以前の当ウェブサイトで、「生ゴミといえば新聞紙」、「新聞紙といえば生ゴミ」、という、新聞の非常に有効な使い方を取り上げました。これだけでもかなりのヒットなのですが、それだけではありません。災害に備えて、今後、新聞は「読まずに燃やしてごはんを準備」、といった使い方もできるようになる可能性が出てきたのです。まさに、新聞は世の中の役に立っているのです。
「生ゴミといえば、新聞紙」
以前の『【エコ】これからは「生ゴミといえば新聞紙」の時代へ』では、新聞紙の新しい有効活用方法として、新聞紙を使った台所用の生ゴミ処理という論点を取り上げました。
新聞紙のこれからの最大のライバルは高吸水性ポリマーか?「生ゴミといえば、新聞紙」――。これは、もっと広まって良い認識ではないでしょうか。エコが叫ばれる昨今の社会情勢のなか、新聞紙の物理的特性と経済的特性――とりわけ「吸水性の高さ」と「コストパフォーマンスの良さ」――を活用した家事テクニックは、生活の知恵として非常に有益です。本稿では最新の研究が明らかにした新聞紙の活用方法と、「インクなし新聞紙」などを用いた生活の知恵を考察してみます。新聞紙の基本スペック新聞紙のサイズ当ウェブサイトでときどき取り上... 【エコ】これからは「生ゴミといえば新聞紙」の時代へ - 新宿会計士の政治経済評論 |
これは、台所で発生する生ゴミについては、新聞紙と透明プラスチックトレイだけで、環境にも優しい生ゴミの処理が可能になる、とする話題です。
具体的な作り方については、クックパッドの『新聞紙で作る生ごみ入れ:滅茶便利でエコ!』というページで確認することができるのですが、投稿者である「ずぼら親父」様によれば、「新聞紙は多孔性のために、吸水性に優れ、また臭いもけっこう吸収してくれる」、「少し溜まったら惜し気なく捨てられる」などの利点も。
この点、あまり知られていませんが、日本の新聞というものは、吸水効率が大変に良い、という特徴を持っています。まさに、「生ゴミといえば新聞」、「新聞といえば生ゴミ」、という連想が働く、素晴らしい逸品であるといえるのではないでしょうか。
新聞紙の使い方・あれこれ
以上の論点も踏まえ、現時点までに判明している「新聞の正しい活用方法」は、次のようなものでしょう。
- 濡れてしまった革靴を効率よく乾燥させる手段
- 美味しい天ぷらを食べるための油吸収紙
- 子供がコップや食器を倒してこぼした麦茶やみそ汁を効率的に拭きとる紙
- 書道や水彩画の際に墨汁や絵の具を拭きとる紙
- 新聞紙で大きな兜を作る
- キャンプファイヤー
- 生ゴミ容器←NEW!
これらのなかには、「わざわざゴミを作っているようなものではないか」、などと批判されるような項目もあるのかもしれませんが、まぁ、気にしないでください。
魔法のかまどごはん…「新聞読まずに燃やしてGO!」
ただ、今項ではそれ以上に素晴らしい製品を紹介することができそうです。
それが、タイガー魔法瓶株式会社が10月20日にウェブ限定商品として発売を予定している、『魔法のかまどごはん』と題した商品です。
その触れ込みは、こうです。
「電気やガスを使わないのが、最大の特長です。新聞紙1部(3合なら36ページ)さえあればおいしい『炊きたて』ごはんが炊けます。白米は1合から5合、炊込みなら3合まで」。
これは、災害で電気もガスも止まってしまったときに、大活躍しそうです。
もちろん、大規模災害などないに越したことはないのですが、こればっかりは正直、よくわかりません。もしも電気もガスも止まってしまったなら、温かいごはんもまともに食べられなくなってしまいます。こうした際に、電気もガスも不要というのは、非常に心強い限りです。
ただし、燃やすべき新聞紙は、可能ならばきれいに整理して保管したいものです。理想をいえば、新聞紙については読まずに取っておき、「そのとき」が来れば燃やして暖を取るなり、かまどにくべてごはんを炊くなりに使う、というのが今後の新しいスタイルなのかもしれません。
どうせなら「インクなし新聞紙」などはいかが?
では、新聞紙は具体的にいったいどこで手に入れれば良いのでしょうか。
この「エコ」の時代、偏った視点から執筆された、昨日以前の情報を紙に印刷し、地球温暖化ガスなどを広範囲に撒き散らしながら人海戦術で全国津々浦々に送り届けるというビジネスモデル自体が終焉を迎えつつあるなかで、「燃やすために新聞を取るのはいやだ」、と思う方も多いでしょう。
これについては、「インク付き」のものが、アマゾンなどの通販サイトで格安で手に入ります。たとえば目に付いたものの例でいえば、15㎏が2,650円(※送料別)、などの事例もあります。
【参考】インクあり新聞紙の例
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンクより)
アマゾンのページの説明によると、これらの新聞紙は「特殊ルートにより」仕入れているものだそうです。
また、インクがないタイプの方がよければ、少々単価は上昇してしまいますが、それに適合した商品も存在するようです。
【参考】インクなし新聞紙の例
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンクより)
このように考えていくと、新聞紙の使い勝手はさらに広がっていくようです。
いっそのこと新聞社さんも、せっかく「軽減税率」などの制度があるのですから、新聞を思いっきりディスカウントして、同じ日付の新聞をまとめて半額以下にして直売してもウケるのかもしれません(※そのときに軽減税率の適用が引き続き受けられるのかどうかは知りませんが…)。
View Comments (15)
>理想をいえば、新聞紙については読まずに取っておき
梅昆布茶、吹いちゃいました。www新聞で拭いてみよう。
夢のない話ですが、軽減税率が適用されるのは「定期購読契約に基づくものに限ります」ですので、まとめて直売したのでは軽減税率とはなりません。もっとも、定期「購読」として、焚付用軽減税率新聞紙の束が毎日届くというのも面白そうではあります。
そうだ。文字の大きさを現在の100倍にした新聞を新しく発行すればいいんだ!!
Good Idea !
新聞の文字の大きさ100倍にして、お値段、そのまま、でしょうか。
以前に書いたのですが、
花屋さんで仏花を購入すると新聞紙にくるんでくれます。
花屋さん曰く、インクに虫除け作用があるとのことでした。
ということでインクなし新聞紙は不可ですw
インクなしの新聞紙に、自分で自分の花屋の宣伝としてインクをつけて、それを仏花の包み紙にすれば、問題ないのでは。
新聞あかはたとか日刊ゲンダイではペーパー数または紙面の面積的に生煮えになってしまわないかというのが課題。
車や自宅の窓ガラスを湿らせた新聞紙で拭くと綺麗になります。昔の人の知恵です。
新聞紙で野菜を包んで保管するのに使います。冬場は適度に保湿効果も有り、野菜が長持ちします。
当方は古紙回収の時に、御客様が新聞紙を出されてましたら交渉して譲って頂いてます。大概、対価は要らないと言われますが、無断で頂戴するのは窃盗罪になりますので。
「聞くは一時の恥、聞けば数千円の得」です。
災害は忘れた頃にやってくる、、、は、わかっちゃいるんだが、あの新聞紙の束を紐でくるんで整理するのが骨なんだよ。2週間にいっぺんゴミ収集車がくるけど段ボールの束、週刊誌の山、新聞の数で一杯だ。でも電気がいらないかまどはいいな。火事の心配は?離れててもいいのかな。たしかにオール電化の家は大変そうだな。家はマッチがあればいいかな。家をもやしたらダメだけど少しはなにかありそうだな。普段読まない新聞はとる余裕はありませんな。
先週のWBSでタイガーの新聞紙を燃やしてご飯を炊く炊飯器が紹介されていたのを見て,「これって新宿会計士さんが取り上げそうw」と思ったのですが,やはり取り上げられましたね.(*^^)v
「魔法のかまどごはん」すごいですね。世の中の人が新聞を取っている前提で開発したんでしょうね。非アウトドア派の使い途は災害時用でしょうが、10年もすると、新聞紙の方が手に入らなくなって無用の長物になりそうです。
新聞購読をやめて2年
今困っている点です
1 釣りに行った時に氷と魚を分ける時に新聞が便利であった。
氷と魚が密着すると低温火傷をして身がおいしくなくなります。
いろいろ試してみたのですが、断熱性に優れた新聞が1番!
2 包丁を研ぐ時の最後の仕上げに新聞が便利であった。
包丁を研いで最後に残った刃のバリを取るのに新聞が1番!
切れ味が違います。
1・2を行うときはわざわざコンビニに新聞を買いに行きます。
当然中身を読むことはありません。