絶対に「うそのしんぶn」で調べないでくださいね!
ペーパーレス化の動きが進んでいるなか、インバウンド需要に対応するためか、いくつかの鉄道会社は交通系ICカードだけでなく、クレジットカードのタッチ決済も導入するそうです。交通系の電子マネーやコード決済など、キャッシュレス決済手段相互間の競争も激しくなってきたようです。最近だと新幹線ですらスマホで乗れる時代、キャッシュレス化やペーパーレス化の流れは止まりそうもありません。ただ、こうしたなかで入ってきた、にわかに信じがたい話題が、トイレのペーパーレス化です。
日本は電子マネー先進国
時代は「ペーパーレス」であり、「キャッシュレス」です。
街中を歩いていても、交通系ICカードやスマートフォンのコード決済、クレジットのタッチ決済などができる場所が、ずいぶんと増えて来た気がします。
日本はもともと、電子マネーの先進国であり、とくにその先鞭をつけた決済手段のひとつであるSUICAのサービスをJR東日本が提供し始めたのが2001年11月18日のことだそうですので、SUICA開始から今年で23年が経過する計算です。
2001年11月18日(日)Suica®デビュー!
―――2001/09/04付 JR東日本HPより
ただ、交通系ICカードだけでも、いまや主要なものだけでも10種類ほどあるらしく、北はJR北海道のKitacaから西ははやかけん、nimoca、SUGOCA、首都圏だとSUICA以外にPASMO、近畿圏だとICOCAとPiTaPa、中京圏だとTOICAやmanacaなどがあります。
鉄道会社がタッチ決済導入か
これらの電子マネーについては全国相互利用も進んでおり、以前の『「指タッチ」だけで電車にも乗れる?買い物もできる?』などでも報告したとおり、著者自身の個人的な家計簿を調べると、2007年に京阪神地区で、2008年にはいくつかの地方中核都市で、それぞれSUICAを利用した記録が見つかります。
つまり、多くの場合は交通系ICカードを1枚持っておけば、全国各地の主要な鉄道路線などを利用することが可能で、最近だと沖縄の「ゆいレール」まで、乗れるようになったそうです(これについては今から4年前にゆいレールが発表しています)。
「Suica」サービスが始まりました
―――2020/03/16付 ゆいレールHPより
ただし、キャッシュレス決済の世界では交通系ICカード以外の決済手段が鉄道に「逆進出」しており、『インプレス・ウォッチ』に昨年11月に掲載された次の記事によれば、阪急、阪神、近鉄の各社は2024年中にほぼ全駅でクレジットカードなどの「タッチ決済」による乗車に対応するのだそうです。
阪神・阪急・近鉄、2024年に全駅クレカ「タッチ決済」乗車対応
―――2023年11月2日 14:52付 Impress Watchより
インバウンド(訪日外国人)需要が高まるなか、その外国人が対応するクレジットカードを持っていれば、わざわざ日本国内でSUICAなどの電子マネーや切符を買い求めなくても、日本国内の電車にも乗れるようになるのです。
新幹線でも確定申告でも!進むペーパーレス化
そういえば先日の『スマホ1台で新幹線に乗れる時代』でも取り上げたとおり、最近だとクレジットカードとスマホアプリがあれば、紙のチケットがなくても、スマホ1台で新幹線に乗ったり、駅弁を買ったりすることができる時代になりました。
個人的には、スマホアプリだと東海道新幹線と東北新幹線で乗り継ぐのが不便だという点に不満はありますが(一部では紙の切符が必要な区間がまだあります)、少なくとも東京・新大阪間を往復するくらいであれば、スマホが1台あれば、サイフをいっさい取り出すことなく、移動することができるのです。
まさに「チケットレス」、そして「ペーパーレス」の時代が到来したといえます。
ペーパーレスの動きは、交通系だけではありません。
先日の『「XMLファイル活用」でさらに簡単になった確定申告』でも取り上げたとおり、最近だと確定申告をするのに紙や電卓がほとんど不要になっています。PCないしスマホやマイナンバーカードなどがあれば、本人確認から申告書の作成、提出まで、自宅やオフィスで済んでしまうのです。
本当に便利です。
ついにトイレもペーパーレス化へ!?
ただ、こうしたペーパーレスの動きのなかで、にわかには信じがたい話題を発見しました。
社内トイレも電子化 「ペーパーレス」で経費節減
―――2019/11/18付 虚構新聞より
今から約5年前の虚構新聞によると、2016年に設立された株式会社パナマヘイブン(港区)でペーパーレスの試みのひとつとして、個室トイレのトイレットペーパーをデジタル端末に置き換えた「ペーパーレストイレ」が導入された、などと記載されています。
これについて虚構新聞は、株式会社パナマヘイブンについて、こう述べます。
「事業内容は不明だが、同社ホームページ(HP)によると、2016年の設立当初から徹底したペーパーレスを掲げており、社内で保管する書類の99%以上をデジタル化。書類の閲覧や決済などは全てタブレット端末上で完結させているという」。
今から5年前の時点ですでにこれを実現していたというのにも驚きますが、それよりも気になるのは、トイレットペーパーのペーパーレス化です。
虚構新聞によると、同社がHPで発表した仕組みは、個室壁面に埋め込まれたタブレット端末に表示されている仮想トイレットペーパーを指で操作すると、本物と同じ挙動をするアニメーションが表示される、というものだそうです。
ちなみに肝心の導入状況ですが、今回のペーパーレスの結果、トイレットペーパーの使用量を100%削減することに成功。個室トイレ使用率も0%になった、などとしており、同社発表を信頼する限り、「トイレットペーパーを含めた完全ペーパーレス化」という観点からは大成功だったといえるでしょう。
ただ、これについて虚構新聞が同社に取材を申し込んだところ、連絡先の電話番号がつながらないなど、代表者に確認すら取れなかったのだそうであり、虚構新聞は京都大学中米学部の坂本義太夫教授のこんな発言を取り上げています。
「『最後の紙』はトイレットペーパーではなく、この会社の実態ではないか」。
…。
おい。
誰が面白いこと言えいうてん!?
「うそのしんぶn」で調べないでくださいね!
さて、ちょっとした余談です。
虚構新聞は世の中の主力メディアが取り上げない「事実ではない報道」に特化したメディアのひとつですが、最近だと残念ながら、「ウソの新聞」「虚偽の新聞」などの検索語で、一発でたどり着くことが難しくなっています。
今のところ、「ウソの新聞」、「嘘の新聞」だと虚構新聞にたどり着くようですが、ひらがなで「うそのしんぶん」、あるいは「うそのしんぶn」、「うそのしんぶ」、ローマ字で「usonoshi」…、などと入力すると、実在する新聞のサジェストが表示されてしまうようなのです。
これについては読者の皆さまにお願いがあります。
決して、決して、「うそのしんぶん」、「うそのしんぶn」、「うそのしんぶ」、「usonoshinbun」などと入力しないようにお願い申し上げる次第です。
View Comments (24)
現在の温水便坐の進歩は著しく、温水によるお尻の洗浄・
温風によりお尻の乾燥化が進みつつあり、
紙を使うかどうかは、お気持ちしだいとなりつつあります。
後、残された問題は、出そうで出ない問題の解消しかないと
思うのです。
いや気持ち的にはやっぱり拭きたいで
>にわかには信じがたい
これ、やってやれないことはないかも。
1. 強力な中性洗剤を含むナノサイズのミスとを局部に吹きつけ
2. 真空吸引
3. 皮脂成分を含む生理食塩水を噴霧
4. 温風乾燥
世界の誇る日本のトイレメーカーなら、こんな便座つくるくらいは、多分お茶の子?
だけど、経費削減はおろか、SDGs推進とか何とか、企業イメージのUPにも、
繋がりそうにない(笑)。
そのうち、便秘気味の人のために、自動浣腸機能付き温水便座が出来るかもしれませんね。
イチジク浣腸と東陶の共同企画で。
ウォシュレットをその目的で使ってる人が居るみたいやで
もぉー、伊江太先生ったら!
長時間トイレに篭るのは、ちょろんぼ様の言う理由だけではないと思います。そうでないと、上野の国立西洋美術館の前庭にあるロダンのあの彫刻像など生み出されることもなかったでしょう。
あの「かがんでる人」の姿勢は体勢として正しいらしいで
1. 強力な中性洗剤を含むナノサイズのミスとを局部に吹きつけ
2. 真空吸引
3. 皮脂成分を含む生理食塩水を噴霧
4. 温風乾燥
いやその時点でムリやからそれ
>>トイレもペーパーレス化へ!?
というので、てっきりウォシュレットが
さらに進化でもしたのかな?
ハテナ( ・ω・? ) と想像し
その後やられたと思いましたが
まさか実現性があるとは驚きです。
昔トイレの落書きの、
『もし、神(紙)なかりせば、
汝は汝の運(うん◯)を汝自らの手で
掴み取らねばならない』
というのを思い出します。
日本はウォシュレットもあるけれど
トイレに紙も流せず横に積んどく
吽国際的な半島さんは
いったいどうするのでしょう?(笑)
野グソしてそのまま
平安時代スタイルでいいんじゃないですか
>平安時代
元ネタ、絶対これやろ❗️
https://note.com/megane_n_sandal/n/n19c9bf11e145
>決して、決して、「うそのしんぶん」、「うそのしんぶn」、「うそのしんぶ」、「usonoshinbun」などと入力しないようにお願い申し上げる次第です。
スラっと「饅頭怖い」的な蘊蓄を垂れる事の出来るサイト主に脱帽。
絶対、ぜっったいに、検索しちゃダメだからね‼️
サイト主様、返信を有難う御座いました。(前レスで「様」が抜けちゃってた事、すみませんでした。)
熱いお茶も怖い。
来週の土曜日は「例の記念日」ですから。
検索していたら ウィキペディアの「朝日新聞の問題・疑義が持たれた報道」にたどり着きました。あまりの多さにびっくり。
"くそ"真面目なコメ。
昔に戻って、ペーパーは各自持参、新聞紙なんか使われて、直ぐに詰まって、水洗トイレは機能不全。今更、汲み取り式にも戻せず。
やはり、トイレに神(紙)様は必要ですかね。
それにしても、新聞(紙)は、今の時代、トイレですら役に立たない。いや待てよ、古新聞の交換で、トレペをくれるのは、そういうことだったのか?
済みません、お役に立たなくて、これでご勘弁を、と。
昔「便所に新聞紙を詰まらせろ」って主張した人が居てだな…
宇宙空間ではどうしてるんでしたっけ?
是非ともウンチクお聞かせ願いたいです
な、る、ほ、ど・・・本論評により難事件の謎がひとつ解けたかも・・・
事件番号:令和3年7月XXX号(臭)「某党議員使用後高級店奥んこ放置事件(迷宮入り?!)」
犯人は犯行後自身の犯行証拠を如何にして隠滅したのか?
1 誰も読まない当日のX日新聞
2 机上にあった使用済みお手拭き
3 直前に店から盗んだ盗難トイレットペーパー
のいずれかで隠滅をはかったとされていたところですが、、、
「ペーパーレス」かつ虚構新聞の愛読者だった可能性が高い・・・
これがキッカケで事件が解決したら表彰されるかもしれません♪
返信コメントしてるのは本物の新宿会計士か?
名前さま
管理者権限をお持ちですから、本物でない場合は
削除とか、なりすましさんのIPアドレスが表示されたりとか・・・
本物やで
これはポルナレフさんも苦笑い