本日の「速報」です。内閣府発表によれば、日本の名目GDPが600兆円の大台に乗せることはかないませんでしたが、それでも「過去最高」を更新しました。四半期名目GDPは596.4兆円、前期比+0.3%(年換算+1.2%)でした。
本日の「速報」です。
内閣府『国民経済計算(GDP統計)』によると、2023年10~12月期における四半期GDP実額は名目ベースで596.4兆円で、+0.3%(年換算+1.2%)の成長となりました。年次GDPは名目ベースで591.5兆円で、成長率は5.7%でした。
これに対し実質で見ると、四半期実額(2015暦年連鎖価格ベース)は557.3兆円で▲0.1%(年率▲0.4%)のマイナス成長となりました(ただし年次実額は558.7兆円で+1.9%というプラス成長でした)。
市場予測が+0.3%程度のプラス成長を見込んでいたようですので、ネガティブ・サプライズ、といったところでしょう。
なお、今回の数値により、名目ベースではドル換算したときのGDPで日独逆転が生じましたが、これについては今朝の『名目GDPの日独逆転でも日本経済はまったく心配ない』で指摘したとおり、大した問題ではありませんので、念のため付言しておきます。
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先の記事投稿やこの投稿を読んで改めて思うのは、多角的な視野からの考察の重要性です。
自身の仕事やらの何やらの経験を踏まえても、それが出来ない場合は局所的解決に止まってしまうことが多かった。一度一歩離れて高所から客観視することを意識して周辺事象も鑑み、また自身の類似案件の引き出しを意識して考えると、もっと良い方法が出てくることがあった。
ジャーナリストは自身の記事が着目されることに価値がある存在であるため、ただただ目立つだけの針小棒大、視野狭窄した記事を書くことに終始しているくせに、やれ社会の木鐸だのと、現実離れした妄想で自身を位置づけ公言する。自身の書きたいことを書く為に、世の中の事象の一部を切り取って利用しているだけの存在だから嫌われるのだろうと思います。おまけに書きたいことが、認知バイアス、反社会的工作員臭がプンプンするので尚更です。
20世紀から来た亡霊職業集団
築地御殿は炎上中ですが、次に討ち取るべきは日本をゆがめて来た大手町城です。落城はそんなに先のことでないだろうとの予測をしています。
小さく始めて大きく育てる、下剋上こそ生命のことわり。
>名目GDPは過去最大に
またぞろ、消費税増税の名目になりそうな。
名目GDPガ5.7%増加したという事は、それに伴って税収も大幅に増える筈です。
税収弾性値をどれくらいに見積もるかにも依りますが、ここ数年は2.0から3.0位の間で推移しているようなので、税収増はおそらくは10%から16%、或いはそれ以上になる可能性も出てきましたね。税収弾性値、財務省は頑ななまでに1.1を主張しているようですが。(笑)
こうした中で今でも新たな増税を狙う財務省はどのような言い訳、否屁理屈を準備していてることでしょうか。今から楽しみです。(笑)
まぁ今回のは一次速報ではありますが、最終的にもさほど大きな修正はないとは思っています。
ヘッドライン?のグラフを見ると、GDPは二度大きく落ち込んでいます。
近い方の2020年はコロナ禍の影響でしょう。とすると、2007年9月からの急激な落ち込みも、日本が何か大きな災厄に見舞われた影響なのでしょうか。
一方、災害は一人一人の行動、準備で未然に防いだり、被害を小さく出来ると言われています。日本国民たるもの,責任ある行動を取りたいものです。
2008年から9年にかけて、リーマンショックですよ。
円建てで比較してもあまり意味がないように思うが。ドル建てでないと比較出来ない。
???
為替レートの変動でどうにでもなるドル建てで比べても意味ない。
各国自国通貨建での「伸び率」で比較するのがより正確に状態を把握できる。
そうすると日本のGDP伸び率は先進国と比べてもそれほどではない。成長はしていても他国ほどではない。