常行動を防ぐ「電子配給券」とは?

【悲報】コメ不足、総裁選とともに去りぬ

予想通り、「令和のコメ不足」は収束しつつあります。新米が出回る時期なのですから、当たり前です。これは決して農政の失敗によるものではありません。あくまでもパニック消費者による異常な投資行動が原因だと断じて良いでしょう。ということは、今回のようなコメ不足は、対象品目を変えて、今後、何回でも生じ得ます。アンパ●ンマンのりんごジュースを大量に買い占めてニヤリと笑う独身の若者の姿は軽いホラーですが、こうした混乱を抑止するためには、マイナンバーカードなどを活用した「電子配給券」の仕組みが必要ではないでしょうか。

コメ不足、自民党総裁選と共に去りぬ

予言通り、自民党総裁選とともに収束したコメ不足

少なくとも著者自身の周囲では、コメ不足はほぼ解消した感があります。

近所のスーパーでは、つい1週間前まで棚からコメ在庫が完全に払底していたのですが、この連休中にスーパーの棚を覗くと、令和6年産の新米が店頭に並び始めていました。

「山積み」というわけにはいかず、引き続き1家庭1袋という制限はかかっていますし、また、値段は昨年7月頃までと比べてかなり上がっているものの(体感的には「コメ騒動」前の1.5倍以上、といったところでしょうか)、「どこに行ってもコメが手に入らない」、という状況からは、とりあえずは脱しました。

これについて当ウェブサイトでは、『【やっぱり】自民党総裁選開始でコメ不足は完全解消へ』などでも取り上げたとおり、「コメ不足問題は2024年9月12日を境に急速に収束に向かう」と予言してきました。

その理由はなぜか―――。

コメ需給以前の問題として、今回のコメ不足、典型的な「メディア加害事件」としての性格を有していると考えられるからです。

統計上、コメは不足していません

この点、コメ不足を巡っては、「コメの生産量が減ってきたのが原因だ」、などと指摘する人もいるのですが、これは必ずしも正しいとは言えません。農林水産省が公表する『食料需給表』などの一次データで見る限り、コメの生産量とともに消費量も落ち続けて来たからです。

また、主食用のみならず、飼料用、種子用、加工用までを含めた広い意味でのコメ需要については、コメ生産量を上回ることもある(つまり統計上のコメ不足が生じることがある)のですが、こうした「広い意味でのコメ需要」はもともと輸入で賄われている部分も含まれるため、コメ不足の決定的要因ではありません。

なかには飼料、種子、加工用までを含めて「コメ生産量をコメ需要が上回っているじゃないか」、などと述べる人もいるのですが、最初から輸入を前提とした用途とそうでない用途をわざと混ぜて「需要が供給を上回っている」などと述べるのは、いかがなものかと思う次第です。

なお、ここでほんのちょっとした余談です。

当ウェブサイトで「食料需給表」のデータを引用する際、ごく一部のコメント主様からは農水省が『米に関するマンスリーレポート』などのデータとの間で相違があるとの指摘がありましたが、なぜ「食料需給表」と同レポートの数値に違いがあるのかについて、正直、著者に尋ねられても困ります。

相違の原因としては、「使用しているデータが違う(玄米ベースか、水稲ベースか)」、「データの範囲が違う(マンスリーレポートでは需要の数値を主食用だけでなく飼料、種子、加工用などまで含めて表示している可能性がある)」などが考えられます。

しかし、以上は仮説であり、農水省のレポートに注釈がない以上、著者としては原因究明の使用がなく、お手上げです。

なお、当ウェブサイトではデータの出所については可能な限り明らかにしているつもりなので、引用方法の誤りについては忌憚なきご指摘を頂ければ幸いですが、元データの内容自体に疑義がある場合、当ウェブサイトに対してではなく、農水省に対して尋ねていただきたいと思う次第です。

時期と商品の偏り…コメ不足の原因は生産量ではない!

それはともかく、「令和のコメ不足」がコメの生産量不足によるものではない、という状況証拠は、ほかにいくらでも見つかります。

たとえば、今年のいわゆるコメ不足が全国的に深刻化したのは8月中旬以降の話で、店頭から消えたのは小売り用のコメ袋などに限定されており、通常の飲食店で提供されるコメをふんだんに使ったメニュー、スーパーの総菜コーナーの弁当、あるいはパックご飯などには、こうした品不足の問題はまったく生じませんでした。

今年の夏場以降「だけ」発生した(時期の偏り)。

店頭のコメ袋等「だけ」枯渇した(商品の偏り)。

もしも「コメ生産量が不足したこと」が今回のコメ不足の原因だとしたら、こうした「時期の偏り」、「商品の偏り」は説明が付きません。

したがって、当ウェブサイトではかなり早い段階から、今回のコメ不足局面は、パニック消費者の異常な購買行動が原因であろうとする仮説を立て、その仮説を説明するための理論もいくつか提示してきました。このうち『【水道管理論】…令和のコメ不足は政府の責任ではない』で提示した考えは、こんな具合です。

水道管理論

100世帯が入居するマンションでは1日1世帯あたり100リットルの水を必要としており、このマンションの水道管は1日12,000リットルの送水能力がある。しかし、あるとき「水不足になる」といううわさが発生し、パニックを起こした10世帯が1日500リットルずつ取水し始めた。これにより給水能力は7,000リットルに低下し、残り90世帯に十分な水が行きわたらない事態が生じた―――。

モノのたとえなので、ところどころ、やや非現実的な仮定を置いています(たとえば「マンションの給水タワーで水が枯渇しても、すぐに水が溜まるのではないか?」、といったツッコミをしたくなるかもしれませんが、とりあえずここは「モノのたとえ」なので、このまま議論を進めます)。

水道管理論の教え:異常な行動を取れば全体に迷惑がかかる

重要なのは、「このとき、各世帯はどう行動するのが正解なのか」、です。

仮に「水不足のうわさ」が生じても、各世帯が各々必要な100リットルだけを取水すれば、必要な水は全世帯に十分に行きわたります(下記①式)。しかし、パニックとなり500リットルを取水する世帯が10世帯発生するだけで、このマンションでは水不足が生じます(下記②式)。

  • パニック前:100世帯×100リットル=10,000リットル…①
  • パニック後:10世帯×500リットル+90世帯×100リットル=14,000リットル…②

しかも一般に水道水は長く溜めておくことができません。せっかく500リットルを取水したとしても、そのうち使いきれなかった400リットルは、最終的に下水に流さざるを得なくなります。つまり、この異常な行動をとった10世帯のせいで、マンション全体で4,000リットルが無駄になるのです。

これをもっと敷衍(ふえん)していえば、このマンションだけでなく、東京中、あるいは日本全体で、同じような異常な取水がなされた場合、やはり同様の問題が生じます。

水は貯水池にたくさん溜まっていても、それらを浄水し、上水道に流すためには、浄水処理をしなければなりません。そして、1日に浄水できる水の量、1日に送水できる水道管の給水能力は限られていますので、一部の消費者が異常な量を取水すれば、浄水が枯渇するのは当たり前のです。

「令和のコメ不足」の正体は、おそらくこれでしょう。

米は脱穀後、籾(もみ)、玄米、白米、と姿を変えていきますが、私たちがスーパーの店頭で手にするコメ袋は、たいていの場合は精米後の白米の状態です。通常、コメは精米後、すぐに食べるのが美味しいとされますが、精米後に時間が経てばたつほど風味も落ちますし、保存状態が悪いと虫がわいたりします。

一般にコメの消費期限は夏場で1ヵ月前後、冬場でもせいぜい2ヵ月ほどだとされていますが(だからコメは「生鮮食品」なのです)、これを必要以上に買い占めたりしたら、消費し切れなくなってどんどんと品質が悪くなってしまうのではないでしょうか。

答え合わせは?

「てめえが犯人か!」裏付けるPOSデータ

この点、著者自身の見立てでは、おそらくコメを買い占めた者たちは、コメの流通の仕組み、コメの美味しい保存方法なども理解していないことでしょうし、自宅で普通にコメが山積みになっているのではないでしょうか。

当ウェブサイトでいつも引用している、X(旧ツイッター)に投稿された、こんな趣旨のポストを思い出しておきましょう。

夫の実家は老夫婦2人暮らしのはずなのに、コメが40㎏くらいあったので、『お義母さん、こちらだとコメは買えるんですね』と言ったところ、義母からは『違うの、お父さんと手分けしてあちこちのスーパーで開店と同時にコメを探して買い溜めたの』と言われ、『てめえが犯人か』と言いそうになった」。

この趣旨のポストに対し、「本当にそんな人はいるのか?」「ネタじゃないのか?」といった疑問を持つ人もいらっしゃるかもしれません。

そこで、せっかく先ほど『コメに関するマンスリーレポート』の話題が出たので、同レポートにこんな図表が出ていたのを紹介します。

図表 スーパーでの販売数量の推移(POSデータ 全国)

(【出所】『コメに関するマンスリーレポート』の別紙

そこに、こんな記述があります。

令和6年8⽉は南海トラフ地震臨時情報(8⽉8⽇発表)、その後の地震、台⾵等による買い込み需要が発⽣したこと等により、8⽉5⽇以降伸びが著しい週が3週続いたが、8⽉26⽇の週は前年より⾼い⽔準であるものの、⽔準は急減」。

当ウェブサイトで提示してきた、「一部パニック消費者による異常な購買行動」という仮説が、この農水省レポートで見事に示された格好です。本当にわかりやすいですね。

コメ不足ならコメ不足でソリューションはある

さて、冒頭で指摘したとおり、少なくとも都内某所に関していえば、そのコメ不足状況も解消しつつあります。

著者自身、連休中に(別件で)近所のスーパーやコンビニなどに出掛ける機会があったのですが、米コーナーをふと確認すると、令和6年産米が店頭に並び始めていたのです。

店舗によっても多少の違いはあるにせよ、また、店頭に並ぶコメ袋は依然として少ないにせよ(といっても近所の生鮮食品コンビニの場合は10袋程度は在庫がありました)、少なくとも「どこをどう探しても本当にコメが手に入らない」という状況ではなくなっているのです。

ちなみに著者自身のケースだと、コメ騒動の最中、コメ袋を偶然見かけて1回だけ5㎏を1袋だけ購入したのですが、それ以外にコメを買うことはありませんでした。その理由は簡単で、ふるさと納税などを利用し、コメをなかば定例的に手に入れているからです(『貴重な年末…テレビ消して「ふるさと納税」に挑戦を!』等参照)。

あと12時間で、今年が終わります。今年の「やり残し」はないですか?とくに「ふるさと納税」をすれば、金額や条件次第では各地の名産品を実質無料で手に入れたうえ、クレジットカード会社からは自己負担2,000円を超えるポイント還元が受けられることもあります。総務省や財務省が目の敵にする「ふるさと納税」、是非とも積極的に活用しましょう!そしてふるさと納税ポータルサイトを見た後は、某サイトの雑談記事でゆっくり年末を過ごしてはいかがでしょうか。某自称公共放送局の『日韓歌合戦』など、見ている暇はありませんよ!あと12...
貴重な年末…テレビ消して「ふるさと納税」に挑戦を! - 新宿会計士の政治経済評論

もちろん、実生活ではコメの消費量が予想よりも多すぎたり、少なすぎたりするため、「ふるさと納税」に当たっては、自宅で消費するであろうと見込まれる数量(たとえば4人家族なら毎月10㎏前後)よりも少なめに注文していますので、ごくまれに「少し足りない」というタイミングが生じます。

これは、仕方のない話です。

ただ、基本的にコメをはじめとする生活必需品は、必要量だけ購入するというのが著者自身のポリシーであり、例外的に必要量以上に購入するときは、保存がきくアルファ米や災害用レトルト食品など、必ず合理的な理由があるつもりです。

また、(今回はそのような事態は避けられたにせよ)万が一、コメがどうしても手に入らないという局面が到来すれば、そのほかの手段を考えるのが自然です。

たとえば家族持ちの人であれば、コメ不足の期間だけと割り切って、ファミレスや回転ずしといった外食を利用する、スーパーの総菜コーナーなどのテイクアウトを利用する、あるいはハンバーガーやピザといったファーストフードを利用する、といったソリューションが考えられるでしょう。

やはりメディア報道が変わればコメ不足は収束する

それに、当ウェブサイトでもしつこく繰り返してきたとおり、今般のコメ不足はパニック的な消費者による異常な購買行動がその最大の原因であり、しかも時期的に見て、新米が大々的に出回り始める直前でもあったため、少し待てば新米が流通し始めることは確実な情勢でした。

こうして確実に待てた人は、今回も、美味しい新米を手にしているのではないでしょうか?

(※もっとも、冒頭にも触れたとおり、今年の米価は昨年以前と比べて上昇しているようですが、これは物価上昇等によるものであり、コメの需給そのものとは無関係です。)

これに加えて大きな要因は、コメ不足をさんざん煽るかのような報道を続けて来た一部メディアが、ここにきて、コメ不足に関する報道を止めてしまったことではないかと思います。

大変失礼ながら、著者自身は一部の新聞、テレビを「鳥の頭脳」と呼称していますが、その理由は、得てして彼らには記憶容量が極端に少なく、ある話題が出てくれば、それ以前の話題をすっかり忘れてしまうという傾向が認められるからです。

なお、さすがに彼らを「鳥の頭脳」にたとえるのは、鳥に対して大変に失礼であることを承知しています(あらかじめ、鳥の皆さまには深くお詫び申し上げたいと思います)。

いずれにせよ、一部メディア、あるいは一部反社会的な政党が、さんざん、コメ不足を煽ったことは、ある意味では著者自身の予想通りでした。彼らは、「コメ不足の責任は自民党政権の減反政策にある」、とでも印象付けたかったフシがあるからです。

アンパンマ●ンのジュースを買い占める独身の若者

しかしながら、くどいようですが、「令和のコメ不足」騒動の正体とは、おそらくは「一部消費者のパニック買いという異常な消費行動」でほぼ説明がつきますし、9月に入って見えてきた事実などを踏まえると、この説明はやはり正しいと結論付けざるを得ないのです。

そして、こうした「一部消費者のパニック行動」については、某捏造番組の放送直後の「納豆」などのように、定期的に繰り返されるものです。今回はたまたま対象品目がコメだったというだけの話であり、本来、コメ以外のありとあらゆる商品についても同様に発生する懸念があります。

たとえば2020年のコロナ禍前後のときには、まずはトイレットペーパー、続いて衛生マスク、さらには消毒液や(なぜか)ハンドソープなどが店頭からなくなりましたが、パニックが一巡したら、再び店頭にそれらの在庫が復活しました。

また、2011年の東日本大震災直後には、被害が少なかったはずの地域においてさえ、スーパーやコンビニの店頭からカップ麺だ、ミネラルウォーターだ、パンだといったさまざまな商品が消えました(それを買い占めた者たちは、そんなに買い込んでどうするつもりだったのでしょうか?)。

著者自身が直接・間接に目撃した事例、あるいは著者の知り合いから教えてもらった事例などに限っても、次のような事例がありました。

  • 東日本大震災の直後、当時独身の若者だったA君が、ペットボトル入りの水や紙パックの飲料など、とにかくありとあらゆる飲料水を買い集めていた
  • 東日本大震災の直後、とある老夫婦が冷凍食品コーナーで冷凍ハンバーグを買い物かごいっぱいに入れて買い占めていた
  • 独居老人が暮らしていた物件で、時期的にコロナ禍の時期に買い込んだと思われるトイレットペーパーや衛生マスクなどの箱が家中のそこここに転がっていた

とりわけ、独身のA君が彼の職場の近所にあるコンビニでア●ンパンマンの紙パックりんごジュースなどをしこたま買い込んで来て、それらをいっぱい詰め込んだ(当時は無料だった)レジ袋をぶら下げてニヤリと決め込んでいる姿は恐怖そのものであり、いま思い出してもトラウマ級です。

A君には後日会ったとき、「あのアンパ●ンマンのりんごジュース、あなたが一人で飲んだの?」と聞いてみようかとも思ったのですが、怖いのでやめておきました(当時A君は独身者であり、かつ、彼が抱えていたジュースはどう見てもひとりで飲み切れる量ではなかった、という点だけは付言しておきたいと思います)。

買占め行動を抑制する電子配給券が必要

いずれにせよ、このような愚行(あえて「愚行」と断じます)に及ぶような者は、だいたい同じような行動パターンを取るようです。

テレビで見たのか、SNSで見たのかは知りませんが、とにかく「このままだと●●がなくなる!」とパニックになり、それを店などで見かけたら、とにかくそれが自分にとって必要かどうかはお構いなしに、それを買い占める、といった異常な行動を取るのです(「●●」にはコメ、水、納豆、マスク、ハンバーグなど、何でも入ります)。

そして、こうした行動を規制するのは、現在の技術ではなかなかに困難です。

敢えていえば、将来的にマイナンバーカードの機能を大幅に拡充し、政府が指定した品目については個々人がその品目をいつ、どれだけ買ったかをマイナンバーカードに記録するシステムなどが開発され、各人が必要以上にモノを買えない仕組みなどが考えられます(実質的な「電子配給券」です)。

もちろん、そんな「電子配給券」などの仕組みを導入しようとしたら、それだけで(とくに特定政党あたりが)猛反発するでしょうし、マスコミ各社も「実質的な統制だ」、「国家による流通管理だ」、などと大騒ぎするでしょうから、これはあくまでも机上の空論です。

しかし、個人的にはパニック消費者の異常行動を封殺するという意味でも、この「電子配給券」の仕組みは必要だと思います。

恐らく今回のコメ不足に関しても、数十キロ単位のコメを蓄え込んだ者たちは、それらのコメを消費し切れずに腐らせていくだけでしょうし、こうした者たちにはマスク、トイレットペーパー、冷凍ハンバーグ(?)などの「前科」がある可能性が濃厚だからです。

その意味で、今回のコメ不足は、まさに「物流を混乱させる、パニック消費者による異常な消費行動を、どう抑制するか」という論点とセットなのではないか―――、などと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (26)

  •  昨日、新米(玄米)30kg×5袋が届きました。
    田舎暮らしお薦めです。

     最近30kg運ぶのがしんどくなってきました。

  • 買い占め&転売ヤー対策なら、BANDAIに訊いてみたらいいんじゃないかな。

    世界で一番、長く深く転売ヤーと鍔迫り合いしてきた人たちかと。

  • >数十キロ単位のコメを蓄え込んだ者たちは、それらのコメを消費し切れずに腐らせていくだけでしょうし

    来年のコメ不足に繋がらなければよいが、、、なわきゃないか。

  • 電子配給券になったらなったで、闇○○や転売がでてくるのではないでしょうか。

  • そのうち日本銀行券を廃止してマイナペイに移行し、個人の購買履歴を集中管理するようになり
    生体マイナチップか顔認証システムでコメを棚から取り出したら買いすぎ警告が出たりして。

    • WeChat で少額貸し借りが行われるところを7年ほど前に見せてもらっています。高槻駅近くで昼食を摂っていた間にそんな相談がまとまっていた。仮り手の中国人はそのとき何故かジャカルタ?にいて急ぎの用立てが必要になった。貸し手の日本人は大阪で昼飯を食ってました。貸し借りはこれまでも行われていたようです。WeChat を使った資金移動はそこでやりとりされる会話の内容と同じく当局に実時間監視されていますが、やましいことをやっているのでなければ当局監視はむしろ身の潔白を証明するありがたい装置と中国人は考えてます。

  • サイト主どのは触れていませんが、掛かるコロナ禍にあって中華民国台湾でマスクの配給制度を健康保険証を活用して実施した故実があります。雑にググって出て来た資料の冒頭はこうなっています。
    『台湾コロナ対策で判った台湾のデジタル健康保険制度の凄さ
     今回、台湾の見事なコロナ対応のひとつに、早期からマスク不足問題に取り組み、国民の不安を軽減したことがあげられます(中略)
    マスクの実名販売制と在庫マップが魔法のようにすぐ構築できたヒミツ
     マスク実名販売制度は、「2.0」、「3.0」と便利に改善されていきました。台湾政府の向上心と試行錯誤の努力が伺えます。政府の管理しているデーターの一部をオープンにして、信頼できる民間企業に提供する柔軟性には舌を巻きます』
    デジ庁は今は自治体システム標準化で大わらわですが、河野太郎氏、ちょっと周囲より社会ディジタル化に明るいからと言ってどやがおをしてマウントを取るのはやめたほうがいいです。失笑買っています。

    • 都知事選に立候補され善戦された安野さんなりその背後にいる方々に、参謀などになってもらえると良いのに。。と思いました。

  • 個人的には、ネットで検索したマスコミ報道が、いずれも米不足の解消時期についても報道しているので、報道が煽ったとは考えていません。
    ボヤ騒ぎで火元近くの一部の人達が慌てて避難しようとして、出口で暴れた。
    火災報知器が鳴り、それを聞いて同じくパニックを起こした人達が続いて、出口の混乱が大きくなった。
    こんな具合に見ています。悪いのは、避難訓練通りに行動出来なかった人達でしょう。

    しかし、パニック行動を初期で封じることが重要というのは、その通りだと思います。
    品薄品目に対しては、パニック消費者の異常行動を強制的に制限出来る様にする仕組みとして、マイナンバーの活用はありだと思います。
    強制的に制限されても、実質的に生活が困ることが無いと分かれば、パニックを起こしていた人達も時間経過と共に落ち着くことでしょう。

    • いやいや、部屋で多くの人がタバコを吸っていたらその煙を見て火災報知機のボタンを推したり消防署に連絡したのがマスコミでしょ。
      パニック時に避難訓練通り行動できなかったとしてもそれを非難はできませんね、そもそも初めての場所では避難訓練をしてるわけがないので非常口がどこにあるのかさえ分かりません。

      • それについては、自分はこう考えます。

        >部屋で多くの人がタバコを吸っていたら
        実際に、米不足報道の前から、何故か地震の注意報で米の買い溜めしていた人がいました。その結果品薄になっていました。
        米不足報道以前から各地で米の品薄が発生していたということです。
        なので、タバコの煙という火事とは別の事象を通報したわけではなく。火災発生によって報知器が鳴ったと言えます。
        人によっては、政府の注意報が悪いとか言う人も見掛けますが、注意報が悪いとか言い出したら、何も注意喚起出来ません。

        >そもそも初めての場所では避難訓練をしてるわけがないので
        場所に関係無く、火災報知器が鳴ったら冷静にアナウンスを聞き、誘導指示に従うべきだと思います。
        例えば、飛行機の中での避難訓練なんて、一般人はまずやっていません。
        しかし、2024年1月2日に起きた羽田空港地上衝突事故では、乗客はアナウンスに従って避難し、最小限の犠牲に抑えました。
        これが、パニックを起こして我先にと暴れる人がいたなら、こうはならなかったでしょう。最悪、そんな人のせいで多大な犠牲が出ていたかも知れません。
        なので、場所がどうというのは、言い訳にもならないと思います。

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