本稿は、『出馬表明で侮辱的質問に小泉進次郎氏が見事な切り返し』に対応する「資料編」です。9月6日に行われた小泉進次郎氏の自民党総裁選への出馬表明を文字起こししています。かなりの長文ではありますが、ご興味があればご参照ください。
本稿の位置付け
本稿は、『出馬表明で侮辱的質問に小泉進次郎氏が見事な切り返し』に対応する「資料編」です。9月6日に行われた小泉進次郎氏の自民党総裁選への出馬表明を文字起こししています。
端的にいえば、かなりの長文ですが、もし必要であれば、是非ともお読みください。
なお、直接のヒアリングと文字起こし機能を併用しているものの、誤字・脱字などが含まれている可能性があるほか、不正確な内容、転記ミスなどもあるかもしれません。また、一部、どうしても聞き取れない、あるいは判別ができなかった部分もありますのでご注意ください。
小泉氏発言全文
みなさんこんにちは、小泉進次郎です。私はこのたびの自民党総裁選に立補いたします。
今回の総裁選は自民党が本当に変わるか、変えられるのは誰かが問われる選挙です。
誰がやっても変わらない政治に期待しない声が多いなか、自民党が真に変わるには 改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことです
この5年間でもコロナ、戦争、AIやデジタル化の進展、気候変動。私たちの身の回りも世界も大きく変わりました
私自身も二児の父親になったことが人生の転機となり、それまでとは物の見方が大きく変わりました。正直こんなにも変わるとは思いませんでした
自分のことより子供のこと、自分の人生より子供の未来、子供たちの日々成長する姿を見る喜びと同時に子供たちの未来に責任を持つ政治家として、いま、政治を変えなかったら、子供たちの時代に間に合わない
政治の決定のあり方政策の強度速度を圧倒的に上げなければ間に合わない、そんな危機感が募り、いま、私はここに立っています
私は総理になって時代の変化に取り残された日本の政治を変えたい
長年議論ばかりを続け答えを出していない課題に決着をつけたい
そして大きな課題ばかりだけでなく、ひとりひとりの小さな願いも届く。そんな政治を実現したい
子供たちの未来に間に合うように政治を加速させたい
本日は私が総理総裁になったら1年以内に実現する改革と中長期を見据えた構造改革の方向性を説明します
そして私が総理総裁になったらできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期を私の改革プランについて国民の皆さんの真を問うことにしたいと思います
国民の共感を取り戻した上で改革を断行し新しい政治新しい日本を作りたい そのために皆さんの力をください
まず全ての改革の前提となるのは政治の信頼回復です
なぜ自民党は信頼を失ったのか、なぜ今も前に進めないでいるのか。それは政治の金の流れが未だに不透明だということです
使い道の公開は10年後でいいという政策活動費はもうやめます
非公開でいいとされてきた旧文通費は公開。残金は国庫に返納を義務付けます
政治だけが特別に許されてきた不透明 なお金の使い方はもうやめます
この1年で発覚した政治資金問題については自民党としての処分を下し、岸田総理は責任を取り退任を決断しました
残るは国民の皆さんに審判を仰ぐことです
今回の問題の当事者となった議員を選挙で公認するかどうかについては、説明責任を果たしてきたか、再発防止に向けた取り組みを進めているかに基づき、どんなときでも歯を食いしって我が党を支えていて、地方組織や地元の有権者の意見などを踏まえて新執行部において厳正に判断します
そのうえで選挙で選ばれた新たなメンバーで自民党を作り直し、今までの自民党ではできなかったこと、これからの私たちだからこそできることに挑戦します
1つ目は次の時代も稼げる新しい産業が生まれる国にしたい
自動車産業に加え世界で稼げる産業を子供たちに見せたい
日本の産業の柱を1本足打法から二刀流、そして世界へ。そのためには必要な人材が必要な場所で輝けるように労働市場改革を含め、聖域なき規制改革を断行します
賃上げ人手不足正規正格差を同時に解決するため、労働市場改革の本丸・解雇規制を見直します
誰もが求められ自分らしく適材適所で働ける、本来当たり前の社会に変え、日本の経済社会にダイナミズムを取り戻す。来年、法案を提出します
ライドシアも全面解禁し地方の移動の不便を解消します
業界や既得権益側が認める範囲内でしか政策を進めることができない自民党を変え、国民の願いや希望が叶う聖域なき規制改革を進め、自民党を真の国民政党に立て直します
2つ目に皆さんおひとりおひとりの人生の選択肢の拡大に取り組みます
働きたいのに働けない年収の壁の撤廃、労働時間規制の見直し、そして選択的夫婦別姓の導入など、皆さんの選択肢を広げます
当たり前の願いを形にするために知恵を絞るひとりひとりの人生の選択肢を増やす
一本道のレールの上を歩くだけじゃなく、いくつものレールを選べる社会へ。そのために汗をかく政治を実現します
そして憲法改正について私は戦後初めての国民投票を実施したい。昨年の政治と金問題で自民党が信頼を失って以降、どうしたらもういちど自民党の語る国家ビジョン政策に耳を傾けてもらえるんだろうかと考え続けてきました
当たり前だけど約束を守ることから始めないといけない。私はそう思いました
来年で自民党が誕生して70年。自民党の立党以来の国民の皆さんとの約束を守る ことに全力を尽くしたい。たとえ国民投票で否決される可能性があっても、70年間、一度も国民に憲法改正の是非を問う機会すら提供しなかった現状を打破したい
国民の皆さんに問いたい。いまも日本の領解領空領土を守るために命がけで任務を遂行している自衛隊自衛官がいます。いまも全国で災害が発生し現場に真っ先に向かう自衛隊自衛官がこの私たちの国の憲法に書いてすらいない。おかしいと思いませんか
防衛力の強化予算の増額はもちろんですが、この国のである憲法に自衛隊を明記する、それがダメなのかどうか国民の皆さんに聞きたい。70年間一度も国民の皆さんの声を聞かずに来た戦後の政治を変えたい私は 直接国民の皆さんの声が聞きたい
国民投票実施に向け私に皆さんの力をください
さて、わが国の置かれた現状認識から順次お話させていただきます
冒頭の今までの重点テーマの補足も加えさせていただきます
まず日本の現状認識から。はっきり言って日本は衰退しています。このままではGDPはドイツに抜かれて世界4位に転落し、早晩インドにも抜かれるでしょ。う厳しい国際情勢の中で経済の低迷は日本の国際社会における影響力が低下することを意味します
なぜ日本の衰退が止まらないのか、立ち止まって考える時が来ています
日本の衰退の理由は社会全体に漂う閉塞感であり、ダイナミズムの不足です。世界のトップ企業50社の中に日本企業は1社しかいない
戦後の高度成長はホンダやソニーなど町工場から出発し、世界を制覇した企業が牽引しました。しかしこの30年そうした企業が出てこない。個人で見れば世界で活躍する日本人は増えています
優秀で勤勉な日本人がたくさんいるのに世界を相手に勝負できる企業が出てこない、その最大の理由は、日本全体が自信を失う中で出る杭を打つ風潮が強まり、できるだけ目立たず周りと同じように生きた方が叩かれない失敗しないそんな窮屈な生き方をさせてしまう社会にあるのではないでしょうか
私は出る杭を伸ばす、失敗を許容する、誰もが再チャレンジできる、そんな寛容の精神とダイナミズムを日本社会に取り戻したい。そうすれば個人の幸せも日本の成長も両立できる
私は覚悟を持ってやるべきことにやるべきことを断行し私たち日本人ひとりひとりが未来に明るい展望を持てる国にしたい。誰もが縮せず誰かの評価より自分の気持ちに正直に生きられる国にしたい。そしてそのために何よりも優先されるべきは政治に対する国民の信頼の回復です
日本が危機的な状況にある中で今回の政治資金問題が起き、自民党は信頼を失いました。今回の政治資金問題こそ古い自民党の象徴です
この古い自民党を終わらせるために私が総理になって最初に着手するのは、皆さんからの共感を取り戻すための政治改革です
まず政治資金の透明化を徹底します
先の通常国会で政治資金規制法の改正法が成立し、政治資金問題の再発防止のための措置が導入されました。しかしこれだけでは不十分です
まず使途が公開されいない政策活動費は廃止します
また同じく使途が公開されていない旧文通費についても使途の開示と残金の返還を義務づけます
いずれの改革も与野党を問わず全ての政治家に影響が及びます
しかし国民の当たり前を実現できなければ国民の政治に対する信頼を回復することはできません
政治資金の透明化に向けて不対点の覚悟で取り組みます
次に自民党を変えます
私が総裁になれば古い自民党と決別する覚悟です
まず政治資金問題の当事者となった議員は国民への説明責任を果たし選挙で新任を得るまで要職に起用しません
また総理総裁になれば衆議員を解散し国民の真を問うと申し上げました
不記載議員については、選挙で公認するかどうかは説明責任を果たしてきたか、再発防止に向けた取り組みを進めているかに基づき、どんな時でも歯を食いしって我が党を支えていただいている地方組織や地元有権者の意見などを踏まえて、新執行部において厳正に判断します
人事は実力主義で行います。いかなるグループからの推薦も受け付けません。能力ある議員が当選回数と関係なく責任があるポジションにつくことが当たり前の仕組みにします
最後に国会改革も進めます
総理や閣僚の国会張り付きをやめる。デジタル化も徹底的に進めます
国家公務員の働き方改革もまったなしです
志のある優秀な人材が集まる仕組みを整備します
与野党を問わず質問 通告の時間遵守を徹底し国家公務員の深夜残業を減らします
このように政治資金の 透明化、自民党改革、国会改革を三位一体で進めます
これにより国民の政治に対する信頼を取り戻し改革を断行できる政治に転換します
政治改革を実現した上で日本の経済社会にダイナミズムを取り戻すための改革を進めます
日本から新しい産業が次々と生まれ賃金が上がり生活が楽になる、また人生の選択肢が増え自分らしい生き方ができるようになる。そんな未来を作るため聖域なき規制改革の断行とひとりひとりの人生の選択肢の拡大の2つを、スピードを上げて取り組みます
まず聖域なき規制改革です
いま、日本全国で深刻な人不足が起きています。そのひとつの原因は大企業に人の金が集中し、スタートアップや中小小規模事業者に流れ なくなっていることにあります
大企業に眠る豊富な資金人材技術を解放し、スタートアップや中小企業に流れ、スタートアップが既存企業と公平に競争 できる環境を整備しなければなりません
この30年間日本から世界で勝負する企業が出ないのも既存企業が既得権益を守るため新規参入を阻もうとしているからで、この現状を打破するには聖域なき規制改革が不可欠です
その象徴がライドシェアです
だれもがいつでもどこでも安全に利便性の高い移動サービスを享受できるよう、ライドシェアを完全解禁します
もうひとつは労働市場改革です
テクノロジーの進化の加速でこれだけ変化が激しい時代に新卒で入した企業で定年まで働く昭和の就寝雇用モデルは通用しなくなっています
働く人の賃金が上がらない根本的 理由も優秀な人材が成長分野に流れていかないことにあります
出番さえあれば能力や個性を発揮 できる人をベンチで座らせておく試合に使わない今の日本に1人の人材もおろそかにする余裕はありません
社会全体で分野のスタートアップや中小企業に人材が流れて いく仕組みを作ることこそ究極の成長戦略です
岸田政権でもリスキリング支援、ジョブ型人事の導入、労働移動の円滑化など、労働市場改革に取り組んできました
しかし、現在の改革は本丸部分が抜け落ちています。それが解雇規制の見直しです
解雇規制は今まで何十年も議論されてきました
現在の解雇規制は昭和の高度成長期に確立された裁判所の判例を労働法に明記したもので、大企業については解雇を容易に許さず、企業の中での配置転換を促進してきました
一方、いまでは働く人のマインドも大きく変わり転職も当たり前になってきています
社会の変化も踏まえて働く人がは業績が悪くなった企業や居心地 の悪い職場に縛りつけられる今の制度から新しい成長分野やより自分にあった職場で 活躍することを応援する制度に変えます
こうした観点から日本経済の ダイナミズムを取り戻すために不可欠な労働市場改革の本丸である解雇規制の見直しに挑みたいと思います
まず大企業で働く人にはいつでもリスキリングや学び直しの機会が与えられるよう、職業訓練制度を見直します
働く人は誰でも新しい成長分野に移動できるよう、リスキリングや学び直し、これが受けられる環境、前向きに成長分野へ移ることのできる制度を構想したい
こうした労働市場改革を進めれば大企業に眠る人材が動き出しスタートアップや中小企業に人が流れやすくなる
これを機にスタートアップが劇的に拡大する仕組みも整備します
そして日本経済のダイナミズムを復活させます
第3はひとりひとりの選択肢の拡大です
まず結婚後も働くことが当たり前になるなか、おもに女性から結婚後の改正に伴う負担や リスクが大きく選択的夫婦別を認めて欲しいという声が多く出ています。経済会も早急な対応を求めています
最近の世論調査を見れば選択性であれば別姓という選択肢を認めて良いのではないかという声が増えています。選択的夫婦別姓を導入するためには国民の皆さんの支持と理解が必要であることは言うまでもありませ ん
また、家族のあり方は時代によって変化するということも忘れてはなりません
江戸時代には一般には●●(判別不能)の使用は許されていませんでした
明治9年から31年まで は夫婦別制度が導入されていました
そして現在の夫婦同性制度は明治31年・1898年の民法改正で導入され、120年あまり 続いてきました
この120年間の家族のあり方も三世代同居から核家族単身世帯の増加のように大きく変化してきました
生まれた時に親からつけてもらった名前を 守りたい選びたい、そんなひとりひとりの願いを、議論を続けて30年。もう議論ではなく決着をつつける時ではないでしょうか
私が総理になったら選択的夫婦別を認める法案を国会に提出し国民的な議論を進めます
国会で議論を尽くし30年以上議論を続けてきたこの問題に決着をつけひとりひとりの人生の選択肢を拡大します
次に、誰もがいつでも自分の希望に応じて働くことができるようにします
働いている方の中にはフルタイムで働くのは難しくても柔軟な働き方ができる ならもっと働きたいと思ってる方がたくさんいます。またフルタイムで働いている方の中にももっと自分にあった働き方をしたいと思ってる方も多くいます
中小企業の経営者からは年末になると年収の壁ががあることでパートの人が休んでしまう、そんな悲鳴が上がっています
パートで働いている方もできればもっと働きたいと思っ ている方もいます
そこで働いても手取りが下がる年収の壁を撤廃します
そのための第一弾として、まずは働いてる方には原則、厚生年金が適用されるように制度を見直します
労働時間規制の緩和も検討します
労働者の働き過ぎを防ぎ健康を守ることは当然のことですが、現在の残業時間の規制は原則として月45時間が上限になっていて、企業からも働く人からももっと柔軟に働けるようにしてほしいという切実な声が上がっています
ひとりひとりの人生の選択肢を拡大する観点から残業時間規制を柔軟化することを検討します
私は国民の皆さんの生き方や働き方の変化に合わせてひとりひとりの多様な人生多様な選択肢を支える仕組みを構築したい。昭和モデルを前提に構築された様々な制度は成功モデルだったかもしれませんが、令和の今の世の中や家族や働き方の多様化に追いついていないのは明らかです
ひとりひとりの人生の選択肢を増やすことで誰もがより自分らしく生き、モチベーション高く働ける社会を作る。そうすれば人口減少が 進む中でも労働力人口を維持し生産性も上がっていく。新しい成長モデルの構築を私 にやらせてください
以上の通り、戦後80年の来年2025年に政治改革規制改革選択肢の拡大の3つの改革を断行し、日本は変わることができる、そうしたメッセージを内外に発信します
そして3つの改革の先に待っているのは次の80年を見据えた中長期的な構造改革への挑戦です
その際日本を 取り巻く安全保障環境は戦後最も厳しく複雑であることを自覚しなければなりません
中国の経済規模は日本の4倍以上となり、軍事予算も公表されているだけで日本の4倍を超えます
その中国は南シナ海や東海で危険な挑発を繰り返しあたかもインド太平洋を中国の海へと変えんばかりの状況です
その中国に加え北朝鮮、ロシアという権威主義体制と3正面で向き合う地政学的ポジション。
これが日本の置かれた現実です
日本は戦後アメリカによる安全保障に依存することで経済発展を解けてきました
しかしアメリカ自身がアメリカファーストの政策を打ち出す傾向を強めるなかで、我が国には自らの存立平和と安定は自分たちの手で守りぬく、そうした気概がますます求められています
世界が米中の新しい冷戦時代に入り、群雄割拠へと向かうなかで、日本に必要なことは強い経済を取り戻すことです
そのためには新しいことにチャレンジすることを社会全体で応援する仕組みを強化しなければなりません
スタートアップ支援・強化、イノベーションを加速するための大学等の見直し、教育制度の抜本改革。こうした構造改革に取り組みます
特に教育の抜本改革は不可欠です
教育は国家の礎であり、1年で改革ができるとは当然思っていませんが、AI革命が加速する中で今の単線 的な教育制度では新しい時代に対応した人材が育成できるとは思えません
私が総理になったら教育のレールの複線化に向けた教育抜本改革の議論に着手し、ます私はインフレと金利がある環境でも持続的に経済が成長できるよう日本経済の体質強化に力を入れます
その上でまずは物価高の影響を受けている低所者や中小 企業への支援にも取り組みます
総理になればすぐに経済対策の検討を支持します
強い経済を基盤として厳しい国際情勢を乗り切るための強い外交戦略的外交を進めます
この厳しい国際情勢を乗り切り中国ロシア北朝鮮といった権威主義体制に既然と向き合っていくためには、当然のことながら、日本自身の防衛力の強化も加速します
防衛費対GDP比2%を速やかに実現しなければなりません
その上で日本外交の 記述である日米同盟をさらに強化しレベルアップを図っていく必要があります
同時に オーストラリアなどの同志国との間でも安全保障や防衛生産基盤の協力に加えて通商や経済安全保障面での連携を拡大進化していきます
これらの取り組みを通じて 自由で開かれたインド太平洋平和と繁栄のインド太平洋のためのネットワークを強化 していきたいと思います
そして自由で開かれた国際秩序を守り抜かればなりません
日本自身の防衛力強化同盟国同志国との協力拡大そして強い経済を基盤として厳しい国際情勢を乗り切るための強い外交首脳レベルの戦略的外交を進めていきます
とりわけ中国や北朝鮮とは脳レベルで向き合い率直な対話をしない限り現下の諸課題を解決することはできません
私が総理になれば直接対話にもオープンな姿勢で望みたいと思います
とくに拉致問題の解決はこれ以上先送りできません。これまでと同じアプローチでは何も変わりません
同年代のトップ同士、胸襟を開いて直接向き合う適切な機会を模索していきたいと思います
新しい日本を作る上で憲法改正は最優先で取り組む課題です
来年2025年は戦後80年。この間日本を取り巻く環境は激変しました
時代の変化に合わせて憲法も変わらなければなりません
いうまでもなく現在の憲法は日本がアメリカに占領されていた1946年にGHQが原案を起草し日本政府に受け入れを迫ったものです
日本は平和国家として世界の平和と繁栄に貢献してきました。この誇るべき伝統は今後も受け継いでいくべきです。しかし同時に憲法の中に時代にそわないものがあれば自分たちの手で憲法を改正することは当然のことではないでしょうか
自民党は70年前に憲法改正を実現するために立党されました
議論だけを続けて何も変わらない状態をこれ以上放置することはできますません
少なくとも自衛隊の明記、緊急事態対応、●●(判別不能)解消、教育充実の4項目は時代の要請であり、改正しなければなりません
私が総理総裁になれば、国会において憲法論議の推進に全身全霊で臨み、憲法改正発議の環境が整えばすぐに発議の後国民投票に移ります
以上本日は1年以内に実現する改革と●(判別不能)を見据えた構造改革に分けてお話をさせていただきました
1年で実施するものは政治改革、規制改革、選択肢の拡大の3つです。総理になったら戦後80年の来年2025年に この3つの改革を断行します。1年で改革が実現できないのなら中長期的な改革もできません
冒頭申し上げた通り私は今の政治の当たり前を変えたい
この3つの改革を1年でというと、そんなことは無理だと言われるでしょう。しかしこの改革が1年でできないなら次の時代に間に合わないさらなる改革はできない
まず政治改革を断行することで国民の共感を取り戻したい。その上で日本経済のダイナミズムを取り戻しひとりひとりの人生の選択肢が増え、未来に明るい展望の持てる新しい政治、新しい日本を作りたい。そのためにも皆さん私に力をください
この度の総裁選よろしくお願いします
資料その他
小泉氏の発言の文字起こしは、以上です。
なお、動画ではこれに続き記者の質疑応答があるのですが、これについては本稿への収録を割愛しています。
View Comments (10)
助かります。切り抜きに対抗する資料になりますね。
政治家が総理にになると、途端にその政治家の発言が伝わらなくなる傾向にあると感じます。なんか首相官邸に生息する妖怪みたいな存在になってしまう感じです。
菅総理の時それをすごく感じました。岸田さんも多分そういう被害に遭ってるんだと思います。未だに人となりが良くわからない。
安倍総理はそういう妨害を超え、我々に人間性が伝わって来ました。だから支持できるし、名宰相として数々の成果を上げられた。選挙にも勝てた。
たぶん、マスコミがいざという時の切り抜き報道を成功させるためにそうしてるのだと思います。
小泉さんには、なぜだか総理就任前からそういうシフトが敷かれているように感じます。だからセクシーだの進次郎構文だのしか伝わらない。それだけでない結構人間性ある人のようなのに。
これからもマスコミ妨害があることを前提にして、総理や総理候補の人となりを判断していこうと思います。
小泉さんは憲法改正について「とりあえず一回国民投票を実現しよう」派で私の考えと一致するのでとりあえず推せるなぁというのが第一感。岸田さんは憲法改正急ぎすぎだったり、一方で緊急事態法制とか反対しやすい部分を前面に出したりで、本気でやる気あるんかなぁとは感じてました。
小泉進次郎氏の政策を、私の個人的な信条・価値観に基づき、評価します
1.政治改革 政策活動費廃止…◎ 旧文通費は公開、残金は国庫に返納…◎ 裏金議員の公認、個別検討…△ 裏金問題の再調査に触れないのは× 国会議員の政治資金管理団体に公認会計士の監査義務付けを入れれば、もっと良かった
2.憲法改正…◎
3.規制改革 解雇規制の見直し…◎ ライドシェア全面解禁…◎ 年収の壁撤廃…× 労働時間規制の見直し…△ 選択的夫婦別姓の導入…× 年収の壁は106万円・130万円を上げても同じ、選択的夫婦別姓は私の価値観に会わない
4.支援 スタートアップの支援…◎ 中小企業の支援強化…××(おおばつ)貴重な人材を、効率的な大企業から、非効率な中小企業にシフトさせれば、これまでの繰り返し。低成長が続く。
総論としては、どうなんでしょうか。菅前総理ができる官僚をブレーンに張り付けたと言われるだけに、河野氏や茂木氏と比べると、大きな違和感のある内容ではなさそうです。
これで、小泉氏へのバンドワゴン現象が生じ、小泉総理総裁の誕生となるのでしょうか。
そして解散総選挙で、自民党の議席減は限定されたものとなり、自公政権は続くのかなあ。
まあ岸田政権ではできなかった政治改革が進むので、良しとするのかなあ。
全文文字起こし公開は助かりますね。
(候補者本人がやるべきですが)
石丸伸二の安芸高田市長時代に、メディアが切り取り報道でやり込めようと躍起になっていましたが、そういう動きの駆除には、
「ノーカット動画を公式サイトに即日上げる」
「支援も批判も、ノーカット動画をベースでWEB上での闊達な議論に任せる」
という手法が安くて早くて効果的でした。
進次郎が逸材なのか愚鈍なのか僕にはわかりませんが、
「判断は俺たちがやる」
「悪口を報道されたくなければ俺たちに便宜供与せよ」
と遠回しにミカジメ圧力をかけてるみたいな今の大手メディアは、感心せんですね。
そういう意味で、脱メディア(有権者への直接発信)が増えてくる総裁選になれば、よい流れですね。
小林氏の回と同じく、昨日のBSフジの出演回を見て、演説動画は見ずにこちらの文字起こしのお世話になりました。(笑)
小泉氏からはあまり深い話を聞いたことがなく、何考えてるかわからない印象でしたのでいい機会と思って見ています。普段なら見ないと思いますが、下馬評だと氏が最有力候補になってしまっているそうですしね。
文字で読むとかなり冗長ですね。プライム出演の印象も、言葉数やかける時間の長さの割に実質語っている中身は少ない、石破氏と似た印象でした。
・政治と金、党改革
・ライドシェア
・解雇規制緩和
・選択的夫婦別姓
・憲法改正
「日本の産業力を」「選択肢を」とビジョンらしきものは語っていますが、具体的にやると挙げていることはかなりミクロな既存の課題項目の列挙で、目標への道筋も見えないし、まあ、そういうことなのでしょう。
例えば解雇規制緩和。日本の産業力向上と人々の選択肢を増やすための文脈で語っていますが、会社に残るか会社を辞めるかの選択肢が被雇用者から会社に移るので、選択肢が増えるのは個人ではなく会社なのですよね。
雇用の流動化は結構なことですが、現状はサラリーマンが転職するにはハードルが高いです。ステップアップの転職ができている人がどれだけいるのか。日本は欧米先進国と比べ雇用契約が会社側に圧倒的に有利であることへの指摘もあります。
鶏卵の最初の一歩をそれにする理由はなんなのか。解雇規制緩和だけを先行すれば、被雇用者側の立場が弱くなるだけなので、雇用流動化のためのパッケージの一部として語らなければならないと思います。氏は議論は尽くされたと言っていますが本当なのか。自民党内の議論を国民の議論と見做してよいのか。氏の言葉からはそれへの説得性は読み取れませんでした。
そしてそれを、1年以内に決着を付けると言っています。法案を提出するのでしょう。それらを公約に掲げ総裁になれば、選後はノーサイドの自民党ですから恐らく実現してしまうのでしょう。「トップダウンで決める」に近い印象を持っています。
金と利権の絡む問題でトップダウン的大鉈を振るうのはアリだと思いますが、1年以内に決着を付けるやり方に合わない項目もあると思います。
憲法改正では国民投票で否決される可能性があります。急いで国民投票にかけて否決されれば、自衛隊が永遠に違憲の疑惑をかけられる存在として固定してしまいます。どうするんでしょうか。
選択的夫婦別姓などは利権の問題ではありません。社会や文化を変えてしまう可能性があり、世論もまだ割れています。断行すれば分断を生むでしょう。この問題で合意が取れているのはせいぜい、左マスコミ・意識高い層・ポリコレ勢あたりの人々だけではないでしょうか。
マスコミと相性のいい小石河はマスコミの意見を国民の総意と勘違いしているかのような不安を感じるときがあります。
親父さんの手法を見ているだけに、ちょっと怖さを感じます。
解雇規制は、奇しくも数日前に、河野太郎氏も言及しました。数ある政治課題のなかでなぜ2人の候補から「解雇規制緩和」が出てきたのか。
昨夜の番組では「自民党の課題リストに上がっているから」的なことを述べていました。
本人に自身には政策に対して強い思いがあるわけではなさそうです。
感想としては、何考えているかわからない状態は変わらず不安ばかりが募るなぁ、というところです。
総裁を決めるのは自民党員と議員なので、そうでない私は出てきた結果を受け入れるだけではありますけどね。
>はっきり言って日本は衰退しています。このままではGDPはドイツに抜かれて世界4位に転落し、早晩インドにも抜かれるでしょ。う
まあ、こんなこと言ってる程度なので、あまり深くは考えてないんだろうなぁという基本的な感想を付け加えます。
そう。小泉進次郎氏はナイスガイで敵を作らずうまく立ち回ってきた人物、という印象で、会見における切り返しも見事でした。
ですが、「日本をより良い国にする」という観点から、この会見を視聴し、その志や実務能力が十分な人物だと判断できるのかどうかといえば…。
ウェブ主という立場で皆まで申し上げるつもりはありませんが、ま、そういうことです(笑
何やら誤解の向きもあるやに見え、お察し申し上げます。
正直今まで、氏が語るところをマトモに聞いたことが一度もなかったのですよね。今回の演説は氏の政治家人生においても指折りの渾身の建前トーク(立場を示す)の場面のはずです。今後の物差しとするためにも敢えて勘ぐりは最小限に憶測排除モードで感想を残してみました。
後推し重鎮の存在や党内事情から(残念ながら)注目せざるを得ない存在になってしまいました。
なぜ突然「選択的夫婦別称」が多くの候補者に取り上げられたのだろう
とても不思議だ
これと戸籍制度がどの様に関係するのか。だれも答えていない
日本の安定したシステムとして戸籍制度は大きな役目を果たしている
マイナンバーカードの混乱が良い例だ。
個人の特定が今ほど重要視されている時代は無い。
ITが進みそれこそいろんな場面でフェイクが氾濫しています。
これからも安定した日本を維持できるか。
それが今回の総裁選で揺れるのか
心配している
自民党の党員投票での総裁選挙を
日本のマスコミは
世論調査?と称し
アンチ自民の人たちに人気の
石破氏をゴリ押し記事は滑稽に
感じてました。
でもなぜ小泉氏は?
と不思議でしたが
直近の時事通信の記事で
ははあ これがあったのか
と謎が解けた気がします
「小泉氏、北朝鮮制裁解除も排除せず 自民総裁選」
https://www.jiji.com/sp/article?k=2024090700259&g=pol
資料提供ありがとうございます
要約すると「やります、できます、すごいんです」ですか
いや、流石の人心掌握術です
たちまち出てくる打ち出の小槌でもなければ
拙速に解決できる問題ばかりでもなかろうに
アベノミクスが成果を見せるのにも長い時間を要しました
道中足を引っ張る者も数知れず
拙速さと言えば危地田氏の対韓外交がよい例です
目先の関係改善に目が眩み本質を突かなかったので
左派政権が訪れたと際に元の木阿弥となる公算が高いです
むしろ左派ムン氏の施策を強く糾弾する方が
ユン氏政権にとってよかったのではないかと
憲法9条は確かに地域紛争に巻き込まれることを避けた点で
日本は金しか出さんと批判を浴びましたが国を守ったとも言えるでしょう
改正反対論者があいまいにぼかしている点ではありますが
日本が地域紛争の当事者となった場合
9条の効力には許容の閾値という限界が存在します
駅前で憲法改正反対の署名活動をしていた人に露骨に「シッシ」とやったら
ビックリしたような顔で逃げていきました(笑)
結論は「拙速に解決できる問題は多くは無い」です
居心地のよい取り巻きの連中の中で妄念をこじらせて
墓穴を掘ったのはあの方たちです
民主党が騙してくれたおかげで国民は賢く用心深くなっていますが
犬HKをはじめとするマスコミを健全化する必要があります
左派支配で自由な報道ができないマスコミ(笑)にとってもありがたいことでしょう
現状で拙速に国民投票でもすれば改正は返って遠のくかもしれません
事前に十分は準備が必要です