X

【水道管理論】…令和のコメ不足は政府の責任ではない

毎朝コメを数キロ買う者の正体は「妖怪二口女」なのか?

やはり、パニック的な消費者の異常な買い占めがコメ不足の原因だと考えざるを得ません。X(旧ツイッター)のとあるポストの報告によると、テレビの報道番組のインタビューで高齢者が「毎日朝から並んでコメを買っている」と答えたのだそうです。ただ、残念ながら世の中には長文を読めず、理論的思考もできない人もいます。そこで、本稿では「マンションの水道管」というたとえ話を使って、このコメ不足の説明を試みてみたいと思います。

コメ不足陰謀論

「農水省や農協、農中が悪い!」…コメ不足巡る陰謀論

ここ1~2週間ほど、当ウェブサイトでも積極的に取り上げている話題のひとつが、「令和のコメ不足」です。スーパーなどの店頭からコメがすっかり消えてしまい、コメが手に入らなくて困っているという人もいるのではないでしょうか。

当ウェブサイトにも、「私が住む地域では、コメがまったく手に入りません」、「本当に困っています」、といった趣旨の報告が複数寄せられていますし、なかには「政府はいったい何をやっているんだ」、「なぜ政府は備蓄米を頑なに放出しないのだ」、といった苦情をいただくこともあります。

ちなみに当ウェブサイトは残念ながら独立系ウェブ評論サイトであり、政府に対する苦情を当ウェブサイトに対して寄せていただいたとしても、それを「責任をもって政府にお伝えします」、と申し上げることはできません(政府の人が当ウェブサイトを見ている可能性はありますが…)。

なかには農林水産省、農協(JA)、農林中央金庫(?)などが結託して、コメの値段を釣り上げるために今回のコメ不足を演じた、といった陰謀論じみた主張もあるようです(なお、金融機関である農林中央金庫が、なぜコメ不足を演じる共犯者となり得るのか、真剣に理解に苦しむところです)。

コメ不足は農水省や農協の責任「ではない」!

ただ、当ウェブサイトの責任において断言しておくと、今回のコメ不足に限定していえば、政府(とくに農水省)や農協には、責任はまったくありません。過失割合でいえば、完全に「ゼロパーセント」であると断言できますし、政府が備蓄米を放出しないことについても「正しい選択」だと結論付けることができます。

実際、店頭からコメが消えていることはたしかですが、そのわりに、回転寿司チェーン店や牛丼チェーン店など、コメをふんだんに使用する業態が全国的に営業を中止したとする事実は伝えられていませんし、また、コメ不足が生じているはずのスーパーでも、総菜コーナーではコメを使った食品がふんだんに売られていたりします。

ということは、現在のコメ不足は、「コメの供給の絶対量が足りていないから」ではなく、「消費者に販売されているコメ」に限定して生じている現象だと仮定することができるはずなのです。

ただ、昨日の『短文主体のSNSをうまく使えば新ビジネスモデルも?』でも指摘しましたが、非常に残念なことに、世の中には論理的思考能力がない、あるいはまともに長文を読むことすらままならない、という人たちもいるようです。そして、そういう人たちこそが、今回のコメ不足の真犯人である可能性が濃厚なのです。

「文章を読めないからテレビを見る」。

「テレビを見るから非合理な行動をとる」。

これはあくまでも仮説ですが、今回のコメ不足に関しては、テレビを中心とする一部メディアの報道内容が人々の不安心理を煽り、結果的に、ごく一部の消費者による異常な行動の原因となってしまっているのではないでしょうか?

毎朝数キロのコメを買う者の正体は「妖怪二口女」なのか?

これに関し、X(旧ツイッター)で、「和泉守兼定」氏というユーザーの方が7日付で、こんな内容をポストしていました。

ポストによると、テレビの報道番組のインタビューに応じた人が、こう述べたというのです。

毎日朝から並んで買っています」。

…???

この人物が購入しているコメのサイズはよくわかりませんが、かりに店頭でよく見かける5㎏のコメ袋を毎朝買い込んでいるのだとしたら、この人の自宅には、コメはいったい何㎏ストックされているのでしょうか?

それともあれでしょうか。このテレビインタビューに応じた人の正体は、頭の後ろにも大きな口が付いていることで知られる妖怪「二口女(ふたくちおんな)」なのでしょうか?

妖怪二口女(ふたくちおんな)とは…

頭の後ろに食いしん坊の口がある妖怪。わるいことをしたため、頭の後ろに口ができてしまいました。

(【出所】株式会社Gakken『はっけんずかんプラス 妖怪』ISBN978-4-05-205695-6のP3~4を要約)

なんだか理解に苦しみます。

いずれにせよ、ポストした「和泉守兼定」氏自身も「だから店頭に無いんだろ」と述べている通り、必要以上にコメを買い込んでいる者がコメ不足の原因を作っていることは間違いありません。「二口女」などでもない限り、コメというのは毎日5㎏買うような商品ではないはずだからです。

妖怪でもない一般人のコメの消費量は?

しかも、「和泉守兼定」氏は別ポストで、このテレビインタビューに応じていたのが「ご高齢の方だった」と証言しています。

この「二口女」(?)氏が1日に何㎏、コメを消費するのかわかりませんが、妖怪でもない一般人ならば、1回の食事で食べるコメは、成人ならば茶碗1~2杯分、すなわち100gから200g程度でしょう。育ち盛りの子どもならばその倍以上消費するかもしれませんが、少なくとも1回の食事で5㎏も消費しません。

もちろん、コメの消費量はその世帯の事情に応じて大きく異なります。

大人2人・子供2人の4人家族だと、1日のコメの消費量は(子供の年齢によっても若干の幅はありますが)500g~1㎏程度と考えられ、老夫婦の事例だと、コメの1日当たりの消費量は1~2合(つまり180~360g)程度考えられます。

ただ、5㎏(≒33合)入りのコメを消費し切るまで、早くとも1週間前後、遅いと1ヵ月前後の期間が必要であり、一般家庭で毎日5㎏のコメを消費するという事態は、あまり生じない気がします。

(※例外があるとしたら、育ちざかりが家庭に何人もいるケースでしょう。著者自身の知り合いのなかに「男子4人兄弟」を育てていたという人物がいるのですが、数年前にこの男子4人が揃って中学生~大学生だった時代のコメの消費量はかなりヤバかった、という報告を受けています。ちなみに全員、成人済みだそうです。)

だいいち、コメはもともと、生鮮食品です。いちばんおいしいのは精米後すぐのタイミングであり、精米から時間が経つほどに風味は落ちます(季節にもよりますが、一般にコメは精米後1~2ヵ月程度で食べきるのが理想と言われているようです)。

したがって、コメという商品は、育ち盛りの子供を抱えている世帯ならば10㎏程度の袋をドカッとまとめ買いしても良いかもしれませんが、そこまで消費量が多くない世帯ならば、5㎏のコメをこまめに購入するのが、本来ならば最も合理的な消費行動なのです。

ましてや、消費し切れないくらいにたくさんのコメを買い込めば、結果的に賞味期限内に消費し切れず古米となって風味が落ちてしまったり、最悪の場合、虫がわいてしまったりして、結局は廃棄せざるを得ない、という結末まで見えてきます。

コメをしこたま買い込んでいる者たちの多くは、おそらくコメの保存などに関する合理的な知識も持ち合わせていないと考えられるからです(というか、そのような知識があれば、精米後のコメを何十キロも買い込もうとはしないはずでしょう)。

水道管理論に見る加害者としてのパニック消費者

水道管理論・改訂版

さて、こうしたなかで、山手線の駅名を冠する、会計士だと自称する怪しげなアカウントが昨日までに、「水道管理論」と題したものを、Xにポストしていたようですので、その内容を要約したものを、こちらのウェブサイトにおいても皆さまに共有しておきたいと思います。

長文が読めない方も、是非ともこの部分だけで良いので読んでいただきたいと思います。

まずは、前提条件です。

前提条件

あるマンションでは100世帯が暮らしており、1世帯あたり1日100リットルの水を必要としている(つまりマンション全体で1日当たりに必要な水は10,000リットル)。また、このマンションの水道管の1日当たりの給水能力は12,000リットルである。

この前提条件から、各世帯が1日100リットルずつ水を使えば、トータルの水の使用量は10,000リットルであり、給水能力12,000リットルの範囲内にあるため、全世帯が必要な水を使えるという計算です。また、普段はこれでうまく廻っているものとします。

ただ、ここにこんな条件を付してみます。

水不足報道を受けた一部世帯の行動

ある日、テレビが「一部のマンションで水不足が生じている」と報じ始めた。このマンションでも100世帯のうち一部の世帯が「水不足」報道に不安を感じてパニックを起こし、自分たちが使う各100リットルの水とは別に、水不足に備えてポリタンクに400リットル、水を貯えることにした。

つまり、「水不足が怖い」と思って水を溜め込むパニック世帯は、毎日使う100リットルに加え、予備で400リットルをポリタンクに貯蔵するため、1日あたり500リットルを取水することになるのです。こんな世帯が10世帯(つまり全体の1割)出現したら、どうなるでしょうか。

真面目な20世帯が水不足の被害を受ける(加害者はパニック世帯)

計算すればすぐにわかりますが、マンションの水の需要は、次の通りです。

  • 水不足報道前…100リットル×100世帯=10,000リットル…①
  • 水不足報道後…100リットル×90世帯+500リットル×10世帯=14,000リットル…②

①の状態だと、水の需要は水道管の給水能力12,000リットル/日を下回っているのですが、②の常態だと、水道管の給水能力を2,000リットル上回ります。つまり、これによって必要量だけ取水する真面目な20世帯(=2,000リットル÷100リットル)分の給水量不足が発生するのです。

このマンションでも20世帯が「水がまったく出なくなる」という事態に直面することとなり、実際にこのマンションでも水不足が生じたということで、もしかしたら翌日以降は「水不足に備えてウチも多めに水を出してポリタンクに貯蔵しておこう」と考える世帯が増えるかもしれません。

そうなると、水不足はますます深刻化します。

この「水」を「コメ」に置き換えたものが、現在のコメ不足の正体なのです。

あるいは、もっとわかりやすい言葉でいえば、「パニック世帯」は「水不足騒動の加害者」なのです。

なぜ「水の供給量を増やす」は不正解なのか

さて、このマンションにおける「水不足」、いったいどうすれば解消するのでしょうか。

答えは簡単で、そもそもパニック世帯は500リットルも取水するな、という話です。

だいいち、水も汲み置きができるものではありませんので、500リットル取水した世帯も、使用するのは100リットルで、残り400リットルは早ければ翌日以降、下水に流さなければならなくなるかもしれません。ちょうど、コメを何キロも買い占めたら古米となり、風味が落ちて虫がわくようなものです。

明らかに異常な行動をとっている消費者に異常な消費行動を止めさせることが、唯一にして最大の対策なのです。

ただ、こんな話を聞くと、必ず、こう言いだす人がいます。

水の供給量を増やせば良いのでは?

先ほどの設例だと、一時的に水の需要が1日14,000リットルに増えてしまっているわけですから、給水量を15,000リットルにまで引き上げれば、水不足は解消しそうに見えます(これが、コメ不足でいう「政府は備蓄米を放出しろ」、に相当します)。

では、なぜそれをやらないのでしょうか。

当たり前の話ですが、水道管は水圧を一定に保つ必要があり、給水能力が1日12,000リットル水道管に15,000リットルの水を一気に流せば、水道管に負荷がかかり、最悪の場合、水道管がどこかで破裂してしまいます。

こんなことを述べると、それでもこう食い下がる人がいるかもしれません。

では、水不足に備えてもう1本、水道管を引けば良いのではないか?

本末転倒にもほどがあります。

水道管をもう1本設置するのに、いったいどれだけのコストが必要なのでしょうか。

そのコストはいったいだれが負担するのでしょうか?

先ほどから強調している通り、品不足は異常な買い占め行動を取っているパニック消費者がパニック的な買占め行動を止めれば済む話であり、また、本来ならば、そうした不安を煽るような番組を作っているテレビ局を停波すれば済む話ではないでしょうか。

コロナ初期のトイレットペーパー不足はテレビが真犯人だった

この点、日本は「言論の自由」が貫徹している国であり、メディアに対し、政府などが「こういう報道をするな」、などと命じることは、事実上、不可能に近いでしょう(ただし、メディアはなぜか総務官僚に対しては非常に弱いようですが…)。

令和のコメ不足は「日本の食糧危機の始まり」なのか?』や『統計数字で見る「輸出増加がコメ不足の原因」論のウソ』などでも取り上げたような不適切報道の事例が「言論の自由」の名のもとに横行しているのも、こういったメディアの問題という側面が強いのです。

実際、『コメ不足に見るメディア影響力が大きすぎることの弊害』でも説明したとおり、総務省の調査によれば、コロナ禍の時期のトイレットペーパー不足は、テレビが煽っていたことが明らかになっています。

令和のコメ不足、さまざまに考察していくと、やはりテレビなどのメディアが煽っている可能性がそれなりに高そうです。そう判断する根拠はいくつかあるのですが、そのひとつが、コロナ禍のトイレットペーパー不足です。総務省の調査によれば、コロナ禍トイレットペーパー不足の原因を作った最大の犯人のひとりがテレビであることが示唆されているのです。災害に備える明日・9月1日といえば、1923年に発生した関東大震災から101回目です。日本がいかに災害の多い国であるかについて、改めて考えておく必要があるのではないでしょうか。...
コメ不足に見るメディア影響力が大きすぎることの弊害 - 新宿会計士の政治経済評論

これは、2022年2月末ごろにトイレットペーパーが店頭からいっせいに姿を消したというものですが、この現象には「トイレットペーパーは中国産が多いため、新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーが不足する」、といった偽情報が深くかかわっていたことが明らかとなっています。

総務省『令和3年版情報通信白書』の『偽情報に関する情報の入手』という節では、総務省『ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究』に基づき、偽情報の入手原が示されています(図表)。

図表 2022年2月のトイレットペーパー不足に関する偽情報の入手原

(【出所】総務省『令和3年版情報通信白書』の『偽情報に関する情報の入手』図2-5-2-3を加工)

そして、これこそがまさに、当ウェブサイトで「令和のコメ不足」を何度も何度も取り上げる理由でもあります。

当ウェブサイトはさほど影響力が大きなサイトではありませんが、それでも「商品不足を解消するには、パニック的な消費者が落ち着くしかない」、「一部メディアが煽る商品不足情報に過度に反応すべきではない」、とする点については、いくら強調してもし過ぎではありません。

ブームは突如終わる

そして、パニック層がいくらコメを買い込む習性を発揮したとしても、財力と保管場所の関係で、コメの買い占めというマイブームはほとんどの場合、突如として終わりを迎えます(ちょうどトイレットペーパー騒動がそうだったように)。

ちょうど今は新米が世の中に出始める時期でもあります。

昨年よりいくぶんか値段は上昇してしまう可能性はありますが(※これはコメ不足とはまったく別の理由によるものです)、それでもコメ不足に際し、パニック的な買い占めに走らなかった人たちは、美味しい新米をたくさん食べることができるでしょう。

これに対し、コメを買い占めた者たちには、道義的に、新米など味わう資格などありません(著者私見)。古米と化し風味が落ちたとしても、あるいは虫がわいたとしても、責任を持って、我慢してそれらのコメを消費し尽くしてもらいたいところです。

いずれにせよ、「コメ不足は自民党政権の減反政策が原因で、これから当面続き、食糧危機につながっていく」とする主張が正しいのか、それとも「コメ不足は一部のパニック消費者の異常行動が原因だ」とする当ウェブサイトの考えが正しいのかについては、早ければ数週間も経たずに判明するのではないかと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (42)

  • コメ不足というブーム(?)が終わった時、テレビは、視聴者である高齢者の機嫌を損なう訳にはいかないので、「コメの買い占めという事態が起きたのは、自民党政権の責任である」と一言、言って、次の話題(?)にいくのではないでしょうか。もしそうなれば、テレビVSネット(?)の戦い(?)になるのでしょうか。

    • 毎度、ばかばかしいお話しを。
      マスゴミ:「某会計士は、高齢者に虫のわいたコメを食べろと言うのか」
      コメ買い占めブーム(?)の次の話題は、これでしょうか。

    • 米の買い占めは、業者がt単位で買い占めているのではないか。
      スシローにしても、吉野家にしても各業者が明日米がなくなれば営業ができなくなる。
      全国何百店舗の支店がこぞって買い占めているので元売りがどこに売ったのか調査しないといけない。それを農水省がやらないと今後のためにもよくない。
      農水省が米は昨年と同じと言っているが、それであれば「米がない」というデマが出たときに調査しないといけない。

      • 外食産業は、最終的にお客様に食べてもらわないと、お金になりません。そのため、コメの在庫が余らないように調整しています。そして、コメを高値掴みしないように計算しています。(もちろん、それに失敗することもありますし、失敗した時は、自分でリスクを背負うことになります)

  • >コメを買い占めた者たちには、道義的に、新米など味わう資格などありません(著者私見)

    新宿会計士さん「(コメを買い占めたことに)道義的責任はあると思いますか?」
    妖怪二口女「道義的責任が何かわからないので、明確にコメントできない。買った時点では適正であったと考えている。(コメが)なくなった原因はコメ自身にしか分からない」

  •  水道管に流すことで問題が発生するのであれば、給水車でも良いのではないかと考えてしまいます。水が必要な人にだけ水道管を使わずに給水するというものです。足りている流通業者に提供する必要はないので、店頭販売用のコメが不足している流通業者に限定して入札等で備蓄米を買えるようにしてはというものです。当然、市場価格の高騰も踏まえた最低入札価格にします。
     水道管理論でも、思い付き給水車理論でも、たとえ話なので突っ込みどころは多数あると思います。私の視点は、今皆がコメを買えるようにできないかというものです。
     備蓄米はもみ殻付か玄米でしょうから、精米する必要があるでしょう。日本の精米能力が1日当たり○○トンでありフル稼働しているので備蓄米の提供ができないということであれば、農林水産大臣がそのように具体的に説明してくだされば備蓄米の活用は忘れます。精米設備の準備には時間がかかるでしょうから。
     ただし、南海トラフ地震等の大規模災害が発生した場合、政府備蓄米は当てにしにくいなと感じます。自分で精米するか、健康的な玄米を食べれば良いのでしょうが。

    • >私の視点は、今皆がコメを買えるようにできないかというもの
      そのコメントを書いているブログ内にはすでに解答が記されてるんですけどね。
      度を越えて買い占めに走る輩が落ち着けばよいのです。
      生産側で極端な不作でもない、消費量が爆増したわけでもないのだから使途不明のプールがなされてるとの結論に行きつくのが通常の論理でしょう。それをやめろと散々書いてあるのに。
      どうしても米食べたいなら外食すればよろしい。メニューからごはん除外されてるところは多分ないので。

      • それにしても、度を超えて買い占めている連中って、一体何を考えているんだろう?そんな買い占めて消費できるわけないじゃん?買占め犯にはお年寄りが多いみたいだけど、今のお年寄りって確か平成の米騒動で米買い占めて腐らせてなかったっけ?こいつら。懲りない面々だな。

        • 本当に何なんでしょうね?
          まあ自分はゲームのエリクサー使えずにクリアしちゃったり、ゲームなのに所持金減るの無性に嫌ですし、
          でかい買い物を目指してるわけでもないのに通帳の額面増やそうとしてますけどね。
          ただ生鮮食品でこれやってもなぁ…とは思いますが。

          仮に大不作でしばらく米の生産ができませんとか言う情報があればわからんでもないけど、それなら配給という方法に変わるだけだし、一日三食じゃないとすぐ死ぬのかってもうちょっとよく考えて生きて欲しいわ

        •  全く確証の無い話で申し訳ないことですが、戦中戦後の食糧難の経験者は、現在に至ってもなお食料に対する考え方、言ってみれば執着が、大きく異なるようです。生鮮食品を例え腐らせてでも、数を確保または配布することに大きな意義を感じていて、余ったなら「それは良かった!」という。
           農村の冬の終わり頃、畑にはハクサイなんかが大量投棄されています。前年にしこたま作って、捨てているのです。毎年繰り返しです。「ある程度あれば良いし足りないならいくらでも買える」にも関わらず、しこたま植えます。苗代なんて知れているし労力に惜しみない世代でもあります。おそらくその延長なのかも。
           その年代で考え方を変えるのは大変難しいでしょうし、米不足騒動ではなく本当の食糧難・争奪が突如訪れたら、生存側になるわけですし、ナントモな話で。

           多数派ではないでしょうが、そういう観点もあるよという程度のオハナシ。

  • 教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
    パワハラなどの疑惑に揺れる兵庫県知事…なぜこのような事態に?令和の米騒動!新米は価格が高騰!?
    https://tver.jp/episodes/eprp36aphi
    30分ごろから、45分ごろから高橋洋一氏による需要と供給の話。
    総供給が減らされている為に、少しでも需要が上振れすると、価格は上昇し、米が無くなる。

  • 大阪・読売テレビの解説では、時期的要因で水道管の途中が詰まったことも不足発生理由の一つにしてます。
    読売テレビ/かんさい情報ネットten./【イブスキ解説】ナゼ異例のコメ不足/2024年8月28日
    https://www.youtube.com/watch?v=86w6c0vNtvY

  • コロナ禍でのマスク不足やトイレットペーパー不足について、検索で引っ掛かったものをピックアップ。

    新型コロナウイルス感染拡大と流言・トイレットペーパー買いだめ~報道のあり方を考える~
    https://www.nhk.or.jp/bunken/research/domestic/pdf/20200701_8.pdf
    >買いだめの動きは,どこか特定の地域が起点となったのではなく,流言がきっかけとなって各地で散発的に始まり,2月28日に急加速した。急加速を主に促したのは,品切れの様子を伝えたテレビであった。

    https://www.youtube.com/watch?v=c11QHNWenIc
    https://www.youtube.com/watch?v=dxrOL9uYbNs
    https://www.youtube.com/watch?v=yjE9xvLEAJ4
    当時の報道を見るに、テレビなどは品薄状態を伝えると同時に、過剰に買わないよう呼び掛け、手作りマスク作成方法、政府によるマスク増産・輸入拡大といった打ち消し報道も伝えていました。

    この流れを見るに、テレビは品薄を煽ろうとしたわけではないが、品薄の情報から不安心が煽られた人達は多かったということでしょう。
    ただ、これについては、だからといって品薄状況そのものを報道に取り上げるなという主張があるとすれば、それは極論であり世の出来事を意図的に伝えないという別の問題があると思います。
    ちなみに、リンクのPDGの執筆者は報道の在り方として、「買いだめという群衆行動が起きる前に,流言の拡散を抑え込んでおくべきであったと考えている。」と述べています。
    また、同時にその難しさについても考察しています。
    個人的には、この執筆者の主張については説得力を感じます。

    今回の米騒動もですが、過去のマスク不足やトイレットペーパー不足などについて、テレビが意図的に煽った立場だとは思いません。
    ただ、報道には課題が多く、またその解決方法が無いとは思いますね。そういう意味では、報道にも責任があると思います。
    特に、正確な打ち消し報道をしても、不安に駆られた群集心理ではより悪化する受け止められ方になるというのも難しいと思います。
    デマの拡散を防ぎ、群集心理を抑制し安定した社会を維持するには、ある意味では報道に取り上げられてしまう前に、流言を抑え込むべく個々人が自制する必要もあると思います。

    あとは、転売屋対策もそうですが、市場の買い占め行動を早期に察知し、規制する方法とか作れない物かと思います。
    もの不足を引き起こす、パニック消費者の異常行動さえ初手で潰しておけば、こんなに問題が拡大することもないと思うので。

  • 私の友人(私を含めて高齢者)に聞いてみたところ、TVだけみている(ネットは全く見ない)ひとは、ほぼもれなく【TVで見てすぐスーパーに買いに行った】と答えてくれてます。
    しかも【無くなると大変だから備蓄用もほしい】ですよ。私が丁寧に説明してもぜんぜん分かってもらえません。

    平成の米騒動で自分用に備蓄した米に虫が湧いて懲りたはずの年代なのですが、同じことをくりかえしていますね。

    思うにオールドメディアを信じている岩盤層は、アップデートのできない人たちなのだとおもいます。となるとTVの洗脳装置としての力はなかなか落ちないと考えられます(〇〇は死ななきゃ治らない)

  • 業務上ジェロントロジーを学ぶ機会がありました。

    高齢者特有の心理を学べば、「パニック買い」という行為を持ってコメ騒動の実行役になることは止むを得ないと感じます。
    でもって、コメ騒動を拡散させたのは、高齢者の情報源であるマスコミと言わざるを得ないとも思います。

    もちろん高齢者でも冷静に正しい判断を選ぶ方もいますし、若くても実際にコメが入手できないことから、冷静な判断が出来ない方もいることは、ここのコメントで実証されていると感じます。

    • >高齢者特有の心理を学べば、「パニック買い」という行為を持ってコメ騒動の実行役になることは止むを得ないと感じます。

      ジェロントロジーという言葉を初めて知りました。
      今は亡き父が年を取るに従って、人格が変化したり判断の合理性を欠くような現象がみられたことを思いだしていました。一般的には認知機能の低下と呼ばれているようですね。
      本人が望んでそうなったわけではないだけに、それを責めたことをいまだに思い出して悔いています。明日は我が身とも。

      高齢者が構造上扇動に弱い層だとすると、そこをメインターゲットにしつつあるマスコミが意図的に扇動する行為は犯罪的とも思えますし、社会の秩序を積極的に壊そうとする行為とも見えてしまいます。

      • 元雑用係さま

        自分も亡き義父に「人格が変化したり判断の合理性を欠くような現象」が出ていました。
        当時はその身勝手さに腹を立てていましたが、年を取るとはこういうことだと身を持って教えてくれたのだと、今は思っています。

        明日は我が身。
        自分も気を付けたいと思います。

  • <「コメ不足は自民党政権の減反政策が原因で、これから当面続き、食糧危機につながっていく」とする主張が正しいのか、それとも「コメ不足は一部のパニック消費者の異常行動が原因だ」とする当ウェブサイトの考えが正しいのかについては、早ければ数週間も経たずに判明するのではないかと思う次第です。

     まったくそのとおり、生産減少政策による供給側が原因か消費者行動の需要側が原因かは8月の需給状況の数字ををみて判断すべきです。現在は、需給の一場面の数字で増減どちらともとれる資料しか見受けられません。

    しかし、状況証拠はあります。
    農林水産省の見解を時系列でみます。(表現はざっくばらん)

    従来からの主張
      <在庫は十分ある、8月に需給がひっ迫することはない>
    スーパーの棚から米がなくなってから
      <「品薄」は消費者のパニック買いが原因だ、冷静に行動しろ>・・・・このサイト主と同じ
      <新米が供給されれば解決する>
    8月末近くから
      <流通業者の責任だ、適切に供給しろ>
    9月最近
      <8月に需給がどうなっていたか調べる>

    農林水産省のとおりなら解決は業者へのつぎの一言で済んだはずです。
      <皆さんの倉庫にある令和5年産の大量の在庫を精米して市場にだせ、
       売り惜しみ防止法で調査するぞ>
     状況証拠としては、8月に令和5年産の在庫が乏しくなり供給サイドに問題が発生していたみれます。
     精米の能力は心配いりません。(家庭用の精米機も安くあります。玄米を買って自宅で精米して新鮮なお米を食べることをしゅみにしてもいいかも) 1日10時間動かしているなら頑張って11時間動かせば10%アップします。今のように高額で売れるなら儲けるチャンスですよ。
     たとえば、牛丼チェーン店の米を毎月納入する業者から見て、8月に注文が来て「売り切れてありません」にはならないでしょう。お得意様への在庫はキープするのは正しい行動です。逆の行動は不義理、場合によっては損害賠償ものです。

     需給の双方にいくつもの原因があって「品薄」になってるが大人の答えです。インバウンド需要や輸出も感情を別にすれば原因になります。ただし、影響度は数字で判断すべきです。
     来年8月に需給が今年と同じなら同じことが起きると考えて冷静に原因を調べ今後の対処につなげるべきです。

     しかし、農林水産省の第1の目的は「国民への食糧の供給」です。私のところでは、スーパーの棚から米がなくなって1カ月になります。農林水産省は非常事態・危機的状況との姿勢は見られず、「たまにはこんなこともあるさ、ほっとけばそのうち解決するさ」のままでは来年危機説は止まらないし止めるべきではない。

    • >農林水産省の第1の目的は「国民への食糧の供給」です。私のところでは、スーパーの棚から米がなくなって1カ月になります。農林水産省は非常事態・危機的状況との姿勢は見られず、「たまにはこんなこともあるさ、ほっとけばそのうち解決するさ」のままでは来年危機説は止まらないし止めるべきではない。

      本文を何も読んでないことが良く分かるコメントだな。ブログ主が言う

      >長文を読めず、理論的思考もできない人

      っていうのが良く分かる。

    • (途中で送信してしまったので再送)

      >農林水産省の第1の目的は「国民への食糧の供給」です。私のところでは、スーパーの棚から米がなくなって1カ月になります。農林水産省は非常事態・危機的状況との姿勢は見られず、「たまにはこんなこともあるさ、ほっとけばそのうち解決するさ」のままでは来年危機説は止まらないし止めるべきではない。

      本文を何も読んでないことが良く分かるコメントだな。ブログ主が言う

      >長文を読めず、理論的思考もできない人

      っていうのが良く分かる。

      「農水省が無策」なのではない。
      「農水省にできることはない」のである。
      パニック消費者はどうせテレビ視聴層だろうから(多分)、パニック消費者を落ち着かせるのはテレビが不安をあおるような情報を垂れ流すのを自制するのが一番良い。テレビを停波すれば済むんじゃね?

      • ブログ主さんへ

        私のコメントの最初のコメントは削除してください。

      • >テレビを停波すれば済むんじゃね?
        それは、水道が止まっているときに、水道の情報を出さなければ解決するんじゃね? みたいな発想では?
        水が出なくなりました。水道の状況を伝えるモニターが消えました(停波しました)。何が起きているのか全く分かりません。とか、これ何の非常事態だよと、余計に不安を煽るでしょう。
        冗談か本気か知りませんが、いくら何でも極論過ぎると思います。

    • >需給の双方にいくつもの原因があって「品薄」になってるが大人の答えです。

      違います。
      水稲の収穫量と玄米の在庫の側には問題はありませんし8月は例年新米流通直前で在庫が少なくなることは例年の現象で予測可能ですので問題は、供給側でなく需要側に問題があるのは明白です。ていうか貴方の理屈を持ち出さなくてもブログ主の記事本文で大体米不足の原因は大体合ってます。
      先月中旬頃から朝早くからお年寄りが大挙してやって来て一人一袋だと言っているのに何度もやって来て二袋買っていく人もいる。大抵はお年寄り〈60台くらい
      毎日来るから(又あいつか)と顔を覚えるがスーパーの立場だと売らざるおえず仕方なしに売っているが自分がみた所同一人物だけで5キロ袋を大体10個はこれまでに買ってるんじゃないでしようか?

    • 農水省:「在庫は十分ある、8月に需給がひっ迫することはない」

      日本農業新聞:「米の民間在庫が過去最少ペースで推移する」
      https://www.agrinews.co.jp/specialissue/index/240570

      両者に矛盾無いのカモ知れませんが、素人的には変に感じる。

      日本の米消費量は、「半世紀で半減」とか、「30年で25%余減」とか、色々ある様ですが、昔は相応の精米能力があったのは確からしい。
      全て老朽精米機の廃棄で能力を下げたとは考え難いので、稼働率が下がっていると考えられる。

      農水省:「新米が供給されれば解決する」

      精米能力が本当にボトルネックなら、新米であろうと備蓄米であろうと、供給して解決する訳が無い。

      2つ前のスレッドですが、、、

      >> コメ流通の「ボトルネック」は蛇口の部分です。備蓄米を放出したとしても、

      ここ迄読んで、精米能力の話かと思いきや、

      >> 解決にはならないどころか、むしろ新米供給が本格化する時期に備蓄米を放出すれば、米価暴落などの市場混乱をもたらします。

      えっ、話がそっちへ飛ぶの?、精米能力の話はどこへ行った?、違和感ありです。

      結局、問題の本質はまだ良く判らない。

      > 精米の能力は心配いりません。(家庭用の精米機も安くあります。

      大都会には無いのカモ知れませんが、コイン精米機が街中に既に沢山あり、閑古鳥が鳴いてます。

      精米前の米を国民に売ってはならないという法は無いと思うが。

  • 連日連夜のマスコミによる不安を煽る報道が長期化する原因です。

    もっともらしく数字を出している記事などありますが、
    なーぜーかー、マスコミが不安を煽って需要を増大させている事に
    触れていない記事が多いです。
    なぜ品薄になるのか、なぜ高値になるのか
    原因は需要と供給のバランスが崩れることですが、
    それを引き起こしているのはマスコミに他なりません。

    自己批判出来ないにも関わらず、電波を使用できる特権を保持している
    既存のオールドメディアに価値があるのでしょうか?

1 2 3