当ウェブサイトでは常々、日韓関係を巡っては、むしろ韓国の「保守派」と呼ばれる勢力にこそ注意が必要だ、などと申し上げています。その理由は、日本の側で「ちょっとくらい韓国に譲歩してでも日韓関係を好転させるべき」などと主張する勢力と、韓国の「保守派」が結託しやすいからです。こうしたなか、韓国の「保守派」とやらが信頼に値するのかどうかを巡り、興味深い事例がありました。
日韓はお互いに友好国？それとも…
ちょっとでも外交・時事関連の話題に関心がある人に、日韓関係の先行きについて尋ねてみれば、「現在の日韓が友好的な関係ではなくなりつつある」という点には、多くの方が同意して下さることでしょう。この点については日韓どちらで調査しても、おそらくは同じような結果が出ると思います。
もちろん、なかには「最初から日韓の友好関係なるものは存在していない」などと述べる方もいらっしゃいますが、この点についてはとりあえず脇に置きましょう。いずれにせよ、国としての日韓は、お互いに友好関係とは言いがたい状態に陥りつつあることは間違いありません。
ただし、その「理由」については、日韓で一致しているとは言い難いでしょう。というのも、日本から見て（あるいは客観的に見て）、日韓がギクシャクしている原因は、韓国がほぼ一方的に作ったと考えられる一方、韓国では日韓双方に問題があると信じ込まれているフシがあるからです。
しかし、客観的に見れば、やはり日韓関係が壊れそうになっている理由は、韓国の側にあると考えて良いでしょう。
自称元徴用工問題が1965年の日韓請求権協定に違反するような状態を作り出していること、自称元慰安婦問題のように、韓国による日本に対するさまざまな国際法違反、約束違反をもたらしていることなどを踏まえるならば、韓国が国際法や約束、条約を守ってくれないことには、どうしようもありません。
なぜ韓国と話をしなきゃいけないのですか？
こうしたなか、日本で最近、一部のメディア（たとえば日経新聞など）で見られる論調が、「問題は韓国の左派政権だ」、「文在寅（ぶん・ざいいん）大統領が退任すれば、日韓関係は好転に向けて動き出すだろうから、日本も韓国と対話すべきだ」、といったものです。
これについては『日経「日韓ともに残された時間は少ない」論への違和感』などでも述べたとおり、端的に言えば「寝言」ですが、ただ、日本の側で「韓国専門家」を自称する方からこんな寝言が出て来るのには、困りものと言わざるを得ません。
| 韓国で、現在の与党である「左派政党」、最大野党である「保守政党」の、それぞれの大統領候補者が確定しました。以前から有力候補と見られていた李在明（り・ざいめい）前京畿道知事、尹錫悦（いん・しゃくえつ）前検事総長の両名です。ただ、ここで「保守」（？）候補者が次期大統領に就任したところで、日韓関係が「改善」されると見るのが正しいとも思えません。日経新聞に８日掲載された記事を読んでいると、そんな違和感を払拭することができないのです。韓国大統領選の有力候補が確定当ウェブサイトでは最近、わりと「スルー」... 日経「日韓ともに残された時間は少ない」論への違和感 - 新宿会計士の政治経済評論 |
朴槿恵（ぼく・きんけい）政権にしろ、李明博（り・めいはく）政権にしろ、「保守派」とされる政権の時代にこそ、韓国の行動によって日韓関係が非常に困難な状態に置かれたという過去を、これらの論者の方々はお忘れになってしまっているのかもしれません。
それはともかくとして、日韓を友好関係にするためには、正直、韓国が国際法を守ってくれないことには始まりません。韓国が現在のまま、日韓友好に反する状態を放置しているならば、日韓関係は破綻せざるを得ないのです。
韓国保守政党代表者のお粗末な認識
そして、その韓国の「保守派」とされる人々が信頼に値しないという点を考えるうえで、参考となる手がかりをひとつ見つけました。
韓国の野党で「保守政党」とされる「国民の力」の李俊錫（り・しゅんしゃく）代表の発言です。
韓国野党・国民の力代表「日本政府との交渉、新政権の序盤にすべき」
―――2021.11.10 11:26付 中央日報日本語版より
韓国メディア『中央日報』（日本語版）によると、李俊錫氏は９日、日本の共同通信のインタビューに応じ、来年の大統領選で尹錫悦（いん・しゃくえつ）候補が当選する場合、政権の初期で日韓諸懸案の解決に取り組むべきだ、とする見解を示したのだとか。
具体的には、尹錫悦氏が新大統領に就任し、任期が最も高い当選直後に「国民に対し、韓日懸案を外交的に解決すべきということを広範囲に伝えなければならない」、などと述べたのだそうです。
このあたり、非常に理解に苦しみます。
そもそも日韓諸懸案の多くは、日韓が「外交的な協議で解決すべきもの」ではないからです。
たとえば、自称元徴用工問題を巡っては、2019年１月に日本政府が韓国政府に対し、日韓請求権協定に基づく問題の解決のための外交協議（同第３条１）を申し入れましたが、韓国はこの手続を無視しました。
また、日本政府は５月に入り、今度は国際仲裁手続への付託（同第３条２）を申し入れましたが、韓国はこれも無視。仕方がないので６月に第三国仲裁（同第３条３）を申し入れたにもかかわらず、結局、韓国はこれらのすべてを無視したのです。
また、自称元慰安婦問題についても、すでに1965年の請求権協定で解決していたのに加え、2015年12月には日韓慰安婦合意で最終的かつ不可逆的な解決が日韓両政府間で謳われました（そもそもこの合意自体が必要だったのかというツッコミは脇に置きます）。
つまり、日韓諸懸案は解決も何もないのです。
むしろ保守派大統領こそがリスク
いずれにせよ、来年３月の大統領選を「保守派」（？）とされる尹錫悦氏が制するのか、「左派」とされる李在明（り・ざいめい）氏が制するのか、それら以外の候補者が制するのか、はたまた何らかの事情で大統領選自体が行われないのかについては存じ上げません。
しかし、今回の李俊錫氏の発言を眺めていると、「保守派」が次期大統領に選ばれることの方が、むしろ日本にとってのリスクが高いのかもしれない、などと思う次第です。
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1 2 次へ »むしろ保守派と有権者が見做している政治家ほど、親日派と見られないようにより過激に反日的言動をロウすることが多いのではないでしょうか。
朴槿恵などは典型的にこのタイプに属する人物だったように思われます。大統領選挙期間中に父親の朴正熙元大統領の娘だからおそらく親日的ではないか、そういう観測記事が日本側のメディアが盛んに流していましたからね。
それ故日本にはより一層のこと強硬な態度で臨まなければ、国民に親日派と思われてしまう、そんな恐怖にも似た感情があったのではないかと私には見えました。
もしこの見立てが正しいのだとすれば、彼女もまた日本のお気楽なメディアの犠牲になったのかもしれないと些か同情する部分もあるにはあります。
ただ彼女自身も元々親日的ではなかったと思いますので、いずれにせよ日本に対して融和的な政策や外交は行わなかったと思いますけどね。
ともかく、日本に対しては何をやっても赦される、そのように大多数の韓国人達が考えている間は、保守革新を問わずどのような人物が大統領になっても日韓関係が好転することなどないと、これだけは確信を持って云えます。
全く同感です。保守派は用日路線の可能性も高いですが、そもそも親日と叩かれないためのポーズとしての激しい反日行為を行いますね。ポーズであったとしても、日本に害があることには変わらないので、大きな迷惑です。
日本国内の親韓勢力を調子づかせるリスクがあるので、韓国保守政権のほうがより厄介と言えますね。
問題は、日本国内に「親日派を助ける為に日本は譲歩すべきだ」と考える人が未だに多いという事です。
マスコミ、野党だけで無く自民党内にも。
譲歩すれば次の譲歩を要求されるだけなのですが。
まだまだ経験から学ばない人が多いようです。
尹錫悦氏も、韓国国家元老院売春婦に挨拶に行っています。
韓国では売春婦こそが誰も逆らえない最高尊厳になってしまいました。
だから、売春婦は売春婦であって売春婦以外の何者でもなく、韓国は売春婦がいなければ何もできない売春婦の国だということを日本人の共通認識にし、公言できるようにしておくことが、誰が大統領になっても韓国を寄せ付けない最善の道だと思うのです。
あれだけ差別の激しい国で最高尊厳が売春婦とは、とんだ皮肉ですねw
＞韓国の「保守派」は日韓友好の立場から信頼に値するか
It’s nice Joke.
朝日新聞
韓国与党の大統領候補 日米韓同盟は「当然反対」 竹島理由に
https://news.yahoo.co.jp/articles/d64232f7c343c5d9b9e118224cb49fcedc9f285d
＞過去の植民地支配を「帝国主義の侵奪」と批判し、日本が歴史認識について「あいまいな態度を取っている」とも主張した。
朝鮮脳は、これでも「反日じゃない」と言いますからね。
もう、「日韓友好」という考え方が、異常なんだと思いますけどね。
日本メディア・有識者・親韓政治家・外務省官僚も
さすがに「文政権は問題がある」という認識にみえますが
未だに「韓国自体には問題がない」と思っているフシがあるので
韓国の保守政権誕生に警戒のひもを緩める可能性が高いと危惧しております
私的には、「最初から日韓の友好関係なるものは存在していない」とおっしゃる方々の認識が正しい、と思わざるを得ません。儒教の韓国人には「対等の関係」が存在しません。「小中華思想」の韓国から見れば、日本は「下位の格下の相手」なのです。
今までうまくいっていて、近年になってから韓国が妄言を言い出したり、法を破ってくるようになったわけではありません。その時代は、「常に日本側が譲歩していたから」問題が隠されていたにすぎません。
[[韓国人にギブアンドテイクの感覚がない理由]]
https://nihonsinwa.com/page/2946.html
左派(＝親北派)が危険で、保守がよいわけでもないことは今までの大統領を見ればよく分かります。彼らが仮に友好的な態度をとってきても「用日」を考えていることには変わりありません。自分たちの権利だけは求める＝テイクだけを求め、彼らは全くギブする気がない＝全く努力しないからです。
韓国紙で以前、「拉致問題で日本に協力している」的なコメントがありましたが、いったいいつ韓国が日本人拉致問題で協力してくれたことがあったのでしょうか？K-pop歌手や韓国人歌手が日本で活躍するのを見て「日韓友好」というようなお花畑な人々へ。韓国との友好、我々が利を得ることがあるのでしょうか？失うことの方が大きいのですから。
左派であろうと右派であろうと 結局は韓国国民が選んだ政権です。
大統領が変わろうと いままでおこなった悪行・非道をなかったことにすることはできません。
国民が入れ替われば そのときは再考できるかもしれません。
韓国経済が上向きの時は反日に走り、現在は国家・国民の負債過多、米国の金融政策の転換、先端技術の行き詰まり、失業者増大と 用日局面になっています。
韓国の秋波に呼応して 野党、マスコミは騒ぎだすでしょう。
しかし反対するだけの野党、信頼の薄れたオールドメディアは 国民に幻想すらみせることができず 過去のように 日本をだますことはできないでしょう。
あとは アメリカが「韓国をたすけろ」と 圧力をかけてくることだけが問題です。
しかしアメリカもFOIP、サプライチェーンの再構築に 向かっていて蝙蝠に辟易しているようです。
韓国がすり寄ってきても
「約束を守れ」「冷ややかな無視」
この方針の継続が 日本のためになると思います。
選挙前自民党苦戦とか報道していたマスコミが
選挙後国民のアンケートで 「自民党過半数越えでよかった」が ４７％だったのです。
マスコミの野党支持運動が 完璧に失敗、世論扇動がもう無理だということです。反ワクチン運動や 種苗法改正阻止のような インフルエンサー経由で 煽って来るかもしれません。
一方で、左翼候補はこんなことを言っています。我が国のマスメディアも注目しているようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d64232f7c343c5d9b9e118224cb49fcedc9f285d
韓国与党の大統領選候補 日米韓同盟は「当然反対」 竹島理由に
当選したならば、まずは是が非でも日韓ＧＳＯＭＩＡ破棄に持って行こうとするのでしょう。
アメリカのお仕置きにどうするかいという課題が残るのでしょうけど・・・。
尹候補は、かなりまともな人に見えます。文大統領との対立で気骨もあることがわかりましたし、頭も良さそう。戦略的に巧みに用日を実行しそうです。
日本としては相当に手強い相手ではないですかね。
やはり、あの文大統領をも超えそうな李候補が次期大統領になって欲しいですね。
基本的に誰が大統領になろうと同じ事だと思いますし、歴史がそれを物語っていますよね。自分達の歴史が世界的に見ると嘘だったという事が認識できない、したくないと思っている間は韓国人が変わる事は出来ないでしょう。仕事柄、韓国にも幾度も出張していますし、本当の歴史を知る人も多いのですが命の危険を晒してまでという人はごく少数派です。残念ですが日本国民、日本政府を敵に回して本当に怒らせてしまったのは大いなる間違いだと数年後分かると思います。
韓国が用日して、日本が用韓するのが正常な外交関係だと思う
何言ってるのかさっぱり解りません。
韓国には利用価値どころか、関わっては日本に甚大な損失をもたらすだけなのに。
例えば
北朝鮮の情報を結構持っているらしいから
情報くれたら餌をほんの少しだけあげるとかすれば良い