ついに、綿貫渉氏のことが『Yahoo!ニュース』で取り上げられてしまったようです。山手線の駅名を冠する怪しい自称会計士あたりは、「先を越された!」と悔しがったそうですが、それもそのはず。綿貫渉氏といえば、知る人ぞ知る、大変マニアックな動画を配信する人物だからです。「スーツ」こと藤田裕人さん、「限界ニュータウン」の吉川祐介さんなどのように、最近のYouTubeでは優れたクリエイターが大挙して出現しているようですよ。
「綿貫渉」とは?
交通系YouTuberの綿貫渉(わたぬき・わたる)氏といえば、知る人ぞ知る、大変マニアックな動画を配信する人物です。
記事タイトルに「登録者10万人超」とありますが、交通系YouTuberの世界では、登録者100万人超の「スーツ」さんこと藤田裕人さんを筆頭に、10万人超という人はほかにも何人もいらっしゃいます
ただ、綿貫渉氏の魅力といえば、やはりその「発想力」にあります。
著者自身がこの人物に注目するきっかけになったのは、鉄道路線の時刻表に注目し、ある電車を降りて次の駅まで徒歩で移動し、同じ電車に再度乗車するという、「発想力がぶっ飛んでいる」(※誉め言葉です!)動画を発見したことにあります。
動画は今から約5年前の2018年6月14日付で公開されたものですが、JR飯田線の中部天竜駅で電車を降り、そこから佐久間駅までの区間を踏破して、追いついてきた電車に乗車する、という趣向です。動画のなかでは歩道がない道を歩くというやや危ないシーンもありますが、基本的には徒歩で移動しています。
ちなみにこの「体力勝負」系の動画、調べてみるといくつか出ているようですので、興味がある方はぜひ視聴してみてください。
「そんな移動手段があったのか!?」
また、綿貫渉氏は鉄道だけでなく、フェリー、レンタカー、路線バスなど、さまざまな企画をこなしており、個人的に面白いと思ったのは、東京から大阪までを路線バス「だけ」で移動するというシリーズです(第1話のリンクは下記の通りです)。
また、関東から北海道まで移動する場合、多くの人は飛行機を利用するはずですが、綿貫渉氏はこの区間を夜行フェリーで移動するという動画を作成しています。「そんな移動手段があったのか!?」という意外感も満載です。
綿貫渉氏が顔出し後に一気に有名に
そんな綿貫渉氏は当初、顔を出していませんでしたが、ちょうど1年前の2022年5月8日に公開した動画で、初の著書を出版した際に、突如として「顔出し動画」をアップロードしたため、綿貫渉氏が一気に有名になった感があります。
そんな綿貫氏が、ついにYahoo!ニュースに取り上げられていたのだそうです。
登録者数10万人超えの交通系YouTuberが人気 独創性をコンセプトとした動画のおもしろさ
―――2023/05/17 12:24付 Yahoo!ニュースより【Real Soundより】
一読して、山手線の駅名を冠する怪しい自称会計士あたりは、「しまった!先を越された!」と悔しがったようです。「もっと早く紹介しておけばよかった」、などと思ってしまったからです。
「限界ニュータウン」もいつか取り上げてみる
ちなみに余談ですが、最近だと、この綿貫渉氏以外にも、YouTube上で優れたクリエイターは大量に出現しています。綿貫渉氏を含めた交通系YouTuberの皆さんが日本各地を紹介してくれることで、日本国内にも新たな観光名所が多数出現するかもしれません。
もちろん、そうした動画には、各地を好意的に紹介するというものばかりとは限りません。
『限界ニュータウン探訪記』というブログサイトを運営している吉川祐介(よしかわ・ゆうすけ)さんの『資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-』というチャンネルのように、日本社会の暗部に斬りこんでいくようなスタイルのYouTuberもいらっしゃいます。
この「限界ニュータウン」についてはいろいろと興味深い点が多々ありますので、いずれ機会を見て、当ウェブサイトでも取り上げたいと思います。
いずれにせよ、今後の旅行系YouTuber界の動向には要注目、といったところでしょう。
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Youtubeも日を追うごとにコンテンツが充実していきますね。
時々見る動画でこの辺は濃くて好きです。チャネル登録してます。
○もへじ氏
【国が捨てた高速道路】152号 三遠南信道3 青崩峠 地蔵峠 廃道 酷道 高速道路 草木トンネル
https://youtu.be/s0hfARR6zbs
道路オタクだそうです。(笑)
○ものづくり太郎氏
【日本変態注意報】モータで世界を制している…いや、モータ製造装置でも世界を取ってました。ごめんなさい。
https://youtu.be/OMaQHj62bUE
【Rapidus社長対談】Rapidusは今までにないビジネスモデルを構築する!
https://youtu.be/A1klwk6z2Qw
元メーカー勤務で、企業とのコラボ動画も多いのですが解説がとてもわかりやすい。日本のものづくりを元気にしたいと言っています。
製造業に憧れていたのに違う業界に行ってしまった身として楽しく見てます。
言葉が使われ始めた当初に回帰してくれないかな?
「オタク」ってもっと広義で始まったような記憶があります。
今ではマンガ・アニメ・コスプレ・声優とか特定のオタク文化だけ指すようになってしまってちょっと残念です。
媒体が充実してない頃、音響系電子回路オタク(元プロ設計者)の方がヤフオクに完全再生アンプを出品していた頃があり、可能な限りトランジスターなどの部品を張り替え又はアップグレードして新品時以上の性能にする方がいらっしゃいました。
無茶苦茶地味で面倒だけど共感するマニアが多く私塾の様に変貌していくのがヤフオクという媒体なのに面白く愛読(?)してました。
電子回路オタク・天文オタクとかその分野に拘ったマニアの広い深い探究心らちがいになってしまったのはちょっと残念かな。
私みたいな科学論文読むオタクも結構いたりしますし。
「オタク」の語源はアニメだと思っていました。
https://www.dir.co.jp/report/column/20140908_008916.html
「オタク」という言葉は、1980年代ころから使われており、仲間内で二人称を「お宅」と言っていたことからはじまったと言われている。
そういえば、学者さんのチャネルではエジプト考古学者の河江肖剰氏のチャネルも時々見ます。
ライトな歴史好きとしてはとても面白いです。
オタクとは、
その道の探求者だと認識しております
その方々が、
知識の浅い人に接する時、
相手を「お宅」と称していたことがあるため、
逆に揶揄されて、
あいつはお宅→オタクだと言われ始めたのが
オタクの語源だと思っています。
私はアニメは対象範囲外でしたが、80年代の後半にパソコンオタクと呼ばれていたことがあります。アニメ界発のその言葉がテレビにも取り上げられ、広まり始めた時期だと思います。当時はわりとネガティブな意味合いで使われていました。
そう言われるのがイヤで自分のやりたいことを手控えるようなヘナチョコだったので、構わず自らの道を歩み続けたオタクの方々は私にとっては尊敬の対象です。
自分自身の体験としてはオタクの語源を知らないのですが、蔑みの意味合いがあったのですか。
私が後に聞いた話では、マクロスの制作スタッフのトークショーなどで、その人達が相手を「お宅はさぁ」と呼び合っていて、それを見たファン達に浸透していった、といった話でした。
◯◯コレクター→◯◯マニア→◯◯オタク、
の
流れでしたね、
確か?。
そうそう、マスコミ経由のはその流れでしたね。宅八郎とか。
初期のオウム報道や白装束と同じようなもんで、「ヘンなヤツら」をイジる異物排除の発想でした。
最近またマスコミが統一教会ネタで遊ぶのを見ていて、変わってないなぁと思ったもんです。
オタクという言葉が人権を持ったのはいつ頃なんだろう。だいぶ後のような気がしますが。
Youtube 収入は Youtube 社のお召上げ分がそうとうなもので、効率は悪くアマシ儲からないらしいです。投げ銭制度が Youtube に追加になりました。しかし天引き率は相当なもの。Patreon や類似のオンラインサービス、挙句は暗号通貨で直接支援を受けるのが一般化しています。
ビジネスの本質とはお金の払ってもらい方だとよく分かります。
最近、根負けしてPremium契約してしまいました。
直接(インバウンド)関係なくてもうしわけないが
new Super Abechan
おしゃべりが得意なあべちゃん(故鳥)電子音が得意なすがちゃん飼い主の大野さんの声も癒やされます
https://youtu.be/pXmURdk4AfM
https://youtu.be/IqYmD0HGG5o
※ほとんどが1〜2分なので気軽に楽しめます
Momoka Japan
コチラも雑誌(現代ビジネス?)でとりあげられました(渋谷駅周辺でインバウンドをキャッチして和食を食べてもらう)が
昔は海外の方々に日本の菓子を食べてもらいリアクションと評価をupしていたと思います
※ちょっと日本持ち上げ過ぎな傾向があります
その他
アシヤさんやボンソワールTV等海外視点や他国との比較等はなかなか興味深い
※私的には20分を超える動画は見るのがつらい
今回名前が出てきたチャンネル、全部登録済だったので笑
『限界ニュータウン探訪記』さんを見てると不動産もしくは土地開発会社の資金の動きとニュータウンの運命が連動していることも多く"会計士"と親和性が高いのかと想像してます。まさかコラボとかあるのでしょうか!?期待してます笑
オタク ⇒ 専門家 ⇒ 学者
への変位が面白いと常々思っています。
その違いはどこにあるのかな、と思います。
オタクで終わる人。
そこから、専門家になる人。
さらに、学者になる人。
歴史上、偉大な学者と言われる人達も、オタク少年から、学者になったように見えます。
ファーブル、メンデル、・・・あと名前が出てきませんが?
日本には、南方熊楠という、柳田國男から「日本人の可能性の極限」と言われた人がいます。
この人は、「知のオタク」と言えるのではないかと思うほどに、何にでも関心を持ち極め尽くそうとした人のようです。
そして、その仕上げが、「南方マンダラ」という概念で、この世の森羅万象を解明・説明しようとしたようです。
それが、体系化されて完成されいれば、一つの哲学か、或いは新しい学問の分野が出来ていたかもしれません。
こう言う観点から見ていくと、オタクと専門家と学者の違いが見えてくると思います。
今日、ユーチューバーが日本でも世界でも、沢山出て来ていますが、その中から、どれだけの学者が出て来て、世界を変えるレベルまでのものを極めることが出来るでしょうか?
個人的には、そこに興味があります。
娯楽としては面白いものが沢山あります。
「資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-」 が好きな人には 「sary motovlogs / サリーモトブログス」 もオススメですよ。
千葉県在住のUP主が、名前のとおりバイクツーリングしている様子をUPしてるチャンネルなんですが、行き先のほとんどは 「かつて栄えたニュータウン」 などの廃墟。😱
sary motovlogs / サリーモトブログス - YouTube
https://www.youtube.com/@sarymotovlog/videos
廃墟は沢山あります。世界中に沢山あります。
世界遺産登録された軍艦島も廃墟の一つです。
且つて、炭鉱の町だったところは、石炭が取れなくなれば直ぐに捨てられ廃墟になりました。
また、ついこの間まで、有名な温泉街だった所も、既に廃墟になています。鬼怒川温泉など、且つて毎日ラジオで宣伝が流れていた所が、もう廃墟の山だとは信じられないです。
これらの温泉街は、日本の団体旅行文化に支えられていたのですね。会社・地域で年に一度団体旅行に行くという風習はかなり根強くありました。その団体旅行文化が、ある日突然とも言えるくらいに急速に無くなったのですから、対策の打ちようも無かったのかもしれません。
その頃は、お一人様旅などは変人のすることだと思われていたし、旅館側も歓迎せず、という風でした。
今は廃墟になっている、又成りつつあるニュータウンも、高度成長期の住宅ブーム、サラリーマンに近代的な住宅をということで、郊外の広大な土地を造成して造られたものです。
今となれば、何故、もっと東京の近場に造らなかったものかとも思いますが、近場の大規模団地でも廃墟になりつつありますから、この原因は一体なぜなのか?と不思議になります。
人は、どこに行った?
廃墟は、約200年~300年で自然に帰ると言われています。
人が住まなくなった、手入れしなくなった建物の老化・風化は早いと言われます。
参考まで:
https://www.redbull.com/jp-ja/10-places-nature-has-won-the-battle-with-humans
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12246075012
ユーチューブで廃墟ものを探せば、廃墟・廃村・廃道・・・、いろんなものが出てきます。
そんなものの中に、歴史を調べてみる価値のあるものはそれ程あるようには思えません。
勿論、あるものもありますが、
過ぎ去りしものは、過行くままに、記憶のかなたへやるしかないでしょう。
ただ、
「古の都の栄華を偲ぶ」「国破れて山河あり」「荒城の月」「小諸なる古城のほとり」
過ぎ去りしものは、何か、人の感興を湧き起こすのでしょう。
確かに、廃墟は、若い人の心の何かを刺激するのかもしれません。
自分の生まれたこの地に且つて何があったのか?
歴史ロマンの心とは、自分に関わるルーツを知りたいという心なのかもしれません。
「 Puuちゃんチャンネル ジャパン 」さんを最近発見しました。日本語は音声読み上げソフトを使って居るのですが、日本語構築力がずば抜けていて、伝えたい熱を感じます。