8月6日に始まったとされるウクライナ軍のロシアへの反攻で、ロシア側がクルスク州などでの被害の発生を主張しています。一方、宇軍最高司令官はロシア領を1000平方キロほど掌握したと述べたそうであり、BBCは宇軍がロシア領内に最大30㎞前進したとも指摘しています。激高したロシアによるウクライナ民間への攻撃が激化するリスクもあるとされるなか、今回の宇軍反攻は2年半のウクライナ戦争の転機となるのでしょうか。
ウクライナ戦争を巡り、ここ1週間で大きな転機が生じている可能性があります。
ウクライナ軍がロシア領内に侵攻したとされているからです。
これについてはロシア側から、「8月6日に開始されたウクライナ軍のクルスク州に対する大規模攻撃により、多くの犠牲者が出ている」などの報道も出ています。
Ukrainian attack on Kursk Region kills 12, injures 121
―――2024/08/13 00:32付 タス通信英語版より
日本時間13日付のタス通信の記事では、ウクライナの攻撃により国境線のロシア側のクルスク州で死者12人、負傷者121人が生じ、うち10人の児童が含まれているとするアレクセイ・スミルノフ知事代行の発言が報じられています。
また、タス通信は今回の攻撃で、ウクライナ側に最大で兵士1610人、戦車32台、装甲兵員輸送車23台の損害が出たとするロシア国防省の発表を併記しています。
これに対し、ウクライナ側も12日になり、軍トップのオレクサンドル・シルスキー総司令官が「宇軍はロシア領土の1000平方キロを掌握している」と述べた、などと発表したそうです。
ウクライナ、ロシア領1000平方キロを掌握と主張 越境攻撃で
―――2024/08/13付 BBC NEWS JAPANより
英『BBC』によると、シルスキー氏は宇軍がロシア西部のクルスク州で「攻撃作戦を実施し続けている」などと述べ、越境攻撃の事実を認めたそうです。
BBCはまた、宇軍による6日の越境攻撃を「奇襲」としたうえで、ロシア領内に最大30㎞前進した、などと指摘。次のように報じています。
「ロシア・クルスク州では避難する住民が増えており、新たに5万9000人に避難指示が出された。同州知事は、28の集落がウクライナ軍に制圧され、民間人12人が殺害されたと説明。『状況は依然として厳しい』とした」。
これについてX(旧ツイッター)などでは、「ロシア領に外国の軍隊が侵攻するのは、第二次世界大戦以来、約80年ぶりのことだ」、などとする指摘もあります(といっても、第二次世界大戦当時は、ロシアもウクライナもソビエト連邦の構成国でしたが…)。
また、ロシア大統領のウラジミル・プーチン容疑者(※)は、BBCによると、この攻撃を「重大な挑発」と位置付け、「敵を私たちの領土から追い出すように」と軍に命令しているそうです。
(※なお、『「プーチン逮捕状発行」の赤根判事がICC所長に就任』などでも述べたとおり、この者に対しては現在、国際刑事裁判所=ICC=が逮捕状を発行しているため、当ウェブサイトではこの者を「プーチン容疑者」と表現しています。)
ちなみにBBCはこの攻撃を巡り、今回の「越境攻撃」は、「ウクライナ側の死期を大いに高めた」反面、「ロシア政府が激高し、ウクライナの民間人やインフラへの攻撃を倍加させるおそれもある」とする匿名の英軍高官の発言を引用しています。
ただ、少なくとも今回の「越境攻撃」は、渋滞は防衛一辺倒だったウクライナがロシアへの反攻に出たという意味において、戦線にさらなる拡大を意味することは間違いありません。
こうしたなかで、個人的に興味深いのは、やはり物量の問題です。
宇軍にさらなる装備が提供されるかどうかについては、西側諸国の態度次第、という側面もあることでしょう。
ただ、少なくともロシア側で今後、物量不足の問題が生じてくるのかどうかについては、気になるところでもあります。いちおう、ロシアは「資源国」とされていて、旅行系YouTuberなど複数の人々の証言では、少なくとも現時点において、ロシアで日常生活上、大規模な物不足が生じているという気配はありません。
しかし、今回の宇軍の行動は、ロシア側から見ても戦線の拡大を意味しますし、防衛ラインも拡充しなければならなくなったため、負担がさらに増える可能性はありそうです。
いずれにせよ、現時点ではまだ断片的にしか情報は伝わってきませんが、今回の「宇軍反攻」が2年半続くウクライナ戦争の転機となる可能性は十分にあるといえるのではないかと思う次第です。
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クルスクってあのクルスク?
第2次世界大戦中「史上最大の戦車戦」が戦われたところかな?
ロシア国民の対岸の火事的な認識が「当事国のそれ」に変わることを願います。
ロシア側が仕掛けた「特殊な軍事作戦を銘打った侵略戦争」なんだってですね。
*ロシア側避難民の怒りの矛先はプーチン容疑者に向かうべき!
隣国と交戦状態にあることを否定・強弁するため「特別軍事作戦」と言い放ち、侵攻されたら今度は「テロリストの戦い」と言っています。宇軍排撃戦の指揮任務に国軍ではなく大統領自らの出自 KGB の後継 FSB 出身者を据えようともしているそうです。傭兵に手を噛まれて今度は FSB が大統領の私兵集団となり、彼らが国軍を手下に使って果たして危機を克服できるというのでしょうか。
たかだか30km。どうでもいい話
30kmという距離は牽引式155mm榴弾砲(通常弾)の最大射程距離ぐらい。つまり国境から30㎞後退させれば、牽引式榴弾砲で国内を攻撃されなくなることになる。長射程のミサイルなどの攻撃は防げないが、安価な榴弾砲での攻撃を防げるようになるという意味で30km後退させることの意義は大きい。
そうじゃなくてね。ドネツクから離れてるし、ロシアのニュース見てても紛争が激しい地域でもないしね。たかだか30kmの進軍で何するんだろう? ロシア軍をおびき寄せるつもり?無理だろ
「ウクライナ側の死期を大いに高めた」???
「ウクライナ側の士気を大いに高めた」では?
スカートの上から接触するのか、
スカートの中まで入り込んでくるのか。
たかが1mmですが、どうでもよい話だと僕には思えませんわ。
外野席の野次馬からすると、F16の到着を待って攻撃開始したようですね。
傍証としてはロシア領内なのにロシア空軍のエアカバーが殆んど実施されておらず、ウクライナの地上部隊が好き放題に動けている点。
たぶん後方の西側AWACSや衛星とデータリンクしてるから、ロシア空軍が下手にあがると全て撃墜されるから、なのかなあ。
よくロシアが怒らないもんだと思いますが。
単独では無意味なんですが、ロシアのアキレス腱は
「内部分裂」
ですから、建前として平穏なロシア国内をかき回すことが目的なのかしら。
軍事は素人には難しいですし、両側共にプロパガンダに気をつけねばなりませんが、
ロシア側も逆侵攻された事自体は認めているので、少なくとも根も葉もないデマではなさそう。
これで「所詮は他人事」と見なしていた比較的裕福なロシア人がいよいよ焦るか、
それともプーチン(まだ生きているのかな?)が核を使うしかないと判断するか。
世界がどう変わるか、今後数週間は目が離せないですね。
(皮肉などではなく)あの強大無比なロシア連邦軍が、優位は当たり前で評価にもならないくらいなのに開戦からウクライナ軍を圧倒"できず"、今回極一時的とはいえウクライナ軍の侵攻を防ぐことが"できず"。その上、西側各国にも反感や様々な介入の口実を与えるのが確実な核兵器使用までも我慢することが"できず"となれば、ロシア連邦の威光もプーチン氏の面子も、いよいよどうにもならなくなる気がします。(個人的には核兵器の使用自体は恐ろしいものの、じゃあ何に使えば効果的なのか、メリットが上回るのか、という面から、特に使われないのではないかと思っていますが。)
ウクライナへの支援とロシアへの制裁は、ウクライナが華々しくロシアを打ち破るほどの効果は未だありませんし、今後もそこまでは期待できないものかもしれません。
しかし、国際協調・集団的自衛があればかのロシアですら斯様に苦戦を強いられるという証明は既に果たし、グローバルサウスだのBRICsだのに同じ真似ができるのかという投げかけも生じたのではないでしょうか。
毎度ウクライナの無辜の人々には全くもって申し訳ない事ですが。
ロシアと言えば、昔から戦争の”強者”扱いでしたからね。
ブラジル、インド、中国はそうではない。それなのに……
①複数の先進国の不興を買ってサプライチェーンに支障が出る
②「命がけで戦っても良い」と思わせる理由がない(恐怖政治には限界がある)
③軍隊にすらまともな物資が提供されない
④敵国に国際社会が支援してしまう
この4点が成立すると、ロシアですら小国に勝てなくなる……
そんなイメージが広まれば主に中国が大人しくしてくれそうなので、
ウクライナは苦しいでしょうが日本にとっては有難い事です。
>ウクライナは苦しいでしょうが日本にとっては有難い事です。
これは上述したように心苦しくはあるのですが、現実的にはとても重要ですね。こういった実利を証明していくのが、安全保障ではそれはもう重要ですから(証明できないと離反・瓦解が起こる)。
身を削ったウクライナにも遥か遠い我が国にも、必ず助けになると信じたいところです。
中国なんて三国鼎立の昔からこの認識が無いとおかしいのですが……中共体制、というか習体制ですっかり退化してしまったようで。
本土侵攻そっちのけでロシア領土進軍してるんでラインの守りとか春の目覚め作戦とか言われてますが、米新政権による仲介和平が近いんでしょうかね?
>今回の「越境攻撃」は、「ウクライナ側の死期を大いに高めた」
さすがBBCも管理人様もよくわかっていらっしゃるw
まさにその通りだろう(^^♪
BBCの元記事には《今回の越境攻撃は、ウクライナ側の士気を大いに高めたとされる。一方で一部のアナリストは、ウクライナが新しい危険に直面することになったと指摘する。》とあるので、新宿会計士さんのいつもの誤記脱字ですね。
で、ロシア不利ウクライナ有利な戦況を認めざるを得なくなって、誤記脱字を突くしか出来なくなった、なんて訳じゃないですよね?
ロシア有利ウクライナ不利な戦況であると、エビデンス付きで主張出来ますよね?
それと、こちらについても反論を戴きたいですね。
アオキ より:2024/08/12 01:28
>>ウクライナへの支援額や支援物資の量と戦争の状況を対比して語るところでは?
>欧米の財政赤字拡大、債務残高増大、インフレを見てみては?
>もうその支援額や支援物資ができないと言っているのですよ?
https://shinjukuacc.com/20240809-03/#comment-327212
クロワッサン より:2024/08/12 08:21
ウクライナ、20の国や機関と安保協定 年間9.6兆円の軍事支援
毎日新聞 2024/6/29 13:34
https://mainichi.jp/articles/20240629/k00/00m/030/059000c
>ウクライナのシュミハリ首相は28日、同国がこれまでに日米や欧州連合(EU)など20の国や機関と安全保障協力の協定を結んだと発表した。今後4年で年間当たり600億ドル(約9兆6000億円)規模の軍事支援を得るという。
こんなまともな判断が出来ない人(アカなのにアオを名乗る方)に反論なんて高尚な真似はとても出来ませんよ。
クロワッサン 氏
上のコメントの指摘もありすぐ訂正されるのかと思っていました。
ただ日付が変わってもそのままだったので少し皮肉ったまでですよ。
現在の戦況で有利不利をエビデンスを付けて主張することはお互いにできません。
それまでは親ロ派と応援団は永遠の平行線です(もちろん私はロ優勢と考えますが)
>それと、こちらについても反論を戴きたいですね。
今年の欧州議会選挙、英総選挙、仏総選挙…
戦争推進派がことごとく惨敗。
「ウへ送った金を取り返せ」「ウへ金を出すなら国内に回せ」
決して報道されない欧州市民の民意です。
「ウへの送金を止める、即日に停戦をする」
米国ではこう主張するトランプが熱狂的な支持を受けています。
欧米の民意は明らかでしょう。
共和党が政権を取ればほぼ確実に停戦となるでしょう(確率50%)
民主党が継続しても11月のサミットで第3国から強力な停戦勧告が出るとの観測がある。
ウもそれに備えている。
https://x.com/Megatron_ron/status/1806341057463886005
ゼレは去年まで戦場で決着をつける、交渉はありえないと主張。
だが現在では和平案や交渉を準備している。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240724/k10014522401000.html
そのための下地も用意している。
和平に向けての世論つくりを進めている。
このように「停戦」というのは現実的な話だということ。
そうなればその4年の支援も減額、変更となる。
すなわち民意によってもう支援ができなくなる。
もちろん戦争が継続する可能性はありますよ?
ただ停戦や支援停止も夢物語ではない現実であることも確かです。
>現在の戦況で有利不利をエビデンスを付けて主張することはお互いにできません。
エビデンス無しでしていた事がエビデンス有りだと「できません」って事ですね?
》アオキ より:2024/08/09 19:05
》ロシア不利なのになぜトランプ、ケネディと大統領候補が早期の終戦を訴えるんだろうか?
>決して報道されない欧州市民の民意です。
>米国ではこう主張するトランプが熱狂的な支持を受けています。
>欧米の民意は明らかでしょう。
其処で民意を語るなら世論調査結果を提示するところですね。
今提示されているのはウクライナの世論調査結果だけです。
>このように「停戦」というのは現実的な話だということ。
>そうなればその4年の支援も減額、変更となる。
停戦によって【今後4年で年間当たり600億ドル(約9兆6000億円)規模の軍事支援】が変更される可能性もあれば、ロシアへの警戒を緩めるべきではないとして継続される可能性もあります。
>すなわち民意によってもう支援ができなくなる。
支援が出来る出来ないは支援“する”側のお話しであって支援“される”側のお話しではありません。
支援される側であるウクライナからすれば、支援の要不要のお話しです。
現在提示されている内容から言えるのは、
【すなわちウクライナの民意によって成された停戦により、もう支援が不要になり得る】
までです。
以上により、
以下の『支援が出来ない』と断定する主張は、
アオキ より:2024/08/12 01:28
>もうその支援額や支援物資ができないと言っているのですよ?
支援“する”側と支援“される”側、“政府”と“民意”に関し、
“誰が言っているのか?”をごちゃ混ぜにして成された主張と判断しますが、
何か反論はありますか?
クロワッサン 氏
>エビデンス無しでしていた事がエビデンス有りだと「できません」って事ですね?
貴方は戦況のウ有利ロ不利をエビデンスを付けて主張できますか?
できないでしょ?
>其処で民意を語るなら世論調査結果を提示するところですね。
民意は選挙結果や世論調査で示すことが出来ます。
選挙結果として欧州各選挙で戦争推進派がことごとく惨敗。
世論調査で米国の即時停戦を主張するトランプは半数の支持を獲得している。
貴方はこれで欧米の民意は戦争反対ではなく推進であると主張できますか?
できないでしょ?
>【今後4年で年間当たり600億ドル(約9兆6000億円)規模の軍事支援】
常識的に考えて停戦をしてこの軍事支援が継続されると思いますか?
軍事支援の額を落として代わりに毎年ウへの復興支援が行われます。
なおNATO欧州国はロシアへの脅威として軍事費のGDP比3%の増額が決定しています。
欧州各国は自国の軍事費に充てることとなるでしょう。
>【すなわちウクライナの民意によって成された停戦により、もう支援が不要になり得る】
因果関係が逆。
・米国がもう支援を止めるからウが停戦せざるを得なくなる
これが正解。
支援を止める、即時停戦を主張するトランプの大統領当選が現実味を帯びる。
そこでゼレは慌てて上の声明を出し11月に向けて和平案を作成している。
すなわち民意が政府を選び、その政府が停戦させる、となる。
なお現時点で停戦・継戦の確率は五分五分でしょう。
トランプでも停戦しない可能性もあるし平和サミットで停戦勧告がされない可能性もある。
またNATO全空軍の開放や地上軍の参戦で容易に西側が勝利できるとも考えています。
いずれにせよ親ロ派、応援団とも推移を見守るのみです。
私とアオキさんは別人だから、私が出来ないからアオキさんも出来なくて良いって理屈は通じないですよ?
で、アオキさんは支援の多い少ないではなく出来るか出来ないかで語っています。
クロワッサン より:2024/08/11 05:40
>>どう贔屓目に考えても、SNSその他を見るにウクライナ応援団の数は激減していますね。
>ウクライナ応援団の数を見るのではなく、ウクライナへの支援額や支援物資の量と戦争の状況を対比して語るところでは?
アオキ より:2024/08/12 01:28
>>ウクライナへの支援額や支援物資の量と戦争の状況を対比して語るところでは?
>欧米の財政赤字拡大、債務残高増大、インフレを見てみては?
>もうその支援額や支援物資ができないと言っているのですよ?
その後のアオキさんの根拠から言えるのは以下と考えます。
①欧米にはウクライナ支援に反対する一定の民意がある
②反対する一定の民意は、欧米の政府が支援の停止を決めるまでに至っていない
③トランプ氏が大統領になった場合は、停戦・継戦どちらも可能性有り
欧州議会選挙でウクライナ支援反対派が躍進した事は理解していますが、ウクライナ支援反対派が多数派となってウクライナへの支援は停止となりましたか?
トランプ氏は支援を供与ではなく融資にすると述べていて、支援が無くなるという意味ではありません。
トランプ氏、ウクライナ支援は「供与でなく融資の形にするよう考えている」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240413-OYT1T50090/
停戦となっても、軍事支援が復興支援に置き換われば、ウクライナへの支援がなされる事、ウクライナが支援を受ける事に変わりありません。
繰り返しますが、軍事支援に関するニュースより、ウクライナが必要とする支援を、支援する国々の出来る範囲で、今後4年間支援する協定が結ばれています。
ウクライナ、20の国や機関と安保協定 年間9.6兆円の軍事支援
https://mainichi.jp/articles/20240629/k00/00m/030/059000c
アオキさんは、支援を出来ないというか支援をしたくないという民意を過大評価していると見受けられます。
クロワッサン 氏
これ以上は平行線となります。
私も至らないところがあるのは重々承知しています。
もう少しで答えが出ることでしょう。
議論にお付き合いくださりありがとうございました。
平行線ですかね?
どうも私はアオキさんが願望を述べているだけで議論になっていないと考えるのですが。
で、もう少しで出るとの“答え”とは、具体的にはどんな“答え”です?
停戦しない場合は今後も支援がなされるんだから、アオキさんが欧米の財政赤字拡大、債務残高増大、インフレを踏まえて出来ないと主張する支援はやっぱり出来たって事で良いんですよね?
仮に停戦しても、復興支援がなされれば、アオキさんが欧米の財政赤字拡大、債務残高増大、インフレを踏まえて出来ないと主張する支援はやっぱり出来たって事で良いんですよね?
クロワッサン 氏
>で、もう少しで出るとの“答え”とは、具体的にはどんな“答え”です?
停戦か継戦かでしょう。
>欧米の財政赤字拡大、債務残高増大、インフレ
ここの管理人様はあまりに一方的にロシアの疲弊のみを強調していました。
だから私も欧米の疲弊をことさら強調したまでです。
私は今まで何度か書いてきましたが
・ウと中東の2正面作戦で行く
・欧米がこの2正面に莫大な軍事援助、資金援助をする
・できるだけ戦争を長引かせる
こうやって欧米を疲弊させればよい、と考えます。
私はむしろ戦争が長引くことを期待しているのですよ?
軍事援助でも復興支援でも思う存分にやってくれればよい。
600億ドルと言わず2000億ドルの援助をしろ、と思います。
うーん、支援疲れなどで欧米諸国はウクライナを支援出来なくなるって主張から随分と後退しましたね。
2024年8月15日に、ロシアが(今更ですが)ウクライナと戦争状態であることを宣言することも、あり得るのではないでしょうか。(朝日新聞が、困るでしょう)
ベルゴロドといったら去年、反露武装勢力が武力占拠し、しばらくの間ロシアが統治を回復できなかった出来事がありました。東部の戦線以外のロシア領はスカスカなのではと思わせる出来事でした。
ウクライナの真の意図は明かされておらず、専門家諸氏も読みあぐねているようですね。
露軍の主力兵力の分散の強要、和平交渉の交換用地の確保など想定はされるものの貴重な兵力を失うリスクが高いと。長期維持も厳しいという見立てが多いですね。
ロシア国内ではウクライナの越境攻撃が起こったことでプロパガンダ担当諸氏など「焦っている」人がかなり増えているそうです。
旧ソ連のウクライナにはわかるけど西側には理解できない、大きなメリットがあるのかも知れませんね。
当該地域に天然ガスの輸出拠点が在るげなオハナシですが…どうなんすかね?
もチットF-16の数が揃えばクリミアに架かる橋は比較的安楽に落とせそうですが…
まー米民主党の大統領候補は現職副大統領なから、畳み掛けるならココらで一気に!やも知れやせんが、バイデンどーやろーなぁ??
ウクライナからの“一撃講和”狙いとしてももうシバラク引っ張ってロシアの(国としての)戦闘力を毀損しておかなアカンやろし機は熟してナイっスわねぇ…
シッカシもしトラ確トラで強制手打ちならいよいよ北米AEU人革連世界の幕開けか…???
ナンニセヨ日本は真面目に『自衛隊が“普通に”国防できる』よう早急に法整備しとかにゃヤバそうでんな
天然ガスのパイプラインのしくみがよくわかっていないんですが、スジャで分岐した欧州向け2ルートはもともとウクライナ領を通過しているし、ウクライナ以外のルートもあるし、素人目には状況は大きく変わらない気もするんですけど、どうなんでしょうかね。ロシアが嫌がるのは間違いないとは思うんですが。
和平はどちらかが戦う意思を大いに毀損しなけりゃ成り立たないでしょうから、当分はなさそうな気がします。現場の当事者の方々には気の毒ですが。
確トラはポンペオあたりの常識的うるさ型が新政権でどう待遇されるかあたりが気になります。大統領選では「ポンペオは人気がない」とやけに強調されてるのが気になってます。
なんにせよ、中国の脅威が顕在化している機会に日本が普通の国化を達成することには賛成です。急げキッシー。レールの上を全力疾走してください。
スジャがガスプロムの拠点だそうで。抑えたら、ハンガリー、スロバキアといったロシア寄り国家へのガス取引に影響が出そうです。
軍事的・戦術的な作戦というよりは、経済的・戦略的な目的であるかもしれません。
侵攻距離や制圧面積を出すだけでは今回の侵攻の意味は見いだせないかもしれませんが、周辺にはクルスク原発もあること、それらエネルギーインフラを抑えるか加害の可能性を見せれば、奪われたザポリージャ原発(放火中)との人質交換ができるのでは、など戦略的な意義が大きいのかもと。
価値が高いのではと推測するほど、なぜロシア側の抵抗が今のところ少ないのかよくわかりませんけども。
スジャの計量拠点を占拠すると、ウクライナ向けに送り放題(いくら抜いたか計測記録はウ軍が握っている)となるため、今のうちに冬に備えてガスの大量備蓄をしようとしているのではないかという説を見かけました。
(相変わらずスジャ拠点の機能が素人の私には今ひとつわからないままではありますが)
昨年の冬の燃料不足は深刻でしたから、国民の切実なニーズでもあろうし、主要目的の一つかも知れないと思いました。
元ネタの、ウクライナのボグダン氏の動画です。
カロリーメイトが戦地で歓迎されているなどの紹介をしていた彼ですが、なんと日本の商社の勤務経験があり、ガスに関してレポートをたくさん書いていたそうです。
説得力ある解説でした。親しい関係にある元シェルの幹部とも同じ分析だったと述べています。(匿名ですが)
ロシア唯一のEUガス輸出メーター、スジャ測定所を制圧。その戦略的価値を徹底解説します
https://www.youtube.com/watch?v=CJNJXFRiEH4
紹介ありがとうございます。
こうエネルギーインフラにスポットがあたると、日本としては省エネ技術でも協力可能かもしれませんね。戦時にせよ戦後復興にせよ。
日本国内の左派・親中露派も、基本ええかっこしい意識高い系なので平和的技術支援にケチはつけづらいでしょうから、ウクライナに限らず今後の紛争地域への支援における日本の得意分野として活きるかも?