X

新幹線の改札は「コストのムダ」?改札機事情日韓比較

日本の新幹線で不正乗車が難しい理由のひとつは、自動改札にあると思います。こうしたなか、ウェブ評論サイト『ダイヤモンドオンライン』に約10年前、「改札を機械化する日本」と「改札をなくす韓国」を比較し、「すべての駅に改札を設け、高額な改札装置を設置し人員を置くのはコストのムダ」ではないかと主張した論考が掲載されていたのですが、これについて事実関係をもう少し調べていくと、また違った実情が見えてくるようです。

日本の新幹線、じつは凄い!

著者自身はつい先日、とある理由で東海道新幹線に乗車する機会があったのですが、久しぶりに乗車して本当に驚きました。東海道・山陽・九州新幹線で使用できる「EXアプリ」というものが存在し、チケットの予約、購入、決済、変更が、スマートフォンひとつで簡単にできてしまうのです。

それだけではありません。

スマートフォン上で購入したチケットを電子マネー(たとえばSUICA)に割り当てることが可能で、たとえばおサイフケータイ機能が実装されているスマートフォンを持っていれば、そのスマートフォンに存在しているSUICAに新幹線のチケットを割り当てることだってできてしまいます。

つまり、「いちいちチケットを取り出して改札機に通す」、といった作業が不要となり、改札機でSUICA(あるいはおサイフケータイなど)をかざすだけで通れてしまいます(改札機からは、切符の代わりに座席を表示した乗車票が出てきます)。

また、出張先での用事が少し早く終わったり、少し伸びたりすることも、出張族にはよくある話ですが、そのときも客先を出た直後にスマートフォンを操作し、EXアプリを呼び出してより早い便に変更することがとても簡単にできてしまいます。

料金に差額が発生する場合も、アプリに登録したクレジットカードで差額を決済すればOK、というわけです。

「改札なくす韓国の合理性」

さて、インターネット時代とは面白いもので、その気になれば、さまざまな情報を深く調べることができます。

もちろんそれは、「賢く使えば」、の話です。

本稿で取り上げたいのは、ウェブ評論サイト『ダイヤモンドオンライン』に掲載された、こんな記事です。

改札を機械化する日本、改札をなくす韓国――情報化の本質とは何か

―――2012.5.29 0:11付 ダイヤモンドオンラインより

この記事、ダイヤモンドオンラインに今から10年以上前に掲載されたもので、『韓国はなぜ電子政府世界一なのか』という全14回シリーズの初回のものですが、(読み方によっては)これが大変に面白いのです。

ちなみに連載シリーズのうたい文句(の前半)は、こうです。

お隣の韓国は、国連の電子政府ランキングでここ数年、1位が指定席。かたや、日本は順位を下げ続け2012年は18位。韓国の電子政府は何がすごいのか、日本が学ぶべきポイントはどこか」。

ウェブページ換算で3ページ、全部で3000文字少々の記事ですが、その内容は、この記事の著者の方(お名前から判断して、おそらくは日本に在住する韓国の方だと思われます)が韓国に行って高速鉄道「KTX」に乗車した際、「改札を通らなかった」という体験をした、というのです。

チケットは事前にインターネットで予約して料金も支払済みです。ソウル駅に着いた私は、KTXの乗り場で改札を探して歩き回ったのですが見つかりませんでした。不安になりながら、『入り口』という表示に沿って進んだのですが、結局改札を通らないまま、列車に乗ることができてしまいました」。

…。

「あるかもしれない不正を防ぐための改札機はコストのムダ」

どうしてそんなことが可能なのでしょうか。

その理由は、このKTXの車掌は「手元にあるハンディターミナルでどの席が空席かはわかる」し、KTXは駅間も長いため、「不正乗車がわかれば走行中の列車から逃げることはできない」、すなわち「不正乗車はゼロではないかもしれないが、取り締まることはできる」からだ、というのです。

著者の方は、KTXの車掌がこう述べたと主張します。

ある『かも』しれない不正を防ぐために、すべての駅に改札を設け、高額な改札装置を設置し人員を置くのはコストのムダだ」。

暗に、新幹線のすべての駅に自動改札機を設けている日本のシステムが「無駄だ」と言いたいのでしょう。実際、この方は韓国のKTXの仕組みについて、こう絶賛します。

私は、なるほど、『駅務の自動化』を突き詰めるとこういうことになるのかと思いました。高度に機械化された改札装置を各駅に設置するのではなく、車掌に使いやすい端末を持たせて、全駅の改札を廃止してしまう。非常に合理的です」。

韓国での不正乗車は1日500人=韓国メディア

はて?これははたして、本当に「非常に合理的」なのでしょうか?

これについて考えるうえで参考になるのでしょうか、韓国の『毎日経済』に先月、こんな記事が掲載されていました。

改札を乗り越えてだまされて乗る… 1日500人が無賃乗車【※韓国語】

―――2022.07.29 22:27付 毎日経済より

毎日経済によると、韓国鉄道(コレイル)は7月29日、2022年上半期(1~6月期)において「不正乗車で摘発された人」が9万人に達すると発表したのだそうです。

毎日経済はこれについて、「1日当たり494人が不正乗車で摘発されている」計算だとしつつ、「取り締まられていない事例」を加えると、列車への不正乗車件数は「これよりもさらに多いと思われる」、などとしています。

また、不正乗車をして摘発された件数は増加傾向にあり、2020年に14万件だった不正乗車件数は2021年に17万件、さらに今年は(上半期の実績を単純に2倍すれば)18万件を超える計算なのだそうです。が、それだけではありません。報じられた不正の手口も呆れます。

最も多い不正乗車は「切符を買わずに乗車する無賃乗車」で、全体の91%を占めているのだそうですが、ほかにも「大人が子供用切符や青少年対象割引乗車券で乗車する」といった事例や、酷い場合は「出発後も約10分間は切符前売り取消が可能」という点を狙い、検札後に払い戻した事例もあったのだとか。

さらには、定期券を購入した直後にすぐ払い戻し、摘発された際には「定期券を忘れてきた」などとして、購入した際の領収書を提示した、といった不正事例もあったのだそうです。日本に住んでいる身としては、にわかには信じられない事例ばかりです。

韓国の不正乗車事例はかなり昔から報じられてきた

ただ、この「韓国国鉄における不正乗車」は、コリア・ウォッチャーの間ではわりと有名な論点でもあります。

上記2012年のダイヤモンドオンラインの記事が公表されるや、インターネット上では「KTXでは改札が存在しないがために、不正乗車事例が相次いでいる」、といった指摘が相次いでいたのです。これについては、先ほどのダイヤモンドオンラインよりもさらに古い、こんな記事も参考になるかもしれません。

鉄道セルフチケット導入後不正乗車増加【※韓国語】

―――2009.09.16 14: 27付 NAVER NEWSより【聯合ニュース配信】

韓国メディア『聯合ニュース』が2009年9月16日付で配信した記事によると、韓国では2008年から改札の撤去が始まり、2009年8月にはすべての改札機の撤去が完了したのだそうですが、その一方で不正乗車の摘発人数と被害額は、次のとおりだったのだそうです。

  • 2006年…4.6万人(6億5900万ウォン)
  • 2007年…7.9万人(12億5300万ウォン)
  • 2008年…23.4万人(22億6200万ウォン)

また、2009年のKTXにおける不正乗車は乗客1000人あたり3.9人で、一般列車の1000人あたり2.6人と比べても多かったことが、当時から指摘されていました。

こうした不正乗車は、その後も減ることはなく、継続的に発生し続けていたようです。たとえば韓国メディア『中央日報』(日本語版)に2016年9月25日付で掲載された次の記事でも取り上げられています。

韓国鉄道の無賃乗車、毎年30万人…1日平均820人

―――2016.09.25 11:14付 中央日報日本語版より

この記事では、2013年1月から2016年8月までの不正乗車摘発件数は108万656件で、被害総額は149億9498万ウォンで、これを年平均にすると29万7846件、被害額は40億9000万ウォンだった、などとしています。

もちろん、これは「良い」「悪い」の話ではありません。

そこまで巨額の損害が生じるほどの不正乗車が発生しているにせよ、高いコストをかけて改札を設置することが「ムダ」だと考えているのは彼らの判断であり、我々外国人がどうのこうのいうべき問題ではないからです。

不正はないわけではないが…やっぱり自動改札が合理的では?

ちなみに日本の場合も、残念ながら、不正乗車の事例はあるようです。

新幹線をキセル? 盲点をついた意外な手口と“番人”とは

―――2021/7/17 12:44付 Yahoo!ニュースより【※日テレNEWS配信】

日テレNEWSの昨年7月17日付の記事によれば、乗車する駅(たとえば東京駅)で入場券を使って改札を通り、新幹線に乗車し、降りる駅(たとえば名古屋)で協力者から入場券を入手し出場する、といった手口が紹介されています。

ただ、こうした手法が編み出される理由も、結局のところ、日本の場合は改札機が全駅に存在するため、不正を働く側も悪知恵を凝らさなければならない、という話です。そして、こうした不正乗車の事例が大々的に報じられているほどですので、さすがに例外的でしょう。

いずれにせよ、改札機を撤去することが本当に「合理的」なのかについては、それを撤去することで浮く費用と、それを撤去することで発生する(かもしれない)不正乗車によるコストの兼ね合いでしょう。

日本の場合、少なくとも東海道新幹線は、1時間あたり17本出ているそうですが(内訳は最速の「のぞみ」が12本、「ひかり」が2本、「こだま」が3本だそうです)、1編成16両として、輸送力は1時間あたり272両(!)という計算です。

新幹線1両あたりの乗客が平均50人程度だと仮定すると、1時間に運ぶ人員は13600人(!)という計算ですので、少なくとも新幹線の場合、多少のコストをかけてでも、自動改札で乗客を効率よく捌くのが最も合理的であるように思えます。

その意味では、「情報の読み方」は、表層的なものではなく、より深い考察が必要であることはいうまでもないでしょう。

新宿会計士:

View Comments (30)

  • パリの地下鉄は単一料金。つまり隣の駅に行くのも、終点まで行くのも料金は同じ。(今でもそうなのだろうか)つまり切符は地下鉄構内への入場券で、出るまでは地下鉄使い放題といったしくみ。駅構内に入ってしまえばもう切符など不要で、そこら中に落ちている。
    腰の高さのバーを乗り越える不正乗車、というよりも不正入場はあたりまえのようにおこなわれていたが、バーがどんどん高くなり今は身長よりも高くなっているのをテレビで見た。

    • > パリの地下鉄は単一料金
      Zone制で単一料金ではありません。ヨーロッパはZone制が多いです。Navigo Decouverteは買って持っていますが、月~日の7日間という曜日が固定されているのが使いにくいです。Navigo Easyは魅力に乏しいです。ついでに、パリでは何回か検札に会っています。不正乗車はしていないので大丈夫ですが。正直言って、パリより東京やロンドンのほうが合理的です。

        • 東京だとJRと営団地下鉄を乗り継ぐと別々に料金がかかりますが、パリだとRATP(メトロ)とSNCFとバスを乗り継いでも別々に料金がかかることはなく、共通のゾーン料金です。ゾーン制は昔から変わっていません。ただ、RATPだけだとZone1-2内なので、単一料金のように見えたのかもしれません。最近変わったのは「紙の切符」が廃止されたことです。ロンドンはかなり前から廃止されています。
          パリに行く人は2×2.5cmの顔写真を忘れずに持っていって下さい。Navigo Decouverteは写真を貼らないと使えません。ついでにロンドンはVISAタッチで乗れるので、昔のようにOyster Cardを買う必要ななくなりました。
          検札は昔からあって、切符を捨ててしまうと罰金を取られたはずです。

        • 追伸ですが、さっきNavigoのWEBを見たら、スマホでNavigoにチャージできるようになったようですね。アプリをインストールして残高確認まで試してみました(残高0ですが)。
          昔、SUICAインターネットサービスで自宅のパソコンで子供のSUICAにチャージできて重宝していたのですが、何年か前に廃止されてしまいました。モバイルSUICAを使えとのことですが、子供用には残しておいてほしいシステムでした。

  • 同じ記事は、楽韓webさんでも取り上げられていました。
    https://rakukan.net/article/465111533.html
    >正解は「自動改札を作り、設置したのだけれども運用できなかったので撤去した」でした。

    と、ありますね。

    ”うまいことやる”のが賞賛されるお国柄なのですから、摘発された事例なんて、氷山の一角なんでしょうね。きっと。

    • 「設置した自国製の自動改札機がまともに動かなかった(運用できなかった)から撤去せざるを得なかった」ってのが真相ですからね。

      日本製の自動改札機を家電と同じように丸パクリできると思ったができなかっただけですよ。

  • 自分は自動改札機も好きですが、それよりも前の、駅員さんが改札に立って鋏を片手にカチャカチャやり、時々西部劇のように鋏を宙にくるくる回すのを見るのが楽しみでした。
    すべてスマホで済ませて改札もない? 何でも無くして合理化すれば、それが進んでいると考える風潮に抵抗があります。特にサービス業は人と人との接点を無くしてしまうようなことが合理化と言えるのかどうか。そう考えるのは歳を取った証拠でもありますが。
    銀行のATMも便利ではあるけれど、特殊詐欺の温床になっているのと似たような話です。これで、すべてがスマホですべて用が済みATMすら不要になる世界は、多分今以上に詐欺やなりすましが横行することになるでしょう。

  • 改札の件とは別で恐縮ですが、昔ヨーロッパに行ったとき、比較的長距離の列車(特急など)は誰でもネットで予約して各人のクレジットカードで支払って乗ることができました。飛行機の予約と同様です。
    しかし、日本では駅ネット等に登録する必要があり、新幹線など殆ど乗らない人がたまたま必要があって乗る場合とか、旅行で来た外国人とかは利用できないので、そこは誰でも利用できるものを、各地のJRごとではなく統合したものを、作って欲しいと思います。私鉄も入っていれば尚可です。

    • 外国人向けにはJAPAN RAIL PASSというものがありますよ。
      https://japanrailpass.net/
      残念ながら国内居住者は買えませんが。

      また、SUICAなどの交通系ICカードは、ほぼ全国の鉄道に乗車可能な上に、コンビニなどでの支払いにも使えます。これほど通用範囲の広いプリペイドICカードは、他に香港のOCTOPUS以外には知りません(実はOCTOPUSで使われている技術もFelicaです)。その昔勤めていた会社でドイツから来ていた連中が、とても重宝がっていましたっけ。

      もっとも、交通系ICカードも基本的には近距離向けで、特急や新幹線には対応してないのは事実です。まあ、頻繁に使う人は、えきネットなりExpress予約なりの会員になってるでしょうから、滅多に使わない人にどう対応するかという点に関しては一考の余地があるかもしれません。でも、えきネットもスマートEXも会員登録は無料であり、しかもオンライン予約を試みる際にそのまま会員登録もできちゃいますから、実質的にはいつでも誰でも使えるとは言えると思います。ある意味、DBやThalysと同じですから。

      # 10年以上前にDBやThalysを使ったので、今でも会員ではあるはずですが、
      # 現在も有効であるかどうかは不明。

  •  いつものように関連してるっぽいけど違うネタのコーナー(パフパフ

     韓国ではオンラインゲームが日本で言うネット黎明期から既に盛んで、今も多くのオンラインタイトルを出し続け、日本でも沢山運営されています。先進的ですね。
     ではなぜオンライン主流にいちはやく移行したのか。ネット技術が高かった?ネット普及率が高かった?マーケットの先見性があった?
     多少はそうかもしれませんが、違います。韓国では、オフラインでディスク等の物理メディアでの販売は、違法コピー、所謂海賊版が横行するせいでロクに収益が上がらないのです……国民IDと紐づけてゲームIDを発行してユーザを特定し、クレジット(これまたアレな事情で高普及率)によって確実に決済をさせたかったから。
     オンラインゲームの多くはクライアント(ゲームプログラムそのもの)は無料、つまり違法コピーによるダメージは無し。これはユーザが気軽にプレイを開始できて間口を広げるという意味あいも強いですが。売上は月額課金(ゲーム本体を入手しても料金を払わないとサーバに接続できない)やコンテンツ課金で確実に回収。
     不正乗車対策とよく似ていると感じました。こういった「韓国の先進性」の話は「韓国の特殊性」という背景(むしろ韓国のアレさ)から疑ってかからないと、ダイヤモンドのような妙ちくりんな記事になります。まぁタブンわかってて書いてんだろな、韓国関連はこんなんばっかだし……

    • そのあたりの時代は 他にもネット回線速度は韓国の方が先進国とか
      日本より最新windowsの普及率が高いとか色々ありました。
      その実態は大抵 不正コピーだったり、個人所有できないからネットカフェだったり
      途上国っぽい理由だったと記憶しています

  • 上記コメント欄を見ていたら、書く事が無くなってしまった。
    み~んなズルイ、私にもコメントが書けるよう配慮して
    欲しいものである。
    な~んて、冗談はともかくとして、記者を確認したら
    あっちの人じゃないですか~?
    何が問題かを理解できないのも、十分解ります。
    南国・日本のどちらかが必ず良いというモノはありません。
    問題を考察する場合、今回の場合は「改札」を日本が必要とし
    南国が何故必要としてないかを、考察する必要があります。
    南国の場合、困窮者に移動手段を公的に与えるという崇高な
    目的があるからと思うのです。 車内検札もしないんでしょ?

    • 記者の確認が必要と思いつつ 読んできましたら この投稿で 膝を打ったところです。

  • 高速鉄道や長距離路線は閉鎖空間である時間が長く、これまで日本では性善説に基づき改札さえ通れば発車ギリギリ駆け込みでも乗車出来ましたが、新幹線放火事件や暴漢事件を受けて別な見直しが始まっています。

    欧州のように比較日本ならない程の長距離路線では対犯罪や対テロ対策で飛行機と同様の手荷物チェック等が当たり前に行われ鉄道警察やセキュリティが同乗している方向への変化です。

    本当に成功しているのか、単に通常運航ですら事故故障が頻発している韓国の鉄道が参考になるかどうか疑問です。

    またぞろIT大国韓国で日本はガラパゴス論が他にも賑やかですが、IT化は個人情報とのバーターで全てを他人管理に委ねる割には緊急時対応には即全システムが機能しなくなり雇用も喪失するという事を念頭に置くべき。

    全てをIT化して合理性だけを追及するなら人間の移動事態を禁じる未来になるのですが、それはヒトという種にとってとてつもない苦痛とフラストレーションを伴い、また人間が働く機会が膨大に喪失するというのがコロナ禍勃発から2年以上人類が試した社会実験の結果です。

    スマホやITが働いて稼いでくれてベーシックインカムがベーシックどころじゃないほどジャブジャブ貰えて遊んで生活出来るというパラダイス思考は永遠に叶うことなく、種としての人間の自殺行為です。
    奴隷を使って支配層が退廃した過去の歴史の再現でしかありません。

  • 韓国が自動改札機が導入しなかったのは、どうやしても自動改札機が独力で開発できなかったからというのは、もう10年以上前にネット上を騒がせたネタだったような気がします。

    その結果、改札口を廃したため無賃乗車が増えたというような論調だったと覚えていますが、どうも原因と結果を取り違えているような気がしてなりません。

    いつの時代なのか判然としませんが、映り込んでる韓国人のファッションからすると1990年代ぐらいの映像だと思われます。当時からかなり大胆且つ大量の韓国人たちが、平気で無賃乗車を日常的に行っていたことがはっきりと判るものです。

    https://www.youtube.com/watch?v=l0ck142BUwg&t=1s

    いずれにしてもこうしたモラルハザードの問題を、効率性にすり替えてしまう韓国人のロジックには感心しません。そうやって自分を誤魔化しても、韓国人の中から無賃乗車という「犯罪者」を生み出しているのは、KORAIL(韓国鉄道公社)自身だからです。その結果KORAILは毎年大赤字を垂れ流し、その赤字は税金で補填されているという構図は、日本人から見れば後進国のものにしか見えません。

    それはともかく、どうしても韓国人たちがご自分で自動改札機を作れないのであれば、こういうのもお試しになってみれば?等と思ってしまう今日この頃です。

    https://www.youtube.com/watch?v=vbz6bfMBhOA

1 2