パリでおにぎりが大ブームだという記事を発見しました。食の現地化は好ましい話です。ただ、こうした話題を目にすると、ふと思い出すのが「アブラソコムツ事件」です。これは、米国の日本料理店で、毒魚として知られるアブラソコムツが「ホワイトツナ」と称して提供されていたとする話題ですが、まともな日本料理の知識がある人がそのような料理を提供するはずなどありません。
2023/12/18 09:00追記
本文中に酷い誤植が数箇所ありましたので発見できたものについては修正しております。
食は国境を越える
ウェブ評論活動を長く続けていると、取り上げる題材が微妙に変化してきます。
山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士、大手ブログの片隅でウェブ評論を行っていたころは、海外旅行記を頻繁に話題に取り上げていましたが、民主党政権時代の円高で海外に行きやすかったという事情もあるのかもしれません。
こうしたなか、当時からよく気になっていた話題が、いくつかあります。
ひとつが、「海外で日本人が経営している料理店」に関するもの、もうひとつが「海外で日本人以外が経営している日本料理店」――とりわけ、「日本人が経営している日本料理店」ではなく、「日本人ではないアジア人」が経営している料理店に関するものです。
日本人経営フレンチが本場フランスで星3つ
このうち、「海外で日本人が経営している料理店」というものは、いろんなパターンがあり、もちろん日本料理店という事例もありますが、とりわけ面白いのは日本料理以外の料理店を日本人シェフが経営している、といった事例でしょう。
たとえば、フランス料理の本場・パリで日本人シェフの小林圭氏が経営する「Restaurant KEI」は、アジア人シェフが初めてミシュランの三つ星を獲得したレストランとしても知られています。
フランス・パリ「レストランKEI」新しい内装で、三つ星のその先へ
―――2022.03.09付 家庭画報より
フランスミシュラン初の日本人三つ星シェフ 小林圭氏が御殿場にレストランを開店
―――2021年3月9日付 料理王国より
このあたり、なかなかに不思議です。日本の東京でフランス人が日本人相手に寿司料理店を営んでいる、という事例は、あまり耳にしないからです。
実際、調べてみると、日本人が現地人向けに現地料理店を経営して大成功している事例は、フランスやイタリアなどの「本場」で、いくつか見つかります。
やはり、日本人の食に対するこだわりは、非常に強いのでしょうか。
そういえば、「サイゼリヤの大人気メニュー『ミラノ風ドリア』がイタリアのミラノには存在しないらしい」、「スパゲッティナポリタンがイタリアのナポリには存在しないらしい」、というのは食通の間では比較的有名だそうですが、外国の料理を何でもおいしく改造するのは、日本人の素晴らしき「悪い癖」なのかもしれません。
日本人以外が経営する日本料理店
ちなみに日本人の料理人が外国に出かけて店を持つ、という事例はわりと多く、著者自身も欧州、アフリカ大陸、北米、南米、オセアニアなど、昔はずいぶんと多くの国を訪れたものですが、どの国に行っても、ちょっとした規模以上の街であれば、たいていの場合、日本料理店をひとつやふたつ見かけたものです。
もっとも、それらの店を、必ずしも日本人が経営しているとは限りません。
とりわけ海外の日本料理店は寿司屋と言いながら焼き肉を提供する店だったり、焼き鳥とキムチを提供する店だったり、あるいは日本料理とそれ以外の国の料理を一緒くたにしたエスニック料理店であったり、と、パターンはさまざまでしたが、多くの場合は経営者が日本人以外である、という共通点がありました。
「ジャパニーズ・コリアン・レストラン」、「ジャパニーズ・タイ・レストラン」、「ジャパニーズ・ベトナム・レストラン」、といった具合に、経営しているのがどこの国の人なのか、一目でわかるケースもありましたし、なかには「焼き神戸」、「大阪(おさか)」など、日本人であればあり得ないネーミングセンスの店もありました。
ちなみに「大阪(おさか)」、は、誤植ではありません。本当に「大阪(おさか)」と書かれています。調べてみると2023年12月17日現在、まだ存在しているようです。
【参考】Restaurante Osaka(おさか)
しかもこの「大阪(おさか)」、グーグルの評点で見ると、トータルでは高評価のようですが、なかには非常に低い評価も混在しているようであり、訪れた人によって評価が割れる店なのかもしれません。
アブラソコムツ事件
いずれにせよ、「職は国境を越える」、「海外で日本料理店を見かけるようになった」、といった話題を突き詰めていくと、いつもやりきれない思いを抱くのが、この「日本人ではない人たちが経営している日本料理店」、という問題なのです。
いや、もちろん、値段と味のバランスが取れているのであれば、どこの誰が経営したところで問題はありません。
しかし、海外で「日本=高品質」、というイメージが定着しているなかで、そのイメージに乗っかり、日本料理をろくに知らない人たちが日本料理っぽい、けれども低クオリティななにかを作るというのは、私たち日本人として決してプラスになる話ではありません。
単なる「日本料理もどき」ならばまだ良いのですが、食材の知識がなければ、とんでもない料理を提供するというケースもあります。
すでにリンク切れですが、米国で韓国人が経営する和食店で、「ホワイトツナ」などと称し、アブラソコムツが料理として提供されていた、という事例が問題となったことがあったようです。
米国の韓国人和食店、公益訴訟の脅威がサンフランシスコにも拡大
―――2015/04/18付 FOCUS-ASIAより【※リンク切れ】
この記事は、「韓国人経営の和食店の多くがメニューに『ホワイトツナ』と表記しながら『エスカラー(escolar=アブラソコムツ)』を出していたことをカリフォルニア南部の法律事務所が問題視している」、とするものです(「韓国人和食店」という表現もなかなかに強烈ですが…)
ちなみにこのアブラソコムツ、バラムツなどと並んで「異常脂質」の魚としても知られており、食べると下痢などの症状を起こすことが多いとされます。
日本では食用として流通することがなく、厚労省ウェブサイト『自然毒のリスクプロファイル:魚類:異常脂質』によると、日本では1990年以降、食中毒の発生事例は報告されていませんが、こうした知識がない外国の場合は毒魚が食用に提供されることもある、ということです。
ただ、著者自身の手元メモに基づけば、この話題は韓国メディアの日本語版などもいくつか取り上げていたはずですが、現時点で調べたところ、それらの多くは記事が削除されているようです。
パリでおにぎりがブーム
こうしたなかで、『クックパッドニュース』が17日、ちょっと気になる記事を配信しました。
1個600円以上も…パリで日本の「おにぎり」が大ブーム 現地人に聞いたヒットの理由
―――2023/12/17 20:00付 Yahoo!ニュースより【クックパッドニュース配信】
パリでいま、おにぎりがブームになっているというのです。
「おむすび権兵衛」がパリに支店を出している、という話題にも驚きますが、それ以上に、『クックパッドニュース』が現地に在住するYouTuberの「えもじょわ」さんにパリのおにぎり事情を聴いたところ、こんな趣旨の答えが返ってきたのだそうです。
- フランスでも数年前からおにぎりがブームになり、いまではスーパーや空港や駅でもおにぎりが販売され、おにぎりが定番化している
- 値段は1個3.9ユーロ(約623円)とお高めだが、包装やコメの種類は日本と同じ
- パリでは常温ではなく冷蔵の状態で売られているが、少し柔らかめに炊かれたジャポニカ米を使用しており、ご飯は固くなく美味しい
- 具材はチキン照り焼き、牛肉照り焼きなどに加え、サーモンアボカドやサーモンクリームチーズなど、フランスでよくある寿司の具材の組み合わせが多く、梅や昆布は日系のおにぎり屋さんにしかない
…。
こうした「食の現地化」は、大変に興味深いものです。
記事によればマンガの影響もあってか、パリでは寿司もラーメンもすっかり定番化したとのことですが、やはり記事で触れられていない「衛生管理」については、個人的には気になるところではあります。
すしポリス制度?
そういえば第一次安倍政権時代、農水省が「正しい日本食」を認定する制度を始めようとしたときに、これを「すしポリスだ!」などと批判し、構想自体がつぶれたという話題もありました。
「すしポリス」に米国猛反発 火付け役は中国、韓国人?
―――2006.12.17 11:27付 J-CASTニュースより
ただ、これも、日本料理には寿司や刺身といった生ものを扱うことが多いことなどを踏まえると、やはり衛生管理上も必要な制度だったのではないでしょうか。
このあたり、現地の人が自国民を相手に日本料理店を営むというのは、よくある話でしょうし、正直、好きにすればよいという気がします。現地人であれば現地人の好みも良く理解しているでしょうし、日本料理を現地人向けにアレンジするというのも「アリ」かもしれません。
また、日本人が現地人を相手に日本料理店を営むというのも、これまた好ましい話です。個人的な体験で恐縮ですが、日本人が現地で営んでいる日本料理店は高級店というケースが多く、入店に際してはちょっとしり込みすることもあるのは玉に瑕(たまにきず)、といったところでしょう。
さらに、冒頭で取り上げたような、日本人が現地人を相手に現地料理店を経営する(しかもミシュランで※を獲得する)というのは、なかなかに素晴らしい偉業であることは間違いありません。
しかし、日本人でない人が、日本人のふりをして現地人相手に日本料理店を営むというのは、やはり個人的には理解に苦しむ点です。もちろん、きちんと日本料理の修業を積んだという人もいるのかもしれませんが、なかには安易に(日本料理のことをよく知らないくせに)日本料理店を開く、というケースもあるようだからです。
このように考えていくと、ぜひとも「令和版すしポリス」制度を発足させていただきたいところだと思う次第です。
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おはようございます。
私は所謂ポリコレを嫌悪する者ですが、ご懸念の事例などは当に「文化盗用」そのモノだと思って居ます。
まあポリコレを声高に叫ぶ様な方々は概ね間違ったことしかなさらないので期待しようも゙無いのです。
どんなに素晴らしい理念でも乱用されれば理念そのモノの評価すら落ちてしまいます。
日本文化は悪貨によって駆逐されてしまうのか? 日本人は内外においてその岐路にあるとの思いを強くする日々です。
>具材破チキン照り焼き、牛肉照り焼きなどに加え、サーモンアボカドやサーモンクリームチーズなど、フランスでよくある寿司の愚財の組み合わせが多く、梅や昆布は日系のおにぎり屋さんにしかない
「愚財」という変換、意図的なのか誤変換なのか。個人的には、とてもご飯と一緒には食べられない感じのもの。ましてや、寿司とは言えない。ご飯ハンバーグとでもして、現地オリジナルな食べ物として認識して貰いたい。
寿司の「精妙な味わい」の食文化を誤解されては困る。「精妙な味わい」についてはここでは書かないが。
具材破の「破」の変換も、何か微妙な意図を感じる。具材破り。照り焼きなんてものを、ネタにしたら、最早、寿司とは言えない、と日本語変換ソフトが判断したのか?
この日本語変換ソフトは、もしかしたら、日本文化AI機能を搭載しているのか?
こんなものに、寿司というネーミングを使わせては、いけない気がする。
寿司飯=すしご飯、一つ作るにしても、どれだけの精妙な作り方をしているか?
日本政府か、或いは、ミシュランガイドのような民間組織でもいいが、日本食認定制度は作るべきだろう。
単なる誤植です。大変失礼しました。
深読みしたくなる「単なる誤植」とは、これ又、深読みしたくなりそうですが・・・。日本語が奥深いのか?寿司が奥深いのか?
ケータリング寿司屋をオランダで開業したハナシを側聞しましたが、向こうの鮮魚業者は粗方「生食」を想定していないのだそうで…
ソーイエバ鈴鹿の関の東側には「台湾には存在しない」台湾ナントカなる料理が複数在るとか…
台湾ナントカ、が、台湾を上回るようなものであれば、台湾からクレームはないでしょう。
所が、隣国や現地の輩は、日本食の名声だけを利用して、粗悪なものを作って金を稼ごうとするから困ります。
日本のラーメンなんて、最早、中国人もビックリな程に異次元世界に進化しているのでは?
出遅れました。
台湾ナントカは、地元名古屋発祥(?)の台湾ラーメンでしょうか。
私が子どものころは名古屋でも特定の店でしか出していなくて、子どもゴコロに
「台湾人はこんな辛いラーメン食べてるんだ」
と思っていました。
今でもたまに食べたくなりますし、帰省時やセントレア空港滞在時に食べたりします。
今は青森でもコンビニの台湾ラーメンが食べられますし、全国区になったんだなと思ったりします。
wikiediaによると
台湾・台中州大甲郡出身の父を持つ郭明優(かく・めいゆう)が、旅行で訪れた臺北の臺南料理店で食べた担仔麺をきっかけに考案し、自身が営む中華料理店「味仙」で、1971年(昭和46年)から客への提供を始めた。味仙のある今池近辺に朝鮮人が多く住んでいたことを考慮し唐辛子を加えた。
日本生まれでナポリタンスパゲティと同じ様な「台湾ラーメン」ですな。
本家?には台湾ラーメンアメリカン、台湾ラーメンイタリアン、台湾ラーメンアフリカン、台湾ラーメンメキシカン、台湾ラーメンエイリアン、といったバリエーションもあるようで。
名古屋では辛い肉みそを和えれば台湾○○とという命名をしていると、訪日台湾人たちもいろいろと幅のあるリアクションをとっているようです。
おにぎりは最強の携行食であり、最強のファストフードであるとかねがね思っています。元々は塩むすびだけだったのでしょうが、保存性を考えて梅干を入れたり、味噌を塗ってちょっと炙ってみたりなど、バリエーションが増えていきました。今や、専門店ともなると、何じゃこりゃというのまで含めてすごい数のバリエーションが存在します。
[参考] 池袋のおにぎり専門店「ぼんご」のメニュー
https://www.onigiribongo.info/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC/
なので、現地化に当たり、現地の人の好む具材が取り入れられるというのは、むしろ当然というべきなのでしょう。存在するかどうかわかりませんが、スウェーデンのおにぎり屋さんに「シュールストレミング・おにぎり」があったとしても不思議ではないと思います。
おにぎりもそうですが、その他にも、丼物、天ぷら、握り寿司なども、元々はファストフードとして誕生しました。特徴としては、いずれも具材やネタの可変性が非常に高い、およそ食品でさえあればなんでもかんでも具材やネタにできるという点があります(美味いかどうかは別の話)。基本的なフォーマットさえ維持されていれば、あとはなにをやろうが美味ければそれでよしとなります。最近では、ラーメンなんかも、恐ろしいほどの数のバリエーションが存在しますよね。
このような「魔改造」は元々他国の料理だったものにも発揮され、例えば、サンドウィッチとかパスタなどでは、本国の人が目を白黒させるようなものも多数存在します。また、聞いた話では、コーヒーゼリーとか、アイスコーヒーなども、日本発であるとか。
日本人の食への探求心と言ってしまえば簡単に過ぎますけど、多くの先人たちの試行錯誤、好奇心、茶目っ気などが積み重なった結果、現代日本の変化に富んだ食文化が成り立っているのだなぁと痛感します。そしてそれを可能としたのも、おにぎりや丼物の可変性の高さがもたらしたものなのかもしれないなどと思ったりもします。
あ、個人的には、おにぎりはシンプルなものが好きです。
「ぼんご」は池袋では無く大塚ですね。昔、よく行きました。行列が出来てました。行列に並ばない当方でも、並んで待ってでも入りたい店です。
「ぼんご」が何故人気があるかと言えば、ご飯がめちゃめちゃめに美味しいからでしょう。本当に何故こんなに美味しいのか?と首を傾げながら食べていました。米は、新潟岩船産コシヒカリ、とありますが美味しさの理由はそれだけではないでしょう。多分、炊き方なのか?その辺りは、企業秘密なのかもしれません。
「ぼんご」のおにぎりを食べると、おにぎりは、お米の美味しさを食べるものだと実感します。
ですから、具材はシンプルなものがいいですね。
しかし、時代の趨勢、「ぼんご」も具材のバリエーションを広げて、顧客サービスに努めているようですね。
この辺りは、ラーメンは俺の流儀で食え、と威張る勘違いラーメン店主とは違い、謙虚ですね。それが又、いい所で安心して入れる店です。
余り褒め過ぎると、行列が長くなりそうですから、ほどほどにしないと、ね。
上は、さより、です。
日本人のセンスとしてあり得ない「日本食堂」として「風雅居」(英語表記で "FuGaKyu") なんていうのが米国ボストンの近郊に有ります。 謙遜の癖が染みついた日本人なら絶対に自らの事を「風雅」とは形容しないでしょうし、漢字の読み方もヘンです。 知人の米国人は冗談交じりに「”FuGaKyu”って伏字にしなくても好いの?」と英語でのセンスにさえクレームを付けていました。
「すしポリス」を潰したのは海外で勘違いした日本食店を立て続けに出店し、材料の流通を牛耳っていた統一教会関連企業と言われていますが真相やいかに。
すしポリスによって間違った日本食を指摘されることによる、飲食店の経営悪化を危惧したからだとか。
そういう意味でも統一教会が自民党と蜜月だったなんて与太話にしか聞こえないんですけどねw
現在の情報化度合いであればイイカゲンなのは淘汰されるし、イイカゲンを判った上で楽しむ向きもありませう
「危険な食」は各国当局が取り締まればヨイヨイで、イイカゲンを淘汰しうる『正しく楽しい情報発信』に注力注力
トキに青森名物と音に聞くブルガリア国旗がパッケージにあしらわれた "イギリスフレンチトースト(ピザ風)" というヤツ、旨いのだらうか?
めちゃ気になるw
「正しい日本食」を認定する制度はよいかもしれませんが、日本のお役人さんが制度を作ると、とかく技能実習生のような中途半端な制度を作りがちなので注意が必要と思います。
どんな制度を作ったとしても、儲かるものならば「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」で、完全に取り締まるのは難しいです。地道ですが「正しい日本食」とはどのようなものか多言語で世界に発信し広めることが結局は近道になるような気がします。(テレビでよく見る海外食のつまんねー食レポ番組ばかりやってないで・・・というのは置いておいて)
タイには多くの日本人が暮らしているせいか、バンコク市内には日本食レストランが多く、客層も日本人以外に現地の方々も多く訪れて、味もなかなかでした。しかし、うどんの茹で具合を見極めるのは難しいようで、コシのあるうどんにはなかなか出会えませんでした。スパゲッティも食べると麺が延びてしまったようなぐちゃぐちゃしたものばかりです。イタリア人も海外のレストランで出されるイタ飯は「イタリア料理とは違う」と怒っているし、まあ、そんなものでしょう。外国人も庶民の懐具合で本場の味を少しだけ味わえると割り切ってもらえれば、いいんじゃないかと思います。勿論、旨いに越したことはありませんが。
>なかには「焼き神戸」、「大阪(おさか)」など、日本人であればあり得ないネーミングセンスの店もありました。
7年ほど前、ホーチミン駐在員時代に頻繁に通った鮨屋さんが「すしコ」の屋号でした。ベトナム人店主が日本の鮨屋で修行し屋台の鮨屋からスタートし安くて美味いと評判で人気店になったそうです。この屋号も日本人では考えつきませんね。ひねりのない小ネタですが…