NHKの国際ラジオ放送における不適切放送事件の発生を受け、自民党広報が「公共放送の看板を下ろさなければならないぐらい深刻な事態だ」とする野田聖子・党情報通信戦略調査会長の発言を、X(旧ツイッター)にポストしました。もし本当にNHKが公共放送の看板を下ろす事態となれば、例の「特殊負担金」理論に支えられたNHK受信料制度は崩壊します。
目次
NHKと総務省の言い分
NHKとは、公共放送である。
公共放送とは、いったい何か。
一般に、営利を目的として行う放送を民間放送、国家の強い管理下で行う放送を国営放送ということができるが、これに対し、公共放送とは①営利を目的とせず、②国家の統制からも自立して、そのうえで③公共の福祉のために行う放送だといえる。
こうした観点からは、NHKはまさに公共放送に相応しい組織だ。NHKは政府から独立し、受信料により運営され、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された公共放送事業体であるからだ。
NHKはこれまでも公共放送としての責任と自覚を持ち、その役割を果たしてきたし、今後もそうするだろう。
そして、こうした公共放送の考え方からすれば、あなたたち日本国民が自宅にテレビを設置し、NHKに受信料を支払うのは、国民としての当然の義務のようなものである。
こうしたなかで、この受信料制度を巡って、一部の者は、「NHKをまったく見ていない人も含めて受信料を支払わされるのはおかしい」、「受信料は放送や番組の対価ではないか」、といった批判をしてくるが、これは的外れだ。
そもそもNHK受信料とは「放送や番組の対価」などではない。
「NHKという公共放送」を支えるための「特殊な負担金」である。
つまり、受信料とは「NHKが公共の福祉のために、豊かで、かつ、良い放送番組を放送するという公共放送の社会的使命を果たすために必要な財源を、広く国民・視聴者が公平に負担するという特殊な負担金」と見るべきなのである。
受信料制度はNHKが公共放送としての使命を果たすため、その事業運営を支える制度として設けられたものである。NHKが財政の根幹を成す受信料収入を安定的に確保し、その使命を確実に遂行するためには、受信料の公平負担の確保が重要だ。
もちろん、受信料体系自体は環境変化を踏まえつつ、公平な負担などの観点からも不断の見直しが必要だといえる。しかしながら、既存の受信料制度の変更には、視聴者の負担や「特殊な負担金」という受信料の性格等への影響も想定されるため、十分に慎重な検討が必要だ。
…。
メチャクチャな言い分
じつはこれ、NHKや総務省の公式見解です
読んでいて、思わず頭がクラクラするという体験をした方もいらっしゃるかもしれません。そもそも「公共放送」の定義の部分からして、間違っているからです。
「NHKが営利を目的としていない」だの、「NHKの番組が公共の福祉と文化の向上に寄与している」だのといわれても困惑する限りですし、だいいち「受信料制度」自体が法律という国家の統制に置かれているため、NHKが国家(というか総務省)から独立しているというのは明確な虚偽です。
何をいい加減なことを述べているのだ―――。
そんなお叱りの声が聞こえてきそうです。
ですが、この言い分自体はNHKや総務省などの言い分を組み合わせた作文です。
「公共放送とはなにか」、のくだりは、NHKウェブサイトの『よくある質問集』をアレンジしたものであり、また、「受信料は特殊な負担金」のくだりも総務省の資料『受信料体系の変遷・過去の検討経緯』の記載から抜粋して来たものから構成しています。
こうやって真面目にお役所や学者が作った文章を実務感覚で読むと、本当に馬鹿げていると実感してしまいます(このあたりは財務省の審議会に財務省の方針を批判する者が入らないのと事情はよく似ているかもしれません)。
(※余談ですが、個人的には、役所が設置する「審議会」ないし「作業部会」のなかには、かなりの程度、役所のアリバイ作りを目的としたものが混じっているのではないかと見ているのですが、この点については以前の『「行政の無駄:有識者会議は多すぎ」=浜田聡参院議員』なども参考になるかもしれません。)
公共放送と受信料の定義は表裏一体の関係に
いずれにせよ、最大限、役所やNHK側の立場からNHK受信料を定義すると、それはだいたい次のようなものになると考えて良いでしょう。
「受信料とは、NHKが公共の福祉のために、豊かで、かつ、良い放送番組を放送するという公共放送の社会的使命を果たすために必要な財源を、広く国民・視聴者が公平に負担するという特殊な負担金である」。
ということは、公共放送と受信料の定義は、表裏一体の関係にあるのだ、という言い方もできます。
- NHKは公共放送だから受信料という特殊な負担金で支える必要がある。
- 受信料は公共放送としてのNHKを支えるための特殊な負担金である。
百歩譲ってこの考え方が正しかったとしましょう。
その大前提として必要なのは、「NHKが公共の福祉のために、豊かで、かつ良い放送番組を放送している」という事実です。果たして現在のNHKが「公共の福祉のために、豊かで、かつ良い放送番組を放送している」といえるのでしょうか。
というよりも、そもそもこのインターネット時代において、決して少なくない額の受信料を半強制的に徴収し、ニューズ番組、お笑い、クイズ、バラエティ、ドラマ、アニメに至るまで、幅広いジャンルの番組を提供する必要が、果たしてあるものでしょうか?
あるいは最近だと「日韓歌合戦」などと揶揄されることもある、年末の大型の歌番組で、人気歌手や著名人、ユーチューバーなどをゲストに招き、バブル期とも見まがうほどの派手な舞台で歌わせることが、「営利を目的としていない」といえるものでしょうか?
NHKが保有するコンテンツの二次利用権を関連会社が管理し、その収益をNHKの関連会社に還流させていることは、営利性そのものではないのでしょうか?
疑問は尽きません。
NHKのネット事業により、特殊負担金理論はすでに破綻した
というよりも、この「特殊な負担金」理論の正体とは、時代にそぐわなくなったNHK受信料制度を延命させるために、総務官僚がない頭を絞ってひねり出した屁理屈ではないでしょうか。
先ほども引用した「既存の受信料制度の変更には、視聴者の負担や『特殊な負担金』という受信料の性格等への影響も想定される」、「十分に慎重な検討が必要だ」、などとする言い分は、「俺たちの利権がなくなるのは許さん」という、官僚とNHKの宣言のようなものに見えてしまうのは、気のせいなのでしょうか?
結論からいえば、この「特殊負担金」理論は、すでに破綻しています。
NHK受信料が「放送の対価ではない」という言い分には、これまでもさすがに無理があったにせよ、NHKのインターネット事業が事実上解禁されたことで、NHKが「コンテンツのネット配信事業でカネを取る」ということに、道が開かれてしまったからです(『閣議決定された放送法改正は「NHK利権」崩壊の序章』等参照)。
いちおう、NHK(や総務省)、あるいは当ウェブサイトに書き込まれたコメントなどの言い分を翻訳してみると、どうやらこんなことが言いたいのだそうです。
「現在は、テレビでNHKが視聴できる環境を作れば受信料を負担しなければならないが、これとまったく同様に、ネットでもNHKの番組が視聴できる環境を作れば受信料を負担しなければならない、と言っているだけのこと。今までとまったく同じ」。
残念ながら、この言い分には、かなりの無理があります。いままでだと「物理的にテレビを設置したら、NHKという放送を支えるために受信料という特殊な負担金を払え」、「受信料は放送の対価じゃない」、というのがこれまでのNHKのロジックだったからです。
今までの言い分にもかなり苦しいところはあるにせよ、百歩譲って、「NHKは公共『放送』だから、放送というシステム全体を使いたければカネを払え」、ということなら理解できなくもありません(だからNHKの番組を見ようが見まいがカネがかかる、というロジックです)。
これが特殊負担金理論でしょう。
よって、「放送を利用していなくても、ネットでNHKが視聴できるようになったのならば、受信料を払え」、は、論理破綻です。ネットは放送ではないからです。
番組の対価と言えないのはスクランブル化に道を開くから?
素直に、「ネットでNHKの番組が視聴できるようになったのだから、それを視聴したければ、番組の対価としてネット受信料を支払え」とでも言えば良いものを、「特殊負担金」理論を無理矢理維持しながらNHKがネット事業に参入してしまったがために、こんな矛盾を生じてしまったのです。
しかも、ネットの世界では、「インターネットにつながっているから」という理由でNHKの受信料を取られることはありません。受信料を負担するのは、あくまでもNHKの番組を視聴するためのソフトウェアをダウンロードするなど、その環境を整えた場合に限られます。
ということは、ネットの世界では「NHKを見たい人が受信料を払って見ることができる」、という状態が出現してしまうわけであり、テレビの世界でも当然、「NHKを見たい人が受信料を払って見ることができる」、を実現しなければ、平仄が合いません。
現在のようにテレビを買えば誰でも(基本的に)NHKが視聴できる、という状態ではなく、テレビを買った状態ではNHKを視聴することができず、NHKと契約をして初めて視聴できるようにする(例:スクランブル化)、という建付けが必要でしょう。
したがって、NHKのネット事業参入は、たとえば地上波などのスクランブル化に道を開くものでもあるのです。
自壊する特殊負担金理論
NHKと総務省のおかしな理論
これについて、当ウェブサイトとしては、「総務省やNHKは、自分たちではうまくやっているつもりかもしれないが、そうではない」、「NHKのネット事業展開は特殊負担金理論を破綻させ、いずれ必ず、NHKのスクランブル化ないしNHKの受信料制度の改廃という議論に道を開くことになる」、と申し上げてきました。
それが気に入らないのか、一部では当ウェブサイトに対し、「おたくのサイトの法律の解釈はおかしい」、などとする批判やお叱り(?)の意見が、(なぜかIPアドレスをコロコロ変えて)複数回寄せられたことがありました。
といっても、文章力や法令解釈力などの観点から、残念ながらさほどレベルの高いコメントではなかったため、総務省やNHKの「中の人」のコメントだとは思えませんし、思いたくもありません(逆にもしそれらがNHKや総務省関係者のコメントなのだとしたら、NHK、総務省の劣化が激しい、ということでしょうか?)。
当ウェブサイトで主張しているのは、NHKや総務省の「法令解釈」が正しいか、ではありません。
経済的実質として、NHKの「ネット課金」で「特殊負担金理論」が崩壊する、という一点です。
そもそもNHKが「特殊負担金」たる受信料を半強制的に徴収する根拠は、NHKが「公共放送」である、という点にあったはず。
つまり、「公共の福祉」を増進するような「放送」を行う、ということがNHKの存在意義なわけであり、ネット課金の開始で「放送」の要件がなし崩しになってしまったのですが、ここに「公共の福祉」要件を突き崩すような事態が生じれば、NHKに対する不信は一気に高まりかねません。
NHKの隠蔽体質を示した例の不適切放送事件
こうしたなかで出てきたのが、例の「尖閣放送事件」です。
詳しくは『視聴者の信頼を裏切ったNHKと特殊負担金理論の破綻』などを含め、当ウェブサイトではこれまで数回取り上げていますが、要するにNHKの海外ラジオ放送で中国籍の外部スタッフが、極めて不適切な内容を中国語などで述べた(らしい)、という事件です。
ちなみにNHKは受信料で支えられている組織ですが、海外ラジオ放送には国費も投じられています。
そして、事件そのものが発生したのは8月19日とされていますが、NHKは問題放送の全容を最初は明らかにせず、隠蔽しており、その後、数回にわたって少しずつ情報を「後出し」したというのも重要なポイントのひとつでしょう。
NHKの報道発表を改めて調べてみると、興味深いことに気付きます。まず、事件が発覚した19日当日の発表がこれです。
NHKラジオ国際放送などでの不適切発言について
―――2024/08/19付 NHK広報局より
このなかでNHKは「ニュースとは無関係の発言が放送されたことは不適切であり、深くお詫び申し上げます」、「再発防止策を徹底します」と述べていましたが、この時点で中国人スタッフの発言を「報道と無関係」と決めつけていた点は見逃せません。
続いて出てきたのが、3日後、8月22日付のこんな報道発表です。
NHKラジオ国際放送での中国籍外部スタッフによる発言への対応について
―――2024/08/22付 NHK広報局より
このなかで、問題の中国人スタッフの発言に次のようなものが含まれていたと発表されています。
「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議します」(中国語)
「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」(英語)
そして、さらに3日後には、この「中国籍の外部スタッフの発言内容」について「翻訳の内容が一部欠落していた」とする発表が出て来ています。
NHKラジオ国際放送での中国籍の外部スタッフによる発言について
―――2024/08/25付 NHK広報局より
改めて、NHKが発表したこの中国人スタッフの発言は、こうです。
「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義宣伝とプロフェッショナルではない業務に抗議します」(中国語)
「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」(英語)
あわせてNHKは、この外部スタッフが問題発言のまえにも、靖国神社で落書きが発見されたことに関する報道を伝えた際、原稿にはない「『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた」という文言を一方的に加えて放送していたとされています。
すなわち、この中国人スタッフの発言内容もさることながら、NHK自身が当初、問題を矮小化して発表しており、その間に問題の中国人スタッフは、おそらくはすでに中国に帰国してしまっていて、本人に対する損害賠償請求も困難と見られる、との報道も出て来ています。
NHKラジオ不適切発言の中国人元スタッフと連絡とれず、すでに帰国か…待遇に不満漏らす
―――2024/08/29 20:04付 読売新聞オンラインより
これだとまるで、NHKがわざと問題のスタッフに逃亡する時間的猶予を与えたかにも見えてしまいます。まさかとは思いますが。
自民党広報は「公共放送の看板を下ろすくらいの事態」
さて、こうしたなかで、この事件を「公共放送の看板を下ろすぐらいの事態」とする糾弾する「メディア」が出現しました。
「メディア」、と称して良いのかはわかりませんが、このXのポスト、投稿者はなんと「自民党広報」です。
自民党自体、これまでの電波行政を是としてきたのではないか、といったツッコミをしたくなるかもしれませんが、そこはぐっとこらえてリンク先記事を読んでみると、こうあります。
「公共放送の看板を下ろさなければならないぐらい深刻な事態だと指摘する野田聖子党情報通信戦略調査会長」。
「公共放送の看板を下ろす事態」などという、どこかのゴシップ紙めいた発言を、自民党広報が公式に取り上げるとは、ずいぶんと踏み込んだものですが、それでもそう述べるのであれば、ぜひとも掛け声倒れで終わらせないでいただきたいところです。
もしNHKが公共放送の看板を下ろしたならば、「特殊負担金」理論は完全に崩壊します。公共放送でも何でもない「なにか」に国民が大金を強制的に支払わされるいわれなどなくなるからです。
そして、せっかくのNHK改革のチャンスが訪れているわけですし、今月選ばれる自民党の新総裁は、場合によっては内閣総理大臣に就任次第、直ちに衆議院解散に踏み切るとの観測もあります。
NHK改革を公約に掲げてみては?
いっそのこと、新総裁体制下の自民党は憲法改正や財務省廃止と並んで、NHK改革を公約に掲げてみてはいかがでしょうか?
もちろん、現実にNHK改革がすんなりいくというものでもないでしょう。
ただ、参院選で「NHK党」が2回連続して議席を得ていることからもわかるとおり、NHKの、とくに「受信料改革」を求める意見は、国民の間でそれなりに根強いと考えられます(NHK党自体がその有権者の期待に応えているかどうかは別として)。
このように考えていくと、本件について、あまり過度な期待は禁物ではあるにせよ、NHK改革を巡る国民的な議論がどこまで高まるかについては、国政における当面の重要課題のひとつといえるでしょう。
なお、本当にどうでも良いのですが、野党、とりわけ立憲民主党なども、この機に乗じてNHK改革を唱えれば良いのに、などと個人的には思っているのですが、このあたりは本当に不思議だと思う次第です。
View Comments (24)
その昔、紅白歌合戦で山口百恵の歌う「プレイバック」の歌詞を「真っ赤なポルシェ」から「真っ赤なクルマ」に変えて歌わせたことは有名な話です。
馬鹿げたくらい中立性を大事にしていたのにどうなっちゃたんでしょうNHK
今回の件や時代考証無視してイデオロギーむき出しのドラマを垂れ流したりと、外国人とパヨクに乗っ取られたのでしょうか?
ガンを取り除いたら本体がなくなってしまうくらいになっているのではないでしょうか。
改革どころか中韓やパヨクの広報機関になり下がったNHKはもはや不要です。
現日韓歌合戦では「ポルシェ」とそのまま歌ったそうです(実際の動画は見つけられませんでした)
https://www.news-postseven.com/archives/20201231_1621778.html?DETAIL
http://b4t.jp/1035
他番組で「クルマ」に修正させられた動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=okPmpMKzmoo
45年ほど前の事ですね。
私の記憶では以下のモノもNHKの放送で変更されていました。
庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」
「こんなジタンの空箱」 ⇒ 「こんなタバコの空箱」
歌番組で天知茂さんが歌う民法のドラマ主題歌の紹介でドラマ名の変更
「非情のライセンス」 ⇒ 「非情のナンセンス」
申し訳ありませんが動画などの記録は見つかりませんでした。
あくまで私個人の記憶です。
そのくせ、中韓の企業の宣伝になりそうなニュースはお構いなく放送しちゃうんですよね、NHKって。朝ドラの「あまちゃん」もタクシー運転手の主人公の父親の車は
ヒュンダイ車にしてたし・・。
今回の「尖閣は中国領」事件ではからずもNHKスタッフにアチラの人が深く入り込んでいる現実が明るみになりましたが、NHKに真面目に受信料払っている皆さんはマジでNHKに職員名簿の全面公表を要求すべきじゃないんですかね?
国民から半強制的に金をふんだくりながら、その職員の内訳や採用基準が秘密というのもおかしな話です。
古い話を持ち出す迄もなく、今でもやっているそうです。
https://asagei.biz/excerpt/79855
NHK が活動モデル事業モデルとしているであろう BBC も腐敗臭がひどいです。日本では報道になったりしていませんが、「BBC の顔」とも呼ばれていたヒュー・エドワーズ Hew Edwards 氏にまつわる BBC の隠蔽体質は風通しが悪い硬直組織に特有なものを感じさせます。
個人的に感じるNHKの問題点は、
(1)受信料が高すぎる。BSなどは勝手にチャンネル数を増やして高くする。お金を強制的に取るなら、地上波+BSでせいぜい年間1万円以下ならそれほど文句はでないと思う。この金額で立ち行くかどうか知らないが立ち行くようにするしかない。・・・これはNHKの問題点は考慮せず単純に幾らなら妥当と思うかという個人的な金銭的感覚。
(2)コマーシャルはしないとのことであるが、ニュースやバラエティ的な番組では中国や韓国の企業名は出す。そして、そのような番組でも日本の企業名は伏せることが多い。
(3)ドラマの体裁を取って、ドラマの時代背景的に無理があっても、左翼的な主義主張を肯定的に盛り込む。しかし、保守的な主義主張を肯定的に取り上げることはない。(否定的な取り上げ方をすることはある)
(4)視聴料以外に儲けたお金は勝手に回したり使用したりしないで国庫に入れる。
(5)職員の報酬は公務員に準拠して決める。
(6)NHK会長の選挙。その他役員は選出された会長が決める。
以上、NHKの問題が出ることにより考えたことです。
ネットに付いては、(恐らく)NHKの本音(究極の目的)はネットに接続する環境にあれば、アプリ云々でなく「お金を払え」ということだと思います。
毎度、ばかばかしいお話しを。
NHK:「特殊負担金を認めてくれるなら、公共放送の看板をおろす」
蛇足ですが、田原総一朗氏が「朝まで生テレビ」で、「NHKは公共放送か」をやってくれたら、面白いのではないでしょうか。
【設問】と疑問
狡猾で強欲な、NHKの業(課金名目)がありました。
わんこがやって来て、下記の③をくわえて行きました。
後には、何が残るでしょう?
①地上波→特殊負担金(地上インフラ負担!)
②衛星波→放送の対価(衛星インフラ負担?)
③ネット→番組の対価(単なる、営利活動!!)
A1:③を加えて行ったのなら、公共性の破綻
A2:③を咥えて行ったのなら、「強欲の痕跡」
・・なのかと。
わんこ(=決定権者)は誰?
・・・・・
>とりわけ立憲民主党なども、この機に乗じてNHK改革を唱えれば良いのに、
彼らの場合、先ずは『非生産的な自党の意識(=得ぬ英知系)改革』からですね。
自民党公式の発言内容が、単なるガス抜きにならない事を願います。
もう狗HKに公共性があるとも、公共放送とも認める事は出来ません。極左と外国人に乗っ取られた異質な企業だと思ってます。
>NHK改革を公約に
NHKや総務省の言い分を最高裁が認めてしまっており、国会も後押ししているような状況です。
放送法を具体的にどう改正するかまで踏み込まなければ、N党と同じで単なるガス抜きではないでしょうか。
対韓関係でも威勢のいいことを言っていた議員さんがいましたが、ほとんど何も法整備などが実現していません(むしろ一時期より甘くなっている)。
・“ネット配信 NHKの必須業務に” 改正放送法が成立
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240517/k10014452301000.html
ネット保守にやたらと人気の高市早苗氏もNHKに関してはからきし…なんですよね。ワンセグやカーナビから受信料徴収が合法化されたのも彼女が総務相の時期。
それだけNHKをめぐる既得権益勢力は強大だったのかもしれませんが、彼女にはあまり期待しすぎない方が…と思った出来事でした。
左派政党もNHKには自民や保守勢力以上に及び腰。
結局、どの政治勢力、政治家ならNHK利権に手をつけられるんでしょうね??
現時点では、恐らくどの政党や政治家にもNHKに手を付けるのは
無理だと思います。
もう少し時代が進んでいよいよ新聞社がバタバタと倒産し、
テレビ業界も「明日は我が身」と真っ青になった頃なら、
話は違ってくるかも知れませんが……
いつもお疲れ様です。
玉虫色とか大山鳴動ネズミ一匹とかではなく、我々有権者が納得できるだけの成果をNHK改革で挙げられることを願ってやみませんよ。何せ我々からむしり取った金でしょうもないデタラメや国や国民を貶めるマネをして反省や改善の兆しが今までなかったのですから。
最後の立憲の件、どうせ無理じゃないでしょうか。
マスコミの労働組合などもあるそうですし、静岡県知事選挙で立憲と国民が県政記者クラブ(NHKも加入しているそうです)の懇談会を企てるくらい仲良しですから。たぶん、会計士さんも確信犯で書かれてますよね
昔の話ですが、1984年の紅白歌合戦で、生方恵一アナ(故人)が、都はるみと言うべきところを「美空(ひばり)」と誤って言ってしまい、後に降格、フリーへの転身を余儀なくされた事件がありました。
今回の中国人スタッフの事件は、これとは比較にならない重大な事案です。責任者への厳しい措置を期待します。
野田聖子先生、時々良いことを言いますね。是非、このNHK事案を活用して人気挽回してほしいものです。千載一遇のチャンスですよ!!
先日も指摘しましたが、NHKにおける、いわゆる尖閣報道事案は、日本の国家安全保障にも直結する情報テロであり、このような事案が発生する背景として、NHK組織内部のかなり深いところにまで、中国のhumint浸透工作が食い込んでいる可能性を示唆するものです。
もはや、公共放送の看板を下ろすとかいう悠長なレベルはとうに超えてしまっております。一刻も早く、NHKの組織自体を隈なくスクリーニングし、中国の息がかかった害虫を完全に駆除する必要があります。NHKの自浄作用は全く期待できませんし、何より本事案は国家安全保障に直結するものですので、公安調査、外事警察、防衛その他、国家安全保障に関与する政府機関を、この害虫駆除に全面的に介入させる必要があります。
中国によるNHKを利用した情報テロの脅威が現に顕在化したわけですから、今一番必要なのは、この脅威への即応対処を実施することです。時間の猶予はありません。日本政府は今すぐ物理的に行動を起こす必要があります。