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「それでも猫は液体だ」!テレワークの友?それとも…

「猫は液体である」。この一見すると突拍子もない仮説が、じつは、私たちの暮らす現代社会において、新たな常識となりつつあるのかもしれません。今から約4年前、猫は液体かどうかを議論する記事が掲載されていたのですが、その後も「猫=液体」説を補強する証拠が、次々と出てきている状況にあります。これについて、どう考えるべきでしょうか。

科学技術は進歩したが…

科学技術の進歩という影響もあり、この100年間で、私たち人類の生活は飛躍的に進歩しました。

たとえば、大昔だと、私たち日本人が、地理的に遠く離れたヨーロッパやアメリカと日常的に行き来することは、非現実的な話でした。しかし、現代だと、私たち人類は飛行機という便利な乗り物を使い、音に近い速さで移動できますし、ほんの半日もあれば、一気に地球を半周することだってできます。

じつに、便利な時代になったものです。

しかし、それでも私たち人類が解決しなければならない問題は、まだいくつも残されています。とくに、科学技術の分野でそれは顕著でしょう。とりわけ、当ウェブサイトでもしばしば議論してきた重要な論点のひとつが、「液体、固体、気体」という、物質の基本的な状態に関する定義です。

たとえば、常温だと水は液体ですが、0℃で氷(=個体)になることが知られていますし、100℃で沸騰し、気体になることが知られています。その一方、水銀のように、金属でありながらも、常温なのに液体、という物質も存在しています。

猫は液体か?――約4年前の記事

このあたりは科学という視点から大変興味深い話ですが、それだけではありません。

今から4年以上前に、日本気象協会(JWA)などが運営する『tenki.jp』というウェブサイトに、こんな記事が掲載されていました。

「猫は液体か?」 イグ・ノーベル賞で話題になった「猫は粘度の高い液体」説。

―――2017年10月29日付 tenki.jpより

リンク先記事では、記事が執筆された時点の約1ヵ月前に行われた2017年イグ・ノーベル賞で、フランスの研究者が「猫は個体かつ液体なのか」を論じたことにより、物理学賞を受賞した、という話題が取り上げられています。

これによると、「猫=液体」説の根拠は、こうです。

  • 液体とは、ざっくりいえば、容器に合わせて形を変えるもの
  • 猫は箱や袋や器など、さまざまなものに入りたがる
  • 一見すると自らの体積よりも小さそうなものにも、体を丸め、きれいに隙間なく挟まることが可能
  • 容器に合わせて変幻自在に自身の体の形を変えて収まるなら、液体の定義と同じではないか

…。

もちろん、猫は明らかに固体だとされていますが、「定義上は液体にもなり得る」、という皮肉が込められている、というものだそうです。

参考:NECO

(【出所】香港の某商業施設にて著者撮影)

猫=液体説を補強する、これだけの証拠

ただ、この点については当ウェブサイトでも過去の『【速報】「ネコの裁き」は突然に』などで議論した、「猫=テレワーク妨害者」論とも整合する論点でもあります。なぜなら、デスクに手ごろな大きさの収納ボックスを用意すれば、たいていの問題は解決するからです。

なお、猫が収納された場合、それをデスクの隅に移動させることも可能だとされているため、ますます「猫=液体」説には説得力が生じていると考えられます。

さらには、各地で「猫=液体」説を補強するような報告も多数寄せられている状況にあることを忘れてはなりません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

なお、当ウェブサイトに「(元)韓国在住日本人」というハンドル名で読者投稿を頂いた方からは、「テレビに登場する猫を見て反応する猫」という動画がアップロードされているようです。

このあたりも猫の物理的性質の解明にあたってのヒントとなるのでしょうか。

注目される点です。

新宿会計士:

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