新聞、テレビといったオールドメディアの権威が最近、加速的に崩落し始めているようです。というのも、X(旧ツイッター)にこれらのオールドメディアがポストした内容に、コミュニティノート(CN)が着弾する事例が相次いでいるからです。こうしたなかで、本稿で取り上げておきたいのが、自称公共放送・NHKのミスリーディングな記事、という事例です。
NHK「マイナ紐づけ保険証情報、139万件が不一致」
休日の昼下がりにちょっとした話題です。
イーロン・マスク氏がTwitter社を買収し、サーキュレーションチームを追放し、さらにツイッターを「X」に改名するなどしたためでしょうか、最近、X上で個人的に興味深いと思える話題が次々と出て来ているような気がします。
こうしたなかでちょっと気になった話題のひとつが、公共放送を騙る放送局・NHKが配信した、こんな記事に関するものです。
マイナンバーとひも付けの保険証情報 台帳と不一致 約139万件
―――2023年12月12日 13時15分付 NHK NEWS WEBより
記事タイトルだけを読むと、いわゆる「マイナ保険証」を巡り、139万件も台帳と不一致があったというセンセーショナルなトラブルに見えますが、NHKはこの記事で、次のような趣旨の内容を報じています。
- マイナンバーとひも付けられた健康保険証の情報について、政府が住民基本台帳と照合したところ、氏名などが一致しないケースがおよそ139万件にのぼっていることが判明した
- このうち別人の情報がひも付けられているのは450件程度と推計していて、来年春までに確認作業を終えるとしている
- 相次ぐマイナンバーカードをめぐるトラブルを受けて、政府は、マイナンバーとひも付けられたすべての健康保険証の情報に誤りがないか、住民基本台帳と照合して確認する作業を進めていた
…。
X上で容赦ない一般人からのツッコミ、そしてCN
ただし、記事を読み込んでいくと、この139万件の多くは氏名や年齢などの登録ミスなどであり、本当の意味で問題となる「別人の情報が紐づけられているケース」はたった450件、というわけです。
もう少し正確にいえば、この139万件の大部分はマイナ保険証ではなく、既存の保険証の問題点であり、「現在の健康保険証で、不正利用されている可能性がある案件が、マイナ保険証を契機に139万件発見された」、という話です。
もっとも、当ウェブサイトでこの話題を取り上げた理由は、それだけではありません。
NHKが配信したこの記事を、Xにポストしたところ、これに対し一般人の反応(というかツッコミ)が殺到したうえ、いわゆる「コミュニティノート(CN)」までついたのです。
CNの内容は、こうです(表現については微修正しています)。
「台帳との不一致139万件」というセンセーショナルな見出しである一方、本文ではそのほとんどが「氏名や年齢の記載ミス」等であり、「他人と誤って紐付けられたケースは450件程度と推定される」と記述されているため注意が必要です。
なお、現行の健康保険証の不正利用や事務手続きの誤りは年間で600万件にも上っています(厚生労働科学研究成果データベース『保険証認証のためのデータ交換基準に関する研究(総括研究報告書)』参照)。
要するに、NHKの報道内容自体がかなりミスリーディングであると、X上で警告が付いたのです。
末永氏「CNがつくのは当たり前」
これに関し、「NHKから国民を守る党」の浜田聡参議院議員の公設秘書である末永ゆかり氏が、これまた容赦ない内容をポストしています。
末永氏が指摘する通り、NHKのXポストに対し、CNがつく事例は非常に増えているように思えます。
いや、NHKだけではありません。
当ウェブサイトでもときどき指摘する通り、主要メディアのポストにCNがつくケースが、日常的に見られるようになりました。最近印象深かった事例といえば、日経新聞の「インチキグラフ」(『日経新聞、「グラフの不備」認めて再投稿したものの…』等参照)なども、その典型例でしょう。
いずれにせよ、新聞、テレビといったオールドメディアの権威が最近、加速的に崩落し始めているように思えてならない今日この頃です。
View Comments (17)
コミュニティノートは問題の本質を問うてくれてありがたい
マスゴミを信用してはいけませんね
一般人の方がわかりやすく簡内容を纏められていませんか?
オールドメディアに所属している、記事を書いてお金をもらっているはずの記者の方々は、おそらくわざとだと思いますが、わかりにくく別の印象を受けてしまう記事を書くことが多いので困ります。
もしわざとでないとしたら、文章を分かりやすく書く能力がありません。
わざと誤解させる記事を書いていたことを認めるか、もしくは掲載する記事の添削を一般人に外注した方がいいんじゃありませんかね。
マスコミの権威が失墜すればそれに依存している立憲の立場も危うくなる。
至る所で新宿会計士さんの「利権の三原則」が証明されつつありますね。
そもそもNHKはなんで、民放・新聞社と同じく画一的に反政府的な立場で報道をしたいのか?
横並びに価値はないのです
(そのわりに多様性というワードが好きなようですが)
事実にのみ価値があり、文学を書くのがお仕事ではないのに・・・
リタイア後の楽しみが増えましたわw
在日朝鮮枠が今でも健在(笑)
おっしゃる通りです。
ニュースに限らず「紅白」も乗っ取られ「半島歌合戦」ですからね。
あまりの批判の大きさに慌てて「クイーン」を呼んで茶を濁している。
組織としての自浄作用など、間違いなく皆無です。滅亡あるのみ。
NHKの様な大メディアは基本的にコミュニティノートは存在その物を
無視している様ですね。コミュニティノートその物への攻撃や批判は
ネトウヨ連呼して炎上するタイプの個人ライターなどにやらせている様で。
これはつまり、「成す術がないので無視のフリをするしかない」と認めているも同然。
やはり彼らも「終わりが近い」事は認識していて、それを止める手段もなくて、
ただただ緘口令を敷くのが精一杯なんでしょうね。
コミュニティノートのおかげで
日本人が人がいいのをいいことに
偏光かかった報道で『世論』を捏造クリエイト捻じ曲げてきた
NHKや朝日など、どぶサヨ・韓流汚染報道からの
デトックスが進行しているのは
ふつうにまじめに暮らす日本を支える
多数派国民良識層にとっては
正しい未来に向けての明るい兆しです。
どぶサヨ方面が
コミュニティノートのファクトでの指摘に
ファクトで応戦できず、すぐに
ネトウヨレッテル貼りと誹謗に走るさまは
街なかでせっかくうまくいきそうな詐欺行為を
暴かれて、『商売のじゃますんな!われえ!』的な
様相となんかすごくそっくりなのは笑えます。
今回のデータも、
『やば!お仲間の健保不正利用がバレてはたいへん』
という動機と見透かされてるNHKのこの記事は
挙動不審社桜ういろうに代表される人たちと同類で
日本の偏向報道頑張ってきた人たちと
そのお仲間の特定野党支持者を中心とした
そんなこんなの人たちのリアル社会での
実像をあぶり出す良い事例のひとつになったと
感じます。
以前宝くじの話題を取り上げて頂いたので
税金やらNHKの徴収と
いやでも比較してしまうようになりました
どれも強制的に購入させられる当選番号が存在しない宝くじのようなもので
もしや当たるかもという夢もありません
まあ年金はボックスティッシュ
税金はポケットティッシュ
NHKはちり紙2~3枚という感じの残念賞でしょうか
とはいえ私に限って言えばテレビを点ければNHKしか見ないので
視聴料は当分払い続けなければいけません
民放は更にくだらなすぎて食事の間はNHKを見てしまうのです
擁護している訳ではありません、念のため