高市早苗氏が自民党総裁選への出馬会見を行いましたが、これがなかなかに印象的です。非常に長い会見ではあるにせよ、ひとつひとつの主張が実に具体的かつ実務的なのです。印象深いところでいえば自由で開かれたインド太平洋推進や安全保障の推進、安全保障(経済、資源、食量など)、経済成長の追求、といったところでしょうか。
高市早苗・経済安保担当相が9日、出馬会見を行いました。これについては動画サイトなどで視聴することができます。
質疑応答を含め、会見自体がかなり長く、視聴するには少し時間が必要かもしれません。
著者自身はこれについて現在、動画サイトの文字起こし機能なども使いつつ、高市氏が何を述べたのかまとめているのですが(会見の中では数ヵ所、聞き取れない部分もありました)、あまりにも長くなってしまうため、これを当ウェブサイトに掲載したものかどうか、少し思案中でもあります。
本稿ではその第一印象だけを述べておくと、こうです。
「極めて実務的である」。
高市氏の言及内容は多岐にわたったのですが、そのひとつひとつがやたらと実務的で具体例が豊富であり、また、「なぜそれを推進するのか」についての説明が極めて具体的です。
いちおう、気になった部分をパッと列挙しておくと、こんな具合でしょうか。
- 自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の推進…FOIPは米国を日本の側にしっかりとつなぎ留めておくためのもの
- 安保の推進…経済安保、資源安全保障、食糧安保を含めた安全保障全般の推進・強化
- 国益の重視…米国を含め、どの国に対してもきちんと主張する。言いたいことを言えるのが同盟国
- 靖国の参拝…祖国の守ろうとされた方々に敬意を示し続けるのは当然
- 夫婦別氏制…選択的夫婦別姓制度には反対。アンケート調査でも夫婦別姓を導入する必要はない
- 経済が全て…安全保障分野などにおいて国が投資を促進する。ただし今すぐ消費税を減税するつもりはない
このあたり、当ウェブサイトのこれまでの主張内容と異なっている部分もありますが(たとえば消費税制など)、ただ、個人的に高く評価している、故・安倍晋三総理大臣が推進したFOIPの単語を見たときには、率直に申し上げて感心したところです。
いずれにせよ、「実務能力」という観点からは、某イケメン候補者とはずいぶんと大きな違いがあることに関しては間違いないと思う次第です。
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高市早苗氏が1位になっても、2位の関東学院大経てコロンビア大留学した小泉進次郎氏と3位の誰かに決選投票で負けるのかな。
所詮、自民党の話なので全く興味がわかない。せいぜい金権政治とポリ袋有料化は撤回してほしい。
党員投票の結果次第によっては、高市新総裁の目はあると、考えています。
党員投票は、1位石破、2位小泉ではないかと、巷間言われていますが、政治評論家田崎氏の予想通り党員投票の結果が「石破120票、高市70票、小泉70票」であれば、小泉人気の上滑りから、国会議員票が動き、決選投票は、石破VS高市になる可能性があります。
その場合、アンチ菅の麻生派、岸田派に加え、コバホーク支援の国会議員達も、その政治信条から、高市さんに乗るのではないでしょうか。日本初の女性総理誕生かな?
私も高市さん推しですが、心配なのは政党金の配分が、ある特定の幹部の裁量で行っているとの発言で長老たちに妨害されないかが心配です。
こういうことを聞きたかった!
マスコミは政策そっちのけで裏金ガー統一教会ガー派閥ガー
他の候補者は生徒会よろしくなにこれしますとか自民党を変える(何を?)とか各論ばかり。
野党の代表選に至っては自民党の悪口だけ。
まずは国家観、ビジョン、そして具体的に何をするのか?日本のリーダーになる人物ですからそのあたりを争点として争ってほしいですね。
少しネガティブ要素への言及が足りないかなという印象。これでは、叩き叩かれ(低レベル)なマスコミに見向きもされないかな。お米毎日買いに行っちゃうような層には届かない。泡沫候補に終わってしまうと思います。まあ靖国訪問とかはありますけど、これは小林さん小泉さんもやってる。
ちょっと長すぎるんで、とりあえず冒頭20分だけ見ましたが、明快ですね。
「国の仕事は安全保障なんです。機能が不十分なので時代に合わせて整えていきます。」
足りない機能は常日頃から指摘されていることなのでだいたいわかります。リベラル系の「国家統制が~」的批判から手を付けづらいものが多いだけに、「やる」というだけで何をするかわかりますね。
政策を語れるのはよくわかりますけど、細かいですね。(笑)
総務相時代には官僚をグリグリ使っていろいろ仕事していたようですから、やるとなればいろいろ実現はするのだろうと思います。菅氏のデジタル庁を思い出します。
まあ、高市氏はこのスタイル以外は取りようがないのでしょうね。むしろ変えずに波が来るのを待つしかないような。
その「波」的なものですが、今日、少しだけ政治部記者の下馬評を見てました。
直近の調査の党員支持の伸び率から、4位河野氏以下は決選投票に進める可能性が極めて低いそうです。
有力は1位小泉、2位石破、3位高市。時計の針が5年くらい一気に進んだのかと錯覚しそうです。
リベラルの小泉・石破に対して、麻生氏始め保守側が小泉・石破の決戦だけは避けたい。とすると、乗れるのは高市しかいない。
麻生の高市乗りが実現すれば或いは高市の芽も、という話でしたね。
議員もメディアも勝ち馬の可能性を見始めれば氏の扱いも変わり、イメージもがらりと変わって一般党員にも影響がでるような波が起こる「かも」。
読者スレに一足早く投稿しちゃいましたが、
高市さんの出馬表明ライブ配信観ての感想。
要約すると、
実現したいビジョン、実現させるための方策。
既に総裁になった風格を備えている。
ひとり突き抜けて成層圏に達している雰囲気。
誰が首相になるにしろ加藤勝信氏にもう一度官房長官を務めてもらいたいと考えています。
当初当方が感じたネガティブ印象とは裏腹に安定感溢れる実力を発揮されていたと高く評価しています。ご自身が首相になってもとも思うのですが、今の趨勢ではちょっと距離がありそう。
はにわファクトリー さま
義姉の加藤康子さんが内閣官房副長官に就任して、加藤勝信氏をバックアップしてくれたら、更に良いかもしれません。
アゴラの池田信夫氏はそんなに家族を壊し、そして国を壊したいのでしょうかね。
婚外子を差別する高市早苗氏の家父長主義(アーカイブ記事)
https://agora-web.jp/archives/240909082244.html
いい大人が「ネトウヨガー」と喚いていますが、そんなに日本国内にスパイを入り込ませたいのでしょうか。
池田信夫氏は部分的に賛同できる部分もあるのですが、これは賛同できませんね。
ネトウヨと言う蔑称に頼ってしまう所のみならず、夫婦別姓の件以外は
「精神論ばかりで論評に値しない」などと言ってしまっている。
そのくせ本人の”反論”はグダグダダラダラでナショナリズム批判とも言えない様な物。
もし高市首相が誕生した場合、彼はどんな反応をするのやら?
むすっと黙りこくるのかな?
党員です。
高市さんの陣営からDMが来ました。奈良県連の高市さんから神奈川県の私のところにDMが届くのですから全国の党員に発送されているものと推察します。ちょっとカネのかからない総裁選とは趣旨が違うような気がしています。
もう一度申し合わせ事項を確認してみますが、申し合わせの抜け道であればよしと考えるか、本当の意味で金をかけないのが正しいのか、見極めて投票行動に結びつけたいと思います。
>「実務能力」という観点からは、某イケメン候補者とはずいぶんと大きな違いがある・・
確かに、小泉氏の文言は、方向性を示すだけで具体性に欠ける感が否めなかったですね。
高市氏の一語一句は、『真実は細部に宿る』との言葉を裏付けるかのような会見でした。
外交に要する「物怖じしない胆力と適正かつ即時応答できる聡明さ」を見た気がします。
・・・・・
外交で、「進退窮まり自己紹介」とは、これ如何に?
トラストミー(こいずみ・信じろう!)と云うが如し。
(。-人-。) ゴメンネ・・。
と、笑えない冗談はさておき、彼の実績(経験不足)を思えば・・、
事前対策(チーム小泉)の及ばない理不尽な対外折衝に不安を感じるのもまた事実。
肝要なのは志を載せる為の実務力。党三役を経てからでも遅くないように思えます。